JPH052217A - 液晶パネル投射装置 - Google Patents
液晶パネル投射装置Info
- Publication number
- JPH052217A JPH052217A JP3179004A JP17900491A JPH052217A JP H052217 A JPH052217 A JP H052217A JP 3179004 A JP3179004 A JP 3179004A JP 17900491 A JP17900491 A JP 17900491A JP H052217 A JPH052217 A JP H052217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal panel
- optical
- field
- projection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実用レベルの安価でかつ明るい液晶パネル自
体をそのまま用い光学的にインタレースすることにより
見かけ上の画素数を従来の画素数の２倍に増やすことが
でき、またスクリーン輝度も実用レベルを維持すること
ができるようにした液晶パネル投射装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 標準テレビジョン信号のフィールド信号に対
応してノーインタレース表示する液晶パネル７、１２、
１５を映像表示担体として用い、光源１と投射レンズ１
９によって大型スクリーン２０に映像を拡大投射する。
液晶パネルと投射レンズ１９間の光路中に、前記フィー
ルド信号に同期して光軸をスクリーン上で垂直方向に所
定量平行移動させる光学的インタレースユニット３２を
配置する。
体をそのまま用い光学的にインタレースすることにより
見かけ上の画素数を従来の画素数の２倍に増やすことが
でき、またスクリーン輝度も実用レベルを維持すること
ができるようにした液晶パネル投射装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 標準テレビジョン信号のフィールド信号に対
応してノーインタレース表示する液晶パネル７、１２、
１５を映像表示担体として用い、光源１と投射レンズ１
９によって大型スクリーン２０に映像を拡大投射する。
液晶パネルと投射レンズ１９間の光路中に、前記フィー
ルド信号に同期して光軸をスクリーン上で垂直方向に所
定量平行移動させる光学的インタレースユニット３２を
配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルを映像表示
担体として用い、その表示映像を光源と投射レンズによ
って大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
に関するものである。
担体として用い、その表示映像を光源と投射レンズによ
って大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイ技術の進展は著
しく、コントラストや色再現性に優れた液晶パネルの出
現によって、カラー液晶パネルを映像表示担体として用
い、大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
が実用化されている。この種の装置は光源からの光を収
束光学系で略平行光線に収束して、透過型カラー液晶パ
ネルに照射し、透過光を投射光学系を介してスクリーン
上に拡大投射するものであるが、現在実用に供されてい
るカラー液晶パネルの画素数は７万〜９万画素であり、
一絵素としての赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の画素を
一組とすると、この３分の１の画素数となり、大型スク
リーンに投射した場合は画素の粗さが目立つため、実用
的でない。
しく、コントラストや色再現性に優れた液晶パネルの出
現によって、カラー液晶パネルを映像表示担体として用
い、大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
が実用化されている。この種の装置は光源からの光を収
束光学系で略平行光線に収束して、透過型カラー液晶パ
ネルに照射し、透過光を投射光学系を介してスクリーン
上に拡大投射するものであるが、現在実用に供されてい
るカラー液晶パネルの画素数は７万〜９万画素であり、
一絵素としての赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の画素を
一組とすると、この３分の１の画素数となり、大型スク
リーンに投射した場合は画素の粗さが目立つため、実用
的でない。
【０００３】そこで、液晶パネルを用いた際の絵素数の
粗さを克服するため、３枚の白黒液晶パネルを用い、こ
れらの液晶パネルに全波長の光源をＲ、Ｇ、Ｂの３色光
に分離（分光）する色分離（ダイクロイック）ミラーを
介してＲ、Ｇ、Ｂの光を入射させ、各々の液晶パネルで
Ｒ画像、Ｇ画像、Ｂ画像を生成してダイクロイックミラ
ー（ミラー方式）で混合し、投射光学系を介して大型ス
クリーン上にカラー画像を再生する方式が提案され、実
用化されている。
粗さを克服するため、３枚の白黒液晶パネルを用い、こ
れらの液晶パネルに全波長の光源をＲ、Ｇ、Ｂの３色光
に分離（分光）する色分離（ダイクロイック）ミラーを
介してＲ、Ｇ、Ｂの光を入射させ、各々の液晶パネルで
Ｒ画像、Ｇ画像、Ｂ画像を生成してダイクロイックミラ
ー（ミラー方式）で混合し、投射光学系を介して大型ス
クリーン上にカラー画像を再生する方式が提案され、実
用化されている。
【０００４】第８図は光の色分離および混合にダイクロ
イックミラーを用いたミラー方式と呼ばれる液晶パネル
投射装置の従来例を示す模式図である。同図において、
１はキセノンランプ等の光源であり、この光源１から放
射された光は、反射面が放物面で光源光を光軸と平行な
平行光にする反射鏡２で反射され、液晶パネル７、１
２、１５の直前に配置した不図示のコンデンサレンズに
よって投射光学系１９に向けて収束される。この時、収
束された略平行な光線は、青色光のみを分離反射する青
ダイクロイックミラー４に先ず入射する。青ダイクロイ
ックミラー４で分離された青色光５はミラー６で収束光
学系３の光軸と平行に反射されて、透過型液晶パネル７
に入射する。液晶パネル７には投射すべき任意の映像の
構成画素に応じて選択的に電圧が供給されており、該液
晶パネル７を透過した青色光５は映像信号を有する青色
映像光５ａとなる。
イックミラーを用いたミラー方式と呼ばれる液晶パネル
投射装置の従来例を示す模式図である。同図において、
１はキセノンランプ等の光源であり、この光源１から放
射された光は、反射面が放物面で光源光を光軸と平行な
平行光にする反射鏡２で反射され、液晶パネル７、１
２、１５の直前に配置した不図示のコンデンサレンズに
よって投射光学系１９に向けて収束される。この時、収
束された略平行な光線は、青色光のみを分離反射する青
ダイクロイックミラー４に先ず入射する。青ダイクロイ
ックミラー４で分離された青色光５はミラー６で収束光
学系３の光軸と平行に反射されて、透過型液晶パネル７
に入射する。液晶パネル７には投射すべき任意の映像の
構成画素に応じて選択的に電圧が供給されており、該液
晶パネル７を透過した青色光５は映像信号を有する青色
映像光５ａとなる。
【０００５】一方、青ダイクロイックミラー４で青色成
分５を失いそのミラー４を透過した光は黄色になる。こ
の黄色光８は赤ダイクロイックミラー９に入射し、赤色
光１０が分離され、残る緑色光１１はそのミラー９を透
過する。分離された赤色光１０は前記液晶パネル７と同
一構成からなる透過型液晶パネル１２に入射し赤色映像
光１０ａとなる。青色映像光５ａと赤色映像光１０ａは
混合用ダイクロイックミラー１３で混合されてマゼンタ
色映像光１４となる。
分５を失いそのミラー４を透過した光は黄色になる。こ
の黄色光８は赤ダイクロイックミラー９に入射し、赤色
光１０が分離され、残る緑色光１１はそのミラー９を透
過する。分離された赤色光１０は前記液晶パネル７と同
一構成からなる透過型液晶パネル１２に入射し赤色映像
光１０ａとなる。青色映像光５ａと赤色映像光１０ａは
混合用ダイクロイックミラー１３で混合されてマゼンタ
色映像光１４となる。
【０００６】残った緑色光１１はやはり前記液晶パネル
７と同一構成の透過型液晶パネル１５に入射して緑色映
像光１１ａとなり、ミラー１６で反射されて混合用ダイ
クロイックミラー１７に入射する。緑色映像光１１ａと
マゼンタ色映像光１４は混合用ダイクロイックミラー１
７で混合されて、ＲＧＢ加色混合映像光１８となり、投
射光学系１９を介して大型スクリーン２０に拡大投射さ
れて、カラー映像が再生される。
７と同一構成の透過型液晶パネル１５に入射して緑色映
像光１１ａとなり、ミラー１６で反射されて混合用ダイ
クロイックミラー１７に入射する。緑色映像光１１ａと
マゼンタ色映像光１４は混合用ダイクロイックミラー１
７で混合されて、ＲＧＢ加色混合映像光１８となり、投
射光学系１９を介して大型スクリーン２０に拡大投射さ
れて、カラー映像が再生される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
き構成の液晶パネル投射装置に使用される液晶パネルの
画素構成としては、垂直方向（Ｖ）２４０本、水平方向
（Ｈ）４００画素程度のものが、歩留り率および開口率
（明るさ）とも実用レベルに達している。一方、標準テ
レビジョン信号方式では、インタレース走査方式を採用
しており、１枚の映像を構成する１フレームを奇数フィ
ールドと偶数フィールドに分割して夫々１／６０秒毎に
送信するようにしている。したがって、液晶パネルの画
素構成は、有効走査線が２４０（Ｖ）本のノーインタレ
ースまたは４８０（Ｖ）本のインタレースのいずれかを
選択する（中間の値は取り得ない）ことになるが、４８
０（Ｖ）本を選択すると、一挙に画素数が２４０（Ｖ）
に対して２倍になり、液晶パネルの製造上、大幅なコス
トアップを招く。すなわち、現在液晶パネルは高画素化
の努力が続けられているが、画素数を増やせば増やすほ
ど画素欠陥に伴う歩留り率の極端な低下により、製造コ
ストが大幅に上昇し、また開口率の低下により輝度低下
を来すことから、２４０（Ｖ）本、４００（Ｈ）画素以
上のものは未だ実用レベルに達しておらず、実用化され
るまでにはなお、多大な努力と時間を要するという問題
があった。
き構成の液晶パネル投射装置に使用される液晶パネルの
画素構成としては、垂直方向（Ｖ）２４０本、水平方向
（Ｈ）４００画素程度のものが、歩留り率および開口率
（明るさ）とも実用レベルに達している。一方、標準テ
レビジョン信号方式では、インタレース走査方式を採用
しており、１枚の映像を構成する１フレームを奇数フィ
ールドと偶数フィールドに分割して夫々１／６０秒毎に
送信するようにしている。したがって、液晶パネルの画
素構成は、有効走査線が２４０（Ｖ）本のノーインタレ
ースまたは４８０（Ｖ）本のインタレースのいずれかを
選択する（中間の値は取り得ない）ことになるが、４８
０（Ｖ）本を選択すると、一挙に画素数が２４０（Ｖ）
に対して２倍になり、液晶パネルの製造上、大幅なコス
トアップを招く。すなわち、現在液晶パネルは高画素化
の努力が続けられているが、画素数を増やせば増やすほ
ど画素欠陥に伴う歩留り率の極端な低下により、製造コ
ストが大幅に上昇し、また開口率の低下により輝度低下
を来すことから、２４０（Ｖ）本、４００（Ｈ）画素以
上のものは未だ実用レベルに達しておらず、実用化され
るまでにはなお、多大な努力と時間を要するという問題
があった。
【０００８】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、実用レベルの安価でかつ明るい液晶パネル自体を
そのまま用い光学的にインタレース走査することにより
見かけ上の画素数を従来の画素数の２倍に増やすことが
でき、またスクリーン輝度も実用レベルを維持すること
ができるようにした液晶パネル投射装置を提供すること
にある。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、実用レベルの安価でかつ明るい液晶パネル自体を
そのまま用い光学的にインタレース走査することにより
見かけ上の画素数を従来の画素数の２倍に増やすことが
でき、またスクリーン輝度も実用レベルを維持すること
ができるようにした液晶パネル投射装置を提供すること
にある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第１の発明は、液晶パ
ネルを映像表示担体として用い、光源と投射レンズによ
って大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
において、標準テレビジョン信号のフィールド信号に対
応してノーインタレース表示する液晶パネルと、この液
晶パネルと投射レンズ間の光路中に配設され前記フィー
ルド信号に同期して光軸を所定量平行移動させる光学的
インタレースユニットとを備えたことを特徴とする。
第２の発明は、上記第１の発明において、前記光学的イ
ンタレースユニットは、光学的平板ガラスと、この光学
的平板ガラスを光路中で、奇数フィールドおよび偶数フ
ィールドに対応する２つの所定角度の間でフィールド信
号に同期して往復動させる駆動源とで構成されているこ
とを特徴とする。第３の発明は、上記第１の発明におい
て、前記光学的インタレースユニットは、奇数フィール
ドまたは偶数フィールドのいずれか一方のフィールドに
対応する角度だけ傾いた光学的平板ガラスと、このガラ
スをフィールド信号に同期して回転させ、光路に対して
出し入れする駆動源とで構成されていることを特徴とす
る。
するためになされたもので、その第１の発明は、液晶パ
ネルを映像表示担体として用い、光源と投射レンズによ
って大型スクリーンに拡大投射する液晶パネル投射装置
において、標準テレビジョン信号のフィールド信号に対
応してノーインタレース表示する液晶パネルと、この液
晶パネルと投射レンズ間の光路中に配設され前記フィー
ルド信号に同期して光軸を所定量平行移動させる光学的
インタレースユニットとを備えたことを特徴とする。
第２の発明は、上記第１の発明において、前記光学的イ
ンタレースユニットは、光学的平板ガラスと、この光学
的平板ガラスを光路中で、奇数フィールドおよび偶数フ
ィールドに対応する２つの所定角度の間でフィールド信
号に同期して往復動させる駆動源とで構成されているこ
とを特徴とする。第３の発明は、上記第１の発明におい
て、前記光学的インタレースユニットは、奇数フィール
ドまたは偶数フィールドのいずれか一方のフィールドに
対応する角度だけ傾いた光学的平板ガラスと、このガラ
スをフィールド信号に同期して回転させ、光路に対して
出し入れする駆動源とで構成されていることを特徴とす
る。
【００１０】
【作用】本発明において、液晶パネルは標準テレビジョ
ン信号のフィールド信号に対応して奇数フィールドおよ
び偶数フィールドともノーインタレースで重ねて表示す
る。光学的インタレースユニットは標準テレビジョン信
号のフィールド信号に同期して光軸をスクリーン上で垂
直方向に１／２画素相当分平行移動させる。この結果、
有効走査線数２４０本（５２５本のインタレースの場
合）でノーインタレース表示している液晶パネルの映像
が、スクリーン上でインタレース走査されることによ
り、見かけ上４８０本のインタレース表示が実現され
る。
ン信号のフィールド信号に対応して奇数フィールドおよ
び偶数フィールドともノーインタレースで重ねて表示す
る。光学的インタレースユニットは標準テレビジョン信
号のフィールド信号に同期して光軸をスクリーン上で垂
直方向に１／２画素相当分平行移動させる。この結果、
有効走査線数２４０本（５２５本のインタレースの場
合）でノーインタレース表示している液晶パネルの映像
が、スクリーン上でインタレース走査されることによ
り、見かけ上４８０本のインタレース表示が実現され
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図１は本発明に係る液晶パネル投射装
置の一実施例を示す模式図、図２はスクリーン上の奇数
フィールド表示と偶数フィールド表示を示す図、図３は
光学的インタレースユニットの斜視図である。なお、図
中図８と同一構成部品のものに対しては同一符号を以て
示し、その説明を省略する。これらの図において、本実
施例はマゼンダ色映像光１４を反射し緑色映像光１１ａ
を透過する合成用ダイクロイックミラー３１を投射光学
系１９と、ミラー１６および合成用ダイクロイックミラ
ー１３間の光路中に配置すると共に、投射光学系１９と
合成用ダイクロイックミラー３１間の光路中に光学的イ
ンタレースユニット３２を配設したもので、その他の構
成は図８に示した従来装置と同様である。
詳細に説明する。図１は本発明に係る液晶パネル投射装
置の一実施例を示す模式図、図２はスクリーン上の奇数
フィールド表示と偶数フィールド表示を示す図、図３は
光学的インタレースユニットの斜視図である。なお、図
中図８と同一構成部品のものに対しては同一符号を以て
示し、その説明を省略する。これらの図において、本実
施例はマゼンダ色映像光１４を反射し緑色映像光１１ａ
を透過する合成用ダイクロイックミラー３１を投射光学
系１９と、ミラー１６および合成用ダイクロイックミラ
ー１３間の光路中に配置すると共に、投射光学系１９と
合成用ダイクロイックミラー３１間の光路中に光学的イ
ンタレースユニット３２を配設したもので、その他の構
成は図８に示した従来装置と同様である。
【００１２】光学的インタレースユニット３２は、光路
中に光軸と直交して配設された光学的平板ガラス３３
と、この光学的平板ガラス３３を光路中で、奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドに対応する２つの所定角度の
間でフィールド信号に同期して揺動動作させるトルクモ
ータ等の駆動源３４とで構成されている。平板ガラス３
３の板厚、屈折率および傾き角θ（図４参照）は、投射
された映像のラスタ間に光軸を位置づけるのに要する距
離Δｄが得られるように選定される。したがっって、平
板ガラス３３を角度θだけ傾けると、加色混合映像光１
８は平板ガラス３３を透過屈折してΔｄだけ平行移動す
る。
中に光軸と直交して配設された光学的平板ガラス３３
と、この光学的平板ガラス３３を光路中で、奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドに対応する２つの所定角度の
間でフィールド信号に同期して揺動動作させるトルクモ
ータ等の駆動源３４とで構成されている。平板ガラス３
３の板厚、屈折率および傾き角θ（図４参照）は、投射
された映像のラスタ間に光軸を位置づけるのに要する距
離Δｄが得られるように選定される。したがっって、平
板ガラス３３を角度θだけ傾けると、加色混合映像光１
８は平板ガラス３３を透過屈折してΔｄだけ平行移動す
る。
【００１３】このような構成からなる液晶パネル投射装
置において、液晶パネル７、１２、１５は、画素構成と
して２４０（Ｖ）本、４００（Ｈ）画素程度で、標準テ
レビジョン信号のフィールド信号に対応してノーインタ
レース表示する。この時、駆動源３４によって平板ガラ
ス３３をフィールド信号に同期して揺動させ、所定角度
傾けると、光軸をスクリーン２０上で垂直方向に１／２
画素相当分平行移動させることができる。したがって、
スクリーン２０上の画素数を一挙に２４０（Ｖ）の２倍
にすることができ、見かけ上４８０（Ｖ）本のインタレ
ース表示を実現することができる。
置において、液晶パネル７、１２、１５は、画素構成と
して２４０（Ｖ）本、４００（Ｈ）画素程度で、標準テ
レビジョン信号のフィールド信号に対応してノーインタ
レース表示する。この時、駆動源３４によって平板ガラ
ス３３をフィールド信号に同期して揺動させ、所定角度
傾けると、光軸をスクリーン２０上で垂直方向に１／２
画素相当分平行移動させることができる。したがって、
スクリーン２０上の画素数を一挙に２４０（Ｖ）の２倍
にすることができ、見かけ上４８０（Ｖ）本のインタレ
ース表示を実現することができる。
【００１４】図５は標準テレビジョン信号のタイミング
チャートと、平板ガラス３３の傾きおよびフィールド同
期信号の関係を示す図である。４０はテレビジョンの垂
直偏向信号で、１フレーム５２５本のフィールドとさ
れ、そのうち奇数フィールドは２６３本の走査線で、有
効走査線２４０本、偶数フィールドは２６２本の走査線
とされる。そして、平板ガラス３３は、奇数と偶数のフ
ィールドに切り替わるたびにフィールド信号に同期して
Ｖ帰線時間（１．５ｍｓ）の間で作動される。なお、４
１はフィールド同期信号である。
チャートと、平板ガラス３３の傾きおよびフィールド同
期信号の関係を示す図である。４０はテレビジョンの垂
直偏向信号で、１フレーム５２５本のフィールドとさ
れ、そのうち奇数フィールドは２６３本の走査線で、有
効走査線２４０本、偶数フィールドは２６２本の走査線
とされる。そして、平板ガラス３３は、奇数と偶数のフ
ィールドに切り替わるたびにフィールド信号に同期して
Ｖ帰線時間（１．５ｍｓ）の間で作動される。なお、４
１はフィールド同期信号である。
【００１５】図６は本発明の他の実施例を示す光学的イ
ンタレースユニットの斜視図である。この実施例は半円
形のプレート４４に同じく半円形に形成した光学的平板
ガラス３３を配設し、この平板ガラス３３をプレート４
４と共にステップモータ等の駆動源３４によって回転さ
せ、略半回転毎に平板ガラス３３を光路中に出し入れす
るようにしたものである。平板ガラス３３は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドのいずれか一方に対応する角度
βだけ光軸に対して傾斜している。このような構成から
なる光学的インタレースユニット３２においても、平板
ガラス３３を回転させて光路中に挿入すると、フィール
ド同期信号に同期して光軸をスクリーン上で垂直方向に
１／２画素相当分移動させることができるので、上記実
施例と同様な効果が得られるものである。
ンタレースユニットの斜視図である。この実施例は半円
形のプレート４４に同じく半円形に形成した光学的平板
ガラス３３を配設し、この平板ガラス３３をプレート４
４と共にステップモータ等の駆動源３４によって回転さ
せ、略半回転毎に平板ガラス３３を光路中に出し入れす
るようにしたものである。平板ガラス３３は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドのいずれか一方に対応する角度
βだけ光軸に対して傾斜している。このような構成から
なる光学的インタレースユニット３２においても、平板
ガラス３３を回転させて光路中に挿入すると、フィール
ド同期信号に同期して光軸をスクリーン上で垂直方向に
１／２画素相当分移動させることができるので、上記実
施例と同様な効果が得られるものである。
【００１６】図７は本発明の他の実施例を示す模式図で
ある。この実施例は、１枚の白黒液晶パネル（またはカ
ラー液晶パネル）を使用した例を示すもので、４６はコ
ンデンサレンズ、４７は白黒液晶パネルである。
ある。この実施例は、１枚の白黒液晶パネル（またはカ
ラー液晶パネル）を使用した例を示すもので、４６はコ
ンデンサレンズ、４７は白黒液晶パネルである。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液晶パ
ネル投射装置は、光学的インタレースユニットを光路中
に設け、光軸をスクリーン上で垂直方向にフィールド信
号に同期して移動させ、インタレース表示を行なうよう
に構成したので、見かけ上の画素数を従来の２倍に増大
させることができると共に、スクリーン輝度も十分に確
保することができる。したがって、安価な液晶パネルを
そのまま使用することができ、また光学的インタレース
ユニットの構成も簡単で、安価な液晶パネル投射装置を
提供することができる。
ネル投射装置は、光学的インタレースユニットを光路中
に設け、光軸をスクリーン上で垂直方向にフィールド信
号に同期して移動させ、インタレース表示を行なうよう
に構成したので、見かけ上の画素数を従来の２倍に増大
させることができると共に、スクリーン輝度も十分に確
保することができる。したがって、安価な液晶パネルを
そのまま使用することができ、また光学的インタレース
ユニットの構成も簡単で、安価な液晶パネル投射装置を
提供することができる。
【図１】本発明に係る液晶パネル投射装置の一実施例を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図２】スクリーン上の奇数フィールド表示と偶数フィ
ールド表示を示す図である。
ールド表示を示す図である。
【図３】光学的インタレースユニットの斜視図である。
【図４】平板ガラスの傾きと光軸の移動を示す図であ
る。
る。
【図５】標準テレビジョン信号のタイミングチャート
と、平板ガラスの傾きおよびフィールド同期信号の関係
を示す図である。
と、平板ガラスの傾きおよびフィールド同期信号の関係
を示す図である。
【図６】本発明の他の実施例を示す光学的インタレース
ユニットの斜視図である。
ユニットの斜視図である。
【図７】本発明の他の実施例を示す模式図である。
【図８】液晶カラー投射装置の従来例を示す模式図であ
る。
る。
１ 光源
４、１１ 分光用ダイクロイックミラー
７、１２、１５ 液晶パネル
１３、１７、３１ 合成用ダイクロイックミラー
３２ 光学的インタレースユニット
３３ 光学的平板ガラス
３４ 駆動源
Claims (3)
- 【請求項１】 液晶パネルを映像表示担体として用い、
光源と投射レンズによって大型スクリーンに拡大投射す
る液晶パネル投射装置において、標準テレビジョン信号
のフィールド信号に対応してノーインタレース表示する
液晶パネルと、この液晶パネルと投射レンズ間の光路中
に配設され前記フィールド信号に同期して光軸を所定量
平行移動させる光学的インタレースユニットとを備えた
ことを特徴とする液晶パネル投射装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の液晶パネル投射装置にお
いて、前記光学的インタレースユニットは、光学的平板
ガラスと、この光学的平板ガラスを光路中で、奇数フィ
ールドおよび偶数フィールドに対応する２つの所定角度
の間でフィールド信号に同期して往復動させる駆動源と
で構成されていることを特徴とする液晶パネル投射装
置。 - 【請求項３】 請求項１記載の液晶パネル投射装置にお
いて、前記光学的インタレースユニットは、奇数フィー
ルドまたは偶数フィールドのいずれか一方のフィールド
に対応する角度だけ傾いた光学的平板ガラスと、このガ
ラスをフィールド信号に同期して回転させ、光路に対し
て出し入れする駆動源とで構成されていることを特徴と
する液晶パネル投射装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179004A JPH052217A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 液晶パネル投射装置 |
| US07/737,456 US5237399A (en) | 1990-07-31 | 1991-07-29 | Liquid crystal color projection apparatus for modifying and projecting display images obtained from liquid crystal panels |
| CA002048107A CA2048107C (en) | 1990-07-31 | 1991-07-30 | Liquid crystal projection apparatus |
| KR1019910013211A KR950005065B1 (ko) | 1990-07-31 | 1991-07-31 | 액정 칼라 투사장치 |
| EP19910112869 EP0469575A3 (en) | 1990-07-31 | 1991-07-31 | Liquid crystal projection apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179004A JPH052217A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 液晶パネル投射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052217A true JPH052217A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16058435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3179004A Pending JPH052217A (ja) | 1990-07-31 | 1991-06-25 | 液晶パネル投射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH052217A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6082210A (en) * | 1997-07-18 | 2000-07-04 | Thk Co., Ltd. | Ball connecting body and ball screw apparatus using the same |
| KR20040011761A (ko) * | 2002-07-30 | 2004-02-11 | 삼성전자주식회사 | 화소이동수단을 구비하는 고해상도 디스플레이 |
| JP2007524121A (ja) * | 2004-01-26 | 2007-08-23 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 投射型ディスプレイ装置及び方法 |
| US7730875B2 (en) | 2004-09-24 | 2010-06-08 | Denso Corporation | Flow control valve |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62178921A (ja) * | 1986-02-03 | 1987-08-06 | Mitsubishi Electric Corp | 光ビ−ム切換装置 |
| JPS649410A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Fujitsu Ltd | Scanning optical system |
| JPH02191987A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-27 | Seiko Epson Corp | 投射型表示装置 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3179004A patent/JPH052217A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62178921A (ja) * | 1986-02-03 | 1987-08-06 | Mitsubishi Electric Corp | 光ビ−ム切換装置 |
| JPS649410A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Fujitsu Ltd | Scanning optical system |
| JPH02191987A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-27 | Seiko Epson Corp | 投射型表示装置 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6082210A (en) * | 1997-07-18 | 2000-07-04 | Thk Co., Ltd. | Ball connecting body and ball screw apparatus using the same |
| KR20040011761A (ko) * | 2002-07-30 | 2004-02-11 | 삼성전자주식회사 | 화소이동수단을 구비하는 고해상도 디스플레이 |
| JP2004062208A (ja) * | 2002-07-30 | 2004-02-26 | Samsung Electronics Co Ltd | 画素移動手段を具備する高解像度ディスプレイ |
| JP2007524121A (ja) * | 2004-01-26 | 2007-08-23 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 投射型ディスプレイ装置及び方法 |
| US7730875B2 (en) | 2004-09-24 | 2010-06-08 | Denso Corporation | Flow control valve |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1325945C (zh) | 具有像素运动光学***的高清晰度显示器 | |
| US6020940A (en) | Liquid crystal projector and method of driving the projector | |
| JPH06319148A (ja) | 彩色表示装置 | |
| JPH052217A (ja) | 液晶パネル投射装置 | |
| JPS62194788A (ja) | プロジエクタ | |
| JPH08220634A (ja) | 背面投射型プロジェクタ− | |
| JPH11184398A (ja) | プロジェクタ | |
| JPH10206813A (ja) | 液晶プロジェクタおよびその駆動方法 | |
| JP2722817B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
| JP2001356287A (ja) | カラー画像表示装置および投写型画像表示装置 | |
| JPH05143026A (ja) | 液晶パネル及び液晶表示装置 | |
| JP2973438B2 (ja) | 投写型画像表示装置 | |
| JPH0695063A (ja) | 投写型表示装置の制御方法 | |
| JPH09304749A (ja) | 投写型画像表示装置 | |
| JPH05323270A (ja) | 液晶プロジェクター装置 | |
| JPS6298877A (ja) | 表示装置 | |
| JPH09265106A (ja) | 液晶ディスプレイパネルおよび投射型液晶表示装置 | |
| JP2001154263A (ja) | 投射型表示装置 | |
| JP2965601B2 (ja) | 投射型画像表示装置 | |
| JP2723585B2 (ja) | 投射型液晶表示装置 | |
| JP2739391B2 (ja) | 投影型映像表示装置 | |
| JP2003087813A (ja) | 単板式画像表示パネル装置 | |
| JPH01295588A (ja) | カラー画像投影方法及び装置 | |
| JPH0759036A (ja) | プロジエクタ装置 | |
| JPH05292439A (ja) | 液晶投射型ディスプレイ装置 |