JPH05180131A - 自動車用内燃機関のスタータ - Google Patents

自動車用内燃機関のスタータ

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JPH05180131A
JPH05180131A JP4165885A JP16588592A JPH05180131A JP H05180131 A JPH05180131 A JP H05180131A JP 4165885 A JP4165885 A JP 4165885A JP 16588592 A JP16588592 A JP 16588592A JP H05180131 A JPH05180131 A JP H05180131A
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JP
Japan
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core
electromagnet
pinion
lever
movable
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Pending
Application number
JP4165885A
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English (en)
Inventor
Giancarlo Fasola
ジャンカルロ・ファソーラ
Giovanni Cerizza
ジョバンニ・チェリッツァ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Industrie Magneti Marelli SRL
Marelli Europe SpA
Original Assignee
Industrie Magneti Marelli SRL
Magneti Marelli SpA
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Filing date
Publication date
Application filed by Industrie Magneti Marelli SRL, Magneti Marelli SpA filed Critical Industrie Magneti Marelli SRL
Publication of JPH05180131A publication Critical patent/JPH05180131A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • F02N15/067Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter comprising an electro-magnetically actuated lever
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁石のコアのエントレインメント部材と休
止中のロッカアームとの間の遊びを非常に簡単な方法で
低減し、これによって電気モータが通電されるときに、
ピニオンが内燃機関の円形歯車の歯と充分に係合できる
自動車用内燃機関のスタータを提供すること。 【構成】 スタータは可動ピニオン(6)と制御電磁石
(3)を有する。電磁石(3)のコア(10)とピニオ
ン(6)間の伝達手段はロッカレバー(8)を有する。
ロッカレバー(8)は、もしその他の幾何学的条件が同
一である場合、それの負荷なしでの初期設定移動距離
(P)が実質真っすぐなレバーの場合の移動距離よりも
短くなるように曲がった形状を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内燃機関のス
タータに関する。更に詳しくは、本発明は、内燃機関の
歯車を有するメッシュに適用された可動ピニオンと;休
止位置と作動位置の間で移動自在でかつその端部にエン
トレインメント付属部が取り付けられたコアを有する制
御電磁石と;電磁石のコアと可動ピニオンとの間の伝達
部において、ロッカ(揺れ腕)レバーを有し、ロッカレ
バーの第一端部がピニオンを移動させるための可動部材
に連結し、第二端部が余裕をもって電磁石のコアの付属
部に連結し、電磁石が励磁されるとコアは付属部がレバ
ーを軸旋回させる前に休止位置を離れて付加なしで初期
設定距離だけ移動する伝達部と;電磁石の可動コアが動
作位置に到達し電気スイッチを閉動作するときピニオン
を回転動作させるように通電される電気モータ、とを有
する型のスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】この型のスタータは、例えば、フランス
特許FR-B-2,587,760に開示されている。この型のスター
タにおいては、電磁石のコアが動作位置に到達し電気モ
ータが通電されるときには、ピニオンは内燃機関の円形
歯車とすでに係合されていなければならない。このこと
は、モータの起動時における有害な滑りと、それに伴う
ピニオン及び円形歯車の歯の損傷を防止するために必要
である。
【0003】電磁石のコアとピニオン間の伝達部は通常
堅固に固定されていない。実際、ロッカレバーと電磁石
のエントレインメント付属部との間の連結には遊び(ゆ
とり)が存在する。この遊びは、内燃機関が動作中であ
りスタータが休止中であるときに、自動車の振動および
揺れによりピニオンが不意に内燃機関の円形歯車に対し
て移動し衝突するのを防止するために設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電磁石
のコアとピニオン間の伝達部は堅固な固定状態ではな
く、例えば、正面の衝突が起こった場合にピニオンと内
燃機関の円形歯車との係合を容易にするために1個また
は複数のバネを有することが可能である。さらに、ロッ
カレバー自体はしばしば弾性的に可とう性のものが使用
される。
【0005】電磁石のコアのエントレインメント付属部
と休止中のロッカレバー間の遊びの結果、および伝達部
全体が堅固に固定されていないために、ピニオンの移動
はコアの移動に正確に比例しない。従って、ピニオン
は、コアが動作位置に達し電気モータが通電されるとき
は、常に確実に内燃機関の円形歯車と充分に係合される
わけではない。
【0006】そのため、本発明は、上記課題を軽減また
は防止できる上記型のスタータを提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明によれば、上記目的は前記特別な特
徴を有する型のスタータによって達成され、ロッカレバ
ーが、もし他の状態が同様に保持された場合、それの負
荷のない初期移動が実質真っすぐなレバーの場合よりも
短くなるような構成を有することをその主要な特徴とす
る。一実施例では、ロッカレバーの第2端部はコアのエ
ントレインメント部材方向に傾斜している。
【0008】本発明では、このようにして、電磁石のコ
アのエントレインメント部材と休止中のロッカアームと
の間の遊びを非常に簡単な方法で軽減している。以下の
説明から明らかなように、これによって、電気モータが
通電されるときに、ピニオンがまだ内燃機関の円形歯車
の歯と充分に係合されていない可能性を軽減させてい
る。
【0009】この利点に加えて、さらに、本発明の解決
法によれば、電気モータへの通電を制御するために電磁
石に連動したスイッチの可動部材が関連した固定接触点
に跳ね上がる可能性を軽減している。これによって、従
来から公知のいわゆる可動接触点と固定接触点との”衝
突”になることさえあるスイッチに対するアークおよび
損傷の可能性を抑制している。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て詳細に説明する。図1に関しては、自動社用内燃機関
のスタータは、電気駆動モータ2と電磁石3が公知の配
置構成で設けられた支持ケーシング1を有している。図
示の配置構成では、走行用(フリーホイール)カップリ
ング(連結器)が電気モータ2のシャフトに設けられて
いる。スリーブ5はカップリング4とともにモータ2の
シャフト上を移動可能である。ピニオン6はモータ2か
らカップリング4の反対側に連結され、電気モータ2の
シャフトの平滑端部2aに沿って軸方向に移動可能であ
る。特に、ピニオン6は、図1の連続する概略線で示す
引っ込められた休止位置と破線で示す前進方向動作位置
との間で移動可能であり、内燃機関(不図示)のフライ
ホイール(はずみ車)7の歯と係合することが可能であ
る。
【0011】ロッカレバー8は支柱9の回りを回転可能
であり、ピニオン6を移動させるスリーブ5と電磁石3
のコアとの間の伝達部材として機能する。
【0012】図示の実施例では、レバー8は重ね板ばね
型であり、互いに結合した2枚の実質Y字状の金属板を
有し、その下方端部8aはスリーブ5の側面の適当な台
座部5aと係合する2枚の歯を形成している。レバー8
の上方端部8bは下記に述べる方法で電磁石3の可動コ
アと接続されている。電磁石3は、ボビン12により保
持された制御巻き上げ部すなわちソレノイド11内を軸
方向に移動可能な可動コア10を有する。
【0013】コア10の一端には周りにプレート14が
固定された軸延在部13が設けられている。コア10の
軸延在部13の端末部15にはロッカレバー8の端部8
bが延在貫通するスロット16が形成されている。プレ
ート14に反発するヘリカルばね17は、図示の位置、
すなわち制御巻き上げ部またはソレノイド11から部分
的に延在しレバー8の上方端部8bがスロット16の
(図において)右側端部に当接する位置にコア10を保
持しようとする。このようにレバーの端部は距離Pだけ
スロット16の(図示において)左手端部から距離を設
けている。この距離は休止中の遊びとして下記のように
規定される。
【0014】コア10には延在部13に関してそれの反
対側端部に円錐台形状の凹部18が形成されている。符
号19で示す固定コアは電磁石3のボビン12の端部に
挿入され、レバー8とは距離をおいて対向している。固
定コア19はボビン12およびコア10と同軸のダクト
(通路)20を有している。ダクト20の一端は固定コ
ア19の円錐台形状の凸部21の中央部に開口し可動コ
ア10の凹部18に対向して補完構成をなしている。
【0015】ダクト20内で軸方向に移動可能なロッド
22の一端部は、電磁石の固定コア19と実質カップ形
状の絶縁体24間で規定される領域23内に延在してい
る。このロッド22の端部は、絶縁要素24の壁部端面
により保持された一組の固定接点26および27と協同
可能な接触部材(可動接点)25を保持している。
【0016】図示の実施例では、固定接点26および2
7はネジによって形成される。休止状態では、絶縁体2
4とロッド22の頭部端面間に設けられたバネ部材28
は、後者を図示の位置、すなわち、そのもう一方の端部
が固定コア19の凸部21を越えて可動コア10方向に
延在する位置にロッド22を保持する。この状態では、
可動接点25は固定接点26、27から分離されてい
る。可動接点と関連する固定接点はともに(公知の方法
で)電気モータ2への電流供給を制御する電気スイッチ
を構成している。上記スイッチは、可動コア10が制御
ソレノイド11を励磁することによって固定コア19方
向に移動し、その伝達移動が持続している間ロッド22
と関連する可動接点25を固定接点26および27の方
向に移動するときに閉動作する。
【0017】図1に関して述べた上記従来技術にかかる
スタータにおいては、可動コア10およびロッカレバー
8の位置は、動作中に概略図2aないし図2dに示すよ
うに変化する。図2aにおいて、可動コア10とレバー
8は図1に相当する休止状態にある。この状態では、ロ
ッカアーム8の端部8bと可動コア10のエントレイン
メント付属部15との間にPで示す距離すなわち休止中
の遊びが存在する。
【0018】電磁石3の制御ソレノイド11に励磁電流
が供給されると、コア10は固定コア19の方向、すな
わち図1および図2で右方向に移動するような力をうけ
る。このようにしてコア10はロッカレバー8をエント
レイン動作することなしに休止中の遊びPに等しい第一
の距離を移動する。コア10が休止中の遊びに等しい距
離Pだけ移動してしまうと(図2bの状態)、コア10
のエントレインメント付属部15はロッカレバー8のア
ーム8bに当接し、支点9の回りに(図2で時計方向
に)アーム8bを軸回転させ始める。従って、レバー8
はピニオン6を内燃機関の円形歯車7の方向に移動させ
る。
【0019】コア10は移動しつずけ可動接点25を保
持しているロッド22の端部に当接する。コア10はそ
の移動を持続し、ロッカレバー8をさらに軸旋回させロ
ッド22と関連した可動接点25を固定接点26、27
の方向に付勢する。
【0020】図2cは可動接点25が固定接点26と2
7に到達したときのレバー8とコア10の相対位置を示
す。可動コア10は固定コア19に当接したとき(図2
dに示す位置)その移動を停止する。この状態では、ロ
ッカレバー8のアーム8bとコア10の付属部13にお
けるスロット16の右側端部との間に、図2dにおいて
Qで示す距離間隔が好都合に存在する。
【0021】図2cの状態では、可動接点25は固定接
点26および27に対抗して配置され、これによって電
気モータ2に電流が供給される。この状態においては、
ピニオン6は好ましくは内燃機関のフライホイール7の
円形歯車の歯とすでに係合した状態にあるべきである。
【0022】ピニオン、ロッカレバーおよび電磁石の可
動コアの移動動作およびそれらの動作において休止中の
遊びの距離Pが有する効果についてさらに理解を得るた
めに、添付の図3および図4を参照して以下にその理論
的考察を述べる。
【0023】その運動学的見地から、ピニオン6(およ
びレバー8のアーム8aによって移動される付属装置)
とレバー8と可動コア10およびバネ17により構成さ
れる装置は、図3に示すように図式的に表すことができ
る。図3において、それぞれの質量がm1、m2(m1
>m2)の2個の物体AとBは、それぞれ可動コア10
と、ロッカレバー8の下方アーム8aによって移動され
る可動装置(ピニオン6、フリーホイールカップリング
4およびスリーブ5)に相当する。
【0024】2個の物体AとBの間に介在する弾性係数
kを有するバネCはレバー8に対応する。従って、物体
Aに作用する力Fは可動コア10の制御ソレノイド11
により作用する力に相当する。この力の作用の下で、物
体Aは初期速度V0でバネCを圧縮する方向に移動す
る。物体Aの質量の中心位置、Bの質量の中心位置、お
よび上記2個の物体と取り付けバネCによって構成され
た装置の特定時間における中心位置をそれぞれXN
p、XGとすると、図3の装置に対する運動方程式によ
り、位置XN−XG(装置全体の質量の中心に関するコア
の位置)と位置XG(装置全体の質量の中心位置)と位
置XN(コアの質量中心位置)の運動は、それぞれ図4
a、4b、4cに定性的に示す曲線により一周期時間を
越えて移動することが設定される。
【0025】これら図4のグラフでは、可動コア10の
エントレインメント付属部15がロッカレバー8と係合
し始める時間(図2bの位置)をt0で示す。図4a
は、実際には、装置の質量中心に対する物体A従って可
動コア10の位置はゼロ位置付近で振動する。この振動
の周期Tは、
【0026】
【数1】
【0027】の計算によって簡単に得られる。この振動
の最大振幅Wは、W=V0/(omega)、ここで(omega)=
2pi/T、によって与えられる。m2>>m1の規定によ
りXpはほぼXGに等しくなる。
【0028】従ってピニオン6の運動は図4bのグラフ
に明確に示すように加速度運動となる。このようにコア
の位置XNは図4cに定性的に示す曲線にもとずいて移
動し、この図4cの曲線は図4aの曲線と図4bの曲線
との重畳した値に相当する。
【0029】図5は、時間t0でスタートするピニオン
6の位置Xpを示す曲線と、エントレインメント付属部
15がロッカレバー8と係合するときのコアの初期速度
0の異なった2つの値に関する電磁石3のコア10の
位置XNを示す2個の曲線AとBを、横軸に時間をとっ
た関数として示している。この速度値は、コアの負荷の
ない伝達移動の長さ、すなわち、休止中の遊びPに依存
しているので、図5の2個の曲線AとBは休止中の遊び
の2つの異なった値に関係する。特に、曲線Aは曲線B
の場合よりもより大きな休止中の遊びに対応する。
【0030】図5により下記のことが考察される。電磁
石の可動コア10が、コア10とレバー8とが係合し始
める位置(図2bの位置)と作動位置(図2cの位置)
の間で移動する値が、図5の横軸との平行な線で示す値
Tであると仮定される。
【0031】コアのエントレインメント付属部15とロ
ッカアーム8間の休止中の遊びPが図5の曲線Aに相当
する値であると仮定すると、コア10は(距離XTだけ
移動後)図5でt1で示す時間に作動位置に到達し、こ
のときピニオンは最小限の移動を完了しており図5でX
P1で示す位置を占めている。
【0032】ところが、もし休止中の遊びPが図5の曲
線Bに相当する値であると仮定すると、電磁石のコアは
距離XTだけ移動した後図5でt2で示す時間に作動位置
に到達する。このときピニオン6は図5でXP2で示す位
置に到達する。
【0033】上記説明から下記の結論が引き出される。
休止中の遊びPが大きければ大きいほど、電磁石のコア
が作動位置に到達して電気スタータモータへの電流供給
を引き起こす前に、ピニオンが移動する距離は短くな
る。このことは、ピニオン6が内燃機関の円形歯車6の
歯とまだ充分に係合していない可能性が大きいこと、す
なわち、ピニオンと円形歯車との歯のから滑りおよびそ
れによる損傷の可能性が大きいことを意味している。従
って、このような滑りの可能性を解消するために休止中
の遊びPを短くすることが望ましく適当である。
【0034】図1に関して記述した型のスタータでは、
このことは、本発明によれば、ロッカレバー8を例えば
図6に示す方式で変形することにより容易に達成でき
る。図6では、すでに記述した部品および構成要素に対
して同一の参照番号を使用している。
【0035】図6に明らかなように、本発明によれば、
ロッカレバー8のアーム8bは電磁石のコア10のエン
トレインメント付属部15の方向に傾斜している。これ
は図6に示すようにアームを曲げることにより、または
アームの漸進的な湾曲により達成可能である。
【0036】もしその他の幾何学的な条件が同じであれ
ば、ロッカレバーの上方アーム部の電磁石のコアのエン
トレインメント付属部方向への傾きにより、図7aと図
2aとの比較から明らかなように休止中の遊びPは減少
される。図7aないし7dは、図2aないし2dに示す
ものと同じ相対位置関係における図6のスタータの電磁
石コアおよびロッカレバーを示す。
【0037】図2dと図7dとの比較から明らかなよう
に、ロッカレバーのアーム上方端部の傾きによって、動
作位置のときには、レバー8のアーム上方部とコア10
の延在部におけるスロット16の(図で見て)右側端部
との間の遊びQもまたより大きな値となることを示して
いる。これはまた特別な利点でもある、なぜなら可動コ
ア10が固定コア19に当接する図2dの位置では、ピ
ニオン6は可動コアの移動に依存する範囲まで円形歯車
7とかみ合っているからである。
【0038】始動中は、内燃機関はピニオン6が停止リ
ング29に当接するまで円形歯車7の内部方向にピニオ
ン6を吸引する。これによってさらにピニオンが移動し
(Nと規定する)、その結果レバー8が軸旋回し、その
上方端部8aが、 S=N/T で与えられる距離Sだけ移動する。ここでTは問題の始
動モータのレバー駆動比率である。従って、アーム8a
の上方端部は、スイッチが開の状態のときは、可動コア
10の自由端面に対向しない。これによって可動接点2
5が固定接点26、27から遠ざかることを困難にして
いる。スイッチが閉じの状態のときの実際の遊びQの値
は、下記の条件 Q≧R+S を満たさねばならない。ここでRは重複移動距離、すな
わち、図2cの位置(接点の閉じ状態すなわちモータ2
への通電状態)から図2dの位置(可動コア10が固定
コア19に当接する位置)への移動のために可動コア1
0によって伝達移動される距離を表す。
【0039】図7dの状態では、スイッチの閉じ状態の
ときの実際の遊びQは、スロット16の所定の長さとレ
バーの厚さに対してレバーが真っすぐな場合よりも大き
な値となり、従って、所定の寸法に対して条件Q≧R+
Sは本発明による解決法によりもっと簡単に達成可能で
ある。
【0040】
【発明の効果】ピニオン6の歯と円形歯車7の歯が干渉
または滑りを起こす可能性を減少させることとともに、
休止中の遊びPを減少させることは可動接点25が固定
接点26、27にもっと遅い速度で衝突することを意味
する。可動接点が固定接点に跳ね返る可能性、または上
記接点間でアーキング(円弧形状)が起こる可能性は従
って軽減される。このように接点の寿命および信頼性に
関する利点も達成される。
【0041】当然のことながら、上記と同じ構成を有す
る本発明の原理、およびその実施例の構成および形状の
詳細は、上記の実施例および図面に限定されるものでは
なく、種々の変形が可能であり、特にレバー8の形状の
変化はそれの端部8aおよび8bまたは支柱部に変化を
もたらすことも可能であることに留意されねばならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のスタータの部分断面側面図である。
【図2】 (a)は図1のスタータにおける電磁石の可
動コアと関連ロッカレバーの休止状態のときの動作位置
を示す概略図、(b)は上記可動コアのエントレインメ
ント付属部と関連ロッカレバーが接触したときの動作位
置を示す概略図、(c)は上記スタータにおいて可動接
点が固定接点に到達したときの可動コアと関連ロッカレ
バーの動作位置を示す概略図、(d)は上記可動コアが
固定コアに当接したときの関連ロッカレバーの動作位置
を示す概略図である。
【図3】 ピニオンと電磁石のコアとそれらを介在する
伝達部とを有するスタータの要部に対応する単純化した
運動図である。
【図4】 (a)は図3の装置の主要部の中心部に関す
るピニオンのずれを、時間を横座標にとった時間関数と
して示すグラフ図、(b)は図3の装置の主要部の中心
のずれを、時間を横座標にとった時間関数として示すグ
ラフ図、(c)は図3の装置に関してコアのずれを、時
間を横座標にとった時間関数として示すグラフ図であ
る。
【図5】 スタータ装置のコアとピニオンの取り得る位
置関係を横軸に時間をとった時間関数として示すグラフ
図である。
【図6】 本発明にかかるスタータの部分断面側面図で
ある。
【図7】 (a)は図6のスタータにおける電磁石の可
動コアと関連ロッカレバーの休止状態のときの動作位置
を示す概略図、(b)は上記可動コアのエントレインメ
ント付属部と関連ロッカレバーが接触したときの動作位
置を示す概略図、(c)は上記スタータにおいて可動接
点が固定接点に到達したときの可動コアと関連ロッカレ
バーの動作位置を示す概略図、(d)は上記可動コアが
固定コアに当接したときの関連ロッカレバーの動作位置
を示す概略図である。
【符号の説明】
3 電磁石 5 可動部剤 6 ピニオン 8 ロッカレバー 10 可動コア 15 エントレインメント付属部 25、26、27 電気スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョバンニ・チェリッツァ イタリア20075ロディ(ミラノ)、コル ソ・マッツィーニ45番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の歯車(7)とかみ合うように
    適用された可動ピニオン(6)と、 休止位置と動作位置の間を移動することが可能であり、
    端部にエントレインメント付属部(15)が取り付けら
    れたコア(10)を有する制御電磁石(3)と、 電磁石(3)のコア(10)とピニオン(6)間の伝達
    手段(8、5)において、該伝達手段はロッカレバー
    (8)を有し、該ロッカレバーの第一端部(8a)はピ
    ニオン(6)を移動させるために可動部材(5)に連結
    され、第二端部(8b)は遊びをもって電磁石のコア
    (10)のエントレインメント付属部(15)に連結さ
    れ、電磁石(3)が励磁されると、コア(10)がその
    休止位置(図1の位置)から離れ、付属部(15)がレ
    バー(8)を軸旋回させる前に負荷なしで初期設定距離
    (P)だけ移動する構成の伝達手段(8、5)と、 電磁石(3)の可動コア(10)が作動位置に到達し電
    気スイッチ(25ないし27)を閉じ動作したときに、
    通電されてピニオン(6)を回転させることが可能な電
    気モータとを有し、 ロッカレバー(8)は、もしその他の幾何学的条件が同
    一である場合、それの負荷なしでの初期設定移動距離
    (P)が実質真っすぐなレバーの場合の距離よりも短く
    なるような形状を有していることを特徴とする自動車用
    内燃機関のスタータ。
  2. 【請求項2】 上記ロッカレバー(8)の第二端部(8
    b)が電磁石(3)のコア(10)のエントレインメン
    ト付属部(15)の方向に傾斜していることを特徴とす
    る請求項1に記載のスタータ。
  3. 【請求項3】 上記ロッカレバー(8)の第二端部(8
    b)が電磁石(3)のコア(10)のエントレインメン
    ト付属部(15)の方向に曲げられていることを特徴と
    する請求項2に記載のスタータ。
  4. 【請求項4】 上記ロッカレバー(8)の第二端部(8
    b)が電磁石(3)のコア(10)の駆動付属部(1
    5)の方向に湾曲していることを特徴とする請求項2に
    記載のスタータ。
JP4165885A 1991-06-25 1992-06-24 自動車用内燃機関のスタータ Pending JPH05180131A (ja)

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