JPH05165705A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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JPH05165705A
JPH05165705A JP35159291A JP35159291A JPH05165705A JP H05165705 A JPH05165705 A JP H05165705A JP 35159291 A JP35159291 A JP 35159291A JP 35159291 A JP35159291 A JP 35159291A JP H05165705 A JPH05165705 A JP H05165705A
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JP
Japan
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cpu
cycle
access
data
ram
Prior art date
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Application number
JP35159291A
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English (en)
Inventor
Takahiro Sonoda
隆宏 薗田
Hiroyuki Yokogawa
裕幸 横川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUのウェイト状態を取り除くことによっ
てCPUのパフォーマンスの向上を図る。 【構成】 V−RAMコントローラ13は、CPU11
からのアクセス要求信号を受けて下位アドレス及びCP
U11が要求するデータサイズを検討してCPUサイク
ルを継続させるか否かを判定するCPUサイクル継続判
定回路31と、次に発生するであろうCPUサイクルの
下位アドレス及びデータ・サイズを事前に生成する下位
アドレス及びデータサイズ生成回路32と、CPU11
からのアクセス要求を待たずに独自にアクセス要求を出
力するアクセス要求生成回路34とを設け、CPU11
のV−RAMリード・アクセス実行中にそのサイズ信
号、アドレス信号およびV−RAM12のバス・サイズ
を検討することによって、本サイクル終了後、再びダイ
ナミック・バス・サイジングによるCPUアクセスが発
生することを事前に予測しそれに備えて独自にCPUサ
イクルを再スタートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像メモリ等のメモリ
を制御するメモリ制御装置に係り、詳細には、CPUか
らのリードアクセスを連続的に実行可能にしたメモリ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のCPUからのリードアクセ
スを示すタイミングチャートである。図5に示すよう
に、CPUからのアクセス要求がアサートされた場合、
V−RAMコントローラ(以下、VRCという)側では
図5アのタイミングでCPUからのアクセスを認識して
このタイミングでCPUサイクル(例えば、5クロック
で動作する)を開始する。このCPUサイクルに対して
VRC側からCPUに図5イに示すタイミングで終了信
号を返す。すると、CPUサイクル中に返された終了信
号をCPUが認識することになるが、ここで、例えばC
PUから32bitのデータサイズのデータ要求をしたと
き(CPUからの要求が8bit,16bitのデータサイズ
のときは問題はない)CPUとV−RAMとのバス幅が
16bitだったとするとリードしたデータが不足するこ
とになる。CPUはこの終了信号を認識して不足した1
6bitのデータに関して改めて2度目のCPUサイクル
でV−RAMのリードアクセスを開始する。ところが、
この2度目のアクセス要求が出力されるとき(図5ウ参
照)にはVRCは他のサイクルを実行しているので、図
5エに示すタイミングでCPUからのアクセスを認識す
る。従って、CPUはVRCが実行中のサイクルを待つ
こととなってCPUにとっては図5に示す「他のサイク
ル」が全くのウェイト時間(例えば、この側では十数ク
ロックに相当する)となってしまう。上記不具合は、C
PUの要求するデータサイズがバス幅より大きいときに
発生し、例えば8bitのバス幅でCPUが32bitのデー
タの要求があったときは上述のような待ち時間が4回必
要になる。
【0003】図6は上記CPUからのリードアクセスを
CPU側とVRC側とに分けて夫々の動作を示したフロ
ーチャートであり、2回のデータ転送が必要な場合(例
えば、ワードサイズ(16bit)のV−RAMに対する
ロング・ワード(32bit)リード)のフローチャート
である。なお、3回以上のデータ転送が必要な場合も同
様である。サイクル1(他のサイクル) CPUからV−RAMにリードアクセスがあると(ステ
ップP1)、VRCはCPUからのアクセスを認識する
(ステップS1)。サイクル2(CPUサイクル) VRCはCPUサイクルをスタートし(ステップS
2)、V−RAMのデータを読出してCPUに転送する
(ステップS3)。V−RAMのアクセスが終了する
と、VRCはCPUに終了信号をアサートする(ステッ
プS4)。サイクル3(他のサイクル) VRCは他のサイクルをスタートし(ステップS5)、
CPUは上記終了信号を次のサイクル3で認識してアク
セスが完了したか否かを判別し(ステップP2)、アク
セスが完了したとき(すなわち、要求したデータに不足
がないとき)はCPUはリードアクセス処理を終了して
他の処理に進み、アクセスが未完了のときはステップP
3で不足データに対してV−RAMリード・サイクルを
再スタートする。例えば、CPUが32bitのデータサ
イズのデータを要求した場合に、実際にリードされたデ
ータが16bitのデータしかないときはデータ不足とな
る。このような場合は、不足した残りのデータを読込む
ため、CPUは再びV−RAMへのリードアクセスを開
始する。ここで、上記不足データに対するV−RAMリ
ード・サイクルの再スタートはダイナミック・バス・サ
イシングと呼ばれ、CPUのミスアライメントまたはC
PUとV−RAMとのバス幅の相違によって発生する。
CPUから2度目のアクセス要求が出力されると、VR
CはCPUアクセスを認識する(ステップS6)。サイクル4(CPUサイクル) VRCはCPUサイクルを再スタートし(ステップS
7)、V−RAMからのデータを読出してCPUに転送
する(ステップS8)。V−RAMのアクセスが終了す
ると、VRCはCPUに終了信号をアサートする(ステ
ップS9)。サイクル5(他のサイクル) VRCは他のサイクルをスタートし(ステップS1
0)、CPUは上記終了信号をサイクル5で認識してア
クセスが完了したか否かを判別し(ステップP4)、不
足したデータを全て読み込んだとき(P4のYES)は
ステップP5でV−RAMリードアクセスを完了する。
また、アクセスが未完了のときは上記と同様にして3回
目のデータ転送を実行する。図6のフローチャートは、
一例として、2回のデータ転送が必要な場合について示
したものであるが、同様に、3回以上の転送が必要な場
合についても、CPUサイクルは1回置きに実行され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、CPUが要求
したデータ・サイズに対して、実際にリードしたデータ
が不足している場合、残りのデータを読み込むためにC
PUは再びV−RAMへのアクセスを実行することにな
るが、この2度目のアクセス要求が出されるころには、
VRCは他のサイクルを実行しているので、CPUはそ
の実行中のサイクルが終了するのを待たなければならな
い(図6のサイクル4参照)。すなわち、これらのCP
Uサイクル(図6のサイクル2,サイクル4)は一連の
サイクルであるにもかかわらず、従来のVRCはそれを
認識することができず、途中でCPU以外のサイクルを
実行することとなって結果的にCPUのパフォーマンス
低下につながってしまう。具体的には、CPUサイクル
のサイクル2とサイクル4の間のサイクル3がCPUに
とっては全くのウェイト時間となってしまっており、特
に、VRCの1サイクルはCPUクロックの数〜十数ク
ロックに相当することを考慮すると上記ウェイト状態は
CPUのパフォーマンスを大幅に低下させることにな
る。また、必要な転送が多い程上記ウェイト時間は増大
することになる。このように、CPUサイクルを連続し
て実行したいにも拘らずVRCが他のサイクルを実行し
てしまうのは、CPUからのアクセス要求が途切れてし
まうことにあると考えられる。してみれば、CPUのV
−RAMリード・アクセス実行中に、そのサイズ信号、
アドレス信号及びV−RAMのバス・サイズを判別して
CPUからのアクセス要求を連続して出すようにすれ
ば、VRCがCPU以外のサイクルを実行することな
く、CPUサイクルが再スタートすることになってCP
Uのウェイト状態を取り除き、CPUのパフォーマンス
の向上を図ることができることは明らかである。本発明
の課題は、ダイナミック・バス・サイジングによる一連
のCPUリード・サイクルを連続して実行できるように
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。判別手段1(図1の機能ブロック図を参照、以
下同じ)は、前記メモリから読出されたデータのデータ
サイズが前記CPUが要求するデータサイズより小さい
ことを判別する回路であり、例えばCPUからのアクセ
ス要求信号を受けてCPUが要求するデータサイズとバ
ス幅等を検討してCPUサイクル継続を判定する回路で
ある。実行手段2は判別手段1の判別結果に基づいてメ
モリからのデータ読出しを可能にするCPUサイクルを
開始させ、CPUからのリードアクセスを連続的に実行
するもので、例えば独自に2回目以降のアクセス要求を
出力するアクセス要求回路や次に発生するCPUサイク
ルの次アドレス等を生成する生成回路等である。
【0006】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。判別手
段1により、メモリから読出されたデータのデータサイ
ズがCPUが要求するデータサイズより小さいことが判
別されると、実行手段2はメモリからのデータ読出しを
可能にするCPUサイクルを独自に開始させ、次アドレ
ス等を生成してCPUからのリードアクセスを連続的に
実行する。従って、ダイナミック・バス・サイジングに
よる一連のCPUリード・サイクルを連続して実行する
ことができ、CPUのパフォーマンスの低下を防ぐこと
ができる。
【0007】
【実施例】以下、図2〜図4を参照して一実施例を説明
する。図2〜図4はメモリ制御装置の一実施例を示す図
である。先ず、構成を説明する。図2はメモリ制御装置
のブロック構成図である。この図において、11はダイ
ナミック・バス・サイジンング機能をもつCPU(例え
ば、MC68030)、12は画像メモリ(以下、V−
RAMという)、13はCPU11アクセスによりV−
RAM12を制御するV−RAMコントローラ(VR
C)である。
【0008】上記CPU11には、アドレスバス、デー
タバス及び信号線が接続されており、CPU11からは
上位アドレス、下位アドレス、データサイズ及びアクセ
ス要求信号が出力されるとともに、終了信号が入力さ
れ、また、V−RAM11からのリードデータが入力さ
れる。上記V−RAMコントローラ13は、V−RAM
12に対する上記CPU11アクセスを受けてV−RA
M12を制御するV−RAM制御信号を出力する。ここ
で、このV−RAM制御信号は、アドレス、RAM(行
アドレス・ストローブ)、CAS(列アドレス・ストロ
ーブ)及びライト・イネーブル信号等である。
【0009】上記V−RAMコントローラ13は、V−
RAM制御機能を有する従来のVRC21に、以下に説
明する機能を有するCPUアクセス連続実行回路22が
付加された構成となっている。すなわち、V−RAMコ
ントローラ13は、CPU11からのアクセス要求信号
を受けて下位アドレス及びCPU11が要求するデータ
サイズを検討してCPUサイクルを継続させるか否かを
判定するCPUサイクル継続判定回路31と、次に発生
するであろうCPUサイクルの下位アドレス及びデータ
・サイズを事前(現CPUサイクル実行中)に生成し、
必要な期間保持する下位アドレス及びデータサイズ生成
回路32と、CPU11から送られてきたアドレス及び
サイズ信号と下位アドレス及びデータサイズ生成回路3
2で生成されたアドレス及びサイズ信号とを選択して出
力するセレクタ33と、CPUサイクル継続判定回路3
1でCPUサイクルを継続されると判定された場合にC
PU11からのアクセス要求を待たずに独自にアクセス
要求信号を出力するアクセス要求生成回路34と、VR
C21からの終了信号及びCPU11からのアクセス要
求信号が共にアサートされた場合に終了信号を出力する
終了信号生成回路35と、下位アドレス出力とタイミン
グを合わせるための一連のCPUサイクル実行中に上位
アドレスを保持する上位アドレスラッチ36とを備えた
CPUアクセス連続実行回路22と、このCPUアクセ
ス連続実行回路22を介して入力されたCPU11出力
に従ってV−RAM12に対するCPUアクセスを実行
するVRC21により構成されている。
【0010】上記CPUサイクル継続判定回路31は、
CPU11からのアクセス要求信号を受けて、下位アド
レス及びCPU11が要求するデータ・サイズと回路設
計の段階で予め判明しているバス幅等を検討してデータ
が不足するか否かを判定し、データが不足すると判定し
たときは現CPUサイクル終了後、直ちにダイナミック
・バス・サイジングによるCPUアクセスが発生するこ
とを事前に予測してCPU11からのアクセス要求に代
えてアクセス要求生成回路34からアクセス要求を出す
ように判定信号を出力する。
【0011】上記アクセス要求生成回路34は、最初の
CPUサイクルはCPU11からのアクセス要求によっ
て開始されるが、上記CPUサイクル継続判定回路31
においてダイナミック・バス・サイジングによるCPU
アクセスの発生が予測された場合は、CPU11からの
アクセス要求を待たずにこのアクセス要求生成回路34
が独自に2回目以降のアクセス要求を出力する。すなわ
ち、CPU11からのアクセス要求信号とCPUサイク
ル継続判定回路31からの要求信号とのOR論理をとる
回路である。
【0012】上記下位アドレス及びデータ・サイ生成回
路32は、1回目のデータサイクルではCPU11から
出力された下位アドレス及びデータ・サイズをそのまま
セレクタ33を介してVR21に出力し、CPUサイク
ル継続判定回路31によりCPUアクセスの発生が予測
された場合は次に発生するであろうCPUサイクルの下
位アドレス及びデータ・サイズを事前(現CPUサイク
ル実行中)に生成し、必要な期間保持してセレクタ33
に出力する。
【0013】上記セレクタ33は、最初のCPUサイク
ルではCPU11から送られてきたアドレス及びサイズ
信号に基づいてVRC21が動作するようにデータを選
択し、ダイナミック・バス・サイジングによる2回目以
降のCPUサイクル22は下位アドレス及びデータサイ
ズ生成回路32で生成されたアドレス及びサイズ信号に
よってVRC21動作するようにデータを選択する。
【0014】上記終了信号生成回路35は、最初のCP
UサイクルVRC21からの終了信号を直接CPU11
に返すことによって終了を通知するとともに、2回目以
降のCPUサイクルにおいてVRC21からの終了信号
及びCPU11からの要求信号が共にアサートされた場
合、CPU11に対して終了信号を返しても意味がない
からであり、CPU11からのアクセス要求があっても
VRC21からの終了信号があるまではサイクルを終了
することができないからである。
【0015】次に、本実施例の動作を説明する。図3は
CPU11からのリードアクセスを示すタイミングチャ
ートである。図3に示すように、CPU11からのアク
セス要求がアサートされた場合、V−RAMコントロー
ラ13側では図3アのタイミングでCPU11からのア
クセスを認識してこのタイミングでCPUサイクル(例
えば、5クロックで動作する)を開始する。すなわち、
CPU11からのアクセス要求信号はCPUサイクル継
続判定回路31からの出力と共にアクセス要求生成回路
34でOR論理がとられ、このアクセス要求生成回路3
4の出力がVRC21へのアクセス要求信号となる(図
3イ参照)。VRC21は上記アクセス要求信号により
V−RAM12をアクセスし、終了信号生成回路35で
VRC21からの終了信号とCPU11からのアクセス
要求とのAND論理をとり、この終了信号生成回路35
の出力を終了信号としてCPU11に返す(図3ウ参
照)。すると、CPU11はCPUサイクル中に返され
た終了信号を認識して一旦要求を降ろす(図3エ参
照)。このとき、CPU11が要求したデータが不足す
るときは不足したデータをアクセスする必要があるが、
本V−RAMコントローラ13はCPUサイクルを継続
して実行させるためにCPUサイクル継続判定回路31
からの信号(図3オ参照)を上記CPUアクセス要求に
補う(OR論理を取る)ようにしてアサートする。上記
CPUアクセス要求とCPUサイクル継続判定回路31
からのアクセス要求をORしたものがVRC21へのア
クセス要求信号となり、図3カに示すようにCPUサイ
クルを連続して2度実行することができる。また、CP
U11からの上位アドレスは上位アドレスラッチ36に
よりラッチされて保持される(図3キ参照)。
【0016】図4は上記CPU11からのリードアクセ
スをCPU11側とV−RAMコントローラ(VRC)
13側とに分けて夫々の動作を示したフローチャートで
あり、2回のデータ転送が必要な場合のフローチャート
である。なお、3回以上のデータ転送が必要な場合も同
様である。
【0017】サイクル1(他のサイクル) CPU11からV−RAM12にリードアクセスがある
と(ステップP1)、V−RAMコントローラ13はC
PU11からのアクセスを認識する(ステップS1
1)。
【0018】サイクル2(CPUサイクル) V−RAMコントローラ13はCPUサイクルをスター
トし(ステップS12)、V−RAM12のデータを読
出してCPU11に転送する(ステップS13)。これ
と並行してV−RAMコントローラ13はCPU11か
らのサイズ信号、下位アドレス及びV−RAM12のバ
スサイズを認識して、現CPUサイクルに引続き再びC
PUサイクルが発生することを予測する。すなわち、V
−RAM12のデータの読出しを行っているときにCP
Uサイクルが終了するのか否かをCPU11からの転送
要求データサイズとV−RAM12のバス幅等を比較
し、例えばデータサイズが16bitのデータ要求に対し
てデータバスが16bitの場合は不足分のデータはない
と判断してCPUサイクルを完了し(ステップS14の
YES)、もし、データが足らない場合あるいは更にC
PU11からデータが送出されることが事前に予測でき
る場合にはステップS15に進んでV−RAMコントロ
ーラ13はCPU11に対して終了信号をアサートす
る。
【0019】サイクル3(CPUサイクル) V−RAMコントローラ13は終了信号をアサートする
と、不足分のデータをV−RAM12から読出すため、
新たなアドレスを生成し、独自にCPUサイクルを再ス
タートする(ステップS16)。一方、CPU11は受
け取った終了信号によって従来例と同様にサイクルの未
完了を認識してアクセスが完了したか否かを判別し(ス
テップP2)、アクセスが完了したとき(すなわち、要
求したデータに不足がないとき)はCPU11はリード
アクセス処理を終了して他の処理に進み、アクセスが未
完了のときは不足したデータを読み込むためステップP
3で不足データに対してV−RAMリード・サイクルを
再スタートする。
【0020】すなわち、上記ステップS15でV−RA
Mコントローラ13は終了信号をアサートすると、次の
CPUサイクルを事前に予測してV−RAM12に対し
てCPUサイクルの再スタートを行い(ステップS1
6)、CPU11はこれと並行してデータが足りている
かどうかを認識してデータが不足しているときはV−R
AMに対してアクセスする(ステップP2,P3)。こ
のCPU11側の処理については従来例と同様であり、
従来例ではこの時点でCPUからのアクセス要求を待っ
ていたが、本V−RAMコントローラ13は上述したよ
うに次のCPUサイクルを事前に予測してV−RAM1
2に対して独自にCPUサイクルの再スタートを行うよ
うになっている。
【0021】そして、V−RAMコントローラ13はC
PU11からのアクセスを認識して(ステップS18)
アクセスが完了したか否かを判断し(ステップS1
9)、V−RAMコントローラ13のアクセスが完了し
たときはCPU11に対して終了信号をアサートする
(ステップS20)。
【0022】サイクル4(他のサイクル) V−RAMコントローラ13は他のサイクルをスタート
し(ステップS21)、CPU11は上記終了信号をサ
イクル4でV−RAMリード・サイクルの完了を認識し
てアクセスが完了したか否かを判別し(ステップP
4)、不足したデータを全て読み込んだとき(P4のY
ES)はステップP5でV−RAMリードアクセスを完
了する。また、アクセスが未完了のときは上記と同様に
して3回目のデータ転送を実行する。
【0023】以上説明したように、本V−RAMコント
ローラ13は、CPU11からのアクセス要求信号を受
けて下位アドレス及びCPU11が要求するデータサイ
ズを検討してCPUサイクルを継続させるか否かを判定
するCPUサイクル継続判定回路31と、次に発生する
であろうCPUサイクルの下位アドレス及びデータ・サ
イズを事前に生成する下位アドレス及びデータサイズ生
成回路32と、CPU11から送られてきたアドレス及
びサイズ信号と生成されたアドレス及びサイズ信号とを
選択して出力するセレクタ33と、CPU11からのア
クセス要求を待たずに独自にアクセス要求を出力するア
クセス要求生成回路34とを設け、CPU11のV−R
AMリード・アクセス実行中に、そのサイズ信号、アド
レス信号およびV−RAM12のバス・サイズを検討す
ることによって、本サイクル終了後、再びダイナミック
・バス・サイジングによるCPUアクセスが発生するこ
とを事前に予測し、それに備えて独自にCPUサイクル
を再スタートするようにしているので、CPU11のウ
ェイト時間を取り除くことができ、パフォーマンスの向
上を図ることができる。すなわち、従来例の場合、前記
図5及び図6に示したように、V−RAMに対するCP
Uリード・サイクルは1サイクル置きに実行されるのに
対して、本実施例の場合はCPUサイクルの連続実行が
可能であり、この間のウェイト・サイクルを削除するこ
とができる。一般に、VRCの1サイクルはCPUクロ
ックの数〜十数クロックに相当し、この間のCPUのウ
ェイト状態を取り除くことは極めて有効であり、必要な
転送回数が多いほどこの効果は大きくなる。その結果と
して、CPU11のパフォーマンスの減少を最小に抑え
て、V−RAM12へのリード・アクセスの向上を図る
ことができる。
【0024】なお、本実施例では記憶素子としてV−R
AMを使用しているが、CPUアクセス要求に従ってメ
モリを制御するものであればV−RAMに限られないこ
とは勿論である。また、本実施例で示した回路の数、種
類等は上記実施例のものに限定されないことは言うまで
もない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、一連のCPUリード・
サイクルを連続して実行することができ、CPUのウェ
イト状態を取り除くことによってCPUのパフォーマン
スの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック構成図である。
【図2】メモリ制御装置のブロック構成図である。
【図3】メモリ制御装置のCPUからのリードアクセス
を示すタイミングチャートである。
【図4】メモリ制御装置のCPUとV−RAMコントロ
ーラの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図5】従来のメモリ制御装置のCPUからのリードア
クセスを示すタイミングチャートである。
【図6】従来のメモリ制御装置のCPUとV−RAMコ
ントローラの動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【符号の説明】
11 CPU 12 V−RAM 13 V−RAMコントローラ(VRC) 22 CPUアクセス連続実行回路 31 CPUサイクル継続判定回路 32 下位アドレス及びデータサイズ生成回路 33 セレクタ 34 アクセス要求生成回路 35 終了信号生成回路 36 上位アドレスラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUからのアクセス要求によりメモリ
    を制御するメモリ制御装置において、 前記メモリから読出されたデータのデータサイズが前記
    CPUが要求するデータサイズより小さいことを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて前記メモリからのデ
    ータ読出しを可能にするCPUサイクルを開始させ、該
    CPUからのリードアクセスを連続的に実行する実行手
    段と、を具備したことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 CPUからのアクセス要求によりメモリ
    を制御するメモリ制御装置において、 前記メモリから所定のアドレスのデータを読出すとき、
    該メモリのデータサイズがCPUアクセスのデータサイ
    ズより小であれば、第1のデータ読出し後該メモリに次
    アドレスを供給し、第2のリードアクセスを実行するよ
    うにしたことを特徴とするメモリ制御装置。
JP35159291A 1991-12-11 1991-12-11 メモリ制御装置 Pending JPH05165705A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277180A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 情報処理システム及びデータ転送方法

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