JPH0519469B2 - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るプリント・
ヘツドの一部を表わす展開斜視図である。第２図
は、本発明の一実施例に係るプリント・ヘツド容
器のフランジ部の拡大図である。第３図は、固定
戻り止め部材の拡大図である。第４図は、この発
明による好ましい構造を表わす部分断面側面図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数のプリント・ワイヤ５５と、 複数の前記プリント・ワイヤ５５の一端を同一
   円周上に等間隔に支持する円形フランジ部４４及
   び前記プリント・ワイヤの他端を印字媒体の方向
   へ導く鼻状部４６からなるハウジング４４と、 前記プリント・ワイヤ５５を非プリント位置か
   らプリント位置まで駆動するための磁性コア部材
   ２３及び駆動コイル４０からなる駆動手段と、 前記駆動手段２３，４０の磁気回路の一部を構
   成しつつ、その駆動力を前記プリント・ワイヤ５
   ５に伝達させるアーマチユア手段４８と、 前記磁性コア部材２３を保持するとともにプリ
   ント・ヘツドの裏板を形成する支持手段２０と、 前記駆動コイル４０を組み込んだ電気回路ボー
   ド３４と、 前記支持手段２０及び前記電気回路ボード３４
   のそれぞれの中央部に設けられた穴を貫通し、前
   記ハウジング４４にスナツプ状態で係合すること
   により前記支持手段２０と前記電気回路ボード３
   ４を前記ハウジング４４に一体的に固定するとと
   もに、複数の前記磁気回路の空隙を均一にする一
   体構造で成形された固定手段７２であつて、当該
   固定手段７２は、さらに前記プリント・ワイヤ５
   ５がプリント位置から非プリント位置に復帰して
   きたときの前記アーマチユア手段４８の停止位置
   を確定させるための停止手段８２を提供すること
   を特徴とする、 各構成からなるワイヤ・マトリクス・プリン
   ト・ヘツド。 ２ 前記固定手段７２は、ガラス繊維強化プラス
   チツク材で成形される特許給請求の範囲第１項に
   記載のワイヤ・マトリクス・プリント・ヘツド。 〔産業上の利用分野〕 この発明はワイヤ・マトリクス・プリント・ヘ
   ツドに関する。特に、外部制御信号に従いドツ
   ト・マトリクス文字をプリントするために、ソレ
   ノイド駆動によるクラツパ（clapper）形のプリ
   ント・ワイヤ駆動装置によつて、複数のプリン
   ト・ワイヤを記録媒体に対して駆動するようにし
   たワイヤ・マトリクス・プリント・ヘツドに関す
   る。 〔従来技術〕 この型のワイヤ・マトリクス・プリント・ヘツ
   ドにおいては、複数のソレノイドが各プリント・
   ワイヤを非プリント位置からプリント位置まで正
   確に駆動するように構成され、組合され、配置さ
   れる。プリント・ワイヤは、通常アーマチユア
   （クラツパともいう）に係合しており、該アーマ
   チユアはソレノイド・コイルが付勢したときに普
   通はリターンばねの作用に逆らつて上記の正確な
   距離を移動する。 通常、上述のように複数のソレノイドを組合せ
   て配置する方法としては、ソレノイドから記録媒
   体に隣接するプリント・ヘツドの先端までの間の
   プリント・ワイヤを配置するのに必要な使用空間
   を縮少するために、複数のソレノイドを円形配列
   構造に配置するのが普通である。そのような場
   合、プリント・ワイヤの駆動端はソレノイドと同
   様に円形配列構造に従つて配置され、プリント・
   ワイヤのプリント端は記録媒体の近くに縦方向に
   整列して配置される。幅の狭い又はコンパクトな
   アクチユエータが使用できると、プリント・ヘツ
   ド全体を小さくできるので、プリント・ラインの
   両端部におけるプリント・ヘツドの〓間を減少す
   ることができ、プリンタの幅を狭くすることがで
   きるということになる。さらに、幅の狭いアクチ
   ユエータを、横に並べるとともにプリント・ワイ
   ヤを所定量湾曲させて記録媒体に近づけて配置す
   ることにより、プリント・ヘツドの長さを短くす
   ることもできる。先端部が縦に整列されたプリン
   ト・ワイヤを有するプリント・ヘツドは、プリン
   ト・ヘツド・キヤリツジに支持されて、各文字を
   構成する縦のドツト行単位でプリントするために
   水平方向に移動される（横方向に移動して各行毎
   に印字する）。 この種のワイヤ・マトリクス・プリント・ヘツ
   ドは米国特許第4230412号に記載されている。こ
   のプリント・ヘツドでは、金属板が設けられて、
   環状容器部に収納されているアーマチユアを動作
   させる複数のアーマチユア駆動用電磁手段を支持
   している。各アーマチユアはプリント・ワイヤの
   頭部に当接するように配置されて、各電磁手段の
   付勢のときにワイヤをプリント部に駆動するよう
   にしている。電磁手段が消勢されたときに、ワイ
   ヤ及びアーマチユアはリターンばねの作用によつ
   てそれらの原位置に復帰し、アーマチユアは戻り
   止め（バツクストツプ）手段に当つて停止する。
   その記載の一実施例では、その戻り止め手段はア
   ーマチユアの駆動端と調節ハブ部材との間に配置
   されたＯリングであり、他の実施例においては、
   それは調節ハブ部材によつて支持されている円形
   フランジである。金属板と円形容器部とはねじボ
   ルトによつて共に固定される。 〔発明の目的及び構成〕 この発明の目的は、前述の米国特許第4230412
   号に開示されているワイヤ・マトリクス・プリン
   ト・ヘツドの構造を簡単にした改良ヘツドを提供
   することである。それはプリント・ヘツドの数部
   品を共に固定すると共にアーマチユアの戻り止め
   手段としても作用するような複合作用を有する固
   定部材を提供することによつて達成される。 従つて、この発明は、ハウジング部と、前記ハ
   ウジング部を貫通して延びておりプリント位置と
   非プリント位置との間を移動可能な複数のプリン
   ト・ワイヤと、アーマチユア手段を介して前記プ
   リント・ワイヤを非プリント位置からプリント位
   置まで移動させる駆動手段と、前記駆動手段を保
   持する支持手段と、前記支持手段と前記ハウジン
   グ部とを互いに固定する固定手段とを含むワイ
   ヤ・マトリクス・プリント・ヘツドであつて、前
   記固定手段は前記プリント・ワイヤがプリント位
   置から非プリント位置へ復帰するときに前記アー
   マチユア手段の戻り止め手段としても働くように
   したワイヤ・マトリクス・プリント・ヘツドを提
   供する。 〔実施例〕 次に図面を用いて本発明の実施例を説明する。 第１図は、中央に穴２２を持つ円形のアルミニ
   ウム裏板２０を含む本発明の一実施例に係るワイ
   ヤ・マトリクス型プリント・ヘツドの一部を示す
   展開斜視図である。磁極片２４，２６を持つ複数
   の磁性コア部材２３は裏板２０に設けられた複数
   の窓を通してそれぞれ挿入され、裏板の一方の面
   と同一平面となるように堅固に取付けられる。磁
   極片２４，２６は、紙等の材料から構成されてい
   るほぼ円形の絶縁スペーサ３０の窓２８を貫通し
   て延びている。コア部材の磁極片２４，２６は更
   に印刷回路ボード３４の窓３２を通して延びてい
   る。ボード３４もほぼ円形であるが、回路ボード
   の各種成分を外部配線に接続するためのソケツト
   手段を含む下部３６を有している。回路ボード３
   ６の次にあるのは、前述の各部品より直径が小さ
   い円形の残留スペーサ３８である。スペーサ３８
   の作用は、コア部材２３と相互に作用する磁石に
   よつて駆動される作動部材（後述する）と磁極片
   ２４，２６との間の残留磁気の影響を最少にする
   ことである。印刷回路ボード３４はプリント動作
   の際にプリント・ワイヤを駆動するために使用さ
   れる電磁石又はソレノイドの複数の駆動コイル４
   ０を支持するとともにコイル４０への電気接続を
   行う。その電磁石の作動巻線４０及び印刷回路ボ
   ード３４の構造の詳細は“An Assembly
   Including Ａ Wire Coil Carrying Member
   and Ａ Primted Circuit Board，and Ａ
   Method of Making the Same”と称するこの
   出願の出願人と同一人が同日に出願した国際出願
   PCT／US84／00209に開示されている（日本に
   おける対応出願：特願昭59−503215）。 残留スペーサ３８の次には、円形フランジ部４
   ４と鼻状部４６とが一体的に形成された（第２図
   及び第４図にも見られる）、プラスチツク製のプ
   リント・ヘツドのハウジング４２が設けられる。
   ハウジングの一部を構成する円形のフランジ部４
   ４は、通常クラツパ又はアーマチユアと呼ばれる
   複数のプリント・ワイヤ係合部材４８を、その内
   部に支持している。該プリント・ワイヤ係合部材
   ４８は、駆動コイル４０と相互に作用し合う位置
   に、全体として円形状に配置される。クラツパ部
   材４８は駆動コイル４０のためのアーマチユアで
   あり、ペダルのような形をしており、フランジ部
   ４４の一部として構成されている切欠きのあるわ
   く組み構造部５０に支持される。わく組み構造部
   ５０は９面構造となつており、クラツパ部材４８
   を位置決めし着座させるために形成された精密な
   切欠きを有している。各クラツパ部材４８はその
   外端にコイル４０と協働する部分である幅広部５
   ２と、プリント・ワイヤ５５（第４図）と係合す
   る狭い端部５４とを含んでいる。狭い端部５４
   は、フランジ部４４の近くに設けられた複数の支
   柱５８（第１図、第２図）の間に案内され、その
   場所に維持される。各プリント・ワイヤは一体的
   に形成されたプラスチツク・キヤツプ５６（第４
   図）を持ち、鼻状部４６の内側の円形部６４の台
   座部６２と該キヤツプ５６との間にはリターンば
   ね６０が配置されている。このリターンばね６０
   によつてプリント・ワイヤは後方に押圧されてお
   り、プリント・ワイヤ５５がプリント後に非プリ
   ント位置に復帰するのを助ける。内側円形部６４
   は、各プリント・ワイヤを夫々の通路に沿つて、
   台座部６２から鼻状部４６の先端６６まで運び案
   内するための構造の１つとして設計される。上記
   のような夫々の通路に沿つてプリント・ワイヤ５
   ５を運び案内する手段の構造の詳細は、“Wire
   Matrix Print Head and Method of Asse−
   mbly Thereof”と称するこの出願の出願人と同
   一人が同日に出願した国際出願PCT／US84／
   00212に開示されている（対応する日本出願：特
   願昭59−503214）。 第２図は、本発明の一実施例に係るプリント・
   ヘツドを前方（ワイヤの先端側）から見た場合の
   フランジ部４４の拡大図であり、９面のわく組み
   構造５０及びクラツパ部材（アーマチユア）４８
   の狭い端部５４をその間に支持する複数の支柱５
   ８を表わしている。ハウジングの一部を構成する
   フランジ部４４の周囲には、複数の穴６８（第４
   図にも記載されている）が円形状に配列されてい
   る。この穴６８はクラツパ部材４８の位置と対応
   する位置に設けられており、クラツパ部材４８や
   プリント・ワイヤ５５などを手動点検するのに使
   用される。 第３図は、全体的に７２で指定した固定部材の
   側面図である。固定部材７２は、空洞円筒部７４
   とその円筒の一端７６から延びている３本の等し
   い間隔の指状部材（以下“指”という）７８を含
   んでいる。円筒部７４の７６と反対側の他の一端
   は溝付舌部又はフランジ部８０（第１図にもあ
   る）で取囲まれている。円筒部７４の一端部７６
   近くには中央突出部８２が、指７８からすこし間
   隔を空けて配置されている。各指７８はハウジン
   グの一部を構成するフランジ４４の端８６（第４
   図）と係合し握持する鉤面を含む先端部８４を持
   つ。鉤面は板２０の裏面から端８６までの部品公
   差によるいかなる距離の変動にも順応しうるよう
   に設計される。 更に、この発明の要部構成を示す第４図の一部
   断面側面図を用いてこの説明を続行する。固定部
   材７２は裏板２０の開口２２に挿入され、その３
   本の指７８の先端８４がハウジングの一部を成す
   フランジ部４４に設けられた３つの開口８８を貫
   通し端部８６においてフランジ４４の外側の面と
   係合する。舌部又はフランジ部８０は裏板２０の
   穴２２の外の面で裏板２０と係合しており、これ
   らの部品を互いにしつかり固定する。このような
   方法で、スペーサ３０を持つ裏板２０と、駆動コ
   イル４０と印刷回路ボード３４とは容器フランジ
   部４４の中に収納され、固定部材７２の特別な構
   造によつて容器フランジ部４４に固定される。 その上、固定部材７２はクラツパ部材４８がプ
   リント位置から非プリント位置に戻つたときに、
   クラツパ部材４８のための戻り止めとして作用す
   る。固定部材７２の一端部７６の中央突出部８２
   （第３図、第４図）は、クラツパ部材４８の狭い
   端部５４の一側面が突出部８２に当接する台座部
   となる。クラツパ部材４８の狭い端部５４の各々
   の反対側の面は共同するプリント・ワイヤ５５の
   プラスチツク・キヤツプ５６と係合してばね用台
   座部６２とプラスチツク・キヤツプ５６との間に
   あるばね６０の作用によつて突出部８２の方に押
   圧されている。 駆動コイル４０が付勢されたときに、共同する
   クラツパ部材４８の広い端部５２は吸引されて、
   アーマチユア又はクラツパ部材は弾性Ｏリング９
   ０の回りを時計方向（第４図で）に回動又は揺動
   される。それによりクラツパ部材の狭い端部５４
   はキヤツプ５６を押しながら移動し、プリント・
   ワイヤ５５をプリント・ヘツド容器４２の前端６
   ６の方へ、すなわちプリント位置の方に駆動させ
   る。コイル４０が除勢されると同時に、クラツパ
   ４８はリターンばね６０の作用によつてＯリング
   の回りを反時計方向に回動して、クラツパ部材４
   ８の狭い端部５４を、固定部材７２の中央部８２
   の着座点９２に復帰させる。 裏板２０はアルミニユームで作られ、コア部材
   ２３はシリコン鉄で作られ、回路オード３４はエ
   ポキシイ・ガラスで作られ、更にクラツパ又はア
   ーマチユア４８はシリコン鉄で作られ、固定戻り
   止め７２はガラス繊維強化プラスチツク材料で作
   られたが、他の材料で代替することもできること
   は明らかである。