JPH05168187A - 電動機の導体接続構造 - Google Patents
電動機の導体接続構造Info
- Publication number
- JPH05168187A JPH05168187A JP33684291A JP33684291A JPH05168187A JP H05168187 A JPH05168187 A JP H05168187A JP 33684291 A JP33684291 A JP 33684291A JP 33684291 A JP33684291 A JP 33684291A JP H05168187 A JPH05168187 A JP H05168187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- junction
- wire
- joint
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機のマグネットワイヤ相互間またはマグ
ネットワイヤとリード線芯線との導体接続構造に関し、
マグネットワイヤの絶縁皮膜の除去を簡単確実に行うと
ともに接合部の信頼性の高い導体接続構造を提供する。 【構成】 マグネットワイヤとリード線芯線をからげた
接合部に銅または銅合金からなるスリーブを被せ、抵抗
溶接機の電極間に挟み、所定の圧力をかけながら所定の
電流を流して加熱して絶縁皮膜を軟化させ、スリーブと
ともに圧接することを特徴とする。
ネットワイヤとリード線芯線との導体接続構造に関し、
マグネットワイヤの絶縁皮膜の除去を簡単確実に行うと
ともに接合部の信頼性の高い導体接続構造を提供する。 【構成】 マグネットワイヤとリード線芯線をからげた
接合部に銅または銅合金からなるスリーブを被せ、抵抗
溶接機の電極間に挟み、所定の圧力をかけながら所定の
電流を流して加熱して絶縁皮膜を軟化させ、スリーブと
ともに圧接することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の導体接続構造に
関し、詳しくは電動機のマグネットワイヤ相互間または
マグネットワイヤとリード線との導体接続構造に関する
ものである。
関し、詳しくは電動機のマグネットワイヤ相互間または
マグネットワイヤとリード線との導体接続構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、電動機のマグネットワイヤ相互間
またはマグネットワイヤとリード線との導体接続は、は
んだ付けによる方法、圧着スリーブによる圧接、接合部
の溶接による方法等が行われているが、いずれの方法に
よっても人手が掛かったり、安定して確実な作業が保証
できず、仕上り品質のバラツキが避けられなかった。は
んだ付けによる場合や圧着スリーブによる圧接では、マ
グネットワイヤの絶縁皮膜の除去が問題で、絶縁皮膜を
削り取ったり有機溶剤で溶かしたりして除去するために
剥離に熟練と手間がかかり、確実に剥離されていないと
導通不良となる問題があり、溶接による場合には絶縁皮
膜を焼き取ることができるが、細いマグネットワイヤで
はマグネットワイヤが溶断されたり、溶接部分が酸化し
て接合が不完全になる等の問題を生じている。
またはマグネットワイヤとリード線との導体接続は、は
んだ付けによる方法、圧着スリーブによる圧接、接合部
の溶接による方法等が行われているが、いずれの方法に
よっても人手が掛かったり、安定して確実な作業が保証
できず、仕上り品質のバラツキが避けられなかった。は
んだ付けによる場合や圧着スリーブによる圧接では、マ
グネットワイヤの絶縁皮膜の除去が問題で、絶縁皮膜を
削り取ったり有機溶剤で溶かしたりして除去するために
剥離に熟練と手間がかかり、確実に剥離されていないと
導通不良となる問題があり、溶接による場合には絶縁皮
膜を焼き取ることができるが、細いマグネットワイヤで
はマグネットワイヤが溶断されたり、溶接部分が酸化し
て接合が不完全になる等の問題を生じている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、マグネットワイヤの絶縁
皮膜の除去が特に熟練を要せず簡単に行うことができ、
且つ接合部の信頼性の高い導体接続構造を提供すること
を目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、マグネットワイヤの絶縁
皮膜の除去が特に熟練を要せず簡単に行うことができ、
且つ接合部の信頼性の高い導体接続構造を提供すること
を目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、マグネットワイヤ相互間またはマグネットワイヤと
リード線先端の露出した芯線とをからげた接合部に、銅
または銅合金からなる円筒状のスリーブを被せ、同接合
部を抵抗溶接機の電極間に挟み、所定の圧力で加圧しな
がら電極間に所定の電流を流して接合部の温度を上げ、
一定温度に達した後、さらに圧力を上げ圧接するように
した。
に、マグネットワイヤ相互間またはマグネットワイヤと
リード線先端の露出した芯線とをからげた接合部に、銅
または銅合金からなる円筒状のスリーブを被せ、同接合
部を抵抗溶接機の電極間に挟み、所定の圧力で加圧しな
がら電極間に所定の電流を流して接合部の温度を上げ、
一定温度に達した後、さらに圧力を上げ圧接するように
した。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、マグネットワイヤ相互間
またはマグネットワイヤと芯線とをからげた接合部に、
銅または銅合金からなるスリーブを被せて抵抗溶接機の
電極間に挟み、所定の圧力を加えながら電極間に所定の
電流を流し接合部の抵抗損により加熱し、接合部の温度
をマグネットワイヤの絶縁皮膜が軟化する状態まで高
め、さらに圧力を上げることにより軟化した絶縁皮膜を
押し退けて接合部を圧接することができる。
またはマグネットワイヤと芯線とをからげた接合部に、
銅または銅合金からなるスリーブを被せて抵抗溶接機の
電極間に挟み、所定の圧力を加えながら電極間に所定の
電流を流し接合部の抵抗損により加熱し、接合部の温度
をマグネットワイヤの絶縁皮膜が軟化する状態まで高
め、さらに圧力を上げることにより軟化した絶縁皮膜を
押し退けて接合部を圧接することができる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１はマグネットワイヤ１とリード線の芯線
２をからげた状態を示す要部斜視図で、リード線の先端
の絶縁皮膜を除去して芯線２を露出させ、マグネットワ
イヤ１の先端を同方向から芯線２にからげ、接合部３を
形成している。さらに、この接合部３の外径に見合う内
径の銅または銅合金からなるスリーブ４に接合部３を嵌
入し、図２に示すように抵抗溶接機の電極５間に挟み、
所定の圧力を加えながら電極５間に所定の電流（例えば
30Ａ程度）を流す。接合部３に加える圧力と電流によ
り、接合部３はその抵抗損により発熱し、マグネットワ
イヤ１の絶縁皮膜が軟化し、スリーブ４の機械的強度が
低下し軟化する温度（300 〜800 °Ｃ）まで上昇する。
この状態で、さらに圧力を加えることによりスリーブ４
が潰され、軟化した絶縁皮膜は押し退けられて、マグネ
ットワイヤ１はリード線の芯線２やスリーブ４に接触
し、確実に接合することができる。導体の寸法・種類、
接合導体数等により、スリーブ４の形状・寸法・材質お
よひ圧力、通電電流の大きさ、通電加圧時間等を設定し
て管理することにより、接合の品質をバラツキなく生成
することができる。
説明する。図１はマグネットワイヤ１とリード線の芯線
２をからげた状態を示す要部斜視図で、リード線の先端
の絶縁皮膜を除去して芯線２を露出させ、マグネットワ
イヤ１の先端を同方向から芯線２にからげ、接合部３を
形成している。さらに、この接合部３の外径に見合う内
径の銅または銅合金からなるスリーブ４に接合部３を嵌
入し、図２に示すように抵抗溶接機の電極５間に挟み、
所定の圧力を加えながら電極５間に所定の電流（例えば
30Ａ程度）を流す。接合部３に加える圧力と電流によ
り、接合部３はその抵抗損により発熱し、マグネットワ
イヤ１の絶縁皮膜が軟化し、スリーブ４の機械的強度が
低下し軟化する温度（300 〜800 °Ｃ）まで上昇する。
この状態で、さらに圧力を加えることによりスリーブ４
が潰され、軟化した絶縁皮膜は押し退けられて、マグネ
ットワイヤ１はリード線の芯線２やスリーブ４に接触
し、確実に接合することができる。導体の寸法・種類、
接合導体数等により、スリーブ４の形状・寸法・材質お
よひ圧力、通電電流の大きさ、通電加圧時間等を設定し
て管理することにより、接合の品質をバラツキなく生成
することができる。
【０００７】
【発明の効果】以上のように本発明においては、マグネ
ットワイヤの絶縁皮膜を予じめ除去することなくリード
線の芯線をからげ、銅または銅合金からなるスリーブを
被せ、抵抗溶接機により加圧しながら電流を流して加熱
し圧着することにより、マグネットワイヤの溶断や絶縁
皮膜による導通不良を排除し、バラツキの少ない信頼性
の高い接合を行うことができる。本発明により熟練と手
間のかかるマグネットワイヤの絶縁皮膜を除去する工程
を省くことができ、コストダウンを図ることができる。
また、マグネットワイヤの絶縁皮膜を除去するために用
いられる有機溶剤等を使用することなく、安全衛生上の
効果を上げることができる。
ットワイヤの絶縁皮膜を予じめ除去することなくリード
線の芯線をからげ、銅または銅合金からなるスリーブを
被せ、抵抗溶接機により加圧しながら電流を流して加熱
し圧着することにより、マグネットワイヤの溶断や絶縁
皮膜による導通不良を排除し、バラツキの少ない信頼性
の高い接合を行うことができる。本発明により熟練と手
間のかかるマグネットワイヤの絶縁皮膜を除去する工程
を省くことができ、コストダウンを図ることができる。
また、マグネットワイヤの絶縁皮膜を除去するために用
いられる有機溶剤等を使用することなく、安全衛生上の
効果を上げることができる。
【図１】本発明のマグネットワイヤとリード線の芯線を
からげた状態を示す要部斜視図である。
からげた状態を示す要部斜視図である。
【図２】抵抗溶接機の電極間に挟んだ状態を示す要部断
面図である。
面図である。
１ マグネットワイヤ ２ 芯線 ３ 接合部 ４ スリーブ ５ 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 繁保 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 米内山 信男 青森県上北郡七戸町字荒熊内67 株式会社 青森ゼネラル内 (72)発明者 古林 善昭 青森県上北郡七戸町字荒熊内67 株式会社 青森ゼネラル内
Claims (1)
- 【請求項１】 マグネットワイヤ相互間またはマグネッ
トワイヤとリード線先端の露出した芯線とをからげた接
合部に、銅または銅合金からなる円筒状のスリーブを被
せ、同接合部を抵抗溶接機の電極間に挟み、所定の圧力
で加圧しながら電極間に所定の電流を流して接合部の温
度を上げ、一定温度に達した後、さらに圧力を上げ圧接
してなることを特徴とする電動機の導体接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33684291A JPH05168187A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 電動機の導体接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33684291A JPH05168187A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 電動機の導体接続構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05168187A true JPH05168187A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18303166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33684291A Pending JPH05168187A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 電動機の導体接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05168187A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006062203A1 (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-15 | Hitachi Cable, Ltd. | 配線材およびその製造方法、並びにその製造に用いる抵抗溶接機 |
| EP1768231A1 (en) | 2005-09-22 | 2007-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neutral-point terminal device for dynamoelectric machine |
| US7327057B2 (en) | 2004-03-24 | 2008-02-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neutral-point terminal device for dynamoelectric machine |
| JP2010003439A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Hitachi Ltd | 導線接続法ならびに接続端子、固定子および回転電機 |
| CN111180221A (zh) * | 2020-01-06 | 2020-05-19 | 山东光韵智能科技有限公司 | 一种树脂基碳纤维复合永磁导电触头及其制造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52138037A (en) * | 1976-05-14 | 1977-11-17 | Hitachi Ltd | Jointing method in resistance welding |
| JPS5557282A (en) * | 1978-10-24 | 1980-04-26 | Showa Electric Wire & Cable Co | Method of connecting sheathed metallic wires at cable connector |
| JPS5717242B2 (ja) * | 1974-09-06 | 1982-04-09 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP33684291A patent/JPH05168187A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5717242B2 (ja) * | 1974-09-06 | 1982-04-09 | ||
| JPS52138037A (en) * | 1976-05-14 | 1977-11-17 | Hitachi Ltd | Jointing method in resistance welding |
| JPS5557282A (en) * | 1978-10-24 | 1980-04-26 | Showa Electric Wire & Cable Co | Method of connecting sheathed metallic wires at cable connector |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7327057B2 (en) | 2004-03-24 | 2008-02-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neutral-point terminal device for dynamoelectric machine |
| WO2006062203A1 (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-15 | Hitachi Cable, Ltd. | 配線材およびその製造方法、並びにその製造に用いる抵抗溶接機 |
| JP2006190662A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-07-20 | Hitachi Cable Ltd | 配線材およびその製造方法、並びにその製造に用いる抵抗溶接機 |
| US7832099B2 (en) | 2004-12-10 | 2010-11-16 | Hitachi Cable, Ltd. | Method of manufacturing a wiring material |
| US8769813B2 (en) | 2004-12-10 | 2014-07-08 | Hitachi Metals, Ltd. | Method of manufacturing a wiring material |
| EP1768231A1 (en) | 2005-09-22 | 2007-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neutral-point terminal device for dynamoelectric machine |
| JP2010003439A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Hitachi Ltd | 導線接続法ならびに接続端子、固定子および回転電機 |
| CN111180221A (zh) * | 2020-01-06 | 2020-05-19 | 山东光韵智能科技有限公司 | 一种树脂基碳纤维复合永磁导电触头及其制造方法 |
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