JPH05202245A - ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物Info
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- JPH05202245A JPH05202245A JP1397092A JP1397092A JPH05202245A JP H05202245 A JPH05202245 A JP H05202245A JP 1397092 A JP1397092 A JP 1397092A JP 1397092 A JP1397092 A JP 1397092A JP H05202245 A JPH05202245 A JP H05202245A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】成形品外観が良好であると共に靭性、耐衝撃性
が大幅に改良され、さらにこれらの高度な機械的性質が
安定、かつ再現性良く発現される樹脂組成物。 【構成】ポリアリ−レンサルファイド樹脂(A)とエチ
レン、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステル、お
よび無水マレイン酸からなるエチレン系共重合体(B)
とシラン化合物(C)とを(A)/(B)=5/95〜
95/5、{(A)+(B)}/(C)=99.9/
0.1〜95/5の重量比で含むポリアリ−レンサルフ
ァイド樹脂組成物。
が大幅に改良され、さらにこれらの高度な機械的性質が
安定、かつ再現性良く発現される樹脂組成物。 【構成】ポリアリ−レンサルファイド樹脂(A)とエチ
レン、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステル、お
よび無水マレイン酸からなるエチレン系共重合体(B)
とシラン化合物(C)とを(A)/(B)=5/95〜
95/5、{(A)+(B)}/(C)=99.9/
0.1〜95/5の重量比で含むポリアリ−レンサルフ
ァイド樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相溶性に優れ、成形品
外観が良好であると共に、靱性,耐衝撃性も大幅に改良
された実用性の高いポリアリ−レンサルファイド樹脂組
成物に関するものである。
外観が良好であると共に、靱性,耐衝撃性も大幅に改良
された実用性の高いポリアリ−レンサルファイド樹脂組
成物に関するものである。
【0002】
【 従来の技術】ポリアリ−レンサルファイド(以後、
PASと記す)樹脂は卓越した耐熱性、耐薬品性を有す
るエンジニアリングプラスチックスとして近年注目され
ているが、特にPAS単独系、繊維状強化剤や無機フィ
ラ−の含有率が比較的低い組成物では脆弱であり、実用
性が著しく制限されている。
PASと記す)樹脂は卓越した耐熱性、耐薬品性を有す
るエンジニアリングプラスチックスとして近年注目され
ているが、特にPAS単独系、繊維状強化剤や無機フィ
ラ−の含有率が比較的低い組成物では脆弱であり、実用
性が著しく制限されている。
【0003】これらの問題点を解決するために、各種の
エラストマ−成分をPAS樹脂に対し配合する試みが成
されている。例えば、PAS樹脂に対しα−オレフィン
とα,β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレ
フィン系共重合体を配合する方法(特開昭58−154
757号)、不飽和カルボン酸等を共重合したα−オレ
フィン共重合体とエポキシ樹脂を配合する方法(特開昭
59−207921号)、さらに実質的に非晶性ポリア
ミドとカルボキシル基及び/又はエポキシ基含有オレフ
ィン共重合体とをPAS樹脂に配合する方法(特開昭6
1−53356号)等が知られてている。
エラストマ−成分をPAS樹脂に対し配合する試みが成
されている。例えば、PAS樹脂に対しα−オレフィン
とα,β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレ
フィン系共重合体を配合する方法(特開昭58−154
757号)、不飽和カルボン酸等を共重合したα−オレ
フィン共重合体とエポキシ樹脂を配合する方法(特開昭
59−207921号)、さらに実質的に非晶性ポリア
ミドとカルボキシル基及び/又はエポキシ基含有オレフ
ィン共重合体とをPAS樹脂に配合する方法(特開昭6
1−53356号)等が知られてている。
【0004】しかしながら、いずれの変性オレフィン系
共重合体を添加した場合も、PAS樹脂とオレフィン系
共重合体が本来極めて相溶性に劣るために、靱性,耐衝
撃性の向上さらには外観(相溶性)改良において未だ効
果が十分なものとは言い難い。特に繊維状強化剤/無機
フィラ−等の含有率が低い系もしくは繊維状強化剤/無
機フィラ−を含まない系では、外観における顕著なパ−
ル模様、層剥離現象が見られ甚だ相溶性に劣るのが現状
である。
共重合体を添加した場合も、PAS樹脂とオレフィン系
共重合体が本来極めて相溶性に劣るために、靱性,耐衝
撃性の向上さらには外観(相溶性)改良において未だ効
果が十分なものとは言い難い。特に繊維状強化剤/無機
フィラ−等の含有率が低い系もしくは繊維状強化剤/無
機フィラ−を含まない系では、外観における顕著なパ−
ル模様、層剥離現象が見られ甚だ相溶性に劣るのが現状
である。
【0005】さらにPAS樹脂に対しこれらの変性オレ
フィン系共重合体に代表されるエラストマ−成分を配合
した場合、相溶性が劣ることに加え、エラストマ−成分
の分散状態が極めて不均一であるがために、例えば溶融
混練による組成物の機械的性質(強度、伸び等)などが
大幅にばらつく、さらには再現性に極めて劣るなどの現
象を生じる。
フィン系共重合体に代表されるエラストマ−成分を配合
した場合、相溶性が劣ることに加え、エラストマ−成分
の分散状態が極めて不均一であるがために、例えば溶融
混練による組成物の機械的性質(強度、伸び等)などが
大幅にばらつく、さらには再現性に極めて劣るなどの現
象を生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のエ
ラストマ−成分配合組成物では、相溶性に劣り、また分
散状態がきわめて不均一であることに起因して靱性,耐
衝撃性の改良効果が不十分であり、且つ機械的性質の安
定性、再現性に乏しい。特に各種変性オレフィン系共重
合体ではこれらの傾向が顕著であり、なかでも繊維状強
化材/無機フィラ−の含有量が低い系もしくは繊維状強
化材/無機フィラ−を含まない系では、成形品表面での
著しいパ−ル模様、剥離現象が見られる。
ラストマ−成分配合組成物では、相溶性に劣り、また分
散状態がきわめて不均一であることに起因して靱性,耐
衝撃性の改良効果が不十分であり、且つ機械的性質の安
定性、再現性に乏しい。特に各種変性オレフィン系共重
合体ではこれらの傾向が顕著であり、なかでも繊維状強
化材/無機フィラ−の含有量が低い系もしくは繊維状強
化材/無機フィラ−を含まない系では、成形品表面での
著しいパ−ル模様、剥離現象が見られる。
【0007】本発明の目的は、PAS樹脂の最大の欠点
の一つである脆弱さが大幅に改善され、靱性、耐衝撃性
に優れ、且つ良好な相溶性を有し、加えて高度の機械的
性質をばらつきなく更に再現性よく保持するポリアリ−
レンサルファイド樹脂組成物を提供することにある。
の一つである脆弱さが大幅に改善され、靱性、耐衝撃性
に優れ、且つ良好な相溶性を有し、加えて高度の機械的
性質をばらつきなく更に再現性よく保持するポリアリ−
レンサルファイド樹脂組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ための手段として、PAS樹脂(A)に対しエラストマ
−成分であるエチレン、α,β-不飽和カルボン酸アル
キルエステル、及び無水マレイン酸からなるエチレン系
共重合体(B)含有せしめるに際しシラン化合物(C)
を介在させることにより、従来の変性オレフィン系共重
合体配合PAS樹脂組成物では見られぬ良好な相溶性、
均一性に加え、高度の靱性、耐衝撃性を安定且つ再現性
よく保持するものであることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
ための手段として、PAS樹脂(A)に対しエラストマ
−成分であるエチレン、α,β-不飽和カルボン酸アル
キルエステル、及び無水マレイン酸からなるエチレン系
共重合体(B)含有せしめるに際しシラン化合物(C)
を介在させることにより、従来の変性オレフィン系共重
合体配合PAS樹脂組成物では見られぬ良好な相溶性、
均一性に加え、高度の靱性、耐衝撃性を安定且つ再現性
よく保持するものであることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0009】即ち本発明は、ポリアリ−レンサルファイ
ド樹脂(A)とエチレン、α,β-不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル及び無水マレイン酸からなるエチレン系
共重合体(B)とシラン化合物(C)を含んでなること
を特徴とするポリアリ−レンサルファイド樹脂組成物を
提供するものである。
ド樹脂(A)とエチレン、α,β-不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル及び無水マレイン酸からなるエチレン系
共重合体(B)とシラン化合物(C)を含んでなること
を特徴とするポリアリ−レンサルファイド樹脂組成物を
提供するものである。
【0010】本発明の組成物の最大の特徴は、きわめて
高い靱性,耐衝撃性を有しながら、これらの高度な機械
的性質をばらつくことなく且つ再現性良く保持し、更に
外観(相溶性)に優れることである。
高い靱性,耐衝撃性を有しながら、これらの高度な機械
的性質をばらつくことなく且つ再現性良く保持し、更に
外観(相溶性)に優れることである。
【0011】本発明に使用するPAS樹脂としては、一
般式(−φ−S−)(但し、−φ−は、p−フェニレン
基を示し、以下も同様とする。)で示される構成単位を
70モル%以上含むものがすぐれた特性の組成物をもた
らすので好ましい。特にポリフェニレンサルファイド
(PPS)が好ましく使用される。
般式(−φ−S−)(但し、−φ−は、p−フェニレン
基を示し、以下も同様とする。)で示される構成単位を
70モル%以上含むものがすぐれた特性の組成物をもた
らすので好ましい。特にポリフェニレンサルファイド
(PPS)が好ましく使用される。
【0012】このポリマ−の重合方法としては、p−ジ
クロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの存在下で重合させ
る方法、極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナ
トリウムと水酸化ナトリウム叉は硫化水素と水酸化ナト
リウムの存在下で重合させる方法、p−クロルチオフェ
ノールの自己縮合などがあげられるが、N−メチルピロ
リドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶剤やス
ルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとp−
ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当である。
クロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの存在下で重合させ
る方法、極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナ
トリウムと水酸化ナトリウム叉は硫化水素と水酸化ナト
リウムの存在下で重合させる方法、p−クロルチオフェ
ノールの自己縮合などがあげられるが、N−メチルピロ
リドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶剤やス
ルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとp−
ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当である。
【0013】この際に重合度を調節するためにカルボン
酸やスルホン酸のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化
アルカリを添加したりすることは好ましい方法である。
酸やスルホン酸のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化
アルカリを添加したりすることは好ましい方法である。
【0014】ここでPAS樹脂中に含有される共重合成
分としては、メタ結合〔−(m-フェニレン)−S
−〕、エ−テル結合(−φ−O−φ−S−)、スルホン
結合(−φ−SO2−φ−S−)、スルフィドケトン結
合(−φ−CO−φ−S−)、ビフェニル結合(−φ−
φ−S−)や、以下に示す置換フェニルスルフィド結合
(化1)、3官能フェニルスルフィド結合(化2)、ナ
フチル結合(化3)等が挙げられ、その含有率は、好ま
しくは共重合成分の30モル%未満である。ただし、3
官能性以上の結合を含有させる場合の含有率は、通常5
モル%以下、好ましくは3モル%以下である。
分としては、メタ結合〔−(m-フェニレン)−S
−〕、エ−テル結合(−φ−O−φ−S−)、スルホン
結合(−φ−SO2−φ−S−)、スルフィドケトン結
合(−φ−CO−φ−S−)、ビフェニル結合(−φ−
φ−S−)や、以下に示す置換フェニルスルフィド結合
(化1)、3官能フェニルスルフィド結合(化2)、ナ
フチル結合(化3)等が挙げられ、その含有率は、好ま
しくは共重合成分の30モル%未満である。ただし、3
官能性以上の結合を含有させる場合の含有率は、通常5
モル%以下、好ましくは3モル%以下である。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】かかるPAS樹脂は一般的な製造法、例え
ば(1) ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反
応(米国特許第2513188号明細書等、特公昭44
−27671号および特公昭45−3368号参照)
(2) チオフェノール類のアルカリ触媒叉は銅塩等の共存
下に於ける縮合反応(米国特許第3274615号、英
国特許第1160660号参照)(3) 芳香族化合物を塩
化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反応(特公
昭46−27255号、ベルギー特許第29437号参
照)等により合成されるものであり、目的に応じ任意に
選択し得る。
ば(1) ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反
応(米国特許第2513188号明細書等、特公昭44
−27671号および特公昭45−3368号参照)
(2) チオフェノール類のアルカリ触媒叉は銅塩等の共存
下に於ける縮合反応(米国特許第3274615号、英
国特許第1160660号参照)(3) 芳香族化合物を塩
化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反応(特公
昭46−27255号、ベルギー特許第29437号参
照)等により合成されるものであり、目的に応じ任意に
選択し得る。
【0019】また本発明の組成物における靱性、耐衝撃
性、相溶性をより良好とするPAS樹脂として架橋度の
小さいPPS樹脂が使用されるが、特に特開昭50−8
4698号,特開昭51−144495号により公知で
ある架橋度の小さい高分子量PPS樹脂が好適に使用さ
れる。これらの架橋度の低い高分子量PPS樹脂のう
ち、特にASTM D1238による316℃/500
0g荷重下(オリフィス;0.0825±0.002イ
ンチ径 × 0.315±0.001インチ長さ)での
メルトフロ−レ−トが800g/10分以下、好ましく
は80g/10分以下、特に好ましくは30g/10分
のPPS樹脂が好適である。
性、相溶性をより良好とするPAS樹脂として架橋度の
小さいPPS樹脂が使用されるが、特に特開昭50−8
4698号,特開昭51−144495号により公知で
ある架橋度の小さい高分子量PPS樹脂が好適に使用さ
れる。これらの架橋度の低い高分子量PPS樹脂のう
ち、特にASTM D1238による316℃/500
0g荷重下(オリフィス;0.0825±0.002イ
ンチ径 × 0.315±0.001インチ長さ)での
メルトフロ−レ−トが800g/10分以下、好ましく
は80g/10分以下、特に好ましくは30g/10分
のPPS樹脂が好適である。
【0020】一方、本発明の組成物における靱性、耐衝
撃性、相溶性をより良好とするPPS樹脂として架橋度
の高いPPS樹脂が使用されるが、特に架橋により高分
子量化されたPPS樹脂が好適に使用される。これらの
架橋度の高い高分子量PPS樹脂のうち、特にASTM
D1238による316℃/5000g荷重下(オリ
フィス;0.0825±0.002インチ径 × 0.
315±0.001インチ長さ)でのメルトフロ−レ−
トが80g/10分以下、好ましくは30g/10分以
下のPPS樹脂が好適である。
撃性、相溶性をより良好とするPPS樹脂として架橋度
の高いPPS樹脂が使用されるが、特に架橋により高分
子量化されたPPS樹脂が好適に使用される。これらの
架橋度の高い高分子量PPS樹脂のうち、特にASTM
D1238による316℃/5000g荷重下(オリ
フィス;0.0825±0.002インチ径 × 0.
315±0.001インチ長さ)でのメルトフロ−レ−
トが80g/10分以下、好ましくは30g/10分以
下のPPS樹脂が好適である。
【0021】尚、メルトフローレートが80g/10分
以下の高分子量PASは、強化材等により強化せずして
使用することが可能となる場合が多いので、繊維強化材
及び/または無機フィラーの含有率が低いかもしくは含
有しない系で一般には使用することが可能である。この
ようなメルトフローレートを有するPASを用いた系
は、従来の系と比べて更に顕著な効果が期待できる。
以下の高分子量PASは、強化材等により強化せずして
使用することが可能となる場合が多いので、繊維強化材
及び/または無機フィラーの含有率が低いかもしくは含
有しない系で一般には使用することが可能である。この
ようなメルトフローレートを有するPASを用いた系
は、従来の系と比べて更に顕著な効果が期待できる。
【0022】本発明で用いるエチレン系共重合体とは、
その単量体成分が、エチレン、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステル、および無水マレイン酸からなり、
具体的に例示するならばエチレンが50〜90重量%、
好ましくは60〜85重量%、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステルが5〜49重量%、好ましくは7〜
45重量%、および無水マレイン酸が0.5〜10重量
%、好ましくは1〜8重量%のエチレン系共重合体を挙
げることができる。
その単量体成分が、エチレン、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステル、および無水マレイン酸からなり、
具体的に例示するならばエチレンが50〜90重量%、
好ましくは60〜85重量%、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステルが5〜49重量%、好ましくは7〜
45重量%、および無水マレイン酸が0.5〜10重量
%、好ましくは1〜8重量%のエチレン系共重合体を挙
げることができる。
【0023】α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステ
ルは、炭素数が3〜8個の不飽和カルボン酸、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸などのアルキルエステルであ
って、具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸イソプロ
ピル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸t-ブチル、ア
クリル酸イソブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n-プロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸n-ブチル、メタクリル酸t-
ブチル、およびメタクリル酸イソブチルなどがあり、こ
れらのうちでも特に、アクリル酸エチル、アクリル酸n
-ブチル、メタクリル酸メチルが好ましい。
ルは、炭素数が3〜8個の不飽和カルボン酸、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸などのアルキルエステルであ
って、具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸イソプロ
ピル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸t-ブチル、ア
クリル酸イソブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n-プロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸n-ブチル、メタクリル酸t-
ブチル、およびメタクリル酸イソブチルなどがあり、こ
れらのうちでも特に、アクリル酸エチル、アクリル酸n
-ブチル、メタクリル酸メチルが好ましい。
【0024】エチレン系共重合体の分子量の目安とし
て、190℃、2.16kgの荷重下におけるメルトイ
ンデックス値で与えられる。使用されるエチレン系共重
合体エラストマーのメルトインデックス値は0.1〜1
000、好ましくは0.2〜500、特に好ましくは1
〜100の範囲である。
て、190℃、2.16kgの荷重下におけるメルトイ
ンデックス値で与えられる。使用されるエチレン系共重
合体エラストマーのメルトインデックス値は0.1〜1
000、好ましくは0.2〜500、特に好ましくは1
〜100の範囲である。
【0025】これらのエチレン系共重合体は、具体的に
は「ボンドダイン」の名称で住友化学工業(株)より市
販されているが、これに限定されたものではない。
は「ボンドダイン」の名称で住友化学工業(株)より市
販されているが、これに限定されたものではない。
【0026】本発明で用いるシラン化合物とは、具体的
にはアミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシラ
ン、ビニルアルコキシシランの1種または2種以上であ
る。アミノアルコキシシランとしては、1分子中にアミ
ノ基を1個以上有し、アルコキシ基を2個あるいは3個
有するシラン化合物であればいずれのものでも有効であ
る。例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、 N−β(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
にはアミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシラ
ン、ビニルアルコキシシランの1種または2種以上であ
る。アミノアルコキシシランとしては、1分子中にアミ
ノ基を1個以上有し、アルコキシ基を2個あるいは3個
有するシラン化合物であればいずれのものでも有効であ
る。例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、 N−β(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
【0027】エポキシアルコキシシランとしては、1分
子中にエポキシ基を1個以上有し、アルコキシ基を2個
あるいは3個有するシラン化合物であればいずれのもの
でも有効である。例えば、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
子中にエポキシ基を1個以上有し、アルコキシ基を2個
あるいは3個有するシラン化合物であればいずれのもの
でも有効である。例えば、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
【0028】ビニルアルコキシシランとしては、1分子
中にビニル基を1個以上有し、アルコキシ基を2個ある
いは3個有するシラン化合物であればいずれのものでも
有効である。例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シランなどが挙げられる。
中にビニル基を1個以上有し、アルコキシ基を2個ある
いは3個有するシラン化合物であればいずれのものでも
有効である。例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シランなどが挙げられる。
【0029】本発明の組成物におけるPAS樹脂(A)
成分とエチレン、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル、及び無水マレイン酸からなるエチレン系共重合
体(B)成分とシラン化合物(C)成分の混合割合は、
(A)/(B) = 5/95〜95/5、{(A)+
(B)}/(C)=99.9/0.1〜95/5の重量
比の範囲である。なかでも好適な割合は、(A)/
(B)=25/75〜95/5、{(A)+(B)}/
(C)=98/2〜99.9/0.1である。
成分とエチレン、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル、及び無水マレイン酸からなるエチレン系共重合
体(B)成分とシラン化合物(C)成分の混合割合は、
(A)/(B) = 5/95〜95/5、{(A)+
(B)}/(C)=99.9/0.1〜95/5の重量
比の範囲である。なかでも好適な割合は、(A)/
(B)=25/75〜95/5、{(A)+(B)}/
(C)=98/2〜99.9/0.1である。
【0030】(A)成分と(B)成分の割合:(A)/
(B)において、(A)成分が5重量%未満ではPAS
樹脂本来の特性が大幅に失われ、また(B)成分が5重
量%未満であると本発明の組成物における靱性、耐衝撃
性の改良効果が発現されない。
(B)において、(A)成分が5重量%未満ではPAS
樹脂本来の特性が大幅に失われ、また(B)成分が5重
量%未満であると本発明の組成物における靱性、耐衝撃
性の改良効果が発現されない。
【0031】{(A)+(B)}成分と(C)成分との
割合:{(A)+(B)}/(C)において、(C)成
分が0.1重量%未満であると本発明の組成物における
効果が十分でなかったり、また(C)成分が5重量%を
超えると、組成物の機械的強度を低下させることに加
え、マトリックスポリマーである{(A)+(B)}成
分の粘度が著しく上昇し、ゲル化等の問題を生じる場合
がある。
割合:{(A)+(B)}/(C)において、(C)成
分が0.1重量%未満であると本発明の組成物における
効果が十分でなかったり、また(C)成分が5重量%を
超えると、組成物の機械的強度を低下させることに加
え、マトリックスポリマーである{(A)+(B)}成
分の粘度が著しく上昇し、ゲル化等の問題を生じる場合
がある。
【0032】本発明の組成物には、エポキシ樹脂を添加
することができる。エポキシ樹脂としては、エポキシ基
を1個あるいは2個以上含むものであり、液体または固
体状のものが使用できる。例えば、ビスフェノ−ルA、
レゾルシノ−ル、ハイドロキノン、ピロカチコ−ル、ビ
スフェノ−ルF、サリゲニン、1,3,5−トリヒドロ
キシベンゼン、ビスフェノ−ルS、トリヒドロキシ−ジ
フェニルジメチルメタン、4,4’−ジヒドロキシビフ
ェニル、1,5−ジヒドロキシナフタレン、カシュ−フ
ェノ−ル、2,2,5,5−テトラキス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサンなどのビスフェノ−ルのグリシジ
ルエ−テル、ビスフェノ−ルの代わりにハロゲン化ビス
フェノ−ル、ブタンジオ−ルのジグリシジルエ−テルな
どのグリシジルエ−テル系、フタル酸グリシジルエステ
ル等のグリシジルエステル系、N−グリシジルアニリン
等のグリシジルアミン系等などのグリシジルエポキシ樹
脂、エポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化大豆油等の
線状系及びビニルシクロヘキセンジオキサイド、ジシク
ロペンタジエンジオキサイド等の環状系の非グリシジル
エポキシ樹脂が例示される。
することができる。エポキシ樹脂としては、エポキシ基
を1個あるいは2個以上含むものであり、液体または固
体状のものが使用できる。例えば、ビスフェノ−ルA、
レゾルシノ−ル、ハイドロキノン、ピロカチコ−ル、ビ
スフェノ−ルF、サリゲニン、1,3,5−トリヒドロ
キシベンゼン、ビスフェノ−ルS、トリヒドロキシ−ジ
フェニルジメチルメタン、4,4’−ジヒドロキシビフ
ェニル、1,5−ジヒドロキシナフタレン、カシュ−フ
ェノ−ル、2,2,5,5−テトラキス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサンなどのビスフェノ−ルのグリシジ
ルエ−テル、ビスフェノ−ルの代わりにハロゲン化ビス
フェノ−ル、ブタンジオ−ルのジグリシジルエ−テルな
どのグリシジルエ−テル系、フタル酸グリシジルエステ
ル等のグリシジルエステル系、N−グリシジルアニリン
等のグリシジルアミン系等などのグリシジルエポキシ樹
脂、エポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化大豆油等の
線状系及びビニルシクロヘキセンジオキサイド、ジシク
ロペンタジエンジオキサイド等の環状系の非グリシジル
エポキシ樹脂が例示される。
【0033】またエポキシ樹脂としてノボラック型エポ
キシ樹脂使用できる。ノボラック型エポキシ樹脂は、エ
ポキシ基を2個以上含有し、通常ノボラック型フェノ−
ル樹脂にエピクロルヒドリンを反応させて得られるもの
である。またノボラック型フェノ−ル樹脂は、フェノ−
ル類とホルムアルデヒドとの縮合反応により得られる。
キシ樹脂使用できる。ノボラック型エポキシ樹脂は、エ
ポキシ基を2個以上含有し、通常ノボラック型フェノ−
ル樹脂にエピクロルヒドリンを反応させて得られるもの
である。またノボラック型フェノ−ル樹脂は、フェノ−
ル類とホルムアルデヒドとの縮合反応により得られる。
【0034】この原料のフェノ−ル類としては、特に制
限はないがフェノ−ル、o−クレゾ−ル、m−クレゾ−
ル、p−クレゾ−ル、ビスフェノ−ルA、レゾルシノ−
ル、p−タ−シャリ−ブチルフェノ−ル、ビスフェノ−
ルF、ビスフェノ−ルS及びこれらの混合物が好適に用
いられる。更にポリ−p−ビニルフェノ−ルのエポキシ
化物もノボラック型エポキシ樹脂と同様に用いることが
できる。尚、これらノボラック型エポキシ樹脂は、ハロ
ゲン、水酸基等を有していてもよく、単独または2種以
上の混合物として使用してもよい。
限はないがフェノ−ル、o−クレゾ−ル、m−クレゾ−
ル、p−クレゾ−ル、ビスフェノ−ルA、レゾルシノ−
ル、p−タ−シャリ−ブチルフェノ−ル、ビスフェノ−
ルF、ビスフェノ−ルS及びこれらの混合物が好適に用
いられる。更にポリ−p−ビニルフェノ−ルのエポキシ
化物もノボラック型エポキシ樹脂と同様に用いることが
できる。尚、これらノボラック型エポキシ樹脂は、ハロ
ゲン、水酸基等を有していてもよく、単独または2種以
上の混合物として使用してもよい。
【0035】本発明において添加することができるエポ
キシ樹脂の添加量は、本発明の組成物の成分(A)、
(B)、(C)の(A)+(B)+(C)に対して0.
1〜10重量部であり、好ましくは0.5〜5重量部で
ある。
キシ樹脂の添加量は、本発明の組成物の成分(A)、
(B)、(C)の(A)+(B)+(C)に対して0.
1〜10重量部であり、好ましくは0.5〜5重量部で
ある。
【0036】更に本発明の組成物には、繊維状強化材及
び/又は無機フィラ−を含有せしめることが可能であ
る。繊維状強化材としては、ガラス繊維、アスベスト繊
維、炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジ
ルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、窒化珪素繊維、ホウ素
繊維、チタン酸カリウム繊維、さらにステンレス、アル
ミニウム、チタン、銅、真ちゅう等の金属の繊維状物の
無機質繊維状物質及びアラミド繊維等の有機質繊維状物
質等が挙げられる。特に代表的な繊維状強化材は、ガラ
ス繊維、または炭素繊維である。なおポリアミド,フッ
素樹脂,アクリル樹脂等の高融点有機質繊維状物質も使
用することができる。
び/又は無機フィラ−を含有せしめることが可能であ
る。繊維状強化材としては、ガラス繊維、アスベスト繊
維、炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジ
ルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、窒化珪素繊維、ホウ素
繊維、チタン酸カリウム繊維、さらにステンレス、アル
ミニウム、チタン、銅、真ちゅう等の金属の繊維状物の
無機質繊維状物質及びアラミド繊維等の有機質繊維状物
質等が挙げられる。特に代表的な繊維状強化材は、ガラ
ス繊維、または炭素繊維である。なおポリアミド,フッ
素樹脂,アクリル樹脂等の高融点有機質繊維状物質も使
用することができる。
【0037】また無機フィラ−としては、炭化珪素、窒
化ホウ素、各種金属粉末、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、カオリン、クレ−、パイロフィライト、ベントナイ
ト、セリサイト、ゼオライト、雲母、ネフェリンシナイ
ト、タルク、アタルパルジャイト、ウオラストナイト、
PMF、フェライト、硅酸アルミニウム、硅酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、
三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫
化モリブデン、黒鉛、石膏、ガラスビ−ズ、ガラスパウ
ダ−、ガラスバル−ン、石英、シリカ、石英ガラス等を
挙げることができる。
化ホウ素、各種金属粉末、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、カオリン、クレ−、パイロフィライト、ベントナイ
ト、セリサイト、ゼオライト、雲母、ネフェリンシナイ
ト、タルク、アタルパルジャイト、ウオラストナイト、
PMF、フェライト、硅酸アルミニウム、硅酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、
三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫
化モリブデン、黒鉛、石膏、ガラスビ−ズ、ガラスパウ
ダ−、ガラスバル−ン、石英、シリカ、石英ガラス等を
挙げることができる。
【0038】本発明の組成物には、本発明の目的を損わ
ない範囲で下記の如き重合体を混合して使用できる。こ
れら重合体としてはエチレン、ブチレン、ペンテン、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン、スチレン、α−
メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、(メタ)アクリロニ
トリルなどの単量体の単独重合体または共重合体、ポリ
ウレタン、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のポリエステル、ポリアセタ−ル、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリ
ルサルホン、ポリエ−テルサルホン、ポリア−リレ−
ト、ポリフェニレンオキシド、ポリエ−テルケトン、ポ
リエ−テルエ−テルケトン、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエ−テルイミド、シリコ−ン樹脂、フェノキ
シ樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマ−、ポリアリ−ルエ−
テルなどの単独重合体、ランダム共重合体またはブロッ
ク共重合体、グラフト共重合体等を挙げることができ
る。
ない範囲で下記の如き重合体を混合して使用できる。こ
れら重合体としてはエチレン、ブチレン、ペンテン、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン、スチレン、α−
メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、(メタ)アクリロニ
トリルなどの単量体の単独重合体または共重合体、ポリ
ウレタン、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のポリエステル、ポリアセタ−ル、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリ
ルサルホン、ポリエ−テルサルホン、ポリア−リレ−
ト、ポリフェニレンオキシド、ポリエ−テルケトン、ポ
リエ−テルエ−テルケトン、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエ−テルイミド、シリコ−ン樹脂、フェノキ
シ樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマ−、ポリアリ−ルエ−
テルなどの単独重合体、ランダム共重合体またはブロッ
ク共重合体、グラフト共重合体等を挙げることができ
る。
【0039】また、本発明の組成物には、可塑剤、少量
の離型剤、着色剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、
発泡剤、防錆剤、難燃剤等を添加してもよい。
の離型剤、着色剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、
発泡剤、防錆剤、難燃剤等を添加してもよい。
【0040】本発明の組成物は、公知の方法で調製が可
能である。例えば、PAS樹脂(A)成分とエチレン、
α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステル、および無
水マレイン酸からなるエチレン系共重合体(B)成分と
シラン化合物(C)との3成分、さらにわ必要に応じそ
の他の原料とをタンブラー又はヘンシェルミキサーのよ
うな混合機で均一に混合の後、1軸又は2軸押出混練機
に供給して200℃〜350℃の温度範囲下で溶融混練
し、ペレットとして本発明の組成物を得る方法がある。
能である。例えば、PAS樹脂(A)成分とエチレン、
α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステル、および無
水マレイン酸からなるエチレン系共重合体(B)成分と
シラン化合物(C)との3成分、さらにわ必要に応じそ
の他の原料とをタンブラー又はヘンシェルミキサーのよ
うな混合機で均一に混合の後、1軸又は2軸押出混練機
に供給して200℃〜350℃の温度範囲下で溶融混練
し、ペレットとして本発明の組成物を得る方法がある。
【0041】本発明のPAS樹脂組成物は、その優れた
特性により種々の用途に利用でき、その例としては、チ
ュ−ブ、ホ−ス、パイプ、ロッド、フィルム、シ−ト、
電線被覆、ワイヤ−被覆、光ハァイバ−被覆、ギア、カ
ム、軸受、ベアリング、バッキング、ガスケット、Oリ
ング、ファスナ−、バルブ、ジョイント、グリップ、キ
ャスタ−、ロ−ラ−、スイッチ、ケ−ス、さらに自動車
エンジン回りのアンダ−フ−ド点火系部品、自動車用発
電機部品のケ−シング、自動車用コネクタ等の各種自動
車部品、コネクタ、スイッチ等の電子・電気機器部品、
精密機械部品等があり、さらに粉体塗料、溶液型の接着
剤、塗料等としても使用できる。
特性により種々の用途に利用でき、その例としては、チ
ュ−ブ、ホ−ス、パイプ、ロッド、フィルム、シ−ト、
電線被覆、ワイヤ−被覆、光ハァイバ−被覆、ギア、カ
ム、軸受、ベアリング、バッキング、ガスケット、Oリ
ング、ファスナ−、バルブ、ジョイント、グリップ、キ
ャスタ−、ロ−ラ−、スイッチ、ケ−ス、さらに自動車
エンジン回りのアンダ−フ−ド点火系部品、自動車用発
電機部品のケ−シング、自動車用コネクタ等の各種自動
車部品、コネクタ、スイッチ等の電子・電気機器部品、
精密機械部品等があり、さらに粉体塗料、溶液型の接着
剤、塗料等としても使用できる。
【0042】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。尚、例中の部は重量部を意味する。
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。尚、例中の部は重量部を意味する。
【0043】参考例1(PPS−(1)の製造) 攪拌機付のオ−トクレ−ブにN−メチルピロリドン 1
993部と硫化ナトリウム2.7水塩 537部(4.
1モル)、水酸化ナトリウム 1.6部(0.04モ
ル)および安息香酸ナトリウム 144部(1.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下に200℃まで約2時間
かけて攪拌しながら徐々に昇温させて102mlの水を
留出させた。
993部と硫化ナトリウム2.7水塩 537部(4.
1モル)、水酸化ナトリウム 1.6部(0.04モ
ル)および安息香酸ナトリウム 144部(1.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下に200℃まで約2時間
かけて攪拌しながら徐々に昇温させて102mlの水を
留出させた。
【0044】次いで、反応系を150℃に冷却したのち
p−ジクロルベンゼン 603部(4.1モル)と1,
2,4−トリクロルベンゼン 1.8部(0.01モ
ル)およびN−メチルピロリドン 310部を加え、2
30℃で2時間、さらに260℃で3時間反応させた
が、この間、重合反応終了時の内圧は9.0kg/cm
2であった。
p−ジクロルベンゼン 603部(4.1モル)と1,
2,4−トリクロルベンゼン 1.8部(0.01モ
ル)およびN−メチルピロリドン 310部を加え、2
30℃で2時間、さらに260℃で3時間反応させた
が、この間、重合反応終了時の内圧は9.0kg/cm
2であった。
【0045】しかるのち、オートクレーブを冷却して内
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄してから120℃で乾燥せしめ
て、394部の淡灰褐色をした粒状のPPSを得た(収
率=89%)。
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄してから120℃で乾燥せしめ
て、394部の淡灰褐色をした粒状のPPSを得た(収
率=89%)。
【0046】ここに得られたPPSは対数粘度〔η〕
0.34、メルトフロ−レ−ト55g/10分、熱変形
温度125℃であった。これをPPS−(1)と称す。
0.34、メルトフロ−レ−ト55g/10分、熱変形
温度125℃であった。これをPPS−(1)と称す。
【0047】尚、PPSの対数粘度〔η〕は、PPSの
α−メチルクロルナフタレン溶液(PPS濃度0.4g
/100ml)の206℃(400°F)における相対
粘度値を測定し、次式により算出したものである。
α−メチルクロルナフタレン溶液(PPS濃度0.4g
/100ml)の206℃(400°F)における相対
粘度値を測定し、次式により算出したものである。
【0048】〔η〕=ln(相対粘度値)/PPS濃度
【0049】参考例2(PPS−(2)の製造) 攪拌機付の5lのオ−トクレ−ブにN−メチルピロリド
ン 1993部と硫化ナトリウム2.7水塩 537部
(4.1モル)、水酸化ナトリウム 1.6部(0.0
4モル)および酢酸ナトリウム 144部(1.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下に200℃まで約2時間
かけて攪拌しながら徐々に昇温させて102mlの水を
留出させた。
ン 1993部と硫化ナトリウム2.7水塩 537部
(4.1モル)、水酸化ナトリウム 1.6部(0.0
4モル)および酢酸ナトリウム 144部(1.0モ
ル)とを仕込み、窒素雰囲気下に200℃まで約2時間
かけて攪拌しながら徐々に昇温させて102mlの水を
留出させた。
【0050】次いで、反応系を150℃に冷却したのち
p−ジクロルベンゼン 603部(4.1モル)と1,
2,4−トリクロルベンゼン 1.8部(0.01モ
ル)およびN−メチルピロリドン 310部を加え、2
30℃で2時間、さらに260℃で3時間反応させた
が、この間、重合反応終了時の内圧は9.0kg/cm
2であった。
p−ジクロルベンゼン 603部(4.1モル)と1,
2,4−トリクロルベンゼン 1.8部(0.01モ
ル)およびN−メチルピロリドン 310部を加え、2
30℃で2時間、さらに260℃で3時間反応させた
が、この間、重合反応終了時の内圧は9.0kg/cm
2であった。
【0051】しかるのち、オ−トクレ−ブを冷却して内
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄してから120℃で乾燥せしめ
て、394部の淡灰褐色をした粒状のPPSを得た(収
率=89%)。
容物を濾別し、次いでケ−キを熱水で3回洗浄し、さら
にアセトンで2回洗浄してから120℃で乾燥せしめ
て、394部の淡灰褐色をした粒状のPPSを得た(収
率=89%)。
【0052】ここに得られたPPSは固有粘度〔η〕
0.20、メルトフロ−レ−ト550g/10分であっ
た。これをPPS−(2)と称す。
0.20、メルトフロ−レ−ト550g/10分であっ
た。これをPPS−(2)と称す。
【0053】参考例3(PPS−(3)の製造) 参考例2で得たPPS−(2)パウダ−をリボンブレン
ダ−に投入し、255℃で空気を吹き込みながら攪拌し
て、11時間熱処理し、架橋せしめて最終的に固有粘度
〔η〕0.35、メルトフロ−レ−ト 20g/10分
のPPSポリマ−を得た。これをPPS−(3)と称
す。
ダ−に投入し、255℃で空気を吹き込みながら攪拌し
て、11時間熱処理し、架橋せしめて最終的に固有粘度
〔η〕0.35、メルトフロ−レ−ト 20g/10分
のPPSポリマ−を得た。これをPPS−(3)と称
す。
【0054】参考例4(PPS−(4)の製造) 50lのスケ−ルのオ−トクレ−ブにN−メチルピロリ
ドンをモル比で70、硫化ナトリウム9水塩を0.9
9、安息香酸ナトリウムを0.60、水酸化ナトリウム
を0.15モルの比で仕込み(50モルスケ−ル)、窒
素気流中で210℃まで昇温し脱水率110%まで脱水
を行なった。系を160℃まで冷却後P−ジクロルベン
ゼンをモル比1.0で仕込み、封をした後窒素で内圧を
2.5kg/cm2まで加圧した。重合による発熱を考
慮しながら温度コントロ−ルを行なって270℃まで昇
温し、5時間攪拌下に重合を行なった。内圧は17kg
/cm2に上昇していた。
ドンをモル比で70、硫化ナトリウム9水塩を0.9
9、安息香酸ナトリウムを0.60、水酸化ナトリウム
を0.15モルの比で仕込み(50モルスケ−ル)、窒
素気流中で210℃まで昇温し脱水率110%まで脱水
を行なった。系を160℃まで冷却後P−ジクロルベン
ゼンをモル比1.0で仕込み、封をした後窒素で内圧を
2.5kg/cm2まで加圧した。重合による発熱を考
慮しながら温度コントロ−ルを行なって270℃まで昇
温し、5時間攪拌下に重合を行なった。内圧は17kg
/cm2に上昇していた。
【0055】次に系を冷却後放圧し、内容物を大量の水
中へ注ぎフレ−ク状のポリマ−を回収した。ポリマ−は
熱水とアセトンによる洗浄をくり返して最終的に70%
の収率で白色フレ−ク状であった。この白色フレ−ク状
のPPSポリマ−(固有粘度〔η〕0.19、メルトフ
ロ−レ−ト1500g/10分)をリボンブレンダ−に
投入し、265℃で空気を吹き込みながら攪拌して、1
3時間熱処理し、架橋せしめて最終的に固有粘度〔η〕
0.36、メルトフロ−レ−ト5g/10分のPPSポ
リマ−を得た。これをPPS−(4)と称す。
中へ注ぎフレ−ク状のポリマ−を回収した。ポリマ−は
熱水とアセトンによる洗浄をくり返して最終的に70%
の収率で白色フレ−ク状であった。この白色フレ−ク状
のPPSポリマ−(固有粘度〔η〕0.19、メルトフ
ロ−レ−ト1500g/10分)をリボンブレンダ−に
投入し、265℃で空気を吹き込みながら攪拌して、1
3時間熱処理し、架橋せしめて最終的に固有粘度〔η〕
0.36、メルトフロ−レ−ト5g/10分のPPSポ
リマ−を得た。これをPPS−(4)と称す。
【0056】[実施例1〜4]参考例で製造したPPS
樹脂と表−1に示すエチレン、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステル、および無水マレイン酸からなるエ
チレン系共重合体とシラン化合物とその他の原料を表中
に示す割合で均一に混合の後、35mmφの2軸押出機
にて290℃で溶融混練しペレットを得た。このペレッ
トをインラインスクリュ−式の3オンス射出成形機を用
いシリンダ−温度290℃、金型温度135℃、射出圧
力1000kgf/cm2、射出スピード中速にて、機
械的特性評価用テストピ−ス及び相溶性評価用シ−トを
成形し、各種特性、相溶性を評価した。この結果を表−
1に示す。
樹脂と表−1に示すエチレン、α,β-不飽和カルボン
酸アルキルエステル、および無水マレイン酸からなるエ
チレン系共重合体とシラン化合物とその他の原料を表中
に示す割合で均一に混合の後、35mmφの2軸押出機
にて290℃で溶融混練しペレットを得た。このペレッ
トをインラインスクリュ−式の3オンス射出成形機を用
いシリンダ−温度290℃、金型温度135℃、射出圧
力1000kgf/cm2、射出スピード中速にて、機
械的特性評価用テストピ−ス及び相溶性評価用シ−トを
成形し、各種特性、相溶性を評価した。この結果を表−
1に示す。
【0057】なお、評価項目は以下のとうりである。
【0058】<機械的特性> (1) 曲げ特性 …ASTM D−790に準
拠して、曲げ強度、曲げ破断伸びを1/8″(厚)×1
/2″(幅)×5″(長)の試片にて測定。
拠して、曲げ強度、曲げ破断伸びを1/8″(厚)×1
/2″(幅)×5″(長)の試片にて測定。
【0059】ただし、測定試片数:n=10である。
【0060】(2) Izod衝撃強度…ASTM D
−256に準拠して、ノッチ無/ノッチ付の両衝撃強度
を1/8″(厚)×1/2″(幅)×2・1/2″
(長)の試片にて測定。
−256に準拠して、ノッチ無/ノッチ付の両衝撃強度
を1/8″(厚)×1/2″(幅)×2・1/2″
(長)の試片にて測定。
【0061】ただし、測定試片数:n=10(各々)で
ある。
ある。
【0062】<相溶性>フィルムゲ−トによる2mm
(厚)×50mm(幅)×100mm(長)のシ−トで
の外観を目視にて判定。 ○…成形品の表面が均一で剥離現象がなく良好。
(厚)×50mm(幅)×100mm(長)のシ−トで
の外観を目視にて判定。 ○…成形品の表面が均一で剥離現象がなく良好。
【0063】△…成形品の表面が不均一でパ−ル状光沢
がある。 ×…成形品の表面が不均一で剥離現象がある。
がある。 ×…成形品の表面が不均一で剥離現象がある。
【0064】[比較例1〜5]参考例で製造したPPS
樹脂と、各種エラストマー成分、及び表−2に示すその
他の原料を表中に示す割合で均一に混合の後、35mm
φの2軸押出機にて290℃で溶融混練しペレットを得
た。このペレットを用い、実施例1〜4と全く同様の射
出成形によりテストピ−ス及びシ−トを得て、実施例1
〜4と同様の項目を評価した。この結果を表−2に示
す。
樹脂と、各種エラストマー成分、及び表−2に示すその
他の原料を表中に示す割合で均一に混合の後、35mm
φの2軸押出機にて290℃で溶融混練しペレットを得
た。このペレットを用い、実施例1〜4と全く同様の射
出成形によりテストピ−ス及びシ−トを得て、実施例1
〜4と同様の項目を評価した。この結果を表−2に示
す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明の組成物は、成形品外観が良好で
あると共に靭性、耐衝撃性が大幅に改良され、さらにこ
れらの高度な機械的性質が安定かつ再現性良く発現され
る樹脂組成物である。該組成物はエンジニアリングプラ
スチックスとして優れた物性を備えた実用性の大きい成
形材料である。
あると共に靭性、耐衝撃性が大幅に改良され、さらにこ
れらの高度な機械的性質が安定かつ再現性良く発現され
る樹脂組成物である。該組成物はエンジニアリングプラ
スチックスとして優れた物性を備えた実用性の大きい成
形材料である。
Claims (6)
- 【請求項1】ポリアリ−レンサルファイド樹脂(A)と
エチレン、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル、及び無水マレイン酸からなるエチレン系共重合体
(B)とシラン化合物(C)を含んでなることを特徴と
するポリアリ−レンサルファイド樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)、(B)、(C)成分に加えて、さ
らに繊維状強化材及び/又は無機フィラ−(D)を含ん
でなることを特徴とするポリアリーレンサルファイド樹
脂組成物。 - 【請求項3】エチレン系共重合体(B)が、エチレン5
0〜90重量%、α,β-不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル5〜49重量%及び無水マレイン酸0.5〜10
重量%である請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】ポリアリ−レンサルファイド樹脂(A)の
溶融粘度が、ASTMD 1238による316℃/5
000g荷重下(オリフィス;0.0825±0.00
2インチ径 × 0.315±0.001インチ長さ)
でのメルトフロ−レ−トで80g/10分以下である請
求項1記載の組成物。 - 【請求項5】ポリアリ−レンサルファイド樹脂(A)の
溶融粘度が、ASTMD 1238による316℃/5
000g荷重下(オリフィス;0.0825±0.00
2インチ径 × 0.315±0.001インチ長さ)
でのメルトフロ−レ−トで30g/10分以下である請
求項1記載の組成物。 - 【請求項6】(A)、(B)、(C)の成分を、(A)
/(B)=5/95〜95/5、{(A)+(B)}/
(C)=99.9/0.1〜90/5の重量比の割合で
含む請求項1または2記載のポリアリ−レンサルファイ
ド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1397092A JPH05202245A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1397092A JPH05202245A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202245A true JPH05202245A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11848084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1397092A Pending JPH05202245A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05202245A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5990225A (en) * | 1995-05-17 | 1999-11-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | Resin of polyphenylene sulfide, polyethylene graft and TFE for sliding member |
JP2008144003A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Tosoh Corp | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
JP2009256438A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Tosoh Corp | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
JP2010084125A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-04-15 | Toray Ind Inc | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物、その製造方法 |
JP2016166268A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 東ソー株式会社 | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1397092A patent/JPH05202245A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5990225A (en) * | 1995-05-17 | 1999-11-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | Resin of polyphenylene sulfide, polyethylene graft and TFE for sliding member |
JP2008144003A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Tosoh Corp | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
JP2009256438A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Tosoh Corp | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
JP2010084125A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-04-15 | Toray Ind Inc | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物、その製造方法 |
JP2016166268A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 東ソー株式会社 | ポリアリーレンスルフィド組成物 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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