JPH0520830Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0520830Y2
JPH0520830Y2 JP1987062550U JP6255087U JPH0520830Y2 JP H0520830 Y2 JPH0520830 Y2 JP H0520830Y2 JP 1987062550 U JP1987062550 U JP 1987062550U JP 6255087 U JP6255087 U JP 6255087U JP H0520830 Y2 JPH0520830 Y2 JP H0520830Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
base plate
fiber direction
plywood
flooring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987062550U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63169645U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987062550U priority Critical patent/JPH0520830Y2/ja
Publication of JPS63169645U publication Critical patent/JPS63169645U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0520830Y2 publication Critical patent/JPH0520830Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、木質床材の改良に関するものであ
る。
<従来技術とその問題点> 木質床材のうち、フローリングボードは、木造
住宅では根太上に釘打工法で装着するが、非木造
建築では、コンクリート床上に根太下地を設置
し、その上に装着するか、あるいは接着剤により
直接接着するいわゆる接着工法により装着されて
いる。
しかし、長方形長尺の木材製品をコンクリート
上に直張りすると、コンクリート内の水分を吸収
して反つたり、曲がつたりする結果、床から離れ
ることが多い。また、床面が平らでないと、接着
するとき、一方を押えると他方が上るなどして、
施行がきわめて困難である。殊に反りは、フロー
リングボードがむく材であれば、かなり大きい。
この不都合を解決する従来技術の一つとして、
実開昭62−7542号公報記載の床材がある。これ
は、多数の木材製の単位小片を、間隙をおいて横
方向にピアノの鍵盤状に、多数配列して台板を形
成し、その表面に薄い木材製の表面材を接着した
ものである。
しかし、この床材は製作に多大な経費を要す
る。すなわち、原材料を3〜4ケ月間の天日乾燥
と、数日間の人工乾燥をしたのち、これを切削し
て単位小片とする。この小片を整列させ、金属線
により間隔をおき、連結して台板とする。このた
め、製造には天日乾燥のための広い敷地のほか、
人工乾燥機、ボイラー、単位小片の製造機、整列
装置、組合せ成型連結装置、研摩機など多くの機
械・設備を要する。
しかし、この複合床材では、上記の台板上に表
面材を接着して、最終的には1枚の床材としてい
る。このため、単位小片を金属線により、間隔的
に連結して台板をつくる必然的理由はなく、最初
から台板に間隔的に細溝を設ける手段でもよいは
ずである。
また上記の複合床材では、単位小片上に1枚の
薄板を接着する。これは、該製品が、長さ方向に
は多少曲げられるが、反面フローリングとしての
強度と剛性と耐久性と美観とを有する必要から、
2mm以上4mm未満のものでなけねばならないから
である。
しかし、このような良質な厚単板で、なお、そ
り・アバレのないものを作ることは難しく、コス
トも高くつく。一方1mm前後の薄単板を使用すれ
ば、長手方向に曲げやすいが、反面ベカベカの状
態で、床材としての剛性、強度がなくて、ひび割
れが生じやすい。
これを避けるには、化粧材と台板との間に裏打
ち材を設けて、補強すればよい。しかし、化粧材
と裏打ち材の2枚を、台板上に接着させること
は、製造上の困難さと、工程数の増加とでコスト
アツプとなる。
<問題解決のための手段> 本考案は、上記の問題点を解決するため開発し
た木質床材で、つぎのように構成する。
すなわち台板となる長方形の合板の表層単板の
繊維方向を、該合板の長手方向に沿わせると共
に、これと繊維方向を同じくする単板を、表面化
粧材として表層単板上に接着し、台板部分には、
下端を開口した細溝を表面化粧材の繊維方向と直
交し、且つ台板の表層単板1枚を残す深さに多数
本間隔をおいて設けた木質床材である。
<実施例> 以下に、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。まず台板1となる長方形で、3〜5プライの
合板2を準備する。合板2の表層単板21の繊維
方向は、該合板2の長手方向に沿うように形成す
る。台板1上に表面化粧材3として、1枚の単板
4を接着して一体とする。単板4の繊維方向は、
表層単板21の繊維方向と同方向となるように組
合わせる。単板4の板厚は、4mm未満とする。
台板1部分に細溝5を所定の間隔をおいて、多
数本あける。細溝5は、台板1の幅方向すなわち
表層単板21の繊維方向と直交する方向とし、深
さは表層単板21を1枚残す深さとする。このよ
うに表層単板21が、カツトされずに1枚板とし
て残るため、この表層単板21が裏うち材として
機能する。表層単板21の繊維方向を、長手方向
としたのは、木材の性質として、繊維方向には繊
維が並列しているため、木材はこの方向の曲げ応
力に対しては強い。しかし、これと直交する方向
では、繊維が短く、ピアノの鍵盤状に繊維が並列
する形となるので、剛性・強度ともにおちる。こ
のため、曲りやすく且つ繊維間に裂けが生じやす
くて、裏うち材としての強さにかけるからであ
る。
各細溝5の間隔は、5mm以上50mm未満とする。
この理由は、間隔を5mm以下とすると、溝の縁ち
が欠けやすく、逆に50mm以上では、表面へ切り込
み部分が節状もしくは縞状に浮いて見える場合が
あるほか、曲げやすくて施行が容易という性質が
なくなるからである。
台板1の四周には、第2図に示すように相隣る
二周におざね6とめざね7を設けて、縦横方向に
連結できるようにする。
<考案の効果> 本考案は、以上説明したように構成したので、
つぎのような効果を有する。
1 合板の表層単板がカツトされることなく、1
枚板として残つている。しかも、その繊維方向
は化粧単板の繊維方向と同じである。このた
め、該単板は、長手方向すなわち繊維方向には
適当な弾力をもち、且つ板として最小限必要な
強さも有するため、有効な裏うち材となる。こ
の結果、表面化粧材を厚くしたり、あるいは裏
うち材を介入させる必要がないため、コストダ
ウンできる。
2 単位単板を多数並べて台板を形成した従来品
とちがつて、台板部分に細溝を間隔的に設ける
だけで、台板部分はモザイクパーケツト、表面
はフローリングボードという製品が得られる。
このため、台板部分の製作に従来品では必要で
あつた整列装置、成型連結装置のほか多数の機
械設備が不要となつて、大きくコストダウンで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の台板と表面化粧材を示す説明
用斜視図、第2図は同外観を示す斜視図である。 1……台板、2……合板、21……表層単板、
3……表面化粧材、4……単板、5……細溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台板となる長方形の合板の表層単板の繊維方向
    を、該合板の長手方向に沿わせると共に、これと
    繊維方向を同じくする単板を、表面化粧材として
    表層単板上に接着し、台板部分には、下端を開口
    した細溝を、表面化粧材の繊維方向と直交し、且
    つ台板の表層単板1枚を残す深さに多数本間隔を
    おいて設けた木質床材。
JP1987062550U 1987-04-24 1987-04-24 Expired - Lifetime JPH0520830Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987062550U JPH0520830Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987062550U JPH0520830Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63169645U JPS63169645U (ja) 1988-11-04
JPH0520830Y2 true JPH0520830Y2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=30896931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987062550U Expired - Lifetime JPH0520830Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0520830Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2665994B2 (ja) * 1990-12-05 1997-10-22 永大産業株式会社 化粧板
JP2530572Y2 (ja) * 1991-03-26 1997-03-26 松下電工株式会社 木質床材

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50126809A (ja) * 1974-03-29 1975-10-06
JPS57191618A (en) * 1981-05-21 1982-11-25 Alps Electric Co Ltd Liquid crystal cell substrate
JPS6099000A (ja) * 1983-10-28 1985-06-01 エー・イー・ステーレイ・マニフアクチユアリング・コムパニー 半結晶質フルクトース
JPS6120816B2 (ja) * 1978-05-30 1986-05-23 Tektronix Inc
JPS627542B2 (ja) * 1977-10-31 1987-02-18 Ricoh Kk
JPH0520830U (ja) * 1991-09-04 1993-03-19 日本電気株式会社 部品挿入組立装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774432U (ja) * 1980-10-22 1982-05-08
JPS58177432U (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 北海道パ−ケツト工業株式会社 複合モザイクパ−ケツト板
JPS5994538U (ja) * 1982-12-17 1984-06-27 永大産業株式会社 合板製床材
JPS6120816U (ja) * 1984-07-10 1986-02-06 大建工業株式会社 床材
JPS61102737U (ja) * 1984-12-13 1986-06-30
JPH0355703Y2 (ja) * 1985-06-28 1991-12-12

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50126809A (ja) * 1974-03-29 1975-10-06
JPS627542B2 (ja) * 1977-10-31 1987-02-18 Ricoh Kk
JPS6120816B2 (ja) * 1978-05-30 1986-05-23 Tektronix Inc
JPS57191618A (en) * 1981-05-21 1982-11-25 Alps Electric Co Ltd Liquid crystal cell substrate
JPS6099000A (ja) * 1983-10-28 1985-06-01 エー・イー・ステーレイ・マニフアクチユアリング・コムパニー 半結晶質フルクトース
JPH0520830U (ja) * 1991-09-04 1993-03-19 日本電気株式会社 部品挿入組立装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63169645U (ja) 1988-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3554850A (en) Laminated floor covering and method of making same
JP2020513076A (ja) 交差式構造用ボードによる建築システム
RU2340742C2 (ru) Строительная панель
JPH0520830Y2 (ja)
WO2020216093A1 (zh) 一种芯材呈鱼骨形的实木复合地板基材
JPH0228018Y2 (ja)
CN206899409U (zh) 一种多层复合竹板
JP3024107U (ja) 単板積層材集成材
JP3081829B2 (ja) 床 板
RU2081978C1 (ru) Способ производства паркетного щита
KR200315778Y1 (ko) 대나무를 이용한 마루판재
JP2910004B2 (ja) 直貼り用複合床材
RU194045U1 (ru) Инженерный паркетный модуль
JP2001232609A (ja) 多層構成集成材及びそれを用いた階段部材。
JPS6236888Y2 (ja)
JPS584146B2 (ja) 木質床の施工法
RU2214328C1 (ru) Способ изготовления столярной плиты
JPS6139785Y2 (ja)
JPH0355703Y2 (ja)
JPH04297654A (ja) パネル状床材
JPS59118402A (ja) 反りのない化粧ばり合板の製造方法
JP2004197357A (ja) 床板
JP2530572Y2 (ja) 木質床材
JPS6134083Y2 (ja)
JPH0411069Y2 (ja)