JPH0516228A - グロス−マツト調賦型フイルム - Google Patents

グロス−マツト調賦型フイルム

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JPH0516228A
JPH0516228A JP3193829A JP19382991A JPH0516228A JP H0516228 A JPH0516228 A JP H0516228A JP 3193829 A JP3193829 A JP 3193829A JP 19382991 A JP19382991 A JP 19382991A JP H0516228 A JPH0516228 A JP H0516228A
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layer
gloss
resin
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JP3193829A
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Norinaga Nakamura
典永 中村
Kazuhiro Takahashi
一弘 高橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形体のグロス−マット表面の微細な凹凸層
を形成した部分が、しっとりとした、ヌメリ感のある、
スエード調であり、しかも表面に微細な凹凸層と平坦層
を混在させることができる意匠効果の高い賦型フィルム
を提供する。 【構成】 基材フィルム1上に、微細な凹凸層2及び平
坦層3が混在した表面層を積層して賦型フィルムとす
る。微細な凹凸層2及び平坦層3を混在させるには、微
細な凹凸層上に部分的に樹脂を印刷したり、また、部分
的に塗布された撥液性樹脂の全面に微細な凹凸層形成樹
脂を塗布して形成する。この賦型フィルムを用いて、成
形体の表面にグロス−マット表面を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写、メラミン成形、
プレス成形等に用いられ、それらの成形体の表面にグロ
ス−マット調表面を付与できる賦型フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形体の表面に微細な凹凸、すな
わち、マットと呼ばれる艶消し表面を形成する技術とし
て以下に述べるものがあった。はじめに、転写シートに
よる被転写体の表面に微細な凹凸を形成する技術につい
て説明する。転写シートは、剥離性の基材フィルム上
に、剥離層、絵柄層、接着剤層からなる転写層を形成し
てなるものであり、この技術は、転写シートを別の被転
写体に接触させ、被転写体表面に接着層、絵柄層、剥離
層の順に転写させる技術である。したがって、被転写体
の表面は剥離層となる。従来、このような被転写体の表
面に微細な凹凸模様を形成するには、予め剥離性の基材
フィルムの表面に微細な凹凸模様を形成したものを用
い、この上に転写層を形成して、被転写体に転写層を移
行させて転写を行なうことにより、被転写体の表面に
は、微細な凹凸模様が転写されて表面がマット状に加工
されるものであった。
【0003】つぎに、成形体の表面に微細な凹凸を形成
する従来の技術について説明する。成形品には、例え
ば、化粧板があり、これは、化粧原紙を熱硬化性樹脂で
含浸し、乾燥したものを、コアー紙、オーバーレイ紙、
基材フィルムと共に積層し、これを上下熱盤間に金属鏡
面板を介して挟み加熱圧締したものである。このような
化粧板には、例えば、フェノール樹脂含浸コア紙4枚程
度の上にメラミン樹脂含浸紙を積層し、さらにその上に
オーバーレイ紙をメラミン樹脂で含浸したものを積層し
て加熱圧締したメラミン化粧板がある。また、他の例と
して、ジアリルフタレート(以下、DAPと略す)樹脂
含浸紙を板状基材の上に順次積み重ね、加熱圧締したD
AP化粧板がある。これらの化粧板の表面に微細な凹凸
を付与する場合には、表面に微細な凹凸を形成した鏡面
板の間に、賦型フィルムを挿入して前記板状基材を挟
み、加熱圧締して成形し、その後、離型して表面に微細
な凹凸を有する化粧板を得ていた。
【0004】さらに、成形品の他の例としては、電離放
射線硬化性樹脂を被塗物の表面に塗工して、その上に賦
型フィルムを覆い電離放射線を照射して塗膜を硬化さ
せ、賦型フィルムを剥離して、表面に微細な凹凸が形成
された被塗物を得ていた。さらにまた、成形品の他の例
としては、賦型フィルムを、不飽和ポリエステル樹脂が
含浸されたものに被せ、該樹脂を硬化させ、賦型フィル
ムを剥離して、表面に微細な凹凸を有する成形体を得て
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の表面に微細な凹凸模様を形成した賦型フィルムを用
いて製造された成形体は、それらの表面はマット状にな
っているが、触った感じが、ツルツルしていたり、ざら
ざらしていたりして、ヌメリ感がなかった。また、表面
に微細な凹凸と平坦面を混在させたグロス−マットを形
成した賦型フィルムは存在しておらず、ただ全面に凹凸
を有する賦型フィルムが存在しているだけだった。そし
て、そのような賦型フィルムを使用して、転写、または
成形された製品の表面外観は、視覚的に単調なものであ
った。
【0006】そこで、本発明は成形体の表面に微細な凹
凸模様と平坦面を混在させたグロス−マットを形成する
ことができる賦型フィルムを提供すること、さらに、成
形体のグロス−マット表面の微細な凹凸層を形成した部
分が、しっとりとした、ヌメリ感のある、スエード調で
あり、しかも表面に微細な凹凸層と平坦層を混在させる
ことができる意匠効果の高い賦型フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明は、賦型フィルムの表面に、微細な凹
凸層と平坦層とを混在させたグロス(艶アリ)−マット
(艶消し)調賦型フィルムとするものである。図1,2
は本発明の基材フィルム1の断面を示す。本発明の賦型
フィルムの表面の微細な凹凸層2は、凹凸の平均間隔が
20〜50μm、凹凸の平均表面粗さRaが0.7〜
2.0μm、および表面の60°グロス値が2.0以下
としている。このような特定数値範囲の砂目形状とする
ことにより、凹凸層2部分は触った感じが、しっとりと
したヌメリ感のある艶消し表面を得ることができる。こ
の感触は、ツルツル、またはテカテカしたものではな
く、それでいて、ザラザラした感じとは異なり、柔らか
な、スエードのような滑らかさで、或種の高級感を漂わ
せるものである。ここで、平均傾斜角とは、図3に示さ
れるように、凹凸の山の高さをh1 ,h2 ,h3 〜hn
としたときに、次の〔数1〕の式によって表されるθa
のことをいう。
【0008】
【数1】
【0009】本発明の賦型フィルムは、基材フィルム1
と基材フィルム1上に積層された微細な凹凸層2および
平坦層3が混在した表面層とから形成されているもので
ある。本発明の、微細な凹凸層2および平坦層3が混在
した表面層は、図1に示すように、基材フィルム1上の
全面に形成された微細な凹凸層2に、部分的に樹脂を印
刷することにより形成される。さらに、微細な凹凸層2
および平坦層3が混在した表面層の形成の別の手段は、
図2に示すように、基材フィルム1上に部分的に塗布さ
れた撥液性樹脂の塗膜上の全面に、微細な凹凸層形成樹
脂組成物を塗布することにより形成される。
【0010】その基材フィルム1の材質にPETフィル
ムを用い、積層された微細な凹凸層2が基材フィルム1
から剥がれないようにするために、本発明で使用する基
材フィルム1は易接着処理が施されている。このような
易接着処理には、基材フィルム1表面にコロナ放電処理
や公知の各種プライマーを塗工したり、感熱接着剤層を
形成するものである。
【0011】そして、基材フィルム1上に形成する微細
な凹凸層2は、無機系フィラーとバインダー樹脂からな
る樹脂組成物を用いて形成されたものである。そのバイ
ンダー樹脂は、主としてポリイソシアネートで架橋され
たアクリルポリオールを用い、無機系フィラーとして
は、炭酸カルシウムCaCO3 およびシリカゲルSiO
2 を用いたものである。炭酸カルシウムとシリカゲルと
の添加重量比は20:10〜29:1であり、主たる無
機系フィラーである炭酸カルシウムの粒径は2〜5μ
m、望ましくは3μmとする。また、シリカゲルの平均
粒径は炭酸カルシウムの粒径の3倍程度とする。そのシ
リカゲルは、賦型フィルムの表面粗さを調整するために
働くものであり、シリカゲルを添加せずに炭酸カルシウ
ムだけを使用した場合は、得られた表面がフラットに近
くなり、前記の目的の表面が得られない。また、シリカ
ゲルは炭酸カルシウムが沈降するのを防ぐ働きもする。
【0012】本発明の賦型フィルムの基材フィルム1の
材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンテレフタレート−イソフタレート共重合体、等のポリ
エステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメ
チルペンテン、等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビ
ニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、
エチレン−4フッ化エチレン共重合体、等のポリフッ化
エチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリア
ミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルアルコー
ル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロン、等のビ
ニル共重合体、三酢酸セルロース、セロファン、等のセ
ルロース系樹脂、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアク
リル酸ブチル、等のアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリアリレート、ポリイミド、等の合成
樹脂、あるいは、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸
紙、等の紙が用いられる。
【0013】この基材フィルム1に微細な凹凸層2を塗
工する方法は、スリットリバースコーティング方式によ
って行なう。このコーティング方式を採用する理由は、
グラビアコート等の通常のコーティング方式では凹凸層
2を形成する樹脂組成物中のフィラー粒子が輪を書くよ
うに流れ、賦型フィルム上に筋を形成してしまうからで
ある。したがって、本発明では、そのような筋を形成し
ないように、塗工方式として、塗膜にある程度厚みを形
成できる、スリットリバースコート方式によって塗布し
たものである。図4に、スリットリバースコート方式の
概要を示す。ノズル塗工装置4から吐出された樹脂組成
物は、バックアップロール6上に走行している基材フィ
ルム1に塗布され、次いでスクイズロール5によって塗
膜厚を規制されて塗工される。
【0014】本発明は、本発明の賦型フィルムの表面層
中に離型剤を含有させたものである。表面層を構成する
微細な凹凸層および平坦層の両方に離型剤を含有するの
が望ましいが、何れか一方に含有させることもできる。
離型剤を含有させる理由は、この賦型フィルムを用いて
成形物に賦型する際に、成形物との離型性を良くするた
めである。
【0015】また、本発明は、表面に、微細な凹凸層お
よび平坦層が混在したグロス−マット調賦型フィルム
が、基材フィルム1と、基材フィルム1上に積層された
微細な凹凸層および平坦層が混在した表面層と、この表
面層上に形成された離型剤層から形成されていることを
特徴とするグロス−マット調賦型フィルムとするもので
ある。この離型剤層を形成する理由は、この賦型フィル
ムを用いて成形物に賦型する際に、成形物との離型性を
良くするためである。
【0016】その離型剤には、シリコーン、フッ素系樹
脂、各種ワックス等が用いられる。本発明は、賦型フィ
ルムを転写シートの基材フィルム1に用い、その基材フ
ィルム1中の離型層に離型剤を含有させることによっ
て、被転写体に転写層が容易に移行する。離型材は、バ
インダー樹脂との相溶性を考え、あまり表面にブリード
しないようにしなければならない。表面への多量のブリ
ードがあると賦型フィルムの凹凸層にムラが生じてしま
う。
【0017】このようなムラを無くすためには、凹凸層
形成のバインダー樹脂との相溶性の良い組み合わせが重
要である。例えば、アクリルポリオールをバインダー樹
脂に用いた場合は、それとの相溶性のよいアミノ変性シ
リコーンオイルを用いる。また、離型剤の添加量は少な
過ぎると剥離が重くなり、多過ぎると凹凸層成形樹脂と
基材フィルム1との密着が低下することから、0〜8重
量%、好ましくは0.1〜5重量%がよい。
【0018】そして、本発明の賦型フィルム上に転写層
を形成して転写シートとし、該シートを被転写体に接触
させ、転写層を被転写体に転移させることによって、表
面に微細な凹凸部分および平坦部分が混在したグロス−
マット調表面を有する成形体を得ることができる。しか
も、成形体のその微細な凹凸部分は、触った感じが、し
っとりとしたヌメリ感のある、しかも、柔らかで、スエ
ードのように滑らかな、転写体表面を得ることができ
る。ところで、賦型フィルムに転写層を形成し、被転写
体に転写を行なう方法は、公知の方法、例えば、前記従
来技術の欄で示した方法を適用できる。
【0019】本発明によれば、本発明の賦型フィルム
を、加熱圧板間に圧締して成形される成形品と圧板の間
に挿入して成形することにより、表面に微細な凹凸部分
および平坦部分が混在したグロス−マット調表面を有す
るプレス成形体を得ることができる。このような成形体
としては、例えば、メラミン化粧板、DAP化粧板等が
ある。グロス−マット調表面を有するメラミン化粧板を
製造するには、フェノール樹脂含浸コア紙4枚程度の上
にメラミン樹脂含浸シート、さらにその上にメラミン樹
脂を含浸したオーバーレイ紙を積層し、2枚の鏡面金属
板の間に挟み、表面に凹凸を形成した本発明の賦型フィ
ルムを挿入して、例えば、100kg/cm2 、135
℃で20分間、加熱圧締を行なうことにより、微細な凹
凸部分および平坦部分が混在したグロス−マット調表面
のメラミン化粧板を得る。その微細な凹凸部分は、触っ
た感じが、しっとりとしたヌメリ感のある、しかも、柔
らかで、スエードのように滑らかな、表面が得られる。
【0020】また、グロス−マット調表面を有するDA
P化粧板を製造するには、DAP樹脂含浸紙を板状基材
の上に順次積み重ねて、メラミン化粧板の製造方法と同
様に、鏡面金属板の間で、本発明の賦型フィルムを使用
して、140〜150℃、15kg/cm2 、10分程
度加熱圧締を行なうことにより、微細な凹凸部分および
平坦部分が混在した表面を有するグロス−マット調表面
のDAP化粧板を得る。その微細な凹凸部分は、触った
感じが、しっとりとしたヌメリ感のある、しかも、柔ら
かで、スエードのように滑らかな、表面が得られる。
【0021】さらに、本発明の賦型フィルムによれば、
電離放射線硬化性樹脂を被塗物の表面に塗工して、その
上に本発明の賦型フィルムを覆い紫外線、電子線等の電
離放射線を照射して塗膜を硬化させ、その後、賦型フィ
ルムを剥離することにより、微細な凹凸部分および平坦
部分が混在したグロス−マット表面を有する塗装物を得
ることができる。その塗装物の表面の凹凸部分は、触っ
た感じが、しっとりとしたヌメリ感のある、しかも、柔
らかで、スエードのように滑らかな表面となっている。
【0022】前記電離放射線硬化性塗料には、電子線硬
化塗料と紫外線硬化塗料とがあり、紫外線硬化塗料が光
重合開始剤や増感剤を含有することを除いて両者の成分
はほぼ同じである。電離放射線硬化性塗料は、一般的に
は被膜形成成分として、その溶液中にラジカル重合性の
二重結合を有するポリマー、オリゴマー、モノマー等を
主成分とし、その他必要に応じて非反応性のポリマー、
有機溶剤、ワックスその他の添加剤を含有するものであ
る。
【0023】また、電離放射線硬化性塗料に用いられる
皮膜形成成分は、好ましくは、アクリレート系の官能基
を有するもの、例えば、比較的低分子量のポリエステル
樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール
樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹
脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)アクリ
レート等のオリゴマーまたはプレポリマーおよび反応性
希釈剤としてエチル(メタ)アクリレート、エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレ
ン、N−ビニルピロリドン等の単官能モノマー並びに多
官能モノマー、例えば、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アク
リレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
1、6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等を比較
的多量に含有するものである。
【0024】さらに、上記の電離放射線硬化性塗料を紫
外線硬化性塗料とするには、この中に光重合開始剤とし
て、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベ
ンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テ
トラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサントン
類や、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルア
ミン、トリーn−ブチルホスフィン等を混合して用いる
ことができる。特に本発明では、ポリエステルアクリレ
ートにDAPを添加したものが好ましい。
【0025】これらの電離放射線硬化性塗料の硬化方法
は、通常の硬化方法、即ち、電子線または紫外線の照射
によって硬化することができる。例えば、電子線硬化の
場合にはコックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共
振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン
型、高周波型等の各種電子線加速器から放出される50
〜1000KeV、好ましくは100〜300KeVの
エネルギーを有する電子線等が使用され、紫外線硬化の
場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カー
ボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等
の光線から発する紫外線等が利用できる。
【0026】さらにまた、本発明の賦型フィルムによれ
ば、基材フィルム上に貼られたシートに不飽和ポリエス
テル樹脂液を含浸し、その上に本発明の賦型フィルムを
被覆して硬化させ、その後、賦型フィルムを剥離するこ
とにより、微細な凹凸部分および平坦部分が混在したグ
ロス−マット調表面を有するプレス成形体を得ることが
できる。しかも、凹凸部分の触った感じが、しっとりと
したヌメリ感のある、しかも、柔らかで、スエードのよ
うに滑らかな、表面に微細な凹凸を有する成形体を得る
ことができる。
【0027】
【実施例1】既に易接着処理されたPETフィルム(ダ
イヤホイル(株)製:TE,商品名,厚み38μm)上
に、シリコーン系の撥液性樹脂(大日精化工業(株)
製:REP,商品名)をグラビア印刷で印刷して、絵柄
層を斑状に部分的に設けた。つぎに、この上に塗装する
樹脂組成物を次のように調整した。粒径3μの炭酸カル
シウムCaCO3 と粒径10μのシリカゲルSiO2
重量比28対2の割合で混合して、無機系フィラーを構
成した。また、アクリルポリオール100重量部とポリ
イソシアネート8.5重量部とからバインダー樹脂を構
成した。前記無機系フィラーを52重量部、前記バイン
ダー樹脂を48重量部、および離型剤としてアミノ変成
シリコーンオイルを4重量部用いて微細な凹凸層形成用
の樹脂組成物とした。
【0028】この樹脂組成物を、15μm(乾燥塗膜
厚)となるように、スリットリバースコーティング方式
により先の絵柄模様を形成したPETフィルム上の全面
に塗工し、110℃で30秒間乾燥したのち、60℃で
3日間エージングした。こうして得られた賦型フィルム
は、撥液性樹脂で形成された絵柄模様上に塗布された微
細な凹凸層形成用の樹脂組成物だけがはじかれて絵柄模
様部分が表面に現れ、賦型フィルム表面全体が、絵柄模
様部分からなる平坦部と微細な凹凸層が形成された凹凸
部とが混在したものとなった。微細な凹凸部の表面の平
均表面粗さRaは1.2μになった。また凸部と凹部の
最大高低差が8.0μm、凹凸の平均間隔が30μm、
凹凸の平均傾斜角が14°となった。
【0029】本実施例1で賦型フィルムに用いる基材フ
ィルムとして易接着処理されたPETフィルムを使用す
る理由は、この基材フィルム上に被着される凹凸層との
密着性が良好であるためである。
【0030】
【実施例2】微細な凹凸層形成用の樹脂組成物として、
実施例1と同一のものを用意した。この樹脂組成物を、
既に易接着処理されたPETフィルム(ダイヤホイル
(株)製:TE,商品名,厚み38μm)上の全面に、
均一に15μm(乾燥塗膜)となるようにスリットリバ
ースコーティング方式により塗工し、110℃で30秒
間乾燥したのち、60℃で3日間エージングして、全面
に微細な凹凸層を形成したPETフィルムを得た。
【0031】つぎに、このPETフィルム上にグラビア
印刷によりアクリル系樹脂(大日精化工業(株)製:P
TC,商品名)を斑状に部分的に印刷して、絵柄層を形
成した。このようにして製造された賦型フィルムの表面
は、全面に微細な凹凸層が形成され、その凹凸層には部
分的に絵柄層が印刷されて、その印刷されている部分の
凹凸部が平坦化されており、全体として、マット状の凹
凸部とグロス状の平坦部とが混在した模様となった。
【0032】本実施例2の賦型フィルムの微細な凹凸部
の表面の平均表面粗さRaは1.2μになった。また凸
部と凹部の最大高低差が8.0μm、凹凸の平均間隔が
30μm、凹凸の平均傾斜角が14°となった。
【0033】
【実施例3】実施例1で製造された賦型フィルム上に、
紫外線硬化性樹脂(大日精化工業(株)製:セイカビー
ム,商品名)を10μm(乾燥塗膜厚)となるように塗
布し、この上に接着剤層としてアクリル系接着剤を塗布
して、紫外線80W/cmの1灯を20m/minで照
射して、転写シートを得た。
【0034】つぎに、この転写シートを用いて、ABS
シート上に熱ロール転写機により転写を行なって、表面
がマット状の凹凸部とグロス状の平坦部とが混在した模
様の転写体を得た。このようにして得られた転写体の表
面は、用いた転写シートの基材フィルムの表面形状と全
く同じものが得られた。その表面のマット部分のRaは
1.2μ、凸部と凹部の最大高低差が8.0μm、凹凸
の平均間隔が30μm、凹凸の平均傾斜角が14°であ
るものが得られた。
【0035】
【実施例4】フェノール樹脂含浸コア紙4枚程度の上に
メラミン樹脂含浸シート、さらにその上に35g/m2
程度のオーバーレイ紙にメラミン樹脂を含浸したものを
積層し、2枚の鏡面金属板の間に挟み、表面に凹凸を形
成した実施例2で製造された賦型フィルムを挿入して、
100kg/cm2 、135℃で20分間、加熱圧締を
行なうことにより、表面がマット状の凹凸部とグロス状
の平坦部とが混在した模様のメラミン化粧板が得られ
た。
【0036】この化粧板の表面は、用いた賦型フィルム
の表面形状と全く同じものが得られた。その表面のマッ
ト部分のRaは1.2μ、凸部と凹部の最大高低差が
8.0μm、凹凸の平均間隔が30μm、凹凸の平均傾
斜角が14°であるものが得られた。
【0037】
【実施例5】DAP樹脂含浸紙を板状基材の上に順次積
み重ねて、メラミン化粧板の製造方法と同様に、鏡面金
属板の間で、実施例1で製造された賦型フィルムを使用
して、140〜150℃、15kg/cm2 、10分間
程、加熱圧締を行なうことにより、表面がマット状の凹
凸部とグロス状の平坦部とが混在した模様のDAP化粧
板が得られた。
【0038】この化粧板の表面は、用いた賦型フィルム
の表面形状と全く同じものが得られた。その表面のマッ
ト部分のRaは1.2μ、凸部と凹部の最大高低差が
8.0μm、凹凸の平均間隔が30μm、凹凸の平均傾
斜角が14°であるものが得られた。
【0039】
【実施例6】厚さ0.25m/mのポリ塩化ビニルシー
ト上に柄印刷を施し、紫外線硬化性樹脂(大日精化工業
(株)製:セイカビーム,商品名)を50μm(乾燥塗
膜厚)となるように塗布した上に、次のようにして作成
された賦型フィルムをラミネートした。すなわち、この
賦型フィルムは実施例1の樹脂を30μの易接着PP
(トーセロ;OP−Z)に膜厚を15μで、ドライとな
るように塗工し、100℃で30秒乾燥した後、60℃
3日間エージングして賦型フィルムを得たものである。
このラミネート体に紫外線80W/cmの1灯を20m
/minで照射したのち、賦型フィルムを剥がして表面
がマット状の凹凸部とグロス状の平坦部とが混在した模
様のシート状物を得た。
【0040】このようにして得られたシート状物の表面
は、用いた賦型フィルムの表面形状と全く同じものが得
られた。その表面のマット部分のRaは1.2μ、凸部
と凹部の最大高低差が8.0μm、凹凸の平均間隔が3
0μm、凹凸の平均傾斜角が14°であるものが得られ
た。なお、本実施例6においては賦形フィルムに用いる
基材フィルムとして次の理由から特に、ポリプロピレン
フィルムを用いた。前記各実施例で用いたPETフィル
ムは365nm以下の波長領域を照射すると吸収してし
まうため、紫外線硬化性樹脂塗膜を硬化させる際に硬化
不足となる欠点が生じる。これに対して、ポリプロピレ
ンフィルムはPETフィルムに比べ、200nm以上の
波長領域において透過率に優れており、紫外線照射には
254nm前後の波長の水銀灯が通常用いられるので、
紫外線硬化性樹脂の硬化には365nmの透過性に優れ
たポリプロピレンフィルムを用いた方が好ましい。
【0041】図5に各種波長に対するPETフィルムと
ポリプロピレンフィルムの透過率をグラフにして示し
た。この図5からはポリプロピレンフィルムがPETフ
ィルムに比べて、200〜365nmの領域において優
れた透過率を示すことがわかる。
【0042】
【実施例7】本実施例7は実施例1を改良したものであ
り、実施例1では艶消し樹脂層のみに離型剤が含有され
ており、グロス部には離型剤が含有されていなかった欠
点を改良したものである。すなわち、艶消し樹脂層に
も、グロスインキにも離型剤を添加せず、グロス−マッ
ト調表面を形成したのち、さらに表面に離型層を設けた
実施例である。
【0043】既に易接着処理されたPETフィルム(ダ
イヤホイル(株)製:TE,商品名,厚み38μm)を
賦型フィルム用の基材フィルムとして用意した。この基
材フィルム上にシリコーン系の撥水性樹脂(大日精化工
業(株)製:REP,商品名)をグラビア印刷して、絵
柄層を斑状に部分的に設けた。つぎに、この上に塗装す
る樹脂組成物を次のように調製した。
【0044】粒径3μの炭酸カルシウムCaCO3 と粒
径10μのシリカゲルSiO2 を重量比28対2の割合
で混合して、無機系フィラーを構成した。また、アクリ
ルポリオール100重量部とポリイソシアネート8.5
重量部とからバインダー樹脂を構成した。前記無機系フ
ィラーを52重量部、前記バインダー樹脂を48重量部
用いて微細な凹凸層形成用の樹脂組成物とした。
【0045】この樹脂組成物を、15μm(乾燥塗膜
厚)となるように、スリットリバースコーティング方式
により先に基材フィルムとして用意したPETフィルム
上の全面に塗工し、110℃で30秒間乾燥したのち、
60℃で3日間エージングした。さらに、このPETフ
ィルム上に縮合型シリコーンオイル(東芝シリコーン
(株)製)を全面にコーティングし、60℃で3日間エ
ージングした。
【0046】こうして得られた賦型フィルムは、撥液性
樹脂で形成された絵柄模様上に塗布された微細な凹凸層
形成用の樹脂組成物だけがはじかれて絵柄模様部分が表
面に現れ、賦型フィルム表面全体が、絵柄模様部分から
なる平坦部と微細な凹凸層が形成された凹凸部とが混在
したものとなった。微細な凹凸部の表面の平均表面粗さ
Raは1.2μになった。また凸部と凹部の最大高低差
が8.0μm、凹凸の平均間隔が30μm、凹凸の平均
傾斜角が14°となった。
【0047】本実施例7で賦型フィルムに用いる基材フ
ィルムとして易接着処理されたPETフィルムを使用す
る理由は、この基材フィルム上に被着される凹凸層との
密着性が良好であるためである。
【0048】
【実施例8】本実施例8は実施例2を改良したものであ
り、実施例2では艶消し樹脂層のみに離型剤が含有され
ており、グロス部には離型剤が含有されていなかった欠
点を改良したものである。微細な凹凸層形成用の樹脂組
成物として、実施例2と同一のものを用意した。この樹
脂組成物を、既に易接着処理されたPETフィルム(ダ
イヤホイル(株)製:TE,商品名,厚み38μm)上
の全面に、均一に15μm(乾燥塗膜)となるようにス
リットリバースコーティング方式により塗工し、110
℃で30秒間乾燥した。
【0049】つぎに、このPETフィルム上にグラビア
印刷によりアクリル系樹脂(大日精化工業(株)製PT
C,商品名)を斑状に部分的に印刷して、絵柄層を形成
した。さら、このフィルム上に縮合型シリコーンオイル
(東芝シリコーン(株)製)を全面にコーティングし、
60℃で3日間エージングした。このようにして製造さ
れた賦型フィルムの表面は、全面に微細な凹凸層が形成
され、その凹凸層には部分的に絵柄層が印刷されて、そ
の印刷されている部分の凹凸部が平坦化されており、全
体として、マット状の凹凸部とグロス状の平坦部とが混
在した模様となった。
【0050】本実施例8の賦型フィルムの微細な凹凸部
の表面の平均表面粗さRaは1.2μになった。また凸
部と凹部の最大高低差が8.0μm、凹凸の平均間隔が
30μm、凹凸の平均傾斜角が14°となった。
【0051】
【実施例9】本実施例9は、実施例1〜6の賦型フィル
ムを改良した実施例である。すなわち、実施例1〜6の
賦型フィルムは艶消し樹脂層のみに離型剤が含有されて
おり、グロス部には離型剤が含有されていない欠点を有
するが、本実施例9はこの点を改良するために、艶消し
樹脂層、およびグロスインキの両方に離型剤を添加した
ものである。
【0052】微細な凹凸層形成用の樹脂組成物として実
施例1と同一のものを用意した。この樹脂組成物を既に
易接着処理されたPETフィルム(ダイアホイル(株)
製:TE,商品名、厚み38μm)上の全面に均一に1
5μm(乾燥塗膜)となるようにスリットリバースコー
ティング方式により塗工し、110℃で30秒間乾燥し
た。
【0053】つぎに、このPETフィルム上にグラビア
印刷により、アクリル系樹脂(大日精化工業(株)製、
PTC,商品名)にアミノ変性シリコーンオイルを3部
加えた樹脂を班状に部分的に印刷して絵柄層を形成し、
60℃で3日間エージングした。このようにして製造さ
れた賦型フィルムの表面は、全面に微細な凹凸層が形成
され、その凹凸層には部分的に絵柄層が印刷されて、そ
の印刷されている部分の凹凸部が平坦化されており、全
体としてマット状の凹凸部とグロス状の平坦部とが混在
した模様となった。
【0054】本実施例9の賦型フィルムの微細な凹凸部
の表面の平均表面粗さRaは1.2μになった。また凹
部と凸部の最大高低差は8.0μm、凹凸間の平均間隔
が30μm、凹凸の平均傾斜角が14℃となった。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、本発明の賦型フィルムの表面形状は、微細な凹凸層
と平坦層とが混在しているので、この賦型フィルムを使
用して成形体の表面を賦型すると、意匠効果の高いグロ
ス−マット調な表面を形成することができる。
【0056】また、賦型フィルムの凹凸層部分は凹凸の
平均間隔を20〜50μm、凹凸の平均表面粗さRaを
0.7〜2.0μm、および表面の60°グロス値を
2.0以下としたので、その凹凸層の表面は、しっとり
としたヌメリ感のある艶消し表面を得ることができた。
この感触は、ツルツル、またはテカテカしたものではな
く、それでいて、ザラザラした感じとは異なり、柔らか
な、スエードのような滑らかさであり、或種の高級感を
漂わせるものとなった。
【0057】本発明の賦型フィルムを用いて転写または
成形した、転写体、成形物には、本発明の賦型フィルム
と全く同一の表面形状が移行し、その表面の感触も、賦
型フィルムのものと同一の感触が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロス−マット調賦型フィルムの断面
図を示す。
【図2】本発明の別のグロス−マット調賦型フィルムの
断面図を示す。
【図3】凹凸の平均傾斜角を説明するための図。
【図4】本発明で用いるスリットリバースコーティング
方式を示す。
【図5】各種波長に対するPETフィルムとポリプロピ
レンフィルムの透過率のグラフを示す。
【符号の説明】 1 基材フィルム 2 凹凸層 3 平坦層 4 ノズル塗工装置 5 スクイズロール 6 バックアップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 7:00 4F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に、微細な凹凸層および平坦層が混
    在したグロス−マット調賦型フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の、表面に、微細な凹凸層
    および平坦層が混在したグロス−マット調賦型フィルム
    が、基材フィルムと、基材フィルム上に積層された微細
    な凹凸層および平坦層が混在した表面層とから形成され
    たものであることを特徴とするグロス−マット調賦型フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 表面層が、基材フィルム上の全面に塗布
    して形成された微細な凹凸層上に、部分的に樹脂を印刷
    することにより形成されたものであることを特徴とする
    請求項2記載のグロス−マット調賦型フィルム。
  4. 【請求項4】 表面層が、基材フィルム上に部分的に塗
    布された撥液性樹脂の塗膜上の全面に、微細な凹凸層形
    成樹脂組成物を塗布して形成されたものであることを特
    徴とする請求項2記載のグロス−マット調賦型フィル
    ム。
  5. 【請求項5】 表面層に離型剤が含有されたものである
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載のグロ
    ス−マット調賦型フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の、表面に、微細な凹凸層
    および平坦層が混在したグロス−マット調賦型フィルム
    が、基材フィルムと、基材フィルム上に積層された微細
    な凹凸層および平坦層が混在した表面層と、この表面層
    上に形成された離型剤層から形成されたものであること
    を特徴とするグロス−マット調賦型フィルム。
  7. 【請求項7】 微細な凹凸層は、凹凸の平均間隔が20
    〜50μm、凹凸の平均表面粗さRaが0.7〜2.0
    μm、および表面の60°グロス値が2.0以下である
    請求項1記載のグロス−マット調賦型フィルム。
  8. 【請求項8】 微細な凹凸層が、スリットリバースコー
    ティングによって形成されたものであることを特徴とす
    る請求項1記載のグロス−マット調賦型フィルム。
  9. 【請求項9】 微細な凹凸層が、無機系フィラーとバイ
    ンダー樹脂を用いて形成されたものであることを特徴と
    する請求項1記載のグロス−マット調賦型フィルム。
  10. 【請求項10】 無機系フィラーが、炭酸カルシウムお
    よびシリカゲルであり、主たるバインダー樹脂が、ポリ
    イソシアネートで架橋されたアクリルポリオールである
    ことを特徴とする請求項9記載のグロス−マット調賦型
    フィルム。
  11. 【請求項11】 基材フィルムが、易接着処理されたP
    ETフィルムであることを特徴とする請求項2、3、4
    または6の何れか1項記載のグロス−マット調賦型フィ
    ルム。
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