JP3012369B2 - 帯片型開封装置を有する包装容器 - Google Patents
帯片型開封装置を有する包装容器Info
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- B65D5/065—Rectangular containers having a body with gusset-flaps folded outwardly or adhered to the side or the top of the container with supplemental means facilitating the opening, e.g. tear lines, tear tabs
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は容器壁上を横方向に延び
る密封ひれを有する型の、プラスチック被覆材料によっ
て形成された包装容器の開封装置にして、該密封ひれ内
において向かい合った包装材料層のプラスチック被覆が
相互に密封継手または継ぎ目として結合され、包装材料
層が密封ひれの少なくとも一部分に沿って、該密封ひれ
内に埋設された開封帯片に適合し、この帯片が包装材料
のプラスチック材料に密封的に接着された外方材料層の
間に挟まれた内方層を有している積層材料である開封装
置に関する。
る密封ひれを有する型の、プラスチック被覆材料によっ
て形成された包装容器の開封装置にして、該密封ひれ内
において向かい合った包装材料層のプラスチック被覆が
相互に密封継手または継ぎ目として結合され、包装材料
層が密封ひれの少なくとも一部分に沿って、該密封ひれ
内に埋設された開封帯片に適合し、この帯片が包装材料
のプラスチック材料に密封的に接着された外方材料層の
間に挟まれた内方層を有している積層材料である開封装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】包装工業および技術の分野においてはミ
ルク、ジュース、ワイン等の如き液体食品を包装し、か
つ運搬するためにプラスチック被覆包装材料によって形
成された１回限りの使い捨て包装容器またはカートンが
しばしば使用される。このような包装材料の正確な構造
は包装すべき製品によって異なるが、普通は包装に所要
の剛性および形状安定性を与える、単数または複数の紙
または厚紙よりなる本体あるいは担持層と、包装容器を
液密にするばかりでなく、いわゆる熱密封によって包装
に恒久的な、所要の最終形を与え得る熱可塑性のなるべ
くはポリテンの外方被覆とを有している。
ルク、ジュース、ワイン等の如き液体食品を包装し、か
つ運搬するためにプラスチック被覆包装材料によって形
成された１回限りの使い捨て包装容器またはカートンが
しばしば使用される。このような包装材料の正確な構造
は包装すべき製品によって異なるが、普通は包装に所要
の剛性および形状安定性を与える、単数または複数の紙
または厚紙よりなる本体あるいは担持層と、包装容器を
液密にするばかりでなく、いわゆる熱密封によって包装
に恒久的な、所要の最終形を与え得る熱可塑性のなるべ
くはポリテンの外方被覆とを有している。
【０００３】現在においては今考えているような使い捨
て包装容器は、一般に帯状材料または事前加工された生
地材料を使用して成形、充填および密封を行い得るよう
になった近代的かつ合理的な包装機械によって製造され
る。例えば Tetra Brik (R)型の包装容器は帯状材料か
ら製造され、この時先ず帯状材料はその縦縁を縦重なり
継手または継ぎ目となるように相互に結合することによ
ってチューブに変形される。次にこのチューブは所要の
内容物を充填した後、該チューブの内容物のレベルの下
方の、相互に隔置された横チューブ区画に沿って、横密
封を繰り返すことによって閉鎖包装ユニットに分割され
る。続いて追加的な折り畳み成形および密封作業を行う
ことによって所要の幾何学的最終形（この特別の場合は
平行六面体）を有する特別のクッション状包装が得ら
れ、この作業が行われる時に包装容器の隅には二重壁の
三角形垂片が生じる。これら垂片の内、上方隅の両方の
垂片は下方に折り畳まれ、かつ隣接する垂直壁に対して
密封され、一方下方隅の両垂片は包装容器の平らな底壁
に対して折り畳まれかつ密封される。
て包装容器は、一般に帯状材料または事前加工された生
地材料を使用して成形、充填および密封を行い得るよう
になった近代的かつ合理的な包装機械によって製造され
る。例えば Tetra Brik (R)型の包装容器は帯状材料か
ら製造され、この時先ず帯状材料はその縦縁を縦重なり
継手または継ぎ目となるように相互に結合することによ
ってチューブに変形される。次にこのチューブは所要の
内容物を充填した後、該チューブの内容物のレベルの下
方の、相互に隔置された横チューブ区画に沿って、横密
封を繰り返すことによって閉鎖包装ユニットに分割され
る。続いて追加的な折り畳み成形および密封作業を行う
ことによって所要の幾何学的最終形（この特別の場合は
平行六面体）を有する特別のクッション状包装が得ら
れ、この作業が行われる時に包装容器の隅には二重壁の
三角形垂片が生じる。これら垂片の内、上方隅の両方の
垂片は下方に折り畳まれ、かつ隣接する垂直壁に対して
密封され、一方下方隅の両垂片は包装容器の平らな底壁
に対して折り畳まれかつ密封される。
【０００４】したがって前述の在来技術による平行六面
体包装容器は、チューブの横密封に起因する二つの密封
ひれを有し、このひれの中で包装材料の向いあった材料
層が、表面溶融によって相互に内向きに結合された密封
継ぎ目を形成する。この例においては、これら二つの密
封継ぎ目の一つは包装容器の平らな上壁に位置し、この
壁を横切り、包装容器の側壁の方に折り下げられかつ密
封された二つの上方隅垂片の先端から先端に延び、一方
他の密封ひれは対応して包装容器の底壁に位置し、この
壁を横切り、包装容器の底壁の方に折り畳まれた二つの
下方隅垂片の先端から先端に延びるようになる。さらに
包装容器は前記のように形成されたチューブの縦重なり
継ぎ目の一部分を形成する縦密封継ぎ目を有し、かつこ
れはそれぞれ包装容器の上方および下方端壁の両隅垂片
の間の一点において横密封ひれと交差する。
体包装容器は、チューブの横密封に起因する二つの密封
ひれを有し、このひれの中で包装材料の向いあった材料
層が、表面溶融によって相互に内向きに結合された密封
継ぎ目を形成する。この例においては、これら二つの密
封継ぎ目の一つは包装容器の平らな上壁に位置し、この
壁を横切り、包装容器の側壁の方に折り下げられかつ密
封された二つの上方隅垂片の先端から先端に延び、一方
他の密封ひれは対応して包装容器の底壁に位置し、この
壁を横切り、包装容器の底壁の方に折り畳まれた二つの
下方隅垂片の先端から先端に延びるようになる。さらに
包装容器は前記のように形成されたチューブの縦重なり
継ぎ目の一部分を形成する縦密封継ぎ目を有し、かつこ
れはそれぞれ包装容器の上方および下方端壁の両隅垂片
の間の一点において横密封ひれと交差する。
【０００５】前述の如き型の使い捨て包装容器に対して
要求されることは、包装された製品ができるだけ具合よ
く保護されるばかりでなく、運搬および使用時において
も容易に取り扱い得るようになっていることである。使
用時における包装容器の取り扱いを容易にするために、
多くの場合ある型の開封装置が設けられ、これによって
包装内容物に近接し易くすると共に、包装容器からのそ
の排出を単一の流れとして容易に案内し得るようになっ
ていることが必要とされる。
要求されることは、包装された製品ができるだけ具合よ
く保護されるばかりでなく、運搬および使用時において
も容易に取り扱い得るようになっていることである。使
用時における包装容器の取り扱いを容易にするために、
多くの場合ある型の開封装置が設けられ、これによって
包装内容物に近接し易くすると共に、包装容器からのそ
の排出を単一の流れとして容易に案内し得るようになっ
ていることが必要とされる。
【０００６】前述の Ｔetra Brik (R) 型の包装容器に
おいては、一般にその二つの上方三角形隅垂片の一つが
注ぎ口として使用され、包装容器自体は常態では前記隅
垂片を釈放して、包装容器の側壁の方に折り下げられた
位置から持上げ、かつ該垂片上を延びる密封ひれを引き
裂き、または切断して、包装容器の内部と連通する管路
が形成されるようにする。
おいては、一般にその二つの上方三角形隅垂片の一つが
注ぎ口として使用され、包装容器自体は常態では前記隅
垂片を釈放して、包装容器の側壁の方に折り下げられた
位置から持上げ、かつ該垂片上を延びる密封ひれを引き
裂き、または切断して、包装容器の内部と連通する管路
が形成されるようにする。
【０００７】前もって設けられた引き裂き表示または孔
に沿って前述の三角形垂片を引き離す時にはある程度の
困難があり、かつ密封ひれの切断はある型の道具の使用
を前提とするから、このような包装容器を開封する問題
の解決には、在来においては例えばスウエーデン特許明
細書４０２，８９９に記載されているように、引き裂き
糸または引き裂き帯片の使用が提案されている。このよ
うな例においては引き裂き糸または引き裂き帯片は密封
ひれ内において、包装容器の外部から近接し得るよう
に、注ぎ口となる三角形隅垂片の先端から、外方密封ひ
れと包装容器の縦重なり継ぎ目との交差点に延びるよう
に密封ひれの中に埋設されている。包装容器を開封せん
とする時には、引き裂き糸または引き裂き帯片の、外部
から近接し得る部分を上部後方に引っ張り、それによっ
て前記交差点と三角形隅垂片との間の密封ひれ内の密封
継ぎ目が切断され、対応する注ぎ口が形成されるように
する。
に沿って前述の三角形垂片を引き離す時にはある程度の
困難があり、かつ密封ひれの切断はある型の道具の使用
を前提とするから、このような包装容器を開封する問題
の解決には、在来においては例えばスウエーデン特許明
細書４０２，８９９に記載されているように、引き裂き
糸または引き裂き帯片の使用が提案されている。このよ
うな例においては引き裂き糸または引き裂き帯片は密封
ひれ内において、包装容器の外部から近接し得るよう
に、注ぎ口となる三角形隅垂片の先端から、外方密封ひ
れと包装容器の縦重なり継ぎ目との交差点に延びるよう
に密封ひれの中に埋設されている。包装容器を開封せん
とする時には、引き裂き糸または引き裂き帯片の、外部
から近接し得る部分を上部後方に引っ張り、それによっ
て前記交差点と三角形隅垂片との間の密封ひれ内の密封
継ぎ目が切断され、対応する注ぎ口が形成されるように
する。
【０００８】しかしながらこの在来技術による糸または
帯片を使用する包装開封方法は、必ずしも満足し得るも
のではないことが分かった。その主なる理由は糸または
帯片が密封継ぎ目を直接切断することは稀で、材料層の
片側で紙材料とプラスチック被覆との間を切断し、した
がって包装材料の紙または厚紙層が露出せしめ、包装内
容物が露出した吸収性の繊維面と接触してこれを水浸し
にすると共に、その剛性を失わせるようになるからであ
る。
帯片を使用する包装開封方法は、必ずしも満足し得るも
のではないことが分かった。その主なる理由は糸または
帯片が密封継ぎ目を直接切断することは稀で、材料層の
片側で紙材料とプラスチック被覆との間を切断し、した
がって包装材料の紙または厚紙層が露出せしめ、包装内
容物が露出した吸収性の繊維面と接触してこれを水浸し
にすると共に、その剛性を失わせるようになるからであ
る。
【０００９】今考えている型の包装容器の開封に伴なう
問題を解決するための他の在来技術としては、例えばヨ
ーロッパ特願００８３４４１がある。この場合は開封装
置は積層材料の帯片よりなり、該帯片は密封ひれの中に
埋設され、かつ部分的には抗張力および引き裂き抵抗の
大なる材料、例えば配向ポリエステル、ナイロン、金属
箔等の内方層と、部分的には前記内方層の両側に配設さ
れた熱密封性のプラスチック材料、なるべくはポリテン
とよりなっている。このような場合は、開封帯片は前述
の引き裂き糸または引き裂き帯片と同様に、注ぎ口とし
て働く隅垂片の先端から、包装容器の密封ひれおよび縦
重なり継ぎ目の交差点を過ぎる点まで延び、帯片に適合
する密封ひれの部分において包装容器の相対する熱可塑
性被覆に堅く密封される。密封と言う点からは、開封帯
片の内方層の材料はその外方の熱可塑性被覆とは両立し
難く、または全く両立しないから、該開封帯片の内方層
は或る型の接着力改良前処理を受け、いわゆる下塗りが
施され、かつ（または）適当な密封温度が選択され、開
封帯片の内方層と、その熱可塑性外方被覆との間に所要
の密封強さ、すなわち結合が生じるようにされる。この
例において必要とされるのは、開封帯片の内方層と、そ
の熱可塑性外方被覆との間の密封強さが、開封帯片の熱
可塑性外方被覆と、包装材料自体との間の密封強さより
弱いと言うことと、同時に包装容器がその常態の運搬お
よび取り扱い時に外力を受けた場合、開封帯片に不測の
層剥離を発生せしめないような大きな密封強さを有して
いることである。
問題を解決するための他の在来技術としては、例えばヨ
ーロッパ特願００８３４４１がある。この場合は開封装
置は積層材料の帯片よりなり、該帯片は密封ひれの中に
埋設され、かつ部分的には抗張力および引き裂き抵抗の
大なる材料、例えば配向ポリエステル、ナイロン、金属
箔等の内方層と、部分的には前記内方層の両側に配設さ
れた熱密封性のプラスチック材料、なるべくはポリテン
とよりなっている。このような場合は、開封帯片は前述
の引き裂き糸または引き裂き帯片と同様に、注ぎ口とし
て働く隅垂片の先端から、包装容器の密封ひれおよび縦
重なり継ぎ目の交差点を過ぎる点まで延び、帯片に適合
する密封ひれの部分において包装容器の相対する熱可塑
性被覆に堅く密封される。密封と言う点からは、開封帯
片の内方層の材料はその外方の熱可塑性被覆とは両立し
難く、または全く両立しないから、該開封帯片の内方層
は或る型の接着力改良前処理を受け、いわゆる下塗りが
施され、かつ（または）適当な密封温度が選択され、開
封帯片の内方層と、その熱可塑性外方被覆との間に所要
の密封強さ、すなわち結合が生じるようにされる。この
例において必要とされるのは、開封帯片の内方層と、そ
の熱可塑性外方被覆との間の密封強さが、開封帯片の熱
可塑性外方被覆と、包装材料自体との間の密封強さより
弱いと言うことと、同時に包装容器がその常態の運搬お
よび取り扱い時に外力を受けた場合、開封帯片に不測の
層剥離を発生せしめないような大きな密封強さを有して
いることである。
【００１０】前記の型の積層開封帯片を有する包装容器
の開封は、該開封帯片が密封ひれを引き裂く時に、内方
層と熱可塑性外方被覆との間の界面層を剥離し、引き裂
かれた内面層を露呈すると同時に、両方の熱可塑性外方
被覆が、この時形成された注ぎ口の区域において、包装
材料に接着されたままに残されると言う考えに基づくも
のである。この在来技術による開封帯片に関連する問題
は、実際的に開封帯片の内方層と、その熱可塑性プラス
チック外方被覆との間の接着強さを最適化することが困
難であり、かつ接着強さが小さ過ぎて開封帯片の不測の
層剥離が生じるのを防止するために、開封帯片の内方層
の接着前処理または下塗りおよび（または）接着強さを
加減するための温度選択がしばしば必要となり、内方層
と熱可塑性外方被覆との間に必然的に過大な結合力を発
生させるようになることである。これに伴って開封帯片
は大きな引張力を加えなければその引き裂きが困難とな
り、かつ（または）開封帯片の引き裂きが包装材料自体
の熱可塑性内方被覆の引き裂きを発生させることが珍し
くなく、これによって注ぎ口の区域における包装材料の
繊維層が露出されるようになる。
の開封は、該開封帯片が密封ひれを引き裂く時に、内方
層と熱可塑性外方被覆との間の界面層を剥離し、引き裂
かれた内面層を露呈すると同時に、両方の熱可塑性外方
被覆が、この時形成された注ぎ口の区域において、包装
材料に接着されたままに残されると言う考えに基づくも
のである。この在来技術による開封帯片に関連する問題
は、実際的に開封帯片の内方層と、その熱可塑性プラス
チック外方被覆との間の接着強さを最適化することが困
難であり、かつ接着強さが小さ過ぎて開封帯片の不測の
層剥離が生じるのを防止するために、開封帯片の内方層
の接着前処理または下塗りおよび（または）接着強さを
加減するための温度選択がしばしば必要となり、内方層
と熱可塑性外方被覆との間に必然的に過大な結合力を発
生させるようになることである。これに伴って開封帯片
は大きな引張力を加えなければその引き裂きが困難とな
り、かつ（または）開封帯片の引き裂きが包装材料自体
の熱可塑性内方被覆の引き裂きを発生させることが珍し
くなく、これによって注ぎ口の区域における包装材料の
繊維層が露出されるようになる。
【００１１】スウエーデン特許明細書４５９，９１６に
は積層開封帯片を使用した、他の従来技術による開封原
理が記載されており、この開封帯片は前述のものと同様
に、抗張力および引き裂き抵抗の優れた材料、なるべく
はポリエステルよりなる内方層と、密封可能プラスチッ
ク材料、なるべくはポリテンよりなる外方被覆とを有し
ている。このような場合は、開封帯片内に含まれるすべ
ての材料層の接着強さは、開封帯片内の層の間に層剥離
を発生させることなく、その引き裂きを可能にするため
に故意に高くされている。その代わりに過大な物理的力
の使用を必要とすることなく、開封帯片の引き裂きが確
実に行われるようにするために、該帯片に対応する密封
ひれの部分の、包装材料の繊維層と、その熱可塑性内方
被覆の間に位置するように、密封−弱め剤、例えば水ガ
ラスを配置し、それによって包装材料層間の密封強さが
弱められ、開封帯片の熱可塑性外方被覆と、包装材料の
熱可塑性内方被覆との間の結合強さが、包装材料の繊維
層と、その熱可塑性内方被覆との間の結合強さより大と
なるようにされている。したがって開封帯片を引き裂け
ば、密封ひれの密封−弱め区域内のプラスチック被覆も
引き裂かれ、これに従って開封帯片も引き裂かれ、同時
に少なくとも部分的に水ガラスが含浸された繊維層が注
ぎ口の区域内において露出される。具合よく作動するた
めには、この開封装置は少なくともこのように露出され
る繊維表面の大部分が水分および液体に対抗する水ガラ
スフイルムによって含浸されていることが前提となる
が、実際にはこの要求を満たすことは困難であり、かつ
開封帯片を引き裂いた後は繊維表面が保護されないよう
になるのが普通である。
は積層開封帯片を使用した、他の従来技術による開封原
理が記載されており、この開封帯片は前述のものと同様
に、抗張力および引き裂き抵抗の優れた材料、なるべく
はポリエステルよりなる内方層と、密封可能プラスチッ
ク材料、なるべくはポリテンよりなる外方被覆とを有し
ている。このような場合は、開封帯片内に含まれるすべ
ての材料層の接着強さは、開封帯片内の層の間に層剥離
を発生させることなく、その引き裂きを可能にするため
に故意に高くされている。その代わりに過大な物理的力
の使用を必要とすることなく、開封帯片の引き裂きが確
実に行われるようにするために、該帯片に対応する密封
ひれの部分の、包装材料の繊維層と、その熱可塑性内方
被覆の間に位置するように、密封−弱め剤、例えば水ガ
ラスを配置し、それによって包装材料層間の密封強さが
弱められ、開封帯片の熱可塑性外方被覆と、包装材料の
熱可塑性内方被覆との間の結合強さが、包装材料の繊維
層と、その熱可塑性内方被覆との間の結合強さより大と
なるようにされている。したがって開封帯片を引き裂け
ば、密封ひれの密封−弱め区域内のプラスチック被覆も
引き裂かれ、これに従って開封帯片も引き裂かれ、同時
に少なくとも部分的に水ガラスが含浸された繊維層が注
ぎ口の区域内において露出される。具合よく作動するた
めには、この開封装置は少なくともこのように露出され
る繊維表面の大部分が水分および液体に対抗する水ガラ
スフイルムによって含浸されていることが前提となる
が、実際にはこの要求を満たすことは困難であり、かつ
開封帯片を引き裂いた後は繊維表面が保護されないよう
になるのが普通である。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前述の
如き欠点が効果的に排除された新規な型の開封装置を供
することである。
如き欠点が効果的に排除された新規な型の開封装置を供
することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記目的は本発明によれ
ば、前述の如き開封装置は開封帯片がその内方層と、対
応する外方層との間に中間層を有し、該中間層の材料
が、開封帯片内に含まれるすべての材料層の間、および
開封帯片の外方層と包装材料のプラスチック被覆との間
の接着結合強さを、中間層の内方接着結合強さより大と
するような性質を有しており、また、開封帯片の中間層
がポリテンおよびポリブテンの物理的混合物よりなるこ
とを特徴としている。
ば、前述の如き開封装置は開封帯片がその内方層と、対
応する外方層との間に中間層を有し、該中間層の材料
が、開封帯片内に含まれるすべての材料層の間、および
開封帯片の外方層と包装材料のプラスチック被覆との間
の接着結合強さを、中間層の内方接着結合強さより大と
するような性質を有しており、また、開封帯片の中間層
がポリテンおよびポリブテンの物理的混合物よりなるこ
とを特徴としている。
【００１４】したがって本発明による開封装置は、開封
帯片内に含まれる一つの材料層内において完全な層剥離
を発生させるという原理に基づくもので、これに反し前
述の在来技術による開封装置においては、第１の場合は
開封帯片はその中に含まれる二つの材料層の間に層剥離
が生じ、後者の場合は包装材料内に含まれる二つの材料
層、すなわち繊維層と、熱可塑性被覆との間に層剥離が
生じ、開封帯片自体には層剥離が発生せずにそのまま引
き裂かれるようになっている。
帯片内に含まれる一つの材料層内において完全な層剥離
を発生させるという原理に基づくもので、これに反し前
述の在来技術による開封装置においては、第１の場合は
開封帯片はその中に含まれる二つの材料層の間に層剥離
が生じ、後者の場合は包装材料内に含まれる二つの材料
層、すなわち繊維層と、熱可塑性被覆との間に層剥離が
生じ、開封帯片自体には層剥離が発生せずにそのまま引
き裂かれるようになっている。
【００１５】開封帯片の材料層の一つの中に内部的な、
または接着的な層剥離が生じるということは、特に本発
明による開封帯片が開封区域内における包装材料自体の
破損を発生させることなく除去され、包装材料の繊維層
がその耐久性のある、無傷の熱可塑性被覆によって具合
よく保護され、かつ開封帯片の内部的な、または接着的
な層剥離の生じた材料層の部分によって、ある程度過剰
に保護されるとしても、開封帯片が引き裂かれた後にお
いても、包装材料の熱可塑性被覆に接着したままに留ま
り、同時に開封帯片の剥離可能中間層の内部的な、また
は接着的な結合強さを容易に調節し、過大な引張力を加
えることなしに、開封帯片を容易に引き裂き得るという
利点をもたらす。
または接着的な層剥離が生じるということは、特に本発
明による開封帯片が開封区域内における包装材料自体の
破損を発生させることなく除去され、包装材料の繊維層
がその耐久性のある、無傷の熱可塑性被覆によって具合
よく保護され、かつ開封帯片の内部的な、または接着的
な層剥離の生じた材料層の部分によって、ある程度過剰
に保護されるとしても、開封帯片が引き裂かれた後にお
いても、包装材料の熱可塑性被覆に接着したままに留ま
り、同時に開封帯片の剥離可能中間層の内部的な、また
は接着的な結合強さを容易に調節し、過大な引張力を加
えることなしに、開封帯片を容易に引き裂き得るという
利点をもたらす。
【００１６】本発明によれば、開封帯片の接着的な層剥
離の可能な中間層はポリテンおよびポリブテンの物理的
混合物、すなわち前記成分の両方が、これらの間に化学
的相互作用を起こさせたり構造的に結合させる他の要素
を加えたりすることなく、相互に物理的に混合される混
合物よりなっている。中間層内に含まれる各成分の割合
は材料の所要の接着強さによって決定され、かつ本発明
の場合は偶発的な開封と、作為的な開封との間に必要と
される前述の最適化を満足させるように選択される。中
間層内のポリブテンの割合は１０重量％と５０重量％と
の間の値とするのが好ましい。これはポリブテンの含有
量が１０重量％以下の中間層は、層剥離に要する引張力
が非常に大であり、これに反し含有量が５０重量％を超
える中間層においては層剥離が生じ易く、包装容器の偶
発的開封の生じる恐れがあるからである。本発明によれ
ば、特に好適化された中間層は、そのポリブテン含有量
がほぼ２５重量％のものである。
離の可能な中間層はポリテンおよびポリブテンの物理的
混合物、すなわち前記成分の両方が、これらの間に化学
的相互作用を起こさせたり構造的に結合させる他の要素
を加えたりすることなく、相互に物理的に混合される混
合物よりなっている。中間層内に含まれる各成分の割合
は材料の所要の接着強さによって決定され、かつ本発明
の場合は偶発的な開封と、作為的な開封との間に必要と
される前述の最適化を満足させるように選択される。中
間層内のポリブテンの割合は１０重量％と５０重量％と
の間の値とするのが好ましい。これはポリブテンの含有
量が１０重量％以下の中間層は、層剥離に要する引張力
が非常に大であり、これに反し含有量が５０重量％を超
える中間層においては層剥離が生じ易く、包装容器の偶
発的開封の生じる恐れがあるからである。本発明によれ
ば、特に好適化された中間層は、そのポリブテン含有量
がほぼ２５重量％のものである。
【００１７】
【実施例】図１および図２に示された包装容器１は前述
の Tetra Bruk (R)型のものである。包装容器１は重な
り型の縦密封継ぎ目２および密封ひれ３を有し、該密封
ひれは包装容器１の上方端壁４に沿って延びている。図
示の如く包装容器は三角形の、二重壁垂片５を有し、該
垂片は注ぎ口または飲み口として働き、図１においては
該三角形垂片は破られ、かつ包装容器の側壁６、すなわ
ちこの垂片５を下向きに折り畳んだ時に包装容器を密封
する側壁から部分的に持上げられている。
の Tetra Bruk (R)型のものである。包装容器１は重な
り型の縦密封継ぎ目２および密封ひれ３を有し、該密封
ひれは包装容器１の上方端壁４に沿って延びている。図
示の如く包装容器は三角形の、二重壁垂片５を有し、該
垂片は注ぎ口または飲み口として働き、図１においては
該三角形垂片は破られ、かつ包装容器の側壁６、すなわ
ちこの垂片５を下向きに折り畳んだ時に包装容器を密封
する側壁から部分的に持上げられている。
【００１８】縦継ぎ目と横密封ひれ３との交差点７にお
いて、重なり材料の縁は区域８に沿って斜めに切断さ
れ、かつ交差点７において、ひれ３内に埋設された開封
帯片１０の一部分９が突出している。この突出帯片部分
９は引っ張りリングまたは引っ張り孔として、またはこ
れを備えた部材として適当に設計され、これによって帯
片を引っ張り易くしている。
いて、重なり材料の縁は区域８に沿って斜めに切断さ
れ、かつ交差点７において、ひれ３内に埋設された開封
帯片１０の一部分９が突出している。この突出帯片部分
９は引っ張りリングまたは引っ張り孔として、またはこ
れを備えた部材として適当に設計され、これによって帯
片を引っ張り易くしている。
【００１９】それぞれ線Ｉ−ＩおよびII−IIに沿って取
られた包装容器１の拡大断面図である図３および図４に
部分的に示される如く、包装容器１は紙または厚紙の本
体または担持層１１と、熱可塑性材料、なるべくはポリ
テンの薄い外方被覆１２，１３とよりなる包装積層によ
って形成される。密封ひれ３の相互に向い合った材料層
の間には帯片１０が位置し、この帯片は二重壁を有する
三角形の隅垂片５の先端５ａから、縦継ぎ目２と密封ひ
れ３との交差点７に延びる区域に沿って、密封ひれの中
に埋設された帯片１０は、なるべくはそのリングまたは
ループの形をなした突出部分９によって、これに近接し
得るようになっている。
られた包装容器１の拡大断面図である図３および図４に
部分的に示される如く、包装容器１は紙または厚紙の本
体または担持層１１と、熱可塑性材料、なるべくはポリ
テンの薄い外方被覆１２，１３とよりなる包装積層によ
って形成される。密封ひれ３の相互に向い合った材料層
の間には帯片１０が位置し、この帯片は二重壁を有する
三角形の隅垂片５の先端５ａから、縦継ぎ目２と密封ひ
れ３との交差点７に延びる区域に沿って、密封ひれの中
に埋設された帯片１０は、なるべくはそのリングまたは
ループの形をなした突出部分９によって、これに近接し
得るようになっている。
【００２０】図示の例においては、積層材料よりなる帯
片１０は抗張力の大なるプラスチック材料、なるべくは
ポリエステルの内方層１４と、密封可能材料、なるべく
はポリテンの外方層１５とを有している。さらに帯片１
０はそのプラスチック外方被覆１５と、材料層のプラス
チック内方被覆１２との間の表面融解によって密封ひれ
３の囲繞材料層に密封的に接着されている。
片１０は抗張力の大なるプラスチック材料、なるべくは
ポリエステルの内方層１４と、密封可能材料、なるべく
はポリテンの外方層１５とを有している。さらに帯片１
０はそのプラスチック外方被覆１５と、材料層のプラス
チック内方被覆１２との間の表面融解によって密封ひれ
３の囲繞材料層に密封的に接着されている。
【００２１】包装容器を明ける場合に帯片１０を引き離
し易くするために該帯片１０は、内方層１４と、対応す
る各熱可塑性外方被覆１５との間に中間層１６を有し、
この中間層の材料は、開封帯片内に含まれるすべての材
料層の間と、開封帯片の外方層および包装材料のプラス
チック被覆１２の間の接着結合強さが、中間層１６内の
内部接着結合強さより相当大となるような性質を有して
いる。図示の実施例においては、ポリテンおよびポリブ
テンの物理的混合物よりなる中間層１６は、１０重量％
から５０重量％の間、なるべくは約２５重量％のポリブ
テンを含んでいる。なおこの中間層１６は混合物内に含
まれる二つの成分の間に、構造的または化学的結合が生
じないような状態で押し出し成形される。中間層１６内
に前述の如き混合比でポリブテンを混合することによ
り、開封帯片内に含まれるすべての材料を結合すると共
に、この開封帯片を、帯片に適合する密封ひれの部分内
の包装材料の熱可塑性内方被覆１２に堅く密封し、その
結合強さを中間層１６の内方接着結合強さより相当大と
なすことができる。
し易くするために該帯片１０は、内方層１４と、対応す
る各熱可塑性外方被覆１５との間に中間層１６を有し、
この中間層の材料は、開封帯片内に含まれるすべての材
料層の間と、開封帯片の外方層および包装材料のプラス
チック被覆１２の間の接着結合強さが、中間層１６内の
内部接着結合強さより相当大となるような性質を有して
いる。図示の実施例においては、ポリテンおよびポリブ
テンの物理的混合物よりなる中間層１６は、１０重量％
から５０重量％の間、なるべくは約２５重量％のポリブ
テンを含んでいる。なおこの中間層１６は混合物内に含
まれる二つの成分の間に、構造的または化学的結合が生
じないような状態で押し出し成形される。中間層１６内
に前述の如き混合比でポリブテンを混合することによ
り、開封帯片内に含まれるすべての材料を結合すると共
に、この開封帯片を、帯片に適合する密封ひれの部分内
の包装材料の熱可塑性内方被覆１２に堅く密封し、その
結合強さを中間層１６の内方接着結合強さより相当大と
なすことができる。
【００２２】包装容器１を開けんとする場合には、図１
および図２に示された順序で操作する。先ず側壁６に対
して密封された二重壁三角形隅垂片５を持上げ、該垂片
が図１に示される如く実質的に包装容器の上方端壁４と
同じ高さにくるようにする。次に自由に突出した端部９
を、包装容器の縦密封継ぎ目２と横密封ひれ３との交差
点７において把持し、該端部により中間層１６の前記内
方接着結合強さにより大きな引張力により、開封帯片１
０を上部後方に向って、図２の右方に引き、該開封帯片
が各中間層内１６の層を剥離し、注ぎ口１７が露呈され
るようにする。図４によって明らかな如く、引き離され
た開封帯片は内方層１４と、その両側の剥離された中間
層１６の随伴部分１６’とを含むようになり、一方この
層の残りの部分は開封帯片の熱可塑性外方被覆１５と共
に、注ぎ口１７の区域内に残った包装材料に接着したま
まで残る。
および図２に示された順序で操作する。先ず側壁６に対
して密封された二重壁三角形隅垂片５を持上げ、該垂片
が図１に示される如く実質的に包装容器の上方端壁４と
同じ高さにくるようにする。次に自由に突出した端部９
を、包装容器の縦密封継ぎ目２と横密封ひれ３との交差
点７において把持し、該端部により中間層１６の前記内
方接着結合強さにより大きな引張力により、開封帯片１
０を上部後方に向って、図２の右方に引き、該開封帯片
が各中間層内１６の層を剥離し、注ぎ口１７が露呈され
るようにする。図４によって明らかな如く、引き離され
た開封帯片は内方層１４と、その両側の剥離された中間
層１６の随伴部分１６’とを含むようになり、一方この
層の残りの部分は開封帯片の熱可塑性外方被覆１５と共
に、注ぎ口１７の区域内に残った包装材料に接着したま
まで残る。
【００２３】実験により、本発明による包装容器１は開
封帯片１０が埋設されているために、過大な力を加える
ことなく、かつこの開封帯片１０に接着層剥離または混
乱を発生せしめる危険を伴わずに容易に開封し得ること
が明らかとなった。なおこの開封方法は、包装材料の吸
収性紙または厚紙繊維の何れの部分をも開封区域に曝す
恐れなく実施することができる。
封帯片１０が埋設されているために、過大な力を加える
ことなく、かつこの開封帯片１０に接着層剥離または混
乱を発生せしめる危険を伴わずに容易に開封し得ること
が明らかとなった。なおこの開封方法は、包装材料の吸
収性紙または厚紙繊維の何れの部分をも開封区域に曝す
恐れなく実施することができる。
【００２４】本発明は以上に図示説明した実施例によっ
て制限されるものではなく、請求の範囲内において種々
の変形を行うことができる。
て制限されるものではなく、請求の範囲内において種々
の変形を行うことができる。
【図１】本発明による開封装置を有する未開封包装容器
の上方部分を示す図。
の上方部分を示す図。
【図２】開封行程にある包装容器を示す図。
【図３】図１の包装容器の、線Ｉ−Ｉに沿って取られた
断面図。
断面図。
【図４】図２の包装容器の、線II−IIに沿って取られた
断面図。
断面図。
１ 包装容器 ２ 密封継ぎ目 ３ 密封ひれ ５ 垂片 ７ 交差点 １０ 開封帯片 １１ 担持層 １２，１３ 外方被覆 １４ 内方層 １５ 外方層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 5/74
Claims (6)
- 【請求項１】 プラスチック被覆包装材料によって形成
された包装容器（１）の開封装置にして、容器壁（４）
上を横方向に延びる密封ひれ（３）を有し、該密封ひれ
内において向いあった包装材料層のプラスチック被覆
（１２）が相互に密封継ぎ目として結合され、前記包装
材料層が密封ひれの少なくとも一部分に沿って、該密封
ひれ内に埋設された開封帯片（１０）に適合し、この開
封帯片が、包装材料のプラスチック被覆（１２）に密封
的に接着された材料の外方層（１５）と、外方層（１
５）の間に挟まれた内方層（１４）とを有している開封
装置において、前記開封帯片（１０）がその内方層（１
４）と、対応する各外方層（１５）との間に中間層（１
６）を有し、該中間層の材料が、開封帯片内に含まれる
すべての材料層の間、および開封帯片の外方層（１５）
と包装材料のプラスチック被覆（１２）との間の接着結
合強さを中間層（１６）の内方接着結合強さより大とす
るような性質を有しており、また、開封帯片（１０）の
中間層（１６）がポリテンおよびポリブテンの物理的混
合物よりなることを特徴とする開封装置。 - 【請求項２】 開封帯片（１０）の中間層（１６）が１
０重量％と５０重量％との間のポリブテンを含んでいる
請求項１記載の開封装置。 - 【請求項３】 包装材料のプラスチック被覆（１２）お
よび開封帯片の外方層（１５）がポリテンよりなり、か
つ開封帯片（１０）が、包装材料のプラスチック被覆
（１２）と、帯片に適合する密封ひれ（３）の部分の区
域内の開封帯片の外方層との間の表面溶融によって前記
包装材料層に連結される請求項１または２記載の開封装
置。 - 【請求項４】 開封帯片の内方層（１４）が抗張力およ
び引き裂き抵抗の大なる材料よりなる請求項１から３ま
での何れか一つに記載されている開封装置。 - 【請求項５】 開封帯片の内方層（１４）がポリエステ
ル、ポリプロピレンまたは配向ポリプロピレンよりなる
請求項４記載の開封装置。 - 【請求項６】 開封帯片の内方層（１４）が、該内方層
とこれに対応する各中間層（１６）とを良く接着させる
ために下塗りされている請求項５記載の開封装置。
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|---|---|---|---|
| SE9002640A SE466800B (sv) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | Med oeppning av remstyp foersedd foerpackningsbehaallare |
| SE9002640-2 | 1990-08-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06211239A JPH06211239A (ja) | 1994-08-02 |
| JP3012369B2 true JP3012369B2 (ja) | 2000-02-21 |
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ID=20380147
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP3012369B2 (ja) |
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| CA (1) | CA2048961C (ja) |
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| DE (1) | DE69110791T2 (ja) |
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| SE (1) | SE466800B (ja) |
| SK (1) | SK278718B6 (ja) |
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| US7866473B2 (en) | 2004-07-29 | 2011-01-11 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Flexible package having an easy opening feature |
| CN107831066B (zh) * | 2017-10-27 | 2021-01-12 | 燕京啤酒(桂林漓泉)股份有限公司 | 一种判定瓦楞纸箱热熔胶封箱牢固度是否符合要求的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4872562A (en) * | 1987-04-10 | 1989-10-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Gable-top container |
| SE459916B (sv) * | 1987-12-23 | 1989-08-21 | Roby Teknik Ab | Oeppningsanordning vid foerpackningsbehaallare |
| SE469022B (sv) * | 1988-07-18 | 1993-05-03 | Akerlund & Rausing Ab | Rivremsa, samt foerfarande foer dess tillverkning |
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- 1990-08-14 SE SE9002640A patent/SE466800B/sv not_active IP Right Cessation
-
1991
- 1991-08-06 DK DK91113209.0T patent/DK0471274T3/da active
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