JPH0518843A - 過給機付内燃機関の過給圧検出装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Info

Publication number
JPH0518843A
JPH0518843A JP17147291A JP17147291A JPH0518843A JP H0518843 A JPH0518843 A JP H0518843A JP 17147291 A JP17147291 A JP 17147291A JP 17147291 A JP17147291 A JP 17147291A JP H0518843 A JPH0518843 A JP H0518843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supercharging pressure
acceleration
internal combustion
combustion engine
pressure sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17147291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2612386B2 (ja
Inventor
Fumihiro Yoshihara
文博 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Control Systems Co Ltd filed Critical Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority to JP3171472A priority Critical patent/JP2612386B2/ja
Publication of JPH0518843A publication Critical patent/JPH0518843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612386B2 publication Critical patent/JP2612386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給圧センサ18の配管17の気柱振動によ
る影響を排除するとともに、加速終了後に続く過給圧上
昇を正しく計測できるようにする。 【構成】 内燃機関11はターボ過給機14を備えてお
り、その吸入通路12に配管17を介して過給圧センサ
18が接続されている。絞弁16には絞弁開度センサ1
9が取り付けられ、これにより加速判定がなされる。過
給圧センサ18の検出値は、加重平均により平滑化され
るが、定常時と加速中と加速後の過給圧上昇期間とに分
けて重み係数が変えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ターボ過給機のよう
な過給機を備えた内燃機関において、空燃比補正等種々
の制御のために過給圧を検出する過給圧検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過給機付内燃機関においては、過給圧に
対応した空燃比補正等を行うために、一般に過給圧セン
サを用いて過給圧の検出を行っているが、過給圧センサ
は振動により悪影響を受けるので、通常、自動車の車体
側に過給圧センサを支持し、内燃機関の吸気系から配管
を介して過給圧センサまで過給圧を導くようにしてい
る。
【0003】一方、このように配管を介して過給圧セン
サを接続すると、定常時とりわけ高負荷域において、配
管内で気柱振動が生じるため、圧力検出値が振動し、正
確な検出が行えない。そこで、過給圧センサの出力を一
定期間毎にサンプリングするとともに、その加重平均を
求めることで、気柱振動の影響を排除することが一般的
に行われている。また、加速時には、過給圧の上昇を応
答良く検出する必要があるので、絞弁開度の変化率等か
ら加速判定を行い、加速時と定常時とで加重平均の重み
係数を変えるようにしている。つまり、過給圧Pの加重
平均PA V は、サンプリング値をP、前回の加重平均を
A V ´、重み係数をWとすると、 PA V =P・W+PA V ´・(1−W) として求められるが、加速時には重み係数Wを比較的大
きな値とすることで加速変化に対する追従性を確保で
き、かつ、定常時には重み係数Wを比較的小さな値とす
ることで気柱振動の影響を排除できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターボ
過給機のような過給機付内燃機関においては、過給圧変
化の応答遅れがあるため、絞弁開度の変化率等から加速
が終了したと判定された後も、引き続き過給圧が上昇し
て行く。そのため、この時点で与えられる定常時の重み
係数Wを小さく設定しておくと、この過給圧の上昇に追
従できず、適切な制御が行えない。その反面、定常時の
重み係数Wを大きく設定すると、それだけ気柱振動の影
響を受け易くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明に係る
過給圧検出装置は、図1に示すように、過給機付内燃機
関の吸気系に配管を介して取り付けられた過給圧センサ
1と、この過給圧センサの検出値を一定期間毎にサンプ
リングするサンプリング手段2と、このサンプリング値
の加重平均を所定の重み係数を用いて演算する加重平均
手段3と、内燃機関が加速状態にあることを検出する加
速検出手段4と、内燃機関が加速終了後の過給圧上昇期
間にあることを検出する過給圧上昇期間検出手段5と、
これらの検出に基づいて定常時と加速中と加速後の過給
圧上昇期間とに分類し、それぞれに対応した重み係数を
設定する重み係数設定手段6とを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】内燃機関が絞弁開度変化率等から加速中である
と判定された場合には、加重平均の重み係数として小さ
な値が与えられる。また完全な定常状態であれば重み係
数として十分に大きな値が与えられ、気柱振動の影響が
排除される。そして、加速後の過給圧上昇期間であると
判定された場合には、中間的な大きさの重み係数が与え
られ、過給圧の上昇に追従できるものとなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図2は、この発明に係る過給圧検出装置を
備えた内燃機関の構成説明図であって、内燃機関11の
吸気通路12と排気通路13との間にターボ過給機14
が設けられているとともに、吸気通路12のコンプレッ
サ14a上流側にエアフロメータ15が配設されてい
る。また吸気通路12のコンプレッサ14a下流に絞弁
16が介装されており、該絞弁16より下流側位置に、
配管17を介して過給圧センサ18が接続されている。
上記絞弁16には、その開度を検出する絞弁開度センサ
19が取り付けられている。また20は、内燃機関11
の回転数を検出するためのクランク角センサ、21は燃
料噴射量や点火時期等内燃機関11の種々の制御を行う
コントロールユニットを示しており、上記過給圧センサ
18により検出した過給圧に基づいて種々の補正等を行
うようになっている。
【0009】図3のフローチャートは、上記コントロー
ルユニット21において実行される過給圧検出の処理の
流れを示すもので、これは例えば一定時間もしくは一定
クランク角毎等に繰り返し実行される。先ず、ステップ
1では、過給圧センサ18の検出値Pおよび絞弁開度T
VOが読み込まれ、ステップ2で、絞弁開度TVOの変
化率ΔTVOに基づいて加速判定が行われる。ここで、
図4の(a)に示すように加速と判定した場合には、ス
テップ7へ進み、重み係数Wとして最も大きなW3を選
択する。従って、次のステップ8における加重平均が、
この重み係数W3を用いて行われ、これにより過給圧変
化に応答良く追従した出力が得られる。一方、ステップ
2で加速以外と判定した場合は、更にステップ3,4
で、過給圧が上昇中であるか否かを判定する。これは、
図4の(b)に示すように、所定期間ΔTにおける圧力
変化ΔPが所定値以上であるか否かによって判定する。
尚、サンプリング値P自体の変化を求めても良いが、ス
テップ8で算出される加重平均PA V の変化に基づいて
判定を行う方が一層望ましい。この圧力変化から過給圧
が上昇中であると判定した場合には、ステップ6へ進
み、中間的な大きさの重み係数W2を選択する。また過
給圧が上昇していなければ、完全な定常状態であると判
定してステップ5へ進み、小さな重み係数W1を選択す
る。
【0010】ステップ8では、重み係数W、サンプリン
グ値P、前回の加重平均値PA V ´を用いて、 PA V =P・W+PA V ´・(1−W) として新たな加重平均PA V を演算する。
【0011】このように3段階に重み係数Wを変化させ
る構成によれば、図4(b)の破線のように、加速判定
終了後に続く過給圧上昇を応答良く検出できる反面、完
全な定常状態において気柱振動の影響を十分に排除する
ことが可能となる。尚、加速判定は上述した絞弁開度T
VOの変化率ΔTVOに基づいて行うほか、吸入空気量
Qと機関回転数Nとシリンダ容積Vから定まるQ/NV
の変化率によって判定することもできる。
【0012】次に図5に示す実施例は、過給圧が上昇中
か否かを異なる方法で判定するようにしたものであっ
て、ステップ2で加速中でないと判定した場合には、重
み係数W1と重み係数W2とを用いて2通りの加重平均P
A V 1,PA V 2を求め(ステップ3,4)、両者が略一
致しているか否かをステップ5で判定する。つまり、図
6に示すように、完全な定常状態では2つの加重平均P
A V 1,PA V 2は近似した値となり、過給圧上昇中は両
者が異なる値となるので、これから過給値上昇中か定常
状態かを判別しているのである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る過給機付内燃機関の過給圧検出装置によれば、機
関の定常時と加速中と加速後の過給圧上昇期間との3つ
に分類し、それぞれに適した重み係数でもって加重平均
を求めるようにしたので、ターボ過給機の応答遅れ等に
より加速判定終了後に続く過給圧の上昇を応答良く検出
できるとともに、定常時に生じる気柱振動の影響を一層
確実に排除できる。また比較的大きな気柱振動を許容で
きることになり、過給圧センサの取付位置の制約が少な
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】この発明に係る過給圧検出装置の一実施例を示
す構成説明図。
【図3】過給圧検出の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図4】過給圧等の変化の一例を示すタイムチャート。
【図5】過給圧検出処理の異なる実施例を示すフローチ
ャート。
【図6】図5の実施例に対応する過給圧等の変化を示す
タイムチャート。
【符号の説明】
1…過給圧センサ 2…サンプリング手段 3…加重平均手段 4…加速検出手段 5…過給圧上昇期間検出手段 6…重み係数設定手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 過給機付内燃機関の吸気系に配管を介し
    て取り付けられた過給圧センサと、この過給圧センサの
    検出値を一定期間毎にサンプリングする手段と、このサ
    ンプリング値の加重平均を所定の重み係数を用いて演算
    する手段と、内燃機関が加速状態にあることを検出する
    手段と、内燃機関が加速終了後の過給圧上昇期間にある
    ことを検出する手段と、これらの検出に基づいて定常時
    と加速中と加速後の過給圧上昇期間とに分類し、それぞ
    れに対応した重み係数を設定する手段とを備えたことを
    特徴とする過給機付内燃機関の過給圧検出装置。
JP3171472A 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置 Expired - Lifetime JP2612386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171472A JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171472A JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518843A true JPH0518843A (ja) 1993-01-26
JP2612386B2 JP2612386B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=15923741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3171472A Expired - Lifetime JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612386B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243531A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Fujitsu Ten Ltd 内燃機関の吸気管圧力計測装置
JPH01173359U (ja) * 1988-05-17 1989-12-08
JPH01318938A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Aisan Ind Co Ltd 吸気管圧力計測装置
JPH02191853A (ja) * 1989-01-19 1990-07-27 Japan Electron Control Syst Co Ltd 内燃機関の吸入空気状態量検出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243531A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Fujitsu Ten Ltd 内燃機関の吸気管圧力計測装置
JPH01173359U (ja) * 1988-05-17 1989-12-08
JPH01318938A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Aisan Ind Co Ltd 吸気管圧力計測装置
JPH02191853A (ja) * 1989-01-19 1990-07-27 Japan Electron Control Syst Co Ltd 内燃機関の吸入空気状態量検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2612386B2 (ja) 1997-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7905135B2 (en) Throttle upstream pressure estimating apparatus and cylinder charged air quantity calculating apparatus for internal combustion engine
JP3551675B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置
JPH0315648A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPS61149536A (ja) 過給機を備えた内燃エンジンの動作制御量制御方法
JPH02163443A (ja) 過給機付エンジンの制御装置
JPS59103930A (ja) 内燃機関の制御方法
JP2829698B2 (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置
JP2001073789A (ja) 内燃機関の過給圧制御装置
JP2612386B2 (ja) 過給機付内燃機関の過給圧検出装置
JP2001193573A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005069130A (ja) 可変圧縮比機構付き内燃機関の点火時期制御装置
EP0295651A1 (en) Method and device for controlling the ignition timing of internal combustion engines
JP3407498B2 (ja) 内燃機関の吸入空気流量検出装置
JP2528385B2 (ja) 過給機付内燃機関の吸入空気量検出装置
JP2755671B2 (ja) 燃料噴射制御方法及び装置
JP3397584B2 (ja) 電制スロットル式内燃機関
JP3000512B2 (ja) 内燃機関における高度判定装置
JPH0476250A (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH09195843A (ja) エンジンのノッキング検出装置とエンジン制御装置
JP2716054B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御方式
JPS63140867A (ja) エンジン制御装置
JP3632493B2 (ja) 内燃機関の吸入空気量計測方法
CN116202775A (zh) 一种发动机缸内气量预估方法及***
JP3256867B2 (ja) 内燃機関の吸気温検出装置
JPH04255546A (ja) 内燃機関の吸入空気流量検出装置及び燃料供給制御装置