JPH05155356A - エンジンフード構造 - Google Patents

エンジンフード構造

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JPH05155356A
JPH05155356A JP31921691A JP31921691A JPH05155356A JP H05155356 A JPH05155356 A JP H05155356A JP 31921691 A JP31921691 A JP 31921691A JP 31921691 A JP31921691 A JP 31921691A JP H05155356 A JPH05155356 A JP H05155356A
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Takahito Shimizu
孝人 清水
Takashi Kojima
峻 小島
Yoshihiro Fujikawa
吉弘 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンフードを効果的に補強することが
き、且つ当接物への衝撃を充分に緩和することができる
エンジンフード構造を得る。 【構成】 エンジンフード12のエンジンフードインナ
パネル16には、インシュレータ20の外周縁部20A
がエンジンルーム内側から当接しており、このインシュ
レータ20はボルト24及びウエドナット24によっ
て、エンジンフードインナパネル16に結合されてい
る。なお、エンジンフードアウタパネル14とインシュ
レータ20との間21にはアルミハニカム材、硬質ウレ
タン、グラスウール等が充填されており、インシュレー
タ20にはリブ20Bが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエンジンフード
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示される如く、自動車の
エンジンフード70は、アウタパネル72と、このアウ
タパネル72の補強部材としてのインナパネル74とか
ら成るものが一般的である。また、インナパネル74
は、アウタパネル72の内側面に設けられ自動車のエン
ジンフード70の骨格を形成しており、エンジンフード
70の剛性を確保している。
【0003】また、図15に示される如く、インナパネ
ル74の断面形状は、開口部をアウタパネル72側に向
けたハット状とされており、インナパネル74のフラン
ジ74A、74Bはそれぞれアウタパネル72に接着剤
を介して結合され閉断面部76を形成している。
【0004】このように、自動車のエンジンフード70
は、アウタパネル72とインナパネル74とで構成され
る閉断面部76によって補強されており、風圧等によっ
てエンジンフード70が容易に変形しないようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
のエンジンフードにおいては、人物等がエンジンフード
に当接した場合には、エンジンフードを積極的に変形さ
せ、当接物に大きな衝撃が作用しないようにして、当接
物を保護する必要がある。
【0006】このため、自動車のエンジンフードにおい
ては、エンジンフードを最も効果的に補強することがで
きる構造であるところの、複数の補強部材を格子状に配
置する構造をとり難かった。即ち、複数の補強部材を格
子状に配置した場合には、複数の補強部材の交叉部が、
エンジンフード上の他の部位と比べ高剛性の部位とな
り、この部位によって当接物が強い衝撃を受け易すい。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、エンジンフー
ドを効果的に補強することがき、且つ当接物への衝撃を
充分に緩和することができるエンジンフード構造を得る
ことが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
エンジンフード構造は、エンジンフードの車体外側部を
構成するエンジンフードアウタパネルと、このエンジン
フードアウタパネルのエンジンルーム内側に前記エンジ
ンフードアウタパネルの外周縁部に沿って設けられたエ
ンジンフードインナパネルと、を備えたエンジンフード
構造であって、前記エンジンフードインナパネルに樹脂
製のインシュレータを結合したことを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項2記載のエンジンフ
ード構造は、エンジンフードの車体外側部を構成するエ
ンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードアウ
タパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジンフ
ードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造であ
って、前記エンジンフードアウタパネルと前記エンジン
フードインナパネルとの間に発泡材を充填したことを特
徴としている。
【0010】また、本発明の請求項3記載のエンジンフ
ード構造は、エンジンフードの車体外側部を構成するエ
ンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードアウ
タパネルのエンジンルーム内側に設けられた補強部材
と、を備えたエンジンフード構造であって、前記補強部
材と対向する前記エンジンフードアウタパネルの部位に
車体外側へ向けて凸部を設けたことを特徴としている。
【0011】また、本発明の請求項4記載のエンジンフ
ード構造は、エンジンフードの車体外側部を構成するエ
ンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードアウ
タパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジンフ
ードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造であ
って、前記エンジンフードインナパネルを樹脂拘束層で
形成したことを特徴としている。
【0012】また、本発明の請求項5記載のエンジンフ
ード構造は、エンジンフードの車体外側部を構成するエ
ンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードアウ
タパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジンフ
ードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造であ
って、前記エンジンフードインナパネルを熱可塑性樹脂
で形成したことを特徴としている。
【0013】また、本発明の請求項6記載のエンジンフ
ード構造は、樹脂材によって構成されたエンジンフード
を備えたエンジンフード構造であって、前記エンジンフ
ードの裏面の所定の部位に多重とされたリング状の切欠
きを設けたことを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の請求項1記載のエンジンフード構造で
は、エンジンフードアウタパネルの外周縁部に沿って設
けられたエンジンフードインナパネルに樹脂製のインシ
ュレータを結合したので、エンジンフードアウタパネル
のエンジンルーム内側に補強部材を格子状に設ける構造
と比べ、エンジンフード上に他の部位と比べ高剛性とな
る部位を形成する補強部材の交叉部がなくなる。このた
め、エンジンフードを効果的に補強することがき、且つ
当接物への衝撃を充分に緩和することができる。
【0015】また、本発明の請求項2記載のエンジンフ
ード構造では、エンジンフードアウタパネルとエンジン
フードインナパネルとの間に発泡材を充填したので、エ
ンジンフードアウタパネルのエンジンルーム内側に補強
部材を格子状に設ける構造と比べ、エンジンフード上に
他の部位と比べ高剛性となる部位を形成する補強部材の
交叉部がなくなる。このため、エンジンフードを効果的
に補強することがき、且つ当接物への衝撃を充分に緩和
することができる。
【0016】また、本発明の請求項3記載のエンジンフ
ード構造では、エンジンフードアウタパネルのエンジン
ルーム内側に設けられた補強部材と対向するエンジンフ
ードアウタパネルの部位に車体外側へ向けて凸部を設け
たので、エンジンフードアウタパネルの凸部の変形スト
ロークが長くなり、これによって、エンジンフードを効
果的に補強することがき、且つエンジンフード全体の変
形ストロークを大きくとること無しに、当接物への衝撃
を充分に緩和することができる。
【0017】また、本発明の請求項4記載のエンジンフ
ード構造では、エンジンフードインナパネルを樹脂拘束
層で形成したので、エンジンフードアウタパネルのエン
ジンルーム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比
べ、エンジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部
位を形成する補強部材の交叉部がなくなる。このため、
エンジンフードを効果的に補強することがき、且つ当接
物への衝撃を充分に緩和することができる。
【0018】また、本発明の請求項5記載のエンジンフ
ード構造では、エンジンフードインナパネルを熱可塑性
樹脂で形成したので、エンジンフードアウタパネルのエ
ンジンルーム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比
べ、エンジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部
位を形成する補強部材の交叉部がなくなる。このため、
エンジンフードを効果的に補強することがき、且つ当接
物への衝撃を充分に緩和することができる。
【0019】また、本発明の請求項6記載のエンジンフ
ード構造では、樹脂材によって構成されたエンジンフー
ドの裏面の所定の部位に多重とされたリング状の切欠き
を設けたので、エンジンフードアウタパネルのエンジン
ルーム内側にエンジンフードインナパネルを格子状に設
ける構造と比べ、エンジンフード上に他の部位と比べ高
剛性となる部位を形成する補強部材の交叉部がなくな
る。このため、エンジンフードを効果的に補強すること
がき、且つ当接物への衝撃を充分に緩和することができ
る。
【0020】
【実施例】本発明のエンジンフード構造の第1実施例に
ついて図1〜図3に従って説明する。
【0021】図3に示される如く、自動車の車体10の
フロントボデー10Aには、エンジンルームの上部を覆
うエンジンフード12が設けられいる。このエンジンフ
ード12は図示を省略したヒンジによって、開閉可能に
フロントボデー10Aに取付けられている。
【0022】図2に示される如く、このエンジンフード
12の車体外側部はエンジンフードアウタパネル14で
構成されており、このエンジンフードアウタパネル14
のエンジンルーム内側には、エンジンフードアウタパネ
ル14の外周縁部14Aに沿ってエンジンフードインナ
パネル16が設けられている。
【0023】図1に示される如く、エンジンフードアウ
タパネル14は平板とされている。また、エンジンフー
ドインナパネル16は開口部をエンジンフードアウタパ
ネル14側に向けた断面ハット状とされており、開口端
部に形成された、外側フランジ16Aがエンジンフード
アウタパネル14の外周縁部14Bにヘミング結合され
ている。一方、エンジンフードインナパネル16の開口
端部に形成された、内側フランジ16Bは、エンジンフ
ードアウタパネル14にエンジンルーム内側から接着剤
を介して結合されている。
【0024】エンジンフードインナパネル16の底部1
6Cには、エンジンフードアウタパネル14の外周縁部
14Aに沿って所定の間隔で円形の貫通孔18が穿設さ
れている。また、エンジンフードインナパネル16の底
部16Cには、インシュレータ20の外周縁部20Aが
エンジンルーム内側から当接している。このインシュレ
ータ20の外周縁部20Aには、エンジンフードインナ
パネル16の貫通孔18と同軸的に円形の貫通孔22が
穿設されている。これらの貫通孔22と貫通孔18とに
は、エンジンルーム内側からボルト24の脚部が挿入さ
れており、ボルト24の脚部は、エンジンフードインナ
パネル16の底部16Cに固着されたウエドナット24
に螺合されている。従って、インシュレータ20はボル
ト24及びウエドナット24によって、エンジンフード
インナパネル16に結合されている。なお、エンジンフ
ードアウタパネル14とインシュレータ20との間21
にはアルミハニカム材、硬質ウレタン、グラスウール等
が充填されている。
【0025】図2に示される如く、インシュレータ20
には、インシュレータ20の前方(図2の下方)端部の
幅方向中央部から、後方の幅方向両端部へ向けてリブ2
0Bが形成されており、図1に示される如く、これらの
リブ20Bはエンジンフードアウタパネル14方向(図
1の上方)へ向けて突出されている。
【0026】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例のエンジンフード構造では、エンジンフードアウ
タパネル14の外周縁部14Aに沿って設けられたエン
ジンフードインナパネル16にインシュレータ20を結
合したので、エンジンフードアウタパネルのエンジンル
ーム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比べ、エン
ジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部位を形成
する補強部材の交叉部がなくなる。このため、エンジン
フード12を効果的に補強することがき、且つ当接物へ
の衝撃を充分に緩和することができる。
【0027】次に、本発明のエンジンフード構造の第2
実施例について図4及び第5図に従って説明する。な
お、第1実施例と同一部材については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0028】図4に示される如く、エンジンフード12
のエンジンフードアウタパネル14のエンジンルーム内
側には、エンジンフードインナパネル26が設けられて
いる。エンジンフードインナパネル26はエンジンフー
ドアウタパネル14の外周縁部14Aに沿って設けられ
た略矩形状の周縁部28と、この周縁部28の内側に設
けられた平板部29とで構成されている。
【0029】図5に示される如く、エンジンフードイン
ナパネル26の周縁部28は、開口部をエンジンフード
アウタパネル14側に向けた断面ハット状とされてお
り、開口端部に形成された、外側フランジ28Aがエン
ジンフードアウタパネル14の外周縁部14Bにヘミン
グ結合されている。
【0030】図4に示される如く、エンジンフードイン
ナパネル26の平板部29には、平板部29の前方(図
4の下方)端部の幅方向中央部から、後方(図4の上
方)端部の幅方向中央部へ向かうリブ30と、平板部2
9の前方(図4の下方)端部の幅方向中央部から、後方
の幅方向両端部へ向かう2本リブ32がそれぞれ形成さ
れている。
【0031】図5に示される如く、これらのリブ30、
32はエンジンフードアウタパネル14側方向(図5の
上方)へ向けて突出されている。また、エンジンフード
アウタパネル14とエンジンフードインナパネル26と
の間には、ウレタン発泡材34が充填されている。
【0032】従って、本実施例のエンジンフード構造に
おいても、エンジンフードアウタパネルのエンジンルー
ム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比べ、エンジ
ンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部位を形成す
る補強部材の交叉部がなくなる。このため、エンジンフ
ード12を効果的に補強することがき、且つ当接物への
衝撃を充分に緩和することができる。
【0033】次に、本発明のエンジンフード構造の第3
実施例について図6及び第7図に従って説明する。な
お、第1実施例と同一部材については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0034】図6に示される如く、本実施例のエンジン
フードインナパネル36はエンジンフードアウタパネル
14の外周縁部14Aに沿って設けられた略矩形状の周
縁部38と、この周縁部38の内側に梁状に設けられた
補強部とで構成されている。この補強部はエンジンフー
ドインナパネル36の前方(図6の下方)端部の幅方向
中央部から、後方(図6の上方)端部の幅方向中央部へ
向かう1本の補強部40と、前方(図6の下方)端部の
幅方向中央部から、後方の幅方向両端部へ向かう2本の
補強部42とで構成されている。
【0035】図7に示される如く、エンジンフードイン
ナパネル36の周縁部38は、開口部をエンジンフード
アウタパネル14側に向けた断面ハット状とされてお
り、開口端部に形成された、外側フランジ38Aがエン
ジンフードアウタパネル14の外周縁部14Bにヘミン
グ結合されている。一方、周縁部38の開口端部に形成
された、内側フランジ38Bは、エンジンフードアウタ
パネル14にエンジンルーム内側から接着剤を介して結
合されている。また、エンジンフードインナパネル36
の補強部40、42は、開口部をエンジンフードアウタ
パネル14側に向けた断面ハット状とされており、開口
端部に形成された、フランジ40A、40Bとフランジ
42A、42Bとがエンジンフードアウタパネル14に
エンジンルーム内側から接着剤を介して結合されてい
る。
【0036】図6に示される如く、エンジンフードアウ
タパネル14には、エンジンフードインナパネル36の
補強部40、42と対向する部位に車体外側へ向けて凸
部44、46が設けられている。図7に示される如く、
これらの凸部44、46の断面形状は円弧状とされてい
る。
【0037】従って、本実施例のエンジンフード構造に
おいては、エンジンフードインナパネル36によってエ
ンジンフード12を効果的に補強することがき、且つエ
ンジンフードアウタパネル14の凸部44、46によっ
て、エンジンフード12全体の変形ストロークを大きく
とること無しに、当接物への衝撃を充分に緩和すること
ができる。
【0038】次に、本発明のエンジンフード構造の第4
実施例について図8及び第9図に従って説明する。な
お、第1実施例と同一部材については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0039】図8及び図9に示される如く、本実施例の
エンジンフード構造では、エンジンフードアウタパネル
14の外周縁部14Aに沿って形成された略矩形状のエ
ンジンフードインナパネル16の略矩形状内側部に、樹
脂拘束層50が設けられている。
【0040】従って、本実施例のエンジンフード構造に
おいても、エンジンフードアウタパネル14のエンジン
ルーム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比べ、エ
ンジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部位を形
成する補強部材の交叉部がなくなる。このため、エンジ
ンフード12を効果的に補強することがき、且つ当接物
への衝撃を充分に緩和することができる。
【0041】次に、本発明のエンジンフード構造の第5
実施例について図10及び第11図に従って説明する。
なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0042】図10に示される如く、本実施例のエンジ
ンフードインナパネル52はリサイクル可能な熱可塑性
樹脂で構成されている。また、エンジンフードインナパ
ネル52はエンジンフードアウタパネル14の外周縁部
14Aに沿って設けられた略矩形状の周縁部53と、こ
の周縁部53の内側に梁状に設けられた補強部とで構成
されている。補強部はエンジンフードインナパネル52
の前方(図10の下方)端部の幅方向中央部から、後方
(図10の上方)端部の幅方向中央部へ向かう1本の補
強部54と、前方(図10の下方)端部の幅方向中央部
から、後方の幅方向両端部へ向かう2本の補強部55と
で構成されている。
【0043】図11に示される如く、エンジンフードイ
ンナパネル52の周縁部53は、開口部をエンジンフー
ドアウタパネル14側に向けた断面ハット状とされてお
り、開口端部に形成された、外側フランジ53Aがエン
ジンフードアウタパネル14の外周縁部にヘミング結合
されている。一方、周縁部53の開口端部に形成され
た、内側フランジ53Bは、エンジンフードアウタパネ
ル14に車体内側から接着剤を介して結合されている。
また、エンジンフードインナパネル52の補強部54、
55は、開口部をエンジンフードアウタパネル14側に
向けた断面ハット状とされており、開口端部に形成され
たフランジ54A、54Bとフランジ55A、55Bと
がエンジンフードアウタパネル14にエンジンルーム内
側から接着剤を介して結合されている。
【0044】従って、本実施例のエンジンフード構造に
おいても、エンジンフードアウタパネル14のエンジン
ルーム内側に補強部材を格子状に設ける構造と比べ、エ
ンジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部位を形
成する補強部材の交叉部がなくなる。このため、エンジ
ンフード12を効果的に補強することがき、且つ当接物
への衝撃を充分に緩和することができる。
【0045】次に、本発明のエンジンフード構造の第6
実施例について図12及び第13図に従って説明する。
なお、第1実施例と同一部材については同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0046】図12に示される如く、本実施例のエンジ
ンフード56は樹脂材によって構成されている。図13
に示される如く、エンジンフード56の周縁部58は、
エンジンルーム側に向けて突出されている。
【0047】また、図12に示される如く、エンジンフ
ード56の周縁部58で囲まれた平板部60には、所定
の間隔で設けられた点62を中心とし、多重とされたリ
ング状の切欠き64が形成されている。図13に示され
る如く、これらの切欠き64は平板部60のエンジンル
ーム内側から車体外側方向へ向けて形成されており、断
面が三角形状とされている。
【0048】従って、本実施例のエンジンフード構造に
おいても、エンジンフードアウタパネルのエンジンルー
ム内側にエンジンフードインナパネルを格子状に設ける
構造と比べ、エンジンフード上に他の部位と比べ高剛性
となる部位を形成する補強部材の交叉部がなくなる。こ
のため、エンジンフードを効果的に補強することがき、
且つ当接物への衝撃を充分に緩和することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、エンジ
ンフードを効果的に補強することがき、且つ当接物への
衝撃を充分に緩和することができるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のエンジンフード構造を示
す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例のエンジンフード構造が適
用された車体を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例のエンジンフード構造を示
す平面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】本発明の第3実施例のエンジンフード構造を示
す平面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】本発明の第4実施例のエンジンフード構造を示
す平面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】本発明の第5実施例のエンジンフード構造を
示す平面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【図12】本発明の第6実施例のエンジンフード構造を
示す平面図である。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】従来例のエンジンフード構造を示す平面図で
ある。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【符号の説明】
10 車体 10A フロントボデー 12 エンジンフード 14 エンジンフードアウタパネル 16 エンジンフードインナパネル 20 インシュレータ 26 エンジンフードインナパネル 34 ウレタン発泡材 36 エンジンフードインナパネル 40 補強部 42 補強部 44 凸部 46 凸部 50 樹脂拘束層 52 エンジンフードインナパネル 56 エンジンフード 64 切欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンフードの車体外側部を構成する
    エンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードア
    ウタパネルのエンジンルーム内側に前記エンジンフード
    アウタパネルの外周縁部に沿って設けられたエンジンフ
    ードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造であ
    って、前記エンジンフードインナパネルに樹脂製のイン
    シュレータを結合したことを特徴とするエンジンフード
    構造。
  2. 【請求項2】 エンジンフードの車体外側部を構成する
    エンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードア
    ウタパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジン
    フードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造で
    あって、前記エンジンフードアウタパネルと前記エンジ
    ンフードインナパネルとの間に発泡材を充填したことを
    特徴とするエンジンフード構造。
  3. 【請求項3】 エンジンフードの車体外側部を構成する
    エンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードア
    ウタパネルのエンジンルーム内側に設けられた補強部材
    と、を備えたエンジンフード構造であって、前記補強部
    材と対向する前記エンジンフードアウタパネルの部位に
    車体外側へ向けて凸部を設けたことを特徴とするエンジ
    ンフード構造。
  4. 【請求項4】 エンジンフードの車体外側部を構成する
    エンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードア
    ウタパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジン
    フードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造で
    あって、前記エンジンフードインナパネルを樹脂拘束層
    で形成したことを特徴とするエンジンフード構造。
  5. 【請求項5】 エンジンフードの車体外側部を構成する
    エンジンフードアウタパネルと、このエンジンフードア
    ウタパネルのエンジンルーム内側に設けられたエンジン
    フードインナパネルと、を備えたエンジンフード構造で
    あって、前記エンジンフードインナパネルを熱可塑性樹
    脂で形成したことを特徴とするエンジンフード構造。
  6. 【請求項6】 樹脂材によって構成されたエンジンフー
    ドを備えたエンジンフード構造であって、前記エンジン
    フードの裏面の所定の部位に多重とされたリング状の切
    欠きを設けたことを特徴とするエンジンフード構造。
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