JPH0516017Y2 - - Google Patents

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JPH0516017Y2
JPH0516017Y2 JP1987095788U JP9578887U JPH0516017Y2 JP H0516017 Y2 JPH0516017 Y2 JP H0516017Y2 JP 1987095788 U JP1987095788 U JP 1987095788U JP 9578887 U JP9578887 U JP 9578887U JP H0516017 Y2 JPH0516017 Y2 JP H0516017Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は四輪駆動車における動力分配装置の
潤滑装置に関する。
(従来の技術) 従来、四輪駆動車の動力分配装置として、入力
軸に入力されるエンジンからの動力を、前輪側出
力及び後輪側出力軸を介して前輪と後輪とに分配
して出力するごとくしたものは、例えば特開昭59
−81226号公報において、既に知られている。
また以上のごとき動力分配装置の潤滑装置は、
前記動力分配装置を収容するケーシングの内部
に、この動力分配装置の駆動により攪拌されて跳
ね上げられた潤滑油を収集する収集樋を設けて、
該収集樋を介して前記動力分配装置の潤滑部位に
潤滑油を供給するごとくしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記従来の潤滑装置では、前記収集樋
を前記ケーシングに別途取付けていることから、
構成部品点数が大となり、しかも前記収集樋の前
記ケーシングに対する組付作業も複雑となつて、
製作コストが高くなる問題があつた。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、前記動力分配装置の駆動によ
り攪拌される潤滑油を整流する整流板を、前記ケ
ーシング内に組付けると共に、この整流板を前記
ケーシングに組付けるブラケツトを利用して、該
ブラケツトに前記収集樋を一体に形成することに
より、構成部品点数を少なくして、組付作業を簡
単となすことができる四輪駆動車における動力分
配装置の潤滑装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、図面の実施例に示したごとく、動力
分配装置を収容するケーシング1内に、入力軸3
に入力する動力を前記第1出力軸4に伝達する伝
導機構の収容部を区画して前記伝導機構の駆動に
より流動する潤滑油を整流する整流壁部61を備
えた整流板6を配置して、該整流板6を前記ケー
シング1に固定するブラケツト7を介して組付け
ると共に、前記動力分配装置の駆動により跳ね上
げられる潤滑油の収集樋9を前記ブラケツト7に
固定し、この収集樋9の下面で前記動力分配装置
の潤滑部位と対向する部位にオイル供給孔10を
形成して、該供給孔10を介して前記潤滑部位に
潤滑油を供給するごとくしたことを特徴とするも
のである。
(作用) しかして前記ケーシング1内の潤滑油は、前記
動力分配装置の駆動に伴い攪拌されて跳ね上げら
れて前記収集樋9に収集され、該収集樋9のオイ
ル供給孔10から前記動力分配装置の潤滑部位に
供給される一方、前記伝導機構の駆動により流
動、攪拌される潤滑油は、前記整流壁部61によ
り整流されて、例えば前記第1出力軸5の軸受等
に供給される。
ところで前記収集樋9は、前記整流板6を前記
ケーシング1に組付ける前記ブラケツト7に組付
けていることから、前記収集樋9を前記ケーシン
グ1に別途組付ける必要がなくなつて、組付作業
性が良好となるのである。
(実施例) 以下、本考案にかかる四輪駆動車における動力
分配装置の潤滑装置を図面の実施例によつて説明
する。
第1図は四輪駆動車における動力分配装置の全
体構造を示しており、ケーシング1の内部に動力
分配装置としてのデイフアレンシヤル機構を構成
するデフケース2を配設し、該デフケース2にエ
ンジン(図示せず)から延びる入力軸3を軸受支
持すると共に、前記ケーシング1に前輪を駆動す
る第1出力軸4と後輪を駆動する第2出力軸5と
をそれぞれ支持して、これら各出力軸4,5を介
して前記エンジンから前記入力軸3に伝達された
回動動力を前輪と後輪とに分配して出力するよう
にしている。
また前記デフケース2にはデイフアレンシヤル
機構を内装しており、このデイフアレンシヤル機
構は、前記入力軸3の軸端に支持したサイドギヤ
21と、該サイドギヤ21と常時噛合するごと
く、前記デフケース2に支持されたリンクギヤ2
2などから構成されている。
また第1図の実施例においては、前記デフケー
ス2の外側部に、前記デイフアレンシヤル機構に
連動する第1ギヤ11を設けると共に、前記第1
出力軸4に第2ギヤ12を設ける一方、これら各
ギヤ11,12間に伝動機構としてのチエン13
を掛回して、前記エンジンから前記デイフアレン
シヤル機構に伝達された回転動力を、前記第1ギ
ヤ11からチエン13を介して前記第1出力軸4
に伝達させ、この出力軸4から前輪側に動力を取
出すようにしており、また前記デフケース2の外
部側で、前記第1ギヤ11の中心部位に、前記第
2出力軸5を突出させ、この出力軸5から後輪側
に動力を取出すようにしている。
しかして以上のごとき動力分配装置の潤滑装置
を、次のように構成したのである。
即ち、前記ケーシング1の内部で且つ動力分配
装置の軸方向一側方に位置する前記第1ギヤ11
近くに、前記チエン13の収容部を区画して該チ
エン13の駆動により流動する潤滑油を整流する
第1整流壁部61を備えた整流板6を、上下2つ
の第1及び第2ブラケツト7,8を介して組付け
ると共に、この第1ブラケツト7に、前記動力分
配装置の駆動により跳ね上げる潤滑油を収集する
収集樋9を固定する一方、該収集樋9の下面で前
記動力分配装置の潤滑部位との対向箇所に、オイ
ル供給孔10を設けて、このオイル供給孔10か
ら前記潤滑部位に潤滑油を供給させるようにした
のである。
具体的には、前記第1ブラケツト7に前記収集
樋9を、該収集樋9が前記デフケース2と対向さ
れるごとく一体に設けると共に、このデフケース
2の上部側壁部で、前記サイドギヤ21と前記リ
ングギヤ22との噛合部分に開口孔23を形成し
て、該開口孔23を前記収集樋9に設けたオイル
供給孔10と対向させ、該オイル供給孔10から
前記収集樋9の内部に収集した潤滑油を、前記開
口孔23を経て前記各ギヤ21,22の噛合部分
に供給するごとくなすのである。
前記整流板6は、第2図に詳しく示したごと
く、前記チエン13の収容部を区画する前記第1
整流壁部61と、該第1整流壁部61から前記デ
フケース2の外周部を覆うごとく直交方向に延び
る第2整流壁部62とから成り、前記第1整流壁
部61の上下部位を、前記各ブラケツト7,8を
介して前記ケーシング1に固定支持させるように
成す。
また前記第1ブラケツト7は、第3図及び第4
図に詳しく示したごとく、所定長さとされたブラ
ケツト本体71の長さ方向両端に、それぞれ第1
及び第2取付壁72,73を一体に形成すると共
に、該各取付壁72,73間で前記ブラケツト本
体71の中間部位に、支持片74を介して前記収
集樋9を一体に設けるのである。
そして前記第1ブラケツト7の第1取付壁72
を固定ボルトBを介して前記ケーシング1の内壁
に固定すると共に、前記第2取付壁73に、前記
整流板6における支持壁61の上部側を固定ボル
トBとナツトNを介して固定するのである。
また前記第2ブラケツト8は、第1図及び第2
図で明らかなごとく、所定長さとされたブラケツ
ト本体81の長さ方向両側端に、それぞれ第1及
び第2取付壁82,83を一体に形成して、前記
第1取付壁82を固定ボルトBを介して前記ケー
シング1の前記動力分配装置の軸方向他側方に位
置する内壁に固定すると共に、前記第2取付壁7
3に、前記整流板6における第1整流壁板61の
下部側を固定ボルトBとナツトNを介して固定す
るのである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかる動力分配装
置の潤滑装置では、動力分配装置を収容するケー
シング1内に、前記入力軸3に入力する動力を前
記第1出力軸4に伝達する伝導機構の収容部を区
画して前記伝導機構の駆動により流動する潤滑油
を整流する整流壁部61を備えた整流板6を配置
して、該整流板6を前記ケーシング1に固定する
ブラケツト7を介して組付けると共に、前記動力
分配装置の駆動により跳ね上げられる潤滑油の収
集樋9を前記ブラケツト7に固定し、この収集樋
9の下面で前記動力分配装置の潤滑部位と対向す
る部位にオイル供給孔10を形成して、該供給孔
10を介して前記潤滑部位に潤滑油を供給するご
とくしたから、前記収集樋9による前記動力分配
装置の潤滑は勿論のこと、前記整流板6の整流壁
部61により、前記伝導機構の駆動により流動す
る潤滑油を整流することが出来ながら、しかも前
記動力分配装置の潤滑部位に潤滑油を供給する収
集樋9が前記整流板6を支持するブラケツト7で
支持されるので、従来に比べて構成部品点数が少
なくなり、これに伴い組付作業性も良好となつ
て、製作コストを低廉となし得るに至つたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる潤滑装置を備えた動力
分配装置の全体構造を示す断面図、第2図は同要
部の側面図、第3図は収集樋を設けるブラケツト
の平面図、第4図は同側面図である。 1……ケーシング、3……入力軸、4……第1
出力軸、5……第2出力軸、6……整流板、7…
…ブラケツト(第1)、9……収集樋、10……
オイル供給孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸3に入力するエンジンからの動力を、第
    1出力軸4及び第2出力軸5を介して前、後輪に
    分配して出力する動力分配装置において、前記動
    力分配装置を収容するケーシング1内に、前記入
    力軸3に入力する動力を前記第1出力軸4に伝達
    する伝導機構の収容部を区画して前記伝導機構の
    駆動により流動する潤滑油を整流する整流壁部6
    1を備えた整流板6を配置して、該整流板6を前
    記ケーシング1に固定するブラケツト7を介して
    組付けると共に、前記動力分配装置の駆動により
    跳ね上げられる潤滑油の収集樋9を前記ブラケツ
    ト7に固定し、この収集樋9の下面で前記動力分
    配装置の潤滑部位と対向する部位にオイル供給孔
    10を形成して、該供給孔10を介して前記潤滑
    部位に潤滑油を供給するごとくしたことを特徴と
    する四輪駆動車における動力分配装置の潤滑装
    置。
JP1987095788U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH0516017Y2 (ja)

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JPS63202526U JPS63202526U (ja) 1988-12-27
JPH0516017Y2 true JPH0516017Y2 (ja) 1993-04-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070873A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Shiojiri Seibo:Kk 帽子

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140962A (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 Aisin Warner Ltd デイフアレンシヤル機構の潤滑装置

Patent Citations (1)

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JPS63202526U (ja) 1988-12-27

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