JP2018084398A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽の水位検出に要する時間を短くするとともに、水位検出の精度を向上させることができる給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置は、水位センサによって計測された複数の計測値に基づいて、浴槽の最新水位を更新する水位検出動作を行う。水位検出動作では、最新から規定の個数までの計測値で構成される演算対象計測値のばらつきを算出し、算出されたばらつきが予め定められた基準範囲に属するか否かを判定する。そして、ばらつきが基準範囲に属する場合には、演算対象計測値のうちの最新の計測値を最新水位として更新する。また、ばらつきが基準範囲に属さない場合には、水位センサによって最新の計測値を新たに計測して再度判定動作を行う。この際、実行された判定動作の回数が上限回数に到達した場合には、演算対象計測値から算出された値を最新水位として更新する。【選択図】図4

Description

本発明は、給湯装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、装置本体内に圧力センサを設けて浴槽水位を検出できるようにした装置が開示されている。この装置の湯張り動作では、圧力センサが設定水位に対応した所定値となるまで湯張りが行われる。そして、圧力センサが所定値を検出した場合に、圧力センサが設けられている配管内のエアパージが行われる。そして、エアパージ後の圧力センサが所定値を検出しない場合には、エアパージ前の水位の検出に誤差が生じていたと判断されて、再度湯張り動作が行われる。このような湯張り動作の繰り返しの回数が所定回数に達すると、水位の検出において、浴槽の水面の波打ち又は電気的ノイズ等によって誤検出が発生していると判断される。この場合、湯張りが完了したかによらず、湯張り動作が停止される。
特開昭63−153356号公報
上記従来の装置では、浴槽の水面の波打ち等によって水位センサによって検出される水位が安定しない場合に、短時間で精度の高い水位検出を行うことができないという課題がある。この場合、湯張り等の給湯動作の開始又は完了が遅れてしまうおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浴槽の水位検出に要する時間を短くするとともに、水位検出の精度を向上させることができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、浴槽の水位を計測する水位センサを有し、水位センサによって計測された複数の計測値に基づいて、浴槽の最新水位を更新する水位検出動作を行う給湯装置において、複数の計測値のうち、最新から規定の個数までの計測値で構成される演算対象計測値のばらつきを算出し、算出されたばらつきが予め定められた基準範囲に属するか否かを判定する判定動作を行う判定手段と、ばらつきが基準範囲に属する場合に、演算対象計測値のうちの最新の計測値を最新水位として更新する第1水位更新手段と、ばらつきが基準範囲に属さない場合に、水位センサによって最新の計測値を新たに計測して判定手段による判定動作を再度行うものにおいて、判定動作を実行した回数が上限回数に到達した場合に、演算対象計測値から算出された値を最新水位として更新する第2水位更新手段と、を備えるものである。
本発明の給湯装置によれば、浴槽の水位検出に要する時間を短くするとともに、水位検出の精度を向上させることが可能となる。
実施の形態1における給湯装置としての貯湯式給湯機の構成図である。 実施の形態1の貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。 実施の形態1の貯湯式給湯機の自動湯張り運転時及び自動足し湯運転時の回路構成図である。 実施の形態1の貯湯式給湯機において実行される水位検出動作の制御ルーチンを示すフローチャートである。 リモコンへの表示例を示す図である。 リモコンへの表示例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における給湯装置としての貯湯式給湯機100の構成図である。図1に示す貯湯式給湯機100は、貯湯タンクユニット1と、ヒートポンプサイクルを利用するように構成されたヒートポンプユニット60とを備えている。2つのユニット1、60は、ヒートポンプ入口配管41とヒートポンプ出口配管42とによって接続されている。また、貯湯タンクユニット1には、制御部70が内蔵されている。貯湯タンクユニット1およびヒートポンプユニット60が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと配線を介して接続された制御部70により制御される。以下、貯湯式給湯機100の各構成要素について説明する。
ヒートポンプユニット60は、貯湯タンクユニット1から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能するものである。ヒートポンプユニット60は、圧縮機61、沸き上げ用熱交換器62、膨張弁63、空気熱交換器64を冷媒循環配管65にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。沸き上げ用熱交換器62は、ヒートポンプサイクルを構成する冷媒循環配管65を流れる冷媒と貯湯タンクユニット1から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。また、HP出口側サーミスタ66は、沸き上げ用熱交換器62で加熱した高温水の温度を検知するための温度センサであり、ヒートポンプ出口配管42に設けられている。ヒートポンプユニット60で高温水を得るためには、ヒートポンプサイクルは、冷媒として二酸化炭素を用い、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
一方、貯湯タンクユニット1には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク10は、湯水を貯留するためのものである。貯湯タンク10の下部には、市水を供給するための給水配管2が接続されている。貯湯タンク10の上部には、貯留した湯水を給湯機外部へ供給するための給湯湯側配管3がタンク上部配管43から分岐されて接続されている。尚、貯湯タンク10には、ヒートポンプユニット60を用いて加熱された高温水がタンク上部から流入されるとともに、給水配管2を介して低温水をタンク下部から流入させることにより、タンク内の上部と下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。また、貯湯タンク10の表面の上部および下部には、貯湯タンク10内の湯水の温度分布を検知するための残湯サーミスタ11、12がそれぞれ取り付けられている。これらの残湯サーミスタ11、12により取得された温度分布に基づいて、貯湯タンク10内の残湯量が把握され、ヒートポンプユニット60による貯湯タンク10内の湯水の沸き上げ運転の開始および停止などが制御される。
タンク上部配管43から分岐されて接続されている給湯湯側配管3は、給水配管2から分岐した給湯水側配管4とともに給湯混合弁33に接続されている。給湯混合弁33は、給湯湯側配管3を流れる湯と給湯水側配管4を流れる水とを混合し、温度調整された湯水を給湯配管5から外部水栓等の給湯端末へ供給する。また、給湯配管5には、給湯混合弁33から出た給湯水の温度を検知するための給湯温度サーミスタ6が取り付けられている。
また、貯湯タンクユニット1内には、循環ポンプ21および利用側熱交換器22が内蔵されている。循環ポンプ21は、貯湯タンクユニット1内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプである。利用側熱交換器22は、貯湯タンク10又はヒートポンプユニット60から供給される高温水を利用して、2次側の加熱対象水を加熱するための熱交換器である。尚、本実施形態では、利用側熱交換器22の2次側の構成として、浴槽50内の水を循環させる浴槽水循環回路51が設けられている。上記利用側熱交換器22は、浴槽水循環回路51の途中に設置されている。また、浴槽水循環回路51の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ52が設置されている。また、浴槽水循環回路51の途中には、浴槽50の水位を検出するための水位センサ56と、浴槽50から出た浴槽水の水温を検出するための浴槽出口側サーミスタ53と、浴槽水循環回路51の水流の有無を検出する浴槽水検出センサ57がそれぞれ設置されている。
次に、貯湯タンクユニット1が備える弁類および配管類について説明する。貯湯タンクユニット1は、三方弁31および四方弁200を有している。三方弁31は、湯水が流入する2つの入口であるaポート及びbポートと、湯水が流出する1つの出口であるcポートとを有する流路切替手段である。三方弁31は、aポートもしくはbポートのどちらかから湯水が流入するように湯水の経路を切り替え可能に構成されている。四方弁200は、湯水が流入する2つの入口であるbポート及びcポートと、湯水が流出する2つの出口であるaポート及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁200は、3つの経路、すなわち、c−a経路、c−d経路、およびb−a経路の間で流路形態を切り替え可能に構成されている。
また、貯湯タンクユニット1は、タンク下部配管40、上記ヒートポンプ入口配管41、上記ヒートポンプ出口配管42、タンク上部配管43、タンク戻し配管44、利用側熱交換器1次側入口配管45、利用側熱交換器1次側出口配管46およびバイパス配管47を有している。
より具体的には、タンク下部配管40は、貯湯タンク10の下部と三方弁31のaポートとを接続する流路である。また、ヒートポンプ入口配管41は、三方弁31のcポートとヒートポンプユニット60の入口側とを接続する流路である。また、ヒートポンプ出口配管42は、ヒートポンプユニット60の出口側と四方弁200のcポートとを接続する流路である。また、タンク上部配管43は、四方弁200のdポートと貯湯タンク10上部とを接続する流路である。そして、タンク戻し配管44は、四方弁200のaポートと貯湯タンク10の中央部から下部の間に設けられた戻し口とを接続する流路である。また、利用側熱交換器1次側入口配管45は、タンク上部配管43における貯湯タンク上部と四方弁200との間から分岐し、利用側熱交換器22の1次側入口に接続される流路である。また、利用側熱交換器1次側出口配管46は、利用側熱交換器22の1次側出口と三方弁31のbポートとを接続する流路である。更に、バイパス配管47は、ヒートポンプ入口配管41における循環ポンプ21の出口側の部位と四方弁200のbポートとを接続する流路である。尚、上記循環ポンプ21は、ヒートポンプ入口配管41上におけるバイパス配管47との接続部と三方弁31との間に設置されている。
また、貯湯タンクユニット1は、ふろ給湯配管7と電磁弁8を有している。ふろ給湯配管7は、給湯配管5と浴槽水循環回路51における利用側熱交換器22の下流側とを接続している。電磁弁8は、ふろ給湯配管7の途中に配置されている。
図1に示す貯湯式給湯機100は、リモコン71を備えている。リモコン71は、例えば浴室又は台所等に設置されるものであり、通信線を介して制御部70と接続されている。リモコン71には、貯湯式給湯機100の各種状態を表示するための表示部72が設けられている。
実施の形態1の貯湯式給湯機100では、以下の図2及び図3に示す運転状態に応じて三方弁31及び四方弁200を制御して、貯湯タンクユニット1内の湯水の流路を切り替えて使用するようになっている。図2は、実施の形態1の貯湯式給湯機100の沸き上げ運転時の回路構成図である。制御部70は、沸き上げ運転を実行する機能を備えている。なお、ここでいう沸き上げ運転とは、ヒートポンプユニット60を利用して貯湯タンク10内の水を沸き上げる運転のことである。この沸き上げ運転時には、三方弁31は、aポートとcポートとが連通しbポートが閉状態となるように制御される。これにより、タンク下部配管40とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、利用側熱交換器1次側出口配管46側を閉として利用側熱交換器22からの流路が遮断される。また、沸き上げ運転時には、四方弁200は、cポートとdポートとが連通しaポートとbポートとが閉状態となるように制御される。これにより、ヒートポンプ出口配管42とタンク上部配管43とが連通するとともに、タンク戻し配管44側を閉として貯湯タンク10の下部への流路が遮断される。
沸き上げ運転は、上記のように三方弁31および四方弁200が制御された状態で、循環ポンプ21とヒートポンプユニット60の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク10の下部から流出する低温の水は、タンク下部配管40、三方弁31、循環ポンプ21およびヒートポンプ入口配管41を経由してヒートポンプユニット60に導かれる。そして、ヒートポンプユニット60に流入した低温の水は、沸き上げ用熱交換器62において加熱されて高温の水となった後、ヒートポンプ出口配管42、四方弁200およびタンク上部配管43を経由して、貯湯タンク10の上部から当該貯湯タンク10内に流入し蓄積される。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク10の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
また、制御部70は、自動湯張り運転及び自動足し湯運転を実行する機能を備えている。図3は、実施の形態1の貯湯式給湯機100の自動湯張り運転時及び自動足し湯運転時の回路構成図である。なお、ここでいう自動湯張り運転とは、使用者からの要求を受けて、貯湯タンク10内に蓄えた高温の水を浴槽50に給湯する運転のことである。この自動湯張り運転時には、電磁弁8が開弁されることにより、給湯配管5からふろ給湯配管7及び浴槽水循環回路51を介在して浴槽50へと連通する流路が形成される。制御部70は、例えば、使用者からの湯張り要求を受けて自動湯張り運転を実行する。自動湯張り運転では、制御部70は、給湯温度サーミスタ6によって検出される給湯温度が目標温度となるように給湯混合弁33を調整する。また、制御部70は、水位センサ56によって検出された水位が設定水位となるまでの間、又は浴槽50への給湯量が設定水量に達するまでの間、電磁弁8を開弁する。
浴槽50の水位が低下すると、制御部70は、自動足し湯運転を実行する。なお、ここでいう自動足し湯運転とは、浴槽50の水位が低下した場合に、浴槽50に湯を補給する足し湯動作を行う運転のことである。この自動足し湯運転時には、電磁弁8が開弁されることにより、上記自動湯張り運転時と同様の流路が形成される。制御部70は、水位センサ56によって検出された水位が設定水位から規定水位(例えば4cm)以上低下した場合に、自動足し湯運転を実行する。自動足し湯運転では、制御部70は、給湯温度サーミスタ6によって検出される給湯温度が目標温度となるように給湯混合弁33を調整する。また、制御部70は、水位センサ56によって検出された水位が設定水位となるまでの間、又は設定水量の追加の給湯が完了するまでの間、電磁弁8を開弁する。
次に、実施の形態1の貯湯式給湯機100の特徴的動作について説明する。上述した自動足し湯運転では、水位センサ56によって検出された水位に基づいて、運転の開始時期等が判断される。このため、検出される水位の精度が低い場合又は水位の検出に時間がかかる場合には、上記の制御の開始時期が遅れるおそれがある。そこで、実施の形態1の貯湯式給湯機100では、以下のフローチャートに示す水位検出動作によって、浴槽50の水位を高精度且つ速やかに検出することとしている。
図4は、実施の形態1の貯湯式給湯機において実行される水位検出動作の制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図4に示すルーチンは、浴槽50に浴槽水がある場合に、制御部70によって制御周期毎に繰り返し実行される。
図4に示すルーチンのステップS1では、水位の検出が3回連続して行なわれる。ここでは、具体的には、水位センサ56を用いた水位の計測によって、新たな計測値が3つ取得される。次のステップS2では、水位が安定しているか否かを判定する判定動作が行なわれる。判定動作では、より詳しくは、最新から規定の個数(ここでは3つ)までの計測値(以下、演算対象計測値と称する)のばらつきが基準範囲(例えば、±0.5cm)の範囲内か否かが判定される。基準範囲は、水位の計測値が安定しているか否かを判断するための範囲であって、予め設定された値が読み込まれる。その結果、演算対象計測値のばらつきが基準範囲内であった場合(例えば、演算対象計測値が20.0cm、20.1cm、20.2cm)には、水位の計測値が安定していると判断されて、次のステップS3に移行する。ステップS3では、演算対象計測値のうち、最新の計測値が現在の最新水位として更新される。更新された最新水位は、自動足し湯運転等の制御に使用される。
一方、上記ステップS2において、演算対象計測値のばらつきが基準範囲内でない場合には、ステップS4に移行する。ステップS4では、水位比較回数が+1だけインクリメントされて次のステップS5に移行する。水位比較回数は、上記ステップS2における判定動作を実行した回数であって、初期値はゼロに設定されている。ステップS5では、水位センサ56を用いて新たな計測値が取得される。
次のステップS6では、水位比較回数が上限回数以上か否かが判定される。なお、ここでの上限回数は、水位が安定するまでに待機可能な上限回数として予め設定された値(例えば、7回)が読み込まれる。その結果、水位比較回数が上限回数未満であると判定された場合には、ステップS2に戻り、水位が安定しているか否かが再度判定される。一方、上記ステップS6において、水位比較回数が上限回数以上であると判定された場合には、次のステップS7に移行する。ステップS7では、上記ステップS1及びS5において取得された計測値のうち、最大値と最小値とを除いた残りの計測値の平均値が現在の水位として算出される。
次のステップS8では、ステップS7において算出された水位が第一閾値以下か否かが判定される。ここでの第一閾値は、水位の誤検出を判定するための閾値であって、正常値として取り得る水位の下限値に対応する低水位(例えば2.0cm)に設定されている。その結果、判定の成立が認められた場合には、上記ステップS7の水位検出は誤検出であると判断されて、ステップS9に移行する。
ステップS9では、水位検出リトライ回数が+1だけインクリメントされる。なお、ここでの「水位検出リトライ回数」とは、上記ステップS1からS7における水位検出処理をやり直す動作(以下、リトライ動作と称する)を実行する回数である。水位検出リトライ回数の初期値はゼロに設定されている。次のステップS10では、水位検出リトライ回数が上限回数未満であるか否かが判定される。ここでの上限回数は、上述の水位検出が繰り返し実行されることにより、他機能の動作に支障が生じることを回避するための回数の上限値(例えば3回)である。判定の結果、水位検出リトライ回数が上限回数以上である場合には、他機能の動作を優先するために、本ルーチンにおける水位検出動作が速やかに終了される。一方、ステップS10の判定において、水位検出リトライ回数が上限回数未満である場合には、次のステップS11に移行する。ステップS11では、浴槽50内に水があるか否かが判定される。ここでは、ふろ循環ポンプ52を駆動した際に浴槽水検出センサ57によって水流が検知されるか否かが判定される。その結果、浴槽水検出センサ57によって水流が検知されない場合には、浴槽50内に水がないと判断される。この場合、浴槽50の水位を検出する必要性がないため、本ルーチンは終了される。
一方、上記ステップS11において、浴槽水検出センサ57によって水流が検知された場合には、浴槽50内に水があると判断される。この場合、水位比較回数をゼロにリセットした上で、上記ステップS1の処理が再度実行される。
また、上記ステップS8の処理において、判定の成立が認められない場合にはステップS12に移行する。ステップS12では、ステップS7において算出された水位が第二閾値以上か否かが判定される。ここでの第二閾値は、水位の誤検出を判定するための閾値であって、正常値として取り得る水位の上限値に対応する高水位(例えば50.0cm)に設定されている。その結果、判定の成立が認められない場合には、上記ステップS7の水位検出は誤検出ではないと判断されて、ステップS16に移行する。ステップS16では、上記ステップS7で算出された水位が現在の最新水位として更新される。更新された最新水位は、自動足し湯運転等の制御に使用される。
一方、上記ステップS12において、判定の成立が認められた場合には、上記ステップS7の水位検出は誤検出であると判断されて、ステップS13に移行する。ステップS13では、水位検出リトライ回数が+1だけインクリメントされる。次のステップS14では、水位検出リトライ回数が上限回数未満であるか否かが判定される。ここでは、上記ステップS10と同様の処理が実行される。その結果、水位検出リトライ回数が上限回数以上である場合には、他機能の動作を優先するために、本ルーチンにおける水位検出動作が速やかに終了される。一方、ステップS14の判定において、水位検出リトライ回数が上限回数未満である場合には、次のステップS15に移行する。ステップS15では、浴槽50内に水があるか否かが判定される。ここでは、上記ステップS11と同様の処理が実行される。その結果、浴槽50内に水がないと判定された場合には、浴槽50の水位を検出する必要性がないため、本ルーチンは終了される。一方、浴槽50内に水があると判定された場合には、水位検出回数をゼロにリセットした上で、上記ステップS1の処理が再度実行される。
以上説明したとおり、実施の形態1の貯湯式給湯機100によれば、浴槽50内の水位の計測値が安定している場合には、最新の計測値が現在の水位として更新される。また、複数回の水位の計測を経ても未だ浴槽50内の水位が安定していない場合には、検出された複数の計測値のうち最大値と最小値とを除いた残りの計測値の平均値が現在の水位として更新される。このように、実施の形態1の貯湯式給湯機100によれば、水位が安定しているか否かによらず、現在の水位を更新することができる。これにより、浴槽50の水位検出に要する時間を短くするとともに、水位検出の精度を向上させることができる。
ところで、上述した実施の形態1の貯湯式給湯機100における水位検出動作は、以下のように変形して実行してもよい。
ステップS2における判定は、演算対象計測値のばらつき度合を評価するための他の指標値を用いてもよい。例えば、演算対象計測値の分散が許容範囲に属するか否かを判定する構成でもよい。
演算対象計測値の個数は複数個であれば3つに限られない。また、ステップS7における水位の算出は、複数の水位の計測値を用いて現在の水位を推定するのであれば、他の公知の演算を用いる構成でもよい。
ステップS8及びS12の判定は必須の処理ではない。ステップS8又はS12の判定を行うことなく、上記ステップS7で算出された水位を現在の最新水位として更新する構成でもよい。また、ステップS11及びS15の判定についても必須の処理ではない。
ステップS11又はS15の処理において、浴槽50内に水がないと判定されて水位検出処理が終了された場合には、その旨をリモコン71に表示してもよい。図5は、リモコン71への表示例を示す図である。この図に示す例では、リモコン71の表示部72に「浴槽水無のため水位検出終了」とのメッセージが表示されている。このような処理によれば、使用者に浴槽水がないことを報知することができる。
また、本ルーチンの実行中に、浴槽50の水位検出中である旨をリモコン71に表示してもよい。図6は、リモコン71への表示例を示す図である。この図に示す例では、リモコン71の表示部72に「水位検出中」とのメッセージが表示されている。このような処理によれば、使用者に水位検出中であることを報知することができる。
検出された水位は、自動足し湯運転に限らず、浴槽50の水位を利用するあらゆる制御に用いることができる。
1 貯湯タンクユニット、 2 給水配管、 3 給湯湯側配管、 4 給湯水側配管、 5 給湯配管、 6 給湯温度サーミスタ、 7 給湯配管、 8 電磁弁、 10 貯湯タンク、 11 残湯サーミスタ、 21 循環ポンプ、 22 利用側熱交換器、 31 三方弁、 33 給湯混合弁、 40 タンク下部配管、 41 ヒートポンプ入口配管、 42 ヒートポンプ出口配管、 43 タンク上部配管、 44 タンク戻し配管、 45 利用側熱交換器1次側入口配管、 46 利用側熱交換器1次側出口配管、 47 バイパス配管、 50 浴槽、 51 浴槽水循環回路、 52 ふろ循環ポンプ、 53 浴槽出口側サーミスタ、 56 水位センサ、 57 浴槽水検出センサ、 60 ヒートポンプユニット、 61 圧縮機、 62 沸き上げ用熱交換器、 63 膨張弁、 64 空気熱交換器、 65 冷媒循環配管、 66 出口側サーミスタ、 70 制御部、 71 リモコン、 72 表示部、 100 貯湯式給湯機、 200 四方弁

Claims (9)

  1. 浴槽の水位を計測する水位センサを有し、前記水位センサによって計測された複数の計測値に基づいて、前記浴槽の最新水位を更新する水位検出動作を行う給湯装置において、
    前記複数の計測値のうち、最新から規定の個数までの計測値で構成される演算対象計測値のばらつきを算出し、算出されたばらつきが予め定められた基準範囲に属するか否かを判定する判定動作を行う判定手段と、
    前記ばらつきが前記基準範囲に属する場合に、前記演算対象計測値のうちの最新の計測値を前記最新水位として更新する第1水位更新手段と、
    前記ばらつきが前記基準範囲に属さない場合に、前記水位センサによって最新の計測値を新たに計測して前記判定手段による前記判定動作を再度行うものにおいて、前記判定動作を実行した回数が上限回数に到達した場合に、前記演算対象計測値から算出された値を前記最新水位として更新する第2水位更新手段と、
    を備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記第2水位更新手段は、前記演算対象計測値のうちの最大値と最小値を除いた残りの計測値の平均値を前記最新水位として更新することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記平均値が、正常値として取りうる値の下限値以下又は上限以上の場合に、前記第2水位更新手段による更新を制限する制限手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制限手段が実行された場合に、前記水位検出動作をやり直すリトライ動作を実行するリトライ手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の給湯装置。
  5. 前記リトライ動作を実行した回数が上限回数に到達した場合に、前記水位検出動作を停止する第1停止手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記浴槽に浴槽水があるかを判定する浴槽水有無判定手段と、
    前記浴槽水有無判定手段によって前記浴槽に浴槽水がないと判定された場合に、前記水位検出動作を停止する第2停止手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の給湯装置。
  7. 前記最新水位が、設定水位よりも規定水位以上低い場合に、前記浴槽に湯を補給する足し湯動作を行う足し湯制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の給湯装置。
  8. 表示部を有するリモコンと、
    前記浴槽に浴槽水がないと判定された場合に、前記浴槽に浴槽水がないことを前記表示部に表示する第1表示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の給湯装置。
  9. 表示部を有するリモコンと、
    前記水位検出動作の実行中に、前記水位検出動作の実行中であることを前記表示部に表示する第2表示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の給湯装置。
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