JPH05183884A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JPH05183884A
JPH05183884A JP4000756A JP75692A JPH05183884A JP H05183884 A JPH05183884 A JP H05183884A JP 4000756 A JP4000756 A JP 4000756A JP 75692 A JP75692 A JP 75692A JP H05183884 A JPH05183884 A JP H05183884A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】例えば2−3プルダウン方式で形成されたテレ
シネ映像信号に対する走査線変換処理をする際、誤った
動き検出による解像度低下や画像ずれ等を防止する。 【構成】入力映像信号Vinをメモリ8,9及びスイッチ
回路10からなる順次走査変換手段で順次走査変換をす
る。メモリ3,4及び減算器2で形成される1フレーム
間差信号SDFを2−3プルダウン方式のテレシネ映像信
号の検出回路5に供給する。映像信号Vin がテレシネ
映像信号であるとき、検出回路5より制御信号発生回路
7に信号STCが供給される。このとき、スイッチ回路1
1より出力される順次走査化された映像信号をスイッチ
回路11を介して走査線変換回路12に供給し、動き検
出をすることなく常に静止画処理によって走査線変換を
する。映像信号Vinがテレシネ映像信号であるとき、動
き検出をしないため、誤った動き検出による解像度低下
や画像ずれ等を回避し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映画フィルムより2
−3プルダウン方式で形成されたテレシネ映像信号に対
して複数の走査線信号を使用した処理をするのに適用し
て好適な映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のテレビジョン方式(NTSC方
式)では、飛び越し走査により1フレームを2フィール
ドに分けて伝送しており、毎秒30フレーム(60フィ
ールド)の像数である。これに対して、16mmや35
mm等の標準映画フィルムは毎秒24コマである。この
映画フィルムより映像信号(テレシネ映像信号)を形成
する方式として、従来2−3プルダウン方式が知られて
いる。
【0003】2−3プルダウン方式においては、n番目
のフィルムについては3フィールド(3/60秒)毎に
コマ送りされ、n+1番目のフィルムについては2フィ
ールド(2/60秒)毎にコマ送りされ、フィルム2コ
マと映像信号の5フィールドとが対応させられる。その
ため、2−3プルダウン方式で形成されたテレシネ映像
信号は、同一フィルムから形成された3フィールドの映
像信号と2フィールドの映像信号が交互に繰り返された
ものとなる。
【0004】例えば、図11に示すように、第1コマよ
りNo.1〜3のフィールドが形成され、第2コマより
No.4,5のフィールドが形成され、第3コマよりN
o.6〜8のフィールドが形成され、第4コマよりN
o.9,10のフィールドが形成される。以下、これの
繰り返しとなる。
【0005】ところで、高品位テレビジョン方式とし
て、いわゆるハイビジョン方式が提案されている。ハイ
ビジョン方式においては、走査線数が1125本/フレ
ーム、フィールド周波数が60Hz、インターレース比
が2:1、アスペクト比が16:9である。これに対し
て、NTSC方式においては、走査線数が525本/フ
レーム、フィールド周波数が60Hz、インターレース
比が2:1、アスペクト比が4:3である。
【0006】ここで、ハイビジョンのプログラムを現行
のテレビ放送(例えばNTSC方式)で使用するケース
も考えられる。そこで従来、例えばハイビジョン方式か
らNTSC方式への方式変換が提案されている。この方
式変換における走査線変換(ダウンコンバート)の一例
について説明する。
【0007】静止画であるときには、図12Aに示すよ
うな562.5本/フィールドのハイビジョン方式の奇
偶フィールドの映像信号の双方を使用して、同図Bに示
すような1125本/フレームの順次走査方式の映像信
号が形成される。この1125本/フレームの映像信号
より重み付け処理によって、同図Cに示すような525
本/フレームの順次走査方式の映像信号が形成される。
そして、この525本/フレームの映像信号より同図D
に示すような262.5本/フィールドのNTSC方式
の奇偶フィールドの映像信号が形成される。この場合、
ハイビジョン方式の奇偶フィールドの映像信号の双方を
使用してNTSC方式の奇偶フィールドの映像信号が形
成され、高解像度の映像信号が得られる。
【0008】これに対して、動画であるときは、図13
Aに示すような562.5本/フィールドのハイビジョ
ン方式の映像信号の奇偶フィールドの映像信号をそれぞ
れ重み付け処理することで、同図Bに示すような26
2.5本/フィールドのNTSC方式の奇偶フィールド
の映像信号が形成される。この場合、ハイビジョン方式
の奇偶フィールドの映像信号のそれぞれを使用してNT
SC方式の奇偶フィールドの映像信号が形成され、画像
ずれが防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに画像が静止画であるか動画であるかによってダウン
コンバートの処理を違えるには画像の動きを検出する必
要がある。誤った動き検出をするときには、静止画の映
像信号に動画処理をして解像度を劣化させたり、あるい
は動画の映像信号に静止画処理をして画像ずれを発生さ
せたりする不都合があった。このことは、ハイビジョン
方式の映像信号が上述した2−3プルダウン方式で形成
されたテレシネ映像信号であっても同様であった。
【0010】そこで、この発明では、例えば2−3プル
ダウン方式で形成されたテレシネ映像信号に対する走査
線変換処理をする際、誤った動き検出による解像度低下
や画像ずれ等の画質劣化を防止するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力映像信
号が映画フィルムより2−3プルダウン方式で形成され
たテレシネ映像信号であるか否かを判別する信号判別手
段と、入力映像信号を順次走査方式に変換する順次走査
変換手段と、複数の走査線信号を使用した処理を行なう
信号処理手段とを備え、信号判別手段で上記テレシネ映
像信号であると判別されるとき、入力映像信号を順次走
査変換手段で順次走査方式に変換した後に信号処理手段
に供給するものである。
【0012】
【作用】上述構成においては、入力映像信号が2−3プ
ルダウン方式で形成されたテレシネ映像信号であるとき
は、入力映像信号が順次走査方式の映像信号とされて信
号処理手段に供給される。そのため、信号処理手段で例
えば走査線変換処理が行なわれるときは、画像の動きを
検出することなく、従来静止画に対して行なわれていた
と同様の処理を行なうことができ、誤った動き検出によ
る解像度低下や画像ずれ等の画質劣化を回避し得る。
【0013】この場合、順次走査変換手段において、映
画フィルムの同一コマより形成された奇偶フィールドの
映像信号より順次走査方式の映像信号が形成されるもの
とすれば、動画であっても走査線変換処理によって画像
ずれが生じることはない。
【0014】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、ハイビジョン方式から
NTSC方式に走査線変換(ダウンコンバート)する例
である。
【0015】同図において、入力端子1にはハイビジョ
ン方式の映像信号Vinが供給される。映像信号Vinは直
接減算器2に供給されると共に、遅延回路(1フレーム
期間の遅延時間)を構成するフィールドメモリ3,4の
直列回路を介して減算器2に供給される。減算器2より
出力される1フレーム間差信号SDFは、2−3プルダウ
ン方式のテレシネ映像信号の検出回路5に供給される。
なお、フィールドメモリ3,4の代わりにフレームメモ
リを使用してもよい。
【0016】また、入力端子1に供給される映像信号V
inは、タイミング発生回路6に供給される。タイミング
発生回路6は同期分離回路やPLL回路等を有して構成
され、映像信号Vin より分離された同期信号等に基づ
いてクロックCK、奇偶ラインに対応したライン同期信
号LO/E、フィールドパルスVP、フレームパルスFP
が形成される。タイミング発生回路6より上述した検出
回路5には、フィールドパルスVPが供給される。
【0017】図2は、テレシネ映像信号の検出回路5の
具体構成を示している。同図において、減算器2からの
1フレーム間差信号SDFは、絶対値回路21で絶対値が
取られた後に積算回路22に供給されて積算される。積
算回路22における積算値は、フィールドパルスVPの
立ち上がりエッジでリセットされる。
【0018】積算回路22からの積算出力はコンパレー
タ23に供給されて所定の閾値Vthと比較される。コン
パレータ23の比較出力は、積算出力が閾値Vthより小
さいときは“0”となり、一方積算出力が閾値Vth以上
となるときは“1”となる。
【0019】コンパレータ23からの比較出力は、レジ
スタ(Dフリップフロップ)24〜28の直列回路に供
給される。レジスタ24〜28には、フィールドパルス
VPがクロックとして供給される。レジスタ24〜28
の出力信号はオアゲート29に供給される。
【0020】そして、オアゲート29の出力信号、レジ
スタ28の出力信号をインバータ30で反転した信号お
よびレジスタ24〜27の出力信号はアンドゲート31
に供給され、このアンドゲート31の出力信号が検出回
路5の出力信号とされる。
【0021】上述したように2−3プルダウン方式で形
成されたテレシネ映像信号は、No.1とNo.3のフ
ィールド、No.6とNo.8のフィールドが等しいも
のとなっている(図11参照)。そのため、入力端子1
に供給される映像信号Vinが2−3プルダウン方式で形
成されたテレシネ映像信号であるときは、No.1,6
フィールドでアンドゲート31の入力信号が全て“1”
となり、アンドゲート31の出力信号は“1”となる
(図3Cに図示)。図3Aは映像信号Vinを示してい
る。
【0022】図1に戻って、検出回路5の出力信号はテ
レシネカット信号STCとして制御信号発生回路7に供給
される。制御信号発生回路7には、タイミング発生回路
6よりクロックCK、ライン同期信号LO/E、フィール
ドパルスVP、フレームパルスFPが供給される。
【0023】また、入力端子1に供給される映像信号V
inはフィールドメモリ8,9に供給される。これらメモ
リ8,9には、制御信号発生回路7より書き込み制御信
号W1,W2および読み出し制御信号R1,R2が供給
される。
【0024】制御信号W1,W2、R1,R2は、奇偶
フィールドを示すフィールド同期信号FO/E等を使用し
て形成される。
【0025】まず、図5を使用して、制御信号発生回路
7内のフィールド同期信号FO/Eの発生器について説明
する。
【0026】同図において、フレームパルスFP(図6
Bに図示)はインバータ41を介して所定段数のシフト
レジスタ42に供給される。シフトレジスタ42のシフ
トクロックとしてクロックCK(同図Aに図示)が供給
される。シフトレジスタ42の出力信号はレジスタ(D
フリップフロップ)43,44の直列回路に供給され
る。
【0027】また、フィールドパルスVP(同図Cに図
示)は、インバータ45を介してレジスタ43にクロッ
クとして供給されると共に、直接レジスタ44にクロッ
クとして供給される。
【0028】以上の構成において、シフトレジスタ42
の出力信号はフレームパルスFPが反転され、かつ所定
時間だけ遅延された信号となり(図6Dに図示)、レジ
スタ43の出力信号は同図Eに示すようになる。そし
て、レジスタ44からは、奇数フィールドで“0”とな
り、偶数フィールドで“1”となるフィールド同期信号
FO/Eが出力される(図6F、図3Bに図示)。
【0029】次に、図7を使用して、制御信号発生回路
7内の書き込み制御信号W1,W2の発生器について説
明する。
【0030】同図において、クロックCK(図8Aに図
示)はアンドゲート61,62に供給される。また、フ
ィールド同期信号FO/E(同図Bに図示)は、直接アン
ドゲート61に供給されると共に、インバータ63を介
してアンドゲート62に供給される。また、テレシネカ
ット信号STC(同図Dに図示)は、インバータ64を介
してアンドゲート61,62に供給される。
【0031】以上の構成において、インバータ63の出
力信号はフィールド同期信号FO/Eが反転された信号と
なり(図8Cに図示)、インバータ64の出力信号はテ
レシネカット信号STCが反転された信号となる(同図E
に図示)。
【0032】そのため、アンドゲート61からは、2−
3プルダウン方式で形成されるテレシネ映像信号の上述
した10フィールドの周期(以下、「テレシネ周期」と
いう)のNo.3、No.5、No.7、No.9のフ
ィールドでクロックCKがゲートされ、書き込み制御信
号W1として出力される(同図Fに図示)。また、アン
ドゲート62からは、テレシネ周期のNo.2、No.
4、No.8、No.10のフィールドでクロックCK
がゲートされ、書き込み制御信号W2として出力される
(同図Gに図示)。
【0033】なお、テレシネカット信号STCが“1”と
なるテレシネ周期のNo.1、No.6のフィールドで
は、制御信号W1,W2のいずれも出力されない(図8
F,Gに破線図示)。
【0034】次に、図9を使用して、制御信号発生回路
7内の読み出し制御信号R1,R2の発生器について説
明する。
【0035】同図において、クロックCK(図10Aに
図示、同図Bにはフィールド同期信号FO/Eを図示)は
アンドゲート71に供給される。また、テレシネカット
信号STC(同図Cに図示)はレジスタ(Dフリップフロ
ップ)72に供給される。レジスタ72には、フィール
ドパルスVP(同図Dに図示)がクロックとして供給さ
れる。レジスタ72の出力信号は反転されてアンドゲー
ト71に供給される。
【0036】アンドゲート71の出力信号はアンドゲー
ト74,75に供給される。また、ライン同期信号LO/
Eは、直接アンドゲート74に供給されると共に、イン
バータ76を介してアンドゲート75に供給される。ラ
イン同期信号LO/Eは、上述せずも奇数フィールドで
“1”となり、偶数フィールドで“0”となる信号であ
る。
【0037】以上の構成において、レジスタ72の出力
信号の反転された信号は、テレシネカット信号STCが反
転され、かつ1フィールド期間遅延された信号となる
(図10Eに図示)。アンドゲート71からは、テレシ
ネ周期のNo.1、No.3〜6、No.8〜10のフ
ィールドでクロックCKがゲートされて出力される(同
図Fに図示)。そのため、アンドゲート74および75
からは、それぞれテレシネ周期のNo.1、No.3〜
6、No.8〜10のフィールドの奇数および偶数ライ
ンでクロックCKがゲートされ、読み出し制御信号R1
およびR2として出力される。
【0038】図1に戻って、制御信号発生回路7からは
上述したように書き込み制御信号W1,W2が出力され
るので、メモリ8にはテレシネ周期のNo.3、No.
5、No.7、No.9のフィールドの映像信号が順次
書き込まれ(図3Dに図示)、メモリ9にはテレシネ周
期のNo.2、No.4、No.8、No.10のフィ
ールドの映像信号が順次書き込まれる(同図Fに図
示)。
【0039】また、制御信号発生回路7からは上述した
ように読み出し制御信号R1,R2が出力されるので、
メモリ8からはテレシネ周期のNo.3,4のフィール
ドの奇数ラインでNo.3のフィールドの映像信号が、
No.5,6のフィールドの奇数ラインでNo.5のフ
ィールドの映像信号が、No.8,9のフィールドの奇
数ラインでNo.7のフィールドの映像信号が、No.
10,1のフィールドの奇数ラインでNo.9のフィー
ルドの映像信号が読み出され(図3E,図4Aに図
示)、メモリ9からはテレシネ周期のNo.3,4のフ
ィールドの偶数ラインでNo.2のフィールドの映像信
号が、No.5,6のフィールドの偶数ラインでNo.
4のフィールドの映像信号が、No.8,9のフィール
ドの偶数ラインでNo.8のフィールドの映像信号が、
No.10,1のフィールドの偶数ラインでNo.10
のフィールドの映像信号が読み出される(図3G,図4
Bに図示)。なお、図4において付された数字は、それ
ぞれライン番号を示している。
【0040】メモリ8,9の読み出し信号はスイッチ回
路10に供給される。スイッチ回路10には、制御信号
発生回路7より切換制御信号(図4Cに図示)が供給さ
れ、メモリ8が読み出し状態となる奇数ラインではメモ
リ8側が選択され、一方メモリ9が読み出し状態となる
偶数ラインではメモリ9側が選択される。
【0041】そのため、スイッチ回路10からは、テレ
シネ周期のNo.3,4のフィールドではNo.3およ
びNo.2のフィールドの各ラインの映像信号が交互
に、No.5,6のフィールドではNo.5およびN
o.4のフィールドの各ラインの映像信号が交互に、N
o.8,9のフィールドではNo.8およびNo.7の
フィールドの各ラインの映像信号が交互に、No.1
0,1のフィールドではNo.10およびNo.9のフ
ィールドの各ラインの映像信号が交互に読み出される
(図3H,図4Dに図示)。
【0042】すなわち、スイッチ回路10からは、順次
走査化された映像信号が出力される。この場合、順次走
査化された1フレーム分の映像信号が2フィールド期間
をもって出力される。
【0043】スイッチ回路10より出力される順次走査
化された映像信号はスイッチ回路11に供給される。ま
た、スイッチ回路11には、メモリ4より出力される映
像信号Vinが1フレーム期間遅延された映像信号が供給
される。スイッチ回路11には制御信号発生回路7より
切換制御信号が供給される。入力端子1に供給される映
像信号Vinが2−3プルダウン方式で形成されたテレシ
ネ映像信号であり、検出回路5より制御信号発生回路7
にテレシネカット信号STCが供給されるときは、スイッ
チ回路11ではスイッチ回路10より出力される順次走
査化された映像信号が選択され、その他のときはメモリ
4より出力される映像信号が選択される。
【0044】スイッチ回路11より出力される映像信号
は、ハイビジョン方式からNTSC方式に走査線変換
(ダウンコンバート)を行なう走査線変換回路12に供
給される。走査線変換回路12には制御信号発生回路7
より制御信号が供給されて、その動作が制御される。
【0045】すなわち、入力端子1に供給される映像信
号Vinが2−3プルダウン方式で形成されたテレシネ映
像信号であり、検出回路5より制御信号発生回路7にテ
レシネカット信号STCが供給される場合と、映像信号V
inが通常の映像信号である場合とで、走査線変換回路1
2における処理動作が異なるようにされる。
【0046】映像信号Vinが通常の映像信号であるとき
には、上述したように走査線変換回路12に内蔵された
動き検出回路(図示せず)で画像の動きが検出されて、
その検出結果に応じて静止画処理(図12参照)、ある
いは動画処理(図13参照)が行なわれる。
【0047】一方、映像信号Vinが2−3プルダウン方
式で形成されたテレシネ映像信号であるときは、走査線
変換回路12には既に順次走査化された映像信号として
供給される(図12のBの状態に相当)。そのため、走
査線変換回路12では、画像の動きを検出することな
く、常に静止画処理(図12参照)が行なわれる。
【0048】走査線変換回路12からは、ハイビジョン
方式からNTSC方式に走査線変換された飛び越し走査
方式の映像信号Voutが出力され、この映像信号Voutは
出力端子13に導出される。
【0049】このように本例においては、入力端子1に
供給される映像信号Vinが2−3プルダウン方式で形成
されたテレシネ映像信号であるときは、スイッチ回路1
0より出力される順次走査化された映像信号が走査線変
換回路12に供給され、走査線変換回路12では画像の
動きを検出することなく常に静止画処理が行なわれる。
そのため、誤った動き検出によって解像度低下や画像ず
れ等の画質劣化が生じることがなくなる。
【0050】この場合、メモリ8,9およびスイッチ回
路10で構成される順次走査変換手段では、映画フィル
ムの奇偶フィールドの映像信号を使用して順次走査方式
の映像信号を形成するようにしているので、動画であっ
ても走査線変換処理によって画像ずれが生じることはな
い。
【0051】なお、上述実施例においては、信号処理手
段が走査線変換回路12である例を示したが、この発明
は信号処理手段が動きベクトル検出回路や離散コサイン
変換回路(DCT変換回路)等の複数の走査線信号を使
用した処理(フィールド内、フレーム内、フレーム間等
の処理)をするその他の回路であっても同様に適用する
ことができる。例えば、動きベクトル検出回路であると
きに動きベクトルをより細かに検出することができ、ま
たDCT変換回路であるとき垂直解像度の劣化を低減す
ることができる。
【0052】また、上述実施例においては、検出回路5
を5個のレジスタ24〜28を使用して構成したもので
あるが、レジスタの段数を増加することで、通常映像信
号でアンドゲート31より“1”の信号が出力される誤
りを少なくすることができる。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、入力映像信号が2−
3プルダウン方式で形成されたテレシネ映像信号である
ときは、入力映像信号が順次走査方式の映像信号とされ
て信号処理手段に供給されるため、信号処理手段で例え
ば走査線変換処理が行なわれるときは画像の動きを検出
することなく従来静止画に対して行なわれていたと同様
の処理を行なうことができ、誤った動き検出による解像
度低下や画像ずれ等の画質劣化を回避できる。
【0054】この場合、順次走査変換手段において、映
画フィルムの同一コマより形成された奇偶フィールドの
映像信号より順次走査方式の映像信号が形成すること
で、動画であっても走査線変換処理によって画像ずれが
生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】テレシネ映像信号の検出回路を示すブロック図
である。
【図3】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】フィールド同期信号の発生器を示す接続図であ
る。
【図6】フィールド同期信号の発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】書き込み制御信号の発生器を示す接続図であ
る。
【図8】書き込み制御信号の発生器の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図9】読み出し制御信号の発生器を示す接続図であ
る。
【図10】読み出し制御信号の発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】2−3プルダウン方式の説明のための図であ
る。
【図12】ダウンコンバート(静止画処理)の説明のた
めの図である。
【図13】ダウンコンバート(動画処理)の説明のため
の図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 減算器 3,4,8,9 フィールドメモリ 5 テレシネ映像信号の検出回路 6 タイミング発生回路 7 制御信号発生回路 10,11 スイッチ回路 12 走査線変換回路 13 出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号が映画フィルムより2−3
    プルダウン方式で形成されたテレシネ映像信号であるか
    否かを判別する信号判別手段と、 上記入力映像信号を順次走査方式に変換する順次走査変
    換手段と、 複数の走査線信号を使用した処理を行なう信号処理手段
    とを備え、 上記信号判別手段で上記テレシネ映像信号であると判別
    されるとき、上記入力映像信号を上記順次走査変換手段
    で順次走査方式に変換した後に上記信号処理手段に供給
    することを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記順次走査変換手段においては、上記
    映画フィルムの同一コマより形成された奇偶フィールド
    の映像信号より順次走査方式の映像信号を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の映像信号処理回路。
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