JPH05216046A - 配向膜 - Google Patents

配向膜

Info

Publication number
JPH05216046A
JPH05216046A JP2137692A JP2137692A JPH05216046A JP H05216046 A JPH05216046 A JP H05216046A JP 2137692 A JP2137692 A JP 2137692A JP 2137692 A JP2137692 A JP 2137692A JP H05216046 A JPH05216046 A JP H05216046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
liquid crystal
phenoxy
dianhydride
bis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2137692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Ono
茂敏 小野
Chiyoji Nozaki
千代志 野崎
Naoya Imamura
直也 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2137692A priority Critical patent/JPH05216046A/ja
Publication of JPH05216046A publication Critical patent/JPH05216046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 封入された液晶が配向欠陥がなくかつ良好な
コントラストを得ることが出来るポリイミドからなる配
向膜を提供する。 【構成】 側鎖に下記一般式(1)表されるジアミンと
テトラカルボン酸、テトラカルボン酸二無水物、テトラ
カルボン酸ジエステル及びテトラカルボン酸テトラエス
テルから選ばれるテトラカルボン酸誘導体を用いて得ら
れるポリイミドからなる配向膜 一般式(1) 【化1】 式中、Jはカルボンアミド基、スルホンアミド基、カル
バモイル基、スルファモイル基、カルボニル基、スルフ
ォニル基、−O−又は−S−を表し、Xはアリーレン
基、アルキレン基又は、アラルキレン基を表し、A,
D,Eはそれぞれ独立にベンゼン環、シクロヘキサン環
又はヘテロ環を表し、Rはアルコキシ基又はアルキル基
を表し、p、rはそれぞれ独立に0又は1を表し、qは
1から6の整数を表す。また−J−X−は合わして−C
O−を表してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側鎖にオキシアルキレ
ン基で連結された液晶構造を有するポリイミドからなる
配向膜に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配向膜は液晶表示素子等に用い
られ、液晶をある方向にそろえて配列させる、すなわち
配向させる必要があるために設けられており、これによ
り液晶分子を配向させることができる。液晶表示素子は
従来より、時計あるいはコンピューター、ワードプロセ
ッサーなどのディスプレーに使用されているが、その基
本構造として、透明電極上に配向膜を設けた二枚の透明
電極基板が配向膜を内側にして配置され、その間に液晶
が封入される構造をとっているものが普通である。この
ような液晶表示素子透明電極は、一般に、基板上にスト
ライプ状または格子状などの表示パターンの形で形成さ
れており、また配向膜はこの透明電極及び露出した(表
示パターン以外の)基板の全面に塗布または蒸着により
設けられている。この二枚の透明電極基板はそれぞれ配
向膜を内側にして配置し、その間に液晶を封入すること
により液晶表示素子が製造される。
【0003】このような液晶表示素子はネマチック液晶
をねじれ構造にしたツイステッドネマチック(TN)モ
ードによる表示が主流である。ところが、このTN型液
晶表示素子は、しきい値が急峻でないため高マルチプレ
ックス駆動(一般に、ドットマトリックスに用いられて
いる時分割駆動)による大容量表示に適していない。ま
たTN型液晶表示素子は応答速度が遅く、現状では20
ミリ秒が限度であるという欠点を有しており、高速応答
性が要求されるテレビジョンパネルなどに利用する際の
大きな問題となっている。
【0004】最近、電界の変化に対して速やかに応答す
る上記高速応答性を有し、さらに加えられる電界に応答
して第一の光学的安定状態と第二の光学的安定状態のい
ずれかをとり、且つ電圧の印加のないときはその状態を
維持する性質、すなわちメモリー性(双安定性ともい
う)をも有する強誘電性液晶が注目されている。そし
て、これを利用した液晶表示素子は、簡単な構造で、高
速応答性を実現できることから検討されている。
【0005】しかしながら、従来のTNモードなどで用
いられていた、ポリマーなどの有機物からなる配向膜を
電極基板上に形成してラビング処理した場合、液晶のプ
レチルト角が十分大きくなく、このため液晶表示素子の
コントラストが不十分であるということが大きな問題で
あった。
【0006】一方液晶をポリイミド側鎖に持たせ、配向
を制御しようとする試みがTNモードで近年盛んに行わ
れ、これらの技術は特開平2−223918、同3−1
07926、同3−179322、同3−179425
等で公開されている。しかしながらこれらにしても配
向、高速応答性、液晶表示素子のコントラスト等を同時
に満足することは出来なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液晶のプレ
チルト角を十分大きくすることにより液晶表示素子のコ
ントラストを向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記一般式
(1)で表されるジアミンを用いて得られるポリイミド
からなる配向膜を用いることで達成された。
【0009】一般式(1)
【0010】
【化2】
【0011】式中、Jはカルボンアミド基、スルホンア
ミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、カルボニ
ル基、スルフォニル基、−O−又は−S−を表し、Xは
アリーレン基又は、アラルキレン基を表し、A,D,E
はそれぞれ独立にベンゼン環、シクロヘキサン環又はヘ
テロ環を表し、Rはアルコキシ基又はアルキル基を表
し、p、rはそれぞれ独立に0又は1を表し、qは1か
ら6の整数を表す。
【0012】本発明は、機械的強度等の諸性能を悪化さ
せないポリイミド側鎖にオキシアルキレン基で液晶構造
を導入したのが特徴である。
【0013】本発明について以下に詳細に述べる。Jで
示されるはカルボンアミド基、スルホンアミド基、カル
バモイル基、スルファモイル基は具体的には−N(R
2 )CO−、−N(R2 )SO2 −、−CON(R2
−、−SO2 N(R2 )−を表わすが、好ましくは−N
HCO−、−NHSO2 −、−CONH−、−SO2
H−を表す。Jは特に好ましくは−NHCO−又は−C
ONH−を表す。
【0014】Xはアリーレン基、アルキレン基又は、ア
ラルキレン基を表すが、このましくはフェニレン基、ナ
フチレン基、エチレン基、プロピレン基、ベンジレン
基、フェネチレン基を表し、特に好ましくはフェニレン
基を表す。
【0015】A,D,Eはそれぞれ独立にベンゼン環、
シクロヘキサン環又はヘテロ環を表すが、これらの環は
F素原子あるいはシアノ基で置換されてもよい。ヘテロ
環は窒素、硫黄、酸素等のヘテロ原子を含む5から7員
環を表すが特に好ましくはピリジン環、ピリミジン環を
表す。
【0016】Rはアルコキシ基又はアルキル基を表す
が、好ましくはそれぞれ炭素数1から12のアルコキシ
基又はアルキル基を表し、特に好ましくは炭素数1から
8のアルコキシ基又はアルキル基を表す。Rで表される
アルコキシ基又はアルキル基は置換基を有していてもよ
く、これらの好ましい例はアルコキシ基、ハロゲン、ヒ
ドロキシ基、アシル基、シアノ基があげられる。
【0017】qは好ましくは1および3〜6の整数を表
し、特に好ましくは3又は4の整数を表す。
【0018】本発明のポリイミドは本発明のジアミンと
テトラカルボン酸無水物より得られるポリアミック酸を
脱水縮合させて得ることができる。
【0019】以下に本発明のジアミンの具体例をあげる
が無論本発明はこれに限定されるものではない。
【0020】G−1;1−{4−(3,5−ジアミノ−
ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−{4−(5−
オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プロパ
ン、G−2;1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイ
ックアミド)フェノキシ}−4−{4−(5−オクチル
ピリミジン−2−イル)フェノキシ}ブタン、G−3;
1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)
フェノキシ}−6−{4−(5−ヘキシルピリミジン−
2−イル)フェノキシ}ヘキサン、G−4;1−{4−
(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェノキ
シ}−3−{4−(5−ブチルピリミジン−2−イル)
フェノキシ}プロパン、G−5;1−{4−(3,5−
ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−
{4−(5−エチルピリミジン−2−イル)フェノキ
シ}プロパン、G−6;1−{4−(3,5−ジアミノ
−ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−{4−(5
−メチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プロパ
ン、G−7;1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイ
ックアミド)フェノキシ}−3−{4−(2−ブチルピ
リミジン−5−イル)フェノキシ}プロパン、G−8;
1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)
フェノキシ}−3−{4−(4−ブチルフェニル)フェ
ノキシ}プロパン、G−9;1−{4−(3,5−ジア
ミノ−ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−{4−
(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキ
シ}プロパン、G−10;1−{4−(3,5−ジアミ
ノ−ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−{4−
(5−ブチルピリジン−2−イル)フェノキシ}プロパ
【0021】G−11;1−{4−(3,5−ジアミノ
−ベンゾイックアミド)フェノキシ}−3−〔4−{5
−(5−ブチルピリミジン−2−イル)ピリジン−2−
イル}フェノキシ〕プロパン、G−12;1−{4−
(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェノキ
シ}−3−〔4−{5−(4−ブチルフェニル)ピリジ
ン−2−イル}フェノキシ〕プロパン、G−13;1−
{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェ
ノキシ}−3−〔4−{5−(4−ブチルフェニル)ピ
リミジン−2−イル}フェノキシ〕プロパン、G−1
4;1−(2,4−ジアミノフェノキシ)−3−{4−
(5−オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プ
ロパン、 G−15;1−{4−(3,5−ジアミノ−
ベンゾイックアミド)フェノキシ}−5−{4−(5−
オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}ペンタ
ン、G−16;1−{4−(2,4−ジアミノ−ベンゾ
イックアミド)フェノキシ}−6−{4−(5−ヘキシ
ルピリミジン−2−イル)フェノキシ}ヘキサン、G−
17;1−{4−(2,4−ジアミノ−ベンゾイックア
ミド)フェノキシ}−3−{4−(5−ブチルピリミジ
ン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−18;1−
(3,5−ジアミノ−ベンゾイルオキシ)−3−{4−
(5−オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プ
ロパン、G−19;1−{2−(3,5−ジアミノ−ベ
ンゾイックアミド)エトキシ}−3−{4−(5−オク
チルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G
−20;1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイック
アミド)ベンジルオキシ}−3−{4−(5−オクチル
ピリミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−2
1;1−{4−(3,5−ジアミノ−ベンゼンスルホン
アミド)フェノキシ}−3−{4−(5−オクチルピリ
ミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−22;
1−〔4−{N−(3,5−ジアミノ−フェニル)カル
バモイル}フェノキシ〕−3−{4−(5−オクチルピ
リミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−2
3;1−〔4−{N−(3,5−ジアミノ−フェニル)
スルファモイル}フェノキシ〕−3−{4−(5−オク
チルピリミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G
−24;1−{4−(3,5−ジアミノ−フェニルカル
ボニル)フェノキシ}−3−{4−(5−オクチルピリ
ミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−25;
1−{4−(3,5−ジアミノ−フェニルスルフォニ
ル)フェノキシ}−3−{4−(5−オクチルピリミジ
ン−2−イル)フェノキシ}プロパン、G−26;1−
{4−(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェ
ノキシ}−3−{4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)フェノキシ}プロパン
【0022】また本発明のポリイミドを作成する際には
一般式(1)以外のジアミンを任意の割合で用いてもよ
い。これらの具体例を以下に示すが、無論本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0023】2,2−ビス〔4−(4−アミノベンジ
ル)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、o−フェニレ
ンジアミン;m−フェニレンジアミン;p−フェニレン
ジアミン;4,4’−ジアミノジフェニルプロパン;
4,4’−ジアミノジフェニルエタン;4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン;4,4’−ジアミノジフェニル
スルフィド;4,4’−ジアミノジフェニルスルホン;
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル;3,3’−ジ
アミノジフェニルプロパン;3,3’−ジアミノジフフ
ェニルメタン;3,3’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド;3,3’−ジアミノジフェニルスルホン;3,3’
−ジアミノジフェニルエーテル;1,5−ジアミノナフ
タレン;3,3’−ジメチルベンジジン;2,2’−ジ
メチルベンジジン;3,3’−ジメトキシベンジジン;
2,2’,5,5’−テトラクロロベンジジン;2,4
−ビス(β−アミノ−t−ブチル)トルエン;ビス(p
−β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル;ビス
(p−β−メチル−o−アミノペンチル)ベンゼン;
1,5−ジアミノ−4−イソプロピルベンゼン;1,2
−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン;m−キシリレ
ンジアミン;p−キシリレンジアミン;2,4−ジアミ
ノトルエン;2,6−ジアミノトルエン;ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)メタン;3−メチルヘプタメチレ
ンジアミン;4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミ
ン;2,2’−ジメチルプロピレンジアミン;2,11
−ドデカンジアミン;オタメチレンジアミン;3−メト
キシヘキサメチレンジアミン;2,5−ジメチルヘプタ
メチレンジアミン;2,5−ジメチルヘキサメチレンジ
アミン;3−メチルヘプタメチレンジアミン;5−メチ
ルノナメチレンジアミン;4,4’−ジアミノ−3,
3’−ジメチルジシクロヘキシル;1,12−オクタデ
カンジアミン;ビス(3−アミノプロピル)スルフィ
ド;N−メチル−ビス(3−アミノプロピル)アミン;
エチレンジアミン;ヘキサメチレンジアミン;ヘプタメ
チレンジアミン;4,4’−ジアミノベンゾフェノン;
ノナメチレンジアミン;デカメチレンジアミン;2,2
−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パン;2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕ヘキサフルオロプロパン;ビス(3−アミノプ
ロピル)テトラメチルジシロキサン;ビス(4−アミノ
ブチル)テトラメチルジシロキサンの芳香族ジアミン,
脂肪族ジアミン及びシロキサン系ジアミン。これらは一
種のみを用いてもよいし二種類以上を混合して用いても
よい。
【0024】また本発明用いることのできるテトラカル
ボン酸、テトラカルボン酸二無水物、テトラカルボン酸
ジエステル及びテトラカルボン酸テトラエステルの好ま
しい具体例を以下に示すが、無論本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0025】1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン
酸二無水物;1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン
酸二無水物;1,4−ビス(2,3−ジカルボキシフェ
ノキシ)ベンゼン二無水物;1,3−ビス(2,3−ジ
カルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物;1,2,
4,5−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物;1,
2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物;
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物;2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物;2,6−ジクロロナフタレン−1,4,5,8−
テトラカルボン酸二無水物;2,7−ジクロロナフタレ
ン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物;3,
3’,4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸二無水
物;2,2’,3,3’−ジフェニルテトラカルボン酸
二無水物;4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェ
ノキシ)ジフェニル二無水物;ビス(2,3−ジカルボ
キシフェニル)エーテル二無水物;4,4’−ビス
(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテ
ル二無水物;4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物;ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルフィド二無水物;4,
4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルフィド二無水物;ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)スルホン二無水物;4,4’−ビス(2,3
−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水
物;4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルスルホン二無水物;3,3’,4,4’
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物;2,
2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物;2,3’,3,4’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物;4,4−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェノキシ)ベンゾフェノン二無水物;ビス(2,3−
ジカルボキシフェニル)メタン二無水物;1,1−ビス
(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物;
1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン
二無水物;1,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)エタン二無水物;2,2−ビス(2,3−ジカルボ
キシフェニル)エタン二無水物;2,2−ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物;2,2−ビ
ス〔4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン二無水物;4−(2,3−ジカルボキシフ
ェノキシ−4’−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)
ジフェニル−2,2−プロパン二無水物;2,2−ビス
〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)−3,5−
ジメチルフェニル〕プロパン二無水物;2,3,4,5
−チオフェンテトラカルボン酸二無水物;2,3,4,
5−ピロリジンテトラカルボン酸二無水物;2,3,
5,6−ピラジンテトラカルボン酸二無水物;1,8,
9,10−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物;
3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水
物;2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン二無水物;1,3−ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無
水物;1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
−1−フェニル−2,2,2−トリフルオロエタン二無
水物;2,2−ビス〔4−(3,4−ジカルボキシフェ
ノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン二無水物;
1,1−ビス〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル〕−1−フェニル−2,2,2−トリフル
オロエタン二無水物;4,4’−ビス〔2−(3,4−
ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロイソプロピル〕
ジフェニルエーテル二無水物;2,3,5−トリカルボ
キシシクロペンチル酢酸二無水物;シクロペンタンテト
ラカルボン酸二無水物;シクロブタンテトラカルボン酸
二無水物;5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセンジカルボン酸無
水物;ビシクロ〔2,2,2〕−オクト−7−エン−
2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物;3,5,
6−トリカルボキシノルボルナン−2−酢酸二無水物;
テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物;1,
2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸;1,2,4,
5−ベンゼンテトラカルボン酸テトラメチルエステル;
1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸−1,2−
ジメチルエステル;1,2,4,5−ベンゼンテトラカ
ルボン酸テトラエチルエステル。これらは一種のみを用
いてもよいし、二種類以上を混合して用いてもよい。
【0026】本発明の配向膜を用いた液晶表示素子の好
ましい構成について説明する。 透明基板上に透明電極
および配向膜が、それぞれこの順に積層され、二枚の透
明電極基板を構成している。必要に応じて、透明電極と
配向膜の間に絶縁層を介してもよい。二枚の透明電極基
板はそれぞれ配向膜を向かい合わせるように配置され、
その間に強誘電性液晶が封入される。透明電極は、それ
ぞれ透明基板上にストライプ状の表示パターンの形で形
成されている。
【0027】上記のように透明電極は、ストライプ状に
形成されており、その際ストライプの形が互いに直交す
るように形成されている。これによりマトリックス表示
が可能となる。また、上記透明電極は、一方のみストラ
イプ状に形成されていてもよい。また、配向膜は両方と
もある必要は無く片方だけでも良い。
【0028】本発明の製造方法により得られる配向膜を
用いた液晶表示素子は、上記に示したものだけでなく、
スペーサーを使用したりなどの通常の液晶表示素子につ
いて行われる態様が、すべて可能である。特に、両配向
膜間の間隙(すなわち液晶層の層厚)を確保するために
スペーサーが使用されることは好ましい。スペーサーと
しては、ガラスファイバー、ガラス・ビーズ、プラスチ
ック・ビーズ、アルミナやシリカなどの金属酸化物粒子
が用いられる。スペーサーの粒径は、用いられる液晶、
配向膜材料、ゼルギャップの設定、スペーサーとして用
いる粒子などによって異なるが1.2μmから6μmが
一般的である。
【0029】本発明の配向膜を用いた液晶表示素子は、
例えば下記のようにして製造することができる。
【0030】本発明の透明基板としては、例えば平滑性
の良好なフロートガラスなどガラスの他、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリ
エステル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルイミド、アセチルセルロース、ポ
リアミノ酸エステル、芳香族ポリアミド等の耐熱樹脂、
ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリ
ル酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のビニル系ポリマー、ポリフッ化ビニリ
デン等の含フッ素樹脂及びそれらの変性体等から形成さ
れたプラスチックフィルムを挙げることができる。
【0031】上記基板上には、常法によりストライプ状
あるいは格子状などの表示パターンの透明電極が形成さ
れる。透明電極としては、例えば、酸化インジウム(I
23 ),酸化スズ(SnO2 )およびITO(イン
ジウム・スズ・オキサイド)等を挙げることができる。
【0032】なお、基板表面にカラーフィルターおよび
保護層をこの順に形成しても良い。上記透明電極(及び
基板)上には、本発明の配向膜が、例えば下記のように
して形成される。
【0033】本発明の配向膜は、ジアミンとテトラカル
ボン酸無水物より得たポリアミック酸を基板上に塗布
し、乾燥、加熱処理することに形成される。
【0034】本発明の配向膜は前述のように前駆体であ
るポリアミック酸を脱水縮合することで形成することが
出来る。以下に本発明の前駆体であるポリアミック酸の
合成例を記す。
【0035】合成例1 ポリアミック酸1(PA−1)
の合成 1,3−ジブロモプロパン;40g,,4−(5−オク
チルピリミジン−2−イル)フェノノール;11.4
g、N,N−ジメチルアセトアミド;200ml及び炭
酸カリウム;11.1gを85℃で1時間攪拌した。酢
酸エチル;300ml及び水;400mlを加え酢酸エ
チル層を抽出した後、濃縮、カラム精製して1−ブロモ
−3−{4−(5−オクチルピリミジン−2−イル)フ
ェノキシ}プロパン;9.5gを得た。
【0036】1−ブロモ−3−{4−(5−オクチルピ
リミジン−2−イル)フェノキシ}プロパン;8.5
g、4−ニトロフェノール;2.9g、N,N−ジメチ
ルアセトアミド;50ml及び炭酸カリウム;6.0g
を85℃で1時間攪拌した。酢酸エチル;100ml及
び水;150mlを加え酢酸エチル層を抽出した後、濃
縮、カラム精製して1−(4−ニトロフェノキシ)−3
−{4−(5−オクチルピリミジン−2−イル)フェノ
キシ}プロパン;8.1gを得た。
【0037】1−(4−ニトロフェノキシ)−3−{4
−(5−オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}
プロパン;8.0g,還元鉄;10.0g,塩化アンモ
ニウム0.2g,水;10ml及びイソプロパノール;
60mlを80℃で2時間攪拌した。不溶物を瀘過した
後、濃縮、カラム精製して1−(4−アミノフェノキ
シ)−3−{4−(5−オクチルピリミジン−2−イ
ル)フェノキシ}プロパン;6.0gを得た。
【0038】1−(4−アミノフェノキシ)−3−{4
−(5−オクチルピリミジン−2−イル)フェノキシ}
プロパン;5.3g,3,5−ジニトロベンゾイルクロ
リド;3.1g,アセトニトリル;30ml,N,N−
ジメチルアセトアミド;10ml及びピリジン;1.6
gを20℃で1時間攪拌した。酢酸エチル;100ml
及び水;150mlを加え酢酸エチル層を抽出した後、
濃縮した。濃縮残査に還元鉄;8.0g,塩化アンモニ
ウム0.2g,水;10ml及びイソプロパノール;6
0mlを加え、80℃で2時間攪拌した。不溶物を瀘過
した後、濃縮、カラム精製してD−1;1−{4−
(3,5−ジアミノ−ベンゾイックアミド)フェノキ
シ}−3−{4−(5−オクチルピリミジン−2−イ
ル)フェノキシ}プロパン;2.5gを得た。
【0039】D−1;2.0g及びN−メチル−2−ピ
ロリドン20mlを25℃で攪拌しながら無水ピロメリ
ット酸0.77gを添加した。6時間攪拌したのちPA
−1のN−メチル−2−ピロリドン溶液を得た。
【0040】合成例2 ポリアミック酸2(PA−2)
の合成 D−1の代わりにD−2を用いた以外は合成例1と同様
にし、PA−2のN−メチル−2−ピロリドン溶液を得
た。
【0041】合成例3 合成例1、2に準じポリアミック酸3(PA−3)〜ポ
リアミック酸20(PA−20)を得た。これを表1に
示す。 表1 ポリアミック酸3〜20の合成 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ポリアミック酸 ジアミン(G) 酸無水物(Q) G/Q(モル比) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− PA−3 G−1 Q−2 1/1 PA−4 G−1 Q−1+Q−2 1/0.5+0.5 PA−5 G−1 Q−1 1/1.05 PA−6 G−1+G−27 Q−1 0.5+0.5/1 PA−7 G−1+G−28 Q−1 0.5+0.5/1 PA−8 G−1+G−29 Q−1 0.5+0.5/1 PA−9 G−3 Q−1 1/1 PA−10 G−4 Q−2 1/1 PA−11 G−5 Q−1 1/1 PA−12 G−6 Q−1 1/1 PA−13 G−7 Q−1 1/1 PA−14 G−8 Q−1 1/1 PA−15 G−9 Q−2 1/1 PA−16 G−10 Q−1 1/1 PA−17 G−11 Q−1 1/1 PA−18 G−12 Q−1 1/1 PA−19 G−13 Q−1 1/1 PA−20 G−14 Q−1 1/1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】表中G−27,G−28,G−29,Q−
1、Q−2は以下の化合物を表す。D−27;2,2−
ビス−〔4(4−アミノベンジル)フェニル〕ヘキサフ
ルオロプロパン D−28;α−(4−アミノフェノキシ)−N−(3−
アミノフェニル)テトラデカン酸アミド D−29;2,2−ビス−〔4(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン E−1 ;1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸
二無水物 E−2 ;1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物
【0043】配向膜形成用塗布液は、上記で得られたポ
リアミック酸を直接用いてもよいが、ピリジン、N−メ
チル−2−ピロリドン、ジオキサン、THF、グリコー
ル誘導体などの適当な溶媒に混合して調製してもよい。
またこの塗布液には、前記成分以外にも基板との接着を
増したり、あるいは塗布液の粘度を調整する等の目的
で、他の高分子重合体や有機金属などを添加してもよ
い。
【0044】配向膜形成用塗布液を、透明電極上および
露出した基板上に、スピンコーターなどによって塗布
し、常温〜150℃にて常圧又は減圧下1〜120分
(好ましくは80〜120℃にて10〜80分)乾燥す
る。次いで、塗布膜は150〜300℃で常圧又は減圧
下0.5〜3時間加熱処理をしてもよい。加熱は、後の
150〜300℃,0.5〜3時間の加熱だけでも良
い。
【0045】得られる配向膜の膜厚は、用いる液晶およ
び配向膜の種類により異なるが、10〜800nmであ
り、好ましくは20〜200nmである。
【0046】透明電極基板(および保護層)上に設けら
れた配向膜は、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロ
ニトリルのような合成繊維、綿、羊毛のような天然繊維
などでラビング処理するのが好ましい。
【0047】このようにして形成された本発明の配向膜
により、液晶を安定に配向させることができる。この配
向膜は、上記オキシアルキレン基を側鎖に有するポリイ
ミドを用いているのが特徴である。
【0048】上記のようにして製造された、透明基板、
透明電極および配向膜からなる透明電極基板二枚をそれ
ぞれの配向膜が内側になるようにして、間隙をあけて相
対させ、セルとする。この間隙の大きさ、すなわちセル
・ギャップは0.5μm〜6μm程度が好ましい。
【0049】次に、このセル内に下記の液晶(好ましく
は強誘電性液晶)を注入、封止した後に徐冷して液晶表
示素子を作成する。
【0050】本発明に用いられる液晶は、SBEモード
に使用できるものや強誘電性液晶が好ましいが、特に強
誘電性液晶が好ましい。
【0051】強誘電性を有する液晶は、具体的にはカイ
ラルスメクティクC相(SmC* )、H相(Sm
* )、I相(SmI* )、J相(SmJ* )、K相
(SmK* )、G相(SmG* )またはF相(Sm
* )を有する液晶である。たとえば、『高速液晶技
術』(シーエムシー発行)p. 127〜161 に記載されてい
るような公知の強誘電性液晶がすべて、本発明に使用す
ることができる。
【0052】また、具体的な液晶組成物としては、チッ
ソ(株)製のCS−1018、CS−1023、CS−
1025、CS−1026、ロディック(株)製のDO
F0004、DOF0006、DOF0008、メルク
社製のZLI−4237−000、ZLI−4237−
100、ZLI−4654−100、ZLI−2293
などを挙げることができる。これらの液晶の中には液晶
に溶解する二色性染料、減粘剤等を添加しても何ら支障
はない。
【0053】上記のようにして製造された、液晶表示素
子は、使用目的に応じて、セルの両方の基板上に、偏光
板を設けても良い。透明電極と配向膜の間には、絶縁
層、カラーフィルター、保護層などが設けられても良
い。さらに、本発明の製造方法により得られる配向膜を
用いる液晶表示素子は、使用目的に応じて反射板、位相
差板など、従来の液晶表示素子に設けられる構成を設け
ることができる。
【0054】
【実施例】次に本発明の実施例を記載する。ただし、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0055】実施例1 二枚の厚さ1.1mmガラス基板上に、インジウム−ス
ズ酸化物(ITO)の透明電極をストライプ状(電極の
幅:100μm、電極間の間隙:15μm)に形成し
た。
【0056】この二枚の透明電極付ガラス基板の上に、
層厚100nmの絶縁層をSiOを蒸着することにより
形成した。
【0057】上記絶縁層上に、本発明のポリアミック酸
PA−1の3%N−メチル−2−ピロリドン溶液をスピ
ナーで塗布した。スピナーの条件は、回転数2500r.
p.m.、時間30秒であった。塗布後、250℃、1時間
乾燥してポリイミド配向膜を形成した。
【0058】この塗膜の両方の面を、ナイロン起毛布で
ラビング処理し、それぞれのラビング処理面を内側にし
て、ラビング方向が反平行に且つ電極パターンが直交す
るように二枚のガラス板を3μmのスペーサーを介して
重ね合わせて、セル・ギャップが3μmのセルを作成し
た。このセルにメルク社製の液晶ZLI−2293を1
00℃で注入し、約2℃/分の速度で室温まで徐冷し
た。
【0059】得られた液晶表示素子の配向状態を観察し
たところ、ジグザグ欠陥のない良好な配向状態が得られ
た。さらに上記液晶表示素子をマルチプレックス駆動し
たところ、良好なコントラストが得られた。
【0060】実施例2 実施例1において、ポリアミック酸PA−1をPA−2
に変えた以外は実施例1と同様にして液晶表示素子を製
造した。
【0061】得られた液晶表示素子の配向状態を観察し
たところ、ジグザグ欠陥のない良好な配向状態が得られ
た。さらに上記液晶表示素子をマルチプレックス駆動し
たところ、良好なコントラストが得られた。
【0062】実施例3 実施例2において、ナイロン起毛布でのラビング処理の
際、それぞれのラビング処理面を内側にして行うラビン
グの方向を反平行から同一方向に変え、スペーサーを3
μmから2μmに変え、そして液晶をメルク社製のZL
I−2293からチッソ(株)製の強誘電性液晶CS−
1023に変えた以外は実施例2と同様にして液晶表示
素子を製造した。
【0063】得られた液晶表示素子の配向状態を観察し
たところ、ジグザグ欠陥のない良好な配向状態が得られ
た。さらに上記液晶表示素子をマルチプレックス駆動し
たところ、良好なコントラストが得られた。
【0064】実施例4 実施例3において、液晶を強誘電性液晶CS−1023
から下記の表2に示す液晶組成物〔相転移温度(℃)C
* 58.0A83.4N* 89.3Iso〕に変えた以
外は実施例3と同様にして液晶表示素子を製造した。 表2 液晶組成物 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 組成比(wt%) 5−ヘプチル−2−(4−オクチルオキシフェニル) 11 ピリミジン 5−ノニル−2−(4−オクチルオキシフェニル) 11 ピリミジン 5−ヘプチル−2−(4−ノニルオキシフェニル) 11 ピリミジン 5−オクチル−2−(4−オクチルオキシフェニル) 22 ピリミジン 5−ヘキシル−2−(4−ペンチルビフェニリル−4’−) 8 ピリミジン 5−ヘプチル−2−(4−ペンチルビフェニリル−4’−) 8 ピリミジン 5−オクチル−2−(4−ヘプチルビフェニリル−4’−) 8 ピリミジン 5−ノニルオキシ−2−(4−ヘプチルフェニル)ピリミジン 15 5−オクチル−2−〔4−((2S)−2−フルオロ 5 オクチルオキシ)フェニル〕ピリミジン 5−((2S)−2−メチルブチル)−2−(4−ヘプチル 1 ビフェニリル−4’−)ピリミジン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0065】得られた液晶表示素子の配向状態を観察し
たところ、ジグザグ欠陥のない良好な配向状態が得られ
た。さらに上記液晶表示素子をマルチプレックス駆動し
たところ、良好なコントラストが得られた。
【0066】実施例5〜12 実施例4において、ポリアミック酸PA−2をPA−
1,3,4,8,11,12,17,18及び20を用
いた以外は実施例4と同様にして液晶表示素子を製造し
た。
【0067】得られた全ての液晶表示素子の配向状態を
観察したところ、いずれもジグザグ欠陥のない良好な配
向状態が得られた。さらに上記液晶表示素子をマルチプ
レックス駆動したところ、いずれも良好なコントラスト
が得られた。
【0068】
【発明の効果】上記実施例で示したように本発明は、封
入された液晶を配向させるための配向膜に、側鎖に長鎖
アミド基を有するポリイミドを用いることにより、液晶
の配向欠陥がほとんどなく、双安定性についても向上し
たものを得ることが出来る。さらに、本発明の配向膜は
良好なコントラストを与え、液晶表示素子として極めて
有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるジアミンと
    テトラカルボン酸、テトラカルボン酸二無水物、テトラ
    カルボン酸ジエステル及びテトラカルボン酸テトラエス
    テルから選ばれるテトラカルボン酸誘導体を用いて得ら
    れるポリイミドからなる配向膜 一般式(1) 【化1】 式中、Jはカルボンアミド基、スルホンアミド基、カル
    バモイル基、スルファモイル基、カルボニル基、スルフ
    ォニル基、−O−又は−S−を表し、Xはアリーレン
    基、アルキレン基又は、アラルキレン基を表し、A,
    D,Eはそれぞれ独立にベンゼン環、シクロヘキサン環
    又はヘテロ環を表し、Rはアルコキシ基又はアルキル基
    を表し、p、rはそれぞれ独立に0又は1を表し、qは
    1から6の整数を表す。また−J−X−は合わして−C
    O−を表してもよい。
JP2137692A 1992-02-06 1992-02-06 配向膜 Pending JPH05216046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2137692A JPH05216046A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 配向膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2137692A JPH05216046A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 配向膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05216046A true JPH05216046A (ja) 1993-08-27

Family

ID=12053377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2137692A Pending JPH05216046A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 配向膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05216046A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0679633A1 (en) * 1994-04-28 1995-11-02 Nissan Chemical Industries Ltd. Diaminobenzene derivatives and polyimides prepared therefrom
JP2006028098A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Chisso Corp フェニレンジアミン、それを用いて形成される配向膜、および該配向膜を含む液晶表示素子
WO2012014898A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 日産化学工業株式会社 液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN103361081A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 Jsr株式会社 液晶配向剂、液晶配向膜、液晶显示元件、聚合物以及化合物
CN104151187A (zh) * 2013-05-14 2014-11-19 达兴材料股份有限公司 二胺化合物、液晶配向剂、液晶配向膜及其液晶显示元件

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0679633A1 (en) * 1994-04-28 1995-11-02 Nissan Chemical Industries Ltd. Diaminobenzene derivatives and polyimides prepared therefrom
JP2006028098A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Chisso Corp フェニレンジアミン、それを用いて形成される配向膜、および該配向膜を含む液晶表示素子
JP4595417B2 (ja) * 2004-07-16 2010-12-08 チッソ株式会社 フェニレンジアミン、それを用いて形成される配向膜、および該配向膜を含む液晶表示素子
WO2012014898A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 日産化学工業株式会社 液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN103119509A (zh) * 2010-07-26 2013-05-22 日产化学工业株式会社 液晶取向处理剂、液晶取向膜及液晶显示元件
CN103119509B (zh) * 2010-07-26 2015-08-19 日产化学工业株式会社 液晶取向处理剂、液晶取向膜及液晶显示元件
JP5904121B2 (ja) * 2010-07-26 2016-04-13 日産化学工業株式会社 液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN103361081A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 Jsr株式会社 液晶配向剂、液晶配向膜、液晶显示元件、聚合物以及化合物
CN104151187A (zh) * 2013-05-14 2014-11-19 达兴材料股份有限公司 二胺化合物、液晶配向剂、液晶配向膜及其液晶显示元件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5316805A (en) Liquid crystal device
JP3612832B2 (ja) イミド基含有ポリアミック酸の製造方法並びに液晶配向剤
JP7447817B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜及びそれを用いた液晶表示素子
JP6315182B2 (ja) 液晶配向剤および液晶表示素子
WO2002033481A1 (fr) Agent d'alignement pour cristal liquide pour commutation dans le plan, film d'alignement de cristaux liquides et element d'affichage a cristaux liquides
JP2004341030A (ja) 液晶配向剤ワニス、該ワニスを用いた配向膜および該配向膜を有する液晶表示素子
WO2004029706A1 (ja) 液晶配向処理剤および液晶表示素子
JPH05216046A (ja) 配向膜
US5419932A (en) Liquid crystal device and display apparatus
JPH05119323A (ja) 配向膜
JPH11335461A (ja) 液晶配向剤
JP7428145B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜及びそれを用いた液晶表示素子
JPH09176315A (ja) ポリイミド系ブロック共重合体
JPH0572539A (ja) 液晶表示素子
JPH05216047A (ja) 配向膜
JPH05127167A (ja) 配向膜
JP3918247B2 (ja) 液晶配向膜用樹脂組成物、液晶配向膜、液晶挟持基板および液晶表示素子
JPH05281550A (ja) 液晶表示素子
JP3603435B2 (ja) 液晶配向剤
JP7311047B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
JPH04194822A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP3731259B2 (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜、液晶挟持基板および液晶表示素子
JP7517208B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶素子及び液晶素子の製造方法
JPH05196944A (ja) 液晶表示素子
JP4882146B2 (ja) イミド化合物、これを含有する樹脂組成物、液晶配向膜、液晶組成物および液晶表示素子