JPH05141510A - 自動変速機のシフトレバーロツク装置 - Google Patents

自動変速機のシフトレバーロツク装置

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Publication number
JPH05141510A
JPH05141510A JP6743091A JP6743091A JPH05141510A JP H05141510 A JPH05141510 A JP H05141510A JP 6743091 A JP6743091 A JP 6743091A JP 6743091 A JP6743091 A JP 6743091A JP H05141510 A JPH05141510 A JP H05141510A
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JP
Japan
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shift
shift lever
vehicle
lock
automatic transmission
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Pending
Application number
JP6743091A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kobayashi
進 小林
Takayuki Ishihara
隆行 石原
Toshie Murahashi
利得 村橋
Yoshinobu Iwase
善信 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフト操作を煩雑化することなく、ブレーキ
操作と連動してシフト位置をニュートラル位置でロック
させて、不用意な発進を未然に防止する。 【構成】 デイテントプレート6のガイド孔7に形成さ
れ、シフトレバー1のグルーブドピン8をニュートラル
位置10で嵌入・保持する規制凹部7aと、前記規制凹
部7aを平滑化する許容位置と、前記規制凹部7aを閉
鎖する阻止位置との2位置間を切換可能なロックカム1
5を具備し、ロックカム15が許容位置のとき、規制凹
部7aが平滑化されて、シフトレバー1の解除ボタンを
操作することなくニュートラル位置10からシフト操作
が可能となり、また、ロックカム15が阻止位置のとき
は規制凹部7aが閉鎖され、ニュートラル位置10から
シフト操作不能となって車両の発進が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機のシフトレバ
ーロック装置に関するもので、特に、エンジン始動直後
の不用意な発進を防止するためのシフトレバーロック装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、自動変速機を備えた乗用車の誤操作
による不用意な発進が問題になっており、その原因が運
転者のブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み間違い
であることから、種々の対策を講じた安全装置が提案さ
れている。その1例としては、自動変速機のシフト位置
をブレーキペダルと連動させたシフトレバーロック装置
があり、この装置では、ブレーキペダルを踏み込まなけ
ればパーキング位置から他のシフト位置へのシフト操作
ができないようになっている。したがって、車両に乗り
込んだ運転者はブレーキペダルを踏むために姿勢を正し
た後に、シフト操作して発進するため、誤ってブレーキ
ペダルの代わりにアクセルペダルを踏み込むのが未然に
防止される。
【0003】なお、この種の自動変速機のシフトレバー
ロック装置としては、実開平1−111318号公報に
掲載のものがある。
【0004】一方、トラックやバス等の大型車両では、
パーキング位置を備えない自動変速機が用いられてお
り、この種の自動変速機に対しては、パーキング位置の
代わりにニュートラル位置から他のシフト位置への切換
を規制するシフトレバーロック装置が考えられる。
【0005】図7は従来の小型車両に用いられるパーキ
ング位置でのシフトレバーロック装置をパーキング位置
を備えない大型車両に適用した自動変速機のシフトレバ
ーロック装置を示す構成図である。
【0006】図に示すように、この自動変速機は、リバ
ース位置9、ニュートラル位置10、ドライブ位置1
1、サード位置12、セカンド位置13、ロー位置14
の順で配列され、パーキング位置が設けられていない。
デイテントプレート6のガイド孔7内は、ドライブ位置
11やサード位置12に比較してニュートラル位置10
が1段深く形成され、その個所を規制凹部7aとしてい
る。そして、ニュートラル位置10ではシフトレバー1
のグルーブドピン8が規制凹部7a内に嵌入・保持さ
れ、他のシフト位置にシフト操作する際には、シフトレ
バー1の図示しない解除ボタンを押圧操作してグルーブ
ドピン8を押し下げた上で行なうようになっている。ま
た、デイテントプレート6の近接位置にはシフトロック
ソレノイド51が配置され、そのプランジャ51aは出
没に伴ない前記規制凹部7aを開放または閉鎖するよう
になっている。このプランジャ51aは図示しない制御
回路により制御されて、車両のブレーキ操作等に応じて
動作するようになっている。
【0007】そして、ニュートラル位置10で車両のエ
ンジンが始動され、運転者にてブレーキペダルが踏み込
まれていないときには、制御回路にてシフトロックソレ
ノイド51のプランジャ51aが突出して規制凹部7a
を閉鎖する。その結果、前記グルーブドピン8が規制凹
部7aから離脱不能となり、シフト位置がニュートラル
位置10にロックされて車両の発進が防止される。ま
た、運転者がブレーキペダルを踏み込むと、シフトロッ
クソレノイド51のプランジャ51aが没入して規制凹
部7aを開放し、運転者はシフトレバー1の解除ボタン
を押圧操作することで、ニュートラル位置から他のシフ
ト位置に操作可能となり、車両を発進させることができ
る。
【0008】このように、この種の技術は発進の際にブ
レーキ操作が要求されるため、誤ってブレーキペダルの
代わりにアクセルペダルを踏み込み急発進が未然に防止
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにグルーブドピン8がニュートラル位置10で常に
規制凹部7a内に嵌入・保持されるように構成されてい
るため、通常の運転時においてニュートラル位置10か
らドライブ位置11等にシフト操作するときには、逐次
シフトレバー1の解除ボタンを押圧操作しなければなら
ず、運転者に煩雑感を与えてしまう可能性があった。
【0010】そこで、本発明はシフト操作を煩雑化する
ことなく、ブレーキ操作と連動してシフト位置をニュー
トラル位置でロックさせて、不用意な発進を未然に防止
することができる自動変速機のシフトレバーロック装置
の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
自動変速機のシフトレバーロック装置は、デイテントプ
レートのガイド部に形成され、シフトレバーのグルーブ
ドピンをニュートラル位置で嵌入・保持する規制凹部
と、前記シフトレバーに設けられた解除操作部材と、前
記規制凹部を平滑化する許容位置と、前記規制凹部を閉
鎖する阻止位置との2位置間を切換可能なロック部材
と、前記ロック部材を切換動作させるロック用アクチュ
エータとを設けたものである。
【0012】請求項2の発明にかかる自動変速機のシフ
トレバーロック装置は、停車検出手段にて車両の停止が
検出されるとともに、ペダル操作検出手段にてブレーキ
ペダルの無操作が検出されたときに、ロック用アクチュ
エータにてロック部材を阻止位置に切換える制御手段を
設けたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、ロック部材が許容
位置に切換えられると規制凹部が平滑化され、解除操作
部材を操作することなく、ニュートラル位置から他のシ
フト位置へのシフト操作が可能となり、また、ロック部
材が阻止位置に切換えられると規制凹部が閉鎖され、譬
え解除操作部材を操作しても、ニュートラル位置から他
のシフト位置へのシフト操作が不能となって車両の発進
が防止される。
【0014】請求項2の発明においては、エンジン始動
後で未だ車両が停止し、運転者にてブレーキペダルが踏
み込まれていないときには、制御手段にてロック部材が
阻止位置に切換えられて、ニュートラル位置から他のシ
フト位置へのシフト操作が不能となって車両の発進が防
止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0016】図2は本発明の一実施例である自動変速機
のシフトレバーロック装置を示す正面図である。
【0017】図に示すように、自動変速機のシフトレバ
ー1は車室内Iに立設され、その基端は支持プレート2
に固着されたブラケット3に回動軸3aにて回動可能に
軸支されている。また、シフトレバー1の基端に接続さ
れた連結レバー4は、ロッド5を介して図示しない自動
変速機の本体と接続され、シフトレバー1の傾動角度に
応じて本体側の変速段が切換えられるようになってい
る。前記支持プレート2上にはデイテントプレート6が
配置され、このデイテントプレート6に透設されたガイ
ド部としてのガイド孔7内には、シフトレバー1のグル
ーブドピン8が挿入されている。周知のように、このグ
ルーブドピン8は図示しないばねによって常に上方に付
勢され、デイテントプレート6のガイド孔7内の段差に
応じてグルーブドピン8の移動、つまりシフトレバー1
の傾動が規制または許容されるようになっている。
【0018】図3は本発明の一実施例である自動変速機
のシフトレバーロック装置の許容位置を示す部分詳細
図、図1は本発明の一実施例である自動変速機のシフト
レバーロック装置の阻止位置を示す部分詳細図、図4は
本発明の一実施例である自動変速機のシフトレバーロッ
ク装置を示す図3のX−X線断面図である。
【0019】図に示すように、本実施例の自動変速機
は、通常の大型車両用の自動変速機と同様に、パーキン
グ位置が設けられておらず、リバース位置9、ニュート
ラル位置10、ドライブ位置11、サード位置12、セ
カンド位置13、ロー位置14の順で配列されている。
通常の自動変速機と本実施例の自動変速機との相違点は
ニュートラル位置10にあり、前記デイテントプレート
6のガイド孔7内において、このニュートラル位置10
に対応する個所はドライブ位置11やサード位置12に
比較して1段深く形成され、その個所を規制凹部7aと
している。したがって、ドライブ位置11やサード位置
12からニュートラル位置10への切換は、通常どおり
シフトレバー1の傾動操作だけで行なうことができる
が、逆のニュートラル位置10からドライブ位置11や
サード位置12への切換は、前記グルーブドピン8が前
記規制凹部7a内に嵌入・保持されているため、シフト
レバー1の解除ボタン1aを押圧操作してグルーブドピ
ン8を強制的に下方に移動させる必要がある。
【0020】前記デイテントプレート6にはロックカム
15が回動軸16にて軸着され、このロックカム15の
一側は、デイテントプレート6に設置されたロック用ア
クチュエータとしてのシフトロックソレノイド17のプ
ランジャ17aに、ロッド18で連結されている。この
プランジャ17aは、シフトロックソレノイド17に内
蔵されたばね19により常に没入方向に付勢されてい
る。
【0021】そして、シフトロックソレノイド17の消
磁時には、特に、図3に示すように、直線状に形成され
たロックカム15の案内部15aが、ガイド孔7のニュ
ートラル位置10でドライブ位置11に対して面一に配
置され、その結果、規制凹部7aは案内部15aにて平
滑化される。以下、この位置を許容位置とする。また、
シフトロックソレノイド17の励磁時には、特に図1に
示すように、プランジャ17aの突出に伴ない鍵型状に
形成されたロックカム15の先端部15bが、ガイド孔
7のニュートラル位置10内を下方より閉鎖する。以
下、この位置を阻止位置とする。
【0022】図5は本発明の一実施例である自動変速機
のシフトレバーロック装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【0023】図に示すように、車両に搭載されたマイク
ロコンピュータ等からなる制御手段としてのコントロー
ラ20(以下、ECUという)の入力側には、車両のブ
レーキペダルの操作状態を検出するペダル操作検出手段
としてのブレーキスイッチ21、前記シフトレバー1の
シフト位置を検出するシフト位置センサ22、車両の走
行速度を検出する停車検出手段としての車速センサ23
が接続され、出力側には、前記シフトロックソレノイド
17が接続されている。そして、後述するように、この
ECU20はブレーキスイッチ21、シフト位置センサ
22及び車速センサ23の検出値に基づいてシフトロッ
クソレノイド17を動作させるようになっている。
【0024】図6は本発明の一実施例である自動変速機
のシフトレバーロック装置のECUが実行する処理を示
すフローチャートである。なお、このフローチャート
は、車両のイグニッションスイッチが投入されてECU
20が立ち上げられたときに実行を開始されるが、ここ
では、各種の初期設定を省略している。
【0025】今、イグニッションスイッチの投入により
エンジンが始動され、運転者にてブレーキペダルが踏み
込まれているときには、ECU20はステップ1でフラ
グaをクリアし、ステップ2で前記シフト位置センサ2
2の検出結果に基づいて現在のシフト位置がニュートラ
ル位置10であるか否かを判定する。そして、シフト位
置がニュートラル位置10以外のときには、ステップ3
に移行して前記シフトロックソレノイド17を消磁状態
に保ち、前記ステップ2に戻る。したがって、ロックカ
ム15は許容位置に保持されて、その案内部15aがニ
ュートラル位置10の規制凹部7aを平滑化する。故
に、グルーブドピン8は案内部15a上を案内されてニ
ュートラル位置10からドライブ位置11に移動可能と
なり、通常の自動変速機と同様に、シフトレバー1の解
除ボタン1aを操作することなく、ニュートラル位置1
0とドライブ位置11との間の相互切換が可能となる。
【0026】また、前記ステップ2でシフト位置がニュ
ートラル位置10のときには、ステップ4に移行して前
記車速センサ23の検出値に基づいて現在の車速が0、
つまり車両が停止しているか否かを判定する。そして、
車両が走行中のときには、前記ステップ3に移行してシ
フトロックソレノイド17を消磁してロックカム15を
許容位置に保持し、前記ステップ2に戻る。
【0027】更に、前記ステップ4で車両が停止してい
るときには、ステップ5で前記ブレーキスイッチ21の
検出値に基づいて現在ブレーキが操作されているか否か
を判定する。前記したようにブレーキが踏み込まれてい
るため、前記ステップ3に移行してシフトロックソレノ
イド17を消磁してロックカム15を許容位置に保持
し、前記ステップ2に戻る。
【0028】したがって、エンジンが始動されたとき、
ステップ5でブレーキペダルが踏み込まれている限り、
そのときのシフト位置や車両の停止・走行に関係なく、
ステップ3でロックカム15が許容位置に保持されて、
通常の自動変速機と同様に、解除ボタン1aを操作する
ことなく、ニュートラル位置10とドライブ位置11と
の間の相互切換ができ、例えば、ドライブ位置11にシ
フト操作して車両を発進させることが可能となる。
【0029】一方、エンジンが始動され、このときシフ
ト位置がニュートラル位置10で、未だ車両が停止し、
かつ、運転者にてブレーキが踏み込まれないときには、
ECU20はステップ1からステップ2、ステップ3、
ステップ4、ステップ5を経てステップ6に移行する。
このステップ6で前記ステップ1でフラグaがクリアさ
れているため、ステップ7でシフトロックソレノイド1
7を励磁し、ロックカム15を時計回りに回動させて阻
止位置に切換える。
【0030】このときのシフト位置はニュートラル位置
10であるため、グルーブドピン8はガイド孔7の規制
凹部7a内に嵌入・保持され、その規制凹部7aがロッ
クカム15の先端部15bにて閉鎖される。そして、E
CU20はステップ8でフラグaをセットした後に、前
記ステップ2に戻る。その結果、グルーブドピ8が規制
凹部7a内から離脱不能となるため、シフトレバー1は
ニュートラル位置10にロックされ、譬えシフトレバー
1の解除ボタン1aを押圧操作しても、他のシフト位置
に切換えられることはない。
【0031】また、この状態で運転者にてブレーキが踏
み込まれると、前記したようにECU20はステップ5
からステップ3に移行して、シフトロックソレノイド1
7の消磁する。したがって、ロックカム15が反時計回
りに回動して許容位置に切換えられ、解除ボタン1aを
押圧操作することなく、ニュートラル位置10から他の
シフト位置にシフト操作することができるようになり、
例えば、ドライブ位置11にシフト操作して車両を発進
させることが可能となる。
【0032】すなわち、車両に乗り込んだ運転者は走行
を急ぐあまり、往々にして正規の運転姿勢をとる以前に
車両の発進を試み、その際に姿勢が乱れているため、ブ
レーキペダルの代わりに誤ってアクセルペダルを踏み込
んでしまうことがある。このような行為が自動変速機付
き車両の暴走事故に繋がっていたが、前記したように発
進のためにブレーキ操作を要求することで、自ずと運転
者が姿勢を正し、アクセルペダルの誤操作が未然に防止
される。
【0033】一方、その後の走行中に信号待ち等で一旦
停車し、シフト位置がニュートラル位置10に切換えら
れてブレーキ操作されなくなったとき等は、ステップ2
からステップ4、ステップ5、ステップ6と移行する
が、すでに前記ステップ8でフラグaがセットされてい
るため、ステップ6からステップ2に戻り、ステップ7
でシフト位置がニュートラル位置10にロックされるこ
とはない。つまり、ステップ7の処理は、ブレーキが操
作されずにエンジンが始動されたときに1回のみ実行さ
れ、その後の走行中は実行されない。
【0034】なお、ブレーキを踏み込んだ状態でエンジ
ンが始動されたときには、ステップ2からステップ4、
ステップ5、ステップ3と移行するため、ステップ7の
シフトロックが行なわれずに車両を発進させることにな
る。この走行中に誤操作によりニュートラル位置10へ
のシフト操作が行なわれた場合には、車両が走行中で停
車していないため、ステップ4からステップ3に移行
し、ステップ7のシフトロック処理が実行されて走行不
能に陥ることはない。
【0035】このように、上記実施例は、デイテントプ
レート6に設けられ、シフトレバー1のグルーブドピン
8と係合して、シフト位置に応じて移動を許容または規
制するガイド孔7と、前記ガイド孔7に形成され、前記
グルーブドピン8をニュートラル位置10で嵌入・保持
して、他のシフト位置への移動を規制する規制凹部7a
と、前記シフトレバー1に設けられて、前記ガイド孔7
によるグルーブドピン8の規制を解除可能な解除ボタン
1aと、前記解除ボタン1aに対し独立して動作し、前
記規制凹部7aを平滑化して前記グルーブドピン8のニ
ュートラル位置10から他のシフト位置への移動を許容
する許容位置と、前記規制凹部7aを閉鎖してグルーブ
ドピン8のニュートラル位置10から他のシフト位置へ
の移動を阻止する阻止位置との2位置間を切換可能なロ
ックカム15と、前記ロックカム15を切換動作させる
シフトロックソレノイド17と、車両の走行速度を検出
する車速センサ23と、ブレーキペダルの操作状態を検
出するブレーキスイッチ21と、前記車速センサ23に
て車両の停止が検出されるとともに、前記ブレーキスイ
ッチ21ペダルにてブレーキペダルの無操作が検出され
たときに、エンジン始動後1回のみ、前記シフトロック
ソレノイド17にてロックカム15を阻止位置に切換え
るECUとを具備している。
【0036】したがって、運転者が車両に乗り込み、エ
ンジンを始動して車両を発進させるときには、ロックカ
ム15が阻止位置に切換えられて、ブレーキペダルの踏
み込みが要求されるため、運転者はブレーキ操作の際に
自ずと正規の運転姿勢をとり、アクセルペダルの誤操作
による不用意な発進を未然に防止することができる。
【0037】また、走行時には、ロックカム15が阻止
位置に切換えられるため、通常の自動変速機と同様に、
解除ボタン1aを押圧操作することなく、シフトレバー
1を傾動させるだけで簡単にシフト操作することができ
る。
【0038】ところで、上記実施例のガイド部は、デイ
テントプレート6に透設された段差状のガイド孔7とし
て構成されているが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、シフトレバー1のグルーブ
ドピン8と係合して、シフト位置に応じて移動を許容ま
たは規制できるものであればよい。したがって、例え
ば、デイテントプレート6に形成された段差状のガイド
凹部として構成してもよい。
【0039】また、上記実施例の解除操作部材は解除ボ
タン1aとして構成されているが、本発明を実施する場
合には、これに限定されるものではなく、ガイド部7に
よるグルーブドピン8の規制を解除できるものであれば
よい。したがって、例えば、シフトレバー1に設けられ
たレバーとして構成してもよい。
【0040】更に、上記実施例のロック部材は回動軸1
6を中心に回動して許容位置と阻止位置に切り換わるロ
ックカム15として構成されているが、本発明を実施す
る場合には、これに限定されるものではなく、許容位置
と阻止位置との間で切換動作可能なものであればよい。
【0041】一方、上記実施例のロック用アクチュエー
タはシフフトロックソレノイド17として構成されてい
るが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、ロックカム15を回動操作でるものであれ
ばよい。
【0042】一方、上記実施例の停車検出手段は車両の
走行速度を検出する車速センサとして構成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、車両が停止しているか否かを検出できるもの
であればよい。
【0043】また、上記実施例のペダル操作検出手段は
ブレーキスイッチ21として構成されているが、本発明
を実施する場合には、これに限定されるものではなく、
ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検出できる
ものであればよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の自動変
速機のシフトレバーロック装置は、デイテントプレート
のガイド部に形成され、シフトレバーのグルーブドピン
をニュートラル位置に嵌入・保持する規制凹部と、前記
シフトレバーに設けられた解除操作部材と、前記規制凹
部を平滑化して前記グルーブドピンの移動を許容する許
容位置と、前記規制凹部を閉鎖してグルーブドピンの移
動を阻止する阻止位置との2位置間を切換可能なロック
部材と、前記ロック部材を切換動作させるロック用アク
チュエータとを具備しているため、ロック部材が許容位
置に切換えられると規制凹部が平滑化され、通常の自動
変速機と同様に、解除操作部材を操作することなく、ニ
ュートラル位置から他のシフト位置に容易にシフト操作
することができ、また、ロック部材が阻止位置に切換え
られると規制凹部が閉鎖され、譬え解除操作部材を操作
しても、ニュートラル位置から他のシフト位置へのシフ
ト操作が不能となり、アクセルペダルの誤操作による不
用意な発進を未然に防止することができる。
【0045】請求項2の発明の自動変速機のシフトレバ
ーロック装置は、停車検出手段にて車両の停止が検出さ
れるとともに、ペダル操作検出手段にてブレーキペダル
の無操作が検出されたときに、ロック用アクチュエータ
にてロック部材を阻止位置に切換える制御手段を具備し
ているため、エンジン始動後で未だ車両が停止し、運転
者にてブレーキペダルが踏み込まれていないときには、
制御手段にてロック部材が阻止位置に切換えられて、ニ
ュートラル位置から他のシフト位置へのシフト操作が不
能となり、その結果、発進のためにブレーキペダルの踏
み込みが要求されることから、運転者はブレーキ操作の
際に自ずと正規の運転姿勢をとり、アクセルペダルの誤
操作による不用意な発進を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置の阻止位置を示す部分詳細図であ
る。
【図2】図2は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置の許容位置を示す部分詳細図であ
る。
【図4】図4は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置を示す図3のX−X線断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図6は本発明の一実施例である自動変速機のシ
フトレバーロック装置のECUが実行する処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図7は従来の小型車両に用いられるパーキング
位置でのシフトレバーロック装置をパーキング位置を備
えない大型車両に適用した自動変速機のシフトレバーロ
ック装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー 1a 解除ボタン 6 デイテントプレート 7 ガイド孔(ガイド部) 7a 規制凹部 8 グルーブドピン 10 ニュートラル位置 15 ロックカム 17 シフトロックソレノイド(ロック用アク
チュエータ) 20 ECU(制御手段) 21 ブレーキスイッチ(ペダル操作検出手
段) 23 車速センサ(停車検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 善信 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デイテントプレートに設けられ、シフト
    レバーのグルーブドピンと係合して、シフト位置に応じ
    て移動を許容または規制するガイド部と、 前記ガイド部に形成され、前記グルーブドピンをニュー
    トラル位置で嵌入・保持して、他のシフト位置への移動
    を規制する規制凹部と、 前記シフトレバーに設けられて、前記ガイド部によるグ
    ルーブドピンの規制を解除可能な解除操作部材と、 前記解除操作部材に対し独立して動作し、前記規制凹部
    を平滑化して前記グルーブドピンのニュートラル位置か
    ら他のシフト位置への移動を許容する許容位置と、前記
    規制凹部を閉鎖してグルーブドピンのニュートラル位置
    から他のシフト位置への移動を阻止する阻止位置との2
    位置間を切換可能なロック部材と、 前記ロック部材を切換動作させるロック用アクチュエー
    タとを具備することを特徴とする自動変速機のシフトレ
    バーロック装置。
  2. 【請求項2】 車両の停止を検出する停車検出手段と、 ブレーキペダルの操作状態を検出するペダル操作検出手
    段と、 前記停車検出手段にて車両の停止が検出されるととも
    に、前記ペダル操作検出手段にてブレーキペダルの無操
    作が検出されたときに、エンジン始動後1回のみ、ロッ
    ク用アクチュエータにてロック部材を阻止位置に切換え
    る制御手段とを具備する自動変速機のシフトレバーロッ
    ク装置。
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