JPH05220246A - スキー板の滑り面に対する圧力の配分を変えるための装置 - Google Patents

スキー板の滑り面に対する圧力の配分を変えるための装置

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JPH05220246A
JPH05220246A JP4223688A JP22368892A JPH05220246A JP H05220246 A JPH05220246 A JP H05220246A JP 4223688 A JP4223688 A JP 4223688A JP 22368892 A JP22368892 A JP 22368892A JP H05220246 A JPH05220246 A JP H05220246A
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JP
Japan
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ski
probe
cradle
base plate
shoe
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Withdrawn
Application number
JP4223688A
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English (en)
Inventor
Bernard Couderc
クデルク ベルナール
Pierre Szafranski
スザフランスキ ピエール
Alain Bejean
ベジャン アラン
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/06Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
    • A63C5/07Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices comprising means for adjusting stiffness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板、特にアルペンスキー用のスキー板
の滑り面に対する圧力の配分を力学的に変更するための
装置を提供する。 【構成】 このスキー板は前部締め具(3)と後部締め
具(4)、および靴底の前端と後端のための支承部材を
備え、更に、靴底と接触しかつ垂直方向に沿って移動す
る探触部材(12)と、スキー板の前端と後端の少なく
とも一方に対して屈曲モーメントを発生するための屈曲
手段(17)と、該探触部材(12)によって捕捉され
た靴の垂直押圧力の少なくとも一部分をこの屈曲手段
(17)に伝達するため該探触部材(12)と該屈曲手
段との間に配設した連結手段(20)とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特にアルペンスキー用のスキー
板の滑り面に対する圧力の配分を変えるための装置に関
するものである。
【0002】アルペンスキー用のスキー板は比較的長め
の板によって構成され、スキー靴はその板の上で殆どの
場合締め具によって保持される。靴および締め具は「滑
り部」と一般に呼ばれるスキー板のほぼ中央区域に位置
している。
【0003】スキー板は、静止時に、それ自体が自然の
反りを呈する。すなわち、ある程度の可撓性を有する。
滑走の際、スキー板はスキーヤーの側から受ける各種の
外力に応答するため弾力的に変形し、また、スキー板の
滑り面の反作用により変形する。
【0004】スキーヤーに由来してスキー板が受ける外
力の主なものはスキーヤーの体重によって発生する力で
ある。この重さはスキー板の滑り部区域にほぼ集中す
る。
【0005】また、スキー板は締め具からの外力も受け
る。実際、靴が締め具によって締め付けられることは周
知のことである。靴を締め付けるにあたって、後部締め
具は一般に滑動するように取り付けられ、後退ばねと呼
ばれるばねによって前方に弾力的に戻される。この締付
作用に対する反作用は締め具を介してスキー板に伝達さ
れる。但し、この反作用は、前部締め具と後部締め具が
スキー板に結合されて一体となっている場合と、前部締
め具はスキー板に一体連結されているが後部締め具は薄
板などの非伸張性手段によって前部締め具に結合されて
いる場合とでは、異なる。
【0006】また、スキー板は、スキーヤーが体重をス
キー板の前部に掛けるか後部に掛けるかによって、スキ
ーヤーの位置による影響も受ける。
【0007】周知のことであるが、反り、もしくは雪上
でのスキー板の長手方向の配分に影響を及ぼすことによ
り、雪上でのスキー板の挙動、特にその操舵性を変える
ことができる。この圧力配分に影響を及ぼすことによっ
て、スキー板に多少とも枢動性あるいは多少とも案内性
を与え得ること(すなわち、簡単に方向を変える能力、
あるいは大きな操舵安定性を提供する能力を高め得るこ
と)が知られている。
【0008】現在市販されているスキー板では、雪上で
のスキー板の圧力配分は主にスキー板の内部構造によっ
て、また、スキー板に締め具部材を取り付ける態様によ
って(すなわち、前後部の締め具間の連結用薄板が付い
ているか付いていないかによって)決まる。また、圧力
の配分は後退ばねに加えられる押圧力の強さによって影
響を受ける場合がある。
【0009】雪上でスキー板の圧力配分を変えることが
できる嵌め込み部材付き装置が存在する。すなわち、ヨ
ーロッパ特許出願第183586号明細書は締め具とス
キー板の間でスキー板の間でスキー板の上部に嵌め込ま
れた弾性材でできた薄板について述べている。この薄板
は、その前端および後端において、スキー板が受ける応
力の一部分を垂直に通過させるカーソルを有する。しか
しながら、この装置は寸法が大きい割には性能がさほど
良くないという欠点を有している。この装置は、スキー
ヤーの全体重が滑り部に集中しないよう該スキーヤーの
両足が同スキー板に対し支承される場合には適合する
が、従来のスキー板の場合には不適合であろう。
【0010】また、2の長手方向ストッパー間に保持さ
れ、スキー板の上面に対して一段高くなったプレートで
構成された、ヨーロッパ特許出願第409749号明細
書による装置も知られている。プレートとストッパー間
には緩衝用弾性手段が挿入されており、この弾性手段に
加わるプレストレスは調節可能である。締め具(ビンデ
ィング)自体はプレート上に取り付けられる。この装置
は良好な結果を生ずるが、プレートがその全長にわたっ
てスキー板に対し一段高くなっているという欠点があ
る。したがって、このプレートはスキー板の補剛材とし
て挙動し、それゆえに、スキー板の屈曲運動を妨害す
る。さらに、該プレートは、スキー板上において、滑り
部の前部および後部へ同一のプレストレスを誘発する。
【0011】その上、これら公知の装置は、スキー板上
において、静的圧力の配分を変化させること(すなわ
ち、この変化が滑走の際にスキーヤーの位置によるスキ
ー板への影響を及ぼさないこと)に留意しなければなら
ない。
【0012】本発明の目的のひとつは、スキー板の滑り
面上におけるスキー板の圧力配分を動的に変えることが
できる装置を提案することである。すなわち、スキー板
上のスキーヤーの位置を考慮した装置を提案することで
ある。
【0013】本発明の他の目的は、寸法を減縮した装置
を提案することである。
【0014】本発明のそれ以外の目的および利点は以下
の記載中で明らかにされる通りであるが、この記述は参
考例としてであり、本記載にのみ限定されるものではな
い。
【0015】本発明に基づく装置は、靴を保持するため
の締め具と、靴底が載る少なくとも1の支承部材とを備
えた、特にアルペンスキー用のスキー板の滑り面に対す
る圧力の配分を変えることを目的とする。この装置は以
下のものを具備することを特徴とする。 − 垂直方向に沿って動く、靴底と接触している探触部
材; − スキー板の前端あるいは後端上に曲げモーメントを
生じさせ、この端部を滑り面へ向けて押しやるように働
く屈曲手段;および − 探触部材によってキャッチされた靴の垂直押圧力の
少なくとも一部分を屈曲手段に伝達するため該探触部材
と屈曲手段の間に設けた連結手段。
【0016】本発明は、以下の記載ならびにその不可欠
な部分をなす添付図を参照することによりより良く理解
されるであろう。
【0017】図1は滑り部の中央部に位置するスキー板
1の部分図である。また、スキー靴2も略示されてい
る。このスキー靴2の前端および後端はそれぞれ前部締
め具3と後部締め具4によって保持される。
【0018】前部締め具3は公知の型式のもので、適宜
な手段、特にネジによりスキー板に組み付けられるベー
スプレート5を特に有する。これらのネジは図1では見
えないが、鎖線6および7によりその位置が略示されて
いる。ベースプレート5は靴底の前端が載る支承板8を
介して後方へ伸び出ている。
【0019】後部締め具4はベースプレート9を有し、
このベースプレートに沿って締め具の本体10が滑動で
きるようになっている。このベースプレート9は後述す
る手段によってスキー板に組み付けられる。更に、ベー
スプレート9は、その前部分において、靴底の後端を支
承するのに役立つ延長部12を有する。
【0020】本発明に基づく装置は、靴底と接触し、か
つ垂直方向に沿って動く探触子を含む。図1に示す実施
態様において、探触子はベースプレート9の延長部12
によって構成される。この延長部は靴の後端を支持す
る。更に、ベースプレート9は、該プレートが垂直面内
で大きく揺動できるよう、スキー板1に結合される。図
示の実施態様において、ベースプレート9とスキー板1
の間にスペーサー15が挿入されている。スペーサー1
5は、適宜な手段により(特にネジ止めにより)、スキ
ー板に組み付けられる。ベースプレート9はスペーサー
15を介してスキー板1に組み付けられる。組付け手段
にはベースプレート9の後部分に位置するネジ14が含
まれる。
【0021】ネジ14が貫通するベースプレート9の孔
は、ベースプレート9が図1の面内でネジ14を中心に
揺動できるよう長手方向に沿って僅かに楕円形となって
いる。この揺動運動は振幅が小さく、図1は上限位置に
あるベースプレート9を示している。
【0022】ベースプレート9の前部分では、スペーサ
ー15と一体の側方止め具16がベースプレート9を側
方に案内する。また、これら止め具16はベースプレー
ト9の前部分のための垂直ストッパーとしての機能も果
たす。このようにして、ベースプレート9の延長部12
は、図1に示す位置とベースプレート9がスペーサー1
5に押しつけられる位置との間でほぼ垂直方向に揺動す
ることができる。この位置を図2に示す。
【0023】また、ベースプレート9の長手方向保持
は、適宜な手段、例えばベースプレート9の側面に窪み
を設け、その窪み内に止め具16を挿入することによっ
て実現される。
【0024】場合によっては、延長部12の下方へ向か
う垂直運動に弾力的に逆らうように、ベースプレート9
とスペーサー15との間に、あるいはベースプレート9
とスキー板との間に、適宜な弾性圧縮可能な材料および
/またはバネを挿入してもよい。
【0025】上述したことは限定的なものではなく、探
触子(ここでは延長部12によって構成されている)が
ほぼ垂直に動くことができるならば、他の適宜な手段が
使用可能である。
【0026】更に、本発明による装置はスキー板の少な
くとも一端に曲げモーメントを発生させる屈曲手段を有
する。図1に示した例では、この屈曲手段はスキー板の
前端に作用し、前端が前部締め具3のベースプレート5
とスキー板の上面との間に挿入される受け台17とで構
成される。この箇所において、ベースプレート5と受け
台17の前部分はスキー板1と一体的に組み付けられ
る。
【0027】例えば硬質なプラットフォーム(台)から
成る受け台17は、自由端18を有する後方へと延び出
ている。静止時に、この受け台17自体はスキー板の上
面に押しつけられる。
【0028】もし自由端18に上方へ向かう垂直応力が
働くと、この力は、スキー板の前端を下方へ押しやるよ
うに働く曲げモーメントの形で、前部締め具3のベース
プレート5の区域内においてスキー板に伝達されること
が分かる。
【0029】また、本発明による装置は、延長部12か
ら成る探触子と受け台17の自由端18の間に連結手段
を備えている。
【0030】図1において、これらの手段は双腕式揺動
部材20から成る。一方の腕21は探触子、すなわち延
長部12の前端の下に入り込んでおり、他方の腕22は
受け台17の自由端18の下に入り込んでいる。
【0031】本発明に基づく装置の働きは次の通りであ
る。図1に示すようにスキーヤーがノーマルポジション
にある場合、探触子12はハイポジションか、このポジ
ション近傍にとどまり、受け台17はスキー板の前端箇
所において曲げモーメントを全く発生させないか、もし
くは比較的小さな曲げモーメントを発生させる。
【0032】図2はスキーヤーが後ろに体重をかけたと
きの位置(後方支承位置)を示す。靴底の後端は、探触
子12上に、矢印24で示す付加的な力を発生させる。
この力の影響を受けて探触子は下がり、これによって軸
23を中心とする揺動部材20の枢動が生じる。この枢
動は受け台17の自由端を持ち上げ、その結果、スキー
板の前端を下方向へ押しやるように働く付加的な曲げモ
ーメントがベースプレーヘト5の箇所に発生する。スキ
ーヤーがノーマルポジションに戻ると直ぐに、該装置は
図1に示したポジションに戻り、スキー板の前端に掛か
る付加的な曲げモーメントは消失する。
【0033】各種手段のパラメータ(例えば、レバー腕
の長さや軸の位置)を変えることによってこのモーメン
トが働く条件を変えることができることは言うまでもな
い。
【0034】図3は先の装置の変形実施態様を示す。こ
の変形例によると、受け台17は前部締め具3のベース
プレート5を越えて前方へ延び出ている。そして、受け
台17は前方に向かって反り上がった端部25を有す
る。この端部25においては、ネジ26あるいは他の適
宜な手段により、受け台17とスキー板の上面間に支承
による連結が確保される。ネジ26は、一方において、
受け台17からスキー板が受ける応力をスキー板の前部
に移動させることができる。他方において、このネジ2
6はスキー板の前端の曲げプレストレスを調節すること
ができる。また、長手方向に沿って、あるいは横断方向
に沿って、異なる位置にネジ26を収容するため、受け
台17の前端25に複数個の孔を穿設できることも付け
加えておく。
【0035】図4は、主に屈曲手段と連結手段の箇所に
おける本発明の他の実施態様を示す。
【0036】この図に示されている装置は、前部締め具
3のベースプレート5とスキー板の上面との間に前部分
が挿入された受け台27を備えている。そして、受け台
27の後部分は靴底の方向にほぼ垂直にせり上がってい
る縁取り部30を有する。
【0037】図4に示す連結手段は、まず最初に、横断
方向軸32を中心としてヒンジ連結された小揺動部材3
1を含む。揺動部材31の腕部のうちの一方は延長部1
2の下に入り込み、そのもう一方の腕部は静止時にヒン
ジ連結軸32の下に延在するほぼ垂直な支承面33を有
するように方向づけられている。
【0038】この面33の下部分と縁取り部30の上部
分との間には、例えば圧縮用のバーあるいは薄板から成
る圧縮部材34が延在する。図4に示されているよう
に、該圧縮部材34は傾斜している。
【0039】装置の働きは次の通りである。靴の重心を
後ろにずらすと、延長部12が下方へ押され、その結
果、揺動部材31が回転する。圧縮部材34はこの回転
を前方へ向けられた付勢力の形で受け台27の縁取り部
30に伝達する。縁取り部30上にある圧縮部材34の
支点はスキー板の上面に対し高さがずれているので、こ
の付勢力はスキー板の前端部上で曲げモーメントを生じ
させ、この端部を下方向へ押し下げようとする。
【0040】図5は図4の装置の変形実施態様を示す。
この変形例によると、圧縮部材は2つの部分からなって
いる。すなわち、スキー板の上面に沿って延在する後部
分36と、それに続いて斜めに延び出ている前部分37
とである。先の場合のように、前部分37の前端は受け
台27の縁取り部30に対して支承される。
【0041】図6は他の変形実施態様を示す。それによ
ると、圧縮部材40はその全長にわたってスキー板の上
面に沿って延在する。前部分において、縁取り部30は
嘴(くちばし)状エッジ41を介して後方へ伸び出てお
り、また軸43にヒンジ連結された揺動部材42は圧縮
部材40の前端と嘴状エッジ41とを連結する。該揺動
部材42は前述の揺動部材31と同じ型式のものであ
る。
【0042】靴の支承押圧力が探触子12にかかると、
揺動部材31が回転し、圧縮部材40が並進移動し、か
つ揺動部材42が回転する。この揺動部材42の回転は
嘴状エッジ41を介して上方へ向かう垂直付勢力の形で
受け台27に伝達される。
【0043】図7は他の一変形実施態様を示す。この変
形実施例によると、延長部12はリンク部材45を介し
て圧縮部材34の後端に連結される。該リンク部材は斜
めに取り付けられ、その後端は例えばヒンジ連結により
後部締め具4のベースプレート9に連結される。そし
て、その前端はスキー板の上面に対して支承されるか、
あるいはスキー板の上面のすぐ近くにある。靴の支承押
圧力が探触子12に掛かると、延長部12が下方へ動
き、その結果リンク45を回転させ、かつその前端をほ
ぼ長手方向に沿って移動させる。
【0044】図8はさらに他の変形実施態様を示す。そ
れによると、前述のリンク部材45の代わりにナックル
ジョイント式装置47が使用される。後部ベースプレー
ト9は、探触子の箇所において、ナックルジョイント4
7を構成する2つのリンク部材48および49の中央ヒ
ンジ連結部に支承される。探触子12が下方へ動くと、
ナックルジョイント47が押しつぶされ、かつ前部リン
ク部材48の前端は長手方向に沿って前方へ動く。
【0045】図9は本発明の他の実施態様を示す。この
態様によると、連結手段は横断方向軸51を中心として
ヒンジ連結された揺動部材50を後部に備えている。フ
ロント部において、連結手段は横断方向軸53を中心と
してヒンジ連結した揺動部材52を備えている。2つの
揺動部材50および52は非伸張性のリンケージ、例え
ばケーブルあるいはロッドによって連結される。軸51
および53はそれぞれの揺動部材50および52の下部
分に位置している。従って、探触子12が下方向に動く
と、該揺動部材50が時計方向に回転し、その回転が非
伸張性リンケージを介して揺動部材52に伝達される。
そして、該揺動部材52はその軸53を中心に回転させ
られ、この回転は前部締め具3のベースプレートの下に
位置する受け台57の後端に対して上方へ垂直な付勢力
を引き起こす。
【0046】図10は図4と関連して述べた装置の一変
形実施態様を示す。屈曲手段はここでは図11に図示す
る鐙状金具60から成る。この鐙状金具60は前部締め
具3のベースプレート5とスキー板の上面との間に挿入
される基部61を有する。更に、この鐙状金具はスキー
板の上面に対し一段と高くなった中央部分62を有す
る。圧縮部材は、圧縮時に作動することができ、また更
にある程度の屈曲特性を有する、例えば複合材料ででき
た薄板などの圧縮用薄板64である。この薄板64は図
4の揺動部材31に似た揺動部材65に後部上で接続さ
れる。この端から、該薄板64はスキー板の上面に押し
当てられて延在し、ベースプレート5の下を通る。薄板
64の前端は上方へずれており、かつ鐙状金具60の中
央部分と一体になっているストッパー66に押し当てら
れて支承状態にある。ストッパー66の長手方向の位置
はネジ切りを施したプラグ67により調節可能である。
【0047】この装置の働きは次の通りである。靴の押
圧力が探触子12にかかると、揺動部材65が回転す
る。この回転は、前方へ長手方向に沿って該薄板64の
並進移動を引き起こす。そのため、薄板64の前端がス
トッパー66に加える圧縮付勢力が生じる。この付勢力
は前部締め具3のベースプレート5の箇所において、ス
キー板の前端を下方へ押し下げるように働く曲げモーメ
ントを生じさせる。
【0048】言うまでもないことであるが、該揺動部材
65は他の装置、例えば図7および図8で述べた装置を
代わりに用いてもよい。
【0049】図13は他の一変形実施例を示す。それに
よると、薄板64はその長さの中央部分がカバー69の
下で案内される。探触子12の下に位置する薄板の後端
68は座屈により上方へ変形している。靴の押圧力が探
触子12にかかると、後端68の座屈変形を解消しよう
とし、これにより、前述の例のように、薄板64は前方
へ並進移動する。
【0050】当然であるが、以上の説明は参考にすぎ
ず、本発明の範囲を逸脱しない限り本発明の他の実施態
様を採用することができるであろう。
【0051】特に、探触子12が独立であってもよいこ
と、すなわちベースプレート9から分離され得ることは
言うまでもない。この場合、ベースプレートはスキー板
と一体化されるであろう。また、靴は探触子12の上に
載せられ、該探触子を下方へ付勢することもできるであ
ろう。
【0052】さらに、上述の手段はスキー板の前部分を
屈曲させるように働く。言うまでもないことであるが、
同じ方法により、スキー板の後部分に曲げ応力をかける
こともできるであろう。前部締め具と後部締め具間の屈
曲手段と探触子を入れ替えるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の態様に基づく装置を概略的に示
す側面図である。
【図2】図1に示した装置の働きを説明する側面図であ
る。
【図3】図1の装置の変形実施態様を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の第二の態様に基づく装置を示す側面図
である。
【図5】図4の装置の変形実施態様を示す側面図であ
る。
【図6】図4の装置の他の変形実施態様を示す側面図で
ある。
【図7】連結手段の変形実施態様を示す側面図である。
【図8】連結手段の他の変形実施態様を示す側面図であ
る。
【図9】本発明の第三の態様に基づく装置の側面図であ
る。
【図10】本発明の第四の態様に基づく装置の側面図で
ある。
【図11】図10の装置の実施態様を詳細に示す斜視図
である。
【図12】図10の装置の実施態様を詳細に示す要部拡
大断面図である。
【図13】図10の装置の変形実施態様を示す側面図で
ある。 [符号の説明] 3、4 締め具 5、9 ベースプレート 8 支承板 12 延長部 17、27、57 受け台 18 自由端 20、42 揺動部材 25 端 部 26 ビ ス 30 縁取り部 34、40、64 圧縮部材 36 後部分 41 嘴状エッジ 53 横断方向軸 54 リンケージ部材 60 鐙状部材 62 中央部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン ベジャン フランス国.74540 アルビー シュル シェラン,レ バルメット − ミュール (番地なし)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に沿って動く、靴底と接触する
    探触部材(12)と;スキー板の前端および後端の少な
    くとも一方に曲げモーメントを発生させ、前記端部を滑
    り面へ向けて押しやるように働く屈曲手段(17、2
    7、57、60)と;前記探触部材によって捕捉された
    靴の垂直押圧力の少なくとも一部分を前記屈曲手段に伝
    達するため、前記探触部材と前記屈曲手段の間に設けた
    連結手段(20、34、36、40、54、64)とを
    含むことを特徴とする、スキー靴を保持するための締め
    具(3、4)と、靴底が載る少なくとも1の支承部材
    (18、12)とを備えたスキー板の滑り面に対する圧
    力の配分を変えるための装置。
  2. 【請求項2】 前記屈曲手段が、前記締め具(3)のベ
    ースプレート(5)とスキー板との間に挿入される受け
    台(17、27、57、60)を含むこと、および自由
    端と称する前記受け台(18、30、62)の長手方向
    端部が前記連結手段(20、34、36、40、54、
    64)によって付勢されることを特徴とする請求項1に
    よる装置。
  3. 【請求項3】 前記受け台(17、57)がもう一方の
    締め具へ向けて伸び出ており、その箇所に該受け台の自
    由端(18、41、62)を有すること、および前記自
    由端(18、41、62)が前記連結手段(20、4
    2、53)によって上方へ垂直方向に付勢されることを
    特徴とする請求項2による装置。
  4. 【請求項4】 前記受け台(27、62)の一端がスキ
    ー板の上面に対して上方へずれていること、および前記
    端部(30、62)が前記連結手段(34、64)によ
    って圧縮付勢されることを特徴とする請求項2による装
    置。
  5. 【請求項5】 前記探触部材(12)が靴の一端の支承
    面を構成し、前記支承面は前記締め具の一方(4)に連
    接されることを特徴とする請求項1による装置。
  6. 【請求項6】 前記探触部材に連接した前記締め具
    (4)のベースプレート(9)が、靴の支承面(12)
    を下方へ垂直に方向づけられた靴の押圧力の作用によっ
    て押し下げるよう、長手方向垂直面内で揺動可能に取り
    付けられることを特徴とする請求項1による装置。
  7. 【請求項7】 前記連結手段が2の腕を有する揺動部材
    (20)を含み、前記腕の一方が前記受け台(17)の
    自由端(18)の下に入り込むことを特徴とする請求項
    3による装置。
  8. 【請求項8】 前記連結手段が、前記探触部材(12)
    の下方へ向かう垂直運動によって発生する圧縮付勢力を
    前記受け台(27、60)に伝達できる圧縮部材(3
    4、36、40、64)を含むことを特徴とする請求項
    4による装置。
  9. 【請求項9】 前記連結手段が、前記探触部材(12)
    の下方へ向かう垂直運動によって発生する引張付勢力を
    前記受け台(57)に伝達できる非伸張性の部材(5
    4)を含むことを特徴とする請求項4による装置。
  10. 【請求項10】 その自由端の反対側において、前記受
    け台が、それに対して連接する前記締め具(3)を越え
    て伸び出ていること、および該受け台が、前記ベースプ
    レートを越えて、スキー板の上面に対して支点(26)
    を有することを特徴とする請求項2による装置。
JP4223688A 1991-08-27 1992-08-24 スキー板の滑り面に対する圧力の配分を変えるための装置 Withdrawn JPH05220246A (ja)

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