JP2752182B2 - Cvcf用変圧器の偏磁防止回路 - Google Patents

Cvcf用変圧器の偏磁防止回路

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、変圧器を介して電力を供給するCVCF用変圧
器の偏磁防止回路に関するものである。
(従来の技術) 従来のCVCF変圧器偏磁防止回路の例を第7図に示し、
説明する。
直流電源1の電圧はインバータブリッジ2により交流
に変換され、出力変圧器3に印加され、電流検出器4に
よりその入力電流が検出される。出力変圧器3の二次側
にはコンデンサ5のフィルタ効果によりPWM制御に供う
高調波成分が除去された交流電圧が出力される。変圧器
6は出力電圧を検出し制御する目的で設けてある。
電圧基準発生器7の出力V7と変圧器6の出力V6は増幅
器8により比較増幅されその誤差が減少するよう制御信
号V8を出力する。電流検出器4により検出された電流V4
はフィルタ10を介してV10とし、増幅器8の出力V8とを
加算器9により加算され、三角波発生器12の出力と比較
器11により比較されPWM信号とし駆動回路13によりイン
バータブリッジ2のトランジスタをPWM制御する。
出力変圧器3が偏磁した場合の様子を第8図に示す。
出力電圧V6に対し出力変圧器3の励磁電流V4が変圧器の
偏磁により、正負非対称となり直流分を含むフィルタ10
により基本波成分を除去した直流分V10が検出され、こ
の直流分を減少させる方向に加算器9に作用する。
この様な直流偏磁の原因は、制御回路を原因とする直
流分とインバータブリッジ2のトランジスタをPWM制御
する場合の駆動回路とトランジスタの動作速度のバラツ
キが主な原因である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記従来の回路は、変圧器の励磁電流の直流
分を検出するため、基本波分をフィルタ効果により大幅
に減衰させる必要性から遅れ時間が大きく偏磁防止制御
の応答を早くすることができないという問題がある。
また、励磁電流の平均値で検出しているので検出感度
が低いという問題もある。
従って、変圧器の最大磁束密度に余裕を必要とし変圧
器が小形化出来ない欠点があった。
本発明は上記の欠点を無くし、フィルタによる遅れを
極力短かくし、しかも、感度の良い、CVCF用変圧器の偏
磁防止回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 上記目的を達成するため、本発明は、直流電圧を交流
電圧に変換し変圧器を介して負荷に電力を供給するイン
バータと、電圧基準に応じてインバータの出力電圧を制
御するPWM制御回路を備えたCVCF装置において、該電圧
基準又は該出力電圧がゼロクロス付近つまり上記変圧器
の磁束密度が最大となる付近の一次巻線に流れる正と負
の電流差を検出し、これにより該電流差が減少するよう
に上記PWM制御を補正する手段を設け最大磁束密度付近
の電流を対称になるように制御して変圧器の偏磁を防止
する。
(実施例) 本発明の実施例を第1図に示し説明する。第7図と重
複する部分には同一番号を記し説明を省略する。
電圧基準発生器7の出力V7を極性判別回路14を介して
短形波の論理信号V14に変換する。
このV14の立上り、立下り点でワンショット回路15に
より、それぞれV15A,A15Bのパルスを発生させ、サンプ
ルホールド回路16,17により、変圧器3の入力電流V4を
それぞれV16,V17としてサンプルホールドし、加算器18
に加算入力してその出力V18を加算器9の入力とし、V18
が零になる方向にPWMを制御する。
上記実施例の作用を第2図を用いて説明する。
電圧V6のゼロクロス付近で変圧器の励磁電流V4は最大
となり、変圧器が偏磁すると正負非対称な波形となる。
電圧V6は電圧基準V7とほぼ同相であり、ゼロクロス時点
で、ワンショット回路15から出力されるパルスV15A,V15
Bにより、サンプルホールド回路16,17は励磁電流V4のt1
−t2間とt3−t4間における値をそれぞれサンプルホール
ドして、V16,V17を更新する。このV16は負、V17は正の
極性なので加算器18の出力V18には偏差値が検出され
る。この偏先値V18が零になる方向にPWMを制御するので
V16とV17は大きさが等しくなるように制御される。従っ
て、変圧器の励磁電流は正負対称に制御され直流分を無
視することができるようになる。
本実施例によれば、励磁電流が対称になった場合、偏
差値V18は零となり、交流分が発生しないのでフィルタ
要素を必要とせず極めて高速の変圧器偏磁防止制御が可
能となる。
(他の実施例) また、第3図の実施例に示すように、ワンショット回
路19によりV14の立上りと立下り時にパルス信号V19を発
生させ、この信号V19と電流V4を乗算器20により乗算し
てゼロクロス点の変圧器電流を選択的に検出した信号V2
0を得る。
(第4図参照) この信号V20はフィルタ21を介して平均化され直流成
分V21として検出される。このV21が零になるようにPWM
制御が行われる、 また、この実施例は第5図の様に変形することもでき
る。すなわち、電圧基準V7から遅れ回路22を介して位相
差90゜の信号V22を発生させ、この信号を整流回路23で
全波整流した信号V23を得る。この信号V23と励磁電流V4
を乗算器20により乗算し、励磁電流V4の最高点(ゼロク
ロス点)付近を強調した信号V20を得る。(第6図参
照) なお、電圧基準V7の代りに出力電圧V6を用いても同様
に行うことができることは説明するまでもない。
以上はアナログ制御について説明したがマイクロプロ
セッサを用いたディジタル制御でも同様に行うことが出
来る。
[発明の効果] 本発明によれば電圧のゼロクロス付近の変圧器一次電
流、即ち磁束密度が最高になる付近の電流を強調して取
り出すので検出密度が良く、この値が正負対称になるよ
う制御することにより、変圧器を偏磁することなく利用
で出来るので、変圧器の鉄心を有効に利用し、小形で経
済的な変圧器の使用を可能とするCVCF用変圧器の偏磁防
止回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例図、第2図はその動作説明図、
第3図、第5図及び第4図、第6図は本発明の他の実施
例図及びその動作説明図、第7図は従来の構成図、第8
図はその動作説明図である。 1……直流電源 2……インバータブリッジ 3……出力変圧器、4……電流検出器 5……フィルタコンデンサ 6……変圧器、7……電圧基準 8……増幅器、10,21……フィルタ 11……比較器、12……三角波発生器 13……駆動回路、14……極性判別回路 15,19……ワンショット回路 16,17……サンプルホールド回路 18……加算器、20……乗算器 22……遅れ回路、23……整流回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧を交流電圧に変換し変圧器を介し
    て負荷に電力を供給するインバータと、電圧基準に応じ
    てインバータの出力電圧を制御するPWM制御回路を備え
    たCVCF装置において、該電圧基準又は該出力電圧がゼロ
    クロス付近つまり上記変圧器の磁束密度が最大となる付
    近の一次巻線に流れる正と負の電流差を検出し、これに
    より該電流差が減少するように上記PWM制御を補正する
    手段を設けたことを特徴とするCVCF用変圧器の偏磁防止
    回路。
JP1227517A 1989-09-04 1989-09-04 Cvcf用変圧器の偏磁防止回路 Expired - Fee Related JP2752182B2 (ja)

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