JPH05158515A - 工具旋回軸付きnc切削機械のオフセット補正方法 - Google Patents

工具旋回軸付きnc切削機械のオフセット補正方法

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JPH05158515A
JPH05158515A JP35091091A JP35091091A JPH05158515A JP H05158515 A JPH05158515 A JP H05158515A JP 35091091 A JP35091091 A JP 35091091A JP 35091091 A JP35091091 A JP 35091091A JP H05158515 A JPH05158515 A JP H05158515A
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JP
Japan
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tool
offset
offset amount
turning
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP35091091A
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English (en)
Inventor
Hisao Goto
久雄 後藤
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット演算のための加工中の待ち動作が
なく、サイクルタイムの短縮が図れるようにする。 【構成】 加工開始前に、工具旋回軸の旋回角度に基づ
いた刃先位置のオフセット量を基準角度のオフセット量
設定値に基づいて予め演算する(S2)。同一工具であ
っても、旋回角度毎にオフセット番号を付し、実行用記
憶エリアにおける前記オフセット番号の対応箇所に演算
結果であるオフセット量を転送する(S3)。加工時に
は、工具割出時(S4)にオフセット番号によって対応
するオフセット量を読み込んで工具位置補正する(S
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋回式のミリングヘ
ッド等の工具旋回軸を有するNC切削機械のオフセット
補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミリングヘッドを備えたターニン
グセンタ等の切削機械において、前記ミリングヘッドを
旋回可能とし、テーパ面や斜め孔の加工を可能としたも
のがある。前記ミリングヘッドには、種々の工具が自動
工具交換(ATC)装置で交換自在に取付けられる。各
工具は一般に刃先位置が種々異なっており、そのため工
具毎にオフセット量が設定され、加工時に工具位置補正
が行われる。工具の旋回角度を変更した場合は、工具旋
回角度に応じてオフセット量も変わる。そのため、旋回
角度に応じたオフセット量のデータ演算が必要になる
が、従来はこの演算を次のように自動工具交換の都度行
っている。
【0003】すなわち図4に示すように、加工前の準備
段階では、基準角でのオフセット量だけをNC装置の所
定の保存エリアに設定し(R1)、加工を開始する。加
工時に、Tコードによる工具交換や工具旋回を実行する
毎に(R2)、前記保存エリアのオフセット量データを
作業エリアに転送し(R3)、工具角度に応じた補正演
算を行い(R4)、演算結果を実行エリアに転送した後
(R5)、工具位置の補正を実行している(R6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は旋
回角度の変更に伴うオフセット量のデータ演算やデータ
転送をTコードの実行の都度行っていたため、これらの
演算時間等が機械動作の待ち時間となり、加工のサイク
ルタイムが長くなる原因となっていた。
【0005】この発明の目的は、オフセット演算のため
の加工中の待ち動作がなく、サイクルタイムの短縮が図
れる工具旋回軸付きNC切削機械のオフセット補正方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明方法を実施例に
対応する図3と共に説明する。このオフセット補正方法
は、加工開始前に、工具旋回軸の旋回角度に基づいた刃
先位置のオフセット量を基準角度のオフセット量設定値
に基づいて予め演算し(S2)、各工具の各旋回角度毎
に所定の記憶領域に記憶する(S3)方法である。加工
時には、工具割出時(S4)に前記記憶領域の対応する
オフセット量を読み込んで工具位置補正する(S5)。
【0007】
【作用】この方法によると、旋回角度の変更に対するオ
フセット量の変換が、前もって行われ、同一工具であっ
ても、1つの旋回角度に対して一つのオフセット量の記
憶領域が割当られる。そのため、加工時に補正演算を行
うことが不要で、演算のための機械の待ち時間がなくな
る。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。図2は、この発明方法を適用するNC切
削機械の一例であるターニングセンタの斜視図である。
このターニングセンタは、位置固定の主軸1と、主軸1
に対面して2軸方向に移動可能なサブスピンドル2と、
タレット3と、ミリングヘッド4と、工具交換装置5と
を備え、前記ミリングヘッド4にこのオフセット補正方
法が適用される。主軸1に保持したワークは、タレット
3とミリングヘッド4とのいずれの工具によっても加工
可能であり、またサブスピンドル2に持ち替えて加工可
能としてある。工具交換装置5は、ミリングヘッド4の
工具を、交換アーム6によって工具マガジン7の任意の
工具と交換するものである。
【0009】ミリングヘッド4は、回転工具および固定
工具のいずれでも装着可能なものであり、傾斜したベッ
ド8上に可動台9および旋回台10を介して設置され
て、2軸X,Z方向の送りと、両軸X,Zに対する垂直
な旋回軸B回りの旋回とが可能である。各軸X,Zの送
りは図1のX軸サーボモータ11およびZ軸サーボモー
タ12により送りねじ(図示せず)を介して行われ、旋
回軸B回りの旋回は旋回駆動装置13により行われる。
【0010】図1はNC装置の機能ブロック図である。
NC装置14は、加工プログラム15を加工プログラム
実行手段16で実行してターニングセンタ全体の制御を
行う手段である。NC装置14には、ミリングヘッド4
の旋回に対するオフセット量変換を前もって行う手段と
して次の各手段が設けられている。
【0011】すなわち、マクロプログラムからなるオフ
セット演算手段17と、その入力データを記憶する基準
角オフセット記憶手段18およびオフセット番号・旋回
角度記憶手段19と、演算結果を記憶する各旋回角オフ
セット記憶手段20とが設けてある。各旋回角オフセッ
ト記憶手段20は、加工中に実際に参照する実行エリア
に設定され、同一の工具であっても、1つの旋回角度
(B軸角度)に対して一つの記憶領域およびその領域を
示すオフセット番号AT が割当られる。
【0012】つぎに、オフセット補正方法を図3の流れ
図と共に説明する。まず、ミリングヘッド4に装着する
各工具の基準角でのオフセット量を、作業用記憶エリア
における基準角オフセット記憶手段18に設定し(S
1)、マクロプログラムからなるオフセット演算手段1
7を入力装置21からのMDI(手動入力操作)により
実行させる。例えば、「G101A5,B−45」で示
す書式のデータを入力することにより実行させる。上記
の書式における「G101」はオフセット演算手段17
を呼び出すためのコード、「A5」は演算結果の転送先
であるオフセット番号、「B−45」は工具の角度が4
5度であることを示すコードである。
【0013】このように、各データを入力することによ
り、オフセット演算手段17は、工具の旋回角度に応じ
た刃先位置のオフセット量の補正演算を行い(S2)、
その演算結果を各旋回角オフセット記憶手段20におけ
るオフセット番号(AT =A5)で検索される記憶領域
に転送する(S3)。
【0014】旋回角度に応じた補正演算は、この実施例
では次の演算式に従って行われる。 xC ′=xC ×sin(α−π) −zC × cos(α) zC ′=xC × cos(α) −xC ×sin(α) 上式において、xC ,zC は各軸の基準角度のオフセッ
ト量、αは工具の旋回角度である。
【0015】このようにして演算された各軸のオフセッ
ト量の演算結果xC′,zC ′が、オフセット番号AT
の各軸のオフセット量記憶部であるxT ,zT 部に転送
される。このような操作により、各工具につき、旋回角
度毎にオフセット量を演算して記憶させる。
【0016】一方、加工プログラム15におけるTコー
ド(工具指令コード)22には、工具種類と、旋回角度
αと、オフセット番号AT とを記述し、角度が変われば
別の工具として取り扱われるように、旋回角度毎に別の
Tコード22を記述する。
【0017】加工プログラム15を加工プログラム実行
手段16で実行して加工する過程では、Tコード22を
実行して工具交換や工具の角度割出を行う都度(S
4)、Tコード22中に指示されたオフセット番号AT
に対応する各旋回角オフセット記憶手段20の記憶デー
タにより、各軸X,Zのオフセット量の補正を実行する
(S5)。
【0018】このオフセット補正方法によると、このよ
うに工具の旋回角度の変更に伴う刃先位置のオフセット
量の演算を前もって行い、実行エリアの所定の記憶部に
記憶しておくため、加工中にオフセット量の演算を行う
ことが不要で、演算時間による機械の待ち動作がなくな
る。そのためサイクルタイムが短縮される。なお、前も
って補正演算を行うことから段取り項目が多く、小ロッ
トには不向きであるが、ある程度のロットの加工を行う
場合は、段取り時間の増加に比べて加工時間の短縮効果
が大きく得られる。
【0019】また、この方法によると、Tコード22で
補正演算のマクロプログラムを実行しないため、加工プ
ログラム15中において、Tコード22を単独の行とし
て記述する必要がなく、特殊なプログラムにしなくて
も、機械移動中に工具マガジン7の割出が可能になる。
【0020】なお、前記実施例ではTコード22中にオ
フセット番号AT を記述するようにしたが、Tコード2
2にはオフセット番号AT を記述せず、工具種類と旋回
角度とからオフセット番号AT を選出するテーブルを準
備しておき、Tコード22の実行時にそのテーブルを参
照してオフセット番号を選び出すようにしても良い。ま
た、前記実施例はターニングセンタに適用した場合につ
き説明したが、この発明方法は工具旋回軸付きのNC切
削機械一般に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明のオフセット補正方法による
と、工具の旋回角度の変更に伴う刃先位置のオフセット
量の演算を前もって行い、同一工具であっても、各旋回
角度毎に所定の記憶領域に記憶しておくため、加工中に
オフセット量の演算を行うことが不要で、演算のための
機械の待ち動作がなくなってサイクルタイムが短縮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるオフセット補正方
法を適用するNC切削機械のNC装置の概念図である。
【図2】同切削機械であるターニングセンタの斜視図で
ある。
【図3】同実施例におけるオフセット補正方法を示す流
れ図である。
【図4】従来のオフセット補正方法を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1…主軸、4…ミリングヘッド、5…工具交換装置、1
4…NC装置、15…加工プログラム、17…オフセッ
ト演算手段、18…基準角オフセット記憶手段、20…
各旋回角オフセット記憶手段、22…Tコード、B…軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工開始前に、工具旋回軸の旋回角度に
    基づいた刃先位置のオフセット量を基準角度のオフセッ
    ト量設定値に基づいて演算し、各工具の各旋回角度毎に
    所定の記憶領域に記憶する過程と、加工時における工具
    指令コードの実行時に前記記憶領域の対応するオフセッ
    ト量を読み込んで工具位置補正する過程とを含む工具旋
    回軸付きNC切削機械のオフセット補正方法。
JP35091091A 1991-12-10 1991-12-10 工具旋回軸付きnc切削機械のオフセット補正方法 Pending JPH05158515A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1217481A1 (en) * 2000-12-21 2002-06-26 Mori Seiki Co., Ltd. Control apparatus for cutting machine and method of indication
EP1243992A2 (en) * 2001-01-31 2002-09-25 Mori Seiki Co., Ltd. Tool presetter and tool offset amount calculation method
CN109144078A (zh) * 2018-11-13 2019-01-04 楚天智能机器人(长沙)有限公司 一种基于二维码导航共线双舵轮agv路线纠偏方法及***

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