JPH05212682A - パワーレンチ - Google Patents

パワーレンチ

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JPH05212682A
JPH05212682A JP4239752A JP23975292A JPH05212682A JP H05212682 A JPH05212682 A JP H05212682A JP 4239752 A JP4239752 A JP 4239752A JP 23975292 A JP23975292 A JP 23975292A JP H05212682 A JPH05212682 A JP H05212682A
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wrench
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head housing
piston
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オスワルド、ドウビエル
Karl-Richard Hirtsiefer
カール、リヒャルト、ヒルトジーフェル
Paul Heinz Wagner
ポール・ハインツ、ワグナー
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/004Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type
    • B25B21/005Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type driven by a radially acting hydraulic or pneumatic piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動ユニットに加えて他の装置によってリング
を回転することができ、かつリングの戻し停止体として
他の装置を必要としないパワーレンチを提供することで
ある。 【構成】本発明は、ボタンダイス用の回転自在リングを
含むレンチヘッド筐体と、レンチヘッド筐体に係合し
て、固定体に当接する支持要素をレンチヘッド筐体に対
して移動させる駆動ユニットと、駆動ユニットの締付運
動中レンチヘッド筐体にリングを保持する自己鎖錠歯車
とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボタンダイスを受けるリ
ングを有するレンチヘッド筐体と、固定体に当接させる
ためのレンチヘッド筐体に移動自在に嵌合される支持要
素と、レンチヘッド筐体と支持要素間に作用し、支持要
素に関しレンチヘッド筐体を動かすピストンシリンダユ
ニットとを具えるパワーレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従前の提案(***国特許出願第3008
332.0−15)によれば加圧用シリンダはレンチヘ
ッド筐体内にある。加圧用シリンダ内で直線的に動きう
るピストンは支持要素上に2つの撓み支持端を有するピ
ストンロッドを介して支持されており、このピストンロ
ッドはレンチヘッドにおいてリング軸に同軸に載置され
る。
【0003】使用に当って、パワーレンチの支持要素は
固定体に当てられ、加圧用シリンダのピストンが外方に
動く。同時にレンチヘッド筐体は固定支持された支持要
素に関してリング軸回りに旋回される。この旋回運動
中、リング内に配設されたボタンダイスはラチェットと
共に動き、これによりボタンダイス内に入れられたボル
トすなわちねじヘッドを回転させる。ピストンの戻り行
程時に、レンチヘッド筐体は反時計方向に旋回される
が、ボタンダイスはラチェットと共に動かない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記パワーレンチの寸
法及び重さは通常のパワーレンチより大幅に減少してい
るが、レンチヘッド筐体からリングへほぼ接線方向に突
出する支持要素のために余分の空間が必要である。さら
にパワーレンチの全重量はレンチヘッドに配設される支
持要素によって相当程度決定される。
【0005】本発明の目的は駆動ユニットに加えて他の
装置によってリングを回転することができ、かつリング
の戻し停止体として他の装置を必要としない上記タイプ
のパワーレンチを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はボタンダイス用
の回転自在リングを含むレンチヘッド筐体と、レンチヘ
ッド筐体に係合して、固定体に当接する支持要素をレン
チヘッド筐体に対して移動させる駆動ユニットと、駆動
ユニットの締付運動中レンチヘッド筐体にリングを保持
する自己鎖錠歯車とを具えている。
【0007】
【作用】この本発明は、リングの歯部に係合し回転駆動
シャフトを含む自己鎖錠歯車を具える点に特徴がある。
【0008】自己鎖錠の目的はリングによって係合され
るボルトヘッドが回転に対しより大きな抵抗を生じさせ
るまで減少されたトルクでリングを連続的に回転させ、
他方レンチヘッド筐体とリング間に作用する駆動ユニッ
トが動作されるとき、リングとレンチヘッド筐体の残余
部分とを共動させるということである。換言すれば、自
己鎖錠歯車は駆動シャフトの回転をリングに伝え、他方
レンチヘッド筐体内にリングの相対回転を駆動シャフト
に伝えることができる。これによって直線的に作動する
駆動組立体はかなり減少されたトルクの場合のレンチリ
ングの連続的な進み運動とレンチヘッド筐体の旋回時の
レンチリングの共動という機能を結合する。
【0009】別のラチェットを設けることは必ずしも必
要ではないので、パワーレンチの重量及び寸法の減少の
みならずパワーレンチをより少ない要素で構成すること
もできる。
【0010】歯車の自己鎖錠作用は両方の回転方向にお
いて有効であるので、リングは実際上両回転方向におい
てレンチヘッド筐体と共に動かされる。もし支持要素が
固定体に当接するために駆動ユニットによってレンチヘ
ッド筐体外に移動されるならば、リングとレンチヘッド
筐体を共動させる間レンチヘット筐体は旋回される。相
当減少された力による以前と同じ方向の歯車の駆動シャ
フトの次の回転時には、レンチヘッド筐体が固定体の方
に再び動きかつ支持要素がレンチ筐体に戻される間静止
状態のままである。かくて駆動ユニットの次の行程が可
能であり、リングはボルトヘッドの予定回転方向にレン
チヘッド筐体とともに動かされる。これによって駆動ユ
ニットの作動と駆動シャフトの回転を交互に行うことに
よってリングはステップ状に回転され、その結果ボルト
すなわちねじヘッドの段階的な締付を行うことができ
る。実際の問題としてパワーレンチによってボルトヘッ
ドをゆるめることは上記と全く逆の作動により可能であ
る。
【0011】また上述した問題は、上記タイプのパワー
レンチにおいて、レンチヘッド筐体が支持要素の案内路
を有し、支持要素が案内路において変位自在であり、支
持要素が案内路の一端から自由に突出するということに
よって解決される。その結果、レンチヘッド筐体におけ
る支持要素の枢着は不必要である。本発明によって実現
されたようなパワーレンチの容積及び重量の節約は特に
利点がある。
【0012】もし支持要素の案内路が直線状のものであ
ればその延長部分は中心ストローク位置においてピスト
ンシリンダユニットがリングの中心とピストンシリンダ
のピストンを通る線に直角に多少延びるようになってい
るようなものであるべきである。
【0013】加圧媒体によって動作されるパワーレンチ
に対しては、レンチヘッドによってねじヘッドに作用す
るねじモーメントを加圧媒体によって動作されるシリン
ダの内側に加えられる圧力でもって決定することが望ま
しい。圧力を測定することは非常に容易である。もし圧
力とねじモーメントの関係がほぼ直線的であれば、ねじ
モーメントをこのようにして決定することができる。ピ
ストンロッドによって係合される支持要素がレンチヘッ
ド筐体において該筐体からほぼ接線方向に突出するよう
に配設されるならば、支持要素が配置される固定体とレ
ンチヘッド筐体の軸はしばしば変わる。しかしシリンダ
内の予設定圧力では、ねじすなわちボルトヘッドに作用
するトルクは固定体とレンチヘッド筐体の軸間の距離す
なわち当接物が支持体に作用するモーメント腕の長さに
依存する。もしトルクがレンチヘッド筐体におけるひず
みによって決定されるならば支持モーメント腕の長さへ
の同様な依存性が存在する。
【0014】圧力またはひずみの測定によってかなり正
確なトルク決定を行うため、本発明の他の実施例では、
リングの軸回りに円弧状にのびる案内路を設けている。
【0015】このため支持要素はピストン・シリンダユ
ニットによってレンチヘッド筐体の外に動くことがで
き、リング軸回りの円弧状通路上を動く、弧状セグメン
トからなる。
【0016】支持要素の円弧形状により、モーメント腕
はねじ動作中変化しない。なんとなれば支持要素の位置
は変化しない。
【0017】逆に、レンチヘッド筐体は固定されかつ静
止支持された支持要素に関しリング軸回りに前後に旋回
される。換言すれば、ピストン行程中、シリンダの圧力
へのねじモーメントの依存性は相当直線的である。従っ
てもし特殊の圧力がシリンダに先行する圧力ラインに得
られるならば、ねじ締付装置をオフにすることができ
る。同時に確実に前記圧力に相当するねじモーメントが
達成される。一般に前記直線状の圧力依存性は周知のパ
ワーレンチでは存在しない。なんとなれば、ピストン・
シリンダユニットがレンチヘッド筐体に係合する角度が
周知の組立体の行程中非常に変化するからである。
【0018】本発明の利点ある実施例によれば、ピスト
ン・シリンダユニットのシリンダは支持要素内に円筒状
のまっすぐな空胴を具え、該ピストンはロッドの一方端
にヒンジ結合され、ロッドの他端はレンチヘッド筐体に
枢支される。かくてシリンダ内におけるピストンの直線
運動は同時にシリンダを形成する支持要素の円状運動に
変換される。他の実施例として、支持要素をピストンと
して構成してもよい。この場合シリンダはピストンまた
は支持要素の対応位置に自由に調節するべくレンチヘッ
ド筐体に支持される。いづれの場合にもパワーレンチの
構造及び重量はシリンダまたはピストンが支持要素と一
体化されるかまたは支持要素内に構成される為減少され
る。
【0019】本発明のパワーレンチではラチェットを具
えることは必ずしも必要ではない。その構成はピストン
・シリンダユニットの各ストローク運動後手動で位置変
更を行うようなものでもよい。このため、本発明の他の
変形例によれば、レンチヘッド筐体はリングとこのリン
グに固定結合される延長部を有し、リングの軸と共通な
軸を有するレール上において延長部は変位自在であり、
種々の位置に停止できる。
【0020】ラチェットなしのパワーレンチはラチェッ
トを有する装置よりも更に容積を節約し更に重量を軽く
することによって作ることができる。しかしながら使用
時には、リングをレンチヘッド筐体に対して手動で再配
置し、各第2の行程の後少くとも全装置を回転されるべ
き要素に対して手動で再配置すべきであることを考慮し
なければならない。
【0021】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明に係るパワ
ーレンチの実施例を詳細に説明する。図1の実施例にお
いて、パワーレンチはレンチヘッド筐体10を有し、そ
の内部にリング挿入部材(リング)11が回転自在に設
置される。リング挿入部材11には内部歯部12が設け
られ、その内部には対応する外部歯部を有するボタンダ
イスが軸方向に設けられボタンダイスをリング挿入部材
11に回転しないように結合する。レンチヘッド筐体1
0においてリング挿入部材11は両側に僅かに突出して
おり、スナップリング(図示せず)により係留されるこ
とにより取りはずし不可能にかつ回転自在にレンチヘッ
ド筐体10により支持される。リング挿入部材11の周
壁面には、駆動軸117に回転することなく結合され、
レンチヘッド筐体10の窪み部内で相互に支持されるウ
ォーム歯車116のウォーム歯部115に歯合するウォ
ーム歯部114が設けられる。軸受けはレンチヘッド筐
体10のネジ穴内に螺着されるプラグ118により形成
される。プラグ118を貫通する駆動軸(駆動シャフ
ト)117の外側端には正方形部材119が設置され駆
動軸117、従ってウォーム歯車116、を外部の道具
により回転させることを可能にする。ウォーム歯車11
6が回転するとレンチヘッド筐体10内で回転するリン
グ挿入部材11が駆動される。
【0022】レンチヘッド筐体10は更にリング11の
軸に関して湾曲する円弧状の案内路22を有し、この案
内路22は図2に示すように円弧状の外側内壁23およ
び内側内壁24と平面の側壁25および26から画成さ
れる。案内路22の断面は直方形もしくは正方形であ
る。図1に示すようにこの円弧状の案内路22の内部の
円弧状の支承部材(支持要素)27の断面は案内路22
に合うようになっている。支承部材27は全周囲が閉じ
た周面をもつ案内路22に沿って変位し、その外側端2
7′が案内路22の、従ってレンチヘッド筐体10の、
外部に位置するように移動する。支承部材27の外側端
27′は壁もしくは隣接するレンチヘッド等の固定体2
0に支持され、ねじ締め中に生じる反作用の力を支え
る。
【0023】支承部材27の内部には円筒状空胴28が
設けられその内部をピストン29が直線的に移動する。
円筒状空胴28の長手軸の中心はリングの径に対しほぼ
垂直であり、このためピストン29と支承部材27間に
加わる圧力がレンチヘッド筐体10に加わるトルクを形
成するように有効に使われる。
【0024】ピストン29の後端部には円筒状空胴28
の端壁31を貫通して密閉状態で延出する管状延出部3
0が設けられる。管状延出部30の直径は前部ピストン
面32の直径より小さいため、ピストン29により円筒
状空胴28が2個の部分に分割される。この部分の夫々
は油圧ラインを経由して油圧切換バルブ(図示せず)に
接続される。この油圧ラインは支承部材27中を通る。
図2に油圧ライン33を示す。
【0025】管状延出部30を通り、管状延出部から半
径方向に間隔を置いて一端が球状の継手35を経由して
ピストン29に結合し、他端が継手36を介してレンチ
ヘッド筐体10に支持されるピストンロッド34が延出
する。ピストン29の中心位置が円筒状空胴28内にあ
るときピストンロッド34は円筒状空胴28の軸とほぼ
同軸になる。
【0026】支承部材27を固定して、圧力媒体をピス
トン29の前方の円筒状空胴の部分とピストン29の後
方の部分とに交替に作用させることにより、レンチヘッ
ドはリング11の軸に関し回動する。支承部材27の端
部が固定体に当接して設置される場合、リング11に回
転できないように結合されたネジの頭部はレンチヘッド
筐体10を前後に動かすことにより締め付けることがで
きる。
【0027】ボタンダイス(図示せず)がリング挿入部
材11の内部歯部12内に導入されネジ或はボルトの頭
部を締め付ける。次にレンチヘッド筐体10は、支承部
材27の突出する前方端27′が締め付け操作中の支持
物として機能する固定体20に当接するように回転す
る。手動或いは電動の回転工具を正方形部材119に適
用することによりウォーム歯車116を伴う駆動軸11
7はレンチヘッド筐体10内のリング挿入部材11が矢
印121の方向に回転するように回転される。このよう
にしてボルトの頭部は多大のエネルギを要せずに締付け
ることができる。締付けに際し多大の回転抵抗力が存在
する場合は、レンチヘッド筐体10を図1に示す位置か
ら反時計方向に回転することにより、ピストン29の前
方面32をシリンダ室28の前方端壁に対し押圧しつ
つ、支承部材27を案内路22内に引き入れる。
【0028】過度の締め付けのためのモーメントにより
ウォーム歯車116によるリング挿入部材11の回転が
不可能になった場合には、ピストン29の前方部のシリ
ンダ室28を加圧することにより、シリンダ室内のピス
トン29を右方に押圧する(図1)。支承部材27を固
定体20に当接させつつ、レンチヘッド筐体10は時計
方向に回転する。この時点では、リング挿入部材11と
ボルトヘッドは共動する。ピストン行程が終ると駆動軸
117は再び回転しリング挿入部材11をレンチヘッド
筐体10に関し矢印121の方向に回転させる。実際に
はボルトヘッドとリング挿入部材11は固定状態にあ
り、レンチヘッド筐体10が反時計方向に回転する。こ
の結果、シリンダ室28のピストン29前方の部分は小
さくなり加圧媒体はシリンダ室の外に送出する。実際の
操作においては、ピストン29の前方面32のみが加圧
媒体の作用を受け、後方面はその作用を受けない。
【0029】全周囲が閉ざされたこの実施例による中空
の案内路22の代りに、開いた、もしくは一部閉じた案
内路を使用することも可能である。
【0030】図3の実施例においては、図1の実施例に
対応するか、同一の機能を有する要素には同一の参照番
号を付し、これらと異なる部分のみを以下に記述する。
【0031】図3によれば、ピストンはレンチヘッド筐
体10のシリンダ室28内を移動する。ピストン29
は、直線状の案内路22内を変位する直線状の支承部材
27に堅固に結合されており、支承部材27の前方向2
7′を固定体20に当接している。
【0032】ライン135はシリンダ室28の部分28
aに延びており、支承部材27を押し離す。ライン13
5は切換バルブ136を経由して加圧ライン137又は
油槽に延びる戻りライン138に接続される。切換バル
ブ136はリミットスイッチ(図示せず)により電磁的
に作動するものが好ましく、これによりシリンダ室28
の対応端に対するピストン29の位置が決定される。図
3に示すピストン29が支承部材27を左方に移動させ
ピストン行程の終端に到達した場合ライン135は切換
バルブ136を経由して戻りライン138に接続され
る。この時点で正方形部材119におけるウォーム車1
15を回転することにより、ピストン29が支承部材2
7を経由し固定体により保持される一方、レンチヘッド
筐体10は反時計方向に旋回する。この結果、シリンダ
室28の部分28aが縮少され、加圧媒体は戻りライン
138に押出される。ピストン29の最終端への到達は
対応するリミットスイッチにより検出され、切換バルブ
136はライン135が加圧ライン137に接続される
ような図示される位置に切り換り、新しいピストン行程
に移る。
【0033】明らかなように、シリンダ室28の部分2
8aに加わる圧力は自動的にピストン29の対応する終
端位置に加えられる。従って、操作者は唯正方形部材1
19或いはウォーム歯車116の駆動軸のいずれかを回
転させて支承部材27が常に固定体20に当接するよう
にするのみでよい。ピストンの往復運動は自動的に制御
される。
【0034】図4および図5の実施例は大部分が図1の
実施例に対応しているため、異った部分のみを以下に記
載する。
【0035】リング挿入部材11はボタンダイスとして
機能し、複数の6角形の輪郭を有する空胴部141を形
成する。ネジの6角形の頭部は空胴部141に挿入され
る。次に、リング挿入部材11が回転しないようにネジ
又はボルトの頭部に結合される。図1の実施例とは異な
りリング挿入部材11は360度にわたっては歯部に囲
まれておらず、ほぼ90度リング要素140のまわりに
延びる有歯片142を有するのみである。有歯片142
の歯部114はリング要素140と同軸に延びレンチヘ
ッド筐体10の残り部分で回転するウォーム歯車116
と歯合する。
【0036】図5から明らかなように、有歯片142は
T字形の断面形状を有しこの断面形状に適合するように
形成されるレンチヘッド筐体10におけるT字形案内溝
143に案内される。溝143は円弧状でありリング要
素140と同軸に延びる。
【0037】有歯片142はリング要素140に取りは
ずし可能に結合される。このため有歯片142の内側面
には円弧状の溝144が形成され、その中にリング要素
140の円弧状の留め具145が挿入される。溝144
および留め具145の横側壁には夫々孔146が設けら
れており、この孔146はリング要素140を回転する
ことにより一致する。軸が一致して孔にピン(図示せ
ず)を貫通してリング要素140と有歯片142を係止
することができる。
【0038】図4および図5のパワーレンチの使用にあ
たっては駆動軸117を回転することおよびシリンダ室
を加圧することを交替に行うという図1において記載さ
れた動作が行なわれる。有歯片142の端部がウォーム
歯車116に歯合する場合には必要に応じてパワーレン
チはボルトの頭部から取りはずすことができ、軸117
により開始位置に戻される。溝144により留め具14
5とプラグ(図示せず)が取りはずし可能に結合される
ため有歯片142に異なる寸法のリング要素140を結
合することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパワ
ーレンチでは、リングにネジを結合させた状態で自己鎖
錠歯車を適宜方向に回転させれば、該リングに対してレ
ンチヘッド筐体が固定体に近接離反する方向に移動され
ることになるため、上記支持要素を伸長状態から縮退さ
せた際にも、リングをネジから取り外すことなく、しか
もネジを逆方向に回転させることなく、該支持要素を再
び固定体に当接させてパワーレンチを初期状態に復帰さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るパワーレンチの第1実施
例を示す部分断面図である。
【図2】図2は、図1における II−II 線断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係るパワーレンチの第2実施
例を示す部分断面図である。
【図4】図4は、本発明に係るパワーレンチの第3実施
例を示す部分断面図である。
【図5】図5は、図4における V−V 線断面図である。
【符号の説明】
10…レンチヘッド筐体 11…リング 12…内部歯部 20…固定体 22…案内路 27…支承部材 29…ピストン 30…管状延出部 116…ウォーム歯車 117…駆動軸 118…プラグ 119…正方形部材 135…ライン 136…切換バルブ 137…加圧ライン 138…戻りライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部側にネジの頭部に結合されるリング
    が回動可能に配設され、かつ他端部側にその側面に開口
    する案内路が形成されたレンチヘッド筐体と、 上記レンチヘッド筐体に回動自在に配設された駆動シャ
    フトと、 上記レンチヘッド筐体および上記リング間に配置される
    とともに、該リングに設けられた歯部に歯合し、上記駆
    動シャフトの回動によりこれらレンチヘッド筐体および
    リング間に相対的な回動を与える自己鎖錠歯車と、 上記レンチヘッド筐体の案内路内に移動可能に嵌合配置
    された支持要素と、 上記レンチヘッド筐体および上記支持要素間に構成さ
    れ、上記案内路において上記支持要素を上記レンチヘッ
    ド筐体に対して往復移動させる駆動ユニットとを備え、
    上記支持要素の外端を固定体に当接させた状態で上記駆
    動ユニットを作動させることにより、上記自己鎖錠歯車
    を介して上記リングに結合されたネジを回動させること
    を特徴とするパワーレンチ。
  2. 【請求項2】上記自己鎖錠歯車は、上記駆動シャフトに
    結合され、上記リングの歯部に歯合するウォーム歯車で
    あることを特徴とする請求項1記載のパワーレンチ。
  3. 【請求項3】上記駆動シャフトは、上記リングの軸に対
    して横方向に延在することを特徴とする請求項2記載の
    パワーレンチ。
  4. 【請求項4】上記リングに設けられた歯部は、該リング
    の外周全域に環状に構成されていることを特徴とする請
    求項2記載のパワーレンチ。
  5. 【請求項5】上記リングは、環状または円弧状の案内溝
    を介して上記レンチヘッド筐体に結合され、上記自己鎖
    錠歯車は、上記案内溝の行路内において上記歯部に作用
    することを特徴とする請求項1記載のパワーレンチ。
  6. 【請求項6】上記駆動ユニットは、切換バルブを介して
    加圧ラインまたは戻りラインのいずれか一方に交互に連
    通されるシリンダ室を備えた単方向ピストン・シリンダ
    ユニットであることを特徴とする請求項1記載のパワー
    レンチ。
  7. 【請求項7】上記切換バルブは、上記シリンダ室内にお
    けるピストンの終端位置に応答するリミットスイッチに
    より制御されることを特徴とする請求項6記載のパワー
    レンチ。
JP4239752A 1981-04-03 1992-09-08 パワーレンチ Expired - Lifetime JPH0741544B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19813113481 DE3113481A1 (de) 1981-04-03 1981-04-03 "kraftschrauber"
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