JPH05157349A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH05157349A
JPH05157349A JP3323327A JP32332791A JPH05157349A JP H05157349 A JPH05157349 A JP H05157349A JP 3323327 A JP3323327 A JP 3323327A JP 32332791 A JP32332791 A JP 32332791A JP H05157349 A JPH05157349 A JP H05157349A
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郁朗 足立
Takafumi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】風呂装置に関するもので、浴槽内の水面が波打
った場合に該浴槽への温水補充動作とその停止動作が短
い周期で繰返される所謂チャタリング現象を防止する。 【構成】水位センサーが検知する浴槽内水位を一定時間
だけ累積する累積手段と、該累積手段が演算した水位の
累積値を累積回数で割算して平均水位を求める除算手段
と、該除算手段が出力する平均水位と水位設定器の設定
水位を比較して前者の平均水位が後者の設定水位未満に
なったときに補水要求信号を出す比較手段を設け、該比
較手段から補水要求信号が生じたときには浴槽への補水
動作を開始するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風呂装置に関するもの
で、浴槽内の水面が波打った場合に該浴槽への温水補充
動作とその停止動作が短い周期で繰返される所謂チャタ
リング現象を防止するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】浴槽内水位が低下したときに自動
的に浴槽に温水補充(以下、補水という)してその水位
を一定に保ち得るようにした風呂装置が普及して来た。
かかる風呂装置では、浴槽に温水供給する通水路には該
通水路を介して伝わる浴槽内水圧を検知する水位センサ
が配設されていると共に、浴室壁面等には浴槽内水位を
設定する水位設定器が配設されている。
【0003】このものでは、湯張り完了後の浴槽内は常
時水位監視状態に維持され、入浴水が使用されて浴槽内
水位が低下すると、水位センサが検知する浴槽内水位と
水位設定器の設定水位を比較して前者の浴槽内水位が低
い場合には、これら両者の水位が等しくなるまで浴槽内
への補水動作を実行する。これにより、浴槽内を一定水
位に維持するようにしている。
【0004】しかしながら、従来の風呂装置では浴槽内
が波打つと補水が必要でないにも関わらず浴槽への補水
動作と補水停止動作が短い周期で繰返される所謂チャタ
リング現象が発生するという問題があった。上記問題点
について更に詳述すると、従来の風呂装置では、設定水
位以上の状態にある浴槽内の水面が波打つと、水位セン
サに作用する水圧が短い周期で変化する。そして、上記
浴槽内水位を検知する水位センサの検知水位が上記波打
ちによって一時的に設定水位より低くなると、浴槽への
補水動作が開始してしまい、該浴槽への補水動作とその
停止動作が繰返されるのである。 [請求項1の発明について]請求項1の発明はかかる点
に鑑みて成されたもので、『浴槽内水位を検知する水位
センサと、浴槽内水位を設定する水位設定器とを具備
し、水位センサの出力で判断した浴槽内水位が水位設定
器の設定水位以下に降下したときにはこれら両水位が等
しくなるまで浴槽内に補水するようにした風呂装置』に
おいて、浴槽内水の波打ちが発生した際に浴槽への補水
動作と補水停止動作が短い周期で繰返される不都合を防
止することをその課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための請求項1の発
明の技術的手段は、『水位センサーが検知する浴槽内水
位を一定時間だけ累積する累積手段と、該累積手段が演
算した水位の累積値を累積回数で割算して平均水位を求
める除算手段と、該除算手段が出力する平均水位と水位
設定器の設定水位を比較して前者の平均水位が後者の設
定水位未満になったときに補水要求信号を出す比較手段
を設け、該比較手段から補水要求信号が生じたときには
浴槽への補水動作を開始するようにした』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。水位セ
ンサが検知する浴槽内水位は累積手段で一定時間だけ累
積されると共に、該水位の累積値は除算手段によって累
積回数で割算されて浴槽内水位の平均値、即ち、平均水
位が求められる。
【0007】すると、浴槽内の水面が波打って水位セン
サの検知水位が一定しない場合でもこれが平均化される
こととなり、これにより求められた平均水位は波打ちが
無い場合に於ける浴槽内水位に近付くこととなる。そし
て、上記除算手段が演算する平均水位と水位設定器の設
定水位を比較手段が比較し、該比較手段は、前者の平均
水位が後者の設定水位以下の場合にのみ補水要求信号を
出力して浴槽への補水動作が開始する。
【0008】他方、これとは逆に浴槽内水位の平均値、
即ち浴槽内の真の水位が設定水位以上にある場合は、仮
にこれが波打っていても比較手段から補水要求信号が出
ず、補水動作が開始することはない。
【0009】
【効果】請求項1の発明は次の特有の効果を有する。浴
槽内水位の平均値が設定水位より高い場合には、浴槽内
水位が波打っても補水動作が開始しないから、かかる状
態での補水開始と補水停止動作が短い周期で繰返される
不都合がない。 [請求項2の発明について]請求項2の発明は、請求項
1の発明と産業上の利用分野及び構成の主要部を共通に
するものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の風呂装置に
おいて、浴槽の排水栓が誤って引抜かれた際の補水動作
を防止するものである。
【0011】
【技術的手段】上記課題を解決する為の請求項2の発明
の技術的手段は、『請求項1の発明に於いて、除算手段
が演算した平均水位の一定時間の変化量を演算する水位
変化演算手段を設け、該水位変化演算手段が演算する平
均水位の変化量が漏水基準値より大きいときは補水動作
を禁止するようにした』ことである。
【0012】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。入浴中
に誤って排水栓を抜き取ることがあると、浴槽内水位が
急速に低下し始める。すると、波打つ浴槽内水の平均水
位を求める為の除算手段の出力(浴槽内の平均水位)も
次第に低下する。そして、該平均水位の変化量が適宜定
められた漏水基準値より大きくなると、浴槽への補水動
作が禁止されることとなり、上記浴槽内水位の平均値が
設定水位以下に降下しても浴槽への補水動作が始まるこ
とはない。
【0013】
【効果】請求項2の発明は次の特有の効果を有する。浴
槽内水位が降下してその水位変化が漏水基準値以上にな
ると浴槽への補水動作が禁止されるから、誤って排水栓
を抜き取った場合に浴槽への補水動作が行われる不都合
が防止できる。
【0014】
【実施例】次に上記した本願発明の実施例を図面に従っ
て説明する。図1に示すように、追焚き用熱交換器(22)
と浴槽(2)を循環する追焚き回路(21)には、上記追焚き
用熱交換器(22)の上流側に位置させて温度センサ(40),
水位センサ(41)及び切替弁(25)が上流側からこの順序で
配設されている。又、追焚き用熱交換器(22)の下流側に
は水流スイッチ(F) が挿入されている。
【0015】更に、追焚き回路(21)に於ける切替弁(25)
の部分には、給湯用熱交換器(26)から引出した給湯回路
(27)が接続されており、該給湯回路(27)には湯張り弁(2
8)と逆流防止装置(29)が挿入されている。上記湯張り弁
(28)や切替弁(25)等は制御装置(3)で監視・制御される
ようになっており、該制御装置(3)に組込まれたマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)には、図2に
示す制御プログラムが格納されている。以下、制御装置
(3)による制御動作を説明する。 (ア).操作スイッチ(19)が投入されるのを監視し、こ
れが投入されると浴槽(2)への湯張り動作を実行する
(図面符号(71)のステップ参照)。即ち、給湯用バーナ
(24)を燃焼させると共に湯張り弁(28)を開弁して浴槽
(2)への湯張り動作を開始し、水位センサ(41)の検知す
る浴槽内水位が水位設定器(17)でセットした設定水位に
なると湯張り弁(28)を閉じると共に給湯用バーナ(24)を
消火させて湯張り動作を停止させるのである。 (イ).上記湯張り動作時には、切替弁(25)の切替によ
って給湯回路(27)→切替弁(25)→追焚き用熱交換器(22)
→水流スイッチ(F) →浴槽(2)と繋がる回路が成立し、
その逆の回路即ち給湯回路(27)→切替弁(25)→ポンプ
(P) →水位センサ(41)→浴槽(2)と繋がる回路は上記切
替弁(25)によって遮断された状態になっている。
【0016】そこで、上記(ア)の湯張り動作が完了し
た後は、切替弁(25)を同図の姿勢に切替て追焚き回路(2
1)を成立させた状態にし、更にポンプ(P) を駆動させ
る。又、後述する補水動作時に使用する変数「I」を
「1」にセットする(図面符号(72)のステップ参照)。 (ウ).上記ポンプ(P) の駆動によって浴槽(2)内水が
追焚き回路(21)内で循環すると、該水の温度を検知して
浴槽内温度を調べる温度センサ(40)の検知温度(浴槽内
温度)と設定温度を比較する(図面符号(73)のステップ
参照)。そして、浴槽内温度が設定温度より低い場合
は、追焚き回路(21)内の追焚き用ガスバーナ(23)を燃焼
させると共に、温度センサ(40)の検知温度を判断し、該
温度センサ(40)の検知温度が設定温度まで昇温すると追
焚き用ガスバーナ(23)を消火させると共にポンプ(P) を
停止させて追焚き動作を完了させる(図面符号(74)のス
テップ参照)。そして、制御動作は浴槽内水位を監視す
る図面符号(75)以下の工程に移行せしめられる。
【0017】他方、図面符号(73)のステップで浴槽内温
度を判断した際にこれが設定温度以上になっている場合
はポンプ(P) を停止させ(図面符号(731) のステップ参
照)た後に浴槽内水位を監視する図面符号(75)以下の工
程を実行させる。 (エ).図面符号(75)以下の工程は、浴槽内水位が低下
すると該浴槽(2)内に温水を補充してその水位を一定に
保つ工程である。
【0018】先ずマイコン内に記憶させる累積水位(m)
を「0」にセットすると共に、後述する水位判定回数を
判断する際に使用する判定回数フラグJを「0」にセッ
トする(図面符号(75)のステップ参照)。 (オ).次に、1秒間の時間待ちを行った後累積水位
(m) の内容に水位センサ(41)の検知水位を加算すると共
に、該加算動作を判定回数フラグJが「20」に成るま
で繰返す(図面符号(76)〜(78)のステップ参照)。即
ち、水面が波打っている可能性のある浴槽(2)内水位を
1秒間隔でサンプリングすると共に該水位を20回(2
0秒の間)累積して該累積値を累積水位(m) として記憶
するのである。そして、この実施例では、1秒間隔でサ
ンプリングした浴槽内水位を20回累積する上記図面符
号(76)〜(78)のステップを実行するマイコン内の機能部
が既述技術的手段の項に記載の累積手段に対応する。 (カ).判定回数フラグJの値が「20」になって1秒
間隔で測定した浴槽(2)内水位の累積値が求められる
と、該累積水位(m) を「20」で割算してその値を平均
水位(MI)として記憶する(図面符号(79)のステップ参
照)。そして、この実施例では、上記平均水位(MI)を求
めるマイコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載の
除算手段に対応している。 (キ).次に図面符号(72)のステップで「1」にセット
したIの値が「3」未満である場合には該変数Iの値を
「1」だけ増加させ(図面符号(80),(81)のステップ参
照)、該変数Iの値が「3」になるまで、20秒間に於
ける浴槽(2)内の平均水位(MI)を求める既述図面符号(7
5)〜(79)のステップを実行する。即ち、20秒間におけ
る浴槽内の平均水位(MI)を求める動作を3回繰返し、3
回実行して求めたこれら各平均水位(M1),(M2),(M3)を
マイコン内に記憶させるのである。これにより、各平均
水位(M1),(M2),(M3)を求めるのに1分の所要時間が経
過することとなる。 (ク).次に、浴槽(2)内水位を監視し始めてから1分
の時間が経過して変数Iの値が「3」に達すると、現時
点から遡って20秒間の間における浴槽(2)内水位の平
均値を示す第3平均水位(M3)と水位設定器(17)の設定水
位Hを比較する(図面符号(82)のステップ参照)。そし
て、第3平均水位(M3)の値が設定水位H以上の場合には
浴槽(2)への補水が必要ないことから、第2平均水位(M
2)を第1平均水位(M1)として記憶仕直す。即ち、第1平
均水位(M1)を記憶するマイコン内のメモリに第2平均水
位(M2)を書込むのである。又、同様にして第3平均水位
(M3)を第2平均水位(M2) として記憶仕直す(図面符号
(83)のステップ参照)。そして、浴槽(2)内が温度低下
している場合はこれを追焚きする図面符号(73)〜(74)の
ステップを実行させ、その後、再び浴槽(2)内の20秒
間の平均水位を求める図面符号(76)〜(79)のステップを
実行し、この新たに求めた20秒間の平均水位を新たな
第3平均水位(M3)として該第3平均水位(M3)が水位設定
器(17)の設定水位以下であるか否かを判断する図面符号
(82)のステップを実行する。尚、この実施例では水位設
定器(17)の設定水位Hと第3平均水位(M3)を比較する図
面符号(82)のステップを実行するマイコン内の機能部が
既述技術的手段の項に記載の比較手段に対応する。
【0019】他方、上記図面符号(82)のステップを実行
した結果、第3平均水位(M3)の値が水位設定器(17)の設
定水位H未満の状態になっているときは、更に、第1平
均水位(M1)と第3平均水位(M3)の差を取って水位差ΔM
を求め(図面符号(84)のステップ参照)る。すると、該
水位差ΔMは、浴槽内の平均水位の1分間における変化
を示していることとなる。そして、該水位差ΔMが漏水
基準値としての「5mm」を越えているか否かを判断する
(図面符号(85)のステップ参照)。尚、この実施例で
は、上記水位差ΔMを演算する為の図面符号(85)のステ
ップを実行するマイコン内の機能部が請求項2の技術的
手段の項に記載の水位変化演算手段に対応する。
【0020】そして、上記水位差ΔMが後者の漏水基準
値としての「5mm」を越えている場合には、第1平均水
位(M1)として第2平均水位(M2)を、第2平均水位(M2)と
して第3平均水位(M3)を記憶仕直す図面符号(83)のステ
ップを実行した後、図面符号(73)のステップに制御動作
が戻される。即ち、水位差ΔMが上記漏水基準値より大
きい場合には、浴槽の排水栓が誤って引抜かれている恐
れがあることから、浴槽(2)への補水動作を実行するこ
となく再び浴槽(2)内の温度や水位を監視する動作に制
御が戻されるのである。 (ケ).他方、図面符号(85)のステップを実行した結
果、水位差ΔMが上記漏水基準値より小さく浴槽(2)内
の水位低下速度が小さいと判断される場合は、浴槽(2)
への補水動作を実行する。
【0021】即ち、切替弁(25)を切替えて給湯回路(27)
→切替弁(25)→追焚き用熱交換器(22)→水流スイッチ
(F) →浴槽(2)と繋がる回路を開くのである。又、これ
により、該回路と逆の回路、即ち、給湯回路(27)→切替
弁(25)→水位センサ(41)→浴槽(2)と繋がる回路を遮断
し、これにより、水位センサ(41)が浴槽内水位を検知で
きる状態にする(図面符号(86)のステップ参照)。 (コ).次に、湯張り弁(28)を開けると共に給湯用バー
ナ(24)の燃焼を開始させて浴槽(2)への補水動作を開始
し(図面符号(87)のステップ参照)、水位センサ(41)の
検知する浴槽内水位が水位設定器水位設定器(17)の設定
水位以上になると、湯張り弁(28)を閉じるると共に給湯
用バーナ(24)を消火させて湯張り動作を完了させ、更に
変数Iの値を「1」に戻したうえで浴槽(2)内温度を判
断する図面符号(73)のステップに制御動作が戻される
(図面符号(88),(89)のステップ参照)。
【0022】そして、既述従来のものでは浴槽(2)内が
波打って水位センサ(41)の検知水位が変動する場合には
水位センサ(41)の検知水位が瞬間的に設定水位Hより小
さくなっても浴槽(2)への補水動作が始まることとなる
が、上記実施例のものでは20秒間に於ける浴槽(2)内
水位の平均としての平均水位(MI)が設定水位Hより低い
場合にのみ補水条件が整うから、浴槽内水位が瞬間的に
設定水位Hより小さくなっても浴槽(2)への補水動作が
開始することはない。即ち、浴槽内の真の水位が設定水
位以上の状態で補水動作と補水停止動作が繰返される不
都合がないのである。
【0023】尚、上記実施例では、水位センサ(41)の検
知する浴槽内水位が設定水位以上になると補水動作を停
止させるようにしたが、補水動作が始まったときにはそ
の時点に於ける浴槽内水位と水位設定器(17)の設定水位
Hと更に浴槽(2)の大きな等から演算した体積の温水を
流量カウンタ(10)が計測するまで、浴槽(2)に補水する
ようにしてもよい。又、第3平均水位(M3)と比較する水
位を設定水位Hより若干低くしてもよい。
【0024】次に、図3に示す第2実施例を説明する。
上記第1実施例では、繰返して実行される浴槽内水位の
平均値を求める所要時間が20秒必要で、各平均水位が
20秒間隔でしか判明しない。これに対し、以下の第2
実施例では20秒間の平均水位が1秒間隔で求められる
ようになっている。 (ア).操作スイッチ(19)が操作されると、浴槽(2)へ
の湯張り動作を実行すると共に該湯張り後に於ける浴槽
(2)内の追焚きが実行せしめられることについては既述
第1実施例のものと同様である(図面符号(71)〜(74)及
び(731) 参照)。尚、この実施例では後述する浴槽内水
位の平均値を求め始めてから1分が経過したか否かを判
断する際に使用するフラグFを図面符号(72)のステップ
において「0」にセットする。 (イ).次に、浴槽(2)内の追焚きが完了すると、フラ
グFの内容を判断し(図面符号(100) のステップ参
照)、該フラグFが「0」の場合は、第1変数j及び第
2変数kを夫々「0」にセットする(図面符号(101)の
ステップ参照)。 (ウ).第1変数jの値が「20」になるまで該第1変
数jの値を「1」づつ増加させながら、1秒間隔で検知
した浴槽内水位(水位センサ(41)の検知水位H)を水位
メモリmj に記憶させる(図面符号(102)のステップ参
照)。即ち、水位検知動作が開始した後の1秒後の浴槽
内水位は水位メモリm0 に記憶させると共に2秒後の浴
槽内水位は水位メモリm1 に記憶させ、同様にして20
後の浴槽内水位は水位メモリm19に記憶させるのであ
る。 (エ).次に、上記水位メモリm0 〜m19に記憶させた
20秒間の浴槽内水位を累積して累積水位mを求め(図
面符号(103) のステップ参照)、その後、上記累積水位
mを20で割算して、平均水位Mi を求めると共に、第
3変数iの値を「1」だけ増加させる(図面符号(104)
のステップ参照)。尚、上記第3変数は湯張り完了後に
実行される図面符号(72)のステップに於いて「0」にセ
ットされている。 (オ).続いて上記第3変数iの値が「60」に達して
いない場合(図面符号(105) のステップ参照)は、図面
符号(72)のステップで「0」にセットしたフラグFの内
容を確認(図面符号(107) のステップ参照)する。尚、
このフラグFは後述するように上記最初の平均水位Mi
(i=0 )を求めてから1分が経過して第3変数iが「6
0」になったときに「1」にセットされるようになって
いる。そして、図面符号(107) のステップでフラグFの
内容を調べた結果、最初の平均水位Mi (i=0 )を求め
たときから1分間の時間が経過しておらず該フラグFの
内容が「1」になっていないときは、更に1秒間の時間
待ちを行った後に、現時点の浴槽(2)内水位を検知する
水位センサ(41)の出力を水位メモリmk (k=0〜19) に記
憶させ、その後第2変数kの値を「1」だけ増加させる
(図面符号(108) のステップ参照)。尚、第2変数k
は、浴槽(2)内の追焚きが完了した時に「0」にセット
されている(図面符号(101) のステップ参照)。 (カ).次に、図面符号(109) のステップを実行して第
2変数kの値が「19」以下と判断されたときは、図面
符号(103) のステップに制御が戻され、特定の水位メモ
リmk の値を書き変える毎に20個の水位メモリmj の
内容を累積し直す。即ち、特定の水位メモリmk の値を
書き変える毎に、現時点より過去20秒間の浴槽内水位
の平均を1秒間隔で計算して行き、その値を平均水位M
i (i=0〜59) として記憶するのである(図面符号(104)
のステップ参照)。このように、第3変数iの値が「6
0」になるまで、即ち、最初の平均水位M1 を求めてか
ら60秒が経過するまで、各時点より過去20秒間の浴
槽内水位の平均(平均水位Mi)を1秒間隔で求め、これ
を順次記憶して行く。又、第3変数iの値が「60」に
なると、該第3変数iの値を「0」にセット仕直すと共
にフラグFの内容を「1」に変更する(図面符号(106)
のステップ参照)。そして、図面符号(107) のステップ
でフラグFの内容が「1」であることが確認できると、
最初の平均水位M1 を求める動作を開始してから1分が
経過していることから、先ず第3変数iが「0」の場合
は第4変数Lを「59」にセットし逆に第3変数iが
「0」でない場合は、第4変数Lを第3変数iより
「1」だけ小さい値にセットする(図面符号(110) のス
テップ参照)。 (キ).次に、現時点より過去20秒間における浴槽内
水位の平均値、即ち、平均水位ML が「設定水位Hー
α」より低い場合は、更に過去1分間に於ける浴槽内水
位の平均値の低下量を演算し、この演算値を降下水位Δ
Mとして記憶する(図面符号(112) のステップ参照)。
即ち、L=59のときは「ΔM=M59ーM0」を計算
し、L=59でないときは「ΔM=MLーML+1 」を演
算するのである。尚、上記αは例えば35mm程度に設定
するのが好ましい。
【0025】そして、上記降下水位ΔMが5mm未満のと
きは、浴槽(2)の排水栓の閉め忘れ等がないと判断して
浴槽(2)への補水動作を行う(図面符号(114) のステッ
プ参照)。即ち、直前の20秒間に於ける浴槽内水位の
平均としての平均水位ML が「設定水位Hーα」より低
く且つ浴槽内水位の降下速度が小さい場合にのみ補水動
作を行うのである。そして、第3変数i及びフラグFの
内容を「0」にセットした後(図面符号(115)のステッ
プ参照)、浴槽内温度を判断する図面符号(73)のステッ
プに制御が移される。
【0026】尚、図面符号(111) 及び(114) のステップ
を実行した際に平均水位ML が「設定水位Hーα」より
高い場合や直前の60秒間における浴槽内の水位降下が
大きい場合は、「1」にセットされているフラグFの内
容を「0」に戻すことなく浴槽内温度を判断する図面符
号(73)のステップに制御動作が戻される。そして、浴槽
(2)内の追焚きの実行等を行った後に図面符号(100) の
ステップを実行した際にはフラグFの内容は「1」にな
っていることから、更に1秒間の時間待ちを行った後の
水位センサ(41)の検知水位を水位メモリmk に書き込む
図面符号(108)のステップを実行する。又、これに続い
て、直前の20秒に於ける平均水位を求める図面符号(1
03) (104) が実行されると共に、該平均水位ML が「設
定水位H−α」未満であるか否かを判断すると共に、直
前の1分間に於ける降下水位ΔMが小さいか否かを判断
する図面符号(111) 及び(112) のステップを実行する。
【0027】即ち、1秒毎に平均水位ML 及び降下水位
ΔMが判断されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の風呂装置の概略構成図
【図2】本発明の第1実施例の制御動作を示すフローチ
ャート
【図3】本発明の第2実施例の制御動作を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
(2)・・・浴槽 (17)・・・水位設定器 (41)・・・水位センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内水位を検知する水位センサと、浴
    槽内水位を設定する水位設定器とを具備し、水位センサ
    の出力で判断した浴槽内水位が水位設定器の設定水位以
    下に降下したときにはこれら両水位が等しくなるまで浴
    槽内に補水するようにした風呂装置において、水位セン
    サーが検知する浴槽内水位を一定時間だけ累積する累積
    手段と、該累積手段が演算した水位の累積値を累積回数
    で割算して平均水位を求める除算手段と、該除算手段が
    出力する平均水位と水位設定器の設定水位を比較して前
    者の平均水位が後者の設定水位未満になったときに補水
    要求信号を出す比較手段を設け、該比較手段から補水要
    求信号が生じたときには浴槽への補水動作を開始するよ
    うにした風呂装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明に於いて、除算手段が演
    算した平均水位の一定時間の変化量を演算する水位変化
    演算手段を設け、該水位変化演算手段が演算する平均水
    位の変化量が漏水基準値より大きいときは補水動作を禁
    止するようにした風呂装置。
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WO2020168771A1 (zh) * 2019-02-22 2020-08-27 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 用于热泵机组的自动补水***以及补水方法

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