JPH05187682A - 空気調和機の制御装置及び人体検知センサー及び空気調和機 - Google Patents

空気調和機の制御装置及び人体検知センサー及び空気調和機

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JPH05187682A
JPH05187682A JP4118724A JP11872492A JPH05187682A JP H05187682 A JPH05187682 A JP H05187682A JP 4118724 A JP4118724 A JP 4118724A JP 11872492 A JP11872492 A JP 11872492A JP H05187682 A JPH05187682 A JP H05187682A
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算也 渡辺
Akira Hidaka
彰 日高
Hiroshi Numakura
弘 沼倉
Masahiko Fukuda
正彦 福田
Koji Iio
幸司 飯尾
Hidenori Ekuroki
秀憲 重黒木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 わずらわしく難しい設定操作を行わなくても
人の動きに合わせて自動的にかつ快適な空調機の制御を
行うことを目的とする。 【構成】 人体の存在方向と空調機2aからの距離を検
知する位置検知手段12の出力から設定温度変更手段2
cにより設定温度を変更し、風向変更手段2dにより送
風方向を変更し、風速変更手段2gにより送風速度を変
更することを可能にした主制御手段2bより構成した。 【効果】 わずらわしい設定操作を行わなくても、人の
動きに合わせて自動的にスポット運転が行われ、快適で
且つ便利な空調が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人が空調機に近づく
ことにより自動的に人体を検知して、人体の存在方向に
まんべんなく吹き出す空気調和機の制御に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図41は従来の空調機の制御装置を示す
構成図、図42はその動作を示すフローチャート図であ
る。1はリモコンで、人の操作により設定を行う設定手
段1aと、設定された情報を赤外線信号に変換し空調機
に送信する送信手段1bからなる。2は空調機で、リモ
コン1から送信された赤外線信号を受信し電気信号に変
換する受信手段2aと、空調機の制御をつかさどる主制
御手段2bと、設定温度を変更する設定温度変更手段2
cと、風向を制御する風向変更手段2dと、送風方向を
上下左右に変更する可能な風向制御翼2eと、風向制御
翼2eを駆動する風向制御翼駆動手段2fと、送風速度
を制御する風速変更手段2gと、送風を行う送風機2h
と、送風機2hを駆動する送風機駆動手段2iからな
る。
【0003】次に動作について図42に示すフローチャ
ート図に沿って説明する、ステップ501において、人
はリモコン操作によって空調方式をスポット運転に設定
する。次に、ステップ502でスポット運転を設定した
ときの空調が暖房時か否かが判定され暖房時の場合に
は、ステップ503において設定温度変更手段2cによ
り設定温度を通常より高めに設定する。そして、風速変
更手段2gにより、ステップ504で送風機駆動手段2
iを通して送風機2hの回転数を上げることによって送
風速度を強くする。また、ステップ502においてドラ
イ・冷房時と判定された場合には、ステップ505にお
いて風向変更手段2dにより、風向制御翼駆動手段2f
を通して風向制御翼2eを下向きにすることによって送
風方向を下方向吹き出しに変更する。また、ステップ5
06で風速変更手段2gにより送風速度を弱にする。そ
して、ドライ・冷暖房時共に、空調方式をスポット運転
に設定し、ステップ7で運転を開始してから15分間経
過したかどうかを判定する。15分間経過していない場
合には、再びステップ502に戻り、以上と同様の動作
を行う。15分間経過すると人により設定されたスポッ
ト運転は終了する。
【0004】また、この他に出願人が調査し判明した先
行技術で人体の方向と距離の検知による風量制御の技術
を開示したものに特開昭63−143441号公報、人
体検知による風向、風速、風温制御の技術を開示したも
のに特開昭63−143448号公報、人体検知による
風向、風速、吹出温度の技術を開示したものに、特開平
1−147244号公報、また赤外線センサーでエリア
を認知する技術を開示したものに特開平2−21363
5号公報、さらに人体センサーで室内に人体が検知され
た時送風機を制御する技術を開示したものに実開平1−
78847号公報がある。
【0005】また、図43は、例えば実開昭63−15
0243号公報に示された従来の人体検知センサーを示
す図である。図において、2は空気調和機、3は人体検
知センサーで3r,3s,3tの区画に分割されてお
り、各々の区画に3x,3y,3zの赤外線検出素子が
設けられている。4は人体検知センサー3に入射してく
る赤外線である。
【0006】次に動作について説明する。空気調和機2
に設けられた人体検知センサー3は、3つの方向の異な
る区画3r,3s,3tに分割されており、入射してく
る赤外線の方向が識別できるようになっている。3つの
区画3r,3s,3tの内部には赤外線検出素子3x,
3y,3zが設けられており、到来する赤外線4を感知
すると空気調和機2の内部に設けられた制御回路(図示
されていない)に伝えられて、その制御仕様に従って空
気調和機2を制御する。
【0007】また、単一の赤外線センサーで、遮へい部
材を駆動させ部分領域を識別し、人体を検出する技術が
特開平1−121647号公報に開示されている。
【0008】また図44はたとえば実開平1−8825
1号公報に示された従来の空気調和機を示す正面図、図
45は、人体検知センサーを空調機に取り付けた部分の
正面図で、図46は、人体検知センサーを空調機に取り
付けた部分の水平断面図、図47は、左右方向調整可能
な人体検知センサーを搭載した空調機を設置した部屋の
平面図で、(a)は空調機を中央部に設置した場合、
(b)は左端に設置した場合の平面図、図48は、固定
型の人体検知センサーを搭載した空調機を設置した部屋
の平面図、(a)は空調機を中央部に設置した場合、
(b)は左端に設置した場合を示す平面図である。
【0009】図において、3は人体検知センサー、3a
は正面方向に取り付けた人体検知センサー3を右方向に
回転変位させた人体検知センサー、3bは左方向に回転
変位させた人体検知センサーである。3cは人体検知セ
ンサー3が室内において人体を検知可能な検知エリア、
3dは人体検知センサー3が人体を検知不可能な非検知
エリア、5は人体検知センサー3を左右方向に回転させ
るときに中心にする左右方向調整用軸である。6は人体
検知センサーの回転を止める止め具で、6aは右回転時
の止め具、6bは左回転時の止め具である。
【0010】次に動作について説明する。人体検知セン
サー3が左右方向に回転するときに中心にする左右方向
調整軸5が人体検知センサー3の中心部の上下に、人体
検知センサー3の回転をある一定回転で止める止め具6
が人体検知センサー3左上上部に配設されている。図4
6において、人体検知センサー3を空調機2と平行な向
きに設置し、室内の左端に空調機2を設置すると、図4
7(a)のような検知エリア3cを持つ。このとき検知
エリア3cの左側のほとんどが壁方向を検知しているた
め、部屋の右側に大きな非検知エリア3dが生じる。図
46に示すように、人体検知センサー3を左右方向調整
軸を中心に、止め具6により回転が止まるまで右側に回
転させて、室内の左端に空調機2を設置すると、図47
(b)に示すような検知エリア3cを持つ。検知エリア
3cは、空調機2から右方向であるために、比較的非検
知エリア3dは少なく、より多くの人体検知が行える。
【0011】また図48は実開昭61−152929号
公報に示された従来の熱線式検知器の側断面図を示す。
図において、7は赤外線を検出する赤外線検出器、8は
検知方向を光でしらせる発光ダイオード、9は赤外線検
出器7と発光ダイオード8を固定するベース、10は赤
外線を集光するフレネルレンズ板、11は赤外線検出器
7と発光ダイオード8をカバーし、フレネルレンズ板1
0を固定するカバーである。
【0012】次に図48の熱線式検知器の動作について
説明する。この熱線式検知器は、天井、壁面等への取付
時において、発光ダイオード8を点灯させるとともにフ
レネルレンズ板10を矢印B2 の方向に移動させて発光
ダイオード8の中心とフレネルレンズ板10のレンズ中
心とを図面上で同じ高さにした状態で発光ダイオード8
の光をフレネルレンズ板10を通して平行光として放射
させて所望の場所に人が立って発光ダイオード8の光が
見えるかどうかの確認を行う。すなわち発光ダイオード
の光の放射エリアQ’と赤外線検知器の検知エリアP’
のずれは発光ダイオードと赤外線検知器の取付位置の距
離と等しいので、遠くから見た場合にはQ’とP’のふ
たつのエリアはほぼ重なっているとみなすことができる
ため、フレネルレンズ板10の全面が明るく光っている
(放射エリアQ’内)かどうかで立っている場所が検知
エリアP’であるかどうかの確認を行うことが可能とな
り、このエリア確認に基づいて取付方向が定められる。
【0013】そして、この熱線式検知器は、実使用時に
おいて、発光ダイオード8は消灯させ、フレネルレンズ
板10を矢印B1 の方向に移動させて赤外線検知器の中
心とレンズの中心とを図面上で同じ高さにし、この状態
で検知エリアP’内から発する赤外線をフレネルレンズ
板10を通して赤外線検知器に入射させ、入射する赤外
線の変動量が所定の検知信号を発するようになってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調機の制御方
式は以上のように構成されているので、夏の風呂上がり
や冬の着替えの時など冷温風を直接当てたいときに、空
調機の送風方向や送風量、設定温度を変更する為にいち
いちリモコン等によりわかりにくくむずかしい設定操作
をしなければならないという問題点があった。
【0015】また、人体の存在位置を検知するためには
モータにより赤外線センサーを回転駆動させなければな
らなかった。この様にモータにより赤外線センサーを回
転駆動させた場合、赤外線センサーが振動し誤動作を起
こしたり、また人体検知方法や構成が複雑化し、人体検
知センサーが大きくなったり、コストが高くなるという
課題があった。また、空調機の電源を投入してから、室
温が設定温度に安定するまでの人にとってとても不快な
ものであったり、消し忘れ等から無駄な電力を消費して
いた。
【0016】また、3方向を識別するために3つの赤外
線検出素子が必要で、形状が大型化し、狭いところに設
置することができないし、高価なものになるなどの問題
点があった。
【0017】また、人体検知エリアを変化させる場合に
は人体検知センサーもしくは赤外線検知器を回転させな
ければならす、左右方向調整用軸等の回転機構と人体検
知センサーの回転空間が必要で、デザイン性が低下する
等の問題点があった。
【0018】また人体センサーで人体の有無を検出する
だけで室内の人数に関する情報を考慮しておらず、人の
増加、減少がある場合でも設定風量での空調制御しかで
きず、また風向制御も行われていないため人体に送風さ
れず、空調快適性の面で不十分である。そこで室内の人
の数を検出し、人の数にあわせた風向制御、風量制御が
必要である。また、人体検知方法や構成が複雑であり、
人体検知センサーが大きくなったり、コストが高くなる
などの問題点があった。
【0019】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、わずらわしく難しい設定操作を
行わなくても人の動きに合わせて自動的にかつ快適な空
調機の制御を行うことができ、また、リモコンの設定ボ
タン数も減少させることができる空調機制御装置を得る
ことを目的とする。
【0020】また、赤外線センサーをモータにより回転
駆動させることなく、赤外線センサーを平行に複数個並
べる検知領域を一部重畳させ、判定手段において検知し
たセンサー信号の分析、判定を行う事により人体の存在
方向と空調機から人までの距離を検知する事が出来ると
ともに、構成が簡単で低コストの人体検知センサーを得
ることを目的とする。また、人体検知センサーを空調機
に搭載し、その検知データから人の行動を予測する事
で、人の手を煩わせない自動空調を実現することを目的
とする。
【0021】また、2つの赤外線検出素子で3方向が識
別できると共に、小型、低価格な人体検知センサーを得
ることを目的としており、さらにこの人体検知センサー
に適した構成を提供することを目的とする。
【0022】また人体検知センサーの向きを変化させな
くてもフレネルレンズを微小移動させることにより、検
知エリアを変化させることができ、設置場所の影響を受
けないために検知エリアの確認をする必要がない。また
回転機構、回転空間を必要としないためデザイン性の向
上も図れる人体検知センサーを設置した空気調和機を得
ることを目的とする。
【0023】また空調快適性を向上させるため人体の有
無だけではなく、人の数を検出し、人の数に適応した空
調制御が出来るとともに、構成が簡単で安価な人体検知
センサーを搭載した空気調和機を得ることを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和機の
制御装置は、人体の存在位置を検知するよう、一定の赤
外線検知領域を有する赤外線センサー2個を検知領域が
一部重なるように配置し、赤外線センサーの出力から人
体の存在方向と出力強度から距離を検知する位置検知手
段と、設定温度を変更する設定温度変更手段と、送風方
向及び送風速度を変更する風向及び風速変更手段と、上
記位置検知手段の出力から設定温度変更手段と風向及び
風速変更手段とを制御する主制御手段とを設けたもので
ある。
【0025】請求項2の空気調和機の制御装置は、人体
が輻射する赤外線を検知する複数の赤外線センサーと、
赤外線を上記赤外線センサーに集光するフレネルレンズ
と、上記赤外線センサーの出力信号を増幅する増幅回路
からなる人体検知センサーと、この人体検知センサーの
出力信号の分析を行う信号分析手段と、この信号分析の
分析結果から人の存在位置を検知し、かつ人の行動を予
測する行動予測手段と、この行動予測手段の結果から風
向を制御する風向制御手段と、風量を制御する風量制御
手段と、設定温度を制御する室温制御手段とを設けたも
のである。
【0026】請求項3では複数の赤外線検出素子を備
え、人体から出る赤外線を検出して人体の存在を検出す
る人体検知センサーにおいて、上記複数の検出素子の検
出範囲を部分的に重合させるとともに、この検出素子の
数より多くの検出領域数を持つものである。
【0027】請求項4の人体検知センサーでは、赤外線
を検知する赤外線センサーと、赤外線を赤外線センサー
に集光するフレネルレンズと、赤外線センサーからの信
号を増幅する増幅回路と、人体検知センサーを空調機に
取付ける取付具と、フレネルレンズをスライドさせ、か
つ安定させる案内溝と、上記フレネルレンズの微少移動
を止める止部とを設けたものである。
【0028】請求項5の空気調和機は、赤外線を検知す
るため同一平面上に設置した複数の赤外線センサー、赤
外線を前記赤外線センサーに集光するフレネルレンズ、
前記赤外線センサーの出力信号を増幅する増幅回路から
なる人体検知センサーと、人体検知センサーの出力信号
から人の数を判定する人数判定手段とを備えたものであ
る。
【0029】請求項6の空気調和機は、前記人数判定手
段によって判定された人数により、風向を制御する風向
制御手段と、風量を制御する風量制御手段とを備えたも
のである。
【0030】
【作用】請求項1の空気調和機の制御装置は、位置検知
手段からの信号により人が空調機からある一定距離内に
近づいた場合には自動的に設定温度、送風方向、送風速
度を変更し、人体の存在位置により強めの冷温風を吹き
出す。
【0031】請求項2の空気調和機の制御装置は、赤外
線センサーを検知角度を異にし、検知領域の一部が重畳
するように平行に複数個配設し、その出力信号を判定部
において分析、蓄積し、その結果から人の活動を予想
し、人体の存在確率が高い時には自動的に運転を開始
し、風向、風量、室温を制御する。
【0032】請求項3の人体検知センサーは、2つの赤
外線検出素子の部分的に重なる検出エリアに人体が存在
する場合は、両方の赤外線検出素子が赤外線を検知し、
その他の場合は片方の赤外線検出素子でしか検知しない
ということにより、検知エリアを拡大したものである。
【0033】請求項4の人体検知センサーは、フレネル
レンズを微小移動可能に人体検知センサーに設置し、据
え付け位置により人体検知エリアの変更を可能にする。
【0034】請求項5の空気調和機は、人体検知センサ
ー内に赤外線センサーを同一平面上に複数個配設し、フ
レネルレンズにより複数の領域から赤外線を集光し、そ
の出力信号を分析、判断することにより人の数が検出で
きる。
【0035】請求項6の空気調和機は、前記人数判定手
段より判定された人数により空調制御が行われるので、
風向を制御する風向制御手段、風量を制御する風量制御
手段により空調快適性が向上する。
【0036】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例1を図について説
明する。図1について、12は人体の存在方向と空調機
2からの距離を検知する位置検知手段、2bは空調機2
の主な制御を行う主制御手段、2cは設定温度を変更す
る設定温度変更手段、2dは送風方向を変更する風向変
更手段、2eは送風方向を上下左右に変更可能な風向制
御翼、2fは風向制御翼2eを駆動する風向制御翼駆動
手段、2gは送風速度を変更する風速変更手段、2hは
送風を行う送風機、2iは送風機2hを駆動する送風機
駆動手段である。
【0037】次に実施例1の動作を図2のフローチャー
ト図に従って説明する。ステップ211で位置検知手段
212により人体の存在位置の検知を行う。そして、人
体が空調機2を中心とするある一定距離内に進入したか
どうかをステップ212で判定する。一定距離外であれ
ばステップ211に戻り、再び位置検知手段212によ
る人***置検知の動作を繰り返す。一定距離内であれ
ば、ステップ213で設定温度変更手段2cにより設定
温度を変更する。設定温度の変更に際しては、例えば暖
房の場合には、通常よりやや高めに設定温度の変更を行
い、ドライ・冷房の場合には、通常よりやや低めに設定
温度の変更を行う。そして、ステップ214で風向変更
手段2dにより人体方向に吹き出し方向を変更し、ステ
ップ215で風速変更手段2gにより送風速度を強に変
更する。
【0038】次に、ステップ216でスポット運転が始
まってから何分経過したかを判定する。ある一定時間経
過していたら一連の動作を終了する。一定時間経過して
いない場合には、一定時間経過するまで再びステップ2
12に戻り同様のスポット運転を行う。
【0039】また、図3は位置検知手段12の正面図、
図4は位置検知手段12を横からみた場合の垂直断面
図、図5は位置検知手段12を上からみた場合の水平断
面図で、位置検知手段12は、人体が輻射する赤外線を
検知する赤外線検知センサーL3と赤外線センサーR3
の2個と、赤外線センサーに赤外線を集光するフレネル
レンズ10が2個と、赤外線センサーの出力を増幅する
アンプを実装しているアンプ基板14とからなる。
【0040】図6には、上記位置検知手段を空調機2に
搭載し、室内に設置した場合の平面図を示す。12は位
置検知手段、12aは位置検知手段12により人体の存
在位置を検知可能な位置検知領域で、部屋の左側を検知
する人体検知領域L12と、右側を検知する人体検知領
域R12と、位置検知領域L112と位置検知領域R1
2の重なった人体検知領域C12からなる。赤外線セン
サーL3と赤外線センサーR3はフレネルレンズ10を
用いることにより、それぞれ人体検知領域L12と位置
検知領域R12を持つように配設されている。2つの赤
外線センサーは図6のようにお互いの位置検知エリアが
重なるように空調機2に搭載されている。
【0041】次に表1に従って、位置検知手段12によ
る人***置検知方法を説明する。赤外線センサーL3の
み人体が輻射する赤外線を検知した場合には、人体が位
置検知領域L12に存在すると判定する。赤外線センサ
ーR3のみ人体を検知した場合には、人体が位置検知領
域L12に存在すると判定する。赤外線センサーL3と
赤外線センサーR3が同時に人体を検知した場合には、
人体が位置検知領域C12に存在すると判定する。そし
て、赤外線センサーの出力結果が距離により変化するこ
とを利用する。例えば赤外線センサーが図7の様な特性
を持っていると仮定し、境界値を5Vとすると、赤外線
センサーの出力が5V以上の場合には人体が空調機2か
ら1m以内に進入したと判定する。
【0042】以上のように、人体の存在領域と距離が検
知できることから人体の存在位置が推測できる。
【0043】
【表1】
【0044】実施例2.以下、この発明の実施例2につ
いて説明する。図8は、この発明の構成を示す人体検知
センサーを搭載した空気調和機の正面図である。図8に
おいて、2は空気調和機、3は人体検知センサー、2e
は風向を変更する風向変更翼、2jは吹き出し口であ
る。図9は人体検知センサーの正面図、図10は垂直断
面図、図11は水平断面図である。図において3は人体
検知センサーで、水平に配設し、主に左側からの赤外線
を検知する赤外線センサーL3、主に右側からの赤外線
を検知する赤外線センサーR3、赤外線センサーL3と
赤外線センサーR3に各々左右と中央の3方向から赤外
線を集光するフレネルレンズ10、赤外線センサーの出
力信号の中で人の活動周波数帯(1Hz程度)のみを増
幅する増幅回路13、赤外線センサーとフレネルレンズ
10、増幅回路13を固定するフレーム14、人体検知
センサーを空調機に設置するための取付冶具15からな
る。図12はこの発明の構成を示す人体検知センサーを
搭載した空調機を室内に設置した場合の検知領域を示す
配光図の平面図、図13は正面図、図14は側面図であ
る。16は人体検知センサーが人体を検知可能な人体検
知領域で、人体検知領域A16、人体検知領域B16、
人体検知領域C16、人体検知領域D16、人体検知領
域E16、人体検知領域F16の6つの領域を保有す
る。人体検知領域A16、人体検知領域B16、人体検
知領域C16は、赤外線センサーLが人体検知可能な領
域を示し、人体検知領域D16、人体検知領域E16、
人体検知領域F16は、赤外線センサーR3が人体検知
可能な領域を示している。人体検知領域C16と人体検
知領域D16は双方の赤外線センサーで検知可能なよう
に領域が重畳されている。17は人体検知センサーの人
体検知角度で、人体検知角度A17、人体検知角度B1
7、人体検知角度C17、人体検知角度D17、人体検
知角度E17、人体検知角度F17の6つの検知角度を
有する。人体検知角度A17、人体検知角度B17、人
体検知角度C17は、赤外線センサーLの人体検知角度
を示し、人体検知角度D17、人体検知角度E17、人
体検知角度F17は、赤外線センサーR3の人体検知角
度を示している。人体検知角度C17と人体検知角度D
17は双方の赤外線センサーで検知可能なように検知角
度が重畳されている。
【0045】図15はこの発明の構成を示す人体検知セ
ンサーの制御ブロック図である。18は増幅回路13の
出力信号をA/Dコンバータのインターフェースを行う
入力回路、19は人体検知センサーの出力信号をA/D
変換するA/Dコンバータ、20は人体検知センサー3
の出力信号から人の存在位置を判定する判定部で、取り
込まれた信号の分析を行う分析手段20、分析手段の結
果から人体の存在位置の推定を行う推定手段20からな
る。21は人体を検出した日時と場所を記憶するメモ
リ、22は現在時刻をカウントするタイマ、23は判定
部20と各制御手段とのインターフェースを行う出力回
路、24は推定手段の結果から風向を制御する風向制御
手段、25は風量を制御する風量制御手段、26は設定
温度を制御する室温制御手段である。
【0046】図16は、この発明の人体検知センサーの
波形処理の流れを示す人***置検知のフローチャート図
である。図17は、この発明における人体検知センサー
が人体を検知した場合の赤外線センサーL3の出力信号
と赤外線センサーR3の出力信号である。図18は、こ
の発明における人体検知センサーの出力信号の波形処理
による人体存在位置の判別表である。
【0047】次に図12〜図18を用いて図16に従っ
て動作を説明する。ステップ321において図12〜図
14に示した検知領域を赤外線センサーL3と赤外線セ
ンサーR3で人体検知動作を行う。ステップ322にお
いて赤外線センサーが人体を検知していればステップ3
23に進み、人体を検知していなければステップ321
を繰り返す。人体検知方法は、例えば図17に示すよう
に人体検知センサーの出力信号が、ある境界値(Vth
d)以上である場合は人体を検知したとみなすことによ
って判別できる。もしくは、人体検知センサーの出力信
号の現在のデータと前データとの差を求め、その差があ
る境界値以上であるか否かでも判別できる。次にステッ
プ323では赤外線センサーL3が人体を検知したかど
うかを判断する。そして、ステップ324において検知
した場合にはL3=1とし、検知しなかった場合にはL
3=0とする。ステップ325では赤外線センサーR3
が人体を検知したかどうかを判断する。そして、ステッ
プ326において検知した場合にはR3=2とし、検知
しなかった場合にはR3=0とする。
【0048】次に、ステップ327において人体検知セ
ンサーの出力信号がある境界値(Pthd)以上である
か否かを判別する。出力信号がPthd以上であれば、
ステップ328において、出力信号の周波数の判別を行
う。出力信号の周波数は、図17の最大点の時刻t1と
最小点の時刻t2の差からおおよその周期を求めること
により算出できる。算出した周波数が、ある境界値(f
thd)以下であるか否かを判別する。人の活動周波数
は1Hz程度なので、境界値fthdには、0.5〜
0.8Hz程度を選択する。算出した周波数がfthd
以下であればDIS=0とおく。そして、算出した周波
数がfthd以上であれば、ステップ329において、
出力信号がPthd以上のときはDIS=1とし、出力
信号がPthd以下のときはDIS=0とする。従っ
て、DIR(L3とR3との和)とDISの値から、以
下のことが検知できる。両方のセンサーで同時に検知し
た場合は、人は両方の検知領域の重なった中央方向に存
在し、赤外線センサーL3のみ検知した場合には左方
向、赤外線センサーR3のみ検知した場合には右方向に
人が存在するとみなすことができる。また、出力がPt
hdより大きく、出力信号の周波数がfthd以上で人
の活動周波数帯であった場合には空調機に近い場所に人
が存在するとみなすことができる。よって、図18に示
すように空調機からの方向と距離が判別でき、室内にお
ける人体の存在位置が検知できる。最後に、ステップ3
30において、DIR(L3とR3との和)とDISの
データと人体を検知した日時がメモリに蓄積される。
【0049】実施例3.図19は、この発明における実
施例3による空気調和機の制御装置を示すフローチャー
ト図である。図20は、この発明における人体検知セン
サーが、1日に人体を検知した回数を30分毎の時間帯
別に表した時間帯別人体検知回数である。(a)は今日
の予想人体検知回数、(b)は今日の人体検知回数、
(c)は1週間後の予想人体検知回数である。次に図1
5ないし図20を参照しながら図19に沿って動作を説
明する。ステップ431では、人体検知動作を行う。そ
の結果、ステップ432において、人体を検知したかど
うかを判定する。人を検知していなければ、ステップ4
33において1日分の人体検知データを他のデータと区
別して格納し、1週間分を蓄積する。そして、ステップ
434において本空調を開始する。送風方向は、人体を
検知した場所方向である。次に、ステップ435におい
て予想人体検知データがある境界値(Cthd)以上の
場合は人の存在確率が高いと予想し、Cthd以下の場
合は人の存在確率が低いと予想する。ステップ435に
おいて存在確率が高いと予想されたときには、ステップ
436において人体検知予想時刻の30分前であるかど
うかを判断を行い、予想時刻の30分前になると、ステ
ップ437において予備空調を開始する。送風方向は、
予想データで最も検知回数の多い場所方向とする。
【0050】ステップ435において存在確率が低いと
予想されたときには、ステップ438において現在の空
調モードの判別が行われる。現在本空調中であれば、ス
テップ437において30分間の予備空調を開始する。
現在予備空調中、もしくは停止中であればステップ44
0において予備空調を停止する。ステップ439におい
て予備空調を開始してから、30分経過したかどうかが
判別される。30分経過するとステップ440において
予備空調を停止する。
【0051】また、上述の予想人体検知データの算出方
法は以下の通りである。人体検知センサーにより実際に
検知された人体の検知データと検知時刻データがステッ
プ433において逐次メモリに蓄積される。メモリに蓄
積されたデータは、図20のような30分毎の存在位置
別人体検知回数の時系列データに加工し、再度メモリに
日時と共にデータが記憶される。図20(b)の記憶さ
れた実測データは、図20(a)の1週間前に予想した
人体検知データに加算され平均化し、予想値が算出され
る。この時、図20(c)のように予想データに重み付
けをし平均化すると実測の人体検知データの予想値への
影響を変化させることが可能となる。例えば図20
(c)では、予想データには実測データに対して2対1
の重み付けを付している。その結果がある境界値(Ct
hd)以上の場合は人の存在確率が高いと判断し、境界
値(Cthd)以下の場合は人の存在確率が低いと判断
する。図20(c)では、例えばCthdを5回に取っ
ている。
【0052】実施例4.なお、実施例3では1週間毎の
予想を行っているが、データの整理方法により、次の日
や一ケ月毎、一年毎の人体検知予想も可能である。
【0053】実施例5.なお、実施例3では実測データ
のみをもとに予想データを作成しているが、メモリの内
容を入力、編集可能なようにデータ入力手段を設けても
よい。
【0054】実施例6.以下、この発明の実施例6を図
について説明する。図21において、空調機2には、2
つの赤外線検知素子を持つ人体検知センサー3が設けら
れており、部屋の内部をA,B,Cの3区画に分割する
ように配置されている。人体検知センサー3は、部屋の
内部に人間27が存在すれば人体が放射する赤外線5を
検知しA,B,Cのどのエリアに存在するか判別し、そ
のエリアを空調機2が空調制御するようにする。図22
は人体検知センサー3を詳細に説明する図である。人体
検知センサー3には2つの赤外線検知素子L3,R3が
ある角度をもって取り付けられており、互いの検出エリ
アは部分的に重なるように配置されて、赤外線検知素子
L3のみが検出するエリアをA、赤外線検知素子R3の
みが検出するエリアをB、赤外線検知素子とR3の両方
が同時に検出するエリアをCとする。
【0055】次に動作について説明する。図21に於い
てルームエアコンといわれる空調機2が取り付けられる
部屋の広さは通常8〜12畳であり、この程度の広さに
4人以上の人間が入れば、部屋全体にわたって使われる
場合が多い。しかし1〜3人の少人数で部屋を使う場合
は、部屋の部分に片寄って使用する場合も多い。さらに
空調機2の制御範囲を考慮すると、へやを右側、中央
部、左側の3分割程度が妥当であり、部分毎に空調制御
するほうが効率的で快適で、また省エネにもなる。部屋
に人間が入ってくると人体検知センサー3が人体を検知
し、同時に人数をカウントする。また図23に示すよう
に検知エリアの人数によって人体検知センサー3の検知
レベルは変化するので、そのエリアに存在する人数も検
知できる。次に人体検知センサー3がカウントした部屋
に存在する人数をnとし、赤外線検知素子L3が検知し
た信号をa、赤外線検知素子R3が検知した信号をbと
して分類し人間の配置を推定してみると図24に示すよ
うになる。つまり赤外線検知素子が検知した人数がn人
で、赤外線検知素子R3が検知した人数が0人(a=n
かつb=0)ならAのエリアにしか人はいない。同様に
赤外線検知素子L3が検知した人数が0人で、赤外線検
知素子R3が検知した人数がn人(a=0かつb=n)
ならBのエリアにしか人はいない。次に赤外線検知素子
L3と赤外線検知素子R3が検知した人数がともにn人
(a=b=n)の時には、Cのエリアにしか人はいな
い。次に赤外線検知素子L3が検知した人数がn人で、
赤外線検知素子R3が検知した人数がn人より少ないと
き(a=nかつ0<b<n)の時にはAとCのエリアに
人が存在する。同様に赤外線検知素子R3が検知した人
数がn人で、赤外線検知素子L3が検知した人数がn人
より少ないとき(b=nかつ0<a<n)の時にはBと
Cのエリアに人が存在する。これ以外の場合には、存在
する人たちが部屋全体に分散していることになる。
【0056】次にこの動作の流れを図25のフローチャ
ート図に従って説明する。ステップ101でプログラム
がスタートするとステップ102で、人数をカウントす
る。ステップ103でもし人が存在しなければステップ
107へ行き、人が存在しない場合の処理(この場合は
OFF)をする。ステップ103でn≠0、つまり人が
存在するならば以下のルーチンで、部屋1のどのエリア
に人がいるのかを推定する。まずステップ104にてa
=nであればステップ105にてb=nかどうか判断
し、YESならa=b=nとなってステップ106でC
NOエリアのみに人が居ると判断する。またステップ1
05にてb≠nならステップ108にてb=0かどうか
判断する。YESならステップ109にてAのみに人が
いると判断する。又ステップ108にてb≠0であれば
ステップ110にてAとCに人がいると判断する。さら
にステップ104でa≠nならばステップ111にいき
b=nであればステップ112にてaが0か否か判断し
YESならばステップ113においてBのエリアにのみ
人がいると判断し、NOならばステップ114において
BとCに人がいると判断できる。そしてステップ111
においてb≠nであれば全ての領域に人がいることにな
りステップ115でA,B,Cの所に人がいると判断す
る。最後にこれらの条件判断の結果を持ってステップ1
16で制御信号を出力して最初の所にフィードバックす
る。
【0057】実施例7.図26は人体検知センサー3の
実施例7である。この場合は平らな基板に2つの赤外線
検出素子L3,R3が配置されておりその間に仕切板6
がある。このため赤外線は、仕切板6の影響を受けてあ
る角度をもって入力してくる。その結果図2の時と同様
にA,B,Cの3区画が形成される。
【0058】実施例8.図27は人体検知センサーの実
施例6である。この場合も平らな基板に2つの赤外線検
出素子L3とR3が配置されている。10はフレネルレ
ンズである。フレネルレンズ10は細かい溝を刻んだレ
ンズで、入射光の屈折角を自由に選択設計できるので図
2の時と同様にA,B,Cの3区画が形成される。
【0059】実施例9.以下、この発明の実施例9を図
について説明する。図28は人体検知センサーの正面
図、図29は垂直断面図、図30は水平断面図である。
図31において(a)は、この発明の実施例7によるフ
レネルレンズを中央に設置した場合の人体検知センサー
の水平断面図と人体検知エリア、(b)はフレネルレン
ズを右端に設置した場合の人体検知センサーの水平断面
図と人体検知エリアを示す。図32は、この発明の実施
例7の空調機を部屋に設置した場合の部屋の水平断面図
と人体検知エリア図である。(a)は空調機を部屋の左
角に設置した場合、(b)は空調機を部屋の中央に設置
した場合、(c)は空調機を部屋の右角に設置した場合
である。3は、人体が輻射する赤外線を検知することに
より、人体を検知する人体検知センサーで、赤外線を検
知する赤外線センサー3と、赤外線を赤外線センサー3
に集光するフレネルレンズ10と、赤外線センサー3を
固定し、赤外線センサー3からの微小信号を増幅する増
幅回路基板15aと、回路基板15aを固定するフレー
ム14と、人体検知センサー3を空調機に取り付ける取
付冶具15と、フレネルレンズ10を横方向にスライド
させるための横方向案内溝14bと、縦方向に安定させ
るための縦方向案内溝14cと、フレネルレンズ10の
スライドを止めるためのレンズ止め凹部10aとレンズ
止め凸部10bから成る。2は空調機、3cは人体検知
センサー3が人体を検知可能な検知エリア、3dは人体
検知センサー3が人体を検知不可能な非検知エリアであ
る。
【0060】図31のように、フレーム14の先端部に
フレネルレンズ10幅の横方向案内溝14aが彫られて
いる。案内溝14aは、縦方向はフレネルレンズ10と
ほぼ同じ長さで、横方向はフレネルレンズ10が横方向
に微小変位可能な程度の長さである。その横方向案内溝
14aと縦方向案内溝14bに赤外線を集光するフレネ
ルレンズ10が設置されている。フレネルレンズ10か
ら赤外線センサーL3までの距離は常にフレネルレンズ
10の焦点距離に保たれている。図31(a)のように
フレネルレンズ10をフレーム14の左側に設置した場
合、人体を検知可能な検知エリア3cは人体検知センサ
ー1の右側方向である。したがって、図32(a)のよ
うに空調機2aを部屋の左側に設置した場合でも部屋の
中央部を検知エリア3cで覆っている。非検知エリアは
空調機を設置した壁とその付近のみである。図31
(b)のようにフレネルレンズ10をフレーム14の中
央に設置した場合、人体を検知可能な検知エリア3cは
人体検知センサー1の正面方向である。したがって図3
2(b)のように空調機2を部屋の中央部に設置した場
合でも部屋の中央部を検知エリア3cで覆っている。非
検知エリア3dは、空調機の両サイド方向とその付近で
ある。図31(b)のようにフレネルレンズ10をフレ
ーム14にあたり、レンズ止めにより止まるまで右側に
微小変位させて設置した場合、人体を検知可能な検知エ
リア3cは人体検知センサー3の右斜め方向になる。し
たがって、図32(c)のように空調機2を部屋の右側
に設置した場合でも部屋の中央部を検知エリア3cで覆
っている。非検知エリア3dは空調機2を設置した壁と
その付近のみである。
【0061】実施例10.以下、この発明の実施例10
について説明する。図33は、この発明の構成を示す人
体検知センサーを搭載した空気調和機の正面図である。
図1において、3は人体検知センサー、2は空気調和機
の室内機、2eは風向を変更する風向制御翼、2jは吹
き出し口である。
【0062】図34は人体検知センサー3の正面図
(a)、正面図(a)に対する垂直断面図(b)、正面
図(a)に対する水平断面図(c)である。図34にお
いて3は人体検知センサーで、水平に配設し、主に左側
からの赤外線を検知する赤外線センサーL3、主に右側
からの赤外線を検知する赤外線センサーR3、赤外線セ
ンサーL3と赤外線センサーR3に各々左右と中央の3
方向から赤外線を集光するフレネルレンズ10、赤外線
センサー3の出力信号の中で人の活動周波数帯(1Hz
程度)のみを増幅する増幅回路13、赤外線センサー3
とフレネルレンズ10、増幅回路13を固定するフレー
ム14、人体検知センサー3を空調機に設置するための
取付冶具15からなる。
【0063】図35はこの発明の実施例10による人体
検知センサーの制御構成ブロック図である。18は増幅
回路13の出力信号を受ける入力回路、19は入力回路
18の出力をA/D変換するA/Dコンバータ、20は
前A/Dコンバータ19の出力を受けて人の数を判定す
る人数判定部で、取り込まれた信号の分析を行う分析手
段20a、分析手段20aの結果から人の数の推定を行
う推定手段20bからなる。21はデータを記憶するメ
モリであり、非検知時間を記憶するメモリ21aと人数
判断結果を記憶するメモリ21bからなる。22は現在
時刻をカウントするタイマ、23は人数判定部20と各
制御手段とのインターフェースを行う出力回路、24は
人数判定部20の結果から風向を制御する風向制御手
段、2eは風向制御手段24によって制御されるルーバ
ー、25は人数判定部20の結果から風量制御する風量
制御手段、2hは風量制御手段25によって制御される
ファンである。
【0064】図36は、この発明の人体検知センサーの
信号処理の流れを示す非検知時間検出のフローチャート
図である。
【0065】図37は、この発明の人体検知センサーの
信号処理の流れを示す人数判別のフローチャート図であ
る。
【0066】図38は、この発明における人体検知セン
サーの1分間の人の有無の状態とその経過時間を示す図
である。
【0067】図39は、この発明の人体検知センサーを
利用した、具体的な空気調和機の運転制御を示すフロー
チャート図である。
【0068】図8は、この発明における左右赤外線セン
サーL3,R3のそれぞれの人数判別結果を合わせた人
数判別表である。
【0069】次に図38を用いて図36、37に従って
動作を説明する。まず、ここで人数検出の原理を説明し
ておく。人数検出を行うために、1分間での非検知時間
の検出を行う。非検知時間は1分間で人体を検知してい
ない時間であり、例えば図38で、赤外線センサーL3
の1分間での非検知時間はa,b,cの非検知時間を加
算したものとなり、赤外線センサーR3の1分間の非検
知時間はd,e,f,g,hの非検知時間を加算したも
のとなる。よって人数が多いと左右赤外線センサーL
3,R3からの出力信号が多くなり非検知時間が短くな
る。また人数が少ないと左右赤外線センサーL3,R3
からの出力信号が少なくなり非検知時間が長くなる。そ
して、非検知時間の長さにより人数判断を行うことによ
る。
【0070】図36は非検知時間を検出するフローチャ
ート図であり、例えば20ms毎に非検知時間検出の割
り込みを行うと仮定する。図36において、ステップ6
01は、変数Xに1を代入し赤外線センサーL3の非検
知時間の算出を行うことを示す。ステップ602におい
て、左右赤外線センサーL3、R3で人体を検知したか
否かを判断する。人体が検知されなければステップ60
3で非検知時間(NINZUU[x])のカウントを行
う。このときNINZUU[1]では赤外線センサーL
3、NINZUU[2]では赤外線センサーR3の非検
知時間をカウントする。そして、人体検知が行われれば
ステップ604に進む。ステップ604においてX=2
でなければ、赤外線センサーR3の非検知時間が検出さ
れてないとみなし、ステップ605でXに1を加算す
る。X=2であれば、左右の赤外線センサーL3,R3
が非検知時間を検出したとみなし、ステップ606で非
検知時間のデータをメモリ21aに格納する。
【0071】次に図37は、図36において算出された
非検知時間により人数判断を行フローチャート図であ
り、60s毎に割り込みをかけると仮定する。ステップ
607において、ステップ606でメモリ21aに格納
したデータをロードする。そしてステップ608で変数
Xに1を代入し赤外線センサーL3の出力信号の分析開
始を宣言する。そしてステップ609において、算出し
た非検知時間がある人数境界値(mthd1)以上であ
るか否かを判別する。算出し非検知時間が人数境界値
(mthd1)以下の場合、ステップ611においてH
ANDAN[X]=4(多人数)とし人数境界値(mt
hd1)以上の場合(STEP10)を行う。ステップ
610において、算出した非検知時間が人数境界値(m
thd2)以上であるか否かを判別する。算出した非検
知時間が人数境界値(mthd2)以下の場合ステップ
612においてHANDAN[X]=2(少人数)と
し、人数境界値(mthd2)以上の場合、ステップ6
13においてHANDAN[X]=1(人がいない)と
する。次にステップ614でX=2でなければ赤外線セ
ンサーL3のみの人数を検出したとみなし、ステップ6
15に進みステップ615ではXの値に1を加算し、つ
ぎに赤外線センサーR3での人数の検出を行う。また、
X=2であれば左右の赤外線センサーL3,R3の人数
を検出したとみなしステップ616へ進む。ステップ6
16において左右赤外線センサーL3,R3を合わせた
人数判断で空調制御判断を行うためにHANDAN
[1](赤外線センサーL3の人数)とHANDAN
[2](赤外線センサーR3の人数)の結果を加算す
る。最後にステップ617において左右の赤外線センサ
ーL3,R3合わせた人数判断のデータがメモリ21b
に蓄積される。
【0072】次に本発明を利用した具体的な空気調和機
の空調運転制御について図39と図40によって説明す
る。図39は空気調和機の空調運転制御を示すフローチ
ャート図である。図39において、ステップ618でメ
モリ21bより左右赤外線センサーL3,R3をあわせ
て人数判断したデータをロードする。人数判断は、例え
ば図40の左右赤外線センサーL3,R3を合わせた人
数判別表に示すように、加算した結果が2であれば人が
いない、3であれば左右どちらか一方に少人数、4であ
れば左右どちらにも少人数、5であれば左右どちらかに
一方に多人数、6であれば左右どちらかが多人数もう一
方が少人数、8であれば左右どちらとも多人数であると
判断する。そしてステップ619でZ=2(人がいな
い)であるか否かを判断する。人数がZ=2であればス
テップ620で空調運転を停止し、人数Z=2でなけれ
ばステップ621で空調運転を開始する自動運転停止、
自動運転開始制御を行う。ステップ621により運転が
開始されるとステップ622で、Z=奇数(左右どちら
か一方にだけ人がいる)であるか否かを判断する。人数
Z=奇数であれば、ステップ623に進み、人数Z=奇
数でなければステップ626に進む。ステップ623で
は、Z=3(左右どちらか一方のみで少人数)であるか
否かを判別する。Z=3であればステップ624に進み
Z=3でなければステップ625を行う。ステップ62
4ではスポット1空調を行う。これはルーバー2eを左
右どちらか人のいる方向に設定し、少人数の場合ファン
2hによる室内の騒音を和らげるためにファン速を落と
し風量を下げる制御を行う。またステップ625ではス
ポット2空調を行う。これはルーバー2eを左右どちら
か人のいる方向に設定し、多人数の場合ファン2hによ
る室内の騒音が気にならないと判断しファン速を上げ風
量を上げる制御を行う。ステップ626ではワイド空調
を行う。これはルーバー2eを右に(NANDAN
[1]/Z)*60秒間停止させ、そのあと左に(NA
NDAN[2]/Z)*60秒間停止させ、更に部屋に
いる人が多人数で、ファン2hによる騒音が気にならな
いと判断し風量を上げてファン速を上げる制御である。
【0073】
【発明の効果】請求項1の空気調和機の制御装置は、人
体の存在位置を検知するよう、一定の赤外線検知領域を
有する赤外線センサー2個を検知領域が一部重なるよう
に配置し、赤外線センサーの出力から人体の存在方向と
出力強度から距離を検知する位置検知手段と、設定温度
を変更する設定温度変更手段と、送風方向及び送風速度
を変更する風向及び風速変更手段と、上記位置検知手段
の出力から設定温度変更手段と風向及び風速変更手段と
を制御する主制御手段とを設けた構成にしたから、わず
らわしい設定操作を行わなくても、人の動きに合わせて
自動的にスポット運転が行われ、快適で且つ便利な空調
機制御方式が得られる効果がある。
【0074】請求項2の空気調和機の制御装置は、人体
が輻射する赤外線を検知する複数の赤外線センサーと、
赤外線を上記赤外線センサーに集光するフレネルレンズ
と、上記赤外線センサーの出力信号を増幅する増幅回路
からなる人体検知センサーと、この人体検知センサーの
出力信号の分析を行う信号分析手段と、この信号分析の
分析結果から人の存在位置を検知し、かつ人の行動を予
測する行動予測手段と、この行動予測手段の結果から風
向を制御する風向制御手段と、風量を制御する風量制御
手段と、設定温度を制御する室温制御手段とを設けた構
成にしたから、駆動部を用いずに、赤外線センサーを平
行に配設し装置が安価にでき、容易に人体の存在位置が
検知できると共に、空調機の電源投入時から定常状態に
いたるまでの不快感が無くなり、わずらわしいタイマの
設定操作からも開放される効果を有する。
【0075】請求項3の人体検知センサーは、複数の赤
外線検出素子を備え、人体から出る赤外線を検出して人
体の存在を検出する人体検知センサーにおいて、上記複
数の検出素子の検出範囲を部分的に重合させるととも
に、この検出素子の数より多くの検出領域数を持つ構成
にしたので、3区画の検出エリアを持つことができる。
つまり赤外線検出素子の数より多くの検出エリアを持つ
ことができることになる。また素子の数が少ないので、
部品点数が削減でき、低価格になる、小型・軽量化でき
る。信頼性が向上する等の効果が得られる。
【0076】請求項4の人体検知センサーは、赤外線を
検知する赤外線センサーと、赤外線を赤外線センサーに
集光するフレネルレンズと、赤外線センサーからの信号
を増幅する増幅回路と、人体検知センサーを空調機に取
付ける取付具と、フレネルレンズをスライドさせ、かつ
安定させる案内溝と、上記フレネルレンズの微少移動を
止める止部とを設けた構成にしたので、人体検知センサ
ーの回転機構や回転空間が不必要になり、また、デザイ
ン性も向上する。
【0077】請求項5の空気調和機は、赤外線を検知す
るため同一平面上に設置した複数の赤外線センサーと、
赤外線を前記赤外線センサーに集光するフレネルレンズ
と、前記赤外線センサーの出力信号を増幅する増幅回路
からなる人体検知センサーと、この人体検知センサーの
出力信号から人の数を判定する人数判定手段とを備えた
構成にしたので、人体検知センサーの構成も簡単で安価
にできる効果がある。
【0078】請求項6の空気調和機は、赤外線を検知す
るため同一平面上に設置した複数の赤外線センサーと、
赤外線を前記赤外線センサーに集光するフレネルレンズ
と、前記赤外線センサーの出力信号を増幅する増幅回路
からなる人体検知センサーと、この人体検知センサーの
出力信号から人の数を判定する人数判定手段と、この人
数判定手段より判定された人数により、多人数の方向に
長時間風向を向けるように風向を制御する風向制御手段
と、多人数の場合風量を上げ少人数の場合風量を下げる
ように風量を制御する風量制御手段とを備えた構成にし
たので空調快適性が向上する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和機の制御装
置を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1の制御フローチャート図で
ある。
【図3】この発明の実施例1の位置検知手段を示す正面
図である。
【図4】この発明の実施例1の位置検知手段を示す側面
断面図である。
【図5】この発明の実施例1の位置検知手段を示す水平
断面図である。
【図6】この発明の実施例1の位置検知手段を搭載して
示す説明図である。
【図7】この発明の実施例1の位置検知手段の特性図で
ある。
【図8】この発明の実施例2の空気調和機の制御装置を
示す正面図である。
【図9】この発明の実施例2の人体検知センサーを示す
正面図である。
【図10】この発明の実施例2の人体検知センサーを示
す側面断面図である。
【図11】この発明の実施例2の人体検知センサーを示
す水平断面図である。
【図12】この発明の実施例2の人体検知センサーの検
知領域を示す平面説明図である。
【図13】この発明の実施例2の人体検知センサーの検
知領域を示す正面説明図である。
【図14】この発明の実施例2の人体検知センサーの検
知領域を示す側面説明図である。
【図15】この発明の実施例2の制御ブロック図であ
る。
【図16】この発明の実施例2による人体検知センサー
のフローチャート図である。
【図17】この発明の実施例2の人体検知センサーを示
す出力波形図である。
【図18】この発明の実施例2の人体検知センサーの位
置判別説明図である。
【図19】この発明の実施例3による制御フローチャー
ト図である。
【図20】この発明の実施例3による人体検知センサー
の検知回数をまとめた説明図である。
【図21】この発明の実施例4による人体検知センサー
を示す説明図である。
【図22】この発明の実施例4による人体検知センサー
を示す構造図である。
【図23】この発明の実施例4による人体検知センサー
の特性図である。
【図24】この発明の実施例4による人体検知センサー
を利用して得る人間配置推定説明図である。
【図25】この発明の実施例4の動作フローチャート図
である。
【図26】この発明の実施例5による人体検知センサー
を示す構造図である。
【図27】この発明の実施例6による人体検知センサー
を示す構造図である。
【図28】この発明の実施例7による人体検知センサー
を示す正面図である。
【図29】この発明の実施例7による人体検知センサー
を示す側面図である。
【図30】この発明の実施例7による人体検知センサー
を示す水平断面図である。
【図31】この発明の実施例7による人体検知センサー
の人体検知エリアを示す説明図である。
【図32】この発明の実施例7による人体検知センサー
を室内に設置した状態の人体検知エリアを示す説明図で
ある。
【図33】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーを搭載した空気調和機の正面図である。
【図34】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーの構成を示す正面図、垂直断面図及び、水平断面図で
ある。
【図35】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーの制御構成ブロック図である。
【図36】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーの信号処理の流れを示す非検知時間検出のフローチャ
ート図である。
【図37】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーの信号処理の流れを示す人数判断のフローチャート図
である。
【図38】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーの1分間の人の有無の状態とその経過時間を示す図で
ある。
【図39】この発明の実施例10による人体検知センサ
ーを利用した具体的な空気調和機の運転制御を示すフロ
ーチャート図である。
【図40】この発明の実施例10による空気調和機の左
右の赤外線センサー1a,1bを合わせた人数判別結果
を示す図である。
【図41】従来の空気調和機の制御装置を示すブロック
図である。
【図42】図41の制御フローチャート図である。
【図43】第2従来例である人体検知センサーを示す断
面図である。
【図44】第3従来例である人体検知センサーを備えた
空気調和機の正面図である。
【図45】第3従来例である人体検知センサーを示す正
面図である。
【図46】第3従来例である人体検知センサーを示す水
平断面図である。
【図47】第3従来例である人体検知センサーを搭載し
た空気調和機を設置した状態を示す説明図である。
【図48】第4従来例である人体検知センサーを示す側
面断面図である。
【符号の説明】
2b 主制御手段 2c 設定温度変更手段 2g 風速変更手段 3 人体検知センサー L3 人体検知センサーL R3 人体検知センサーR 10 フレネルレンズ 10a レンズ止め凹部 10b レンズ止め凸部 12 位置検知手段 13 増幅回路 14a 案内溝 15 取付具 20a 信号分析手段 20b 推定手段 24 風向制御手段 26 室温制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼倉 弘 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社生活システム研究所内 (72)発明者 福田 正彦 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社生活システム研究所内 (72)発明者 飯尾 幸司 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 重黒木 秀憲 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の存在位置を検知するよう、一定の
    赤外線検知領域を有する赤外線センサー2個を検知領域
    が一部重なるように配置し、赤外線センサーの出力から
    人体の存在方向と出力強度から距離を検知する位置検知
    手段と、設定温度を変更する設定温度変更手段と、送風
    方向及び送風速度を変更する風向及び風速変更手段と、
    上記位置検知手段の出力から設定温度変更手段と風向及
    び風速変更手段とを制御する主制御手段とを設けたこと
    を特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 人体が輻射する赤外線を検知する複数の
    赤外線センサーと、赤外線を上記赤外線センサーに集光
    するフレネルレンズと、上記赤外線センサーの出力信号
    を増幅する増幅回路からなる人体検知センサーと、この
    人体検知センサーの出力信号の分析を行う信号分析手段
    と、この信号分析の分析結果から人の存在位置を検知
    し、かつ人の行動を予測する行動予測手段と、この行動
    予測手段の結果から風向を制御する風向制御手段と、風
    量を制御する風量制御手段と、設定温度を制御する室温
    制御手段とを設けたことを特徴とする空気調和機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の赤外線検出素子を備え、人体から
    出る赤外線を検出して人体の存在を検出する人体検知セ
    ンサーにおいて、上記複数の検出素子の検出範囲を部分
    的に重合させるとともに、この検出素子の数より多くの
    検出領域数を持つことを特徴とする人体検知センサー。
  4. 【請求項4】 赤外線を検知する赤外線センサーと、赤
    外線を赤外線センサーに集光するフレネルレンズと、赤
    外線センサーからの信号を増幅する増幅回路と、人体検
    知センサーを空調機に取付ける取付具と、フレネルレン
    ズをスライドさせ、かつ安定させる案内溝と、上記フレ
    ネルレンズの微少移動を止める止部とを設けたことを特
    徴とする人体検知センサー。
  5. 【請求項5】 赤外線を検知するため同一平面上に設置
    した複数の赤外線センサーと、赤外線を前記赤外線セン
    サーに集光するフレネルレンズと、前記赤外線センサー
    の出力信号を増幅する増幅回路からなる人体検知センサ
    ーと、この人体検知センサーの出力信号から人の数を判
    定する人数判定手段とを備えた事を特徴とする空気調和
    機。
  6. 【請求項6】 赤外線を検知するため同一平面上に設置
    した複数の赤外線センサーと、赤外線を前記赤外線セン
    サーに集光するフレネルレンズと、前記赤外線センサー
    の出力信号を増幅する増幅回路からなる人体検知センサ
    ーと、この人体検知センサーの出力信号から人の数を判
    定する人数判定手段と、この人数判定手段より判定され
    た人数により、多人数の方向に長時間風向を向けるよう
    に風向を制御する風向制御手段と、多人数の場合風量を
    上げ少人数の場合風量を下げるように風量を制御する風
    量制御手段とを備えた事を特徴とした空気調和機。
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