JPH05161363A - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents
電力変換装置の制御装置Info
- Publication number
- JPH05161363A JPH05161363A JP3323507A JP32350791A JPH05161363A JP H05161363 A JPH05161363 A JP H05161363A JP 3323507 A JP3323507 A JP 3323507A JP 32350791 A JP32350791 A JP 32350791A JP H05161363 A JPH05161363 A JP H05161363A
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- voltage component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力変換装置の出力変圧器の一次側直流電圧
成分を検出し、この直流電圧成分を零にするように制御
することにより、直流偏磁を防止して制御精度の向上を
図る。 【構成】 電力変換装置の出力変圧器の一次側に高抵抗
を接続し、この抵抗の電流を電流変成にて検出し、ロー
パスフィルタを通すことにより出力変圧器の一次側に含
まれる直流電圧成分を検出し、この直流電圧成分を零に
する様に制御する。
成分を検出し、この直流電圧成分を零にするように制御
することにより、直流偏磁を防止して制御精度の向上を
図る。 【構成】 電力変換装置の出力変圧器の一次側に高抵抗
を接続し、この抵抗の電流を電流変成にて検出し、ロー
パスフィルタを通すことにより出力変圧器の一次側に含
まれる直流電圧成分を検出し、この直流電圧成分を零に
する様に制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電力変換装置の制御装
置に係り、特に電力変換装置における出力変圧器の直流
偏磁を防止するようにした制御装置に関するものであ
る。
置に係り、特に電力変換装置における出力変圧器の直流
偏磁を防止するようにした制御装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の定電圧定周波数電源装置
（ＣＶＣＦ装置）の直流偏磁防止装置を示す。同図にお
いて１は直流電源、２ａ〜２ｄは半導体スイッチ素子、
３は出力変圧器、４はコイル、５はコンデンサでこれら
のコイル４とコンデンサ５によって交流フィルタ回路６
が形成され、直流電源１，半導体スイッチ素子２ａ〜２
ｄ，出力変圧器３および交流フィルタ回路６によって主
回路が構成される。
（ＣＶＣＦ装置）の直流偏磁防止装置を示す。同図にお
いて１は直流電源、２ａ〜２ｄは半導体スイッチ素子、
３は出力変圧器、４はコイル、５はコンデンサでこれら
のコイル４とコンデンサ５によって交流フィルタ回路６
が形成され、直流電源１，半導体スイッチ素子２ａ〜２
ｄ，出力変圧器３および交流フィルタ回路６によって主
回路が構成される。
【０００３】このような主回路構成のＣＶＣＦにおい
て、電圧変成器７により出力電圧を検出し、その検出電
圧を整流器８で整流し、この電圧値を回路９で設定電圧
値Ｖｓｅｔと比較し、増幅回路１０により誤差増幅し、
それと基準正弦波発生器１１の出力を掛算器１２にて掛
け合わせる。掛算器１２の出力と三角波発生器１３の出
力をコンパレータ１４にて大小比較し、制御信号Ｓａ〜
Ｓｄを作っている。また、出力変圧器３の一次電流を電
流変成器１５で検出し、その検出電流をローパスフィル
タ１６を通すことにより、直流成分を検出し、この値を
設定電流値Ｉｓｅｔと比較し、増幅回路１７により誤差
増幅し、突合回路１８で掛算器１２の出力をバイアスす
る事により、出力変圧器３の直流成分を制御している。
なお、図２には単相出力のＣＶＣＦについて示したが、
三相出力のＣＶＣＦにも同様に適用可能である。
て、電圧変成器７により出力電圧を検出し、その検出電
圧を整流器８で整流し、この電圧値を回路９で設定電圧
値Ｖｓｅｔと比較し、増幅回路１０により誤差増幅し、
それと基準正弦波発生器１１の出力を掛算器１２にて掛
け合わせる。掛算器１２の出力と三角波発生器１３の出
力をコンパレータ１４にて大小比較し、制御信号Ｓａ〜
Ｓｄを作っている。また、出力変圧器３の一次電流を電
流変成器１５で検出し、その検出電流をローパスフィル
タ１６を通すことにより、直流成分を検出し、この値を
設定電流値Ｉｓｅｔと比較し、増幅回路１７により誤差
増幅し、突合回路１８で掛算器１２の出力をバイアスす
る事により、出力変圧器３の直流成分を制御している。
なお、図２には単相出力のＣＶＣＦについて示したが、
三相出力のＣＶＣＦにも同様に適用可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】電流変成器１５には負
荷電流が流れており、その中から数％程度の直流分を精
度よく検出する必要がある。しかし、電圧変成器７の精
度などにより、直流分の検出精度を上げるには限界があ
った。また、電流変成器１５によって直流電流成分を検
出しているために、直流電流が流れた後の偏磁した後で
検出するため、制御精度を上げることが困難であった。
荷電流が流れており、その中から数％程度の直流分を精
度よく検出する必要がある。しかし、電圧変成器７の精
度などにより、直流分の検出精度を上げるには限界があ
った。また、電流変成器１５によって直流電流成分を検
出しているために、直流電流が流れた後の偏磁した後で
検出するため、制御精度を上げることが困難であった。
【０００５】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は電力変換装置の出力変圧器の一次側直
流電圧成分を検出し、この直流電圧成分を零にするよう
に制御することにより、直流偏磁を防止して制御精度の
向上を図ることである。
ので、その目的は電力変換装置の出力変圧器の一次側直
流電圧成分を検出し、この直流電圧成分を零にするよう
に制御することにより、直流偏磁を防止して制御精度の
向上を図ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、直流電力を交流電力に変換する逆電力変
換器の交流出力電力を出力変圧器を介して負荷に供給す
る電力変換装置において、前記出力変圧器の一次側端子
間の直流電圧成分を検出する第１の直流電力成分検出手
段と、前記出力変圧器の二次側の直流電圧成分を検出す
る第２の直流電圧成分検出手段と、これら第１，第２の
直流電圧検出手段の各直流電圧成分信号を比較して前記
逆電力変換器を制御する制御手段によって構成したこと
を特徴とする。
成するために、直流電力を交流電力に変換する逆電力変
換器の交流出力電力を出力変圧器を介して負荷に供給す
る電力変換装置において、前記出力変圧器の一次側端子
間の直流電圧成分を検出する第１の直流電力成分検出手
段と、前記出力変圧器の二次側の直流電圧成分を検出す
る第２の直流電圧成分検出手段と、これら第１，第２の
直流電圧検出手段の各直流電圧成分信号を比較して前記
逆電力変換器を制御する制御手段によって構成したこと
を特徴とする。
【０００７】
【作用】第１の直流電力変換手段により電力変換装置の
出力変圧器の一次側直流電圧成分を検出し、第２の直流
電力変換手段により出力変圧器の二次側直流電圧成分を
検出すると共に、これらの第１と第２の直流電圧成分を
比較処理して出力変圧器の直流電圧成分が零になるよう
に電力変換装置を制御する。
出力変圧器の一次側直流電圧成分を検出し、第２の直流
電力変換手段により出力変圧器の二次側直流電圧成分を
検出すると共に、これらの第１と第２の直流電圧成分を
比較処理して出力変圧器の直流電圧成分が零になるよう
に電力変換装置を制御する。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の実施例を図１を参照しながら
説明する。
説明する。
【０００９】図１は本発明の実施例による定電圧定周波
数電源装置の直流偏磁防止装置を示すもので、図１にお
いて図２のものと同一又は相当部分には同一符号が付さ
れている。本実施例においては、出力変圧器３の一次側
入力端子間に高抵抗のダミー抵抗２０と電流変成器１５
を接続し、この電流変成器１５の電流検出信号をローパ
スフィルタ１６を通して直流電圧成分を得る直流電圧成
分検出部２１が形成されている。
数電源装置の直流偏磁防止装置を示すもので、図１にお
いて図２のものと同一又は相当部分には同一符号が付さ
れている。本実施例においては、出力変圧器３の一次側
入力端子間に高抵抗のダミー抵抗２０と電流変成器１５
を接続し、この電流変成器１５の電流検出信号をローパ
スフィルタ１６を通して直流電圧成分を得る直流電圧成
分検出部２１が形成されている。
【００１０】上記構成の直流偏磁防止装置において、逆
電力変換部であるインバータ２の交流出力電力は出力変
圧器３とフィルタ回路６を通して負荷に供給される。出
力変圧器３の２次側においては電圧変成器７により出力
電圧を検出し、その検出電圧を整流器８で整流し、この
電圧値を突合回路で設定電圧値Ｖｓｅｔと比較し、増幅
回路１０により誤差増幅し、それと基準正弦発生器１１
の出力を掛算器１２にて掛け合わせる。掛算器１２の出
力と三角波発生器１３の出力を比較器１４にて大小を比
較し、制御信号Ｓａ〜Ｓｄを得る。
電力変換部であるインバータ２の交流出力電力は出力変
圧器３とフィルタ回路６を通して負荷に供給される。出
力変圧器３の２次側においては電圧変成器７により出力
電圧を検出し、その検出電圧を整流器８で整流し、この
電圧値を突合回路で設定電圧値Ｖｓｅｔと比較し、増幅
回路１０により誤差増幅し、それと基準正弦発生器１１
の出力を掛算器１２にて掛け合わせる。掛算器１２の出
力と三角波発生器１３の出力を比較器１４にて大小を比
較し、制御信号Ｓａ〜Ｓｄを得る。
【００１１】また、出力変圧器３の一次側においては、
ダミー抵抗２０を通して流れる電流を電流変成器１５で
検出し、この電流検出信号をローパスフィルタ１６を通
すことにより、出力変圧器３の一次側電圧に含まれる直
流電圧成分を検出する。ローパスフィルタ１６の出力信
号には直流電圧成分と直流電流成分が含まれており、突
合回路１８において直流電流成分は設定電流値Ｉｓｅｔ
と比較される。直流電流成分の誤差と直流電圧成分は増
幅回路１７により増幅され、突き合わせ回路１９によっ
て掛算器１２の直流電圧成分出力と比較し、さらに突き
合わせ回路１９の偏差出力信号を比較器１４で三角波発
生器１３の三角波信号と比較して制御信号Ｓａ〜Ｓｄを
得、この制御信号Ｓａ〜Ｓｄによってインバータ２を直
流電圧成分が零となるように制御する。
ダミー抵抗２０を通して流れる電流を電流変成器１５で
検出し、この電流検出信号をローパスフィルタ１６を通
すことにより、出力変圧器３の一次側電圧に含まれる直
流電圧成分を検出する。ローパスフィルタ１６の出力信
号には直流電圧成分と直流電流成分が含まれており、突
合回路１８において直流電流成分は設定電流値Ｉｓｅｔ
と比較される。直流電流成分の誤差と直流電圧成分は増
幅回路１７により増幅され、突き合わせ回路１９によっ
て掛算器１２の直流電圧成分出力と比較し、さらに突き
合わせ回路１９の偏差出力信号を比較器１４で三角波発
生器１３の三角波信号と比較して制御信号Ｓａ〜Ｓｄを
得、この制御信号Ｓａ〜Ｓｄによってインバータ２を直
流電圧成分が零となるように制御する。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、上述の如くであって、電力変
換装置の出力変圧器の一次側に高抵抗を接続し、この抵
抗の電流を電流変成にて検出し、ローパスフィルタを通
すことにより出力変圧器の一次側に含まれる直流電圧成
分を検出し、この直流電圧成分を零にする様に制御する
ものであるから、直流偏磁を防止できて制御精度の向上
が図れる。
換装置の出力変圧器の一次側に高抵抗を接続し、この抵
抗の電流を電流変成にて検出し、ローパスフィルタを通
すことにより出力変圧器の一次側に含まれる直流電圧成
分を検出し、この直流電圧成分を零にする様に制御する
ものであるから、直流偏磁を防止できて制御精度の向上
が図れる。
【図１】本発明の実施例による電力変換装置の制御装置
のブロック図。
のブロック図。
【図２】従来の電力変換装置の制御装置のブロック図。
１…直流電源、２…インバータ、２ａ〜２ｄ…半導体ス
イッチ素子、３…出力変圧器、６…フィルタ回路、７…
電圧変成器、８…整理器、１０…増幅器、１１，１７…
基準正弦発生器、１２…掛算器、１３…三角波発生器、
１４…比較器、１５…電流変成器、１６…ローパスフィ
ルタ、２０…ダミー抵抗、２１…直流電圧検出部。
イッチ素子、３…出力変圧器、６…フィルタ回路、７…
電圧変成器、８…整理器、１０…増幅器、１１，１７…
基準正弦発生器、１２…掛算器、１３…三角波発生器、
１４…比較器、１５…電流変成器、１６…ローパスフィ
ルタ、２０…ダミー抵抗、２１…直流電圧検出部。
Claims (1)
- 【請求項１】 直流電力を交流電力に変換する逆電力変
換器の交流出力電力を出力変圧器を介して負荷に供給す
る電力変換装置において、前記出力変圧器の一次側端子
間の直流電圧成分を検出する第１の直流電力成分検出手
段と、前記出力変圧器の二次側の直流電圧成分を検出す
る第２の直流電圧成分検出手段と、これら第１，第２の
直流電圧検出手段の各直流電圧成分信号を比較して前記
逆電力変換器を制御する制御手段によって構成したこと
を特徴とする電力変換装置の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323507A JPH05161363A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電力変換装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323507A JPH05161363A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電力変換装置の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161363A true JPH05161363A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18155465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3323507A Pending JPH05161363A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 電力変換装置の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014077281A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電力変換装置 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP3323507A patent/JPH05161363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014077281A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電力変換装置 |
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