JPH0514770A - ビデオ帯域波形等化用デイジタルフイルター - Google Patents

ビデオ帯域波形等化用デイジタルフイルター

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JPH0514770A
JPH0514770A JP19254891A JP19254891A JPH0514770A JP H0514770 A JPH0514770 A JP H0514770A JP 19254891 A JP19254891 A JP 19254891A JP 19254891 A JP19254891 A JP 19254891A JP H0514770 A JPH0514770 A JP H0514770A
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JP
Japan
Prior art keywords
sum
circuit
product
carry
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP19254891A
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English (en)
Inventor
Shigeki Matsuoka
茂樹 松岡
Yukihiro Ukai
幸弘 鵜飼
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MEGA CHITSUPUSU KK
Original Assignee
MEGA CHITSUPUSU KK
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Publication date
Application filed by MEGA CHITSUPUSU KK filed Critical MEGA CHITSUPUSU KK
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  • Complex Calculations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小回路規模で高次のビデオ帯域波形等化フィ
ルターを得る。 【構成】 乗算器10をCLA(桁上げ先見回路)を持
たないものとし、かつ加算器31 〜3N ,3N+1
2N、マルチプレクサ50 〜52 , N 〜5N+2 、デ
ータレジスタ21 〜22N, 2N+1〜24NをキャリーとS
UMで別系統とすることにより、キャリーとSUMを別
々に伝搬させることにより乗算の高速化を図り、かつこ
れにより複数回の時分割処理を可能にし、時分割処理を
行なうことにより、フィルターの次数を等価的に整数倍
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TV,VTR,通信
等に用いられる集積化された波形等化用のディジタルフ
ィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオ帯域波形等化フィルターの
構成例を図2に示す。図中の1,2,3,4は各々乗算
器,遅延器(データレジスタ),加算器,係数レジスタ
を示す。
【0003】次に動作について説明する。波形等化すべ
きビデオ帯域のアナログ信号は図示しないA/D変換器
でnビットのディジタル信号に変換された後、本波形等
化フィルターに入力される。このディジタル入力信号x
は、遅延器(データレジスタ)20 で所定時間遅延され
たのち、乗算器11 〜12Nに入力される。乗算器11
入力信号xと係数レジスタ41 に記憶されているnビッ
トの係数データa2Nとの乗算を行ない、その積a2N
(z) (ここで、x(z) はxのz変換を表わす)は遅延器
1 により所定時間遅延されて加算器31 に入力され、
乗算器42 による乗算結果a2N-1x(z) と加算される。
従って、加算器31 からは、a2Nx(z)z-1+a2N-1
(z) が出力される。同様にして、加算器32 からはa2N
x(z) z-2+a2N-1x(z) z-1+a2N-2が出力され、最
終的に、加算器32N-1からはa2Nx(z) z-2N+1 +a
2N-1x(z) z-2N+2 +a2N-2x(z) z-2N+3 +…+a2
x(z) z-1+a1 x(z) が出力され、遅延器22Nにより
所定時間遅延されて外部に出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオ帯域波形
等化フィルターは以上のように構成されており、フィル
ターの次数分だけ積和演算回路が必要であった。このた
め、高次のビデオ帯域ディジタルフィルターを実現しよ
うとすると回路規模がかなり大きなものになり、またプ
ロセスを工夫する必要がある等のために高価なものにな
ってしまうという問題があった。
【0005】この発明は上記のような従来のものの問題
点を解決するためになされたもので、より小さな回路規
模で高次なフィルターを実現することができるビデオ帯
域波形等化用ディジタルフィルターを得ることを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビデオ帯
域波形等化用ディジタルフィルターは、乗算器の構成か
ら、各部分積回路の結果を加算する桁上げ先見加算回路
(Carry Look Ahead;以下、CLAと称す)をなくし、
乗算結果ではなく各部分積を加算したキャリーとSUM
を別々に算出したものをその出力結果とすることにより
乗算の高速化を図り、N次の積和演算の複数回の実行を
可能とするように構成したものである。
【0007】
【作用】本発明においては、上述のように構成すること
により、ビデオ帯域波形等化用ディジタルフィルターの
構成を簡単化し、その回路規模の縮小と低価格化を推進
できるものである。
【0008】即ち、ディジタルフィルターは、その乗算
器の演算時間が遅いため、フィルターを構成しているエ
レメントの中で演算時間の上限を決定しているものは、
通常、乗算器であり、かつ乗算器において演算時間を決
める大きな要因としてCLAの演算時間があるが、ディ
ジタルフィルターにおいては最終出力のみが必要であ
り、各乗算器の結果は必要ないことに着目し、乗算器か
らCLAをなくしてキャリーとSUMを別々に次段に加
算するような構成にし、フィルターの最終段でCLAを
設けてその結果を出力するような構成にして、従来の構
成と同じ結論が得るようにしたものである。つまり各乗
算器のCLAをなくすことで各積和演算部分の演算時間
を短かくすることができ、出力を入力に帰還して積和演
算を複数回繰返すような時分割処理の構成が可能とな
る。このことは上記のような帰還構成を用いることで、
小さな回路規模でありながら高次のフィルターが実現で
きることとなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の一実施例によるビデオ帯域波形等
化用ディジタルフィルターを示すものである。
【0010】図において、10はCLAを持たない乗算
器、2は遅延器(データレジスタ)、3は加算器、4は
係数レジスタ、5はマルチプレクサ、6はCLA、7は
2相クロック発生回路である。
【0011】次にその動作について説明する。本実施例
では各乗算器101〜10N はその回路中にCLAを持
たないものとなっており、かつ加算器31 〜3N ,3
N+1 〜32N、マルチプレクサ50 〜52 , N 〜5
N+2 、データレジスタ21 〜22N , 2N+1〜24Nをキャ
リーとSUMで別系統とすることにより、各部分積を加
算したキャリーとSUMを別々に伝播するように構成し
た。これにより、フィルタ演算速度を支配する乗算を高
速に行なうことが可能となっている。このため、本実施
例では時分割、即ち、同一の演算回路を複数回使用して
フィルタ演算を行なうことが可能となっている。
【0012】以下、この時分割処理について述べると、
2相クロック発生回路7は動作サイクルの最初に1相の
クロックを発生し、この1相のクロックの立上りで各係
数レジスタの下側41 〜4N 及びデータレジスタの下側
1 〜2N ,22N+1〜23Nをイネーブルとすることで、
1〜N次の積和演算回路がアクティブになる。このN次
の積和演算回路の積和演算動作は従来のものと同様であ
るので説明は省略する。そしてN次の積和演算が終了す
ると、2相クロック発生回路7はもう1相のクロックを
発生し、このクロックの立上りで各係数レジスタの上側
N+1 〜42N及びデータレジスタの上側2N+1 〜22N
3N+1〜24Nがイネーブルになり、N+1〜2N次の積
和演算回路がアクティブになり、残りのN次の積和演算
動作を行なう。つまり2相クロックによりN個の積和演
算回路で2N次のフィルターを構成することが可能とな
る。なお、各レジスタの出力に付加されているマルチプ
レクサはクロックに動機してレジスタの出力を切換える
ものである。また、各部分積を加算したキャリーとSU
Mは各々別系統で伝播されていき、最終段でCLA6に
より加算される。
【0013】このように、上記実施例によれば、キャリ
ーとSUMを各々別系統で伝播していき、最終段でCL
Aにより加算することにより、積和演算回路を構成する
各乗算器からCLAを除去してその演算を高速化し、か
つフィルター演算の演算速度を支配する乗算速度が高速
になったことを利用してN次フィルター回路の出力を再
度入力に帰還することによりN次フィルタ回路を2N次
のフィルター回路として動作させるようにしたので、高
次のフィルターが小さい回路規模で安価に実現できると
いう効果がある。
【0014】なお、上記実施例ではN次のフィルターを
2N次のフィルターとして使用する場合を例にとって説
明したが、本発明はこれに限るものではなくN次の整数
倍であれば当然適用できることはいうまでもない。
【0015】また、上記実施例では転置型のディジタル
フィルターを例にとって説明したが、これに限るもので
はなく、他の形式のディジタルフィルターであっても適
用できることはいうまでもない。
【0016】さらに、上記実施例ではビデオ帯域信号の
波形等化を行なうものを例にとって説明したが、これ以
外の周波数領域のディジタルフィルターであっても適用
できることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るビデオ帯域
波形等化フィルターによれば、各乗算器にCLAの回路
を持たせずキャリーとSUMを別々に伝搬させることに
より乗算の高速化を図り、かつこれにより複数回の時分
割処理を可能にしたので、フィルターの次数を等価的に
整数倍することができる。このため小さな回路規模で高
次のフィルターを実現でき、これまで非常に高価であっ
たビデオ帯域のディジタルフィルターを安価に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるビデオ帯域波形等化
フィルターを示す回路図である。
【図2】従来のビデオ帯域波形等化フィルターを示す回
路図である。
【符号の説明】
1 乗算器 10 CLAを持たない乗算器 2 レジスタ(遅延器) 3 加算器 4 係数レジスタ 5 マルチプレクサ 6 CLA 7 2相クロック発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ビデオ帯域信号の波形等化に用いるディ
    ジタルフィルターにおいて、 積和演算回路を構成する各乗算器は桁上げ先見加算回路
    を有さないものであり、 該各乗算器から出力されるキャリーとサム(SUM)を
    別々に伝播させる経路を備え、 N次(Nは正整数)の積和演算の複数回の実行が可能で
    あることを特徴とするビデオ帯域波形等化用ディジタル
    フィルター。
JP19254891A 1991-07-05 1991-07-05 ビデオ帯域波形等化用デイジタルフイルター Pending JPH0514770A (ja)

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JPH0514770A true JPH0514770A (ja) 1993-01-22

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