JPH05228794A - 主軸位置決め方式 - Google Patents

主軸位置決め方式

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JPH05228794A
JPH05228794A JP4059114A JP5911492A JPH05228794A JP H05228794 A JPH05228794 A JP H05228794A JP 4059114 A JP4059114 A JP 4059114A JP 5911492 A JP5911492 A JP 5911492A JP H05228794 A JPH05228794 A JP H05228794A
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spindle
speed
rotation
motor
spindle motor
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JP4059114A
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Shinichi Kono
新一 河野
Masao Fukukura
正朗 福倉
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Fanuc Corp
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸モータの減速能力を最大限に生かし、主
軸位置決め作業の高速化を図る。 【構成】 モータ4の回転速度Nを基底速度N1以下に
落とし(S1〜S2)、トルク一定領域における減速直
線Lでモータ4を減速停止させた場合の移動量P1(S
4)と、主軸1回転以内の位置決め停止位置P2までの
移動量α(S5〜S8)を求める。αがP1よりも大き
ければオーバシュートがなく主軸を減速停止させること
ができるのでαの値を位置偏差の初期値とし、また、α
がP1よりも小さければ主軸1回転分に対応するモータ
4の回転パルス数Prev を必要な回数だけαに加算して
αの値を更新し(S9,S10)、αの値をP1よりも
大きくしてオーバーシュートの発生を防止してから位置
偏差の初期値として設定する。該位置偏差の平方根に設
定位置ループゲインを乗じて位置ループ制御を行ない速
度指令を求め(S12,S13)、該速度指令で主軸モ
ータを制御する。位置決め停止に要する時間を短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸モータの減速能力
を最大限に生かして短時間で所望位置に位置決め停止す
る主軸位置決め方式に関する。
【0002】
【従来の技術】回転している主軸モータを所望位置に位
置決め停止するための技術としては、速度制御の段階
で、位置決め制御するための基底速度まで減速し、その
後主軸モータを速度制御の状態から位置制御の状態へと
切り替え、指令停止位置と現在位置との差を位置偏差と
して設定し位置ループ制御を行うものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来方式で位置
決めに要する時間を短くしようとする場合、ポジション
ゲインの値を大きくすることが考えられるが、主軸モー
タの加減速特性を無視してこのような処理を行うと速度
指令に対する主軸モータの追従が困難となって不用意な
オーバーシュートを生じる場合がある。また、オーバー
シュートの発生を恐れて位置ループのポジションゲイン
の値を小さく設定したりすると位置決めに要する時間も
必然的に増大することになり、オーバーシュートの防止
と高速の位置決めを同時に実現させることは困難であ
る。本発明の目的は、不用意なオーバーシュートを防止
し、かつ、工作機械の主軸を短時間で所望の停止位置に
位置決めすることのできる主軸位置決め方式を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の主軸位置決め方
式は、主軸モータが基底速度以下になると、主軸モータ
の速度及び主軸1回転内における回転位置を検出し、前
記検出速度に基づいて設定されている減速直線に沿って
減速停止させる最小移動量を求めると共に、検出回転位
置から目標の停止位置までの移動量を求め、該移動量が
前記最小移動量より大きくなるまで順次主軸1回転分の
移動量を前記移動量に加算して、該加算して得られた移
動量を位置偏差として設定し、該位置偏差の平方根に設
定位置ループゲインを乗じて位置ループ制御を行ない速
度指令を求め、該速度指令に基づいて主軸モータを駆動
制御することで前記目的を達成した。
【0005】
【作用】主軸モータの回転速度が基底速度(トルク一定
領域での最高回転速度)以下に落ちた段階で、トルク一
定領域での設定された減速の減速直線に沿って主軸を停
止させる場合の移動量と、主軸現在位置から主軸1回転
以内の移動距離にある位置決め停止位置までの移動量と
を求める。1回転以内の位置決め停止位置までの移動量
がトルク一定領域での減速特性である減衰直線で主軸を
停止させた場合の移動量よりも大きい場合には1回転以
内の位置決め停止位置までの移動量を位置偏差として設
定し、また、主軸1回転以内の位置決め停止位置までの
移動量が前記減速特性で主軸を停止させた場合の移動量
よりも小さい場合には、位置決め停止位置までの移動量
が前記減速特性で主軸を停止させた場合の移動量よりも
大きくなるまで、順次主軸1回転分の移動量を加算し、
加算された値を位置偏差として設定する。そして、位置
ループゲインを前記減衰特性で決まる予め設定された値
として、前記位置偏差の平方根に乗じて位置ループ制御
を行ない速度指令を求め、該速度指令に基づいて主軸モ
ータを制御し、主軸を目標位置に停止させる。
【0006】
【実施例】図1は一実施例の工作機械における主軸制御
回路の要部を示すブロック図である。ギァやタイミング
ベルト等の動力伝達機構2を介して主軸モータ4で回転
駆動される主軸1には、1回転当りPrev 個の位置検出
パルスを発生すると共に1回転毎に1回転信号を出力す
る位置検出器3が取り付けられ、また、主軸1を回転駆
動する主軸モータ4には、該モータ4の回転速度を検出
するための速度検出器5が取り付けられている。位置検
出器3および速度検出器5がモータ制御回路7に接続さ
れ、また、主軸モータ4がパワー回路6を介してモータ
制御回路7に接続されると共に、モータ制御回路7自体
は、工作機械の各軸を制御する数値制御装置8に接続さ
れている。モータ制御回路7は主軸モータ4を速度制御
するための速度制御部や位置決め停止動作を制御するた
めの位置制御部、更に、各種演算処理を行うためのプロ
セッサやROMおよびRAM等を有し、トランジスタイ
ンバータ等のパワー回路6を介して主軸モータ4を駆動
制御する。実施例における動力伝達機構2の減速比は
1:1である。
【0007】図2は、モータ制御回路7の機能ブロック
図で、aは位置決め停止動作の時の位置偏差を記憶する
エラーカウンタ、bはソフトウェア上の速度指令計算処
理、cおよびdは速度制御ループの比例ゲインおよび積
分ゲインである。hおよびfは主軸モータ4の伝達関数
の項で、Ktはトルク定数,Jmはイナーシャであり、
gは速度を積分して位置を求める積分の伝達関数の項で
ある。また、S1,S2は便宜的に示したスイッチで、
主軸1の速度制御や位置決め制御の別により切り替えら
れる。モータ制御回路7は、位置検出器3から出力され
る位置フィードバックパルスPfをカウントするカウン
タおよび位置検出器3から1回転信号を受信する毎に前
記カウンタの値をラッチするラッチ回路を備える。
【0008】そこでまず、本実施例の動作の概要を説明
すると、通常はスイッチS2をオフとし、スイッチS1
をオンとして、従来と同様、数値制御装置8から送られ
る回転速度指令VCMDに基く速度制御、即ち、速度検
出器5から出力される速度フィードバック信号Vfを回
転速度指令VCMDから減じて速度偏差を求め、この速
度偏差に速度ループ比例ゲインcを乗じた値と該速度偏
差を積算した値に速度ループ積分ゲインdを乗じた値を
加算してトルク指令を求め、パワー回路6を介して主軸
モータ4を駆動制御する処理を行う。一方、位置決め停
止指令と停止位置P2(1回転信号からパルス数P2の
位置)が数値制御装置8より出力されると、該モータ制
御回路7のプロセッサは、図3に示されるような「定位
置停止処理」(詳細は後述)を開始し、オーバーシュー
トを防止しながら主軸モータ4の減速能力を最大限に生
かした状態でモータ4を駆動制御し、主軸を指令停止位
置P2に位置決めすることとなる。
【0009】図4はモータの減速能力を最大限に生かし
た状態で定位置停止制御を行う時に必要となるパラメー
タを求める作用原理図である。
【0010】まず、主軸モータ4におけるトルク一定領
域での最高回転速度を基底速度N1(rpm) とすると、ト
ルク一定領域では直線加減速制御が可能であり、直線加
減速制御で減速を行なうと、図4の設定された減速直線
Lに沿って減速動作が行われる。基底速度N1から最大
の減速動作で主軸モータ4を停止させた時に必要となる
停止時間をT1とし、基底速度N1以下の任意の回転速
度N(rpm) から減速直線Lに沿って主軸モータ4を停止
させる時に必要となる時間をTとすれば、減速直線Lの
傾きが一定であるから、数式1が成り立つ。
【0011】
【数1】 従って、主軸1の1回転で位置検出器3から出力される
位置フィードバックパルスの値をPrev(個) として、基
底速度N1以下の任意の回転速度Nから減速直線Lに沿
って主軸モータ4を停止させる時に主軸モータ4が停止
するまでに回転するために必要なパルス数を算出する
と、移動量のパルス数P1(個)は、図4における縦の
破線と減速直線Lおよび時間軸で区切られる小さな三角
形の面積により、数式2として求められる。
【0012】
【数2】 そこで、数式1を数式2に代入した数式3を、回転速度
Nについて解くと、数式4が得られる。
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】 ここで、トルク一定領域でのモータの出力トルクをT
m、モータイナーシャをJm、負荷イナーシャをJLと
するとトルクと加速度の一般式より数式5が成り立つの
で、数式5を変形して数式6が得られる。
【0015】
【数5】
【0016】
【数6】 更に、数式6を数式4に代入すると、数式7が導かれ
る。
【0017】
【数7】 モータの出力トルクTm、モータイナーシャJm、負荷
イナーシャJL、主軸1の1回転パルス数Prev は既知
であるから、数式7の一部をモータの特性に応じて数式
8のようにパラメータ化すれば、数式9を得ることがで
きる。なお、数式8のパラメータPRMの値はモータ制
御回路7のROMに予め書き込んでおく。
【0018】
【数8】
【0019】
【数9】 この数式9が意味する内容は、現在速度Nのとき、パル
ス数P1の位置指令を位置偏差の初期値として与え、以
後この位置偏差から位置フィードバックパルスを減じて
順次位置偏差を求め、その位置偏差の平方根にパラメー
タPRMの平方根を位置ループゲインとして乗じて位置
ループ制御を行なえば、最も効率の良い減速動作、即
ち、減速直線Lに沿って主軸モータ4を停止させること
ができることを意味する。
【0020】また、数式9を停止までの移動距離のパル
ス数P1について解くと、数式10が得られる。この数
式10が意味する内容は、主軸モータ4の回転速度がN
である時に、パルス数P1を位置偏差の初期値とするこ
とを意味する。
【0021】
【数10】 従って、主軸モータ4の減速能力を最大限に生かした状
態で短時間で主軸1を停止するためには、主軸モータ4
の回転速度を基底速度N1以下の回転速度にまで減速さ
せ、主軸モータ4の回転速度Nが図4に示されるような
トルク一定領域での最高回転速度N1以下となった時点
において数式10で求められるパルス数P1を位置偏差
の初期値として設定し、上述のように位置ループ制御を
行なえば、その時点よりパルス数P1の位置に最短時間
で位置決めすることができる。しかし、位置決め停止指
令によって主軸モータ4を停止する場合には、主軸1の
1回転内の所定位置が目標位置として指令される。即
ち、1回転信号からの回転位置(パルス数)P2の値が
予め目標位置として指令される。
【0022】そこで、主軸1を停止させる位置を1回転
信号からのパルス数P2の位置で停止させようとすると
き、ある時点で主軸モータ4の回転数が基底回転数N1
より小さいNの値であり、かつその時の1回転信号から
のパルス数がP0であるとすると、該時点において、P
2−P0=αのパルス量だけ主軸モータを回転させれ
ば、目標とする停止位置である1回転信号からのパルス
数P2の位置に停止させることができる。一方、上記回
転数Nに基づいて数式10の演算を行ないパルス数P1
を求め、該パルス数P1より上記移動量(パルス数)α
が大きいときには、パルス数αの移動量を最短時間で停
止させる速度より当該時点の速度Nが小さいことを意味
し、位置偏差として上記パルス量αを設定し、かつ位置
ループゲインをパラメータPRMの平方根の値にして位
置ループ制御(図2でスイッチS1をオフ,スイッチS
2をオン)を行なえば、一旦その時点より速度が上昇
し、その後、減速直線Lに沿って最短時間で位置決めで
きることになる。
【0023】しかし、パルス数P1の値が上記移動量の
パルス数αより大きいときには、パルス数αを位置偏差
として設定し位置ループ処理を行なうと、当該時点の速
度Nがパルス数αだけ移動されるための速度より大きい
ことから、オーバシュートを起こすことになる。このよ
うなときには、上記パルス数αの値に主軸1回転分のパ
ルス数Prev を加算し、この加算した値とパルス数P1
を比較し、パルス数P1の方がまだ大きければ、さらに
主軸1回転分のパルス数Prev を加算する。すなわち、
パルス数P1の値より大きくなるまで、上記パルス数α
の値に主軸1回転分のパルス数Prev を加算し、大きく
なるとその値を位置偏差とする。この点を数式で示すと
次の数式11となる。
【0024】 P1≦α+n・Prev …(11) (なお、n=0,1,2,3…) 数式11が成立するまでnを増加していき、上記数式1
1が成立したときの値(α+n・Prev )を位置偏差の
初期値として設定し、順次位置偏差を求め、該位置偏差
の平方根に、位置ループゲインしてパラメータPRMの
平方根を乗じて位置ループ制御を行なえば、最短時間で
目標位置に位置決めすることができる。
【0025】図3は前述の制御方式を実現するために本
実施例が採用した「定位置停止処理」の概略を示すフロ
ーチャートであり、以下、フローチャートを参照して実
施例の主軸位置決め方式を説明する。
【0026】数値制御装置8からの位置決め停止指令と
共に、停止位置としての1回転信号位置からのパルス数
P2の停止位置を受信したモータ制御回路7のプロセッ
サは、図3に示すフローチャートの処理を所定周期毎実
施し、まず、主軸モータ4の現在の回転速度Nが基底速
度N1以下の回転速度領域に達しているか否かを判別す
るが(ステップS1)、主軸モータ4の回転速度Nが基
底速度N1以下となっていなければ、以下、回転速度N
が基底速度N1以下となるまで所定周期毎に基底速度N
1を回転速度指令VCMDとして出力し(ステップS
2)、主軸モータ4の回転速度Nを基底速度N1以下に
減速する。即ち、図2におけるスイッチS2をオフと
し、スイッチS1をオンとしたままの状態で、基底速度
N1を回転速度指令VCMDとして出力し続ける。
【0027】そして、現在の回転速度Nが基底速度N1
以下となったことがステップS1の判別処理で検出され
るとモータ制御回路7のプロセッサは移動量設定完了フ
ラグFがセットされているか否かを判別するが(ステッ
プS3)、この段階では移動量設定完了フラグFがリセ
ットされているので(なお、該フラグは初期設定でリセ
ットされている)、更に、現在の回転速度Nから数式1
0の演算を行なって減速曲線Lに沿って主軸モータ4の
停止操作を行った時に主軸モータ4が停止するまでに回
転する移動量のパルス数P1を求め、レジスタに記憶す
る(ステップS4)。
【0028】次いで、モータ制御回路7のプロセッサ
は、位置フィードバックパルスを計数するカウンタの値
から、ラッチ回路にラッチされている1回転信号検出時
の前記カウンタの値を減じて該時点の1回転信号位置か
らの主軸回転位置P0を求め、主軸1回転以内の位置決
め停止位置P2から現在位置P0を減じて現時点から停
止位置までの移動パルス量α(=P2−P0)を求め
(ステップS5)、この値αが0若しくは正であれば位
置偏差記憶レジスタR(e)に初期値として記憶し、負
であれば、この値αに主軸1回転分のパルス数Prev を
加算して位置偏差記憶レジスタR(e)に初期値として
記憶する(ステップS6〜ステップS8)。なお、ステ
ップS5の処理で得られるパルス数α=P2−P0の値
が正のときは主軸1の1回転内の現在位置P0が1回転
信号を基準として位置決め停止位置P2に達していない
図5(a)のような状態を示すものであり、主軸モータ
4の現在位置P0が位置決め停止位置P2を通り越して
いる図5(b)のような状態、即ち、P0>P2でα2
<0の状態では(ステップS6)、更に主軸1の1回転
に対応する主軸1の1回転パルス数Prev を加算して
〔P2−P0+Prev =α+Prev 〕を位置偏差の初期
値として、この値を位置偏差記憶レジスタR(e)に初
期値として記憶するものである。
【0029】次いで、プロセッサはステップS4で求め
たパルス数P1と、位置偏差記憶レジスタR(e)に記
憶する値αすなわち位置決め停止位置P2までのパルス
数αとの大小関係を比較し、数式11が成立するまで、
主軸1回転分のパルス量Prev を順次加算しその加算し
た値を位置偏差の初期値として位置偏差記憶レジスタR
(e)に記憶する(ステップS9,S10)。そして、
数式11が成立するとフラグFをセットし(ステップS
11)、位置ループ制御を開始する(図2におけるスイ
ッチS1をオフとし、スイッチS2をオンした状態)。
すなわち、位置偏差記憶レジスタR(e)に記憶する位
置偏差eから当該周期の位置フィードバック量Pfを減
じて新しい位置偏差eとしてレジスタR(e)に記憶し
(ステップS12)、該レジスタR(e)に記憶する位
置偏差eの平方根の値とパラメータPRMの平方根を乗
じて速度指令VCMDを求め(ステップS13)、速度
ループ処理に引き渡し当該周期の処理を終了する。次の
周期からは、移動量設定完了フラグFがセットされてい
るから、ステップS1およびステップS3の判別処理と
ステップS12およびステップS13の処理を繰り返し
実行し、位置ループ処理を実行することになる。そし
て、位置偏差記憶レジスタR(e)に記憶する値が
「0」となれば、すなわち、位置偏差が「0」となれ
ば、速度指令は「0」となり主軸1を停止することにな
る。
【0030】以上、一実施例として動力伝達機構2の減
速比が1:1である場合(主軸1と主軸モータ4とが直
結されている場合も同様である)について説明したが、
これ以外の減速比を有する構成であっても、前述の各数
式を補正して用いることにより、実施例の主軸位置決め
方式を同様にして適用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の主軸位置決め方式は、主軸を所
定位置に停止させる場合、基底速度以下まで主軸モータ
を減速する。また、基底速度ではトルク一定となり、直
線加減速制御となるから、基底速度以下に主軸モータの
速度がなったとき減速を行なうと、所定の減速直線に沿
って主軸モータは減速され停止することを利用して、こ
の減速直線に沿うように、主軸モータを制御することに
よって主軸モータの減速能力を最大限に生かし、かつ、
オーバシュートを生じることなく位置決め時間を短くし
て主軸を所望の位置に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式を適用した一実施例の工作機械に
おける主軸制御回路の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるモータ制御回路の詳細を示す
機能ブロック図である。
【図3】同実施例のモータ制御回路による定位置停止処
理の概略を示すフローチャートである。
【図4】定位置停止処理で用いるパラメータの算出方法
を示す作用原理図である。
【図5】主軸モータの現在位置と主軸の指令停止位置と
の関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 動力伝達機構 3 位置検出器 4 主軸モータ 5 速度検出器 6 パワー回路 7 モータ制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を所望回転位置に位置決めする主軸
    位置決め方式において、主軸モータが基底速度以下にな
    ると、主軸モータの速度及び主軸1回転内における回転
    位置を検出し、前記検出速度に基づいて設定されている
    減速直線に沿って減速停止させる最小移動量を求めると
    共に、検出回転位置から目標の停止位置までの移動量を
    求め、該移動量が前記最小移動量より大きくなるまで順
    次主軸1回転分の移動量を前記移動量に加算して、該加
    算して得られた移動量を位置偏差として設定し、該位置
    偏差の平方根に設定位置ループゲインを乗じて位置ルー
    プ制御を行ない速度指令を求め、該速度指令に基づいて
    主軸モータを駆動制御するようにしたことを特徴とする
    主軸位置決め方式。
  2. 【請求項2】 前記最小移動量は検出速度の2乗を上記
    減速直線によって決まる予め設定されたパラメータ値で
    除して求め、前記位置ループゲインは上記パラメータの
    平方根の値であることを特徴とする請求項1記載の主軸
    位置決め方式。
JP4059114A 1992-02-14 1992-02-14 主軸位置決め方式 Pending JPH05228794A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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