JPH0517350Y2 - - Google Patents

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JPH0517350Y2
JPH0517350Y2 JP2094187U JP2094187U JPH0517350Y2 JP H0517350 Y2 JPH0517350 Y2 JP H0517350Y2 JP 2094187 U JP2094187 U JP 2094187U JP 2094187 U JP2094187 U JP 2094187U JP H0517350 Y2 JPH0517350 Y2 JP H0517350Y2
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floor panel
flat plate
floor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のフロア構造に係り、詳しく
は、フロアパネル上面に配置された内装部材の劣
化による足元の違和感の発生や見栄えの低下を防
止するようにした自動車のフロア構造に関する。
〔従来技術〕
自動車のフロア構造は、通常、フロアパネルに
コの字状などの断面形状のフレーム部材を縦方向
あるいは横方向に配置して充分な剛性を得るよう
にしている。例えば、実開昭57−141177号公報に
は、フロアパネルの下面にフレームを構成するク
ロスメンバーおよびサイドメンバーを配置したフ
ロア構造が記載されている。
ところで、乗用車などにあつては、空力抵抗や
スタイリングなどの点からフロア外面を平坦にす
る必要があつたり、また、最低地上高を確保しつ
つ車高を低くする必要があり、フロアパネルの上
面にフレーム部材が配置されることがある。ある
いは、適度にフロア面を低くして車室内スペース
および最低地上高を比較的に有利に確保しつつ、
車高を低くするために、フロアパネルの上面また
は下面に比較的小さなビードを形成するととも
に、断面形状のやや小さいフレーム部材をこれに
対向させ、両者によつて形成される閉断面が部分
的にフロアパネルの平坦面よりも上方に突出する
ように配置することもある。このような場合、フ
ロアの表面が同一平面となるように、弾力性のあ
る内装部材が、フレーム部材、あるいはビードを
覆うようにしてフロアパネルの上面全体に配置さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のようにフロアパネルの上面にフレーム部
材が配置される場合、あるいはフロアパネルの上
面にビードが形成される場合、内装部材が劣化す
ると弾力性を失い、足元にフレーム部材やビード
のごつごつとした違和感が生じることがある。あ
るいは、内装部材のへたりにより、フレーム部材
やビードが突出してフロアの表面に凹凸ができ、
見栄えが損なわれるようなこともある。
本考案は、このような事情を考慮してなされ、
フロアパネル上に配置された内装部材の劣化によ
る足元の違和感の発生や見栄えの低下を防止する
ようにした自動車のフロア構造を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の手段は、車体底部を形成するフロアパ
ネルが、車体両側部で前後方向に延設されるサイ
ドシル間に設けられ、上記フロアパネルとの間
に、フロアパネルの平坦面よりも上方に突出した
閉断面を形成するように、フレーム部材が上記フ
ロアパネルに取り付けられ、水平方向に延出する
平板部と、その下部に形成される係合部とを有す
る適度に剛性のあるクツシヨン部材が、上記閉断
面の上部を形成している部材に係合載置され、上
記クツシヨン部材の平板部とほぼ同一面となるよ
うに一体に形成される上面を有する内装部材が、
前記フロアパネルの上に配置されていることであ
る。
〔作用〕
車体両側部で前後方向に延設されるサイドシル
間に設けられるフロアパネルに、フレーム部材が
取り付けられ、両者によりフロアパネルの平坦面
よりも上方に突出した閉断面が形成される。その
閉断面の上部を形成する部材の上に、水平方向に
延出する平板部と、その下部に形成される係合部
を有する剛性のあるクツシヨン部材が係合載置さ
れ、フレーム部材が適度に剛性のあるクツシヨン
部材によつて覆われる。そして、前記フロアパネ
ルの上面に配置される内装部材が、フレーム部材
の周辺部において、内装部材と一体に形成される
クツシヨン部材の適度な剛性によつて、その平板
部とほぼ同一面に保持され、足元違和感の発生や
見栄えの低下が防止される。
〔考案の効果〕
本考案の自動車のフロア構造は、車体底部を形
成するフロアパネルが、車体両側部で前後方向に
延びるサイドシル心間に設けられ、上記フロアパ
ネルとの間に、フロアパネルの平坦面よりも上方
に突出した閉断面を形成するように、フレーム部
材が上記フロアパネルに取り付けられ、水平方向
に延出する平板部と、その下部に形成される係合
部とを有する適度に剛性のあるクツシヨン部材
が、上記閉断面の上部を形成している部材に係合
載置され、上記クツシヨン部材の平板部とほぼ同
一面に一体に形成される上面を有する内装部材
が、前記フロアパネルの上に配置されているの
で、フロアパネル上に配置された内装部材が劣化
しても、足元の違和感の発生や見栄えの低下が防
止される。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
本例に示す自動車のフロア構造は、フロアパネ
ルの上面を覆う内装部材の劣化による足元違和感
の発生やフロア表面の見栄えの低下などを防止す
るようにしたもので、第2図に示すような乗用車
20に採用され、以下のように構成される。
第1図に示すように、車体底部1を形成するフ
ロアパネル2が、車体両側部で前後方向に延設さ
れるサイドシル3間に設けられ(図示は片側の
み)、そのフロアパネル2との間に、フロアパネ
ル2の平坦面2aよりも上方に突出した閉断面4
を形成するように、フレーム部材5が、上記フロ
アパネル2に取り付けられる。そして、水平方向
に延出する平板部6aと、その下部に形成される
係合部6bとを有する適度に剛性のあるクツシヨ
ン部材6が、上記閉断面4を形成する部材である
フレーム部材5の上部に係合載置される。そのク
ツシヨン部材6の平板部6aとほぼ同一面に一体
に形成される上面を有する内装部材7が、前記フ
ロアパネル2の上に配置されている。
フロアパネル2の上面に上方に突出して配置さ
れるフレーム部材5は、フロントサイドメンバー
と称される縦強度部材で、断面形状が略コ字状を
した型鋼により形成される。このフロントサイド
メンバー5とフロアパネル2との間には、上記し
たように、フロアパネル2の平坦面2aよりも上
方に突出した矩形状の閉断面4が形成される。こ
のフロントサイドメンバー5の上部に係合載置さ
れるクツシヨン部材6は、ポリプロピレン、
ABS樹脂、あるいは硬質ゴムなどで形成される。
そして、第3図aに示すように、その上面に平板
状の平板部6aが形成されるとともに、その下部
には、縦方向に配置されるフロントサイドメンバ
ー5に対して上方から被嵌できるような下開放の
凹状の係合部6bが形成されており、横方向に位
置ずれすることのないようになつている。なお、
クツシヨン部材として、上記の他に、例えば、内
装部材7とのあいそい性をよくするためには、第
3図bに示すように、平板部6aの両端をテーパ
状としたもの、あるいは内装部材7との一体化を
強化するためには、第3図cに示すように、平板
部6aの下面に凹凸を設けたものなどを採用して
もよい。
上面がほぼ同一面となるように上記のクツシヨ
ン部材6と一体的に形成される内装部材7はパツ
ドと称され、足元の感触をソフトなものとするた
めに、弾力性のある発泡ウレタンなどにより形成
される。その下部には、遮音効果のある合成樹脂
材よりなるメルシート8が被着される。そして、
フロントサイドメンバー5が突出している個所
は、上記のパツド7およびメルシート8が切欠か
れ、フロントサイドメンバー5の上に直接クツシ
ヨン部材6を安定に係合載置できるようにしてい
る。このように、表面が同一面となるように形成
されたクツシヨン部材6およびパツド7の上にマ
ツト部材9が敷設される。
このような自動車のフロア構造にあつては、フ
ロントサイドメンバー5はフロアパネル2の上面
に突設され、フロアパネル2の下面に突出物はな
いので、最低地上高を有利に確保できる。そし
て、パツド7は、フロントサイドメンバー5が突
出している個所を切欠かれているので、フロア面
が低くなり、車室10内のスペースにゆとりがで
き、車高を低くすることができる。したがつて、
乗用車に要求される空力抵抗やスタイリングなど
の点で有利な構造とすることができる。また、た
とえパツド7が劣化して弾力性が低下したり、あ
るいはへたるようなことがあつても、適度に剛性
のあるクツシヨン部材6によつてフロントサイド
メンバー5の近傍部のフロア面は同一面状に維持
される。したがつて、長期の使用においても、足
元にごつごつした違和感を感じるようなことはな
く、また、フロントサイドメンバー5のみが突出
して見栄えを損なうようなこともない。なお、第
4図に示すように、L字状の受け部6cをこれら
のクツシヨン部材の平板部6aから延長して形状
し、ワイヤハーネス18を抱持させることもでき
る。このようにすれば、別途、ワイヤハーネス1
8の経路を形成するために、例えばサイドシル3
の一部を凹ませて剛性の低下を来したりするよう
なことなく、コンパクトにワイヤハーネス18を
収納できる。
第5図は、上記と異なる実施例を示す。これ
は、フロアパネル11に上方向に凸のビード12
を縦方向に形成し、そのビード12に対向させて
断面形状のやや小さなフロントサイドメンバーで
あるフレーム部材13を下方に凸状となるように
配置したものである。このようなフロア構造にあ
つては、車室14内に突出するビード12はフロ
ントサイドメンバー13によつて補強されるた
め、比較的に小さなものでよい。そのため、フロ
ア面が低くなり、車室14内スペースを有利に確
保できる。したがつて、最低地上高を比較的有利
に確保しつつ、相対的に車高を低くすることが可
能となる。なお、本例でもクツシヨン部材6によ
り、前記実施例と同様に、長期の使用において
も、足元にごつごつした違和感が発生するような
ことはなく、また、ビード12が突出して見栄え
を損なうこともない。
また、第6図に示すように、フロアパネル15
に下方に突出するビード16を形成し、そのビー
ド16に対向させてフロントサイドメンバー17
を上方に凸状となるように配置しても、上記と同
様の効果を得ることができる。なお、上記後の二
つの実施例では、フロアパネルとフレーム部材と
で形成される閉断面は、その一部のみがフロアパ
ネルの平坦面よりも上方に突出しているが、本考
案は、このように閉断面が部分的にフロアパネル
の平坦面の上方に突出しているフロア構造をも対
象としていることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車のフロア構造における
一実施例の要部断面図で、第2図における−
線断面図、第2図は本フロア構造を採用した乗用
車の側面図、第3図a〜cはクツシヨン部材の断
面図、第4図はワイヤハーネスを抱持する受け部
をクツシヨン部材に設けた場合の断面図、第5図
は異なる実施例における要部断面図、第6図は別
の実施例における要部断面図である。 1……車体底部、2,11,15……フロアパ
ネル、2a,11a,15a……平坦面、3……
サイドシル、4……閉断面、5,13,17……
フレーム部材(フロントサイドメンバー)、6…
…クツシヨン部材、6a……平板部、6b……係
合部、7……内装部材(パツド)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体底部を形成するフロアパネルが、車体両側
    部で前後方向に延設されるサイドシル間に設けら
    れ、 上記フロアパネルとの間に、フロアパネルの平
    坦面よりも上方に突出した閉断面を形成するよう
    に、フレーム部材が、上記フロアパネルに取り付
    けられ、 水平方向に延出する平板部と、その下部に形成
    される係合部とを有する適度に剛性のあるクツシ
    ヨン部材が、上記閉断面の上部を形成している部
    材に係合載置され、 上記クツシヨン部材の平板部とほぼ同一面とな
    るように一体に形成される上面を有する内装部材
    が、前記フロアパネルの上に配置されていること
    を特徴とする自動車のフロア構造。
JP2094187U 1987-02-16 1987-02-16 Expired - Lifetime JPH0517350Y2 (ja)

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JPS63128185U JPS63128185U (ja) 1988-08-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5820641B2 (ja) * 2011-06-30 2015-11-24 富士重工業株式会社 車体構造
JP6311780B1 (ja) * 2016-11-28 2018-04-18 マツダ株式会社 車両フロアの遮音構造

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