JPH0838673A - アルペンスキー用締め具要素 - Google Patents

アルペンスキー用締め具要素

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JPH0838673A
JPH0838673A JP7168398A JP16839895A JPH0838673A JP H0838673 A JPH0838673 A JP H0838673A JP 7168398 A JP7168398 A JP 7168398A JP 16839895 A JP16839895 A JP 16839895A JP H0838673 A JPH0838673 A JP H0838673A
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bearing plate
movable
shoe
ski
spring
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JP7168398A
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Jean-Francois Merino
− フランソワ メリノ ジャン
Pierre Desarmaux
デザルモ ピエール
Pascal Thomas
トマ パスカル
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板に接続するための台座を有する本体
と、靴を保持するためこの本体によって担持される可動
な顎部と、この顎部を弾性的に中心位置に戻すため上記
本体内に配置されるばねと、該ばねによって該顎部に加
えられる戻し力を弱めるための補正手段と、靴を支持す
るための可動な支承板と、靴がこの支承板に加える力を
上記補正手段に伝達するため、該支承板を該補正手段に
接続するべく上記本体あるいは上記台座にヒンジ連結さ
れるレバーとから成る、滑走板(とりわけ、アルペンス
キー板)上に靴を保持するための要素における改良を提
供する。 【構成】 上記支承板(41)が長手方向傾動軸(4
2)を中心として側方に傾動可能で、上記支承板(4
1)が可動連結手段(48)上で傾動軸の両側に支承さ
れ、該支承板の傾動軸が、限定された振幅に亙って垂直
方向に可動であり、かつ弾性戻し手段(54)が上記支
承板を高く上げられた位置へ弾性的に復帰させるよう構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スキー板上に支承状態にあるス
キー靴を保持し、過度の応力の場合にスキー靴を解放す
るためのアルペンスキー用締め具要素に関する。
【0002】前部締め具要素と後部締め具要素を用いて
スキー靴をスキー板上に支承状態に保持することは知ら
れている。これらの要素は、とりわけスキーヤーが辿ろ
うと望む経路およびスキー板からスキーヤーに伝わる反
作用に応じてスキーヤーが自分の靴に伝達する応力によ
り、スキーヤーが自分のスキー板を誘導できるように、
スキー靴をスキー板上に保持する役目を果たす。これら
締め具要素の別の機能は、スキー靴とスキー板との間の
応力がスキーヤーの脚部に損傷を引き起こすほどにまで
過度になるとき、スキー靴の該保持状態を緩める(すな
わち、スキー靴を解放する)ことである。しかし、どの
瞬間から応力がスキーヤーの脚にとって本当に危険にな
るかを識別することは難しい。他方、必要でないときに
スキー靴が解放されることを、通常「不意の外れ」と呼
んでいる。
【0003】各保持要素は通常加力ばね(一般には圧縮
ばね)により加えられる戻し力に抗して可動な本体に担
持される顎部を有する。
【0004】本発明は、特に前部締め具要素に関する。
通常、前部締め具要素はスキー靴の前端部の側方応力に
反応する。この種の応力は、スキーヤーの脚部における
純粋な捩じれ応力に由来する。
【0005】ある種の締め具要素は、スキーヤーの前方
転倒と組み合わされた捩じれ応力の場合に反応する補正
機構を有する。この種の機構は、例えばドイツ国公開特
許出願第2905837号明細書に記載されている。該
機構は垂直方向に可動なスキー靴の支承板を含み、下方
に向かうスキー靴の垂直圧力によって生ずる該支承板の
運動は、ばねが顎部に作用させる戻し力を低下させる。
【0006】別の機構がドイツ国公開特許出願第333
5878号明細書に記載されている。この機構も、垂直
方向に可動であるとともに、顎部をスキー靴の解放方向
に強制的に移動させるスキー靴の支承板を含む。この種
の装置は、前方へ向かう転倒の分力が誘発する、スキー
靴の支承部に対する該靴の摩擦の増加を補正する。この
種の機構は、転倒による側方分力が垂直分力に対して優
勢である限り、満足を与える。
【0007】他方、現存する締め具要素は、この要素を
スキー靴の靴底の種々異なる厚みに適合させ得る装置を
有する。一般に、DIN規格第7880号に従って、ス
キー靴の靴底の厚さの許容度に相当する約2mmの調節
範囲が採用されている。
【0008】ある種の締め具要素はこの高さの調節を自
動的に行う。それらの中には、ヨーロッパ公開特許出願
第580996号明細書により、上述の型式の補正機構
を有し、補正機構を作動させるレバーに対してその支承
用ペダルが休止時に一段高くなっている、締め具要素が
知られている。この支承用ペダルは、スキー靴の係合時
に、補正用レバーと接触するまで下降する。これによ
り、締め具要素はスキー靴の厚みに対し自動的に適合す
る。この状態から、支承板は補正機構に対して作用を及
ぼすことができる。この支承板の2の機能段階は、ほぼ
横断方向の軸を中心とする該支承板の同一回転運動によ
り連続的に実現する。
【0009】該締め具要素は、スキー靴の支承用ペダル
が靴底の厚みに適合する機能と補正機構の制御とを同時
に保証することを利点として有する。
【0010】本発明の目的の1つは、特にある種の転倒
の場合に、スキー靴をより容易に解放可能にして、この
種の締め具要素を更に改良することにある。
【0011】事実、「前方捩じれ」と呼ばれるある種の
転倒(すなわち、前方分力と側方分力とを伴う転倒)の
場合、側方分力が顎部の側方傾動を引き起こすには不十
分であることが注目された。その場合、顎部と支承板と
の間に挟まれるスキー靴の捩じり上げが見られる。現在
知られている補正機構は、顎部の開放を容易にするため
の作動が十分活発ではない。このような転倒は危険であ
り、また、特にスキーヤーの膝の箇所における損傷を生
ずることがある。
【0012】本発明の別の目的は、簡単な構造の締め具
要素を提案することにある。
【0013】本発明によれば、とりわけアルペンスキー
用の滑走用板上にスキー靴を保持するための要素は、台
座を介してスキー板に連結されるようになっている本体
を含む。本体はスキー靴を保持するための顎部を担持
し、顎部は、本体内に収納されるばねの戻し力に抗し
て、少なくとも部分的に、かつスキー靴の応力に応えて
少なくとも側方向に沿って可動性を有する。この保持要
素は、本体または台座に対してヒンジ連結されるレバー
に作用する応力に応えて、ばねが顎部に作用させる戻し
力を低下させるための補正機構を含み、また他方では、
スキー靴の靴底を受け入れるために設けられる支承板を
有する。
【0014】この保持要素の特徴とするところは、支承
板がほぼ長手方向垂直面に向けられた傾動軸を中心とし
て側方に傾動できること;支承板が、傾動軸の両側で、
前端部が補正機構に単に乗っている可動連結手段に支承
されること;支承板の傾動軸が限定された振幅で垂直方
向に可動性を有すること;弾性戻し手段が支承板を高い
位置へ弾性的に戻すことである。
【0015】支承板が長手方向傾動軸を中心として可動
となることにより、スキー靴が捩り上がるとき、補正機
構を作動可能にする。このことにより、特に前方捩じれ
転倒の場合、スキー靴の解放を更に容易にし得ることが
考えられる。事実、該補正機構は、顎部が開放に対抗す
る力を減少させ、このことにより、スキー靴の捩じり上
げによって誘発される摩擦の増加を補償する。
【0016】支承板の傾動軸を垂直方向に可動とするこ
とにより、補正機能およびこの適応機能のための支承板
の運動が別々の性質のものであるにもかかわらず、スキ
ー靴の靴底の厚みに対する適応機能を確保できるように
する。
【0017】本発明の別の一特徴によれば、支承板は、
この支承板と補正機構とを連結する連結手段に作用する
ばねにより一段高い位置に戻される。したがって、該支
承板は、特にスキー靴が無いとき、該連結手段によっ
て、高い位置に遊びなしで維持される。
【0018】本発明は、以下の記載およびこの記載の一
部分をなす添付図を参照することにより、より良く理解
されよう。
【0019】図1から図3までに示す前部締め具要素1
は、主としてフランス国公開特許出願第2640516
号明細書により知られている。
【0020】前部締め具要素は、適宜な何らかの手段
(例えば、ねじ)でスキー板に一体的に連結される台座
3に接続した本体2を含む。上面から見ると、この台座
は、2の側方分岐部3a、3bで、後方に開いたU字形
を呈する。
【0021】本体は、区域9内で本体と台座間の接続部
に局在する、変形可能な連結部により、台座に対して垂
直方向に可動である。本体と台座は、この変形可能な連
結部によって連続的に接続され、かつ単一ブロック要素
を形成する。
【0022】本体2は、スキー靴の前端部の保持用顎部
4を担持する。顎部4は、軸7と8を中心としてそれぞ
れヒンジ連結される2の側方保持用翼部5と6を含む。
顎部4はまた、スキー靴の垂直保持用靴底押え12を含
む。
【0023】翼部5と6は、ばね15がこれら翼部に加
える復元力に抗して、スキー靴の応力に応えて可動性を
有する。
【0024】ばね15は本体内に格納される。このばね
は、また、長手方向並進運動のため本体内に格納され、
かつ案内されるピストン16を作動させる。諸図は、ピ
ストンが本体の格納部17内に収容され、かつ案内され
ること、およびばねがピストン内に嵌入されることを示
す。ばねの前端部は、締め具要素の前側に位置するピス
トンの底部に対して支承状態にある。他方、頭部が本体
の前部に保持されるねじ20はピストンとばねを貫通
し、かつばねの後端部を係留するナット21を後方に有
する。ねじの回転によりばねを並進運動させ、それによ
りばねの初期圧縮を調節可能にする。
【0025】翼部5と6は、本体7と8に対する両者の
ヒンジ連結軸の先に、小腕部5aと6aを有し、これら
小腕部は、ピストン16の後方上部分に位置する肩部2
3に対して支承されているピストン16を後方へ駆動す
る。
【0026】更に、締め具要素1はばね15が翼部5と
6に作用させる復元力を軽減させる補正機構を有する。
【0027】この機構は、台座3の分岐部3aと3bの
間に部分的に収容される傾動部材30を含む。この傾動
部材は、該分岐部が担持する軸32を中心としてヒンジ
連結される。
【0028】傾動部材30は、台座の分岐部3aと3b
間で接近可能なほぼ水平の腕部33を締め具要素の後部
に有する。この腕部33は、後方において、制御用ペダ
ルのための支承部を提供する。該ペダルについては、後
程更に詳細に説明する。
【0029】更に、傾動部材30は、ピストン16の両
側を通り、かつピストンが翼部の肩部23の下に有する
肩部37にそれぞれ掛かる2の側方シューにより形成さ
れる、ほぼ垂直な腕部を有する。諸図には、シュー35
のみが見える。
【0030】諸図に示す実施態様において、補正機構は
更に、傾動部材30を本体2の後部分に接続する連結棒
36を有する。傾動部材30に対する連結棒36のヒン
ジ連結部は軸32の前方に位置する。この連結棒は、と
りわけ顎部内におけるスキー靴の垂直付勢に際して生ず
る本体の上昇運動を傾動部材30に、したがってピスト
ン16に、伝達する。
【0031】前記締め具要素の構造はもちろん限定的な
ものではない。補正機構を有し、または受け入れること
ができるものであれば、他の構造でもよい。この種の構
造は、例えばドイツ国公開特許出願第3840949号
および第3343545号明細書に記載されている。こ
れ以外の構造でもよい。
【0032】そのうえ、締め具要素1は靴底前端部のた
めの支承用装置40を含む。
【0033】支承用装置は、スキー靴の靴底を乗せる支
承板41を有する。支承板41は、スキー靴の側方滑動
を容易にするための適宜な被覆(例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)製の小板)をその上部分に
備えてもよい。この支承板は、この箇所ではスキー板の
幅とほぼ同一幅を有する。図示の実施態様において、支
承板41はほぼ水平かつ長手方向に向けられる軸42に
より担持される。該支承板41は該軸を中心として一側
または他側に傾動できる。
【0034】軸42は、台座3に一体的に連結される底
板39と一体のこま43、44からなる軸受に取付けら
れる。この底板は、台座3を後方へ伸び出させる。他の
なんらかの適宜な配置構成も可能であり、例えば底板を
台座と単一成形体(モノブロック)にしてもよいであろ
う。
【0035】軸42を担持するこま43と44は、長手
方向垂直面において、限定振幅で、軸42の運動を可能
にする。例えば、図示のように、前部こま43は、軸4
2のために、長径が垂直方向に向けられる細長孔45を
有する。後部こま44は、垂直運動することなく軸42
の他端を係留するが、こま43の細長孔45内における
軸42の運動を可能にするようになっている。
【0036】他方、連結手段が支承板41を傾動部材3
0に連結する。この連結手段は、傾動部材30の腕部3
3上に、下方へ向けて作用する垂直応力の形で、軸42
を中心とする該支承板の傾動運動を伝達する。
【0037】諸図に示す実施態様において、該連結手段
はほぼU字形に折り曲げられたロッド48を含み、その
分岐部46と47は軸42の両側で支承板41の下を通
り、傾動部材30に向けて収斂する。ロッド48は、そ
の後部分において、底板39と一体のフラップ49によ
り形成される収納部内に保持される。該ロッドの分岐部
は、この収納部によって画定される区域を中心として揺
動できる。ロッド48はその中央に偏平な区域を有する
のが好ましい。この区域は軸42の設置と往来を容易に
する。
【0038】ロッド48は、ばね鋼またはある程度弾力
性を有する材料で製作するのが有利である。それにより
傾動部材30に対する支承板41の傾動運動の伝達が向
上する。
【0039】支承板41は、その下面で、軸42の両側
に、分岐部46と47の各々のための支承区域を有す
る。この支承区域は、下方に突出するこま51と52に
より形成されるのが好ましい。このようにして、接触区
域は、支承板の傾動運動のときにも、正確に局在する。
【0040】前方において、ロッドの分岐部46と47
は、軸32の後方において、下方へ向かう垂直方向に沿
って、傾動部材30の腕部33上に自在に乗れるように
なっている。
【0041】他方、ばね54が分岐部46と47の前端
部を上方へ戻す。図示の実施態様において、このばね5
4は、底板39と分岐部46、47の前端部間に配設さ
れる圧縮ばねである。
【0042】ばね54は比較的硬いのが好ましく、かつ
分岐部46と47の前端部を傾動部材の腕部33の上方
に大幅に持上げるようになっている。
【0043】要するに、支承板41は軸42を中心とし
て可動である。該支承板と軸は、主として細長孔45に
より画定される軌道と振幅に応じて垂直方向に可動であ
る。そのうえ、該支承板はこま51と52によって補正
機構の傾動部材30との連結を保証する分岐部46と4
7に支承され、かつこれら分岐部はばね54が対抗する
復元力に抗して下方へ向けて可動性を有する。
【0044】ばね54は、分岐部46と47を上方へ押
し戻す。今度は、該分岐部が支承板41とそのヒンジ連
結軸42を上方へ駆動する。上方へ向かう支承板と分岐
部の運動を制限するのは細長孔45である。この細長孔
の寸法と位置は、分岐部の前端部が、休止時に、スキー
靴の靴底の厚さの許容度にほぼ対応する距離(すなわ
ち、2mmの距離)で傾動部材の上まで上昇するように
なっている。しかしながらこの値は全く限定的なもので
はない。
【0045】更に、細長孔45の寸法と位置は、分岐部
46と47の前端部が傾動部材の腕部33と接触すると
き、軸42の端部が細長孔45の下端に達するようにな
っている。
【0046】支承装置の機能は次の通りである。スキー
靴が不在のとき、ばね54は分岐部46と47、ならび
に支承板41と軸42を上方へ押し戻す。分岐部の前端
部は、傾動部材の水平腕部33からかなり上方に上がっ
ている。支承板は分岐部によって上方へ付勢されるが、
収納部45内部にその軸42によって保持される。この
ことにより、該支承板は、遊びなしで水平状態に維持さ
れる。この状態を図6に示す。
【0047】スキー靴が嵌合すると、支承板は分岐部4
6と47の前端部が傾動部材30の腕部33上で支承状
態に達するまで下降する。ばね54はこの運動に弾性的
に抵抗する。この運動段階中、支承板はほぼ水平に保持
され、その前端部は垂直方向に沿って細長孔45を描
く。軸42は、分岐部46と47が傾動部材30上で支
承状態に達するとき、細長孔45の下端上に乗るのが好
ましい。この機能段階を図7に示す。
【0048】図7に示す状態から、支承板は、スキー靴
の前部分が該支承板に及ぼす側方傾動応力に応えて、軸
42を中心とする傾動によってのみ、下方へ向けて移動
することができる。軸42を中心とする支承板41の傾
動は、分岐部46と47のいずれか一方の下降を生ず
る。付勢された分岐部はその応力を傾動部材30の腕部
33に伝達し、この傾動部材は、補正作用の方向(すな
わち、ピストンの後退およびばね15の圧縮に対応する
方向)に枢動する。この機能段階は図2に示す通りであ
る。
【0049】傾動による付勢が中止すると、支承板は、
該傾動部材30とばね54の推進力を受けて、分岐部4
6と47により水平状態に戻る。
【0050】スキー靴が締め具要素から離脱すると、ば
ね54は支承板および分岐部46と47を上方へ(すな
わち、傾動部材30の腕部33の上方へ)戻す。他方、
支承板はその軸42によって保持されているので、該分
岐部46と47により遊びなしで水平状態に維持され
る。したがって、締め具要素の操作時に生じるかも知れ
ない「ぐらつき」が避けられる。このようなぐらつき
は、支承装置の早期損耗を引き起こす恐れがある。他
方、該ぐらつきは、経験の浅い利用者がこのような締め
具要素に対して先天的に抱いている信頼を損なうだろ
う。
【0051】本発明は上記の構造に限定されるものでは
ない。とりわけ、連結手段は別の性質を有することもあ
り得る。折り曲げによって形成されるロッド48は、フ
ラップ49の区域でその後部分にヒンジ連結され、かつ
軸42を通すために中央部分に孔をあけた板に置き替え
てもよいであろう。そのとき、支承板41は軸42の両
側でこの板に対して支承状態にある。
【0052】更に、ばね54は他の弾性戻し手段(例え
ば、分岐部46と47に作用するコイルばね)に代えて
もよい。図9と図10に示すように、ばねは、ロッド4
8’の中央ループで形成することもできよう。U字形状
の代わりに、ロッド48’は、実際、中央ループ60が
側方分岐部と或る角を形成するW字形状を呈してもよ
い。この中央ループは底板39に対して支承状態にあ
り、かつ、そのとき戻しエネルギーは、線の捩じれによ
って生ずるだろう。前例と同じく、分岐部46’と4
7’の端部は、傾動部材30の腕部33の真上に位置す
るだろう。場合によって、中央ループ60の真中に、軸
42の往来を容易にするための偏平な部分を有してもよ
いだろう。
【0053】支承板41のヒンジ連結軸32はまた、補
正手段の作用において僅かに非対称を生ずるように、ス
キー板により画定される中央長手方向に対して、位置ま
たは方向を僅かにずらせてもよいだろう。この場合、他
方の足の締め具要素は対称的なずれを呈するだろう。
【0054】本発明は、記載した実施態様に限定される
ものではなく、その変形態様および均等物ならびに、一
般的に、冒頭の特許請求の範囲で定義されるすべての構
造を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の限定的でない実施態様による締め具要
素の側面全体図である。
【図2】図1の締め具要素の一部断面側面図である。
【図3】異なる断面で見た図1の締め具要素の2の半部
分を示す上面図である。
【図4】スキー靴の支承装置の箇所における図1の締め
具要素を示す横断面図である。
【図5】支承板の下面図である。
【図6】スキー靴の支承装置の縦断面側面図である。
【図7】図6の装置の一機能段階を示す縦断面側面図で
ある。
【図8】図6の装置の一機能段階を示す縦断面側面図で
ある。
【図9】一変形実施態様を示す上面図である。
【図10】一変形実施態様を示す側面図である。
【符号の説明】
2 本体 3 台座 4 顎部 15 ばね 30 傾動部材 41 支承板 42 軸 45 細長孔 46,47 分岐部 46’,47’ 分岐部 48 ロッド 54,60 弾性戻し手段
フロントページの続き (72)発明者 パスカル トマ フランス国.73000 シャムベリ,リュ ド ラ ガロパ 120

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキー板に接続するための台座(3)を
    有する本体(2)と、靴を保持するため前記本体によっ
    て担持される可動な顎部(4)と、前記顎部を弾性的に
    中心位置に戻すため前記本体内に配置されるばね(1
    5)と、前記ばねによって前記顎部に加えられる戻し力
    を弱めるための補正手段(30)と、靴を支持するため
    の可動な支承板と、靴が前記支承板に加える力を前記補
    正手段に伝達するため、該支承板を該補正手段に接続す
    るべく前記本体あるいは前記台座にヒンジ連結されるレ
    バーとを含む、滑走板(とりわけ、アルペンスキー板)
    上に靴を保持するための要素において、 前記支承板(41)が、ほぼ長手方向垂直面に向けられ
    る傾動軸(42)を中心として側方に傾動可能であるこ
    と;前記支承板(41)が、可動連結手段(46、4
    7、48)上で、傾動軸の両側に支承され、その前端部
    が前記補正手段(30)上に単に支承状態で乗っている
    こと;前記支承板の傾動軸(42)が、限定された振幅
    に亙って垂直方向に可動であること;および弾性戻し手
    段(54、60)が前記支承板を高く上げられた位置へ
    弾性的に復帰させることを特徴とする靴保持要素。
  2. 【請求項2】 前記弾性戻し手段が、前記可動連結手段
    (46、47、48)に対して上方へ向かう作用を及ぼ
    し、該連結手段はこの作用を前記支承板(41)に伝達
    することを特徴とする請求項1による靴保持要素。
  3. 【請求項3】 前記弾性戻し手段(54、60)が、前
    記補正手段(30)と接触する位置上で、前記連結手段
    の前端部を広く弾性的に復帰させることを特徴とする請
    求項2による靴保持要素。
  4. 【請求項4】 前記支承板(41)のヒンジ連結軸(4
    2)が、少なくとも1の可動端部を細長孔(45)の内
    部に有することを特徴とする請求項2または3による靴
    保持要素。
  5. 【請求項5】 前記細長孔(45)の上端部が、前記弾
    性戻し手段の推進力により、上方へ向かう前記支承板
    (41)の移動を制限することを特徴とする請求項4に
    よる靴保持要素。
  6. 【請求項6】 前記連結手段が、U字形あるいはW字形
    に折り曲げられたロッドの分岐部(46、47、4
    6’、47’)で形成され、前記分岐部はそのヒンジ連
    結軸の両側で前記支承板(41)の下を通過して、前記
    補正手段(30)へ向けて収斂することを特徴とする請
    求項1による靴保持要素。
JP7168398A 1994-07-13 1995-07-04 アルペンスキー用締め具要素 Withdrawn JPH0838673A (ja)

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