JPH05148966A - 換気搭 - Google Patents

換気搭

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Publication number
JPH05148966A
JPH05148966A JP31487291A JP31487291A JPH05148966A JP H05148966 A JPH05148966 A JP H05148966A JP 31487291 A JP31487291 A JP 31487291A JP 31487291 A JP31487291 A JP 31487291A JP H05148966 A JPH05148966 A JP H05148966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air passage
roof
ventilating
wind
ventilation
Prior art date
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Pending
Application number
JP31487291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Yoshioka
正義 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP31487291A priority Critical patent/JPH05148966A/ja
Publication of JPH05148966A publication Critical patent/JPH05148966A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風が強い場合であっても雨水の浸入を完全に
防止することのできる換気搭を提供することにある。 【構成】 屋根11の頂部にこの頂部に沿って延びると
ともに屋根裏内と連通した屋根開口13を設け、この屋
根開口13から上方に突出して上端部に屋根裏内等の空
気を排出する吹出口14aが形成された排気道体14を
設け、該排気道体14を覆うように棟15を設け、棟の
頂部の両側に位置する両側板16a,17aの、前記吹出
口より低い位置に通風孔18,19を形成し、該一方の
通風孔18,19から吹出口14aの上側を通り他方の通
風孔19,18まで続く風路15bが形成された換気搭に
おいて、前記風路15bに通風孔18,19から所定以上
の強さの風が流入したとき、区画板20に設けられた連
通孔21,22がシート25,26で閉塞されて風路15
bが遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋根の頂部に設けて
屋根裏等の換気を行なうようにした換気搭に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる換気搭として、例えば図3に示す
ものが知られている(実開昭59−38320号公報参
照)。
【0003】図3において、1は上部および下部に開口
部2,1aを設けた内水切体で、その下部の開口部1aは
屋根Bの野路板6を開口した形成した開口通風部Cと連
通している。Aは側板4の下部に通風孔5を設けた棟
で、この棟Aは内水切体1を覆うように屋根Bの頂部に
設置されている。
【0004】換気は、屋根裏の空気が開口通風路Cから
内水切体1を通って棟Aの側板4に設けた通風孔5より
外部へ換気される。
【0005】通風孔5は内水切体1の上部の開口部2よ
り低い位置に設けて雨水が浸入しないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな換気搭にあっては、風が強い場合には、雨水が打ち
水切体1の高さを乗り越えて屋根裏に浸入してしまい、
雨水の浸入を完全に防止することができないという問題
があった。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、風が強い場合であっても雨水の浸
入を完全に防止することのできる換気搭を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、屋根の頂部にこの頂部に沿って延びると
ともに屋根裏内と連通した屋根開口を設け、この屋根開
口から上方に突出して上端部に屋根裏内等の空気を排出
する吹出口が形成された排気道体を設け、該排気道体を
覆うように棟を設け、棟の頂部の両側に位置する両側板
の、前記吹出口より低い位置に通風孔を形成し、該一方
の通風孔から前記吹出口の上側を通り他方の通風孔まで
続く風路が形成された換気搭において、前記風路に前記
通風孔から所定以上の強さの風が流入したとき、該風路
を遮断する風路遮断手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作 用】この発明は、上記構成により、通風孔から所
定以上の強さの風が流入すると、風路遮断手段が風路を
遮断する。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係わる換気搭の実施例を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1において、10は屋根11の野路板
で、この屋根11の頂部の野路板10には屋根裏内12
と連通する屋根開口13が頂部に沿って設けられてい
る。屋根開口13には、上方に突出した排気道体14が
立設され、排気道体14の上端には屋根裏等の空気を排
出する吹出口14aが形成されている。そして、この排
気道体14を覆うように、例えば塩化ビニール鋼板から
なる棟15が屋根11の頂部に設けられている。
【0012】棟15の頂部の両側に位置する両側板1
6,17の、吹出口14aより低い位置の下部16a,17
aには複数の通風孔18,19が形成されている。そし
て、棟15内には、一方の通風孔18,19から吹出口
14aの上側を通って他方の通風孔19,18まで続く風
路15bが形成されている。この実施例で示す棟15
は、高さが約25cm、長さが約1m、幅が約35cmであ
り、排気道体14の幅は約5cmである。
【0013】棟15内には、排気道体14の吹出口14
aと通風孔18,19との高さの中間位置に区画板20が
設けられていて、風路15bが上風路15aと左風路15
cと右風路15dとに区分されている。
【0014】区画板20には、排気道体14を挟む位置
であって上風路15aと左風路15cを連通する連通孔2
1と、上風路15aと右風路15dを連通する連通孔22
がそれぞれ複数個設けられている。そして、左風路15
cと右風路15dとは連通孔21,22および上風路15a
を介してのみ連通されている。区画板20は塩化ビニー
ル鋼板からなるものである。
【0015】連通孔21,22の下方約1〜3cmの位置
には、ステンレス製の金網23,24が配設されてい
る。この金網23,24の一端部は排気道体14に固定
されているものである。金網23,24にはゴムシート
25,26が載置され、ゴムシート25,26の一端部2
5a,26aは排気道体14に固定され、その他端部25
b,26bはフリーとなっている。また、その他端部25
b,26bから棟15の内壁16b,17bまでの距離が約5
cmとなる空間が形成され、風路が確保されている。
【0016】そして、排気道体14と棟15と区画板2
0とゴムシート25,26等とで換気搭が構成され、ま
た、区画板20とゴムシート25,26とで風路遮断手
段が構成されている。
【0017】ゴムシート25,26は、例えばエチレン
−プロピレンゴム(EPDM)からなり、面密度が2K
g/m2のものを使用し、所定以上の風圧を受けるとゴム
シート25,26が浮き上がって連通孔21,22を閉塞
するようにしてある。
【0018】金網23,24の下方約3〜5cmの位置に
は、案内板27,28が棟15の内壁から突出して設け
られている。案内板27,28の先端部27a,28aは内
壁16b,17bから排気道体14までの距離の約1/2まで
突出し、通風孔18,19から入ってきた風がゴムシー
トに直接当たるようにしている。
【0019】次に、上記のように構成される換気搭の作
用について説明する。
【0020】いま、例えば、風が図1の矢印Pで示すよ
うに左から右へ吹いている場合、屋根10の左側が正圧
となり、右側が負圧となる。そして、通風孔18から棟
15内に風が入って案内板27に案内されゴムシート2
5に当接する。風が弱い場合には、ゴムシート25は風
圧によって浮き上がることがないので矢印Q1で示す方
向へ流れていく。そして、この風は、矢印Q2で示すよ
うに左風路15cから連通孔21を通って上風路15aへ
流れ、さらに上風路15aから連通孔22を通って右風
路15dへ流れていく。
【0021】一方、矢印Q2の流れによって、屋根裏内
等の空気が屋根開口13から排気道体14を通って吹出
口14aから排出されて棟15内の上風路15aへ流れて
いく。さらに、該空気は矢印Q2で示す流れとともに連
通孔22を通って右風路15dへ流れていき、そして通
風孔19から外部へ換気されることとなる。
【0022】風が所定以上の強さの場合、ゴムシート2
5が受ける風圧が強くなるので、ゴムシート25が図2
に示すように浮き上がり区画板20の連通孔21を閉塞
する。この結果、雨が降っている場合に風によって雨水
が通風孔19へ入ってきても該雨水が上風路15aへ浸
入することがなく、雨水の屋根裏への浸入を完全に防止
することができる。
【0023】風が逆方向へ吹いている場合も、上記と同
様に、換気が行なわれ、強風の場合には、連通孔22が
ゴムシート26により閉塞されるので、雨水の屋根裏へ
の浸入を完全に防止することができることとなる。
【0024】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれることは当然である。
【0025】例えば、本願発明の実施例では、区画板2
0とゴムシート25,26とで風路15aを遮断するよう
にしているが、例えば、遮断板を使用して所定以上の強
さの風が風路15b内に入ってきたとき該風路15bを前
記遮断板で遮断するようにしてもよい。また、上記実施
例では、ゴムシートを使用しているが、これに限らず軟
質のシートであればよい。例えばビニールシートなどで
もよい。また、ゴムシート25,26を受けるのに金網
23,24を使用しているが、これに限らず多数の孔を
設けた板でもよい。また、案内板27,28を設けてい
るが、通風孔18,19から入ってくる風がゴムシート
25,26に十分に当たるとともに、風路が確保できれ
ば省略してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、風路に通風孔から所定以上の強さの風が流入した
とき該風路を遮断する風路遮断手段を設けたものであか
ら、所定以上の強さの風が通風孔から風路内に入ると、
風路遮断手段が風路を遮断するので、雨水が通風孔から
入ってきても該雨水が屋根裏へ浸入してしまうことを完
全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる換気搭の構成を示した断面
図、
【図2】シートが連通孔を閉塞した状態を示した断面
図、
【図3】従来の換気搭の構成を示した断面図である。
【符号の説明】
11 屋根 13 屋根開口 14 排気道体 15 棟 15a 風路 16,17 側板 18,19 通風孔 20 区画板 21,22 連通孔 25,26 シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根の頂部にこの頂部に沿って延びるとと
    もに屋根裏内と連通した屋根開口を設け、この屋根開口
    から上方に突出して上端部に屋根裏内等の空気を排出す
    る吹出口が形成された排気道体を設け、該排気道体を覆
    うように棟を設け、棟の頂部の両側に位置する両側板
    の、前記吹出口より低い位置に通風孔を形成し、該一方
    の通風孔から前記吹出口の上側を通り他方の通風孔まで
    続く風路が形成された換気搭において、 前記風路に前記通風孔から所定以上の強さの風が流入し
    たとき、該風路を遮断する風路遮断手段を設けたことを
    特徴とする換気搭。
JP31487291A 1991-11-28 1991-11-28 換気搭 Pending JPH05148966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31487291A JPH05148966A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 換気搭

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31487291A JPH05148966A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 換気搭

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JPH05148966A true JPH05148966A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18058638

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JP31487291A Pending JPH05148966A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 換気搭

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JP (1) JPH05148966A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6966156B2 (en) * 2002-03-15 2005-11-22 Dixon David J Ridge vent for tile roofs
JP2007303764A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Wood Build:Kk 通気制御装置

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US6966156B2 (en) * 2002-03-15 2005-11-22 Dixon David J Ridge vent for tile roofs
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