JP3498115B2 - ダクト用雨水浸入防止装置 - Google Patents

ダクト用雨水浸入防止装置

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JP3498115B2
JP3498115B2 JP17943095A JP17943095A JP3498115B2 JP 3498115 B2 JP3498115 B2 JP 3498115B2 JP 17943095 A JP17943095 A JP 17943095A JP 17943095 A JP17943095 A JP 17943095A JP 3498115 B2 JP3498115 B2 JP 3498115B2
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淳嗣 佐々木
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株式会社間組
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調・換気設備におけ
る給・排気のダクトに用いられる雨水浸入防止装置に係
り、特に集合住宅等のように先下り勾配をとることがで
きないダクトルートに設置して雨水の浸入を防止するダ
クト用雨水浸入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダクト用雨水浸入防止装
置としては、例えば図5に示すように、集合住宅等の建
物の住戸におけるスラブ31と天井32との間に設けた
排気系ダクト33の排気口付近に介挿されるチャッキダ
ンパ34が知られている。このチャッキダンパ34は、
排気のみを可能とし、外気の流入を防止するものであ
る。又、図6に示すように、同様の建物の住戸における
スラブ35と天井36との間に設けた吸気系ダクト37
の吸気口付近に介挿されるS字状の雨水浸入防止ダクト
38が知られている。このダクト38は、2つのエレボ
を上下に組み合わせてなるものである。なお、図5,図
6において39,40はベントキャップ、41,42は
建物の梁であり、又、図6において36aは下がり天井
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ダクト用雨水浸入防止装置の前者では、可動部分を有し
ているので、経年劣化による機能低下から、逆流防止機
能を果たさなくなり、その信頼性が低いという不具合が
ある。又、後者では、エルボを上下に組み合わせている
ので、ダクトルートのための下がり天井から、更に一段
の下がり天井が形成され、開放的であるべき窓際の天井
が低くなるという不具合がある。一方、ベントキャップ
の形状によって、ダクト内への雨水浸入を防止しようと
するものも知られているが、建物の外壁面に沿った雨の
吹き上がりには対処できないという不具合があった。そ
こで、本発明は、雨水浸入防止機能の信頼性を高め、か
つダクトルートのための下がり天井を小さくし得るダク
ト用雨水浸入防止装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のダクト用雨水浸入防止装置は、両端
壁にダクト接続口を設けた密閉箱形のケーシングと、ケ
ーシング内の下半部に付設され、両ダクト接続口間の中
間部が高くなる山形状をなすドレン・導風板と、ドレン
・導風板におけるドレン部上方の通気路を斜めに塞ぐよ
うになしてケーシング内に取り付けた除水網とを備える
ことを特徴とする。又、第2のダクト用雨水浸入防止装
置は、第1のものにおいて、前記ケーシングの一方の側
壁に設けた除水網点検口と、この点検口を閉鎖可能な扉
とを備えることを特徴とする。一方、前記ケーシングの
高さは、ダクト接続口の高さと同等であることが好まし
い。又、前記ダクト接続口は、丸形又は角形であること
が好ましい。更に、前記各構成部材における少なくとも
除水網は、耐食性に優れた材料からなることが好まし
い。耐食性に優れた材料としては、ステンレス鋼,アル
ミニウム又はプラスチック等が挙げられる。
【0005】
【作用】本発明の第1のダクト用雨水浸入防止装置にお
いては、可動部分が存在しないと共に、浸入した雨水が
除水網によりほぼ完全に捕捉され、かつドレン・導風板
のドレン部により速やかに屋外へ排出される。又、第2
のダクト用雨水浸入防止装置においては、第1のものの
作用の他、除水網の点検,保守等が可能となる。一方、
ケーシングの高さをダクト接続口の高さと同等とするこ
とにより、装置の高さがダクトの高さと同等となる。
又、ダクト接続口を丸形又は角形とすることにより、丸
ダクト又は角ダクトのいずれにも用いることが可能とな
る。更に、各構成部材における少なくとも除水網を耐食
性に優れた材料によって形成することにより、特に損傷
し易い除水網の耐久性が高くなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例のダクト用雨水浸
入防止装置を備えた吸・排気系ダクトの側面図である。
図中1はダクト用雨水浸入防止装置で、このダクト用雨
水浸入防止装置1は、ステンレス鋼,アルミニウム又は
プラスチック等の耐食性に優れた材料によって各構成部
材が形成されており、集合住宅等の建物の住戸における
スラブ2と天井3との間に、先下がり勾配を取ることな
く、水平に設けた吸・排気系ダクト4の吸・排気口付近
に介挿されている。ダクト用雨水浸入防止装置1は、図
2〜図4に示すように、両端壁に丸形のダクト接続口
5,6を設けた横長の密閉箱形のケーシング7を備えて
おり、このケーシング7は、ダクト接続口5,6の高さ
と同等の高さを有していると共に、ダクト接続口5,6
の外径より適宜に広い幅(図3においては上下方向の寸
法)を有している。ケーシング7内の下半部には、側面
から見て両ダクト接続口5,6間の中間部が高くなる山
形状をなし、一方のダクト接続口5と対向したドレン部
8aと、他方のダクト接続口6と対向した導風部8bと
からなるドレン・導風板8が付設されており、そのドレ
ン部8aには、幅方向の中間部をV字状に漸次深くした
ドレン溝9が形成されている。又、ケーシング内には、
ドレン・導風板8におけるドレン部8aの上方の通気路
を他方のダクト接続口6側が低くなるように傾斜させて
塞ぐ除水網10が、図示しないブラケット等を介して着
脱可能に取り付けられている。一方、ケーシング7の一
方の側壁には、除水網10の点検,保守,交換等を行う
ための除水網点検口11が設けられており、この除水網
点検口11は、扉12により閉鎖可能に設けられてい
る。図1において13は吸・排気系ダクト4の吸・排気
口に付設したベントキャップ、14は建物の梁である。
【0007】上記構成のダクト用雨水浸入防止装置1を
備えた吸・排気系ダクト4において、ベントキャップ1
3から吸・排気口を経てダクト4内に浸入した雨水は、
図2において矢印Aで示すように除水網10によりほぼ
完全に捕捉されると共に、ドレン・導風板8のドレン部
8a上に落下し、そのドレン溝9に集水され、かつダク
ト4の吸・排気口及びベントキャップ13を経て屋外へ
排出されるものであり、吸・排気は、白抜き矢印Cで示
すように除水網10を通して行われるものである。
【0008】なお、上記実施例においては、ダクト接続
口5,6を丸形とする場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、ダクトが角形である場合に
は、ダクト接続口をダクトと接続可能な角形とするもの
である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のダ
クト用雨水浸入防止装置によれば、可動部分が存在しな
いので、経年劣化による機能低下を来すことがなく、信
頼性を高めることができる。又、浸入した雨水が除水網
によりほぼ完全に捕捉され、かつドレン・導風板のドレ
ン部により速やかに屋外へ排出されるので、先下がり勾
配の取れないダクト施工も可能となり、かつ下がり天井
を小さくすることができる。第2のダクト用雨水浸入防
止装置によれば、第1のものの作用効果の他、除水網の
点検,保守等が可能となるので、装置の機能を常に正常
に果たさせることができる。一方、ケーシングの高さを
ダクト接続口の高さと同等とすることにより、装置の高
さがダクトの高さと同等となるので、下がり天井を最小
にすることができる。又、ダクト接続口を丸形又は角形
とすることにより、丸ダクト又は角ダクトのいずれにも
用いることができる。更に、各構成部材における少なく
とも除水網を耐食性に優れた材料によって形成すること
により、特に損傷し易い除水網の耐久性が高くなるの
で、装置の耐用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のダクト用雨水浸入防止装置
を備えた吸・排気系ダクトの側面図である。
【図2】図1に示されるダクト用雨水浸入防止装置の一
部を破断した側面図である。
【図3】図2における III−III 線断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】従来のダクト用雨水浸入防止装置を備えた排気
系ダクトの側面図である。
【図6】従来の他のダクト用雨水浸入防止装置を備えた
吸気系ダクトの側面図である。
【符号の説明】
5 ダクト接続口 6 ダクト接続口 7 ケーシング 8 ドレン・導風板 8a ドレン部 8b 導風部 9 ドレン溝 10 除水網 11 除水網点検口 12 扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−213485(JP,A) 実開 昭59−120841(JP,U) 実開 昭63−52031(JP,U) 実開 昭58−137927(JP,U) 実開 平7−21896(JP,U) 実開 昭64−41835(JP,U) 実開 昭58−153940(JP,U) 登録実用新案3015257(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/00 - 13/078

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端壁にダクト接続口を設けた密閉箱形
    のケーシングと、ケーシング内の下半部に付設され、両
    ダクト接続口間の中間部が高くなる山形状をなすドレン
    ・導風板と、ドレン・導風板におけるドレン部上方の通
    気路を斜めに塞ぐようになしてケーシング内に取り付け
    た除水網とを備えることを特徴とするダクト用雨水浸入
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの一方の側壁に設けた除
    水網点検口と、この点検口を閉鎖可能な扉とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のダクト用雨水浸入防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの高さがダクト接続口の
    高さと同等であることを特徴とする請求項1又は2記載
    のダクト用雨水浸入防止装置。
  4. 【請求項4】 前記ダクト接続口が丸形又は角形である
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のダクト用雨
    水浸入防止装置。
  5. 【請求項5】 前記各構成部材における少なくとも除水
    網が耐食性に優れた材料からなることを特徴とする請求
    項1,2,3又は4記載のダクト用雨水浸入防止装置。
JP17943095A 1995-06-22 1995-06-22 ダクト用雨水浸入防止装置 Expired - Fee Related JP3498115B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3015257U (ja) 1995-02-28 1995-08-29 株式会社間組 空調・換気ダクト

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