JPH05197477A

JPH05197477A - 手書き情報入力装置

Info

Publication number: JPH05197477A
Application number: JP4027493A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Ishii; 薫石井; Kazuo Kobayashi; 和男小林; Hidekazu Mori; 英一森
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1992-01-20
Filing date: 1992-01-20
Publication date: 1993-08-06

Abstract

(57)【要約】【目的】多くの所要数の文字を容易に書き込みできる
手書き情報入力装置を得る。【構成】文字入力用画面(1)の文字入力枠(2)に手書き
案内線(6)を設け、文字入力枠(2)、及び手書き案内線
(6)のレイアウト変更手段(7)の操作により、文字入力用
画面(1)のレイアウトを変更する制御手段(8)を設ける。
そして、レイアウト変更手段(7)の操作により、入力者
の使用感覚に最適の配置に文字入力枠(2)の大きさ、手
書き案内線(6)等をレイアウトする。【効果】通常の筆記帳に記述する時のような感覚で、
容易に手書き入力可能とする。また、文字入力枠、手書
き案内線等を必要に応じて予め設定でき、一度に連続し
て所要の文字の書き込みを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置に接続
される手書き情報入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１０は、従来の手書き情報入力装置を
示す図である。図において、(1)は文字入力用画面、(2)
は文字入力用画面(1)に設けられて入力者が文字を記入
するための複数個の文字入力枠、(3)は文字入力用画面
(1)に設けられて活字となった文字を所定の場所へ書き
込むための書込用釦、(4)は文字入力用画面(1)に設けら
れて文字入力枠(2)に記入された文字の認識を指令する
ための認識用釦、(5)は文字入力用画面(1)に設けられて
認識された文字を修正するための編集用釦である。ま
た、文字入力用画面(1)、文字入力枠(2)、書込用釦
(3)、認識用釦(4)、及び編集用釦(5)は形状、大きさが
予めシステムとして固定されて、常に一定に配置されて
いる。

【０００３】従来の手書き情報入力装置は上記のように
構成され、文字入力用画面(1)は入力者が文字を書き込
む時に書込用ペンの先端で所要のアイコンを押すことに
より画面に表示される。そして、誤認識が生じないよう
文字入力枠(2)の一つ枠内に一文字をはみ出さないよう
に書き込み、認識用釦(4)を押すとそれまでに書き込ま
れた文字は認識されて表示される。又は、装置によって
は文字入力枠(2)の一つ枠内に一文字を書き込み、次の
文字を書き込んでいる間に、手書き文字が自動的に認識
され活字として表示される。次いで、書込用釦(3)を押
すと文字がカーソルの位置へ書き込まれる。編集用釦
(5)は認識され活字となった文字に対して行なう種々の
操作、例えば「ひらがなで書いた文字を漢字に変換」、
「文字削除」、「誤認識時の候補文字選択」、「直前の
操作の取消」等を行なうようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の手
書き情報入力装置では、、入力者が文字を書き込むとき
に文字入力枠(2)からはみ出してはならないことから過
度の精神的緊張をしいられといういう問題点があった。
また、文字入力枠(2)の大きさ、個数が予め設定されて
いることから、一度に連続して多数の文字を書き込むこ
とができないという問題点があった。

【０００５】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、一度に連続して多くの所要数の
文字を容易に書き込み可能な手書き情報入力装置を得る
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係る手書き情
報入力装置においては、手書き文字入力用画面の文字入
力枠内に表示される手書き案内線と、文字入力枠、及び
手書き案内線のレイアウトを指令するレイアウト変更手
段と、このレイアウト変更手段の操作により動作して文
字入力枠、及び手書き案内線のレイアウトを変更する制
御手段とが設けられる。

【０００７】

【作用】上記のように構成された手書き情報入力装置
は、レイアウト変更手段の操作による入力者の使用感覚
に最適なレイアウト変更指令に対応して、文字入力枠の
大きさ、手書き案内線等がレイアウトされる。

【０００８】

【実施例】

実施例１．図１〜図５は、この発明の一実施例を示す図
で、図中、(1)は文字入力用画面、(2)は文字入力用画面
(1)に設けられて入力者が文字を記入するための文字入
力枠、(3)は文字入力用画面(1)に設けられて活字となっ
た文字を所定の場所へ書き込むための書込用釦、(4)は
文字入力用画面(1)に設けられて、文字入力枠(2)に記入
された文字の認識を指令するための認識用釦、(5)は文
字入力用画面(1)に設けられて認識された文字を修正す
るための編集用釦、(6)は文字入力用画面(1)に設けられ
た罫線状の手書き案内線、(7)は文字入力用画面(1)に設
けられたレイアウト変更釦からなるレイアウト変更手
段、(8)はレイアウト変更プログラムを含む入力プログ
ラムを有する手書き情報入力装置の制御手段、(9)は手
書き情報入力装置から入力される情報処理装置である。

【０００９】(10)はそれぞれ書込用ペン(11)によって押
された点の位置座標を検出するための文字入力用画面
(1)の透明タブレットで、導電性の抵抗塗料が塗布され
て両端には導電性の上部電極(12)、下部電極(13)が設け
られている。この透明タブレット(10)は二枚が平行に配
置されて、書込用ペン(11)により押さえられた点Ｐの位
置座標（ｘ，ｙ）は次のようにして算出される。すなわ
ち、Ｘ座標ｘを求めるには、上部電極電圧(14)がＥボル
トになるよう、上部両電極間にＥボルトの電圧を印加す
る。上部透明タブレット(10)と下部透明タブレット(10)
とはＰ点において電気的に接触するので、下部電極電圧
(15)の電位Ｖを測定することにより、次式によって算出
できる。ｘ＝(Ｖ×Ｌ)／Ｅここに、Ｌ：ｘ方向の全長Ｙ座標の場合も、Ｘ座標と同様にして算出できる。これ
によって、押圧点の座標を図５の透明タブレット(10)を
用いて算出することができるので、文字入力用画面(1)
上のどの釦が押されたのか、また、書き込む中である等
の情報を識別できる。

【００１０】(16)はレイアウト変更用画面、(17)はレイ
アウト変更用画面(16)に表示される文字入力枠１サイズ
の変更用カーソル、(18)はレイアウト変更用画面(16)に
表示される手書き案内線(6)幅の変更用カーソル、(19)
はレイアウト変更用画面(16)に設けられたレイアウト変
更終了用釦である。

【００１１】上記のように構成された手書き情報入力装
置において、入力者が文字を書き込むときに書込用ペン
(11)により文字入力用画面(1)の書込用釦(3)を押すこと
により、制御手段(8)の作用を介して文字入力枠(2)が表
示される。そして、文字入力枠(2)内には手書き案内線
(6)が表示されており、この手書き案内線(6)に沿って入
力者は文字入力枠(2)内に容易に文字を書き込むことが
できる。

【００１２】手書き案内線(6)は罫線状であって、通常
の筆記帳の罫線と同じように機能する。すなわち、連続
して筆記する時に、文字入力枠(2)内の何もないところ
に筆記するようも、何か案内線があった方が筆記しやす
く、手書き案内線(6)は筆記時に案内線の役目を果た
す。また、入力者は文字入力枠(2)内にある手書き案内
線(6)に沿って一文字ずつ筆記すればよく、文字と文字
との間を少し空けておけば認識動作に及ぼす影響はな
い。そして、文字を書き、認識用釦(4)を押すと、それ
までに記入された文字は認識され表示される。次いで、
書込用釦(3)を押すと、文字がカーソルの位置へ書き込
まれる。編集用釦(5)は、認識され活字となった文字に
対して行なう種々の操作、例えば「ひらがなで書いた文
字を漢字に変換」、「文字削除」、「誤認識時の候補文
字選択」、「直前の操作の取消」等を行なう。

【００１３】連続して多数の文字を入力する場合は、レ
イアウト変更手段(7)を用いて文字入力枠(2)の大きさ、
手書き案内線(6)の本数等を変更し、文字入力用画面(1)
の構成を変更するが、以下変更時の作用を説明する。す
なわち、レイアウト変更手段(7)を押すと、図３に示す
画面が表示される。図３において、変更用カーソル(17)
は文字入力枠(2)が一番小さい状態であることを示して
いる。変更用カーソル(18)は手書き案内線(6)が文字入
力枠(2)の中に一本だけ存在することを示している。そ
して、例えば図４に示すように変更用カーソル(17)を書
込用ペン(11)で押したまま図４の右方の「大」寄りに移
動させ、また、変更用カーソル(18)を書込用ペン(11)で
押したまま図４の右方の「４」に移動させた後、レイア
ウト変更終了用釦(19)を押す。これによって、制御手段
(8)を介して文字入力用画面(1)は図２に示すように変更
され、文字入力枠(2)が拡大し、手書き案内線(6)の数が
四本になる。このような操作により手書き案内線(6)の
間隔、文字入力枠(2)の大きさ、手書き案内線(6)の本数
を変更することができて、入力者の使用感覚に最適配置
に、また、連続して記入する所要の文字数に対応させ
て、文字入力枠(2)の大きさ、手書き案内線(6)等をレイ
アウトすることができる。

【００１４】すなわち、小さい文字を書く入力者は、手
書き案内線(6)の間隔を狭く設定することによって、同
じ文字入力枠(2)の大きさで多数の文字を入力すること
が可能になる。このように、入力者が文字を書き込むと
きに使用感覚に適合させて自由に文字入力枠(2)の大き
さ、手書き案内線(6)等をレイアウトすることができ、
容易に入力することができる。また、文字入力枠(2)の
大きさ、手書き案内線(6)の本数を必要に応じて予め設
定することができ、一度に連続して多数の文字を書き込
むことも可能になる。

【００１５】実施例２．図６、及び図７は、この発明の
他の実施例を示す図で、図中、図１〜図５と同一符号は
相当部分を示す。図１〜図５の実施例では、手書き案内
線(6)間隔を変更するためレイアウト変更手段(7)を押し
てから、変更用カーソル(17)を移動させるようにしてい
る。しかし、図６、及び図７の実施例では、図６の四本
の手書き案内線(6)のうち一本の隅を図６に示すように
書込用ペン(11)に押したまま図６の上方へ移動させる。
これにより、さらに他の手書き案内線(6)が現われて間
隔も狭くなり図７に示す文字入力用画面(1)のレイアウ
トとなる。

【００１６】この実施例においても、入力者が文字を書
き込むときに使用感覚に適合させて自由に手書き案内線
(6)等をレイアウトすることができ、容易に入力するこ
とができる。したがって、詳細な説明を省略するが、こ
の実施例においても図１〜図５の実施例と同様な作用が
得られることは明白である。

【００１７】実施例３．図８、及び図９は、この発明の
他の実施例を示す図で、図中、図１〜図５と同一符号は
相当部分を閉す。図１〜図５の実施例では、手書き案内
線(6)間隔を変更するためにレイアウト変更手段(7)を押
してから、変更用カーソル(17)を移動させるようにして
いる。しかし、図８、及び図９の実施例では、手書き案
内線(6)が格子状に設定されている。そして図８の格子
の交点を図８に示すように書込用ペン(11)で押したまま
図８の左上方へ移動させる。これにより、図９に示すよ
うに格子の大きさが小さくなり桝目が増し、図９に示す
文字入力用画面(1)のレイアウトとなる。

【００１８】この実施例においても、入力者が文字が書
き込むときに使用感覚に適合させて自由に手書き案内線
(6)等をレイアウトすることができ、容易に入力するこ
とができる。したがって、詳細な説明を省略するがこの
実施例においても図１〜図５の実施例と同様な作用が得
られることは明白である。

【００１９】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように手書き
文字入力用画面の文字入力枠内に表示された手書き案内
線と、文字入力枠、及び手書き案内線のレイアウトを指
令するレイアウト変更手段と、このレイアウト変更手段
の操作により付勢されて文字入力枠、及び手書き案内線
のレイアウトを変更する制御手段とを設けたものであ
る。これにより、レイアウト変更手段の操作により、入
力者の使用感覚に最適な配置に文字入力枠の大きさ、手
書き案内線等をレイアウトすることができ、例えば通常
の筆記帳に記述する時のような感覚で容易に入力可能と
する効果がある。また、文字入力枠の大きさ、手書き案
内線の本数等を必要に応じて予め設定することができ、
一度に連続して多数の文字の書き込みを可能とする効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１を示す概念的全体構成図。

【図２】図１の文字入力用画面の変更を説明した図。

【図３】図１の文字入力用画面の変更操作前を説明した
図。

【図４】図１の文字入力用画面の変更操作後を説明した
図。

【図５】図１の文字入力用画面の構成例を分解して示す
斜視図。

【図６】この発明の実施例２を示す図３相当図。

【図７】図６に対応した文字入力用画面の変更操作後を
説明した図。

【図８】この発明の実施例３を示す図３相当図。

【図９】図８に対応した文字入力用画面の変更操作後を
説明した図。

【図１０】従来の手書き情報入力装置を示す図１相当
図。

【符号の説明】

１文字入力用画面２文字入力枠６手書き案内線７レイアウト変更手段８制御手段

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【手続補正書】

【提出日】平成４年９月３０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の手
書き情報入力装置では、、入力者が文字を書き込むとき
に文字入力枠(2)からはみ出してはならないことから過
度の精神的緊張をしいられという問題点があった。ま
た、文字入力枠(2)の大きさ、個数が予め設定されてい
ることから、一度に連続して多数の文字を書き込むこと
ができないという問題点があった。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】手書きの文字入力用画面に設けられた文
字入力枠と、この文字入力枠内に設けられた手書き案内
線と、上記文字入力枠、及び手書き案内線のレイアウト
を指令するレイアウト変更手段と、このレイアウト変更
手段により付勢されて上記文字入力枠、及び手書き案内
線のレイアウトを変更する制御手段とを備えた手書き情
報入力装置。