JPH05195733A - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH05195733A JPH05195733A JP4028966A JP2896692A JPH05195733A JP H05195733 A JPH05195733 A JP H05195733A JP 4028966 A JP4028966 A JP 4028966A JP 2896692 A JP2896692 A JP 2896692A JP H05195733 A JPH05195733 A JP H05195733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- valve
- coil
- moving coil
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L9/00—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
- F01L9/20—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
- F01L9/21—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means actuated by solenoids
- F01L2009/2115—Moving coil actuators
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】可動コイル型のバルブ駆動機構における可動コ
イルを配置する空隙の磁気抵抗を減少させる電磁駆動バ
ルブ。 【構成】円柱状のセンタ磁極と左右の磁石４１と４２と
の空隙に配置する可動コイル５の下方に電磁バルブ１を
連結し、該可動コイル５に通電して電磁バルブを駆動す
るが、空隙に配置される可動コイル５には巻線となる複
数の導体の他に磁性体からなる微粒子を混在させ、空隙
における磁気抵抗を減じて磁石からの磁束密度を増加さ
せる。
イルを配置する空隙の磁気抵抗を減少させる電磁駆動バ
ルブ。 【構成】円柱状のセンタ磁極と左右の磁石４１と４２と
の空隙に配置する可動コイル５の下方に電磁バルブ１を
連結し、該可動コイル５に通電して電磁バルブを駆動す
るが、空隙に配置される可動コイル５には巻線となる複
数の導体の他に磁性体からなる微粒子を混在させ、空隙
における磁気抵抗を減じて磁石からの磁束密度を増加さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのシリンダの吸
排気口に設けられ電磁力により開閉駆動される電磁駆動
バルブに関する。
排気口に設けられ電磁力により開閉駆動される電磁駆動
バルブに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来からシリンダに配置された吸排気バ
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉操作され
るが、その開閉の自由度が小さいために電磁力を用い操
作されて自由度を大きくした電磁バルブが種々開発され
ている。
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉操作され
るが、その開閉の自由度が小さいために電磁力を用い操
作されて自由度を大きくした電磁バルブが種々開発され
ている。
【０００３】この種の電磁バルブの駆動に際しては、例
えば本出願人による提案の特開平３−１０５００６号公
報に示されたバルブのように、バルブステムに磁極を備
え、これを励磁コイルへの通電による固定磁極の磁気力
によって駆動するものがある。
えば本出願人による提案の特開平３−１０５００６号公
報に示されたバルブのように、バルブステムに磁極を備
え、これを励磁コイルへの通電による固定磁極の磁気力
によって駆動するものがある。
【０００４】また、ダイナミックスピーカのようにセン
タ磁心に遊嵌された可動コイルにバルブステムを接続
し、可動コイルに通電して駆動するボイスコイルモータ
（ＶＣＭ）構造の電磁バルブなどが試みられている。
タ磁心に遊嵌された可動コイルにバルブステムを接続
し、可動コイルに通電して駆動するボイスコイルモータ
（ＶＣＭ）構造の電磁バルブなどが試みられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の前者のようにバ
ルブステムに重量のある磁極を複数個取付けたものでは
可動部分の重量が大となって駆動に際して不都合が生
じ、また後者のＶＣＭ構造の駆動機構を用いたものでは
センタ磁極を取巻く空隙に可動コイルを配置するが、可
動コイルの部分は磁気回路上は高い磁気抵抗を示すもの
で、十分な磁束を得るには強い励磁力を必要とするとい
う問題がある。
ルブステムに重量のある磁極を複数個取付けたものでは
可動部分の重量が大となって駆動に際して不都合が生
じ、また後者のＶＣＭ構造の駆動機構を用いたものでは
センタ磁極を取巻く空隙に可動コイルを配置するが、可
動コイルの部分は磁気回路上は高い磁気抵抗を示すもの
で、十分な磁束を得るには強い励磁力を必要とするとい
う問題がある。
【０００６】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は電磁バルブを駆動する部分に磁
極を設けることなく、また可動コイルの部分の磁気抵抗
を減少させて駆動に要する電力を減じようとする電磁駆
動バルブを提供することにある。
ものであり、その目的は電磁バルブを駆動する部分に磁
極を設けることなく、また可動コイルの部分の磁気抵抗
を減少させて駆動に要する電力を減じようとする電磁駆
動バルブを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、円柱状の磁極とこれを囲む磁石と
の空隙に遊嵌され電磁バルブが連結された可動コイルに
電流を通じ、前記空隙の磁場との電磁力により駆動され
る電磁バルブにおいて、前記可動コイルに巻線となる導
体のほか、磁性体からなる微粒子を混在させた電磁駆動
バルブが提供される。
めに本発明によれば、円柱状の磁極とこれを囲む磁石と
の空隙に遊嵌され電磁バルブが連結された可動コイルに
電流を通じ、前記空隙の磁場との電磁力により駆動され
る電磁バルブにおいて、前記可動コイルに巻線となる導
体のほか、磁性体からなる微粒子を混在させた電磁駆動
バルブが提供される。
【０００８】
【作用】円柱状の磁極とこれを囲む磁石との空隙に配置
する可動コイルに巻線となる導体の他に磁性体からなる
微粒子を混在させて空隙における磁気抵抗を減少させる
ので、空隙における磁束密度が大となって強い駆動力が
得られる。
する可動コイルに巻線となる導体の他に磁性体からなる
微粒子を混在させて空隙における磁気抵抗を減少させる
ので、空隙における磁束密度が大となって強い駆動力が
得られる。
【０００９】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１０】図１は本発明にかかる電磁駆動バルブの縦
断面図およびその接断線Ｉ−Ｉに沿った横断面図であ
る。
断面図およびその接断線Ｉ−Ｉに沿った横断面図であ
る。
【００１１】同図において、１は電磁バルブでそのステ
ム１１はバルブガイド１２により上下に往復自在に軸承
され、閉弁時にはシリンダの吸気口、または排気口のバ
ルブシート１３に茸弁１４が着座して流路を閉鎖するも
のである。
ム１１はバルブガイド１２により上下に往復自在に軸承
され、閉弁時にはシリンダの吸気口、または排気口のバ
ルブシート１３に茸弁１４が着座して流路を閉鎖するも
のである。
【００１２】２は外部ヨーク、３はセンタ磁極で、セン
タ磁極３の左右には所定の空隙を隔てて円筒が縦割りさ
れた形状の左磁石４１と右磁石４２とが配置され、これ
らの左右の磁石はそれぞれ外部ヨーク２の左脚部２１と
右脚部２２とに接着され、その着磁方向は例えば図示の
ように左方がＳ極、右方がＮ極とされて、センタ磁極３
を直径方向に横断する磁束を通ずるように構成されてい
る。
タ磁極３の左右には所定の空隙を隔てて円筒が縦割りさ
れた形状の左磁石４１と右磁石４２とが配置され、これ
らの左右の磁石はそれぞれ外部ヨーク２の左脚部２１と
右脚部２２とに接着され、その着磁方向は例えば図示の
ように左方がＳ極、右方がＮ極とされて、センタ磁極３
を直径方向に横断する磁束を通ずるように構成されてい
る。
【００１３】５は可動コイルで、前述の空隙に配置され
電磁バルブ１のステム１１の上方の保持具１５により取
付けられて電磁バルブ１を上下方向に駆動するもので、
閉弁位置を保持する２条の導電性のスプリング１６，１
７にリード線が接続されて通電が行われる。
電磁バルブ１のステム１１の上方の保持具１５により取
付けられて電磁バルブ１を上下方向に駆動するもので、
閉弁位置を保持する２条の導電性のスプリング１６，１
７にリード線が接続されて通電が行われる。
【００１４】図２は可動コイルの外形の斜視図、図３は
その巻線部分の断面図であり、複数本の導線が集中巻さ
れた鞍型の２個のコイルが前記の空隙に対応するように
形成されたもので、上段の弧部５１および５２がセンタ
磁極３を通ずる磁束と鎖交するように構成されている。
そして、図３に示す断面図のように、巻回された導線間
には磁性体からなる微粒子５０が混在するように充填さ
れ、例えば軽量の合成樹脂やセラミックスなどが用いら
れて形成されており、したがって、磁石４１，４２によ
りセンタ磁極３を横断する磁束の通ずる空隙は、可動コ
イル５の巻線の導体のスペースに混じった磁性体の微粒
子５０によって、その磁気抵抗が減少するように構成さ
れている。
その巻線部分の断面図であり、複数本の導線が集中巻さ
れた鞍型の２個のコイルが前記の空隙に対応するように
形成されたもので、上段の弧部５１および５２がセンタ
磁極３を通ずる磁束と鎖交するように構成されている。
そして、図３に示す断面図のように、巻回された導線間
には磁性体からなる微粒子５０が混在するように充填さ
れ、例えば軽量の合成樹脂やセラミックスなどが用いら
れて形成されており、したがって、磁石４１，４２によ
りセンタ磁極３を横断する磁束の通ずる空隙は、可動コ
イル５の巻線の導体のスペースに混じった磁性体の微粒
子５０によって、その磁気抵抗が減少するように構成さ
れている。
【００１５】つぎに、このように構成された本実施例の
作動を説明すると、可動コイル５の弧部５１，５２の配
置されている空隙は磁石４１，４２の磁力により磁束が
通じており、また可動コイル５には巻線の導体の他、磁
性体の微粒子５０が混じられているため、空隙の磁気抵
抗が減じて磁束密度が大になっている。そして、電磁バ
ルブ１の駆動に際してスプリング１６，１７を介して可
動コイル５に所定の直流を通ずると、弧部５１および５
２を流れる電流と磁気抵抗の少ない空隙の磁束との電磁
力によりフレミング左手の法則にしたがった方向、すな
わち図１の場合では下方向に可動コイル５が駆動されて
電磁バルブ１が開弁されることになる。したがって閉弁
に際しては上記と逆方向の電流を可動コイル５に通電す
ることにより、効率よく上方向に駆動されて閉弁が行わ
れる。
作動を説明すると、可動コイル５の弧部５１，５２の配
置されている空隙は磁石４１，４２の磁力により磁束が
通じており、また可動コイル５には巻線の導体の他、磁
性体の微粒子５０が混じられているため、空隙の磁気抵
抗が減じて磁束密度が大になっている。そして、電磁バ
ルブ１の駆動に際してスプリング１６，１７を介して可
動コイル５に所定の直流を通ずると、弧部５１および５
２を流れる電流と磁気抵抗の少ない空隙の磁束との電磁
力によりフレミング左手の法則にしたがった方向、すな
わち図１の場合では下方向に可動コイル５が駆動されて
電磁バルブ１が開弁されることになる。したがって閉弁
に際しては上記と逆方向の電流を可動コイル５に通電す
ることにより、効率よく上方向に駆動されて閉弁が行わ
れる。
【００１６】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
円柱状のセンタ磁極とこれを挟む磁石との間の空隙に、
鞍型に形成され巻線となる複数の導体の間に磁性体を混
在させた可動コイルを配置したので、空隙の磁気抵抗が
減じて磁石による磁束密度が増加し、通電による可動コ
イルの駆動、すなわち電磁バルブの開閉が駆動電力を増
すことなく効率よく行われる効果が生ずる。
円柱状のセンタ磁極とこれを挟む磁石との間の空隙に、
鞍型に形成され巻線となる複数の導体の間に磁性体を混
在させた可動コイルを配置したので、空隙の磁気抵抗が
減じて磁石による磁束密度が増加し、通電による可動コ
イルの駆動、すなわち電磁バルブの開閉が駆動電力を増
すことなく効率よく行われる効果が生ずる。
【図１】本発明にかかる電磁駆動バルブの縦断面図およ
びその切断線Ｉ−Ｉに沿った横断面図である。
びその切断線Ｉ−Ｉに沿った横断面図である。
【図２】本実施例の可動コイルの斜視図である。
【図３】可動コイルの断面を示す拡大図である。
１…電磁バルブ ３…センタ磁極 ５…可動コイル ４１，４２…磁石
Claims (1)
- 【請求項１】円柱状の磁極とこれを囲む磁石との空隙に
遊嵌され電磁バルブが連結された可動コイルに電流を通
じ、前記空隙の磁場との電磁力により駆動される電磁バ
ルブにおいて、前記可動コイルに巻線となる導体のほ
か、磁性体からなる微粒子を混在させたことを特徴とす
る電磁駆動バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4028966A JPH05195733A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4028966A JPH05195733A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 電磁駆動バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05195733A true JPH05195733A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12263160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4028966A Pending JPH05195733A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05195733A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20180274820A1 (en) * | 2015-12-01 | 2018-09-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration cycle apparatus |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP4028966A patent/JPH05195733A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20180274820A1 (en) * | 2015-12-01 | 2018-09-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration cycle apparatus |
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