JPH0517768Y2 - - Google Patents

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JPH0517768Y2
JPH0517768Y2 JP3006188U JP3006188U JPH0517768Y2 JP H0517768 Y2 JPH0517768 Y2 JP H0517768Y2 JP 3006188 U JP3006188 U JP 3006188U JP 3006188 U JP3006188 U JP 3006188U JP H0517768 Y2 JPH0517768 Y2 JP H0517768Y2
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body housing
rubber bellows
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operation shaft
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、操作つまみを回動操作することによ
つてスイツチ回路を選択することのできるセレク
タースイツチにおける前記操作つまみと一体に回
動する回動操作軸とこれを内装する本体ハウジン
グとの間のシール構造に関するものである。
<従来の技術> この種のセレクタースイツチにおける従来のシ
ール構造は、一般に第3図或いは第4図に示すよ
うな構成になつている。即ち、第3図のセレクタ
ースイツチは、操作つまみ1の回動操作に伴つて
これと一体に回動する操作カム2により操作軸3
を本体ハウジング4内において摺動変位させ、こ
の操作軸3により、下部に取り付けられているコ
ンタクト部(図示せず)を接点開閉させる構成と
なつつたものである。このセレクタースイツチに
おける本体ハウジング4と操作軸3との間のシー
ル構造は、ゴムベローズ5の上端部分をコイルス
プリング6により操作軸3の水平面に押圧すると
ともに、ゴムベローズ5の下端部分を底蓋7によ
り本体ハウジング4に押し付け、ゴムベローズ6
により両者の間のシール効果を得る構成になつて
いる。
一方、第4図のセレクタースイツチは、操作つ
まみ(図示せず)によつて操作軸8自体を回動さ
せ、この操作軸8の下端部に設けられた操作カム
(図示せず)によりコンタクト部(図示せず)を
作動させる構成となつている。このセレクタース
イツチにおける本体ハウジング9と操作軸8との
間のシール構造は、操作軸8と本体ハウジング9
との対向面間において、リング状のDパツキン1
0を、操作軸8の外周面に形成された凹溝11に
嵌合し、且つ操作軸8の回動時に本体ハウジング
9の内周面に摺接させるようになつている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、第3図のシール構造では、ゴム
ベローズ5と操作軸3との間のシール効果を得る
ためにコイルスプリング6を要するとともに、こ
のコイルスプリング6によりゴムベローズ5の周
面を操作軸3に押し付ける為に、操作軸3自体を
回転体とすることができず、操作カム2により操
作軸3を本体ハウジング4内で摺動変位させる複
雑な構成のセレクタースイツチとなつており、コ
スト高となつている。また、ゴムベローズ5の周
面でシール効果を得る構成であるために、そのシ
ール効果にばらつきが生じ、さらに、ゴムベロー
ズ5と本体ハウジング4との間のシール効果も底
蓋7の締め付け具合によつてばらつく。しかも、
ゴムベローズ5と本体ハウジング4とのシール効
果を確実に得られるように、底蓋7の組み込み時
にゴムベローズ5に変形が生じないように留意し
なければ成らず、組立性が悪い等の種々の欠点が
ある。
一方、第4図のものは、第3図のものに比し操
作軸8自体を回転体として構成を簡素化したセレ
クタースイツチを得られる利点があるが、防水、
防油および防塵に対して単一のDパツキン10に
よりシール効果を得る構成であるために、充分な
シール効果と、操作軸8の軽荷重の操作感を得ら
れるような円滑な回動とを得るには、操作軸8、
Dパツキン10および本体ハウジング9の相互の
嵌合部分の寸法に極めて高い精度が要求される問
題がある。
本考案は、このような従来の技術的課題に鑑み
なされたもので、操作軸自体を回転体として安価
をセレクタースイツチを構成できるとともに、ば
らつきのないシール効果を得られ、しかも組立が
簡単で且つ高精度を必要としないセレクタースイ
ツチのシール構造を提供することを目的とするも
のである。
<課題を解決するための手段> 本考案は、前記した目的を達成するための技術
的手段を次のように構成した。即ち、セレクター
スイツチの本体ハウジングとこれの内部に回動自
在に内装された回動操作軸との間の防水、防油、
防塵のためのシール構造において、一端部から内
鍔状に突設されたシール部と他端近傍部から外方
に突設された断面鉤状の係止部とを有するゴムベ
ローズを備え、このゴムベローズを、前記本体ハ
ウジングに圧入して当該本体ハウジングの係合部
に前記係止部を係着させ、且つ前記シール部を前
記回動操作軸の外周面に圧接させたことにより特
徴づけられる。
また、前記回動操作軸にける前記ゴムベローズ
のシール部に対し下方位置の前記本体ハウジング
との対向面に周溝を設けるとともに、この周溝に
嵌合したリング状のパツキンを前記本体ハウジン
グに摺接させる構成を付加することもできる。
<作用> ゴムベローズの内鍔状のシール部がこれ自体の
有するゴム弾性により回動操作軸の外周面に圧接
してゴムベローズと回動操作軸との間のシール効
果が得られ、一方、ゴムベローズの係止部が本体
ハウジングの係合部に係着してゴムベローズと本
体ハウジングとのシール効果を得られ、ゴムベロ
ーズを介して回動操作軸と本体ハウジングとの間
のシールが行われる。このようにゴムベローズの
ゴム弾性によつて操作軸との接触部分のシール効
果を得る構成であるために、コイルスプリング等
を要することなく、且つ操作軸自体を回動体とす
ることができるとともに、このゴムベローズのゴ
ム弾性には自由度があることによつて操作軸の円
滑な回動を得られる。また、コイルスプリングの
押圧による面接触のものと異なり、自由度の大き
いゴム弾性を利用しているのでシール効果のばら
つきが殆んどない。さらに、ゴムベローズの係止
部を本体ハウジングに圧入してこれの係合部に係
着させるのみの簡便な手段によつて、シール部材
としてのゴムベローズを組み込むことができる。
しかも、ゴムベローズを介することによつて本体
ハウジングと回動操作軸との相互の寸法精度を要
しない。
前記ゴムベローズの他に、回動操作軸に外嵌し
たパツキンによつて回動操作軸と本体ハウジング
との間のシールを施すようにすれは、二重シール
効果を得られる。即ち、ゴムベローズのシール部
が防水、防油および防塵に対し機能するが、仮に
何らかの原因でこのシール部と回動操作軸との間
を水や油を通過しても、その下方のパツキンによ
つて確実なシール効果を得ることができる。
<実施例> 以下、本考案の好ましい実施例について図面を
参照しながら詳述する。
第1図は本考案の一実施例の縦断面を示し、中
心線の両側においてそれぞれ異なる角度の面を切
断して示したものである。同図において、本体ハ
ウジング12には、回動操作用つまみ13を一端
部に一体に嵌着した回動操作軸14が回動自在に
内装されており、この回動操作軸14の他端には
図示していない操作カムが取り付けられ、この操
作カムの作動により押動子15が図の上下方向に
作動され、この押動子の作動により、本体ハウジ
ング12における図の下端にこれのねじ孔16に
ねじを螺入させて固着されるコンタクト部(図示
せず)が接点開閉される。また、本体ハウジング
12には、かしめ手段によつて取付台17が固定
されており、この取付台17に複数枚の防水パツ
キン18が外嵌され、さらに取付台17に取付リ
ング19が螺合されており、このセレクタースイ
ツチの取り付けに際しては、防水パツキン18と
取付リング19との間にパネルを位置させて取付
リング19を締め付けることによつて、セレクタ
ースイツチがパネルに固定される。
次に本考案の要旨とするシール構造について説
明すると、シール部材としてのゴムベローズ20
は、これを拡大して示した第2図のように、図の
上方である一端部に、内鍔状のシール部20aが
内方に突設され、図の下方である他端部周面に、
断面鉤形状の係止部20bが外方に突設されてい
る。シール部20aは、第2図に二点鎖線で示す
回動操作軸14のシール面14aの外径よりも僅
かに小さな内径に形成され、回動操作軸14のシ
ール面14aに外嵌された時に、一点鎖線で示す
ように外側に僅かに拡径されてその復元力によつ
てシール面14aに圧接する。また、本体ハウジ
ング12の適所に、ゴムベローズ20の係止部2
0bが係合する段部状の係合部12aが形成され
ており、ゴムベローズ20を第1図の矢印方向に
圧入することにより、係止部20bが係合部12
aに係入してゴムベローズ20が固定される。
また、第4図に示した既存のものと同様に、ゴ
ムベローズ20のシール部20aの下方位置にお
ける回動操作軸14の本体ハウジング12との対
向面に周溝14bを設け、この周溝14bにリン
グ状のDパツキン21を嵌合してこのDパツキン
21を本体ハウジング12に摺接させるようにす
る場合もある。
このセレクタースイツチの組立に際してゴムベ
ローズ20を組み込む場合、ゴムベローズ20を
第1図の矢印方向に圧入していき、係止部20b
が係合部12aを通過するまで充分に押し込むこ
とで、係止部20bが僅かに撓んだ後に復元力で
係合部12aに係入してゴムベローズ20が本体
ハウジング12に固定されるとともに、ゴムベロ
ーズ20と本体ハウジング12とが確実にシール
される。この時、ゴムベローズ20のシール部2
0aが、第2図に二点鎖線で示すように僅かに拡
径され、その復元力によるゴム弾性によつて回動
操作軸14のシール面14aに圧接し、ゴムベロ
ーズ20と回動操作軸14とのシールがなされ
る。即ち、ゴムベローズ20を介して回動操作軸
14と本体ハウジング12との間がシールされ
る。このようにゴムベローズ20のゴム弾性のみ
で回動操作軸14に対する接触部分をシールする
ため、操作軸14自体を回動体とすることができ
るとともに、ゴム弾性に自由度があることから回
動操作軸14の回動が極めてスムーズに行われ、
しかもシール効果にばらつきは殆んど生じない。
また、ゴムベローズ20の他に回動操作軸14
の周溝14bにDパツキン21を嵌合し、このD
パツキン21によつて回動操作軸14と本体ハウ
ジング12との間のシール効果を得るようにすれ
ば、防水、防油および防塵に対して二重のシール
効果が作用してさらに安全なものとなる。即ち、
水や油が仮に何らかの原因でゴムベローズ20の
シール部20aと回動操作軸14のシール面14
aとの間を通過しても、Dパツキン21によつて
内部への侵入が阻止される。
<考案の効果> 以上詳述したように本考案のセレクタースイツ
チのシール効果によれば、一端部から内鍔状に突
設されたシール部と他端近傍部から外方に突設さ
れた断面鉤状の係止部とを有するゴムベローズ
を、本体ハウジングに圧入して当該本体ハウジン
グの係合部に係止部を係着させ、且つシール部を
回動操作軸の外周面に圧接させた構成としたの
で、ゴムベローズのゴム弾性によつてゴムベロー
ズと操作軸との接触部のシールを行えるため、操
作軸自体を回動体とすることができ、また、面接
触によるシール効果を得るものではないため、コ
イルスプリング等が不要となつて簡素化された安
価なセレクタースイツチを構成することができ
る。
さらに、シール部分におけるゴムベローズのゴ
ム弾性に自由度があることから回動操作軸の回転
が円滑に行われるとともに、ゴムベローズと本体
ハウジングとは係着手段で固定されていることと
によつて、ばらつきのないシール効果を得ること
ができ、高い信頼性を得ることができる。しか
も、ゴムベローズは圧入するのみで組み込むこと
ができるので、組立性が向上する。さらにまた、
ゴムベローズを介して回動操作軸と本体ハウジン
グとの間のシールを行なうので、これら相互間の
寸法に高い精度を要しない。
また、操作軸におけるゴムベローズの下方位置
にパツキンを嵌合することにより、二重のさらに
安全なシール効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のシール構造を適用
したセレクタースイツチの縦断面図、第2図は第
1図のゴムベローズの一部切断拡大図、第3図お
よび第4図はそれぞれ従来のシール構造を備えた
セレクタースイツチの一部切断正面図および一部
の縦断面図である。 12……本体ハウジング、12a……係合部、
14……回動操作軸、14b……周溝、20……
ゴムベローズ、20a……シール部、20b……
係止部、21……パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) セレクタースイツチの本体ハウジングとこれ
    の内部に回動自在に内装された回動操作軸との
    間の防水、防油、防塵のためのシール構造にお
    いて、一端部から内鍔状に突設されたシール部
    と他端近傍部から外方に突設された断面鉤状の
    係止部とを有するゴムベローズを備え、このゴ
    ムベローズを、前記本体ハウジングに圧入して
    当該本体ハウジングの係合部に前記係止部を係
    着させ、且つ前記シール部を前記回動操作軸の
    外周面に圧接させてなることを特徴とするセレ
    クタースイツチのシール構造。 (2) 前記回動操作軸にける前記ゴムベローズのシ
    ール部に対し下方位置の前記本体ハウジングと
    の対向面に周溝を設けるとともに、この周溝に
    嵌合したリング状のパツキンを前記本体ハウジ
    ングに摺接させたことを特徴とする請求項(1)の
    セレクタースイツチのシール構造。
JP3006188U 1988-03-07 1988-03-07 Expired - Lifetime JPH0517768Y2 (ja)

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