JPH05214911A - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH05214911A JPH05214911A JP4042087A JP4208792A JPH05214911A JP H05214911 A JPH05214911 A JP H05214911A JP 4042087 A JP4042087 A JP 4042087A JP 4208792 A JP4208792 A JP 4208792A JP H05214911 A JPH05214911 A JP H05214911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- magnetic flux
- driving force
- gap
- electromagnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L9/00—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
- F01L9/20—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
- F01L9/21—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means actuated by solenoids
- F01L2009/2115—Moving coil actuators
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】可動コイルを連結した電磁バルブを電磁石によ
る吸着板の吸引力にて初期駆動力を与え、さらに可動コ
イルへの鎖交磁束を増大させて駆動する。 【構成】センタヨーク２１とサイドヨーク２２を有する
電磁石２の上方に間隔をおいた吸着板３と、両ヨークの
空隙に電磁バルブ１を連結した可動コイル４とを配置す
る。そして、コイル２３の通電初期に電磁石２により吸
着板３を吸引させて、そのロッド３１により押下して電
磁バルブ１に初期駆動力を与え、さらに吸着された吸着
板３により前記の間隔を短絡させて空隙の磁束密度を増
大させ可動コイル４による駆動力を増加させる。
る吸着板の吸引力にて初期駆動力を与え、さらに可動コ
イルへの鎖交磁束を増大させて駆動する。 【構成】センタヨーク２１とサイドヨーク２２を有する
電磁石２の上方に間隔をおいた吸着板３と、両ヨークの
空隙に電磁バルブ１を連結した可動コイル４とを配置す
る。そして、コイル２３の通電初期に電磁石２により吸
着板３を吸引させて、そのロッド３１により押下して電
磁バルブ１に初期駆動力を与え、さらに吸着された吸着
板３により前記の間隔を短絡させて空隙の磁束密度を増
大させ可動コイル４による駆動力を増加させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダの吸排気口に設
けられ、電磁力により開閉駆動される電磁駆動バルブに
関する。
けられ、電磁力により開閉駆動される電磁駆動バルブに
関する。
【０００２】
【従来の技術】シリンダに配置された吸排気バルブは従
来からクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉弁が行わ
れるが、クランク軸の回転位相に同期するため開閉作動
の自由度が狭いので、電磁力を用いて自由度を大にした
電磁バルブが開発されている。
来からクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉弁が行わ
れるが、クランク軸の回転位相に同期するため開閉作動
の自由度が狭いので、電磁力を用いて自由度を大にした
電磁バルブが開発されている。
【０００３】このような電磁バルブとして、例えば本出
願人による特開平３−１５００６号公報に示された電磁
力バルブ駆動装置があるが、バルブステムに磁極を備
え、これを固定磁極の励磁コイルへの通電による磁気力
にて駆動しているが、バルブステムに設けた磁極により
重量が増大する不都合があるため、ダイナミックスピー
カのようにセンタヨークに遊嵌された可動コイルにバル
ブステムを連結したボイスコイルモータ（ＶＣＭ）型の
電磁バルブが試みられている。
願人による特開平３−１５００６号公報に示された電磁
力バルブ駆動装置があるが、バルブステムに磁極を備
え、これを固定磁極の励磁コイルへの通電による磁気力
にて駆動しているが、バルブステムに設けた磁極により
重量が増大する不都合があるため、ダイナミックスピー
カのようにセンタヨークに遊嵌された可動コイルにバル
ブステムを連結したボイスコイルモータ（ＶＣＭ）型の
電磁バルブが試みられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のＶＣＭ型のバル
ブ駆動機構にて駆動力の増大を図るには可動コイルが配
置される空隙の磁束密度の上昇が不可欠であるが、永久
磁石の磁気による磁束密度の上昇には限界があり、また
大きな駆動力を要する駆動の初期を電磁石にて行えば駆
動力が増すが、このため磁性体からなる被吸引体が電磁
バルブに付加されて、その応答性が欠けるという問題が
ある。
ブ駆動機構にて駆動力の増大を図るには可動コイルが配
置される空隙の磁束密度の上昇が不可欠であるが、永久
磁石の磁気による磁束密度の上昇には限界があり、また
大きな駆動力を要する駆動の初期を電磁石にて行えば駆
動力が増すが、このため磁性体からなる被吸引体が電磁
バルブに付加されて、その応答性が欠けるという問題が
ある。
【０００５】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は電磁バルブの応答性を確保する
とともに、その駆動力を増大させようとする電磁駆動バ
ルブを提供することにある。
ものであり、その目的は電磁バルブの応答性を確保する
とともに、その駆動力を増大させようとする電磁駆動バ
ルブを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、通電された電磁石からの磁束が通
ずる空隙に遊動自在に配置され、電磁バルブが連結され
た可動コイルに電流を通じ前記磁束との電磁力により駆
動が行われる電磁駆動バルブにおいて、前記の空隙と同
一磁気回路上に間隔を隔てて配置され通電初期に吸引さ
れて電磁バルブに初期駆動力を与えるとともに吸着後は
該間隔の磁路を短絡し前記の空隙の磁束密度を増加せし
める吸着板を設けた電磁駆動バルブが提供される。
めに本発明によれば、通電された電磁石からの磁束が通
ずる空隙に遊動自在に配置され、電磁バルブが連結され
た可動コイルに電流を通じ前記磁束との電磁力により駆
動が行われる電磁駆動バルブにおいて、前記の空隙と同
一磁気回路上に間隔を隔てて配置され通電初期に吸引さ
れて電磁バルブに初期駆動力を与えるとともに吸着後は
該間隔の磁路を短絡し前記の空隙の磁束密度を増加せし
める吸着板を設けた電磁駆動バルブが提供される。
【０００７】
【作用】大きな駆動力を要する初期駆動時には、吸着板
の吸引によりロッドを介して初期駆動力を与えるととも
に、この吸引間隔の磁路を短絡して同一磁気回路上の空
隙の磁束密度を増加させるので、可動コイルの駆動力も
大となって初期駆動された電磁バルブが力強く駆動され
る。
の吸引によりロッドを介して初期駆動力を与えるととも
に、この吸引間隔の磁路を短絡して同一磁気回路上の空
隙の磁束密度を増加させるので、可動コイルの駆動力も
大となって初期駆動された電磁バルブが力強く駆動され
る。
【０００８】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【０００９】図１は本発明にかかる電磁駆動バルブの一
実施例を示す縦断面図である。同図いおいて、１は電磁
バルブであり、そのステム１１はバルブガイド１２によ
り上下に往復自在に軸承され、開弁時には下方に駆動さ
れて茸弁１３がシリンダの吸気口または排気口を開放す
るものである。
実施例を示す縦断面図である。同図いおいて、１は電磁
バルブであり、そのステム１１はバルブガイド１２によ
り上下に往復自在に軸承され、開弁時には下方に駆動さ
れて茸弁１３がシリンダの吸気口または排気口を開放す
るものである。
【００１０】２は電磁石で、センタヨーク２１、サイド
ヨーク２２、コイル２３などを備えており、該電磁石２
の上方には磁性体からなる吸着板３、センタヨーク２１
とサイドヨーク２２との空隙には上下に遊動自在な円筒
状の可動コイル４が配置されている。なお、２３は非磁
性体からなる支持材で、センタヨーク２１とサイドヨー
ク２２とを強固に連結させ、両者の間の空隙をその磁束
による吸引力に打勝って保持するものである。
ヨーク２２、コイル２３などを備えており、該電磁石２
の上方には磁性体からなる吸着板３、センタヨーク２１
とサイドヨーク２２との空隙には上下に遊動自在な円筒
状の可動コイル４が配置されている。なお、２３は非磁
性体からなる支持材で、センタヨーク２１とサイドヨー
ク２２とを強固に連結させ、両者の間の空隙をその磁束
による吸引力に打勝って保持するものである。
【００１１】そして、可動コイル４の下端には底板４１
が取付けられており、該底板４１は電磁バルブ１のステ
ム１１にコッタ１４を介して係着されたバネ受１５の上
方に固着されて、可動コイル４と電磁バルブ１とが連結
されている。
が取付けられており、該底板４１は電磁バルブ１のステ
ム１１にコッタ１４を介して係着されたバネ受１５の上
方に固着されて、可動コイル４と電磁バルブ１とが連結
されている。
【００１２】また、吸着板３の中心部にはセンタヨーク
２１の中心穴に挿通される非磁性体からなるロッド３１
が取付けられ、その下端は底板４１の上面に配置され
て、閉弁時における吸着板３と電磁石２との間隔が所定
の寸法を保つように形成されている。なお、１６はスプ
リングでその弾性力によってバネ受１５を介し電磁バル
ブ１を押上げて閉弁位置を保持するものである。
２１の中心穴に挿通される非磁性体からなるロッド３１
が取付けられ、その下端は底板４１の上面に配置され
て、閉弁時における吸着板３と電磁石２との間隔が所定
の寸法を保つように形成されている。なお、１６はスプ
リングでその弾性力によってバネ受１５を介し電磁バル
ブ１を押上げて閉弁位置を保持するものである。
【００１３】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明する。
動を説明する。
【００１４】電磁バルブ１の開弁に際して電磁石２のコ
イル２３と可動コイル４とに通電すると、まずセンタヨ
ーク２１や空隙、サイドヨーク２２を介する磁束が吸着
板３を下方に吸引して電磁石２の上面に吸着板３を密着
させる。この吸引により、ロッド３１が底板４１やバネ
受１５を押下して電磁バルブ１の駆動を開始するととも
に、吸着板３の密着により前記の間隔が短絡されて磁路
の磁気抵抗が減じ、センタヨーク２１とサイドヨーク２
２との間の空隙の磁束密度が増大して、通電された可動
コイル４との電磁作用による駆動力が増し、前記のロッ
ド３１の押下と相俟って力強く電磁バルブ１が駆動され
ることになる。
イル２３と可動コイル４とに通電すると、まずセンタヨ
ーク２１や空隙、サイドヨーク２２を介する磁束が吸着
板３を下方に吸引して電磁石２の上面に吸着板３を密着
させる。この吸引により、ロッド３１が底板４１やバネ
受１５を押下して電磁バルブ１の駆動を開始するととも
に、吸着板３の密着により前記の間隔が短絡されて磁路
の磁気抵抗が減じ、センタヨーク２１とサイドヨーク２
２との間の空隙の磁束密度が増大して、通電された可動
コイル４との電磁作用による駆動力が増し、前記のロッ
ド３１の押下と相俟って力強く電磁バルブ１が駆動され
ることになる。
【００１５】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
大きな駆動力を要する初期駆動時には、吸着板を吸着す
る電磁石の吸引力により電磁バルブの駆動を開始させ、
さらに磁束密度の増した空隙の磁界と通電された可動コ
イルとの電磁力により電磁バルブを駆動するので、大き
な駆動力が得られることになり、また、吸着板は駆動初
期のみで切離されるので、電磁バルブに吸着板の重量の
付加がなく、したがって十分な応答性が得られるという
利点がある。
大きな駆動力を要する初期駆動時には、吸着板を吸着す
る電磁石の吸引力により電磁バルブの駆動を開始させ、
さらに磁束密度の増した空隙の磁界と通電された可動コ
イルとの電磁力により電磁バルブを駆動するので、大き
な駆動力が得られることになり、また、吸着板は駆動初
期のみで切離されるので、電磁バルブに吸着板の重量の
付加がなく、したがって十分な応答性が得られるという
利点がある。
【図１】本発明にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
１…電磁バルブ ２…電磁石 ３…吸着板 ４…可動コイル
Claims (1)
- 【請求項１】通電された電磁石からの磁束が通ずる空隙
に遊動自在に配置され、電磁バルブが連結された可動コ
イルに電流を通じ前記磁束との電磁力により駆動が行わ
れる電磁駆動バルブにおいて、前記の空隙と同一磁気回
路上に間隔を隔てて配置され通電初期に吸引されて電磁
バルブに初期駆動力を与えるとともに吸着後は該間隔の
磁路を短絡し前記の空隙の磁束密度を増加せしめる吸着
板を設けたことを特徴とする電磁駆動バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042087A JPH05214911A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042087A JPH05214911A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 電磁駆動バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214911A true JPH05214911A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12626247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4042087A Pending JPH05214911A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05214911A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005201231A (ja) * | 2003-02-18 | 2005-07-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | 内燃機関用のバルブの電気機械式アクチュエータ、およびそのようなアクチュエータを具備する内燃機関 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4042087A patent/JPH05214911A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005201231A (ja) * | 2003-02-18 | 2005-07-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | 内燃機関用のバルブの電気機械式アクチュエータ、およびそのようなアクチュエータを具備する内燃機関 |
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