JPH05157410A - 車両用冷凍装置 - Google Patents

車両用冷凍装置

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JPH05157410A
JPH05157410A JP32757591A JP32757591A JPH05157410A JP H05157410 A JPH05157410 A JP H05157410A JP 32757591 A JP32757591 A JP 32757591A JP 32757591 A JP32757591 A JP 32757591A JP H05157410 A JPH05157410 A JP H05157410A
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JP
Japan
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drain pan
refrigerant
air
resistance heating
evaporator
Prior art date
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Pending
Application number
JP32757591A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Otani
尚之 大谷
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗発熱体の過昇温を抑える。 【構成】 クーリングファン15への通電電流を制限す
る2つの抵抗発熱体17を、ドレンパン16を加熱する
面状ヒータと兼用することによって、クーリングファン
15がロックする等して2つの抵抗発熱体17に過電流
が流れて2つの抵抗発熱体17が発熱しても、2つの抵
抗発熱体17の熱がドレンパン16を介して速やかに放
熱するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風機の風量可変用レ
ジスタとドレンパンヒータとを兼ねた車両用冷凍装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用冷凍装置においては、
冷凍サイクルの冷媒凝縮器に空気を吹き付ける送風機の
長寿命化または低騒音化のために、抵抗発熱体であるレ
ジスタによって送風機への通電電流を制限して風量を調
節している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用冷凍装置においては、送風機がロックする等してレジ
スタに過電流が流れるとレジスタが著しく発熱する。こ
のとき、レジスタの放熱性能が悪いと、レジスタが過昇
温してしまうという課題があった。本発明は、抵抗発熱
体の過昇温を抑えた車両用冷凍装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷媒を蒸発さ
せる冷媒蒸発器、および冷媒を凝縮させる冷媒凝縮器を
有する冷凍サイクルと、前記冷媒蒸発器または前記冷媒
凝縮器を通過する空気流を発生させる送風機と、前記冷
媒蒸発器の下方に配され、前記冷媒蒸発器より落下した
ドレン水を受けるドレンパンと、前記送風機への通電電
流を制限するとともに、前記ドレンパンを加熱する抵抗
発熱体とを備えた技術手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、仮に送風機がロックする等して抵抗
発熱体に過電流が流れて抵抗発熱体の発熱量が大きくな
っても、冷媒蒸発器より落下したドレン水を受ける低温
のドレンパンを介して抵抗発熱体の発熱が速やかに放熱
するため、抵抗発熱体の過昇温が抑えられる。
【0006】
【実施例】本発明の車両用冷凍装置を図1ないし図3に
示す一実施例に基づいて説明する。図1は本発明の一実
施例を適用した自動車用冷凍装置のクーリングユニット
を示した図で、図2は自動車用冷凍装置の冷凍サイクル
を示した図である。自動車用冷凍装置1は、冷凍サイク
ル2を有し、室内と室外とを断熱する冷凍室3内を冷凍
または冷蔵するクーリングユニット4を備える。冷凍サ
イクル2は、冷媒圧縮機5、三方切換弁6、冷媒凝縮器
7、受液器8、膨張弁9、冷媒蒸発器10、アキューム
レータ11、および除霜運転時に冷媒圧縮機5から吐出
された高温高圧の冷媒ガスを直接冷媒蒸発器10に流入
させるためのバイパス管路12から構成されている。
【0007】なお、三方切換弁6は、冷凍運転時に冷媒
圧縮機5の吐出部と冷媒凝縮器7とを接続し、除霜運転
時に冷媒圧縮機5の吐出部とバイパス管路12とを接続
する。また、冷媒凝縮器7は、コンデンサファン13に
より吹き付けられる冷凍室3外の空気と流入する冷媒と
を熱交換させて冷媒を凝縮する。
【0008】クーリングユニット4は、前述の冷媒蒸発
器10、この冷媒蒸発器10を収納するダクト14、冷
媒蒸発器10に冷凍室3内の空気を吹き付ける複数のク
ーリングファン15、冷凍運転時または除霜運転時に発
生するドレン水を受けるドレンパン16、およびこのド
レンパン16の裏面に取り付けられた2つの抵抗発熱体
17を備える。
【0009】冷媒蒸発器10は、ボルトやナット等の締
結具によりダクト14に固定されている。この冷媒蒸発
器10は流入した冷媒と冷凍室3内の空気とを熱交換さ
せて冷媒を蒸発させ、空気を冷却する。ダクト14は金
属または樹脂製で、複数のダクト構成部品18〜20と
ファンシュラウド21から構成され、各々がボルトやナ
ット等の締結具により連結され、冷凍室3の天井付近に
取り付けられている。
【0010】複数のクーリングファン15は、本発明の
送風機であって、ボルトやナット等の締結具によりステ
ー22を介してダクト14に固定されている。これらの
クーリングファン15は、通電電流が流れると、ダクト
14内に冷凍室3内の空気を吸い込んで冷媒蒸発器10
に導いた後に、冷媒蒸発器10で冷却された冷風を冷凍
室3内に吹き出させる。なお、クーリングファン15
は、図3に示したように、車両用電源23にリレースイ
ッチ24を介して接続されている。また、クーリングフ
ァン15は、リレースイッチ25が閉じられた時に高速
回転して大風量(Hiモード)を得、リレースイッチ2
5が開かれた時に2つの抵抗発熱体17により通電電流
が制限されて低速回転して小風量(Loモード)を得
る。
【0011】ドレンパン16は、アルミニウム等の金属
または樹脂製で、冷媒蒸発器10の下方に位置するよう
に、ボルトやナット等の締結具によりダクト14に固定
されている。このドレンパン16は、冷媒蒸発器10よ
り落下するドレン水を受け、このドレン水をドレン配管
26により冷凍室3外に排水する。
【0012】2つの抵抗発熱体17は、ドレンパン16
の裏面に両面テープ(図示せず)により直接貼り付けら
れている。これらの抵抗発熱体17は、電気抵抗急変域
における電流制限作用による加熱温度を一定に保つPT
C特性を持ち、ドレンパン16の所定面積当たりの熱量
が均一となるように平板状とされている。2つの抵抗発
熱体17は、図3に示したように、リレースイッチ24
が閉じられて、リレースイッチ25が開かれた時に、ク
ーリングファン15への通電電流を制限する風量可変用
レジスタとして働く。また、2つの抵抗発熱体17は、
図3に示したように、リレースイッチ24、25が開か
れ、リレースイッチ27が閉じられた時にドレンパン1
6を加熱する面状ヒータとして働く。さらに、2つの抵
抗発熱体17は、リレースイッチ25が閉じられた時、
通電が停止する。
【0013】なお、2つの抵抗発熱体17の下部側は、
これらの抵抗発熱体17の熱が下部側から放熱しないよ
うに2つのインシュレータ28により覆われている。ま
た、ドレンパン16、2つの抵抗発熱体17および2つ
のインシュレータ28は、2つの抵抗発熱体17を保護
するためのカバー29により覆われている。このカバー
29は、ボルトやナット等の締結具によりドレンパン1
6に固定されている。
【0014】この自動車用冷凍装置1のクーリングユニ
ット4の作用を図1ないし図3に基づいて簡単に説明す
る。自動車用冷凍装置1が冷凍運転を開始すると、リレ
ースイッチ24、25が閉じられ、リレースイッチ27
が開かれる。このため、複数のクーリングファン15に
より冷凍室3内の空気が冷媒蒸発器10に吹き付けられ
る。そして、空気が冷媒蒸発器10により露点温度以下
に冷却されると、空気中の水分が凝縮して冷媒蒸発器1
0の表面に水滴が付着する。そして、この水滴は、冷媒
蒸発器10よりドレンパン16上に滴下した後に凍結す
るか、あるいは冷媒蒸発器10の表面に止まって凍結す
る。
【0015】そして、冷凍室3内の温度が所定の温度ま
で低くなると、リレースイッチ25を開いて2つの抵抗
発熱体17により複数のクーリングファン15への通電
電流を制限して冷媒蒸発器10に吹き付けられる空気量
を減らす。このとき、2つの抵抗発熱体17が通電され
ることによって2つの抵抗発熱体17は発熱するため2
つの抵抗発熱体17を直接貼り付けたドレンパン16が
加熱される。よって、ドレンパン16上の氷は速やかに
解氷され、ドレン配管26より冷凍室3外に排水され
る。このため、ドレンパン16の容量を小さくすること
ができるのでクーリングユニット4の外形をコンパクト
化することができる。
【0016】そして、予め設定された条件になると、自
動車用冷凍装置1が除霜運転を開始する。このとき、リ
レースイッチ24、25が開かれ、リレースイッチ27
が閉じられ、三方切換弁6が除霜運転側に切り換えられ
る。すると、冷媒圧縮機5の吐出部より吐出された高温
高圧の冷媒ガスがバイパス管路12を介して直接冷媒蒸
発器10に流入するため、冷媒蒸発器10の表面で凍結
した氷が解氷され、水滴がドレンパン16上に滴下す
る。このときも、2つの抵抗発熱体17によりドレンパ
ン16が加熱されているので、冷媒蒸発器10より滴下
した水滴がドレンパン16上で再度凍結することによる
氷の成長や堆積を防止でき、速やかにドレン配管26よ
り冷凍室3外に排水される。
【0017】ここで、2つの抵抗発熱体17により複数
のクーリングファン15の通電電流が制限されていると
きに、すなわち、リレースイッチ24が閉じられ、リレ
ースイッチ25、27が開かれているときに、複数のク
ーリングファン15がロックする等して2つの抵抗発熱
体17に過電流が流れて2つの抵抗発熱体17が過熱す
る可能性がある。ところが、この実施例の2つの抵抗発
熱体17はドレン水を受けるドレンパン16に直接接触
しており、また極低温の冷凍室3内に設けられているの
で、2つの抵抗発熱体17の放熱性能が向上して2つの
抵抗発熱体17が過昇温することを防止することができ
る。したがって、安全性に優れる抵抗発熱体17を提供
できる。
【0018】また、この実施例の2つの抵抗発熱体17
は、クーリングファン15への通電電流を制限する風量
可変用レジスタとドレンパン16を加熱する面状ヒータ
とを兼用しているので、部品点数を減少することができ
低コストとなる。
【0019】本実施例では、抵抗発熱体17としてPT
C特性を持った面状ヒータを用いたが、ニクロム線等の
金属抵抗体よりなるコイル状ヒータを用いても良い。抵
抗発熱体としては、本発明を満足するものであれば種類
や形状や本数を自由に選択変更できる。本実施例では、
抵抗発熱体17によりクーリングファン15への通電電
流を制限したが、抵抗発熱体によりコンデンサファンへ
の通電電流を制限しても良い。 また、冷凍サイクルの
構成は、本実施例に限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、仮に送風機がロックする等し
て抵抗発熱体に過電流が流れて抵抗発熱体が発熱して
も、抵抗発熱体の熱が速やかに放熱するため抵抗発熱体
の過昇温を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した自動車用冷凍装置
のクーリングユニットを示した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を適用した自動車用冷凍装置
の冷凍サイクルを示した構成図である。
【図3】本発明の一実施例を適用した自動車用冷凍装置
の主要な電気回路図である。
【符号の説明】
1 自動車用冷凍装置 2 冷凍サイクル 4 クーリングユニット 7 冷媒凝縮器 10 冷媒蒸発器 13 コンデンサファン 15 クーリングファン(送風機) 16 ドレンパン 17 抵抗発熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)冷媒を蒸発させる冷媒蒸発器、お
    よび冷媒を凝縮させる冷媒凝縮器を有する冷凍サイクル
    と、 (b)前記冷媒蒸発器または前記冷媒凝縮器を通過する
    空気流を発生させる送風機と、 (c)前記冷媒蒸発器の下方に配され、前記冷媒蒸発器
    より落下したドレン水を受けるドレンパンと、 (d)前記送風機への通電電流を制限するとともに、前
    記ドレンパンを加熱する抵抗発熱体とを備えた車両用冷
    凍装置。
JP32757591A 1991-12-11 1991-12-11 車両用冷凍装置 Pending JPH05157410A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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