JPH05228125A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH05228125A
JPH05228125A JP4035247A JP3524792A JPH05228125A JP H05228125 A JPH05228125 A JP H05228125A JP 4035247 A JP4035247 A JP 4035247A JP 3524792 A JP3524792 A JP 3524792A JP H05228125 A JPH05228125 A JP H05228125A
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JP
Japan
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magnetic field
gradient magnetic
field coil
coil means
sequence
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Hitoshi Yamagata
仁 山形
Masashi Kondo
正史 近藤
Fumikazu Takahashi
史一 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34007Manufacture of RF coils, e.g. using printed circuit board technology; additional hardware for providing mechanical support to the RF coil assembly or to part thereof, e.g. a support for moving the coil assembly relative to the remainder of the MR system
    • GPHYSICS
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    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils
    • G01R33/3858Manufacture and installation of gradient coils, means for providing mechanical support to parts of the gradient-coil assembly

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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常シーケンスで用いる傾斜磁場用電源でも超
高速イメージングが可能な磁気共鳴イメージング装置を
提供する。 【構成】本発明の磁気共鳴イメージング装置は、傾斜磁
場を形成する外部傾斜磁場コイル手段2および内部傾斜
磁場手段3を備える。外部傾斜磁場コイル手段2には、
スライス選択用、位相エンコード用および読出し用の傾
斜磁場コイル4、5および6を設け、内部傾斜磁場コイ
ル手段3には、少なくとも超高速シーケンスに用いる読
出し用傾斜磁場コイル6aを設け、通常シーケンス用R
Fコイル手段8および内部傾斜磁場コイル手段3を外部
傾斜磁場コイル手段2の内側で案内手段9に沿って移動
自在に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に係り、特に、超高速イメージングに適した磁気共
鳴イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置は、X線CT
等に比較して軟部組織のコントラストが大きいため、特
に頭部や脊髄の臨床診断で高い評価を得ている。
【0003】また、高速イメージングが可能な磁気共鳴
イメージング装置の開発が進み、2秒から20秒程度で
撮像することが可能となり、呼吸性アーチファクトの発
生を抑制できるようになってきた。
【0004】最近ではさらに、数十m秒で撮影が可能な
超高速イメージングとして、エコープラナー法が提唱さ
れている。
【0005】エコープラナー法は、90゜パルスを印加
し、次いで180゜パルスを印加した後、スピンの位相
をずらす(dephase) ための傾斜磁場とスピンを集束させ
る(in phase)ための傾斜磁場とを読出し傾斜磁場に対し
て超高速に交互に印加することによって、多数の傾斜磁
場エコーを得る方法であり、心臓の動きを止めて撮像し
たり、膝や肘の関節を動かしながら見ることができる。
【0006】超高速イメージングを可能にする方法とし
ては、他に超高速フーリエ法も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エコー
プラナー法や超高速フーリエ法で上述の傾斜磁場を得る
ためには、人間の体が入る程度の傾斜磁場コイルに50
0A程度の電流を流すことによって、約5Gaus/cm の傾
斜磁場を発生させ、なおかつこれを100μ秒以下の時
間で繰り返しスイッチングしなければならない。
【0008】したがって、従来の傾斜磁場用コイルを用
いて上述のように作動させると、コイルの両端の電圧が
非常に大きくなり、強大な傾斜磁場用電源が必要になっ
てくる。
【0009】このため、超高速イメージングを実現しよ
うとすると、磁気共鳴イメージング装置に上述の強大な
傾斜磁場電源を装備せねばならず、設置スペース、消費
電力、コスト等の面で非常に難点があった。
【0010】また、このような難点は、上述のような超
高速イメージングに限らず、立上がりが早く、かつ強い
傾斜磁場を要求される他のシーケンス、例えば特開昭5
9−166847号に示されるような血流イメージング
を行うシーケンスで要求されるエコー時間TEを短縮す
るための高速シーケンスによる撮影時にも発生してい
た。
【0011】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、通常シーケンスで用いる傾斜磁場用電源でも
超高速イメージングが可能な磁気共鳴イメージング装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁気共鳴イメージング装置は請求項1に記
載したように、静磁場中に配置された被検体に傾斜磁場
および高周波磁場を印加し、前記被検体からのMR信号
を検出して映像化する磁気共鳴イメージング装置におい
て、前記傾斜磁場を形成する外部傾斜磁場コイル手段お
よび内部傾斜磁場コイル手段を備え、前記外部傾斜磁場
コイル手段の内側に前記内部傾斜磁場コイル手段を設
け、前記外部傾斜磁場コイル手段には、スライス選択用
傾斜磁場コイル、位相エンコード用傾斜磁場コイルおよ
び読出し用傾斜磁場コイルを設け、前記内部傾斜磁場コ
イル手段を前記外部傾斜磁場コイル手段の内側で案内手
段に沿って移動自在に構成したものである。
【0013】また、本発明の磁気共鳴イメージング装置
は請求項6に記載したように、静磁場中に配置された被
検体に傾斜磁場および高周波磁場を印加し、前記被検体
からのMR信号を検出して映像化する磁気共鳴イメージ
ング装置において、通常シーケンス用傾斜磁場コイル手
段、通常シーケンス用RFコイル手段、超高速シーケン
ス用傾斜磁場コイル手段および超高速シーケンス用RF
コイル手段を順次外側から内側に設け、前記超高速シー
ケンス用傾斜磁場コイル手段および前記超高速シーケン
ス用RFコイル手段は取り外し自在に構成しておき、前
記通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段、前記超高速シ
ーケンス用傾斜磁場コイル手段には、各々、通常シーケ
ンス、超高速シーケンスに用いるスライス選択用傾斜磁
場コイル、位相エンコード用傾斜磁場コイルおよび読出
し用傾斜磁場コイルを設け、通常シーケンス時において
は、前記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段および
前記超高速シーケンス用RFコイル手段を取り外して、
前記通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前記通
常シーケンス用RFコイル手段を作動させ、超高速シー
ケンス時においては、前記超高速シーケンス用傾斜磁場
コイル手段および前記超高速シーケンス用RFコイル手
段を取り付けて、前記通常シーケンス用傾斜磁場コイル
手段および前記通常シーケンス用RFコイル手段を作動
させずに前記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段お
よび前記超高速シーケンス用RFコイル手段だけを作動
させるように構成することによって、通常シーケンスお
よび超高速シーケンスを選択的に実行可能にしたもので
ある。
【0014】
【作用】上述の構成により、通常シーケンスで用いる傾
斜磁場用電源でも超高速イメージングが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の磁気共鳴イメージング装置の
第1の実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施例の磁気共鳴イメージング
装置の概略構成を示した断面図である。
【0017】第1の実施例の磁気共鳴イメージング装置
は、寝台1aに横たわった被検体、例えば被検者1を静
磁場中に配置し、この被検者1に傾斜磁場および高周波
磁場を印加し、被検者1からのMR信号を検出して映像
化するようになっている。
【0018】図1には示していないが、静磁場は、超電
導磁石等によって形成されるようになっている。
【0019】第1の実施例の磁気共鳴イメージング装置
は、被検者1に傾斜磁場を印加するため、外部傾斜磁場
コイル手段2および内部傾斜磁場コイル手段3を備え、
内部傾斜磁場コイル手段3は、外部傾斜磁場コイル手段
2の内側に設けてある。
【0020】また、外部傾斜磁場コイル手段2には、ス
ライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エンコード用傾斜
磁場コイル5および読出し用傾斜磁場コイル6を設け、
内部傾斜磁場コイル手段3には、超高速シーケンスに用
いる読出し用傾斜磁場コイル6aを設けてある。
【0021】ここで、スライス選択用傾斜磁場コイル4
は、例えば図1のz軸方向に傾斜した磁場を形成するこ
とにより、所望のスライス面を選択するように構成して
あり、位相エンコード用傾斜磁場コイル5は、例えば図
1のy軸方向に傾斜した磁場を形成することにより、M
R信号の位相を変化させるように構成してあり、読出し
用傾斜磁場コイル6は、例えば図1の紙面に直交するx
軸方向に傾斜した磁場を形成することにより、MR信号
を収集するように構成してある。
【0022】読出し用傾斜磁場コイル6aは、読出し用
傾斜磁場コイル6と同等の機能を持つものであるが、そ
の直径を読出し用傾斜磁場コイル6の直径よりも小さく
してある。
【0023】ここで、コイルのインダクタンスはコイル
の直径のほぼ3乗に比例するため、読出し用傾斜磁場コ
イル6aは、読出し用傾斜磁場コイル6よりもインダク
タンスがずっと小さくなる。
【0024】従来技術でも述べたように、傾斜磁場コイ
ルには、自己インダクタンスとパルス電流の変化率との
積に比例した交流電圧が発生するため、大きな電流を短
時間にスイッチングしなければならない超高速イメージ
ングでは、従来の傾斜磁場コイルを用いる限り、強大な
傾斜磁場電源を必要とした。
【0025】しかし、本実施例のように、読出し用傾斜
磁場コイルだけを小型にして自己インダクタンスを小さ
くするとともにコイル線材の長さも短くすることによ
り、従来と同程度の傾斜磁場電源を用いて超高速イメー
ジングを行うことができる。
【0026】一方、スライス選択用傾斜磁場コイルおよ
び位相エンコード用傾斜磁場コイルに印加する電流値あ
るいはスイッチング速度は、通常シーケンスの場合も超
高速シーケンスの場合もほぼ同等であるため、超高速シ
ーケンスでイメージングを行う際も通常シーケンスで用
いる傾斜磁場電源の電力で十分であり、スライス選択用
傾斜磁場コイルおよび位相エンコード用傾斜磁場コイル
を特に改良する必要がない。
【0027】第1の実施例の磁気共鳴イメージング装置
は、通常シーケンス用RFコイル手段8および内部傾斜
磁場コイル手段3を外部傾斜磁場コイル手段2内で案内
手段9に沿って移動自在に構成してある。
【0028】案内手段9は、外部傾斜磁場コイル手段2
の内面に取り付けたレール9aを、内部傾斜磁場コイル
手段3の外面に取り付けたレール溝9bに嵌め込み、あ
るいは通常シーケンス用RFコイル手段8の外面に取り
付けた車輪9cに嵌め込んで構成してある。
【0029】通常シーケンス用RFコイル手段8は、例
えば、スピンエコー法やフィールドエコー法等の通常イ
メージングに用いるRFコイルであり、診断部位、共鳴
周波数、静磁場の方向等に応じて、サドル形、ソレノイ
ド形、表面コイル形等を使い分ければよい。
【0030】上述のように案内手段9を構成することに
より、内部傾斜磁場コイル手段3あるいは通常シーケン
ス用RFコイル手段8を外部傾斜磁場コイル手段2内で
図1の白抜き矢印で示す方向に各々独立に移動させるこ
とができる。
【0031】すなわち、本実施例の磁気共鳴イメージン
グ装置は、内部傾斜磁場コイル手段3および通常シーケ
ンス用RFコイル手段8を案内手段9に沿って移動させ
ることにより、通常シーケンス時においては、通常シー
ケンス用RFコイル手段8を所定の位置に配置し、エコ
ープラナー法、超高速フーリエ法等による超高速シーケ
ンス時においては、内部傾斜磁場コイル手段3を所定の
位置に配置し、さらに内部傾斜磁場コイル手段3の内側
に超高速シーケンス用RFコイル手段10を配置可能に
構成することによって、通常シーケンスおよび超高速シ
ーケンスを選択的に実行可能に構成してある。
【0032】内部傾斜磁場コイル手段3および通常シー
ケンス用RFコイル手段8は、図示しない駆動手段によ
って移動させるように構成するのがよい。
【0033】超高速シーケンス用RFコイル手段10
は、通常シーケンス用RFコイル手段8と同様、診断部
位、共鳴周波数、静磁場の方向等に応じて、サドル形、
ソレノイド形、表面コイル形等を使い分ければよいが、
超高速シーケンスの場合、撮像時間が短くなる反面、S
/N比が低下する傾向があるので、できるだけ被検体と
の距離を短くしてMR信号の送受信の感度を上げるのが
好ましい。
【0034】また、超高速シーケンス用RFコイル手段
10は、内部傾斜磁場コイル手段3とともに移動できる
ように、内部傾斜磁場コイル手段3に取り付けておくの
がよい。
【0035】図2は、第1の実施例の磁気共鳴イメージ
ング装置をブロック図で示したものである。
【0036】図2でわかるように、第1の実施例の磁気
共鳴イメージング装置は、傾斜磁場コイル用切換え手段
21およびRFコイル用切換え手段22を設け、これら
の傾斜磁場コイル用切換え手段21およびRFコイル用
切換え手段22を切り換えることによって、通常シーケ
ンス時においては、スライス選択用傾斜磁場コイル4、
位相エンコード用傾斜磁場コイル5および読出し用傾斜
磁場コイル6を各傾斜磁場電源23、24、25に接続
するとともに通常シーケンス用RFコイル手段8を送受
切換器26に接続可能に構成し、超高速シーケンス時に
おいては、スライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エン
コード用傾斜磁場コイル5および超高速シーケンスに用
いる読出し用傾斜磁場コイル6aを各傾斜磁場電源2
3、24、25に接続するとともに超高速シーケンス用
RFコイル手段10を送受切換器22に接続可能に構成
してある。
【0037】図2の傾斜磁場電源(Gs),傾斜磁場電
源(Ge),傾斜磁場電源(Gr)は、各々スライス選
択用、位相エンコード用、読出し用であることを示す。
【0038】図3(a) は、傾斜磁場コイル用切換え手段
21を概略回路図で示したものであり、切換えスイッチ
27を作動させることによって、読出し用傾斜磁場電源
25との接続を読出し用傾斜磁場コイル6と読出し用傾
斜磁場コイル6aとの間で切り換え可能に構成してあ
る。
【0039】図3(b) は、RFコイル用切換え手段22
を概略回路図で示したものであり、切換えスイッチ28
を作動させることによって、送受切換器26との接続を
通常シーケンス用RFコイル手段8と超高速シーケンス
RFコイル手段10との間で切り換え可能に構成してあ
る。
【0040】再び、図2を参照して、第1の実施例の磁
気共鳴イメージング装置は、高周波パルスを送信部29
で送信するとともに、被検者1からのMR信号を受信部
30で受信するようになっている。
【0041】さらに、第1の実施例の磁気共鳴イメージ
ング装置は、システムコントローラ31によってパルス
シーケンスを制御し、傾斜磁場コイル用切換え手段21
およびRFコイル用切換え手段22の切換えを行うとと
もに、受信したMR信号をCPU32で再構成してモニ
ター33に表示するようになっており、また、さまざま
な操作パラメータ、画像処理パラメータ等を操作部34
で操作するようになっている。
【0042】システムコントローラー31は、内部傾斜
磁場コイル手段3あるいは通常シーケンス用RFコイル
手段8を所望の位置に移動させるため、上述した図示し
ない駆動手段を制御するように構成するのがよい。
【0043】次に、第1の実施例の磁気共鳴イメージン
グ装置を用いて医療診断を行う手順を説明する。
【0044】図4(a) は、例えば被検者1の心臓のイメ
ージングを超高速シーケンスで行う方法を示したもので
ある。
【0045】通常シーケンスすなわちスピンエコー法、
フィールドエコー法等の高速イメージングは、呼吸性ア
ーチファクトに対しては有効である。
【0046】しかし、この通常シーケンスで心臓のイメ
ージングを行うと、心拍性のアーチファクトが生じ、診
断の妨げになるおそれがある。
【0047】このため、心臓のイメージングを行うに
は、図2で説明したように、本実施例の磁気共鳴イメー
ジング装置を超高速イメージングモードに切り換えて用
いるのがよい。
【0048】まず、被検者1を横たえた寝台1aを、本
実施例の磁気共鳴イメージング装置内に搬入する。
【0049】寝台1aは、診断対象である心臓が磁場中
心付近にくるように駆動する。
【0050】次に、例えば操作部34により超高速イメ
ージングモードを選択し、この選択を制御命令として、
CPU32、システムコントローラー31に送る。
【0051】上述の制御命令を受けたシステムコントロ
ーラー31は、傾斜磁場コイル用切換え手段21の切換
えスイッチ27を切り換えることにより、読出し用傾斜
磁場電源25を読出し用傾斜磁場コイル6aに接続す
る。
【0052】スライス選択用傾斜磁場電源23、位相エ
ンコード傾斜磁場電源24は、通常シーケンスで用いる
スライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エンコード用傾
斜磁場コイル5にそのまま接続しておく。
【0053】また、システムコントローラー31は、R
Fコイル用切換え手段22の切換えスイッチ28を切り
換えることにより、送受切換器26を超高速シーケンス
用RFコイル手段10に接続する。
【0054】さらに、システムコントローラー31は、
図示しない駆動手段を制御することによって、内部傾斜
磁場コイル手段3を診断対象である心臓付近に移動す
る。
【0055】この移動に伴い、必要であれば、通常シー
ケンス用RFコイル手段8を外部傾斜磁場コイル手段2
から追い出す方向に同時に移動する。
【0056】ここで、超高速シーケンス用RFコイル手
段10は、内部傾斜磁場コイル手段3とともに移動して
いる。
【0057】各コイル手段を移動して所望の位置に配置
した後(図4(a) )、超高速シーケンスで心臓のイメー
ジングを行う。
【0058】すなわち、システムコントローラー31
は、所定の超高速シーケンス、例えばエコープラナー法
にしたがって、傾斜磁場および高周波磁場を印加すべ
く、傾斜磁場電源23、24、25および送信部29を
駆動する。
【0059】傾斜磁場電源23、24、25からの電流
は、各々、スライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エン
コード用傾斜磁場コイル5、読出し用傾斜磁場コイル6
aに送られ、所定の傾斜磁場を形成する。
【0060】また、超高速シーケンス用RFコイル手段
10は、送受切換器26、RFコイル用切換え手段22
を介して、送信部29からのパルス電流に応答して高周
波パルスを被検体1に発振する。
【0061】被検体1からのMR信号は、複数のエコー
信号となって受信部30で受信される。
【0062】この受信信号は、システムコントローラー
31を介してCPU32に送られ、画像として再構成さ
れ、モニター33に表示される。
【0063】以上が、第1の実施例の磁気共鳴イメージ
ング装置を超高速シーケンスで使用する手順であるが、
例えば呼吸性アーチファクトが生じる部位のイメージン
グを行う場合は、通常シーケンスで足りる場合がある。
【0064】図4(b) は、例えば被検者1の腹部のイメ
ージングを通常シーケンスで行う方法を示したものであ
る。
【0065】通常シーケンスでイメージングを行うに
は、本実施例の磁気共鳴イメージング装置を通常シーケ
ンスモードに切り換える。
【0066】すなわち、被検者1を横たえた寝台1a
を、診断対象である腹部が磁場中心付近にくるように配
置した後、システムコントローラー31は、傾斜磁場コ
イル用切換え手段21の切換えスイッチ27を切り換え
ることにより、読出し用傾斜磁場電源25を読出し用傾
斜磁場コイル6に接続する。
【0067】また、システムコントローラー31は、R
Fコイル用切換え手段22の切換えスイッチ28を切り
換えることにより、送受切換器26を通常シーケンス用
RFコイル手段10に接続する。
【0068】さらに、システムコントローラー31は、
図示しない駆動手段を制御することによって、通常シー
ケンス用RFコイル手段8を診断対象である腹部付近に
移動する。
【0069】この移動に伴い、必要であれば、内部傾斜
磁場コイル手段3を外部傾斜磁場コイル手段2から追い
出す方向に同時に移動する。
【0070】次いで、システムコントローラー31は、
所定の通常シーケンス、例えばフィールドエコー法にし
たがって、傾斜磁場および高周波磁場を印加すべく、傾
斜磁場電源23、24、25および送信部29を駆動す
る。
【0071】傾斜磁場電源23、24、25からの電流
は、各々、スライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エン
コード用傾斜磁場コイル5、読出し用傾斜磁場コイル6
に送られ、所定の傾斜磁場を形成する。
【0072】また、通常シーケンス用RFコイル手段8
は、送受切換器26、RFコイル用切換え手段22を介
して、送信部29からのパルス電流に応答して高周波パ
ルスを被検体1に発振する。
【0073】被検体1からのMR信号は、複数のエコー
信号となって受信部30で受信される。
【0074】この受信信号は、システムコントローラー
31を介してCPU32に送られ、画像として再構成さ
れ、モニター33に表示される。
【0075】以上説明したように、第1の実施例の磁気
共鳴イメージング装置は、傾斜磁場コイル手段を外部傾
斜磁場コイル手段と内部傾斜磁場コイル手段の二重構造
にし、内部傾斜磁場コイル手段に読出し用傾斜磁場コイ
ルを設けることによって、読出し用傾斜磁場コイルのイ
ンダクタンスを小さくしたので、大電流を高速にスイッ
チングするのに必要な電力は通常シーケンスの場合とほ
ぼ同等になる。
【0076】したがって、超高速シーケンスの傾斜磁場
電源は、通常シーケンスの傾斜磁場電源とほぼ同一の電
力のものを使用することができる。
【0077】かくして、本実施例の磁気共鳴イメージン
グ装置は、従来の通常シーケンス用磁気共鳴イメージン
グ装置の大きさで製造することができる。
【0078】さらに、本実施例の磁気共鳴イメージング
装置は、内部傾斜磁場コイル手段3と通常シーケンス用
RFコイル手段8とを独立に移動自在に構成したので、
超高速シーケンスモードと通常シーケンスモードとを選
択することができる。
【0079】本実施例では、内部傾斜磁場コイル手段3
と通常シーケンス用RFコイル手段8とを図示しない駆
動手段で移動自在に構成したが、手動で移動させる構成
としてもよい。
【0080】また、本実施例では、外部傾斜磁場コイル
手段2に、スライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エン
コード用傾斜磁場コイル5および読出し用傾斜磁場コイ
ル6を設ける一方、内部傾斜磁場コイル手段3に読出し
用傾斜磁場コイル6aを設けることにより、通常シーケ
ンスの場合には、スライス選択用傾斜磁場コイル4、位
相エンコード用傾斜磁場コイル5および読出し用傾斜磁
場コイル6を使用し、超高速シーケンスの場合には、ス
ライス選択用傾斜磁場コイル4、位相エンコード用傾斜
磁場コイル5および読出し用傾斜磁場コイル6aを使用
するように構成した。
【0081】しかし、内部傾斜磁場コイル手段3に、ス
ライス選択用傾斜磁場コイル4aおよび位相エンコード
用傾斜磁場コイル5aをさらに設けることにより、超高
速シーケンスの場合には、スライス選択用傾斜磁場コイ
ル4a、位相エンコード用傾斜磁場コイル5aおよび読
出し用傾斜磁場コイル6aを使用するように構成しても
よい。
【0082】すなわち、外部傾斜磁場コイル手段2、内
部傾斜磁場コイル手段3の各々に、通常シーケンス専
用、超高速シーケンス専用の傾斜磁場コイルを3つずつ
設けることになる。
【0083】この場合には、図3の傾斜磁場コイル用切
換え手段21は、切換えスイッチを3つ設ければよい。
【0084】また、本実施例では、超高速シーケンス用
RFコイル手段10を円筒状にして構成したが、被検者
1の体格が大きくて、超高速シーケンス用RFコイル手
段10内に入るのが困難である場合には、図5(a) で示
すように、超高速シーケンス用RFコイル手段10の代
わりに、表面コイルタイプの超高速シーケンス用RFコ
イル手段10aを用いてもよい。
【0085】また、被検者1が細身である場合でも、図
5(b) に示すように、円筒状の超高速シーケンス用RF
コイル手段10に加えて、表面コイルタイプの超高速シ
ーケンス用RFコイル手段10aを用いてもよい。
【0086】また、本実施例では、内部傾斜磁場コイル
手段3と通常シーケンス用RFコイル手段8とを各々独
立に移動自在に構成したが、図6に示すように、これら
を内部ユニット41として一体に構成し、案内手段42
を内部ユニット41に設けてもよい。
【0087】内部ユニット41の内部には、傾斜磁場コ
イル用ケーブル43を設けてあるとともに、通常シーケ
ンス用RFコイル手段8を調整するための調整ユニット
44および調整ユニット用ケーブル45を設けてある。
【0088】案内手段42は、レール溝を設けてあり、
外部傾斜磁場コイル手段2の内面に設けたレールと嵌ま
り合うようになっている。
【0089】内部傾斜磁場コイル手段3と通常シーケン
ス用RFコイル手段8とを内部ユニット41として一体
に構成することにより、内部傾斜磁場コイル手段3と通
常シーケンス用RFコイル手段8とを外部傾斜磁場コイ
ル手段2内で同時に移動して診断を迅速化することがで
きる。
【0090】図7は、内部ユニット41の変形例として
内部ユニット51を示したものである。
【0091】内部ユニット51は、調整ユニット44を
内側に設けて外部傾斜磁場コイル手段2との間に生じる
空間を小さくすることにより、できるだけ内径を確保し
ようとしたものである。
【0092】ここで、内部に設けられた調整ユニット4
4は、被検者1がほぼ楕円形断面をなすため、被検者1
の邪魔にならないように配置することができる。
【0093】内部ユニット51の内径をさらに大きくす
るため、レール溝を内部ユニット51の円筒面に設けて
もよい。
【0094】図8は、内部ユニット41のさらに別の変
形例として内部ユニット61を示したものである。
【0095】内部ユニット61は、内部傾斜磁場コイル
手段3と通常シーケンス用RFコイル手段8とを、図8
の白抜き矢印で示すように、相対回転および相対移動可
能なように構成してある。
【0096】通常シーケンス用RFコイル手段8は、長
期間の使用により傾斜磁場コイルとの位置関係を修正す
る必要が生じる場合があるが、上述の構成により、通常
シーケンス用RFコイル手段8を移動あるいは回転させ
ることにより、その位置を容易に修正することができ
る。
【0097】また、内部傾斜磁場コイル手段3は、傾斜
磁場コイルを強力に固定するために樹脂類で固めてあっ
て、全体の重量、強度が大きく、一方、通常シーケンス
用RFコイル手段8は、軽量の材料で製造できるので、
この通常シーケンス用RFコイル手段8の方を内部傾斜
磁場コイル手段3に対して出し入れおよび回転可能に構
成し、内部傾斜磁場コイル手段3に案内手段62を設け
るのがよい。
【0098】図9は、第2の実施例に係る磁気共鳴イメ
ージング装置を断面図で示したものである。なお、第1
の実施例と実質的に同一の部品については、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0099】第2の実施例に係る磁気共鳴イメージング
装置は、通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段2、通常
シーケンス用RFコイル手段8、超高速シーケンス用傾
斜磁場コイル手段3aおよび超高速シーケンス用RFコ
イル手段10を順次外側から内側に設けてある。
【0100】ここで、超高速シーケンス用傾斜磁場コイ
ル手段3aおよび超高速シーケンス用RFコイル手段1
0は、取り外し自在に構成してある。
【0101】また、通常シーケンス用傾斜磁場コイル手
段2には、通常シーケンスに用いるスライス選択用傾斜
磁場コイル4、位相エンコード用傾斜磁場コイル5およ
び読出し用傾斜磁場コイル6を設け、超高速シーケンス
用傾斜磁場コイル手段3aには、超高速シーケンスに用
いるスライス選択用傾斜磁場コイル4a、位相エンコー
ド用傾斜磁場コイル5aおよび読出し用傾斜磁場コイル
6aを設けてある。
【0102】さらに、第2の実施例に係る磁気共鳴イメ
ージング装置は、通常シーケンス時においては、超高速
シーケンス用傾斜磁場コイル手段3aおよび超高速シー
ケンス用RFコイル手段10を取り外して、通常シーケ
ンス用傾斜磁場コイル手段2および通常シーケンス用R
Fコイル手段8を作動させるようになっており、一方、
超高速シーケンス時においては、超高速シーケンス用傾
斜磁場コイル手段3aおよび超高速シーケンス用RFコ
イル手段10を取り付けて、通常シーケンス用傾斜磁場
コイル手段2および前記通常シーケンス用RFコイル手
段8を作動させずに超高速シーケンス用傾斜磁場コイル
手段3aおよび超高速シーケンス用RFコイル手段10
だけを作動させるように構成してある。
【0103】第2の実施例の磁気共鳴イメージング装置
もまた第1の実施例と同様、超高速シーケンス用傾斜磁
場コイル手段3aのコイル径を小さくしてインダクタン
スを減らすことにより、通常シーケンスに用いる傾斜磁
場電源と同等の電源で超高速シーケンスを実行すること
ができるように構成してある。
【0104】かかる構成により、第2の実施例の磁気共
鳴イメージング装置は、通常シーケンスで腹部等の広い
領域を画像化することができる一方、頭部等の狭い領域
ならば、超高速シーケンスで画像化することができる。
【0105】図10は、第2の実施例の磁気共鳴イメー
ジング装置を用いて、被検者の所定部位を画像化する手
順を示したものである。
【0106】図10(a) は、通常シーケンスで例えば被
検者1の腹部を画像化する場合を示したものであり、ま
ず、超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段3aおよび
超高速シーケンス用RFコイル手段10を取り外し、次
いで、被検者1を通常シーケンス用RFコイル8内に移
動し、次いで、通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段2
および通常シーケンス用RFコイル手段8を作動させ、
以下、第1の実施例で述べたように腹部を画像化する。
【0107】図10(b) は、超高速シーケンスで例えば
被検者1の頭部を画像化する場合を示したものであり、
まず、超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段3aおよ
び超高速シーケンス用RFコイル手段10を取り付け、
次いで、被検者1の頭部を超高速シーケンス用RFコイ
ル10内に移動し、次いで、通常シーケンス用傾斜磁場
コイル手段2および前記通常シーケンス用RFコイル手
段8を作動させずに超高速シーケンス用傾斜磁場コイル
手段3aおよび超高速シーケンス用RFコイル手段10
だけを作動させ、以下、第1の実施例で述べたように頭
部を画像化する。
【0108】第2の実施例は、頭部を画像化の対象とし
て説明したが、超高速シーケンスで画像化の対象となる
のは、頭部のみならず、肘、膝等も対象となり、肘や膝
の場合は、関節を動かしながら超高速で画像を得ること
ができる。
【0109】また、上記実施例は、超高速シーケンスに
ついて説明したが、本発明を他のシーケンスに適用する
こともできる。
【0110】例えば、血流イメージングを行うシーケン
スで要求されるエコー時間TEを短縮するための高速シ
ーケンスで用いられるような、立上がりが早く、かつ強
い傾斜磁場を用いるシーケンスにおいて特に効果的であ
る。
【0111】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の磁気共鳴イ
メージング装置は、静磁場中に配置された被検体に傾斜
磁場および高周波磁場を印加し、前記被検体からのMR
信号を検出して映像化する磁気共鳴イメージング装置に
おいて、前記傾斜磁場を形成する外部傾斜磁場コイル手
段および内部傾斜磁場コイル手段を備え、前記外部傾斜
磁場コイル手段の内側に前記内部傾斜磁場コイル手段を
設け、前記外部傾斜磁場コイル手段には、スライス選択
用傾斜磁場コイル、位相エンコード用傾斜磁場コイルお
よび読出し用傾斜磁場コイルを設け、前記内部傾斜磁場
コイル手段を前記外部傾斜磁場コイル手段の内側で案内
手段に沿って移動自在に構成したことによって、通常シ
ーケンスおよび超高速等のシーケンスを選択的に実行で
きるとともに、通常シーケンスで用いる傾斜磁場用電源
でも超高速等のイメージングが可能となる。
【0112】また、本発明の磁気共鳴イメージング装置
は、静磁場中に配置された被検体に傾斜磁場および高周
波磁場を印加し、前記被検体からのMR信号を検出して
映像化する磁気共鳴イメージング装置において、通常シ
ーケンス用傾斜磁場コイル手段、通常シーケンス用RF
コイル手段、超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段お
よび超高速シーケンス用RFコイル手段を順次外側から
内側に設け、前記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手
段および前記超高速シーケンス用RFコイル手段は取り
外し自在に構成しておき、前記通常シーケンス用傾斜磁
場コイル手段、前記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル
手段には、各々、通常シーケンス、超高速シーケンスに
用いるスライス選択用傾斜磁場コイル、位相エンコード
用傾斜磁場コイルおよび読出し用傾斜磁場コイルを設
け、通常シーケンス時においては、前記超高速シーケン
ス用傾斜磁場コイル手段および前記超高速シーケンス用
RFコイル手段を取り外して、前記通常シーケンス用傾
斜磁場コイル手段および前記通常シーケンス用RFコイ
ル手段を作動させ、超高速シーケンス時においては、前
記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前記超
高速シーケンス用RFコイル手段を取り付けて、前記通
常シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前記通常シー
ケンス用RFコイル手段を作動させずに前記超高速シー
ケンス用傾斜磁場コイル手段および前記超高速シーケン
ス用RFコイル手段だけを作動させるように構成するこ
とによって、通常シーケンスおよび超高速等のシーケン
スを選択的に実行できるとともに、通常シーケンスで用
いる傾斜磁場用電源でも超高速等のイメージングが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本実施例の磁気共鳴イメージング装置の
断面図、(b) は(a) のA−A線に沿う横断面図。
【図2】本実施例の磁気共鳴イメージング装置のブロッ
ク図。
【図3】本実施例の磁気共鳴イメージング装置に用いる
傾斜磁場コイル用切換え手段およびRFコイル用切換え
手段の回路図。
【図4】(a) は本実施例の磁気共鳴イメージング装置を
超高速シーケンスで使用する場合の各コイル手段の配置
図、(b) は、同じく通常シーケンスで使用する場合の各
コイル手段の配置図。
【図5】本実施例の磁気共鳴イメージング装置の変形例
を示す断面図。
【図6】(a) は、図1の内部傾斜磁場コイル手段と通常
シーケンス用RFコイル手段とを一体にした内部ユニッ
トの概略斜視図、(b) は(a) のB−B線に沿う横断面
図。
【図7】(a) は、図6の内部ユニットの変形例を示す概
略斜視図、(b) は、(a) のC−C線に沿う横断面図。
【図8】図6の内部ユニットのさらに別の変形例を示す
概略斜視図。
【図9】(a) は第2の実施例に係る磁気共鳴イメージン
グ装置の断面図、(b) は(a) のD−D線に沿う断面図。
【図10】(a) は、第2の実施例に係る磁気共鳴イメー
ジング装置を通常シーケンスに適用した断面図、(b)
は、同じく超高速シーケンスに適用した断面図。
【符号の説明】
2 外部傾斜磁場コイル手段 3 内部傾斜磁場コイル手段 4 スライス選択用傾斜磁場コイル 5 位相エンコード用傾斜磁場コイル 6 読出し用傾斜磁場コイル 6a 読出し用傾斜磁場コイル 8 通常シーケンス用RFコイル手段 9 案内手段 10 超高速シーケンス用RFコイル手段 21 傾斜磁場コイル用切換え手段 22 RFコイル用切換え手段 23 スライス選択用傾斜磁場電源 24 位相エンコード用傾斜磁場電源 25 読出し用傾斜磁場電源 26 送受切換器 41 内部ユニット 42 案内手段 44 調整ユニット 51 内部ユニット 61 内部ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9118−2J G01N 24/02 Y 8203−2G G01R 33/22 Y

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場中に配置された被検体に傾斜磁場
    および高周波磁場を印加し、前記被検体からのMR信号
    を検出して映像化する磁気共鳴イメージング装置におい
    て、前記傾斜磁場を形成する外部傾斜磁場コイル手段お
    よび内部傾斜磁場コイル手段を備え、前記外部傾斜磁場
    コイル手段の内側に前記内部傾斜磁場コイル手段を設
    け、前記外部傾斜磁場コイル手段には、スライス選択用
    傾斜磁場コイル、位相エンコード用傾斜磁場コイルおよ
    び読出し用傾斜磁場コイルを設け、前記内部傾斜磁場コ
    イル手段を前記外部傾斜磁場コイル手段の内側で案内手
    段に沿って移動自在に構成したことを特徴とする磁気共
    鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 傾斜磁場コイル用切換え手段およびRF
    コイル用切換え手段を設け、これらの傾斜磁場コイル用
    切換え手段およびRFコイル用切換え手段を切り換える
    ことによって、通常シーケンス時においては、前記スラ
    イス選択用傾斜磁場コイル、前記位相エンコード用傾斜
    磁場コイルおよび前記読出し用傾斜磁場コイルを各傾斜
    磁場電源に接続するとともに通常シーケンス用RFコイ
    ル手段を送受切換器に接続可能に構成し、超高速シーケ
    ンス時においては、前記スライス選択用傾斜磁場コイ
    ル、前記位相エンコード用傾斜磁場コイルおよび超高速
    シーケンスに用いる読出し用傾斜磁場コイルを前記各傾
    斜磁場電源に接続するとともに超高速シーケンス用RF
    コイル手段を前記送受切換器に接続可能に構成した請求
    項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】 前記内部傾斜磁場コイル手段と前記通常
    シーケンス用RFコイル手段とを内部ユニットとして一
    体に構成し、前記案内手段を前記内部ユニットに設けた
    請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 前記通常シーケンス用RFコイル手段を
    調整するための調整手段を前記内部ユニットの内側に設
    けた請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】 前記内部傾斜磁場コイル手段と前記通常
    シーケンス用RFコイル手段とを内部ユニットとして相
    対回転および相対移動可能なように構成し、前記案内手
    段を前記内部傾斜磁場コイル手段に設けた請求項1記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 静磁場中に配置された被検体に傾斜磁場
    および高周波磁場を印加し、前記被検体からのMR信号
    を検出して映像化する磁気共鳴イメージング装置におい
    て、通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段、通常シーケ
    ンス用RFコイル手段、超高速シーケンス用傾斜磁場コ
    イル手段および超高速シーケンス用RFコイル手段を順
    次外側から内側に設け、前記超高速シーケンス用傾斜磁
    場コイル手段および前記超高速シーケンス用RFコイル
    手段は取り外し自在に構成しておき、前記通常シーケン
    ス用傾斜磁場コイル手段、前記超高速シーケンス用傾斜
    磁場コイル手段には、各々、通常シーケンス、超高速シ
    ーケンスに用いるスライス選択用傾斜磁場コイル、位相
    エンコード用傾斜磁場コイルおよび読出し用傾斜磁場コ
    イルを設け、通常シーケンス時においては、前記超高速
    シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前記超高速シー
    ケンス用RFコイル手段を取り外して、前記通常シーケ
    ンス用傾斜磁場コイル手段および前記通常シーケンス用
    RFコイル手段を作動させ、超高速シーケンス時におい
    ては、前記超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段およ
    び前記超高速シーケンス用RFコイル手段を取り付け
    て、前記通常シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前
    記通常シーケンス用RFコイル手段を作動させずに前記
    超高速シーケンス用傾斜磁場コイル手段および前記超高
    速シーケンス用RFコイル手段だけを作動させるように
    構成することによって、通常シーケンスおよび超高速シ
    ーケンスを選択的に実行可能にしたことを特徴とする磁
    気共鳴イメージング装置。
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