JPH05176178A - ディジタル画像信号の伝送装置 - Google Patents

ディジタル画像信号の伝送装置

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JPH05176178A
JPH05176178A JP35782791A JP35782791A JPH05176178A JP H05176178 A JPH05176178 A JP H05176178A JP 35782791 A JP35782791 A JP 35782791A JP 35782791 A JP35782791 A JP 35782791A JP H05176178 A JPH05176178 A JP H05176178A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】DCTで発生した可変長データを簡単な回路お
よび制御で、所定のビット幅のデータにフレーム化す
る。 【構成】(8×8)のブロックのDCTで発生した係数
データが可変長符号化される。このコード(DC、AC
0〜AC62)が直流分を先頭にして、交流分を低次か
ら高次の順序で前に詰める。また、付加コードBA0〜
BA3内には、そのシンクブロックのデータエリア内で
最初の直流分DCの位置を示すポインタが挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高能率符号化として
DCTを使用するディジタル画像信号の伝送装置、特
に、伝送データのフレーム化に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を例えば回転ヘッ
ドにより磁気テープに記録するディジタルVTRが知ら
れている。ディジタルビデオ信号の情報量が多いので、
その伝送データ量を圧縮するための高能率符号化が採用
されることが多い。種々の高能率符号化の中でも、DC
T(Discrete Cosine Transform)の実用化が進んでい
る。
【0003】DCTは、1フレームの画像を例えば(8
×8)のブロック構造に変換し、このブロックを直交変
換の一種であるコサイン変換処理するものである。その
結果、(8×8)の係数データが発生する。このような
係数データは、ランレングス符号、ハフマン符号等の可
変長符号化の処理を受けてから伝送される。伝送時に
は、一定長のデータ毎にブロック同期信号が付加された
シンクブロックの構成とされるのが普通である。
【0004】受信側では、シンクブロックに含まれるデ
ータを可変長符号の復号を行った後に、画像データに変
換する逆DCT変換がなされる。可変長符号の復号の場
合には、受信データから各係数データと対応するコード
を正しく抽出する必要がある。従来では、係数データ間
に存在する重要度の相違を考慮して、重要度が高い直流
分、交流分の低次のデータ、すなわち、重要語をなるべ
く正しく抽出できるように考慮された配列を使用してい
た。
【0005】図8は、従来の伝送データの一例のシンク
ブロックを示す。シンクブロックの先頭にブロック同期
信号SYNCが位置し、その後に、ID信号および付加
コードBAが位置し、付加コードの後に可変長符号化さ
れた係数データが位置する。この係数データの中で重要
度が高い直流分(DC)と低次の交流分(AC0〜AC
2)と座標データHVとが付加コードBAから一定の間
隔Txの位置に配される。PTは、シンクブロックのデ
ータ毎に付加されたエラー訂正符号のパリティである。
図8において、斜線領域は、余った隙間に詰められた他
の交流分の係数データを意味している。
【0006】このようなデータ配列を実現するフレーム
化回路の構成の一例を図9に示す。図示せずDCTの変
換器からの係数データDTが量子化回路31および見積
り器32に供給される。見積り器32は、所定期間のデ
ータ量を目標値Am以下とするための量子化ステップを
決定する。この量子化ステップを示す量子化番号QNO
がメモリ33に供給される。メモリ33からの量子化番
号QNOが量子化回路31に供給され、係数データDT
が量子化される。この量子化は、再量子化であって、量
子化回路31の出力には、ビット数が制御された係数デ
ータが発生する。この発生データ量の制御は、ディジタ
ルVTRに特有の処理で、所定期間(例えば1フレー
ム)のデータを1トラック内に記録するために必要であ
る。但し、直流分は、重要であるため再量子化されな
い。
【0007】量子化回路31の出力がエリア検出回路3
4およびセレクタSW1の入力端子に供給される。エリ
ア検出回路34は、量子化された(8×8)のデータ中
で、有意な(零でないという意味)データの存在する範
囲を検出し、この範囲を示す座標データHVを発生す
る。この座標データHVがメモリ39に供給される。
【0008】セレクタSW1は、直流分のコードを出力
端子aを通じてメモリ38に書き込み、その出力端子b
を通じて交流分のコードを可変長符号化回路35に供給
する。可変長符号化回路35によって、ランレングス符
号化、ハフマン符号化等の処理をされた交流分のコード
のうちで、低次のものがメモリ40に供給され、それ以
外のものがFIFO36に供給される。
【0009】メモリ33、38、39、40およびFI
FO36には、所定の書き込み/読み出しアドレス、メ
モリ制御信号が供給され、メモリ38、39、40およ
びFIFO36からの読み出しデータがセレクタSW2
の入力端子a、b、c、dにそれぞれ供給される。セレ
クタSW2の出力データがパッキング回路37に供給さ
れ、図8のように、付加コードを有し、重要度が高いデ
ータが規則的に配列されたデータが出力される。図8中
には、含まれていないが、この図9の構成の場合には、
メモリ33から読み出された量子化番号も、重要語の一
つとして、規則的に配列される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルVTRにお
いて、磁気テープの速度が記録時のものに比してより高
速とされる変速再生時には、ヘッドの再生軌跡が複数の
トラックに跨がり、複数のトラックから断片的にデータ
が再生される。通常、1シンクブロックが再生されたデ
ータを有効データとして扱い、変速再生時の再生画像が
構築される。かかる変速再生時では、図8の従来のデー
タ配列では、直流分および低次のデータを得ることがで
きても、そのブロックの交流分のデータは、他のブロッ
クに含まれる場合が殆どであり、得ることができない。
その結果、モザイク状の再生画像しか得られない。直流
分のみを規則的に配する時には、よりこの問題が大き
い。
【0011】また、図9に示されるように、重要語を規
則的に配するためのバッファメモリが必要とされ、回路
規模が大きく、処理が複雑化する問題がある。さらに、
重要語以外の可変長コードの区切りの検出を誤った時に
は、このエラーが1シンクブロック内に収まらず、時間
的に前のシンクブロックから後のシンクブロックにま
で、伝搬する問題がある。
【0012】従って、この発明は、小さい回路規模で、
簡単な制御によって、変速再生時の画質を向上できるデ
ィジタル画像信号の伝送装置を提供することにある。
【0013】この発明の他の目的は、エラー伝搬を1シ
ンクブロック内に抑えることができるディジタル画像信
号の伝送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力ディジ
タル画像信号をDCTによって圧縮符号化し、上記符号
化されたディジタル画像信号を伝送するようにしたディ
ジタル画像信号の伝送装置において、符号化によって生
じた係数データを直流分、交流分の低次のものから高次
のものに向かう順序で、ビット方向および所定のビット
幅方向に順次詰め込み、また、一定量のデータ毎にシン
クブロック同期信号を付加するための回路と、シンクブ
ロック同期信号が付加された所定のビット幅のデータを
伝送するための手段とからなることを特徴とするディジ
タル画像信号の伝送装置である。また、この発明は、直
流分の係数データのそのシンクブロック内のバイト位置
およびビット位置を示すポインタを付加し、さらに、一
定量のデータ毎にシンクブロック同期信号を付加して伝
送するものである。
【0015】
【作用】重要度が高い直流分のデータを規則的に並べる
処理が不要であって、回路構成が簡単とできる。また、
直流分および交流分の係数データが同じシンクブロック
内に含まれるので、変速再生時の画質を良好とできる。
さらに、ポインタを付加することで、エラー伝搬をシン
クブロック内に抑えることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明によるフレーム化回
路の構成を示す。1は、図示せぬDCTの変換回路で発
生した(8×8)の係数データDTが供給される量子化
回路である。この係数データは、見積り器2にも供給さ
れる。
【0017】図2Aは、係数データDTの(8×8)の
構成を示す。直流分DCは、例えば9ビットであり、交
流分の係数データAC0〜AC62は、それぞれ10ビ
ット(サインビット+9ビット)である。1ブロックで
64個の係数データDTは、直流分DCを先頭にして、
AC0、AC1、AC2、・・・・のジグザク走査の順
で次数が低いものから高いものに向かって順に配列され
たものである。交流分の次数は、直流分との距離が大き
いほど高いくなる。この交流分の係数データの中で、斜
線を付したAC0〜AC7を低次の交流分として扱って
いる。
【0018】量子化回路1では、係数データDT内の直
流分は、再量子化されず、交流分が再量子化される。こ
の量子化ステップが見積り器2によって決定される。デ
ィジタルVTRの場合では、編集等の処理がフレーム単
位でなされるので、1フレーム当りの発生データ量が目
標値Amと等しいか、あるいはそれ以下となる必要があ
る。DCTおよび可変長符号化で発生するデータ量は、
符号化の対象の絵柄によって変化するので、所定期間当
りの発生データ量を目標値Am以下とする処理(バッフ
ァリング処理)がなされる。1フレーム毎にバッファリ
ング処理を行っても良いが、この例では、15マクロブ
ロック単位でバッファリングを行う。
【0019】マクロブロックは、1ブロック当りの(8
×8)の係数データを複数ブロック集めたものである。
例えばコンポーネント方式の(Y:U:V=4:1:
1)のビデオデータの場合には、1フレーム内の同一位
置の、4個のYブロックと1個のUブロックと1個のV
ブロックとの計6ブロックが1マクロブロックを構成す
る。サンプリング周波数が13.5MHzの場合では、1
フレームの画像が(858サンプル×525ライン)で
あり、その内の有効データが(704サンプル×480
ライン)とされる。上述のコンポーネント方式の場合に
は、1フレームの全ブロック数は、(704×6/4)
×480÷(8×8)=7920として求められる。従
って、7920÷6=1320が1フレーム内のマクロ
ブロックの個数である。
【0020】見積り器2は、バッファリング期間の発生
データ量を目標値以下とすることができ、且つなるべく
小さい値の量子化ステップを決定する。この方法として
は、複数の量子化ステップで係数データの量子化(すな
わち、係数データの各コードを量子化ステップで割算す
る処理)を並列に行い、その結果のデータ量を監視し、
上述の条件を満足する量子化ステップを択一的に決定す
る。この場合、全ての次数の交流分の係数データに対し
て、共通の量子化ステップを適用するのに限らず、その
次数に応じた量子化ステップを使用しても良い。つま
り、交流分の係数データを次数に応じて、複数のグルー
プに分割し、量子化ステップとして、複数のグループの
それぞれに対するものを用意する。そして、量子化ステ
ップを異ならせる場合、複数のグループに対する量子化
ステップの組を複数個準備し、複数の量子化ステップの
組で量子化を行い、その結果を参照して最適な量子化ス
テップが決定される。
【0021】見積り器2において決定された量子化ステ
ップは、量子化番号で表現される。この量子化番号がメ
モリ3に書き込まれる。メモリ3(あるいは見積り器
2)からの量子化番号が後段の処理に送られるととも
に、量子化回路1に供給される。この量子化回路1で、
交流分が量子化番号と対応する量子化ステップで再量子
化がなされる。この再量子化は、上述の量子化ステップ
の決定と同様に、次数に適応したものでも良い。
【0022】量子化回路1の出力がセレクタSWの入力
端子aおよびエリア検出回路4に供給される。セレクタ
SWの入力端子bには、エリア検出回路4からの座標デ
ータHVが供給される。エリア検出回路4は、量子化回
路1からのコード信号の中で有意な(すなわち、零でな
い)データが存在する範囲を検出する。(8×8)のブ
ロックを2次元座標(H=0、1、・・・7、V=0、
1、2、・・・7)で表し、図2Bに示すように、有意
なコードの存在範囲の2次元座標(H、V)をエリア検
出回路4が検出する。
【0023】セレクタSWは、コードの時には、量子化
回路1の出力を選択し、座標データHVを挿入するタイ
ミングでエリア検出回路4の出力を選択する。セレクタ
SWの出力が可変長符号化回路5に供給される。可変長
符号化回路5の出力がFIFO6に供給され、FIFO
6の出力がパッキング回路7に供給される。パッキング
回路7では、後述するように、アドレス、直流分の位置
を示すポインタ等を含む付加コードBAがDCTのコー
ド信号に対して付加される。FIFO6に対する入力デ
ータのレイトは、可変長コードのために変化するが、そ
の出力データのレイトは、一定とされる。パッキング回
路7は、FIFO6の出力データを順に詰めて、所定の
ビット幅例えばバイト幅のデータを発生する。
【0024】パッキング回路7内あるいはその後には、
図示せずも、ブロック同期信号、ID信号を付加する回
路が設けられ、これによってシンクブロック構成の記録
データが生成される。記録データは、さらに、シャフリ
ング、エラー訂正符号化、チャンネルコーディング等の
処理を受けてから複数の回転ヘッドに供給され、磁気テ
ープ上に記録される。一例として、2本のトラックが二
つの近接して配された回転ヘッドによって同時に形成
れ、10本のトラックに1フレームのデータが分割して
記録される。なお、PCMオーディオ信号は、エラー訂
正符号化され、ビデオデータと混在して記録されるか、
あるいは1トラック内に設けられたオーディオデータ記
録区間に記録される。
【0025】図3Aは、この一実施例のシンクブロック
の構成を示す。2バイトのブロック同期信号SYNCの
後に、2バイトのID信号が付加される。ID信号は、
ビデオデータの方式(NTSC、PAL、HD、S
D)、アフレコの有無等の識別と、ID信号に対するパ
リティとを含む。ID信号の後に、4バイトの付加コー
ドBA0、BA1、BA2、BA3が付加される。この
付加コードの後のデータエリア区間に、DCTで発生し
たコードおよび座標データHVが配される。最後に、パ
リティPTが位置する。
【0026】エラー訂正符号として、積符号が使用さ
れ、その水平方向および垂直方向のデータに対して、リ
ード・ソロモン符号の符号化がそれぞれされる。水平方
向のエラー訂正符号が内符号と称され、垂直方向のエラ
ー訂正符号が外符号と称される。内符号は、1シンクブ
ロックのデータエリアに含まれるデータに対してなさ
れ、水平パリティPTが生成される。垂直パリティのみ
を含むシンクブロックもありうる。変速再生時では、シ
ンクブロックとして切り出されたデータが有効として扱
われ、内符号を使用したエラー訂正がなされる。図3C
は、エラー訂正符号の構成を示している。1シンクブロ
ックのデータエリアが2次元配列の1行を構成し、水平
パリティPTが生成される。各列のデータに対して、垂
直パリティが生成される。
【0027】DCTのコード信号は、直流分DCを先頭
に、交流分の有意なものが低次から高次に向かって順に
シンクブロック内に詰め込まれる。座標データHVは、
この例では、直流分の後に挿入している。図3の例で
は、付加コードBA3の直後に直流分DC0が位置して
いるが、直流分DCの位置は、ブロックのコードの長さ
が可変であるので、まちまちである。好ましくは、1シ
ンクブロックのデータエリア内に、少なくとも1ブロッ
クのコードが含まれるように、シンクブロックの長さが
規定される。重要なのは、1ブロックの係数データと対
応するコードがひとかたまりでシンクブロック内に存在
していることである。
【0028】付加コードBA0〜BA3のビット構成の
詳細は、図3Bに示される。BA0の先頭の2ビット
(TYPE0、TYPE1)11は、そのシンクブロッ
クがビデオデータか、オーディオデータか、垂直パリテ
ィデータか、ビデオ/オーディオの混在データの識別等
に使用される。BA1の8ビットとBA0の6ビット
(BLKN0〜BLKN13の符号が付されている)の
規定は、下記のものである。
【0029】(BLKN3〜BLKN13)12:1フ
レーム内の1320個のマクロブロックのアドレス (BLKN0〜BLKN2)13:マクロブロック
(Y、Y、Y、Y、U、V)内のアドレス
【0030】BA2およびBA3のビットの規定を下記
に示す。 (QNO0〜QNO4)14:量子化ステップを規定す
る量子化番号 (NEBIT0〜NEBIT2)15:次の最初の直流
分のコードDCまでの距離(ビット数) (NEBYT0〜NEBIT6)16:次の最初の直流
分のコードDCまでの距離(バイト数) (SHUF)17:シャフリングの態様の識別 1フレーム内で、マクロブロック単位のシャフリングが
され、そのシャフリングのパターンとして複数の態様が
適応的且つ選択的に使用される。
【0031】上述の付加コードBAの中で、直流分の位
置を規定するポインタ(NEBIT0〜NEBIT2)
15および(NEBYT0〜NEBIT6)16は、可
変長コードの区切りの検出が誤った場合に、このエラー
が伝搬することを断ち切る(リフレッシュ)することが
できる。また、このポインタによって、変速再生時に1
ブロックのデータの取込みの先頭位置が分かる。
【0032】上述のポインタの生成について説明する。
図4は、ポインタの生成と関連する信号のタイミングチ
ャートである。クロックCKは、可変長コードのコード
の区切りと同期している。ブロックパルスBLKPは、
1ブロックの64個のコード毎に発生するパルスであ
る。コードは、直流分DCを先頭として、63個の交流
分AC0〜AC62が順に並べられたデータである。こ
こでは、コードの最大のビット長を17ビットとしてお
り、AC0〜AC62は、0〜17ビットの範囲内の有
効ビット長を有する。この有効ビット長を示す5ビット
の長さコードLENがコードと同期して伝送される。
【0033】図5は、ポインタの生成の説明のためのも
ので、簡単のため座標データHVについては、省略され
ている。シンクブロック内のデータエリア長がDで表さ
れ、データのビット幅(この例ではバイト)がBで表さ
れる。ポインタは、データエリア内の先頭から最初の直
流分のコード迄の距離(バイト数NBYおよびビット数
NBI)を示す。
【0034】図6で示すポインタ生成回路で加算器21
に長さコードLENが供給され、加算器21の出力が1
クロック遅延のためのフリップフロップ22に供給さ
れ、フリップフロップ22の出力が加算器21に帰還さ
れる。フリップフロップ22の出力は、デコーダ24お
よびフリップフロップ26にも供給される。フリップフ
ロップ22は、NORゲート23の出力が“0”の時に
クリアされる。NORゲート23には、クリア信号IN
Cおよびデコーダ24の出力が供給される。
【0035】フリップフロップ22がクリア信号INC
でゼロクリアされてから、長さコードLENを累算す
る。この累算結果がデコーダ24に供給され、デコーダ
24は、累算結果が(D×B)に到達した時に、出力を
発生し、これによりフリップフロップ22がクリアされ
る。このようにして、モジュロ(D×8)の加算が実現
される。デコーダ24の出力を反転したものがパルスN
XSYとされる。このパルスNXSYは、シンクブロッ
クの有効なデータエリア長Dを飛び越えたタイミング、
すなわち、次のシンクブロックに値が渡ったタイミング
を示す。
【0036】このパルスNXSYが発生した後のブロッ
クパルスBLKPは、そのシンクブロックで最初の直流
分のコードDCの位置を示している。コントローラ25
は、パルスNXSYの後のブロックパルスBLKPのタ
イミングでイネーブル信号をフリップフロップ26に与
える。フリップフロップ22がデコーダ24の出力でク
リアされる直前に、フリップフロップ22の出力がコン
トローラ25からのイネーブル信号でフリップフロップ
26に取り込まれる。
【0037】図7は、上述のブロックパルスBLKPと
パルスNXSYとフリップフロップ22の内容の関係を
示している。フリップフロップ22の内容が(D×B)
の値に到達し、パルスNXSYが発生してから最初にブ
ロックパルスBLKPが発生する迄の値27a、27
b、27c、・・・がそのシンクブロックの最初の直流
分のコードの位置を示している。加算器21フリップフ
ロップ22は、2進数で動作しているので、フリップフ
ロップ26の出力の下位3ビットがNBIを示し、これ
が付加コードにNEBIT0〜2としてそのシンクブロ
ックに挿入され、また、その上位7ビットがNBYを示
し、これが付加コードNEBY0〜6としてそのシンク
ブロックに挿入される。
【0038】なお、この発明は、ディジタルVTRに限
らず、ディスク記録/再生装置、ディジタル画像信号を
通信路を介して伝送する場合等にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、シンクブロック内に
1ブロックの係数データと対応するコードをまとめて配
しているので、フレーム化の回路および処理が簡単であ
り、必要なメモリ容量を低減できる。また、変速再生時
には、再生されたシンクブロックのデータが直流分およ
び交流分の両方を含むので、再生画像の画質を良好とで
きる。さらに、この発明は、直流分の位置を示すポイン
タをシンクブロック毎に付加しているので、可変長コー
ドの区切りの検出が誤っても、ポインタを用いてリフレ
ッシュすることができ、エラーの伝搬を最小限に抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるフレーム化のため
の構成を示すブロック図である。
【図2】DCTで発生した係数データの説明のための略
線図である。
【図3】伝送データのシンクブロックの配列、付加コー
ドの構成およびエラー訂正符号の説明のための略線図で
ある。
【図4】ポインタ生成の説明のためのタイミングチャー
トである。
【図5】ポインタの説明のための略線図である。
【図6】ポインタ生成回路の一例のブロック図である。
【図7】ポインタ生成回路の動作説明のためのタイミン
グチャートである。
【図8】従来のデータ配列の一例の略線図である。
【図9】従来のフレーム化回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 量子化回路 2 発生データ量の見積り器 5 可変長符号化回路 7 パッキング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/133 Z 4228−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル画像信号をDCTによっ
    て圧縮符号化し、上記符号化されたディジタル画像信号
    を伝送するようにしたディジタル画像信号の伝送装置に
    おいて、 上記符号化によって生じた係数データを直流分、交流分
    の低次のものから高次のものに向かう順序で、ビット方
    向および所定のビット幅方向に順次詰め込み、また、一
    定量のデータ毎にシンクブロック同期信号を付加するた
    めの手段と、 上記シンクブロック同期信号が付加された上記所定のビ
    ット幅のデータを伝送するための手段とからなることを
    特徴とするディジタル画像信号の伝送装置。
  2. 【請求項2】 入力ディジタル画像信号をDCTによっ
    て圧縮符号化し、上記符号化されたディジタル画像信号
    を伝送するようにしたディジタル画像信号の伝送装置に
    おいて、 上記符号化によって生じた係数データを直流分、交流分
    の低次のものから高次のものに向かう順序で、ビット方
    向および所定のビット幅方向に順次詰め込み、また、上
    記直流分の係数データのそのシンクブロック内のバイト
    位置およびビット位置を示すポインタを付加し、さら
    に、一定量のデータ毎にシンクブロック同期信号を付加
    するための手段と、 上記シンクブロック同期信号が付加された上記所定のビ
    ット幅のデータを伝送するための手段とからなることを
    特徴とするディジタル画像信号の伝送装置。
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