JPH05177214A - 金属板熱間圧延設備 - Google Patents

金属板熱間圧延設備

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JPH05177214A
JPH05177214A JP34703291A JP34703291A JPH05177214A JP H05177214 A JPH05177214 A JP H05177214A JP 34703291 A JP34703291 A JP 34703291A JP 34703291 A JP34703291 A JP 34703291A JP H05177214 A JPH05177214 A JP H05177214A
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drum
rolling mill
winding
rolling
hot rolling
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Toshiyuki Kajiwara
利幸 梶原
Tsuneo Ochiai
恒男 落合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属板熱間圧延設備において、設備長を大幅に
短縮しかつ表面品質の良好な製品を製造できるようにす
る。 【構成】可逆式粗圧延機1と仕上圧延機群2の中間に非
拡縮ドラム式の巻取・巻出装置3を設置することによ
り、設備長を短縮する。巻取・巻出装置の非拡縮ドラム
5をテーパ状の凹クラウン形状にすることにより、材料
の疵付きがもともと耳切りされるエッジ部のみとなり、
特に先端部の歩留り向上に寄与する。ドラムにバー材を
巻取った後、ドラム駆動装置21aから切り離され、巻
出位置に移送され、巻出完了後のドラムは、巻出開始ま
での間、所定の温度に加熱され、再び元の巻取位置に戻
される。このため、粗圧延と仕上圧延が各々独立に可能
であり、生産能力は従来と同等となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属板熱間圧延設備に係
わり、特にアルミニウム板の熱間圧延設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、時代の要請に応えて、品質・生産
性・歩留の向上、操業人員の縮減を狙った金属板熱間圧
延設備が計画されている。特にアルミニウム板は、缶材
の著しい伸びに加え自動車軽量化の要請も重なり、多く
の新設計画が検討されている。その中で最大の障害が立
地難である。また、数百mの設備長を要するため、立地
難の他、土木量、建設費がかさみ、資金的にも大きな負
担となっている。更に、一般的に歩留向上を狙ったコイ
ル単量の増大は益々設備長を長くしており、これはアル
ミニウムの場合特に著しい。
【0003】アルミニウム板の熱間圧延設備は、一般
に、可逆式の粗圧延機1台、仕上タンデム圧延機3〜5
台で構成される。この設備では、可逆式の粗圧延機と仕
上圧延機群との間隔は粗圧延最終パス後のバー材長さ以
上必要であり、平均的な3000番台のアルミニウムの
場合、その長さは172m以上にもなる。また、粗圧延
機の入側テーブルの長さは粗圧延最終1パス前のバー材
長さ以上必要であり、120m以上となる。したがっ
て、全体の設備長としては合計最低でも292m以上を
要することになる。(ここでは、設備長にはシャー等の
補機を含まないものとしている)。このことは、単に設
備長を長くするのみならず、テーブルを構成するテーブ
ルローラが莫大な数になり、ローラ表面に付着するアル
ミコーティングの除去作業に多大の手間を必要とする欠
点をも合せ持つことになる。
【0004】金属板熱間圧延設備においてテーブル長を
短縮する従来技術として、特公昭53−16380号公
報がある。これは、粗圧延機群と仕上圧延機群の間に巻
取装置(コイルボックス)をおき、粗圧延後バー材を一
旦コイルに巻取ってから仕上圧延を行ない、スペースの
軽減とバー材の冷却防止を狙ったものである。ただし、
粗圧延機群としては5台の圧延スタンドを設置してい
る。
【0005】この従来技術を上記のアルミニウム板の熱
間圧延設備に適用すれば、粗圧延機の最終パスで得られ
る最大長のバー材をコイルに巻取ることになり、粗圧延
機と仕上圧延機間の距離は大幅に短縮される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には以下の問題点がある。上記従来技術は、粗圧
延機群と仕上圧延機群の間に巻取装置としてコイルボッ
クスをおいている。しかし、このコイルボックスは、バ
ー材に曲げを与えてルーズに巻取るもので、内径側はオ
ープンであるため巻締によってバー材同志の滑りが生じ
る。このため、普通鋼板の場合は、よほどスケールを除
去しないとバー表面に疵が発生し、冷間圧延後もその欠
陥が残り高級材には使えない。また、アルミニウム板の
場合は表面欠陥が激しくて製品にならない。
【0007】本発明の目的は、設備長を大幅に短縮しか
つ表面品質を良好にできる金属板熱間圧延設備を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも1台の可逆式の粗圧延機と仕
上圧延機群とで構成される金属板熱間圧延設備におい
て、前記粗圧延機と仕上圧延機群との中間に、ドラム式
の巻取・巻出装置を設置し、前記粗圧延機と仕上圧延機
群との距離を、粗圧延最終パス後のバー材長さ以下に短
縮したものである。
【0009】また、本発明は、上記金属板熱間圧延設備
において、更に前記可逆式の粗圧延機を2台、近接配置
したものである。この場合、好ましくは、前記2台の粗
圧延機は、1つのミルハウジングの中に2組の2段ミル
を組込んだ一体型の2段粗圧延機であり、この一体型の
2段粗圧延機は、好ましくは、上ロール2本と下ロール
2本をそれぞれ同時に互いに反対方向にクロスさせる手
段を備えている。
【0010】また、好ましくは、前記巻取・巻出装置の
ドラムは、金属板の先端を挿入するグリップ孔有しかつ
外径が軸方向中央部から両端に向けて徐々に大きくなる
凹クラウン形状をした非拡縮ドラムである。
【0011】更に好ましくは、前記巻取・巻出装置は、
巻取位置にてドラムに巻取られたコイルを巻出位置に移
送する第1の手段と、巻出位置にて巻出完了後のドラム
を待機位置を経由して巻取位置に戻す第2の手段を更に
有している。この場合、前記第2の手段は、好ましく
は、巻出完了後のドラムを巻出位置から引出す手段、引
出されたドラムを待機位置に移送する手段、前記待機位
置に移送されたドラムを巻取位置に送込む手段を備え、
また前記巻取・巻出装置は、好ましくは、前記待機位置
にあるドラムを加熱して所定の温度に保つ手段を更に有
する。
【0012】また、好ましくは、前記巻取・巻出装置と
前記仕上圧延機群との間に、仕上圧延中のバー材の後端
と巻取・巻出装置から巻出されるバー材の先端とを接合
する手段を設置する。
【0013】
【作用】粗圧延機と仕上圧延機群との中間に巻取・巻出
装置を設置することにより、粗圧延機と仕上圧延機群間
の距離を短縮でき、巻取・巻出装置をドラム式とするこ
とによりバー材をタイトに巻取ることが可能となり、バ
ー材間の滑りによる疵の発生が防止できる。
【0014】可逆式の粗圧延機を2台、近接配置するこ
とにより、粗圧延2パス前のバー材長さが短くなり、粗
圧延機と仕上げ圧延機群間の距離を更に短縮できる。1
つのミルハウジングの中に2組の2段ミルを組込んだ一
体式の2段粗圧延機とすることにより、圧延機自体の長
さも短くなり、設備長を更に短縮できる。上ロール2本
と下ロール2本をそれぞれ同時に互いに反対方向にクロ
スさせる手段を設けることにより、アルミニウム板圧延
の如く、圧延荷重の変化が大きい場合でも、十分な板ク
ラウン制御能力を発揮し、良質の圧延が可能となる。
【0015】ドラムの外周形状を外径が軸方向中央部か
ら両端に向けて徐々に大きくなる凹クラウン形状とする
ことにより、材料の疵付きが、もともと耳切りされるエ
ッジ部のみとなり、特に先端部の歩留りが向上する。
【0016】巻取・巻出装置に、巻取位置にてドラムに
巻取られたコイルを巻出位置に移送する第1の手段と、
巻出位置にて巻出完了後のドラムを待機位置を経由して
巻取位置に戻す第2の手段を設けることにより、粗圧延
と仕上圧延が各々独立に実施可能となり、生産量を低下
させることなく上記の巻取圧延を実施することができ
る。待機位置にあるドラムを加熱して所定の温度に保つ
手段を設けることにより、待機時の温度低下を防止で
き、バー材巻取り時のバー材の温度低下を防止できる。
【0017】巻取・巻出装置と仕上圧延機群との間にバ
ー材接合手段を設置することにより、連続して仕上圧延
を行なうことができ、生産性が向上し、かつ歩留り、品
質も向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1において、本発明の一実施例である金属板熱間
圧延設備は、1台の可逆式の4段粗圧延機1と、4台の
スタンドからなる仕上圧延機群2と、粗圧延機1と仕上
圧延機群2との中間に配置した非拡縮ドラム式の巻取・
巻出装置3とを備えている。図示しない加熱炉にて約5
00℃に加熱後、抽出されたスラブはテーブルローラ4
a上を搬送され、4段粗圧延機1にて約20〜40mm
の厚みの粗バーに可逆圧延される。最終パス後の粗バー
はテーブルローラ4b上を搬送され、巻取・巻出装置3
の巻取りドラム5aにて一旦コイル6aに巻き取られ
る。巻取り終了後、ドラム5a及びコイル6aは巻出位
置に移されて、それぞれ巻出しドラム5b及び巻出しコ
イル6bとなり、巻出しコイル6bから粗バーが巻出さ
れ、仕上圧延機群2により仕上げ圧延され、巻取機7に
より製品コイル8に巻き取られる。
【0019】ドラム5aまたは5b(以下、単に「5」
とする)の構成を図2及び図3に示す。ドラム5は、中
心軸10とドラム本体11からなる固定径の非拡縮ドラ
ムであり、ドラム本体11には粗バーの先端を挿入する
グリップ孔12が形成されている。また、ドラム本体1
1は、外径が軸方向中央部から両端に向けて徐々に大き
くなる凹クラウン形状をなし、バー材のエッジ部のみが
ドラム表面に接触する構成となっている。
【0020】巻取・巻出装置3の構造の詳細を図4〜図
9に示す。巻取・巻出装置3は、図4〜図7に示すよう
に、左右1対のドラム保持フレーム20、巻取位置およ
び巻出位置でのドラム駆動装置21a,21b、ドラム
駆動装置21a,21bと非拡縮ドラム5を連結または
連結を解除するクラッチ22a,22b、油圧シリンダ
ー駆動のドラムクランプ23a,23b、コイルオープ
ナー24、ピンチローラ50、圧延ライン内に設置さ
れ、上面に転動ローラ25を備えたドラムリフター2
6、このドラムリフター26を横行させるレール51、
圧延ライン外に設置され、同様に上面に転動ローラ27
を備えたドラムリフター28、圧延ライン外でドラム保
持フレーム20とドラムリフター28の間をつなぐ転動
ローラ29a,29b、圧延ライン外のドラムリフター
28を横行させるレール30、ドラム引出しシリンダー
31a及びドラム挿入シリンダー31b、待機位置にて
待機ドラム5c(後述)を回転させる回転ローラ32、
回転ローラ32を昇降する油圧シリンダ52、及び待機
ドラム5cを加熱し所定温度に保つ電気ヒータ33とを
備えている。
【0021】巻取ドラム5aによるコイル6aの巻取が
完了すると、クラッチ22aを解除して巻取ドラム5a
をドラム駆動装置21aから切り離す。また、ドラムク
ランプ23aを解除した後、巻取ドラム5a及び巻取コ
イル6aをドラムリフター26によりドラム保持フレー
ム20からわずかに上昇させ、ドラムリフター26をレ
ール51上で横行させることにより仕上ミル側の巻出位
置に搬送し、ドラムクランプ23bにより固定し、更に
クラッチ22bを接続し、ドラムをドラム駆動装置21
bと接続する。この巻出位置でコイル及びドラムは巻出
コイル6b及び巻出ドラム5bとなり、巻出コイル6b
はコイルオープナー24、ピンチローラ50を介して巻
出され、上記のように仕上圧延機群により仕上圧延され
る。
【0022】巻出コイル6bの巻出が完了すると、クラ
ッチ22bを解除し、図6に示すように圧延ライン内の
ドラムリフター26により巻出ドラム5bをドラム保持
フレーム20よりわずかに上昇させ、次にドラム引出し
シリンダー31によりそのドラム5bを転動ローラ2
5,29b,27上を移動させ、圧延ライン外のドラム
リフター28上に引出す。次いで、ドラムリフター28
をレール30上で横行させ、ドラム5bを転動ローラ2
9a側の待機位置に移し、待機ドラム5cとなる。そし
て、ここで図8及び図9に示すように、油圧シリンダー
52により回転ローラ32を待機ドラム5cと共に上昇
させ、回転ローラ32によりドラム5cを回転しなが
ら、電気ヒータ33等によりドラム5cを加熱し、ドラ
ム表面を均一な所定温度に保つ。なお、圧延ライン内に
も同様な回転ローラ32、油圧シリンダ52、電気ヒー
タ33を配置し、次の粗バー圧延までに時間的余裕があ
る場合に、下記のようにドラムを巻取位置に移動した
後、この巻取位置にて巻取ドラム5aを回転させなが
ら、表面を均一に加熱してもよい。
【0023】巻取位置において、粗バー巻取が終了し、
巻取ドラム5aが巻取コイル6aと共に上記のように巻
出位置に搬送されると、待機ドラム5cはドラム挿入シ
リンダー31bにより押されて転動ローラ29a上を移
動し、圧延ラインの巻取位置にセットされる。次いで、
クラッチ22aを連結することにより、巻取ドラム5a
として次の粗バーの巻取りを開始する。以上の動作を繰
り返すことにより、粗バーの巻取り、巻出しが円滑に行
われる。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。図10
に従来のアルミニウム板の熱間圧延設備を示す。通常、
この設備は、可逆式の粗圧延機1台、仕上タンデム圧延
機3〜5台で構成される。本実施例で設けた巻取・巻出
装置は配置されていない。この従来方式の設備長は次の
ようになっている。圧延スケジュールはアルミニウムの
場合1000番台、3000番台、5000番台で大き
く異なるが、平均的な3000番台について、スラブの
寸法を560mm厚、8m長さとして、粗圧延を終了し
たバー材の厚さを26mm、仕上圧延を終了した製品の
厚さを2.3mmとすれば、 バー材の最大長さ(粗
圧延最終パス後のバー材長さ) 8m×(560/26)=172m 粗圧延最終1パス前のバー材長さ 圧下率30%として172×(1−0.3)=120.
4m 粗圧延最終2パス前のバー材長さ 圧下率30%として120.4×(1−0.3)=8
4.3m したがって、図9に示す方式では、粗圧延機1と仕上圧
延機群2との間隔は粗圧延最終パス後のバー材長さに相
当する172m以上必要であり、粗圧延機の入側テーブ
ルの長さは粗圧延最終1パス前のバー材長さに相当する
120m以上必要であり、設備長としては合計最低でも
292m以上を要することになる(ここで、設備長には
シャー等の補機を含まないものとしている)。このこと
は、単に設備長を長くするのみならず、テーブルを構成
するテーブルローラ4a,4bが莫大な数になり、ロー
ラ表面に付着するアルミコーティングの除去作業に多大
の手間を必要とする欠点をも合せ持つことになる。
【0025】本実施例は、このテーブル長を大幅に短縮
することにより前述の欠点を解消するものである。すな
わち、まず第1に、バー材の最大長は粗圧延機1の最終
パスで得られ、このため図10に示す設備では粗圧延機
1と仕上圧延機群2間は最低172mを要する。これに
対し、本実施例では最終パス後のバー材は巻取・巻出装
置3にて一旦コイルに巻き取られる。このため、粗・仕
上圧延機間に来る最後のバー材は粗圧延最終2パス前で
あり、その長さは前述の如く84mで済み、172m−
84m=88mのテーブル長の短縮となり、巻取装置の
ため10m要したとしても設備長は78m短縮される。
【0026】次に、粗圧延機群と仕上圧延機群の間にコ
イルボックスをおき、粗圧延後バー材を一旦コイルに巻
取ってから仕上圧延を行ない、スペースの軽減とバー材
の冷却防止を狙った方式は、特公昭53−16380号
公報に記載のように従来公知であり、実用化もされてい
る。しかし、このコイルボックスは、バー材に曲げを与
えてルーズに巻取るもので、内径側はオープンであるた
め巻締によってバー材同士の滑りが生じる。このため、
普通鋼板の場合は、よほどスケールを除去しないとバー
表面に疵が発生し、冷間圧延後もその欠陥が残り高級材
には使えない。また、アルミニウム板の場合は表面欠陥
が激しくて製品にならない。
【0027】本実施例では、コイルボックス式を止め、
ドラムにタイトに巻取ることによりその欠点を防止する
ものである。すなわち、バー材を巻取る方法としては、
グリップがなく押さえローラによる摩擦力で巻取るダウ
ンコイラー方式と、グリップ孔を有するいわゆるステッ
ケルミルに使用される非拡縮ドラムによる巻取方式とあ
るが、ダウンコイラーでは、巻取完了までのスリップ
疵、及び押えローラによる疵つきが発生する。そのた
め、本実施例では、図2及び図3に示すようなステッケ
ルミル式のグリップ孔12のある非拡縮ドラム5とした
ものである。
【0028】また、非拡縮ドラム5を用いタイトに巻き
取る場合でも、巻取張力が確保されるまでにバー材がド
ラム上で滑りを生じ得る。アルミニウム板の場合、ドラ
ムに接触し、滑りを生じると不良品となる。バー材の巻
取においてはバー材の厚みが20〜40mと厚いため、
ドラム径1mとして周長3m、最終の冷間圧延後の0.
2〜0.4mm厚みでは、約300mの長さもの不良品
となり、大変な損失になる。
【0029】本実施例では、その欠点を解消するためド
ラムの形状に工夫を施したものである。すなわち、上記
のように、ドラム本体11を外径が軸方向中央部から両
端に向けて徐々に大きくなる凹クラウン形状としたもの
であり、バー材のエッジ部のみがドラムに接触するよう
になる。このようにすることによりバー材はエッジ部の
みに疵が発生するが、ここの部分は、もともと熱間圧延
後、耳切りされる部分なので歩留り低下にはならない。
この場合、バー材のエッジ以外の中央部がドラムに接触
するか倒れ込むかが心配されるが、その懸念はないこと
が実証された。これは板厚が厚いことと、巻取張力が低
いことによる。
【0030】因みに、バー材が隙間なくコイルに巻取ら
れるための必要張力σt は、次の式から求められる。F
を全張力として、
【0031】
【数1】F=σt Bh=Ms /ρ …(1) ここに、Bは板幅 hは板厚 Ms はバー材の塑性曲げモーメント ρ
は曲げ半径 また、
【0032】
【数2】Ms =Bh2 σs /4 …(2) σs は材料の降伏点 Dをドラム径とすれば、ρ=D/2で、
【0033】
【数3】σt =hσs /2D …(3) ここで、具体的にD=1000mm、H=26mm、σ
s を1000番アルミニウムで2Kg/mm2 、300
0番アルミニウムで6Kg/mm2 、5000番アルミ
ニウムで12Kg/mm2 とすれば、 1000番アルミニウムの場合: σt =26×2/2000=0.026Kg/mm2 3000番アルミニウムの場合: σt =26×6/2000=0.078Kg/mm2 5000番アルミニウムの場合: σt =26×12/2000=0.156Kg/mm2 そのときの外圧による圧力σr は、一層目で2hσt
Dとなり、上述の3例でそれぞれ2h/D=2×26/
1000=5.2%と極めて小さくなる。更に巻取りが
進むと、外圧σr は増加する傾向にあるが、バー材の剛
性のためその影響が初巻(一層目)のバー材まで及び難
いと考えられる。
【0034】最後に、バー材を一旦コイルに巻き取って
から巻出して、仕上圧延機に供給する場合、同じ場所で
巻取・巻出の両方を行えば、巻出し圧延中は粗圧延機は
最終パス圧延を行なえないため、生産量が低下する。本
実施例では、前述したように、巻取・巻出装置3は、巻
取ドラム5aをドラム駆動装置21aから切離し、巻取
位置とは別の位置に移動して別のドラム駆動装置21b
によって巻出されるものである。また、巻取位置に対し
ては、巻出位置と巻取位置との間に待機位置が設けら
れ、待機ドラム5cが準備されているので、速やかに次
の粗バー巻取のための巻取ドラムをセットすることがで
きる。また、待機ドラム5cは待機中、電気ヒータ33
により所定の温度に加熱されているので、巻取コイルの
温度低下を生じることなく巻取位置にセット後速やかに
使用できる。したがって、本実施例では、バー材を一旦
コイルに巻取るにも係わらず、生産量の低下は最小に押
さえることができ、かつ温度低下も防止できる。なお、
生産量を更に大きくしたい場合は、巻取完了後の待期位
置を巻取位置と巻取位置の中間に設けてもよい。この場
合、巻取完了後のドラム及びコイルは、図5〜図9に示
したのと同様の機構で待機位置に取出し、また待機位置
から巻出位置にセットすることができる。
【0035】以上要約すれば、本実施例によれば、粗圧
延機1と仕上圧延機群2の中間に巻取・巻出装置3を設
置したので、設備長を約60%に短縮でき、設備建設費
の大幅な低減が可能となり、またテーブルローラ長も短
縮でき、アルミコーティング除去作業が大幅に軽減され
る。更に、巻取・巻出装置3を非拡縮ドラム式としたの
で、バー材間の滑りによる疵の発生が防止でき、品質の
良好な板材を製造できる。
【0036】また、非拡縮ドラム5の形状がテーパー状
の凹クラウンになっていので、材料の疵付きが、もとも
と耳切りされるエッジ部のみとなり、特に先端部の歩留
りが向上する。
【0037】更に、巻取ドラム5aはバー材をコイルに
巻取った後、駆動装置21aから切離され、巻出位置に
移送され、巻出完了後の巻出ドラム5bは、巻出開始ま
での時間内で待機位置で所定の温度に加熱され、再び元
の巻取位置に戻すので、粗圧延と仕上圧延が各々独立に
実施可能となり、生産量を低下させることなく上記の巻
取圧延が可能となると共に、待機時のドラムの温度低下
を防止でき、バー材巻取り時のバー材の温度低下を防止
できる。
【0038】本発明の第2の実施例を図11〜図13に
より説明する。図11において、本実施例の金属板熱間
圧延設備は、図1に示す第1の実施例において、1台の
可逆式4段粗圧延機の代わりに2台の2段圧延機を含む
一体式の可逆式2段粗圧延機30を設置したものであ
る。他の構成は、可逆式2段粗圧延機30の採用により
設備長が更に短縮されている点を除いて、第1の実施例
と同様である。
【0039】図12及び図13に可逆式2段粗圧延機3
0の構成の詳細を示す。図11において、ミルハウジン
グ31には2組の上作業ロール32a,33a及び上軸
受箱34a,35a,36a,37a、2組の下作業ロ
ール32b,33b及び下軸受箱34b,35b(一部
図示せず)が収納されている。すなわち、可逆式粗圧延
機30は、1つのミルハウジング31の中に2組の2段
ミルを組込んだ構成となっている。本明細書では、これ
を「ツインミル」と略称する。
【0040】また、各上作業ロール32a,33a及び
下作業ロール32b,33bは、圧延方向と直角な線に
対して、それぞれ同時に互いに反対方向にクロスする構
成となっており、そのために図12に示すように、上軸
受箱34a,35a,36a,37aをそれぞれ独立に
付勢する油圧シリンダー38a,39a,40a,41
aからなるクロス装置が設置されている。下軸受箱34
b,35b等に対しても同様なクロス装置が設けられて
いる。
【0041】上下軸受箱の軸方向は、キーパープレート
42a,43a,42b,43bにより拘束されてい
る。これらキーパープレートは、軸受箱の傾動を許容す
る円弧面44a,45a(一部のみ図示)を有してい
る。
【0042】ロール組替時は、上下ロールの傾角を0
°、すなわち圧延方向と直角とし、2組の上下ロール及
び軸受箱を同時にハウジング31より引出して交換す
る。なお、図示していないが、上下ロールは一般の圧延
機と同様、ユニバーサル継手及び減速機を介してモータ
により駆動される。
【0043】以上のように構成した本実施例は、前述し
た第1の実施例の効果を更に拡大するものである。、す
なわち、本実施例では、一体式の可逆式2段粗圧延機3
0の採用により、2台の2段圧延機を近接配置した構成
となっている。2台の2段圧延機の圧下率を同じく30
%と仮定すれば、粗圧延機30の入側のバー材長さは粗
圧延機1台の場合の120mの70%の84mとなり、
粗圧延機30の出側のバー材長さは粗圧延機1台の場合
の84mが0.7×0.7=0.49の41mと大幅に
短縮される。ただし、粗圧延機を2台の4段ミルの近接
配置とすれば、粗圧延機がコスト高となる上に、粗圧延
機間の距離も6m程度長くなる。
【0044】本実施例では、更にこの点を改善するた
め、上記のように一体式の可逆式2段粗圧延機30、す
なわち1つのミルハウジング31内に2組の2段ミルを
組込んだ「ツインミル」としている。このツインミルに
することによってコストの上昇は軽減でき、また2台の
粗ミル間の距離も1.5m程度に短縮できる。更に、粗
ミルを2台にすることによって生産能力は倍増し得る能
力を有するため、バー材の板厚は更に薄くでき、仕上ミ
ルの台数は少くて済む。また、バー材が薄くなるための
欠点は温度低下とテーブルのローラピッチの短縮による
コスト高であるが、前者はコイルに巻取ることにより防
げ、後者は、テーブル長の長い粗ミル入側ではそれでも
従来より薄くはならないで済み、また粗ミル出側では薄
くなるがテーブル長が極端に短くなるためコストに響か
ない。
【0045】2段ミルの粗圧延機は、4段ミルに比し作
業ロール径が大きいため、噛込の点で厚いスラブの圧延
に好適であるが、補強ロールがないのでロールの撓みが
圧延荷重によって大きく変わる。アルミニウム板の場
合、材質による圧延荷重の変化が大きいため材料毎にロ
ールのクラウンを変える必要がある。
【0046】本実施例では、この点に対しても配慮して
おり、2段ツインミルに2組のロールを同時にクロスさ
せるクロス装置を採用することによって、板クラウン制
御を容易に実施し、これによりアルミニウム板圧延の如
く圧延荷重の変化が大きい場合でも、充分な板クラウン
制御能力を発揮し、圧延の品質を向上している。
【0047】本発明の第3の実施例を図14〜図16に
より説明する。図14において、本実施例の金属板熱間
圧延設備は、図11に示す第2の実施例において、巻取
・巻出装置3と仕上圧延機群2との間に、仕上圧延中の
バー材の後端と巻取・巻出装置30から巻出されるバー
材の先端とを接合するバー材接合機60を設置したもの
である。バー材接合機60としては、特開昭60−24
4401号公報あるいは特開昭57−109504号公
報に記載のように走間接合機を採用し、先行バー材の後
端と後行バー材の先端を走間状態で接合する。このと
き、図15及び図16に示すように、後行バー材61を
供給する巻出ドラム5b及び巻出コイル6bは、軸受箱
62に内蔵された制動機63により張力を与えられなが
ら、油圧シリンダ64により仕上圧延機群2側の巻出位
置まで移動する。また、仕上圧延後は、剪断機65によ
り板材を分割し、カローゼル方式の巻取機7a,7ab
により連続的にコイル8A,8Bの巻取りを行なう。
【0048】本実施例によれば、仕上圧延を連続で行う
ことができ、生産性が向上し、かつ歩留り及び品質が向
上する効果がある。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。 (1)粗圧延機と仕上圧延機群の中間に巻取・巻出装置
を設置したので、設備長を従来の約60%に短縮でき、
設備建設費の大幅な低減が可能となり、またテーブルロ
ーラ長も短縮でき、アルミコーティング除去作業が大幅
に軽減される。
【0050】(2)巻取・巻出装置をドラム式としたの
で、バー材間の滑りによる疵の発生が防止でき、品質の
良好な板材を製造できる。
【0051】(3)ドラムの表面をテーパ状の凹クラウ
ン形状にしたので、材料の疵付きが、もともと耳切りさ
れるエッジ部のみとなり、特に先端部の歩留りが向上す
る。
【0052】(4)ドラムにバー材を巻取った後、巻出
位置に移送し、巻出完了後のドラムを待機位置を経由し
て再び元の巻取位置に戻すので、粗圧延と仕上圧延が各
々独立に可能であり、従来と同等の生産量を確保でき
る。
【0053】(5)待機位置にあるドラムを加熱して所
定の温度に保つので、待機時の温度低下を防止でき、バ
ー材巻取り時のバー材の温度低下を防止できる。
【0054】(6)粗圧延機を1つのハウジング内に2
組の2段ミルを収納するので、設備長の一層の短縮が可
能となる。
【0055】(7)2組のロール群を同時に上下反対方
向にクロスさせるので、アルミニウム板圧延の如く、圧
延荷重の変化が大きい場合でも、十分な板クラウン制御
能力を発揮し、良質の圧延を実施できる。
【0056】(8)巻取・巻出装置と仕上圧延機群との
間にバー材接合機を設置したので、連続して仕上圧延を
行なうことができ、生産性向上、歩留り向上、品質向上
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による金属板熱間圧延設
備の全体配置図である。
【図2】非拡縮ドラムの横断面図である。
【図3】非拡縮ドラムの正面図である。
【図4】巻取・巻出装置の正面図である。
【図5】巻取・巻出装置の平面図である。
【図6】巻取・巻出装置の図5におけるVI−VI線断
面図である。
【図7】巻取・巻出装置の圧延ライン外のドラムリフタ
ーを示す図である。
【図8】巻取・巻出装置の図5におけるVIII−VI
II線断面図である。
【図9】巻取・巻出装置の図5におけるIX−IX線断
面図である。
【図10】従来の金属板熱間圧延設備の全体配置図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例による金属板熱間圧延
設備の全体配置図である。
【図12】ツインミルの正面図である。
【図13】ツインミルの平面図である。
【図14】本発明の第3の実施例による金属板熱間圧延
設備の全体配置図である。
【図15】図14に示す巻出ドラム部分の正面図であ
る。
【図16】図14に示す巻出ドラム部分の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 可逆式粗圧延機 2 仕上圧延機群 3 巻取・巻出装置 5,5a,5b 非拡縮ドラム 6a,6b コイル 10 グリップ孔 20 ドラム保持フレーム 21a,21b ドラム駆動装置 22a,22b クラッチ 24a,24b 転動アーム 26,28 ドラムリフター 31a ドラム引出しシリンダー 31b ドラム挿入シリンダー 33 電気ヒータ 30 ツインミル 32a,33a,32b,33b 上下作業ロール 38a〜41a 油圧シリンダー(クロス装置) 50 バー材接合機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21C 49/00 C 7011−4E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1台の可逆式の粗圧延機と仕
    上圧延機群とで構成される金属板熱間圧延設備におい
    て、 前記粗圧延機と仕上圧延機群との中間に、ドラム式の巻
    取・巻出装置を設置し、前記粗圧延機と仕上圧延機群と
    の距離を、粗圧延最終パス後のバー材長さ以下に短縮し
    たことを特徴とする金属板熱間圧延設備。
  2. 【請求項2】 少なくとも1台の可逆式の粗圧延機と仕
    上圧延機群とで構成される金属板熱間圧延設備におい
    て、 前記粗圧延機と仕上圧延機群との中間に、ドラム式の巻
    取・巻出装置を設置しかつ前記可逆式の粗圧延機を2
    台、近接配置し、前記粗圧延機と仕上圧延機群との距離
    を、粗圧延最終パス後のバー材長さ以下に短縮したこと
    を特徴とする金属板熱間圧延設備。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の金属板熱間圧延設備にお
    いて、前記2台の粗圧延機は、1つのミルハウジングの
    中に2組の2段ミルを組込んだ一体型の2段粗圧延機で
    あることを特徴とする金属板熱間圧延設備。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の金属板熱間圧延設備にお
    いて、前記一体型の2段粗圧延機は、上ロール2本と下
    ロール2本をそれぞれ同時に互いに反対方向にクロスさ
    せる手段を備えることを特徴とする金属板熱間圧延設
    備。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の金属板熱間圧延
    設備において、前記巻取・巻出装置のドラムは、金属板
    の先端を挿入するグリップ孔を有しかつ外径が軸方向中
    央部から両端に向けて徐々に大きくなる凹クラウン形状
    をした非拡縮ドラムであることを特徴とする金属板熱間
    圧延設備。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の金属板熱間圧延
    設備において、前記巻取・巻出装置は、巻取位置にてド
    ラムに巻取られたコイルを巻出位置に移送する第1の手
    段と、巻出位置にて巻出完了後のドラムを待機位置を経
    由して巻取位置に戻す第2の手段を更に有することを特
    徴とする金属板熱間圧延設備。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の金属板熱間圧延設備にお
    いて、前記第2の手段は、巻出完了後のドラムを巻出位
    置から引出す手段、引出されたドラムを前記待機位置に
    移送する手段、前記待機位置に移送されたドラムを巻取
    位置に送込む手段を備えることを特徴とする金属板熱間
    圧延設備。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の金属板熱間圧延設備にお
    いて、前記巻取・巻出装置は、前記待機位置にあるドラ
    ムを加熱して所定の温度に保つ手段を更に有することを
    特徴とする金属板熱間圧延設備。
  9. 【請求項9】 請求項1または2記載の金属板熱間圧延
    設備において、前記巻取・巻出装置と前記仕上圧延機群
    との間に、仕上圧延中のバー材の後端と巻取・巻出装置
    から巻出されるバー材の先端とを接合する手段を設置し
    たことを特徴とする金属板熱間圧延設備。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0734793A1 (de) * 1995-03-28 1996-10-02 MANNESMANN Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von warmgewalztem Stahlband
WO1997036700A1 (fr) * 1996-04-03 1997-10-09 Hitachi, Ltd. Laminoir, et procede et equipement de laminage
US6286354B1 (en) * 1996-04-03 2001-09-11 Hitachi, Ltd. Rolling mill and rolling method and rolling equipment
US7823431B2 (en) 2003-06-13 2010-11-02 Siemens Industry, Inc. Method and apparatus for temporarily interrupting the passage of long products between upstream and downstream paths in a rolling mill
JP2012152824A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Achenbach Buschhuetten Gmbh マグネシウムストリップを製造するための最終圧延装置及びマグネシウムストリップの製造方法

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