JP3175400B2 - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
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- JP3175400B2 JP3175400B2 JP11792593A JP11792593A JP3175400B2 JP 3175400 B2 JP3175400 B2 JP 3175400B2 JP 11792593 A JP11792593 A JP 11792593A JP 11792593 A JP11792593 A JP 11792593A JP 3175400 B2 JP3175400 B2 JP 3175400B2
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- Japan
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- valve
- armature
- magnetic field
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダの吸
排気口を開閉する電磁駆動バルブに関する。
排気口を開閉する電磁駆動バルブに関する。
【０００２】
【従来の技術】シリンダの吸排気口に設けられた開閉バ
ルブは、従来からクランク軸の回転に基づくタイミング
ベルトなどの部材を介して開閉駆動され、機械的に連係
しているため開閉の自由度が狭いので、これを改善する
のに電磁力により駆動する電磁バルブが提供されてい
る。
ルブは、従来からクランク軸の回転に基づくタイミング
ベルトなどの部材を介して開閉駆動され、機械的に連係
しているため開閉の自由度が狭いので、これを改善する
のに電磁力により駆動する電磁バルブが提供されてい
る。
【０００３】このような電磁バルブを駆動するにはリニ
ア直流モータと、電磁ソレノイドを組合わせたものがあ
り、この駆動方式では初期の駆動を電磁ソレノイドで行
い、駆動後の制御はリニア直流モータで行っている。
ア直流モータと、電磁ソレノイドを組合わせたものがあ
り、この駆動方式では初期の駆動を電磁ソレノイドで行
い、駆動後の制御はリニア直流モータで行っている。
【０００４】そして、リニア直流モータの可動部のアマ
チュアは吸気バルブおよび排気バルブ用が通常図３の上
面図のようにそれぞれ一直線上に配置されている。
チュアは吸気バルブおよび排気バルブ用が通常図３の上
面図のようにそれぞれ一直線上に配置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような吸／排気バ
ルブの駆動を得るにはアマチュアの水平巻線の長さを十
分に確保する必要があり、上述の一直線上に配置した場
合ではバルブ間隔の狭いものでは水平巻線の長さが十分
に得られず、バルブの推力が不足するという虞がある。
ルブの駆動を得るにはアマチュアの水平巻線の長さを十
分に確保する必要があり、上述の一直線上に配置した場
合ではバルブ間隔の狭いものでは水平巻線の長さが十分
に得られず、バルブの推力が不足するという虞がある。
【０００６】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、吸／排気用の電磁バルブを駆動するリニア
直流モータの配置に角度を持たせ、それぞれのアマチュ
アの有効導体長を十分に確保しようとする電磁駆動バル
ブを提供することにある。
ものであり、吸／排気用の電磁バルブを駆動するリニア
直流モータの配置に角度を持たせ、それぞれのアマチュ
アの有効導体長を十分に確保しようとする電磁駆動バル
ブを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、平行に配置された吸／排気バルブ
のステムにそれぞれ取付られ四角な枠状に平らに集中巻
されたコイルと、該コイルの水平巻線部分に直交する磁
束を通ずるそれぞれの磁場機構とを備え、前記のコイル
への通電により上下駆動する電磁駆動バルブにおいて、
前記の両ステムを結ぶ直線に対して前記コイルの平面を
傾斜させ、かつ互いに平行に配置した電磁駆動バルブが
提供される。
めに本発明によれば、平行に配置された吸／排気バルブ
のステムにそれぞれ取付られ四角な枠状に平らに集中巻
されたコイルと、該コイルの水平巻線部分に直交する磁
束を通ずるそれぞれの磁場機構とを備え、前記のコイル
への通電により上下駆動する電磁駆動バルブにおいて、
前記の両ステムを結ぶ直線に対して前記コイルの平面を
傾斜させ、かつ互いに平行に配置した電磁駆動バルブが
提供される。
【０００８】
【作用】吸／排気バルブのステムに取付けたアマチュア
や、該アマチュアに直交磁束を与える磁場機構を両ステ
ムを結ぶ直線と傾斜させたので、駆動力を生ずるアマチ
ュアの水平方向の長さが十分に確保される。
や、該アマチュアに直交磁束を与える磁場機構を両ステ
ムを結ぶ直線と傾斜させたので、駆動力を生ずるアマチ
ュアの水平方向の長さが十分に確保される。
【０００９】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図１は本発明にかかる電磁駆動バルブ
の一実施例の駆動部の上面図、図２は本実施例の側面を
示す説明図である。
詳細に説明する。図１は本発明にかかる電磁駆動バルブ
の一実施例の駆動部の上面図、図２は本実施例の側面を
示す説明図である。
【００１０】これらの図面において、１は吸気バルブで
そのステム１１はバルブガイド１２により軸承され、下
方の弁部１３は閉弁時に吸気口のバルブシート１４に着
座して吸気流路を閉鎖する。
そのステム１１はバルブガイド１２により軸承され、下
方の弁部１３は閉弁時に吸気口のバルブシート１４に着
座して吸気流路を閉鎖する。
【００１１】２はスプリングで、ステム１１の所定位置
にコッタ２１により取付けられたアッパーシート２２と
シリンダ上部との間に配置され、弾性力によってステム
１１を上方に引上げて吸気バルブ１を閉弁位置に偏倚さ
せるものである。
にコッタ２１により取付けられたアッパーシート２２と
シリンダ上部との間に配置され、弾性力によってステム
１１を上方に引上げて吸気バルブ１を閉弁位置に偏倚さ
せるものである。
【００１２】３はバルブ押え１５に取付けられたアマチ
ュアで、電気の良導体の巻線が枠状に平らに集中巻され
たもので、図３に示す従来例に比して傾斜角を有して取
付けられており、該枠状巻線の水平部分の上巻線３１お
よび下巻線３２に流れる電流と、後述する磁場機構４お
よび５の磁極間の磁束との電磁力により吸気バルブ１を
上下に駆動するものである。
ュアで、電気の良導体の巻線が枠状に平らに集中巻され
たもので、図３に示す従来例に比して傾斜角を有して取
付けられており、該枠状巻線の水平部分の上巻線３１お
よび下巻線３２に流れる電流と、後述する磁場機構４お
よび５の磁極間の磁束との電磁力により吸気バルブ１を
上下に駆動するものである。
【００１３】磁場機構４は変形Ｕ字状のアウターヨーク
４１、磁石４２、共用磁石４８および一対の磁極４３、
４４を有して傾斜したアマチュア３に対応して取付けら
れ、磁極４３、４４との間に介在される上巻線３１に図
示の方向の強力な磁束を通ずるように磁石４２、共用磁
石４８が着磁されている。
４１、磁石４２、共用磁石４８および一対の磁極４３、
４４を有して傾斜したアマチュア３に対応して取付けら
れ、磁極４３、４４との間に介在される上巻線３１に図
示の方向の強力な磁束を通ずるように磁石４２、共用磁
石４８が着磁されている。
【００１４】磁場機構５はアマチュア３の下巻線３２に
磁束を通ずるもので、上述の磁場機構４とは磁石の着磁
方向が異るのでのみで、他は殆ど同等の部材により構成
されて基台５１の上に取付けられている。
磁束を通ずるもので、上述の磁場機構４とは磁石の着磁
方向が異るのでのみで、他は殆ど同等の部材により構成
されて基台５１の上に取付けられている。
【００１５】６は排気バルブで、バルブガイド６２によ
り軸支されるステム６１や、排気口のバルブシート６４
に密接して排気流路を閉鎖する弁部６３などを備えてお
り、吸気バルブ１の場合とほぼ同様なスプリング６６
や、上巻線７１、下巻線７２を有する枠状に巻回された
アマチュア７を有している。そして該アマチュア７は前
記のアマチュア３と平行な傾斜角でステム６１上方のバ
ルブ押え６５に取付けられている。
り軸支されるステム６１や、排気口のバルブシート６４
に密接して排気流路を閉鎖する弁部６３などを備えてお
り、吸気バルブ１の場合とほぼ同様なスプリング６６
や、上巻線７１、下巻線７２を有する枠状に巻回された
アマチュア７を有している。そして該アマチュア７は前
記のアマチュア３と平行な傾斜角でステム６１上方のバ
ルブ押え６５に取付けられている。
【００１６】８および９は排気バルブ６を上下に駆動す
る磁場機構で、磁場機構８はアマチュア７の上巻線７１
に対応し、磁場機構９はその下巻線７２に対応してそれ
ぞれ直交磁束を通ずるものである。
る磁場機構で、磁場機構８はアマチュア７の上巻線７１
に対応し、磁場機構９はその下巻線７２に対応してそれ
ぞれ直交磁束を通ずるものである。
【００１７】そして、磁場機構８は図１に示すように、
アウターヨーク８１、磁石８２、磁極４３、４４と、磁
場機構４と共用する長い共用磁石４８とを有するもの
で、磁石８２や磁石４８の着磁は上巻線７１に図示の方
向の強力な磁束を通じるように構成されている。なお、
磁場機構９はアマチュア７の下巻線７２に磁束を通ずる
ものであり、磁場機構８とは磁石の着磁方向が異るのみ
で、他は殆ど同様な部材を備え、前記の磁場機構５の基
台５１の廷長上に配置されている。
アウターヨーク８１、磁石８２、磁極４３、４４と、磁
場機構４と共用する長い共用磁石４８とを有するもの
で、磁石８２や磁石４８の着磁は上巻線７１に図示の方
向の強力な磁束を通じるように構成されている。なお、
磁場機構９はアマチュア７の下巻線７２に磁束を通ずる
ものであり、磁場機構８とは磁石の着磁方向が異るのみ
で、他は殆ど同様な部材を備え、前記の磁場機構５の基
台５１の廷長上に配置されている。
【００１８】次にこのように構成された本実施例の作動
を説明する。吸気バルブ１の開弁に際して図１に示す矢
印ａ方向の電流をアマチュア３に通ずると、磁石４３、
４４の磁力によりアマチュア３を横切る磁束と、上巻線
３１を流れる電流との電磁力はフレミングの左手の法則
に征って下方向、即ちステム１１を下方向に進める推力
を生じ、一方、下巻線３２とこれに対応する磁極との間
にも下方向の推力が生じ、上下の両方の推力により力強
く吸気バルブ１が開弁されることになって通電が中止さ
れる。
を説明する。吸気バルブ１の開弁に際して図１に示す矢
印ａ方向の電流をアマチュア３に通ずると、磁石４３、
４４の磁力によりアマチュア３を横切る磁束と、上巻線
３１を流れる電流との電磁力はフレミングの左手の法則
に征って下方向、即ちステム１１を下方向に進める推力
を生じ、一方、下巻線３２とこれに対応する磁極との間
にも下方向の推力が生じ、上下の両方の推力により力強
く吸気バルブ１が開弁されることになって通電が中止さ
れる。
【００１９】この間、本実施例では、アマチュア３や磁
場機構４および５を傾斜させて配置したため、一直線上
に配置の従来に比してアマチュア３の上下巻線長や、こ
れに対応する磁極や磁石が大となり、したがって、大き
な推力が得られて吸気バルブ１が開弁されることにな
る。
場機構４および５を傾斜させて配置したため、一直線上
に配置の従来に比してアマチュア３の上下巻線長や、こ
れに対応する磁極や磁石が大となり、したがって、大き
な推力が得られて吸気バルブ１が開弁されることにな
る。
【００２０】ついで吸気バルブ１の閉弁に際しては、開
弁時と逆方向の電流をアマチュア３に通電することによ
り、アマチュア３と対応するそれぞれの磁極との間の電
磁力により、上向きの推力により力強く吸気バルブ１が
閉弁される。
弁時と逆方向の電流をアマチュア３に通電することによ
り、アマチュア３と対応するそれぞれの磁極との間の電
磁力により、上向きの推力により力強く吸気バルブ１が
閉弁される。
【００２１】なお、排気バルブ６の開閉弁についてはア
マチュア７に対して所定方向の電流を通電することによ
り、磁場機構８および９のそれぞれの磁極間の磁束との
電磁力によって、吸気バルブ１の開閉と同様に推力が働
いて排気バルブ６が駆動されることになる。
マチュア７に対して所定方向の電流を通電することによ
り、磁場機構８および９のそれぞれの磁極間の磁束との
電磁力によって、吸気バルブ１の開閉と同様に推力が働
いて排気バルブ６が駆動されることになる。
【００２２】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
吸／排気バルブに推力を与えるそれぞれのアマチュアや
磁場機構に所定角度を持たせて並べて配置したので、推
力源となるアマチュアの有効導体となる上下の巻線や、
対応する磁極に寸法の大きいものが使用でき、大推力で
効率のよい電磁バルブが得られる効果がある。また本発
明では、磁場機構を傾斜させて並べたので、それぞれの
片側の磁石が共通に使用でき、スペースが有効に使える
という利点が生ずる。
吸／排気バルブに推力を与えるそれぞれのアマチュアや
磁場機構に所定角度を持たせて並べて配置したので、推
力源となるアマチュアの有効導体となる上下の巻線や、
対応する磁極に寸法の大きいものが使用でき、大推力で
効率のよい電磁バルブが得られる効果がある。また本発
明では、磁場機構を傾斜させて並べたので、それぞれの
片側の磁石が共通に使用でき、スペースが有効に使える
という利点が生ずる。
【図１】本発明にかかる電磁駆動バルブの一実施例の駆
動部の上面図である。
動部の上面図である。
【図２】本実施例の側面を示す説明図である。
【図３】従来の電磁バルブ駆動部の上面図である。
１…吸気バルブ ３、７…アマチュア ４、５、８、９…磁場機構 ６…排気バルブ １１、６１…ステム ３１、７１…上巻線 ３２、７２…下巻線 ４８…共用磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 平行に配置された吸／排気バルブのステ
ムにそれぞれ取付られ四角な枠状に平らに集中巻された
コイルと、該コイルの水平巻線部分に直交する磁束を通
ずるそれぞれの磁場機構とを備え、前記のコイルへの通
電により上下駆動する電磁駆動バルブにおいて、前記の
両ステムを結ぶ直線に対して前記コイルの平面を傾斜さ
せ、かつ互いに平行に配置したことを特徴とする電磁駆
動バルブ。 - 【請求項２】前記のそれぞれの磁場機構は共用する磁石
を備えたことを特徴とする請求項１記載の電磁駆動バル
ブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11792593A JP3175400B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11792593A JP3175400B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 電磁駆動バルブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307214A JPH06307214A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3175400B2 true JP3175400B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=14723594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11792593A Expired - Fee Related JP3175400B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3175400B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2866923B1 (fr) * | 2004-02-27 | 2006-06-30 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif d'actionnement electromagnetique de soupape pour moteur a combustion interne |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP11792593A patent/JP3175400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06307214A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |