JPH0522603U - 踏切板 - Google Patents

踏切板

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JPH0522603U
JPH0522603U JP6945791U JP6945791U JPH0522603U JP H0522603 U JPH0522603 U JP H0522603U JP 6945791 U JP6945791 U JP 6945791U JP 6945791 U JP6945791 U JP 6945791U JP H0522603 U JPH0522603 U JP H0522603U
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foamed resin
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resin molded
railroad
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健司 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 工事用車両を載置しうる強度を備える発泡樹
脂成形体1a・2aを鉄道の軌道の高さに応じた略直方
体形状に成形する。発泡樹脂成形体1a・2aの底面に
合板等の支え板3を貼り付ける。 【効果】 従来は踏切板に古い枕木を用いていたので、
枕木が重く設置等の作業性が悪かった。しかし、上記構
成では、踏切板に発泡樹脂成形体1a・2aを用いるこ
とで、踏切板を軽量化できて、踏切板の運搬、設置の作
業をより容易にでき、作業中、万一、踏切板を例えば足
の上に落としてケガをしても、そのケガは軽度なものと
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道の電線等の補修などに使用される工事用車両を軌道上に進入さ せるために使用される踏切板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道の修理や補修工事等の場所に迅速に移動できるようにして、それら の工事をより早く開始して迅速に完了させるために、トラックに軌道用の車輪お よび軌道上でその車体を持ち上げるジャッキを設けた工事用車両が使用されるよ うになってきている。
【0003】 そのような工事用車両を軌道上に進入させるために、従来では、例えば図4に 示すように、軌道21上をその工事用車両が横切ることのできるように、木製な どの枕木22を踏切板として用いており、その使用方法は、適当な大きさに切断 された枕木22を軌道21を横切るように各線路を挟んで、前記工事用車両の左 右のタイヤ間隔に合わせて2列平行に並べ、さらに、工事用車両をそれら枕木2 2上に乗り上げ易くするために、それらの各両端側に傾斜を形成するように砕石 23をそれぞれ積み上げていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような枕木22を用いるのでは、その重量が重いため、運搬 、設置の作業に手間がかかり、また、作業中にそのような枕木22を足の上に落 とすと、大きなケガにつながるという問題を生じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の踏切板は、上記課題を解決するために、工事用車両を載置しうる強度 を備える発泡樹脂成形体が、鉄道等の軌道の高さに応じた略直方体形状に成形さ れ、上記発泡樹脂成形体の底面に支え板が貼り付けられていることを特徴として いる。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、発泡樹脂成形体の底面に支え板が貼り付けられているの で、軌道に敷き詰められている砕石などの凹凸による発泡樹脂成形体の変形が防 止されることから、工事用車両を載置する踏切板として用いることができる。こ れにより、踏切板が主に発泡樹脂から成るので、その踏切板を従来より軽量なも のとすることができる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通り である。 踏切板には、図1に示すように、2種の踏切板が使用され、それぞれを外側用 踏切板1、内側用踏切板2と呼び、外側用踏切板1には、成形性や圧縮強度に優 れた発泡樹脂であるスチレン改質ポリエチレン発泡樹脂を略直方体形状に成形し た発泡樹脂成形体1aが使用され、その形状は、長さ1400mm、幅 500mm、長さ方 向一端から長さ1000mmまでは高さ 150mmであって、そこから、発泡樹脂成形体1 aがさらに長さ方向に延びるにつれ、その高さが直線状に、長さ方向での端面で の高さが40mmまで低くなる傾斜部1bを備えている。
【0008】 一方、内側用踏切板2には、長さ1000mm、幅 500mm、高さ 150mmの直方体形状 に成形された発泡樹脂成形体2aが使用される。また、それら発泡樹脂成形体1 a・2aの底面のほぼ全面には、厚さ12mmの合板等の支え板3がそれぞれ貼り付 けられている。
【0009】 上記各発泡樹脂成形体1a・2aは、ポリエチレン樹脂粒子にスチレンモノマ ーを重合してスチレン改質樹脂を得た後、そのスチレン改質樹脂に発泡剤を含浸 させた発泡性樹脂粒子を、成形型内に充填し、蒸気などの加熱媒体により加熱し 、所定発泡倍率に膨張させて得られるスチレン改質ポリエチレン発泡樹脂成形体 〔商品名:ピオセラン、積水化成品工業(株)製〕である。
【0010】 なお、上記実施例では、そのスチレン改質ポリエチレン発泡樹脂の発泡倍率15 倍の成形体(見掛け比重、0.067g/cm3程度)を用いており、その圧縮強度は、そ れを JIS K6767により測定したところ、規定ひずみ10%で 3.5kg/cm2、規定ひ ずみ25%で 4.0kg/cm2、規定ひずみ50%で 5.1kg/cm2であった。
【0011】 その上、発泡樹脂成形体1aに張りつけられた支え板3では、その幅方向に形 成されて支え板3の長さ方向両端にいたる直線状の幅10mmの隙間3aが、複数、 所定の間隔で相互に平行に設けられていて、よって、発泡樹脂成形体1は、各隙 間3a…によってより大きな可撓性が付与されている。
【0012】 発泡樹脂成形体1a・2aには、所定の圧縮強度、例えば2kg/cm2以上の圧縮 強度(規定ひずみ、25%)を備えた発泡樹脂成形体であれば、前記のスチレン改 質ポリエチレン発泡樹脂に限らず、エチレンまたはプロピレンの単独重合体、エ チレン−プロピレン、エチレン−酢酸ビニルの共重合体などのポリオレフィン系 樹脂、スチレン系樹脂などの発泡樹脂成形体を使用してもよい。
【0013】 また、支え板3としては、ベニヤ板等の合板や木材の一枚板、あるいは、所定 の強度を有するゴム等からなる樹脂板を使用してもよい。
【0014】 したがって、支え板3の見掛け比重が1g/cm3程度で、各発泡樹脂成形体1a ・2aの見掛け比重が 0.1g/cm3程度であるので、外側踏切板1は17.5kg程度に 、また、内側踏切板2は13.5kg程度となる。
【0015】 このような上記踏切板の使用法としては、図2に示すように、2個の外側用踏 切板1・1を、鉄道などの軌道4の各線路4a・4aの外側にほぼ直角にそれぞ れ近接して、かつ、傾斜部1bが外側としてほぼ直線上にそれぞれ枕木5や砕石 6上に載置する。さらに、2個の外側用踏切板1・1を、所定の間隔で平行にそ れぞれ同様に載置する。また、2個の内側用踏切板2・2を、軌道4の内側に各 線路4a・4aを挟んで、直線上にそれぞれ載置された各外側用踏切板1・1間 とやはり直線上となるようにそれぞれ載置する。
【0016】 このようにして軌道4を横切るように各踏切板1・2が載置された後、図3に 示すように、工事用車両である工事用トラック7を一方の各外側用踏切板1・1 における傾斜部1bから乗り上げて、各外側用踏切板1および内側用踏切板2上 に進め、所定の位置、例えば軌道4を横切って跨ぐ位置まで進めると停止させる 。これらの踏切板1・2は、工事用トラック7の6本あるタイヤの各踏切板1・ 2に対する総当接面積が2000cm2 程度であるので、4トン程度の重量まで耐える ことができ、また、上記の工事用トラック7の総重量は3トン程度であるので、 上記踏切板1・2は充分にその重量に耐えることができる。
【0017】 その後は図示しないが、工事用トラック7の下部中央部に設けたジャッキで、 その工事用トラック7を軌道4上に固定して、架線や信号機などの修理や補修工 事を行う。このとき、工事用トラック7の重量は各踏切板1・2にはかかってい ない。
【0018】 このようにして踏切板が使用され、工事用トラック7の入ることのできる位置 であれば、どのような軌道4上にも、上記の各踏切板1・2を用いて工事用トラ ック7を移動させることが可能となる。
【0019】 ところで、従来では、踏切板として木製等の枕木を用いていたため、その重量 が重く、踏切板の運搬や設置に手間取り、その上、その設置等の作業中に、例え ば足の上にその踏切板を落としたりすると、大きなケガに繋がり易かった。
【0020】 しかしながら、上記実施例の踏切板では、その重量が約1/7であり、作業員 による各踏切板1・2の運搬や設置は容易なものとなり、また、そのような軽量 の踏切板1・2を、作業中、万が一例えば足の上に落としても、大きなケガに至 ることが低減される。
【0021】 その上、各踏切板1・2の底面に支え板3が貼り付けられているので、砕石6 上のように平面ではなく凸凹形状の面に各踏切板1・2が載置されても、各発泡 樹脂成形体1a・2a部分が変形したり、割れたりすることはない。また、外側 用踏切板1の支え板3には、隙間3a…が設けられているため、外側用踏切板1 は可撓性に優れ、砕石6上や枕木5と砕石6との境目のように不陸にも追随でき るものとなっている。よって、各踏切板1・2は、従来より使用勝手の良いもの となっている。
【0022】 なお、各発泡樹脂成形体1a・2aおよび支え板3から成る踏切板1・2の形 状は、上記のように限定されるものではなく、作業員が運搬できる大きさおよび 重さの範囲内で、線路4a・4a間の距離や高さに応じて変更できる。
【0023】 さらに、各踏切板1・2の上面に、支え板3と同様な板を張りつけた構成とし てもよい。このような構成とすることにより、各踏切板1・2に掛かる工事用ト ラック7等の重量が分散されるため、より多くの重量を支えることができ、各踏 切板1・2の適用範囲を拡大することが可能となる。
【0024】
【考案の効果】
本考案の踏切板は、以上のように、工事用車両を載置しうる強度を備える発泡 樹脂成形体が、鉄道等の軌道の高さに応じた略直方体形状に成形され、上記発泡 樹脂成形体の底面に支え板が貼り付けられている構成である。
【0025】 それゆえ、踏切板が主に発泡樹脂から成るので、その踏切板を従来より軽量な ものとすることができる。この結果、踏切板の運搬、設置の作業を容易なものと することができるという効果を奏し、さらに、その作業中において踏切板を、万 一、例えば足の上に落としても、それによって大きなケガに至るということが減 少するという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の踏切板の斜視図である。
【図2】軌道上に載置された上記踏切板の斜視図であ
る。
【図3】工事用車両を乗せた上記踏切板の斜視図であ
る。
【図4】従来の踏切板の斜視図である。
【符号の説明】
1a 発泡樹脂成形体 2a 発泡樹脂成形体 3 支え板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工事用車両を載置しうる強度を備える発泡
    樹脂成形体が、鉄道等の軌道の高さに応じた略直方体形
    状に成形され、上記発泡樹脂成形体の底面に支え板が貼
    り付けられていることを特徴とする踏切板。
JP1991069457U 1991-08-30 1991-08-30 踏切板 Expired - Lifetime JP2507056Y2 (ja)

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JP2012172494A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Sekisui Plastics Co Ltd 鉄道工事用仮設道路とその施工方法

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