JPH0521641U - 植物育成用株間調整装置 - Google Patents

植物育成用株間調整装置

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JPH0521641U
JPH0521641U JP6812191U JP6812191U JPH0521641U JP H0521641 U JPH0521641 U JP H0521641U JP 6812191 U JP6812191 U JP 6812191U JP 6812191 U JP6812191 U JP 6812191U JP H0521641 U JPH0521641 U JP H0521641U
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strip
inter
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JP6812191U
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清士 出口
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清士 出口
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各育成トレイ内に培養している育成植物の株
間を育成トレイ同士を相互に自動的に離隔させることに
より調整して、育成植物の生育を良好に保つことができ
るようにすること。 【構成】 駆動スプロケット1と従動スプロケット2と
の間に株間調整用帯状体13を巻回し、同帯状体13の上側
回動側13a の近傍に上側ガイドレール体22を配設すると
共に、下側回動側13b の近傍に下側ガイドレール体23を
配設し、同帯状体13を多数個の育成トレイ載置体14,14
同士を相互に左右一対のタイロッド15,15 により接離自
在に、かつ無端帯状に連結して形成し、隣接する育成ト
レイ載置体14,14 の間隔を、上側ガイドレール体22によ
り進行方向に向けて漸次拡大可能とする一方、下側ガイ
ドレール体22により進行方向に向けて漸次縮小可能に構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、植物育成用株間調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、植物、例えば、ホウレンソウの育成は、育苗箱に種を播いて育苗し、そ の後、苗を育苗箱から育成トレイに移して育成している。
【0003】 この際、苗が成長するに従って、株間が狭くなって、相互に葉が干渉し合って 成長を妨げるという不具合があるために、各育成トレイの間隔を経時的に広げて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のように各育成トレイの間隔を広げる作業は、人手により行な うと、多大な時間と労力を要するために、移動装置に積載したロボットにより行 なうようにしているが、移動装置を設置するための広いスペースを必要とすると 共に、ロボットも機構的に複雑で部品点数が多く、大型化して、運転コストが嵩 むという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に株間調整 用帯状体を巻回し、同帯状体の上側回動側の近傍に上側ガイドレール体を配設す ると共に、下側回動側の近傍に下側ガイドレール体を配設し、同帯状体を、多数 個の育成トレイ載置体同士を相互に左右一対のタイロッドにより接離自在にかつ 無端帯状に連結して形成し、隣接する育成トレイ載置体の間隔を、上側ガイドレ ール体により進行方向に向けて漸次拡大可能とする一方、下側ガイドレール体に より進行方向に向けて漸次縮小可能に構成したことを特徴とする植物育成用株間 調整装置を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】
植物を育成する際には、育成トレイ内に横一列に培養した育成植物を、育成ト レイごと駆動スプロケットの直上方に位置する育成トレイ載置体上に載置し、育 成植物の生育状態に適応させて、一定時間置きに株間調整用帯状体を回動させる ことにより、順次育成トレイ載置体上の育成トレイを、同帯状体の上側回動側が 回動する方向に移動させることができる。
【0007】 この際、育成トレイは、移動されるに従って、各育成トレイに培養された育成 植物の進行方向の株間が生育状態に適応して拡大されるように、隣接する各育成 トレイ載置体の間隔が上側ガイドレール体により漸次拡大されるために、育成植 物の良好な生育を確保することができる。
【0008】 また、従動スプロケットに沿って反転回動する下側回動側の育成トレイ載置体 は、下側ガイドレール体により相互に隣接する間隔が漸次縮小されて、駆動スプ ロケットに沿って反転回動し、同駆動スプロケットの直上方位置において、上記 したように育成トレイを載置することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0010】 図1は、本考案に係る植物育成用株間調整装置Aの側面図、図2は、同装置A の平面説明図、及び図3は、同装置Aの断面背面図であり、図1中、Tは育成ト レイ、Yは育成植物である。
【0011】 かかる植物育成株間調整装置Aは、図1〜図3に示すように、前後方向に一定 の間隔を開けて駆動スプロケット1と従動スプロケット2を配置し、各スプロケ ット1,2のスプロケット軸3,4にそれぞれ駆動プーリー5,6間に伝動ベル ト7を巻回すると共に、駆動側のスプロケット軸3には入力プーリー8を取付け 、同プーリー8と、駆動スプロケット1の近傍に配設した駆動モーター9の出力 軸10に取付けた出力プーリー11との間に、駆動ベルト12を巻回して、駆動モータ ー9の駆動により、両スプロケット1,2を同調させて回動させることができる ようにすると共に、両スプロケット1,2間に無端帯状に連結形成した株間調整 用帯状体13を巻回して構成している。
【0012】 また、図1中、1a,2a は、それぞれ駆動スプロケット1と従動スプロケット2 に形成したローラー係止用凹部であり、各凹部1a,2a に、後述する育成トレイ載 置体14に取付けた前後一対のローラー20,20 を係止して、育成トレイ載置体14を 各スプロケット1,2に沿わせて反転移動させることができるようにしている。
【0013】 そして、株間調整用帯状体13は、多数個の育成トレイ載置体14,14 同士を左右 一対のタイロッド15,15 により前後方向に接離自在に、かつ無端帯状に連結して 形成している。
【0014】 育成トレイ載置体14は、左右幅方向に横長の育成トレイTを載置可能に上面を 開口させた横長矩形箱状に形成し、床部14a の下面左右側部にそれぞれタイロッ ド後端連結ピン16,16 を垂設し、同床部14a の下面に左右幅方向に横長の連結ピ ンガイド部17を形成し、同ガイド部17に横長ガイド溝18を形成して、連結ピンガ イド部17にタイロッド前端連結ピン19,19 を横長ガイド溝18を介して左右幅方向 に摺動自在に取付けており、育成トレイ載置体14の左右側壁14b,14b にはそれぞ れ前後一対のローラー20,20 を取付けている。
【0015】 タイロッド15は、前半部ロッド15a の後端部と後半部ロッド15b の前端部を枢 支ピン21により上下方向に中折れ自在に枢支して形成しており、タイロッド15の 後端部をタイロッド後端連結ピン16に枢支連結し、同タイロッド15の前端部を直 前方に隣接する育成トレイ載置体14に取付けたタイロッド前端連結ピン19に枢支 連結している。
【0016】 また、株間調整用帯状体13の上側回動側13a と下側回動側13b は、それぞれ上 下側ガイドレール体22,23 によりガイドしている。
【0017】 上側ガイドレール体22は、図3に示すように、断面U字状に形成したガイド本 体24の床部24a の上面左右側部に、図2にも示すように、左右平行レール25,25 を敷設し、床部24a の上面中央部に、左右株間調整レール26,26 をレール間隔が 進行方向に向けて漸次幅広状となるように敷設し、ガイド本体24の側壁24b の内 面に左右ローラーガイドレール27,27 を敷設している。
【0018】 そして、左右平行レール25,25 に、それぞれタイロッド後端連結ピン16,16 の 各下端を摺動自在に嵌合し、左右株間調整レール26,26 に、それぞれタイロッド 前端連結ピン19,19 の各下端を摺動自在に嵌合し、また、左右のローラーガイド レール27,27 に、それぞれローラー20,20 を転動自在に嵌合して、株間調整用帯 状体13の上側回動側13a が上側ガイドレール体22に沿って回動移動するようにし ている。
【0019】 また、下側ガイドレール体23も、上記上側ガイドレール体22と基本構造を同じ くしているが、下側ガイドレール体23の左右株間調整レール26,26 は、進行方向 に向けてレール間隔が漸次幅狭状となるように敷設し、始端レール間隔と後端レ ール間隔とを、それぞれ上側ガイドレール体22の後端レール間隔と始端レール間 隔とに一致させており、また、左右ローラーガイドレール28,28 は、図1に示す ように、各ローラー20,20 を下方向より支持可能な細幅板状に形成している。
【0020】 このようにして、株間調整用帯状体13の上側回動側13a は、上側ガイドレール 体22に沿って移動する際に、進行方向に向けてレール間隔が漸次幅広状となって いる左右株間調整レール26,26 に嵌合したタイロッド前端連結ピン19,19 が漸次 左右外側方へ摺動移動されるために、左右一対のタイロッド15,15 が進行方向に 向けて漸次起立状態となって、直前方に隣接する育成トレイ載置体14を押圧して 漸次離隔幅を大きくすることができるようにしている。
【0021】 そして、従動スプロケット2の直上方まで移動された育成トレイ載置体14と、 その直後方の育成トレイ載置体14との隣接するローラー20,20 の間隔が最大とな り、かかる最大間隔L1と、従動スプロケット2に形成したローラー係止用凹部2a のピッチP1とを一致させて、下側ガイドレール体23の左右株間調整レール26,26 の始端に、回動移動されてくるタイロッド前端連結ピン19,19 がスムーズに嵌合 して摺動するようにしている。
【0022】 さらに、株間調整用帯状体13の下側回動側13b は、下側ガイドレール体23に沿 って移動する際に、進行方向に向けてレール間隔が漸次幅狭状となっている左右 株間調整レール26,26 に嵌合したタイロッド前端連結ピン19,19 が漸次左右内側 方へ摺動移動されるために、左右一対のタイロッド15,15 が進行方向に対して漸 次倒伏状態となって、直前方に隣接する育成トレイ載置体14を引張して漸次離隔 幅を小さくすることができるようにしている。
【0023】 そして、駆動スプロケット1の直下方まで移動された育成トレイ載置体14と、 その直後方の育成トレイ載置体14との隣接するローラー20,20 の間隔が最小とな り、かかる最小間隔L2と、駆動スプロケット1に形成したローラー係止用凹部1a のピッチP2とを一致させて、上側ガイドレール体22の左右株間調整レール26,26 の始端に、回動移動されてくるタイロッド前端連結ピン19,19 がスムーズに嵌合 して摺動するようにしている。
【0024】 従って、駆動スプロケット1の直上方に位置する育成トレイ載置体14と、その 直前方に隣接する育成トレイ載置体14との間隔は、最小間隔L2となる。
【0025】 本考案の実施例は、上記のように構成しているものであり、本実施例によれば 、以下のような作用効果が生起される。
【0026】 すなわち、植物を育成する際には、育成トレイT内に横一列に培養した育成植 物Yを、育成トレイTごと駆動スプロケット1の直上方に位置する育成トレイ載 置体14上に載置し、一定時間置きに駆動モーター9を駆動させることにより駆動 スプロケット1を回動駆動させて、育成トレイTを株間調整用帯状体13の回動方 向に移動させ、続いて駆動スプロケット1の直上方位置に回動移動されてくる育 成トレイ載置体14上に載置するという作業を繰返し、従動スプロケット2の直上 方まで移動されてきた育成トレイ載置体14上の育成トレイTを回収する。
【0027】 この際、株間調整用帯状体13の上側回動側13a の各育成トレイ載置体14上に載 置した各育成トレイT間の間隔は、育成植物Yの生育状態に応じて漸次育成トレ イ載置体14の進行方向に向って大きくなり、各育成トレイT内で成長している育 成植物Yの株間を調整することができるために、進行方向に隣接する各育成トレ イT内の育成植物Y同士が干渉して成長を妨げるという不具合の発生を防止する ことができる。
【0028】 また、従動スプロケット2に沿って反転回動する下側回動側13b の育成トレイ 載置体14は、下側ガイドレール体23により相互に隣接する間隔が漸次縮小されて 、駆動スプロケット1に沿って反転回動し、同駆動スプロケット1の直上方位置 において、上記したように育成トレイTを載置することができ、連続的に植物育 成作業を継続することができる。
【0029】 また、駆動モーター9の駆動は、制御部(図示せず)により制御して、自動的 に植物育成用株間調整装置Aを動作させることもでき、育成トレイTの育成トレ イ載置体14への積降し作業も積降し作業装置により行なって、植物の育成作業を 全自動化することもできる。
【0030】
【効果】
本考案によれば、以下のような効果が得られる。
【0031】 育成トレイ載置体を育成植物の生育状態に適応させて漸次間隔を拡大させな がら移動させることができるために、各育成トレイ載置体上に載置した育成トレ イの間隔を拡大させて、各育成トレイ内の育成植物の株間を進行方向に自動的に 調整することができて、育成植物の生育を良好に確保することがてできる。
【0032】 装置の構造が簡易で、運転コストを大幅に削減することができる。
【0033】 業務用、又は家庭菜園用等、使用規模に応じて大型化も小形化も自由に設計 できるために、広範囲の規模の植物育成に利用できる。
【0034】 上記のように、規模に応じた大きさに設計できるために、設置スペースに 充分適応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る植物育成用株間調整装置の側面
図。
【図2】同装置の平面説明図。
【図3】同装置の断面背面図。
【符号の説明】
A 植物育成用株間調整装置 1 駆動スプロケット 2 従動スプロケット 13 株間調整用帯状体 14 育成トレイ載置体 15 タイロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動スプロケット1と従動スプロケット
    2との間に株間調整用帯状体13を巻回し、同帯状体13の
    上側回動側13a の近傍に上側ガイドレール体22を配設す
    ると共に、下側回動側13b の近傍に下側ガイドレール体
    23を配設し、同帯状体13を、多数個の育成トレイ載置体
    14,14 同士を相互に左右一対のタイロッド15,15 により
    接離自在にかつ無端帯状に連結して形成し、隣接する育
    成トレイ載置体14,14 の間隔を、上側ガイドレール体22
    により進行方向に向けて漸次拡大可能とする一方、下側
    ガイドレール体23により進行方向に向けて漸次縮小可能
    に構成したことを特徴とする植物育成用株間調整装置。
JP6812191U 1991-08-27 1991-08-27 植物育成用株間調整装置 Pending JPH0521641U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015053927A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物育成システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03127919A (ja) * 1989-10-11 1991-05-31 Kobe Kigyo Kk トラフ移動型水耕栽培施設

Patent Citations (1)

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