JPH05177008A - 洞道内ケーブルの消火方法及び発泡消火装置 - Google Patents

洞道内ケーブルの消火方法及び発泡消火装置

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JPH05177008A
JPH05177008A JP4155746A JP15574692A JPH05177008A JP H05177008 A JPH05177008 A JP H05177008A JP 4155746 A JP4155746 A JP 4155746A JP 15574692 A JP15574692 A JP 15574692A JP H05177008 A JPH05177008 A JP H05177008A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洞道内ケーブルの接続部又は交叉部の火災を
消火する。 【構成】 ケーブル1のケーブル接続部2又は交叉部周
囲を網状の耐火性布8で囲み、火災発生時にはこの囲ま
れた空間内に泡を放出して火災を消火する。 【効果】 短時間で消火できる。発泡消火装置を用いる
ことによりスペースを節約でき、ポンプなども不要であ
る。また泡が火炎を包むので、火災時の発煙を一時的に
封じ込め、この間に作業者が安全な場所に非難できる。
ケーブル1の接続部又は交叉部周囲を囲むのが絶縁体の
耐火性布8であるから、アークによる障害が防止でき、
アーク発生時の爆風及び爆発による飛散物も緩和でき
る。耐火性布は金網等の金属性の網状体と異なりフレキ
シブル性に富むので、囲った空間内へのケーブル1の貫
通部周辺の密着性に優れ、ケーブルの揺動を吸収でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洞道内地中ケーブルの
接続部又は交叉部の火災を消火する方法、並びに発泡消
火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洞道内に布設されている地中ケーブルに
火災が発生すると、地絡事故等を誘発し大災害になる虞
れがある。そしてケーブル火災はケーブルの接続部分又
は交叉部分が最もその発生の可能性が高いと考えられ
る。従って現在、この接続部分周囲に適宜の消火装置を
設置して初期消火体制を採っているのであるが、従来の
消火方法は適宜の熱感知装置と連動したバルブを開放
し、ポンプによって接続部周囲に水を噴霧させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらそのよう
な方法では、設置箇所が長距離になると、ポンプの定格
等の関係から水圧の低下などに伴う種々の制約が生じ、
そのままでは所期の目的が達せられない虞れが出てく
る。これに対処するには大型のポンプ及びそれに対応し
た設備、スペースが必要となったり、消火用水を蓄えた
大きなタンクを一定距離毎に設置したりする必要があ
り、コスト、スペースの確保に問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明ではそのような
問題を解決するため、以下のような構成を採ったもので
ある。即ち請求項1項のものは、ケーブルの接続部又は
交叉部周りを予め網状の耐火性布で囲っておき、当該接
続部又は交叉部に火災が発生した際に、当該耐火性布に
よって囲まれた空間内に泡を放出させてケーブル火災を
消火しようとするものである。この耐火性布としては、
アラミド繊維で構成した耐火性布が適している。また通
風性と泡の維持との兼ね合いから、耐火性布の目の粗密
度は10メッシュ程度のものが望ましい。
【0005】つぎに請求項2項のものは、洞道内におけ
るケーブルの接続部又は交叉部外周に直接、耐熱高強力
繊維からなる網状布をルーズにかぶせて被い、この網状
布の端部を接続部又は交叉部外周に固定しておき、当該
接続部又は交叉部に火災が発生した際に、その網状布の
内周と接続部又は交叉部外周との間に泡を放出させてケ
ーブル火災を消火しようとするものである。この耐熱高
強力繊維はアラミド繊維とシリカ繊維とをより合わせて
つくったもので、強度が高いと共に高温にも十分耐えら
れるものである。
【0006】また請求項3項のものは、洞道内における
ケーブルの接続部又は交叉部外周に直接、耐熱高強力繊
維からなる網状布を、当該接続部又は交叉部に沿って複
数個並べてかぶせて被い、これらの各網状布の端部を接
続部又は交叉部外周に固定しておき、当該接続部又は交
叉部に火災が発生した際に、これらの各網状布の内周と
接続部又は交叉部外周との間に泡を放出させてケーブル
火災を消火しようとするものである。
【0007】さらにそのような消火方法に使用するのに
適した高発泡型の消火装置として、圧縮ガスによって薬
剤を網状体に吹き付けて消火用の泡を発生させる装置に
おいて、網状体の断面(網状体の面に対して直角方向断
面)を略波形にしたことを特徴とする、消火装置を請求
項4項に提案した。ここでいう網状体とは、パンチング
メタル、金網等、小孔が多数存在するようなものをい
う。
【0008】またかかる構成を有する消火装置におい
て、網状体における多数の孔の周縁部分が、吹き付け元
の側へ***していることを特徴とする高発泡消火装置を
請求項5項に提案した。
【0009】さらに又消火用の泡を発生させる消火装置
において、薬剤と水と圧縮窒素ガスとを混合して封入し
たことを特徴とする、低発泡消火装置を請求項6項に提
案した。
【0010】
【作用】請求項1によれば、耐火性布で囲まれた空間内
の火災は、当該空間内に泡が充満し、火炎を覆包するこ
とによって消火される。また爆発が生じた際も爆風は網
状の耐火性布を通って外部に分散、放出し、耐火性布が
破れたりせず、泡を確実に保持し、消火する。
【0011】請求項2によれば、耐熱高強力繊維からな
る網状布で被われたケーブル接続部又は交叉部に火災が
生じた場合、これを検知して当該網状布の内周と接続部
又は交叉部外周との間に泡が放出し、当該網状布を膨ら
ませながら泡が充満する。これにより火炎を覆包するこ
とにより消火される。また爆発等の場合は、上記請求項
1のものと同様に作用する。請求項3によれば、火災が
生じたケーブル接続部又は交叉部箇所の外周を被ってい
る網状布毎にこれを検知して当該網状布の内周と接続部
又は交叉部外周との間に泡が放出し、当該網状布を膨ら
ませながら泡が充満する。これによりより速く火炎を覆
包することができる。また爆発等の場合は、上記請求項
1のものと同様に作用する。
【0012】請求項4によれば、網状体の断面が略波形
であるから、従来の平面状網状体と比べて表面積即ち小
孔の数が増大している。請求項5によれば、孔の周縁部
分が吹き付け元の方へ***しているので、従来型より薬
剤の網状体に対する滞留、付着時間が長い。また孔を被
う薬剤の量も多くなる。従って効率よく泡を発生させる
ことができ、しかも発生した泡も壊れにくくかつ、泡維
持時間が長いものである。
【0013】請求項6によれば、火災を検知した際、低
発泡消火装置の弁が開き直ちに泡が放出する。その際上
記高発泡消火装置と異なり、空気を吸い込む必要がな
い。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例の平面説明図、
図2は側面説明図、図3は図1におけるA−A線断面図
であって、図中1はケーブル、2はケーブル接続体、3
は洞道内側壁、4は洞道内床面である。一般に洞道内に
おいて布設するケーブル1は、洞道内壁に支持された立
金物5に適宜の受け金具6を水平に固着し、この受け金
具6にケーブルを載置させるようにして布設されてい
る。
【0015】これら立金物5を利用して、チャネル材や
アングル材で構成される適宜の枠体7が、ケーブル接続
体2を囲むように設置され、さらにこの枠体7に10メ
ッシュの耐火性布8が取付けられている。枠体7はチャ
ネル材やアングル材で矩形状に構成したものを順次立て
金物5に固着することによって形成されている。そして
長手方向両端部のケーブル1の貫通部には、耐火性繊維
で構成した略円錐形状の貫通部被覆体9、10が固着さ
れている。枠体7の洞道内側壁3側外方には、消火装置
取付体11が立金物5に固着されており、高発泡消火装
置12はこの消火装置取付体11に固着して設置されて
いる。高発泡消火装置12の吹き出し部にはダクト13
が取付けられ、このダクト13の吹出口は枠体7の略中
央部分洞道内側壁3側に設置した金網パネル14に穿設
した開口部に向けられている。
【0016】次に高発泡消火装置12の詳細を図4、図
5及び図6に基づいて説明すると、その本体は略筒体を
なし、外周壁15は二重構造になっており、さらに中空
部分は環状の隔壁16によって仕切られ、夫々環状の隔
室17、18が形成されている。隔室17には圧縮窒素
ガスと共に薬剤が封入され、隔室18には高圧の窒素ガ
スと共に水が封入されている。なお19は両隔室17、
18を結ぶバイパスに設けられた均圧弁であり、この均
圧弁19を開放しておくことにより、水と薬剤が同圧に
て保たれ、適正な混合比にて混合される。
【0017】高発泡消火装置12の本体の中心には混合
自動弁20が設けられ、隔室17、18に貯蔵された薬
剤と水はここで混合されて、定流量弁21を経由してノ
ズル22から、窒素ガスの圧力により本体の一端開口部
に張った発泡ネット23に向けて噴射される。そして当
該発泡ネット23を通過する際に周囲の空気を巻き込ん
で、図6に示したように消火用の泡が大量に放出される
ようになっている。なお混合自動弁20の開閉は、枠体
7における適宜箇所に設けた感熱型の検知ヘッド24か
らの信号によって自動的に行われる。
【0018】前出発泡ネット23は図4、図5に示した
ように、断面が波打ったパンチングメタルによって構成
され、その表面積の増大に伴って孔25の数が増加して
いるタイプのものを採用した。しかも多数穿設されたこ
れら孔25の周縁部分は、図5に示したように吹き付け
元(ノズル22側)へと***している。このように***さ
せることにより、効率よく良質な消火用の泡が生成でき
る。
【0019】第1実施例のための主要設備機器は叙上の
ように構成されており、ケーブル接続体2に火災が発生
すると、その熱を検知ヘッド24が感知し、ただちに作
動信号が混合自動弁20に送られてこれを開放する。そ
うすると発泡ネット23から大量の泡が噴出し、ダクト
13から耐火性布8で囲まれた空間内に放出され火災は
消火される。また単に泡を火災に向けて噴射するのと異
なり、一定の区画内に泡を放出してこれを充満させるこ
とができるので、極めて短時間で消火できるものであ
る。このとき耐火性布8は網状であるから、泡が空間内
を占めていって充満する際空気が逃げやすく、かつ10
メッシュ程度のものを採用することにより、泡が漏れ出
ることもない。
【0020】常態においては、ケーブル接続体2を囲ん
でいるのが網状の耐火性布8であるから通風性がよく、
地中ケーブルに求められる冷却性を損ねることはない。
また地中高圧ケーブルは前後左右に揺動するが、耐火性
布8は柔軟性に富んでいるので、実施例で図ったように
貫通部被覆体9、10などの取着も簡単でケーブル1の
貫通部分周りの密着性確保が楽であり、かつケーブル1
がそのように揺動しても何等支障はない。しかも耐火性
布体8の採用によりアーク障害が防止され、またアーク
発生時の爆風及び爆発による飛散物も緩和できるので、
人員並びに各種機器への被害を抑えることができる。
【0021】なお上記第1実施例で採用した高発泡消火
装置12は所謂一体型で、窒素ガスと薬剤、水を一つの
本体にセットしたタイプを用いたが、さらにコンパクト
化を図ったり、多量の窒素ガスと薬剤、水を供給するた
めに、図7に示した第2実施例のような別体型の高発泡
消火装置31も提供できる。このタイプは薬剤、水の入
ったボンベ32を別体にしてこれを洞道内床面4に設置
し、枠体に固定するのを混合自動弁、ノズル、発泡ネッ
ト等の部材としたものである。従って洞道内側壁3と立
金物5とのあいだのスペースを大きくとれない場合や、
大量の窒素ガスと薬剤、水を用意する場合などに有効で
ある。
【0022】次ぎに図8はこの発明の第3実施例の平面
説明図、図9は同側面説明図、図10は図8におけるB
−B線断面図であって、ケーブル1、ケーブル接続体
2、洞道内側壁3、洞道内床面4、立金物5及び受け金
具6は上記第1実施例と同様の構成である。この実施例
の場合は、上記第1実施例の枠体7を設けず、アラミド
繊維とシリカ繊維をより合わせてなる耐熱高強力繊維か
ら成る略方形の網状布33を二つ用意し、各網状布33
をケーブル接続体2の外周長手方向に並べてこれらを夫
々をケーブル接続体2の外周に直接かぶせて被い、各網
状布33の各端部を紐34で縛る。この様にして二つの
網状布33でケーブル接続体2の外周を被う。
【0023】また上記立金物5等適宜の支持材に上記二
つの各網状布33に泡を供給する二つの各低発泡消火装
置35を支持し、これらの各低発泡消火装置35から導
出した各パイプ36の他端を三本に分岐させて分岐パイ
プ36aとし、各分岐パイプ36aの先端を上記ケーブ
ル接続体2の外周に沿って間隔を開けて配置し、各分岐
パイプ36aの先端に検知ヘッド37を設けている。そ
してこれらの各検知ヘッド37を内側に入れて上記各網
状布33でケーブル接続体2の外周を被っている。
【0024】そしてこの第3実施例の場合、上記ケーブ
ル接続体2の箇所で火災が発生した場合、その熱を一番
近い検知ヘッド37が感知し、ただちに相応する低発泡
消火装置35の弁が開き、大量の泡が各検知ヘッド37
から放出する。そうすると網状布33で囲まれたケーブ
ル接続体2の外周空間に泡が充満し、網状布33を膨ら
ませて網状布33の内周とケーブル接続体2の外周との
間に放出され火災は消火される。
【0025】なお上記第3実施例ではケーブル接続体2
の外周に二枚の網状布33をケーブル接続体2の長手方
向に並べて被覆しているが、これに限らず網状布33を
大きくして一枚の網状布33でケーブル接続体2を被っ
ても良い。また上記いずれの実施例においてもケーブル
接続体2につき説明したが、これに限らずケーブル交叉
部においても同様の方法を採用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、予め囲った空
間内に泡を放出させることによって消火するので、洞道
内ケーブルの接続部の消火が迅速かつ効果的に行える。
しかもそのための設備、器具等の設置も簡単である。高
発泡装置を用いることにより、スペースを節約でき、ポ
ンプなども不要である。
【0027】またこの様に泡が火炎を包むので、火災時
の発煙を一時的に封じ込め、作業者がこの間に安全な場
所に非難することができる。また火災時に起きる爆風に
よる爆音は、耐火性布と空間内にある泡が消音の役目を
し、耐火性布により飛散物を防止することができる。ま
たケーブルの接続部を囲むのが絶縁体の耐火性布である
から、アークによる障害が防止でき、そのうえアーク発
生時の爆風を分散させ、て耐火性布の網目から爆風を逃
がすことができる。しかも金網等金属性の網状体と異な
りフレキシブル性に富むので、囲った空間内へのケーブ
ル貫通部の密着性に優れ、しかもケーブルの揺動にも追
従できる。
【0027】請求項2の発明によれば、上記請求項1項
についての効果に加え、予めケーブル接続体又は交叉部
に耐熱高強力繊維からなる網状布を直接かぶせて被うた
め、設備、器具がより簡単であり、作業性が良く、また
嵩張らず、狭い洞道内に適している。また耐熱高強力繊
維は強度が高いと共に高熱に対しても耐えられ、泡を内
部に保持でき、消火を確実に助けるものである。
【0028】また請求項3の発明によれば、上記請求項
1項についての効果に加え、ケーブル接続体又は交叉部
を被う耐熱高強力繊維からなる網状布を複数に分割して
いるため、泡を充満させる空間が小さく、それ故ケーブ
ル接続体又は交叉部外周の火災発生箇所をより速く泡で
包むことができる。
【0029】請求項4によれば、網状体の断面が略波形
であるから、従来の平面状網状体と比べて表面積即ち小
孔の数が増大し、その結果、より多量の泡を発生させる
ことができ、迅速な消火が実現できる。また装置全体も
従来型よりもコンパクトにでき、洞道内等限られたスペ
ースに設置するのに適している。
【0030】請求項5によれば、請求項2による効果を
そのまま具有しつつ、さらに効率よく泡を発生させるこ
とができる。しかも発生する泡は壊れにくく泡を維持し
ている時間が長い良質のものである。したがって、消火
にあたって最適な泡を提供できる。
【0031】請求項6項によれば、低発泡消火装置は構
成が極めて簡単で、他の動力源が不要であり、どこにで
も極めて簡単に取り付けができ、それ故場所をとらな
い。また泡を発生させる際、高発泡消火装置ではきれい
な空気を吸引しなければならないが、火災時は煙をも吸
引してしまうおそれがあり、その場合泡を十分発生でき
ないおそれがあるが、この低発泡消火装置では、泡の発
生の際、空気を吸引する必要がないため、煙が発生した
際も、確実に泡を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例においてケーブル接続体を耐火性布
体で囲った様子を示す平面説明図である。
【図2】第1実施例においてケーブル接続体を耐火性布
体で囲った様子を示す側面説明図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】常態にある第1実施例に係る高発泡消火装置の
側面断面図である。
【図5】第1実施例に係る発泡ネットの縦断面図であ
る。
【図6】発泡状態にある第1実施例に係る高発泡消火装
置の側面断面図である。
【図7】高発泡消火装置を別体型にした第2実施例にお
ける軸方向からの説明図である。
【図8】第3実施例においてケーブル接続体を耐火性布
体で囲った様子を示す平面説明図である。
【図9】第3実施例においてケーブル接続体を耐火性布
体で囲った様子を示す側面説明図である。
【図10】図8におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 ケーブル接続体 3 洞道側壁 4 洞道床面 6 受け金具 7 枠体 8 耐火性布 9 貫通部被覆体 10 貫通部被覆体 12 高発泡消火装置 13 ダクト 22 ノズル 23 発泡ネット 25 孔 33 網状布 35 低発泡消火装置 36 パイプ 37 検知ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洞道内におけるケーブルの接続部又は交叉
    部周りを予め網状の耐火性布で囲っておき、当該接続部
    に火災が発生した際に、その耐火性布で囲まれた空間内
    に泡を放出させることを特徴とする、ケーブルの消火方
    法。
  2. 【請求項2】洞道内におけるケーブルの接続部又は交叉
    部外周に直接、耐熱高強力繊維からなる網状布をルーズ
    にかぶせて被い、この網状布の端部を接続部又は交叉部
    外周に固定しておき、当該接続部又は交叉部に火災が発
    生した際に、その網状布の内周と接続部又は交叉部外周
    との間に泡を放出させることを特徴とする、ケーブルの
    消火方法。
  3. 【請求項3】洞道内におけるケーブルの接続部又は交叉
    部外周に直接、耐熱高強力繊維からなる網状布を、当該
    接続部又は交叉部に沿って複数個並べてルーズにかぶせ
    て被い、これらの各網状布の端部を接続部又は交叉部外
    周に固定しておき、当該接続部又は交叉部に火災が発生
    した際に、これらの各網状布の内周と接続部又は交叉部
    外周との間に泡を放出させることを特徴とする、ケーブ
    ルの消火方法。
  4. 【請求項4】圧縮ガスによって薬剤等を網状体に吹き付
    けて消火用の泡を発生させる装置において、網状体の断
    面を略波形にしたことを特徴とする、高発泡消火装置。
  5. 【請求項5】網状体における多数の孔の周縁部分を、吹
    き付け元の側へ***させたことを特徴とする、請求項4
    の記載の高発泡消火装置。
  6. 【請求項6】消火用の泡を発生させる装置において、薬
    剤と水と圧縮窒素ガスとを混合して封入したことを特徴
    とする、低発泡消火装置。
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