JPH0319322B2 - - Google Patents
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- JPH0319322B2 JPH0319322B2 JP4157186A JP4157186A JPH0319322B2 JP H0319322 B2 JPH0319322 B2 JP H0319322B2 JP 4157186 A JP4157186 A JP 4157186A JP 4157186 A JP4157186 A JP 4157186A JP H0319322 B2 JPH0319322 B2 JP H0319322B2
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- rubber material
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
本発明は特に寒冷地の踏切道のレールに沿つて
枕木に固定して使用する踏切用敷板材に関するも
のである。
枕木に固定して使用する踏切用敷板材に関するも
のである。
従来より踏切道に使用されている敷板材として
は、木材製のもの、木材の上面に鋼板を貼り付け
たもの、コンクリート製のもの、プラスチツク製
のもの、ゴム製のものなどがある。
は、木材製のもの、木材の上面に鋼板を貼り付け
たもの、コンクリート製のもの、プラスチツク製
のもの、ゴム製のものなどがある。
これらの踏切用敷板材を寒冷地において使用す
ると、木材製のものや鋼板を貼り付けたものやコ
ンクリート製のものではスパイクタイヤに対する
耐摩耗性が劣り、鋼板を貼り付けたものやコンク
リート製のものでは着雪・着氷によつて踏切道を
横断する車のスリツプを防止する効果が低く、プ
ラスチツク製のものは温度変化による材質の変化
に対応できないなど多くの問題点を有していると
共に、プラスチツク製のものやゴム製のものでは
高価であり、また鋼板を貼り付けたものは現場で
所定寸法に切断し難いなどの問題点を有してい
た。
ると、木材製のものや鋼板を貼り付けたものやコ
ンクリート製のものではスパイクタイヤに対する
耐摩耗性が劣り、鋼板を貼り付けたものやコンク
リート製のものでは着雪・着氷によつて踏切道を
横断する車のスリツプを防止する効果が低く、プ
ラスチツク製のものは温度変化による材質の変化
に対応できないなど多くの問題点を有していると
共に、プラスチツク製のものやゴム製のものでは
高価であり、また鋼板を貼り付けたものは現場で
所定寸法に切断し難いなどの問題点を有してい
た。
本発明者らはかかる従来の踏切用敷板材の問題
点を解決すべく鋭意研究を行なつた結果、木材よ
り成るベース材の上に所定の厚さで所定の特性を
有するゴム材を接合した構造とすれば、上記各種
の問題点を解決できることを究明して本発明に係
る踏切用敷板材を完成したのである。 すなわち本発明は、厚さ25〜50mmで上面に滑り
止め用のパターン溝が設けられておりJISスプリ
ング式A型硬度計で硬さが30〜90であるゴム材
が、木材よりなるベース材の上に接合されている
ことを特徴とする踏切用敷板材、及び該踏切用敷
板材のベース材の上面にシール用シートが敷設さ
れていると共に更にゴム材とベース材とが中央部
に空隙部を形成させる鋼板を介して接合されてい
ることを特徴とする踏切用敷板材を提供するもの
である。
点を解決すべく鋭意研究を行なつた結果、木材よ
り成るベース材の上に所定の厚さで所定の特性を
有するゴム材を接合した構造とすれば、上記各種
の問題点を解決できることを究明して本発明に係
る踏切用敷板材を完成したのである。 すなわち本発明は、厚さ25〜50mmで上面に滑り
止め用のパターン溝が設けられておりJISスプリ
ング式A型硬度計で硬さが30〜90であるゴム材
が、木材よりなるベース材の上に接合されている
ことを特徴とする踏切用敷板材、及び該踏切用敷
板材のベース材の上面にシール用シートが敷設さ
れていると共に更にゴム材とベース材とが中央部
に空隙部を形成させる鋼板を介して接合されてい
ることを特徴とする踏切用敷板材を提供するもの
である。
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明に係
る踏切用敷板材について更に説明する。 第1図は本発明に係る踏切用敷板材の1実施例
の側断面図、第2図は同正面図、第3図は同平面
図、第4図は本発明に係る踏切用敷板材の他の実
施例の側断面図、第5図は第1図に示す踏切用敷
板材を設置した踏切道の斜視図である。 図面中、1は厚さが25〜50mmで上面に滑り止め
用のパターン溝1aがまた上下を貫通して後述す
るコーチスクリユーが挿通されるボルト穴1bが
設けらておりJISスプリング式A型硬度計で硬さ
が30〜90である耐侯性と耐摩耗性とに優れたゴム
材であり、このゴム材1の上面に設けられている
パターン溝1aとしては図示した実施例の如く長
手方向に平行に設けられたものに限らず格子状、
網目状、リング状など種々のパターンのものを用
いることができる。尚、このゴム材1の厚さを25
〜50mmに限定したのは、厚さが25mm未満であると
その厚さが薄すぎて摩耗に対する許容代が少ない
と共に充分な弾力性を付与することができず、50
mmを超えると高価となると共に重量が増し、加工
性、作業性が悪くなつて好ましくないからであ
る。またゴム材1の硬さをJISスプリング式A型
硬度計で30〜90に限定したのは、30未満では柔か
すぎて踏切道を横断する車から受ける力による変
形が大きく後述するベース材との接合部が剥離し
たりボルト穴1bが損傷したりして好ましくな
く、また90を超えると硬すぎて弾力性に乏しく雪
や氷がその表面から剥がれ難いと共に脆くなつて
スパイクタイヤのスパイクによる衝撃を吸収でき
ずゴムのチツピング及びカツテイング現象が発生
して好ましくないからであり、特に50〜60の範囲
の硬さであれば弾力性、耐摩耗性などの調和が取
れていて好ましく、更に低温での硬度変化を配慮
して−15〜30℃の温度範囲においてもその変化が
10目盛以下になるように設計されていることが好
ましい。2は接着剤3及び/又はコーチスクリユ
ー4により上記ゴム材1の下面に接合されている
木材より成るベース材であり、このベース材2の
材質を木材としたのは、コンクリート、プラスチ
ツク、鉄、ゴムなどの多くの材質中で踏切用敷板
材として材料費が最も安価であり重量が軽くサイ
ズが豊富で且つ加工性が優れているために施工が
短期間に済むためである。5は本発明に係る踏切
用敷板材を枕木6に固定するコーチスクリユーで
あり、4a及び5aはワツシヤである。7はゴム
材1とベース材2との間に介在させることにより
長手方向に沿つて踏切用敷板材の中央部にゴム材
1の厚さの1〜4倍の幅で高さ3〜10mmの空隙部
8を構成することによりゴム材1の変形を助長し
てゴム材1上に堆積した雪や氷の層を剥離し易く
する鋼板、9は鋼板7とベース材2との接触を防
ぐと共に空隙部8に浸入した雨水によりベース材
2である木材が腐触されることを防止するために
ベース材2の上面に敷設されている厚さが0.5〜
1.5mmでブチル系ゴムなどにより成るシール用シ
ートである。 実施例 1 先ず、表1に示す配合より成る材料を150℃×
30分のプレス加硫により上面に幅6mm×深さ12mm
でピツチ30mmの滑り止め用のパターン溝2aを有
する横断面形状が幅240mm×厚さ30mmでJISスプリ
ング式A型硬度計で55の硬さのゴム材1を得、こ
のゴム材1の貼り合せ面(下面)を木材との接着
力を上昇するように濃硫酸で酸化処理した。
る踏切用敷板材について更に説明する。 第1図は本発明に係る踏切用敷板材の1実施例
の側断面図、第2図は同正面図、第3図は同平面
図、第4図は本発明に係る踏切用敷板材の他の実
施例の側断面図、第5図は第1図に示す踏切用敷
板材を設置した踏切道の斜視図である。 図面中、1は厚さが25〜50mmで上面に滑り止め
用のパターン溝1aがまた上下を貫通して後述す
るコーチスクリユーが挿通されるボルト穴1bが
設けらておりJISスプリング式A型硬度計で硬さ
が30〜90である耐侯性と耐摩耗性とに優れたゴム
材であり、このゴム材1の上面に設けられている
パターン溝1aとしては図示した実施例の如く長
手方向に平行に設けられたものに限らず格子状、
網目状、リング状など種々のパターンのものを用
いることができる。尚、このゴム材1の厚さを25
〜50mmに限定したのは、厚さが25mm未満であると
その厚さが薄すぎて摩耗に対する許容代が少ない
と共に充分な弾力性を付与することができず、50
mmを超えると高価となると共に重量が増し、加工
性、作業性が悪くなつて好ましくないからであ
る。またゴム材1の硬さをJISスプリング式A型
硬度計で30〜90に限定したのは、30未満では柔か
すぎて踏切道を横断する車から受ける力による変
形が大きく後述するベース材との接合部が剥離し
たりボルト穴1bが損傷したりして好ましくな
く、また90を超えると硬すぎて弾力性に乏しく雪
や氷がその表面から剥がれ難いと共に脆くなつて
スパイクタイヤのスパイクによる衝撃を吸収でき
ずゴムのチツピング及びカツテイング現象が発生
して好ましくないからであり、特に50〜60の範囲
の硬さであれば弾力性、耐摩耗性などの調和が取
れていて好ましく、更に低温での硬度変化を配慮
して−15〜30℃の温度範囲においてもその変化が
10目盛以下になるように設計されていることが好
ましい。2は接着剤3及び/又はコーチスクリユ
ー4により上記ゴム材1の下面に接合されている
木材より成るベース材であり、このベース材2の
材質を木材としたのは、コンクリート、プラスチ
ツク、鉄、ゴムなどの多くの材質中で踏切用敷板
材として材料費が最も安価であり重量が軽くサイ
ズが豊富で且つ加工性が優れているために施工が
短期間に済むためである。5は本発明に係る踏切
用敷板材を枕木6に固定するコーチスクリユーで
あり、4a及び5aはワツシヤである。7はゴム
材1とベース材2との間に介在させることにより
長手方向に沿つて踏切用敷板材の中央部にゴム材
1の厚さの1〜4倍の幅で高さ3〜10mmの空隙部
8を構成することによりゴム材1の変形を助長し
てゴム材1上に堆積した雪や氷の層を剥離し易く
する鋼板、9は鋼板7とベース材2との接触を防
ぐと共に空隙部8に浸入した雨水によりベース材
2である木材が腐触されることを防止するために
ベース材2の上面に敷設されている厚さが0.5〜
1.5mmでブチル系ゴムなどにより成るシール用シ
ートである。 実施例 1 先ず、表1に示す配合より成る材料を150℃×
30分のプレス加硫により上面に幅6mm×深さ12mm
でピツチ30mmの滑り止め用のパターン溝2aを有
する横断面形状が幅240mm×厚さ30mmでJISスプリ
ング式A型硬度計で55の硬さのゴム材1を得、こ
のゴム材1の貼り合せ面(下面)を木材との接着
力を上昇するように濃硫酸で酸化処理した。
【表】
次いで踏切用敷板材として従来より用いられて
いる幅240mm×厚さ120mmの棒状の防腐処理された
えぞ松をベース材2として準備した。そして表2
の配合の主剤と硬化剤とから成るエポキシ系の接
着剤3を用いて第1図及び第2図に示す如くゴム
材1をベース材2の上に貼り合わせ、エポキシ系
の接着剤3が硬化した後にゴム材1とベース材2
との接合を更に完全にするために直径12mm×長さ
100mmのコーチスクリユー4をボルト穴1bを通
してベース材2に螺入して踏切用敷板材を完成し
た。
いる幅240mm×厚さ120mmの棒状の防腐処理された
えぞ松をベース材2として準備した。そして表2
の配合の主剤と硬化剤とから成るエポキシ系の接
着剤3を用いて第1図及び第2図に示す如くゴム
材1をベース材2の上に貼り合わせ、エポキシ系
の接着剤3が硬化した後にゴム材1とベース材2
との接合を更に完全にするために直径12mm×長さ
100mmのコーチスクリユー4をボルト穴1bを通
してベース材2に螺入して踏切用敷板材を完成し
た。
【表】
実施例 2
先ず、実施例1と同様にしてゴム材1及びベー
ス材2を得た。次いでゴム材1の下面の両側にゴ
ム材1の幅の1/4の幅で厚さ5mmの鋼板7を加硫
接着し、またベース材2の上に厚さ1mmのブチル
系ゴムより成るシール用シート9を貼着し、そし
て実施例1で用いたコーチスクリユー4を用いて
ゴム材1をベース材2に接合した踏切用敷板材を
完成した。 以上の如き構成より成る踏切用敷板材を踏切現
場で枕木に直径14mm×長さ240mmのコーチスクリ
ユー5を用いてコーチスクリユー4と同様にゴム
材1の上面より頭が10mm程度落ち込むように枕木
6に螺入して固定した。尚、このコーチスクリユ
ー5が貫通されるための穴は予め踏切用敷板材を
作成する際に形成されていてもよいが、踏切用敷
板材を敷設する現場の枕木6に合わせて適当な位
置に穿設してもよい。
ス材2を得た。次いでゴム材1の下面の両側にゴ
ム材1の幅の1/4の幅で厚さ5mmの鋼板7を加硫
接着し、またベース材2の上に厚さ1mmのブチル
系ゴムより成るシール用シート9を貼着し、そし
て実施例1で用いたコーチスクリユー4を用いて
ゴム材1をベース材2に接合した踏切用敷板材を
完成した。 以上の如き構成より成る踏切用敷板材を踏切現
場で枕木に直径14mm×長さ240mmのコーチスクリ
ユー5を用いてコーチスクリユー4と同様にゴム
材1の上面より頭が10mm程度落ち込むように枕木
6に螺入して固定した。尚、このコーチスクリユ
ー5が貫通されるための穴は予め踏切用敷板材を
作成する際に形成されていてもよいが、踏切用敷
板材を敷設する現場の枕木6に合わせて適当な位
置に穿設してもよい。
実施例1及び実施例2に示した構造の踏切用敷
板材を製作し、積雪地帯の踏切道に冬期に設置固
定して使用した結果、雪や氷の付着は殆んど認め
られず、車や人の通行に全く支障が生じず、しか
も踏切用敷板材自体の摩耗も非常に少なく且つ損
傷の発生は全く検出されなかつた。
板材を製作し、積雪地帯の踏切道に冬期に設置固
定して使用した結果、雪や氷の付着は殆んど認め
られず、車や人の通行に全く支障が生じず、しか
も踏切用敷板材自体の摩耗も非常に少なく且つ損
傷の発生は全く検出されなかつた。
以上詳述した如き構造の本発明に係る踏切用敷
板材は、踏切において枕木上に固定して使用する
と以下に列挙する如き種々の利点を有しており、
特に寒冷地における交通分野に貢献する処が非常
に大きなものである。 上層部が弾力性を有するゴム材から成つてお
り更にゴム材の上面にパターン溝が設けられて
いるので、車の通過時に上面が大きく変形して
スパイクタイヤのスパイクによる衝撃を吸収で
き、このゴム材は所定の硬度を有するもである
のでチツピング及びカツテイング現象が発生す
ることがないと共にスパイクタイヤに対する耐
摩耗性が木、コンクリート、鋼板、プラスチツ
クなどの一般に使用されている材質に較べ、木
の1/5〜1/10、コンクリートの1/2〜1/3、鋼板
の2/3〜1/2、プラスチツクの1/2〜1/3と著しく
優れており、長期間交換する必要がなく敷設費
など経費を大幅に節減できる。 上部がゴム材から成り弾力性を有するので、
踏切道においてレールに沿つて設置された場合
に、雪が氷が付着し難いばかりか、仮り付着し
ても車の踏切道の通過によつてゴム材が押圧さ
れて変形した後の復元力によつて付着している
雪や氷がはじかれるようにして除去されるの
で、特別の保守を行なわなくても雪や氷の付着
による事故の心配がない。 主体がゴムと木材とであるので製作が容易で
あると共に加工性に優れ、各種の踏切道に合わ
せた大きさの踏切用敷板材を得やすく、施工費
の低減と施工期間の短縮化を実現できる。 ベース材が安価で入手が容易な木材であり、
変形が難く保管も容易である。 緩衝性に優れているので、枕木やレールを傷
めることなく、実用性に優れている。
板材は、踏切において枕木上に固定して使用する
と以下に列挙する如き種々の利点を有しており、
特に寒冷地における交通分野に貢献する処が非常
に大きなものである。 上層部が弾力性を有するゴム材から成つてお
り更にゴム材の上面にパターン溝が設けられて
いるので、車の通過時に上面が大きく変形して
スパイクタイヤのスパイクによる衝撃を吸収で
き、このゴム材は所定の硬度を有するもである
のでチツピング及びカツテイング現象が発生す
ることがないと共にスパイクタイヤに対する耐
摩耗性が木、コンクリート、鋼板、プラスチツ
クなどの一般に使用されている材質に較べ、木
の1/5〜1/10、コンクリートの1/2〜1/3、鋼板
の2/3〜1/2、プラスチツクの1/2〜1/3と著しく
優れており、長期間交換する必要がなく敷設費
など経費を大幅に節減できる。 上部がゴム材から成り弾力性を有するので、
踏切道においてレールに沿つて設置された場合
に、雪が氷が付着し難いばかりか、仮り付着し
ても車の踏切道の通過によつてゴム材が押圧さ
れて変形した後の復元力によつて付着している
雪や氷がはじかれるようにして除去されるの
で、特別の保守を行なわなくても雪や氷の付着
による事故の心配がない。 主体がゴムと木材とであるので製作が容易で
あると共に加工性に優れ、各種の踏切道に合わ
せた大きさの踏切用敷板材を得やすく、施工費
の低減と施工期間の短縮化を実現できる。 ベース材が安価で入手が容易な木材であり、
変形が難く保管も容易である。 緩衝性に優れているので、枕木やレールを傷
めることなく、実用性に優れている。
第1図は本発明に係る踏切用敷板材の1実施例
の側断面図、第2図は同正面図、第3図は同平面
図、第4図は本発明に係る踏切用敷板材の他の実
施例の側断面図、第5図は第1図に示す踏切用敷
板材を設置した踏切道の斜視図である。 1……ゴム材、1a……パターン溝、1b……
ボルト穴、2……ベース材、3……接着剤、4…
…コーチスクリユー、4a……ワツシヤ、5……
コーチスクリユー、5a……ワツシヤ、6……枕
木、7……鋼板、8……空隙部、9……シール用
シート。
の側断面図、第2図は同正面図、第3図は同平面
図、第4図は本発明に係る踏切用敷板材の他の実
施例の側断面図、第5図は第1図に示す踏切用敷
板材を設置した踏切道の斜視図である。 1……ゴム材、1a……パターン溝、1b……
ボルト穴、2……ベース材、3……接着剤、4…
…コーチスクリユー、4a……ワツシヤ、5……
コーチスクリユー、5a……ワツシヤ、6……枕
木、7……鋼板、8……空隙部、9……シール用
シート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 厚さが25〜50mmで上面に滑り止め用のパター
ン溝1aが設けられておりJISスプリング式A型
硬度計での硬さが30〜90であるゴム材1が、木材
より成るベース材2の上に接合されていることを
特徴とする踏切用敷板材。 2 ゴム材1の硬さがJISスプリング式A型硬度
計で50〜60である特許請求の範囲第1項に記載の
踏切用敷板材。 3 ゴム材1の温度による硬度変化がJISスプリ
ング式A型硬度計で−15〜30℃の範囲において10
目盛以下である特許請求の範囲第1項又は第2項
に記載の踏切用敷板材。 4 ゴム材1がベース材2に接着剤3により接合
されている特許請求の範囲第1項から第3項まで
のいずれか1項に記載の踏切用敷板材。 5 ゴム材1がベース材2にコーチスクリユー4
により接合されている特許請求の範囲第1項から
第3項までのいずれか1項に記載の踏切用敷板
材。 6 ゴム材1がベース材2に接着剤3とコーチス
クリユー4とを併用して接合されている特許請求
の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記
載の踏切用敷板材。 7 厚さが25〜50mmで上面に滑り止め用のパター
ン溝1aが設けられておりJISスプリング式A型
硬度計での硬さが30〜90であるゴム材1が、上面
にシール用シート9が敷設されている木材より成
るベース材2の上に中央部に空隙部8を形成させ
る鋼板7を介して接合されていることを特徴とす
る踏切用敷板材。 8 ゴム材1の硬さがJISスプリング式A型硬度
計で50〜60である特許請求の範囲第7項に記載の
踏切用敷板材。 9 鋼板7の厚さが3〜8mmである特許請求の範
囲第7項又は第8項に記載の踏切用敷板材。 10 鋼板7の幅が中央部にゴム材1の厚さの1
〜4倍の空隙8を形成させる鋼板である特許請求
の範囲第7項から第9項までのいずれか1項に記
載の踏切用敷板材。 11 シール用シート9が0.5〜1.5mm厚のブチル
系ゴムより成る特許請求の範囲第7項から第10
項までのいずれか1項に記載の踏切用敷板材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157186A JPS62225603A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 踏切用敷板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157186A JPS62225603A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 踏切用敷板材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62225603A JPS62225603A (ja) | 1987-10-03 |
JPH0319322B2 true JPH0319322B2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=12612129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4157186A Granted JPS62225603A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 踏切用敷板材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62225603A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3020592B2 (ja) * | 1990-11-06 | 2000-03-15 | 北海道旅客鉄道株式会社 | 弾性路面敷板 |
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-
1986
- 1986-02-28 JP JP4157186A patent/JPS62225603A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS62225603A (ja) | 1987-10-03 |
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