JPH05147664A - 粉体包装用袋およびその使用方法 - Google Patents

粉体包装用袋およびその使用方法

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JPH05147664A
JPH05147664A JP26963291A JP26963291A JPH05147664A JP H05147664 A JPH05147664 A JP H05147664A JP 26963291 A JP26963291 A JP 26963291A JP 26963291 A JP26963291 A JP 26963291A JP H05147664 A JPH05147664 A JP H05147664A
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JP
Japan
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opening
bag
powder
sewing
sewn
Prior art date
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JP26963291A
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English (en)
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Yoshio Murota
義夫 室田
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙を封筒状に折りたたんで袋本体1を形成す
る。その一方の開口部1aをミシン縫いし、このミシン
縫い目2aの内方部分に、袋本体1を帯状に接合した封
止部3を形成する。この袋の他方の開口部1bから内容
物を投入し、この開口部1bをミシン縫いして包装す
る。開封時には、一方の開口部1aのミシン縫い糸を取
り去って縫い目2aを解き、封止部3を開く。 【効果】 粉体の包装作業を自動化することができる。
粉体を取り出す際に、簡便に開封でき、また内容物の粉
体が飛散するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顔料等の粉体を包装する
のに好適な袋に関し、袋の開口部をミシン縫いするとも
にその縫い目の内方部分を接合することによって、包装
作業を自動化でき、かつ簡便に開封できるようにした粉
体包装用袋およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料などの粉体を包装する袋とし
ては、紙を封筒状に折り畳んで、両方の開口部がミシン
縫いによって封止されたものが多用されるが、これを開
封するに当たってミシン縫糸を引き解く際や、ミシン縫
い部を鋏等で切断除去する際に、縫い目付近に粉体が付
着していると開封作業の振動でこの粉体の飛散が生じ、
作業者や作業環境の汚染につながるおそれがあった。こ
のため、例えば図3に示すような粉体用袋が用いられて
いる。この袋は、クラフト紙を封筒状に折りたたんだ3
枚の素袋、11,12,13を積層し、その一方の開口
部11a,12a,13aは全層重ねた状態で一括して
ミシン縫いされ、その縫い目14と開口部端部を一括し
て覆うオーバーテープ15が接着されている。また、最
内層を構成する最内素袋11は好ましくは長手方向の長
さがやや長く形成されている。この袋の使用に際して
は、ミシン縫いされていない他方の開口部11bから最
内素袋11に内容物を充填した後、最内素袋の開口部1
1bを縛って閉じ、しかる後に、その閉じ部16を内部
に包含するように中間素袋および最外素袋の開口部12
b,13bを一括的にミシン縫いして閉じ合わせて包装
する(図中符号17は縫い目を示す)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この包
装工程において開口部を縛って閉じる作業を機械化する
のが困難であり、手作業に頼らざるを得ないという問題
があった。このように粉体を充填した最内素袋を手作業
で縛って閉じる作業は容易でなく、また作業環境的にも
好まれないものであり、粉体の包装作業の自動化が望ま
れていた。さらに包装された袋を開封して粉体を用途に
供する際には、中間素袋および最外素袋を一括的に閉じ
た縫い目を解いた後、縛られた最内素袋の閉じ部を解い
て開封するため、手間がかかり作業効率が悪いという問
題があった。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、粉体の包装作業を自動化できるとともに、粉体を取
り出す際に簡便に開封できるようにした粉体包装用袋お
よびその使用方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の粉体包装用袋
は、紙を折りたたんでなる封筒状の袋本体の少なくとも
一方の開口部をミシン縫いし、このミシン縫い目の少な
くとも内方部分に、袋本体を帯状に接合して封じた封止
部を形成したことを前記課題の解決手段とした。またそ
の使用方法として、前記粉体包装用袋の他方の開口部か
ら内容物を充填し、この開口部をミシン縫いして包装
し、これを開封する際、一方の開口部のミシン縫い糸を
取り去って縫い目を解き、ついで封止部を開くことを前
記課題の解決手段とした。
【0006】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。図1は本発
明の粉体包装用袋の実施例を示したものである。図中符
号1は袋本体である。袋本体1は紙を折りたたんで封筒
状に形成されたもので、クラフト紙の内面に樹脂がコー
ティングされたラミネート加工紙を好適に用いて形成さ
れる。この樹脂としてはポリエチレン、ポリビニリデン
等のヒートシール性に優れたものが好適に用いられる。
袋本体1の一方の開口部1aはミシン縫いされて閉じ合
わされている。図中符号2aは縫い目を示す。この縫い
方を袋口縫いとすることによって、この開口部1aを開
封する際に、縫い糸を縫い終わりから縫い始めの方向に
向かって引き解いて、容易に縫い糸を取り去ることがで
きる。この開口部1aには、少なくともミシン縫い目2
aの内方部分に袋本体を帯状に接合してなる封止部3が
形成されている。封止部3の接合は袋本体1を形成する
ラミネート加工紙のコーティング樹脂を熱融着すること
によって容易に行うことができる。この封止部3は縫い
目2aの外方部分等その他の部分に及んでも差し支えな
いが、開封時の簡便性を考慮して好ましくは縫い目2a
の内方部分に幅1〜2cmの帯状に形成される。
【0007】このような袋を用いて粉体を包装する際に
は、封止された一方の開口部1aを底側として、他方の
開口部1bから内容物を袋内部に充填する。この後、開
口部1bをミシン縫いして閉じ合わせる。さらにこの開
口部1bの接合を強化するために、好ましくはミシン縫
い目2bと開口部1b端部を一括して覆うオーバーテー
プ4を接着して封止する。そして、この袋を開封して粉
体を取り出す際には、まず、粉体充填時に底側とした一
方の開口部1aの縫い目2aを引き解く。ついで接合さ
れた封止部3を手で引剥して開口部1aを開いて開封す
る。
【0008】このような包装作業において、粉体の充
填、開口部1bのミシン縫い、オーバーテープ4の接着
は機械によって行うことができる。したがって、上記の
ように一方の開口部1aがミシン縫いされ、封止部3が
形成された袋を用いることによって粉の包装作業を自動
化することができる。また開封時に、開口部1aのミシ
ン縫い目2aを解いた状態では、袋は封止部3によって
封止されている。そして封止部3を手で引剥すことによ
って、粉体の飛散を防止しつつ開封することができるの
で作業環境上好ましい。
【0009】以上、本発明の一実施例について述べた
が、上記構成おいて、図2に示すように、袋本体1の外
側に同様にして封筒状に形成した複数枚の外袋5,6を
積層した多重構造の粉体包装用袋とすることができる。
この袋は一方の開口部1a,5a,6aが全層重ねた状
態で一括してミシン縫いされるとともに、このミシン縫
い目2aの少なくとも内方部分で、最内層を構成する袋
本体1が帯状に接合されている(封止部3)。また、他
方の開口部1b,5b,6bは一括的にミシン縫いされ
て閉じられ、好ましくはそのミシン縫い目2bおよび開
口部1b,5b,6b端部を一括して覆うオーバーテー
プ4が接着されている。このような粉体包装用袋におい
て積層する袋の枚数は内容物の重量等によって適宜設定
することができ、多重構造とすることによって袋の強度
を増すことができる。また、封止部3の接合は、ラミネ
ート加工紙のヒートシールだけでなく、接着剤を用いて
行うこともできる。さらに、粉体包装用袋を多重構造と
する際に、封止部3の接合を接着剤を用いて行い、最内
層を構成する袋を、樹脂をコーティングしないクラフト
紙を用いて形成することもできる。この時、積層される
外袋のいずれかをラミネート加工紙を用いて形成するの
が好ましく、このことによって、袋内部の防湿性を確保
することができる。
【0010】また他の使用方法として、予め袋本体1の
他方の開口部1bをミシン縫いして、さらに好ましくは
オーバーテープを接着した状態に形成し、この開口部1
bを底側として一方の開口部1aから内容物を充填した
後に、開口部1aをミシン縫いするとともに、この縫い
目2aの内方部分を融着あるいは接着により接合するこ
ともできる。そして、開封する際には、上記の方法と同
様にして開口部1aの縫い目2aを解き、封止部3を引
剥すことができる。但し、この方法によると、開口部1
aから粉体を充填する際に、袋内面の融着あるいは接着
される部分が粉体によって汚れる恐れがあるため、粉体
の充填方法を工夫する必要がある。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粉体包装用
袋は、紙を折りたたんでなる封筒状の袋本体の少なくと
も一方の開口部をミシン縫いし、このミシン縫い目の少
なくとも内方部分に、袋本体を帯状に接合して封じた封
止部を形成したものである。また本発明の粉体包装用袋
の使用方法は、前記粉体包装用袋の他方の開口部から内
容物を充填し、この開口部をミシン縫いして包装し、こ
れを開封する際、一方の開口部のミシン縫い糸を取り去
って縫い目を解き、ついで封止部を開くものである。
【0012】したがって本発明によれば、粉体の包装作
業を機械化することができ、人手に頼らず自動的に包装
作業を行うことができる。これによって作業環境の向上
を図るとともに、生産性を向上させることができる。ま
た、粉体を取り出す際には、簡便に開封することがで
き、作業の効率化を図ることができる。また、開封時に
内容物の粉体が飛散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体包装用袋の一実施例を示した断面
図である。
【図2】本発明の粉体包装用袋の他の実施例を示した断
面図である。
【図3】従来の粉体包装用袋の実施例を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 袋本体 1a、1b 開口部 2a、2b ミシン縫い目 3 封止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を折りたたんでなる封筒状の袋本体の
    少なくとも一方の開口部をミシン縫いし、このミシン縫
    い目の少なくとも内方部分に、袋本体を帯状に接合して
    封じた封止部を形成したことを特徴とする粉体包装用
    袋。
  2. 【請求項2】 前記粉体包装用袋の他方の開口部から内
    容物を充填し、この開口部をミシン縫いして封止するこ
    とを特徴とする粉体包装用袋の使用方法。
  3. 【請求項3】 前記粉体包装用袋の他方の開口部から内
    容物を充填し、この開口部をミシン縫いして包装された
    ものを開封する際、一方の開口部のミシン縫い糸を取り
    去って縫い目を解き、ついで封止部を開くことを特徴と
    する粉体包装用袋の使用方法。
JP26963291A 1991-10-17 1991-10-17 粉体包装用袋およびその使用方法 Withdrawn JPH05147664A (ja)

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