JPH05204483A - ポータブルコンピュータ - Google Patents

ポータブルコンピュータ

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Publication number
JPH05204483A
JPH05204483A JP4013909A JP1390992A JPH05204483A JP H05204483 A JPH05204483 A JP H05204483A JP 4013909 A JP4013909 A JP 4013909A JP 1390992 A JP1390992 A JP 1390992A JP H05204483 A JPH05204483 A JP H05204483A
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JP
Japan
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power supply
power
adapter
computer
main body
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Application number
JP4013909A
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English (en)
Inventor
Minoru Watanabe
稔 渡邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電源アダプタを正当使用判断のため
のキーとして用いるもので、電源アダプタに設定された
キーコードをもとに、使用者の正当性チェックによる盗
難防止機構を実現したことを特徴とする。 【構成】コンピュータ本体に、電源スイッチのオン操作
に伴う処理で特定のキーコードを電源アダプタ29の接
続口に出力する手段を設け、電源アダプタ29に、上記
特定のキーコードを受けて正当性を判断しコンピュータ
本体へ供給される電源を出力制御する電源部29a 、コ
ード設定部29b 、及びコード判別部29c を設けて、
コンピュータ本体とACアダプタ29とを設定キーコー
ドにより個々に対応付け、上記キーコードで対応付けさ
れた組合わせ以外のコンピュータ本体と電源アダプタと
のシステム構成による動作を不能とする構成としたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止機構を備えた
ポータブルコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータは、益
々、小形軽量化され、携行がより容易化されるととも
に、高性能、高機能化されてきた。特に、近年ではハー
ドディスクドライブ(HDD)、RAMパック等の大容
量記憶を搭載したバッテリィ駆動可能なラップトップタ
イプ、ブックタイプ等のパーソナルコンピュータが広く
普及し様々な分野で活用されている。
【0003】この種のパーソナルコンピュータは携行の
容易性が大きな特徴であるが、これに伴い、盗難、盗用
対策が大きな課題となつてきた。即ち、ラップトップタ
イプ、ブックタイプ等の小形パーソナルコンピュータ
は、携行が容易であるが故に、盗難、盗用が容易であ
り、特にハードディスクドライブ、大容量ICメモリ等
の大容量記憶を搭載した高性能小形パーソナルコンピュ
ータに於いては資産価値が非常に高い高度かつ重要な情
報を蓄積している場合が多く、このような情報の盗用を
含めて、ハードウェア、ソフトウェア両面に亘る盗難、
盗用対策が大きな課題となる。
【0004】しかしながら、この種の従来の小型パーソ
ナルコンピュータに於いては、盗難、盗用に対して何等
十分な対策が施されておらず、機密性の高い重要な情報
を扱う場合等に於いて問題を残していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来で
は、小形パーソナルコンピュータに於いて、盗難、盗用
対策が十分に施されておらず、特に近年では、携行が容
易で、かつ高性能、大容量の小形パーソナルコンピュー
タが出現するに至り、信頼性の高い盗難、盗用対策が必
須となってきた。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
第三者による不当使用に際しシステム動作を不可能にし
てコンピュータ本体の盗難防止を図り、もってハードウ
ェア、ソフトウェア双方の盗難、盗用防止機能を実現し
たポータブルコンピュータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源アダプタ
(ACアダプタ)の出力電源により動作するポータブル
コンピュータに於いて、コンピュータ本体に、電源スイ
ッチのオン操作に伴う処理で特定のキーコードを電源ア
ダプタの接続口に出力する手段を設け、電源アダプタ
に、上記特定のキーコードを受けて正当性を判断しコン
ピュータ本体へ供給される電源を出力制御する電源制御
手段を設けて、コンピュータ本体とACアダプタとを設
定キーコードにより個々に対応付け、上記キーコードで
対応付けされた組合わせ以外のコンピュータ本体と電源
アダプタとのシステム構成による動作を不能とする構成
としたもので、これによりコンピュータ本体の管理を特
に意識せず、電源アダプタを管理するのみで、第三者に
よる不当な使用を排除でき、コンピュータ本体のソフト
ウェアを含めた盗難、盗用を防止することができる。
【0008】
【作用】コンピュータ本体に設定されたキーコードを電
源アダプタに設定し、システムを使用しないときは電源
アダプタをコンピュータ本体より外して管理し、システ
ムを使用する際に電源アダプタをコンピュータ本体に接
続する。電源アダプタをコンピュータ本体に接続するこ
とにより、電源オンに伴ってコンピュータ本体に設定さ
れたキーコードが電源アダプタに送付され、電源アダプ
タでコードの一致をみたとき、正当使用であることを認
識してコンピュータ本体へのアダプタ電源の供給を許可
する。電源アダプタでコードの一致をみないとき、不当
使用であると判断してコンピュータ本体へのアダプタ電
源の供給を禁止する。このように、電源アダプタに、コ
ード照合による電源制御手段をもつことにより、盗難、
不正使用等に対してのシステム管理が容易に行なえ、不
当なシステム使用を排除して、システム本体の盗難、盗
用を防止できる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例による盗難防止機
構を備えたポータブルコンピュータの構成を示すブロッ
ク図であり、ここでは、システム電源を集中管理するイ
ンテリジェントパワーサプライ(電源装置)のマイクロ
プロセッサより電源アダプタへキーコードを送付して、
電源アダプタ(ACアダプタ)にてコード照合により正
当性チェックを行なう構成を例示している。又、図2は
上記図1に示す電源装置1の構成を示すブロック図であ
り、図3は上記図1に示す電源アダプタ(ACアダプ
タ)の構成を示すブロック図である。
【0011】上記図1乃至図3に於いて、1はシステム
の電源制御を司る電源制御用のマイクロプロセッサを備
えたインテリジェントパワーサプライ(ここでは電源装
置と称す)であり、システム全体の制御を司るCPU
(メインCPU)11に、システムバス10、及び電源
制御インターフェイス(PS−IF)28を介して接続
される。
【0012】この電源装置1は、システム電源を集中管
理する本来のシステム電源制御機能に加え、電源投入時
に、システムの正当使用を判断するため、電源アダプタ
(ACアダプタ)29にキーコードを送付する機能をも
つもので、それぞれ電源制御プロセッサ(PC−CP
U)2の制御の下に処理が実行される。
【0013】電源制御プロセッサ2は、電源のオン/オ
フ状態に拘らず、常時、電源の監視及び制御を実行する
もので、内部ROM4に格納された電源制御プログラム
に従い、システム動作のための各種動作用電源を生成し
出力する電源回路3の制御、電源スイッチ6の操作に伴
う電源のオン/オフ制御、及び内蔵バッテリィ31A,
31B,31Sの充電制御パラメータに従う充電制御等
を含むシステム電源の集中管理を行なう。更に、電源制
御プロセッサ2は、電源制御プログラムの実行により、
上記各種の電源制御処理に加えて、電源投入操作(電源
スイッチ6のオン操作)に伴い、電源アダプタ29にキ
ーコードを送付する処理を行なう。
【0014】電源装置1とメインCPU11との間のデ
ータ送受に供される電源制御インターフェイス(PS−
IF)28は、電源装置1のシリアルI/Oを介してデ
ータを送受するもので、電源装置1のシリアルI/Oは
電源制御プロセッサ2より受けたデータをシリアルデー
タに変換して電源制御インターフェイス(PS−IF)
28に送出し、電源制御インターフェイス(PS−I
F)28がそのシリアルデータをパラレルデータに復元
してシステムバス10を介しメインCPU11に送出す
る。
【0015】上記電源装置1の主要構成要素をなす電源
回路3には、I/Oドライバ8を介して電源制御プロセ
ッサ2の制御の下に、システム内の各コンポーネントへ
の供給電源を生成出力制御するスイッチ回路33が設け
られる。即ち、このスイッチ回路33は、上記各バッテ
リィ(31A,31B,31S)でなるバッテリィユニ
ット31、及び電源アダプタ29の各出力電源を一次電
源として入力し、電源制御プロセッサ2の制御の下に、
DC−DCコンバータ34へ一次電源を出力制御すると
ともに、バッテリィユニット31の充電を制御する。
【0016】DC−DCコンバータ34は、スイッチ回
路33を介して一次電源を受けることにより、システム
内の各コンポーネントの動作用電源(二次電源)を生成
し、各コンポーネントに供給する。又、電源制御プロセ
ッサ2をもつ電源装置1には、符号40,41の構成要
素でなるキーコード設定機構が設けられる。
【0017】このキーコード設定機構は、特定のキーコ
ードが固定記憶されたキー41と、同キー41の接続口
となるキーインターフェイス部(Key-I/F )40でな
る。キーインターフェイス部(Key-I/F )40にキー4
1がインターフェイス接続されることによりキー41の
キーコードがI/Oレジスタ(パラレルI/O)7にラ
ッチされ、電源制御プロセッサ2の制御の下に内部RA
M5の特定番地に保存される。この際、キー41がもつ
キーコードは、電気的発生手段によるもの、エンボス等
を用いた機械的なスイッチ機構によるもの、磁気ストラ
イプによるもの、光学機構によるもの等、のいずれであ
ってもよく、要は設定キーコードを第三者が容易に解読
できない構成であればよい。
【0018】内部RAM5の特定番地に保存されたキー
コードは、電源アダプタ29のプラグイン接続に伴うコ
ンピュータ本体への電源供給に伴い、電源アダプタ29
に出力される。即ち、電源制御プロセッサ2は、電源ア
ダプタ29のプラグイン接続に伴うチャージユニット3
1への電源供給を認識すると、内部RAM5の特定番地
に保存されたキーコードをI/Oレジスタ(シリアルI
/O)20を介しシリアル変換されたキーコード情報
(PCMD)として、プラグイン接続された電源アダプ
タ29に送出する。
【0019】一方、電源アダプタ29には、図3に示す
ように、商用交流電源(例えばAC100v)からコンピュー
タ本体が必要とする一次電源を得る電源部29a に加え
て、コード照合による電源制御機構を実現する、コード
設定部29b 、及びコード判別部29c が設けられる。
【0020】上記コード照合による電源制御機構の構成
要素のうち、コード設定部29b は所定桁のキーコード
情報をマニュアル設定できる機構をもち、複数ビットの
キーコード情報が固定的に設定される。
【0021】コード判別部29c はコード設定部29b
で設定したキーコード情報とコンピュータ本体より送出
されたキーコード情報(PCMD)との入力インターフ
ェイスをもち、入力された各キーコードを比較照合して
正当使用であるか否かを判定し、その判定結果に従う電
源制御信号(PC)を出力する。
【0022】このコード判別部29c より出力される電
源制御信号(PC)により、電源部29a の電源出力が
許可/禁止制御される。即ち、ここでは、コード設定部
29b で設定したキーコード情報と、コンピュータ本体
の電源装置1内の電源制御プロセッサ2より送出された
(I/Oレジスタ(シリアルI/O)20を介して)キ
ーコード情報(PCMD)とを比較照合して、コードの
一致をみたときのみ、電源部29a の電源を出力制御
(出力許可)し、その電源部29a より出力されたアダ
プタ電源をコンピュータ本体に供給する。
【0023】コンピュータ本体の電源装置1に設けられ
た電源制御プロセッサ2は、電源アダプタ29のプラグ
イン接続に伴うコンピュータ本体への電源供給に伴うキ
ーコード情報(PCMD)の発送後、一定時間を待っ
て、電源アダプタ29の電源供給が継続されていること
を認識すると、電源供給指令をスイッチ回路33に出力
して、チャージユニット32より出力される一次電源を
DC−DCコンバータ34に出力制御する。この際は、
システム立上げ後、電源アダプタ29のプラグイン接続
を解除しても、バッテリィユニット31が満充電状態に
あるとき、バッテリィユニット31の電源により処理を
続行することができる。この際の充電状態チェックを含
む電源制御はすべて電源制御プロセッサ2の制御のもと
に実行される。又、キーコード情報(PCMD)の発送
後、一定時間内に電源アダプタ29の電源供給が断たれ
たことを認識した際は、電源遮断指令をスイッチ回路3
3に出力して、DC−DCコンバータ34への電源供給
を強制的に遮断する。この際は、電源スイッチ6がオン
操作されてもシステムを立上げることができない。
【0024】尚、図1,図2に於いて、上記した構成要
素を除く他の各構成要素については、例えば特開平2−
166209号公報、特開平3−27413号公報、特
開平3−27414号公報等に詳細に示されており、本
発明に直接関係しない構成要素について、ここではその
説明を省略する。ここで上記図1乃至図3を参照して本
発明の一実施例に於ける動作を説明する。電源制御プロ
セッサ2は、電源のオン/オフ状態に拘らず内部ROM
4に格納された電源制御プログラムに従い、常時、電源
の監視及び制御を実行する。
【0025】即ち、電源制御プロセッサ2は、内部RO
M4に格納された電源制御プログラムの処理を実行し、
電源のオン/オフ制御、及び充電制御等のシステム電源
制御を行なうとともに、電源アダプタ29のプラグイン
接続に伴う正当性の判断処理及びその判断結果に従う盗
難、盗用防止のためのシステム電源制御を行なう。
【0026】この盗難、盗用防止のための制御処理は、
コンピュータ本体に設定したキーコードと、電源アダプ
タ29に設定したキーコードとの比較照合により実現さ
れるもので、ここでは、双方のキーコードをそれぞれ正
当使用者が設定するものとする。その具体例として、こ
こではコンピュータ本体側の設定をキー41により行な
い、電源アダプタ29側の設定をコード設定部29b に
より行なうものとする。
【0027】この際、コンピュータ本体の電源装置1で
は、キーインターフェイス部(Key-I/F )40にキー4
1が差込まれる(インターフェイス接続される)ことに
より、キー41に設定されたキーコードがI/Oレジス
タ(パラレルI/O)7を介し、電源制御プロセッサ2
の制御の下に内部RAM5の特定番地(不揮発性領域)
に保存されて、キーコードの設定がなされる。又、電源
アダプタ側では、コード設定部29b をマニュアル操作
することによりキーコードの設定がなされる。このキー
コードの設定は、最初の使用時のみ行なえばよく、以後
は設定キーコードを変更する場合を除いて行なう必要が
ない。従ってキー41を用いてコンピュータ本体側のキ
ーコード設定を最初に1回行なった後はキー41をコン
ピュータ本体より取外して保管しておくことにより、キ
ーコードの第3者による解読が不可能となり、安全性を
より高めることができる。
【0028】ここで、電源アダプタ29をACコンセン
トに差込み、電源アダプタ29の電源出力プラグをコン
ピュータ本体にプラグイン接続することにより、そのプ
ラグイン接続によるコンピュータ本体への電源供給に伴
うキーコード情報(PCMD)の発送処理、及び同コー
ド発送後、一定時間を待って電源アダプタ29の電源供
給が継続されているか否かを認識し、電源制御(供給/
遮断)指令をスイッチ回路33に出力する処理が実行さ
れる。
【0029】即ち、コンピュータ本体の電源装置1に設
けられた電源制御プロセッサ2は、電源アダプタ29の
プラグイン接続に伴うチャージユニット32への電源供
給を認識すると、内部RAM5の特定番地に保存された
キーコードをI/Oレジスタ(シリアルI/O)20を
介しシリアル変換されたキーコード情報(PCMD)と
して、プラグイン接続された電源アダプタ29に送出す
る。上記キーコード情報(PCMD)の発送後、一定時
間を待って電源アダプタ29の電源供給が継続されてい
るか否かを認識する。
【0030】ここで一定時間を待って、電源アダプタ2
9の電源供給が継続されていることを認識すると、電源
供給指令をスイッチ回路33に出力して、チャージユニ
ット32より出力される一次電源をDC−DCコンバー
タ34に出力制御する。
【0031】この際は、チャージユニット32より出力
された一次電源がDC−DCコンバータ34に供給され
て、DC−DCコンバータ34よりシステム動作用電源
が生成され、各コンポーネントに供給される。
【0032】更にこの際は、システム立上げ後、電源ア
ダプタ29のプラグイン接続を解除しても、バッテリィ
ユニット31が満充電状態にあるとき、バッテリィユニ
ット31の電源により処理を続行することができる。
【0033】このようにして、一旦、システムが立上が
った後は、バッテリィユニット31が満充電状態にある
とき、電源アダプタ29を使用しなくともバッテリィユ
ニット31の電源により動作を継続することができる。
【0034】又、上記キーコード情報(PCMD)の発
送後、一定時間内に電源アダプタ29の電源供給が断た
れた際は、スイッチ回路33に電源遮断指令が出力さ
れ、同指令に従うスイッチ回路33の制御で、バッテリ
ィユニット31、及びチャージユニット32からの各電
源のDC−DCコンバータ34への電源が断たれ、シス
テム内の各コンポーネントへの動作用電源の供給が絶た
れてシステム動作が不能となる。このようにシステム電
源供給が強制的に遮断された状態下では、電源スイッチ
6のオン操作に拘らずシステムを立上げることはできな
い。
【0035】一方、電源アダプタ29は、使用状態下
(ACプラグがACコンセントに差込まれ、電源出力プ
ラグがコンピュータ本体にプラグイン接続された状態)
に於いて、電源部29a より出力された電源をコンピュ
ータ本体に送出後、一定時間内(例えば1分以内)にコ
ンピュータ本体よりキーコード情報(PCMD)を受け
ると、コード判別部29c が、そのコンピュータ本体よ
り送出されたキーコード情報(PCMD)とコード設定
部29b で設定したキーコード情報とを比較照合し、正
当使用であるか否かを判定する。
【0036】ここでコード判別部29c は、上記コード
の一致をみたとき、電源部29a に電源出力を指示する
電源制御信号(例えばPC=“1”)を送出して、電源
部29a の電源を続けて出力制御し、その電源部29a
より出力されたアダプタ電源をコンピュータ本体に供給
する。
【0037】又、上記コンピュータ本体より送出された
キーコード情報(PCMD)とコード設定部29b で設
定したキーコード情報との比較照合で、上記コードの一
致をみないとき、又は一定時間内(例えば1分以内)に
コンピュータ本体よりキーコード情報(PCMD)が送
付されないときは、電源部29a に電源出力の禁止を指
示する電源制御信号(例えばPC=“0”)を送出し
て、電源部29a の電源出力を遮断する。
【0038】このようにして、電源アダプタ29を正当
使用判断のためのキーとして用いることにより、コンピ
ュータ本体の管理を特に意識せず、ACアダプタを管理
するのみで(非使用時に保管しておくことにより)、第
三者による不当な使用を排除でき、コンピュータ本体の
ソフトウェアを含めた盗難、盗用を防止することができ
る。又、システム使用時に必ず電源アダプタ29による
充電処理が行なわれるので、内部バッテリィ(バッテリ
ィユニット31)を常に正常な状態に保つことができ
る。
【0039】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。ここでは電源アダプタ90に設けたコード判
別部93の判別結果の信号(PEN)を図1,図2に示
すコンピュータ本体の電源装置1に返し、電源制御プロ
セッサ2がこの信号(PEN)内容に従いスイッチ回路
33を制御して、バッテリィユニット31、及びチャー
ジユニット32からの各電源のDC−DCコンバータ3
4への電源供給を制御する構成としたものである。
【0040】図4に於いて、90は上記図3の電源アダ
プタ29に相当する電源アダプタである。91は上記図
3に示す電源部29a に相当する電源部であり、商用交
流電源(例えばAC100v)からコンピュータ本体が必要と
する一次電源を得る。92は上記図3に示すコード設定
部29b に相当するコード設定部であり、所定桁のキー
コード情報をマニュアル設定できる機構をもち、複数ビ
ットのキーコード情報が固定的に設定される。93はコ
ード設定部29b で設定したキーコード情報とコンピュ
ータ本体より送出されたキーコード情報(PCMD)と
の入力インターフェイスをもち、入力された各キーコー
ドを比較照合して正当使用であるか否かを判定し、その
判定結果の信号(PEN)をコンピュータ本体に返送す
るコード判別部29c である。
【0041】このコード判別部29c より出力される信
号(PEN)が、プラグイン接続されたコンピュータ本
体の電源制御プロセッサ2に送出され、電源制御プロセ
ッサ2の制御の下にスイッチ回路33が操作されてDC
−DCコンバータ34への電源供給が制御されることに
より、システム電源が許可/禁止制御される。この具体
的な動作は上記図1乃至図3を参照した一実施例の動作
から容易に理解できるので、ここではその説明を省略す
る。
【0042】このような構成に於いても、上記一実施例
と同様に、コンピュータ本体の管理を特に意識せず、A
Cアダプタを管理するのみで(非使用時に保管しておく
ことにより)、第三者による不当な使用を排除でき、コ
ンピュータ本体のソフトウェアを含めた盗難、盗用を防
止することができる。
【0043】尚、上記図1乃至図3に示した実施例に於
いては、電源装置1が内蔵する電源制御プロセッサ2を
用いて、電源アダプタ29に設定されたキーコードをも
とに、使用者の正当性チェックによる電源遮断制御処理
を実行する構成としたが、これに限らず、例えばメイン
CPU11の処理により実現する構成、又は盗難防止専
用の制御プロセッサを持つ構成等であってもよい。
【0044】又、上記した実施例に於いては、電源アダ
プタ29の電源出力が途絶えて、不当なキーコード情報
であると判断したとき、電源遮断指令をスイッチ回路3
3に出力し、DC−DCコンバータ34への電源供給を
強制的に遮断する構成としたが、これに限らず、電源ア
ダプタを正当性判断のためのキーとして用い、コンピュ
ータ本体の特定の機能をロックする他の構成であっても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
源アダプタの出力電源により動作するポータブルコンピ
ュータに於いて、コンピュータ本体に、電源スイッチの
オン操作に伴う処理で特定のキーコードを電源アダプタ
の接続口に出力する手段を設け、電源アダプタに、上記
特定のキーコードを受けて正当性を判断しコンピュータ
本体へ供給される電源を出力制御する電源制御手段を設
けて、コンピュータ本体とACアダプタとを設定キーコ
ードにより個々に対応付け、上記キーコードで対応付け
された組合わせ以外のコンピュータ本体と電源アダプタ
とのシステム構成による動作を不能とする構成としたこ
とにより、コンピュータ本体の管理を特に意識せず、電
源アダプタを管理するのみで、第三者による不当な使用
を排除でき、コンピュータ本体のソフトウェアを含めた
盗難、盗用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるポータブルコンピュー
タの構成を示すブロック図。
【図2】上記図1に示す電源装置の構成を示すブロック
図。
【図3】上記図1に示す電源アダプタの構成を示すブロ
ック図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…電源装置(インテリジェントパワーサプライ)、2
…電源制御プロセッサ(PC−CPU)、3…電源回
路、4…内部ROM、5…内部RAM、6…電源スイッ
チ、7…I/Oレジスタ(パラレルI/O)、8…I/
Oドライバ、9…内部バス、10…システムバス、11
…メインCPU、20…I/Oレジスタ(シリアルI/
O)、28…電源制御インターフェイス(PS−I
F)、29,90…電源アダプタ(ACアダプタ)、2
9a ,91…電源部、29b ,92…コード設定部、2
9c ,93…コード判別部、31…バッテリィユニッ
ト、32…チャージユニット、33…スイッチ回路、3
4,35…DC−DCコンバータ、40…キーインター
フェイス部(Key-I/F )、41…キー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ACアダプタ電源により動作するポータ
    ブルコンピュータに於いて、コンピュータ本体に設けら
    れ、電源スイッチのオン操作に伴う処理で特定のコード
    をACアダプタの接続口に出力する手段と、ACアダプ
    タに設けられ、上記特定のコードを受けてアダプタ電源
    を出力制御する電源制御手段とを具備してなることを特
    徴とするポータブルコンピュータ。
  2. 【請求項2】 ACアダプタ電源により動作するポータ
    ブルコンピュータに於いて、コンピュータ本体に設けら
    れ、電源スイッチのオン操作に伴う初期動作で特定のコ
    ードをACアダプタに送出する特定コード出力手段と、
    ACアダプタに設けられ、上記特定のコードを受けたと
    き動作許可信号をコンピュータ本体に送出する動作許可
    信号出力手段と、コンピュータ本体に設けられ、ACア
    ダプタより動作許可信号を受けたとき動作を開始するシ
    ステム制御手段とを具備してなることを特徴とするポー
    タブルコンピュータ。
JP4013909A 1992-01-29 1992-01-29 ポータブルコンピュータ Pending JPH05204483A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4013909A JPH05204483A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 ポータブルコンピュータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002091601A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Sharp Corp 情報処理装置
JP2007172578A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Power Integrations Inc 電源を認証するための装置とシステム

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