JPH05139777A - フオトマスク用石英ガラス基板 - Google Patents

フオトマスク用石英ガラス基板

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JPH05139777A
JPH05139777A JP32715191A JP32715191A JPH05139777A JP H05139777 A JPH05139777 A JP H05139777A JP 32715191 A JP32715191 A JP 32715191A JP 32715191 A JP32715191 A JP 32715191A JP H05139777 A JPH05139777 A JP H05139777A
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信也 菊川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐熱性、光学的特性に優れたフォトマスク用石
英ガラス基板。 【構成】ハロゲン含有量が10ppm以下、OH含有量
が100ppm以下、重金属およびアルカリの含有量の
総計が1ppm以下であって、徐冷点が1150℃以上
であることを特徴とするフォトマスク用石英ガラス基
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトマスク用石英ガ
ラス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】石英ガラスは、近赤外から真空紫外域ま
での広範囲の波長にわたって透明な材料であること、並
びに熱膨張率が極めて小さく寸法安定性に優れているこ
と、更に化学的な耐久性に優れていることのために、L
SIのフォトリソグラフィ工程等に用いられるフォトマ
スク用基板材料として最適であり、広く用いられてい
る。
【0003】一方、近年のLSIの集積度の高密度化の
進展は目ざましく、そのための加工技術の微細化への要
求・期待も大きなものがある。今後、DRAMの集積度
として、16M〜64Mへ移行して行くにあたっては、
フォトリソグラフィー技術についても、露光波長の短波
長化や位相シフト法の実用化が焦眉の課題となってい
る。
【0004】かかる背景のもと、位相シフト法の実用化
に向けては、従来にも増してより高機能で高品位なフォ
トマスクが求められており、そのための製造プロセス
も、従来の技術、すなわちスパッター法による遮光膜で
あるクロム膜の形成やフォトレジストを用いてのウエッ
ト/ドライエッチングによるパターニングといった比較
的低温度域のみのプロセスからより高温のプロセスを採
用するニーズが生じてきている。
【0005】また、露光波長の短波長化に向けては、今
後エキシマレーザーによる露光が実用化されると予測さ
れているが、従来の石英ガラス基板の場合、エキシマレ
ーザー照射により誘起される構造欠陥に伴う波長230
〜300nm域での吸収増加が露光量の低下をもたら
し、さらには、これら構造欠陥に基づく蛍光発光が迷光
としてレジストを感光させシャープなマスクパターンの
形成を阻害するといった問題を有している。
【0006】更に、マスクパターンの超微細化に伴い、
基板材料の光学的均質性についても充分な配慮をする必
要が生じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の問題点を解消し、位相シフト法や露光波長の短波長化
を実用化する上で有用な、フォトマスク基板用石英ガラ
スを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するべくなされたものであり、ハロゲン含有量が10
ppm以下、OH含有量が100ppm以下、重金属お
よびアルカリの含有量の総計が1ppm以下であって、
徐冷点が1150℃以上であることを特徴とするフォト
マスク用石英ガラス基板を提供するものである。
【0009】また本発明は、上記フォトマスク用石英ガ
ラス基板において、基板の外径D(円形の場合はその直
径、矩形の場合は短辺の長さ)に対し、基板の面内中心
から半径R=0.4×Dで囲まれる領域内の屈折率の変
動幅が3×10-6以下であることを特徴とするフォトマ
スク用石英ガラス基板を提供するものである。
【0010】また本発明は、上記フォトマスク用用石英
ガラス基板において、プラズマエッチング処理前後で波
長230〜300nmの範囲での吸光係数の増加が0.
005cm-1以下であることを特徴とするフォトマスク
用石英ガラス基板を提供するものである。
【0011】また本発明は、上記フォトマスク用石英ガ
ラス基板において、248nmのKrFエキシマレーザ
ーを200mJ/cm2 ・pulse×200Hzの照
射強度で、10万J/cm2 の累積照射量まで照射した
後の吸光係数の増加が0.005cm-1以下であること
を特徴とするフォトマスク用石英ガラス基板を提供する
ものである。
【0012】本発明において、石英ガラス基板に含有さ
れるハロゲン量は、10ppm以下であることが好まし
く、これを超えるハロゲンが含有される場合には、耐熱
性が低下してしまうため好ましくない。また、OH含有
量は、100ppm以下であることが好ましく、特には
50ppm以下であることが好ましい。100ppmを
超えるOH量を含有する場合には、ハロゲンと同じく耐
熱性が低下してしまうために好ましくない。重金属およ
びアルカリ含有量については、その総和が1ppm以下
であることが好ましく、これを超えて含有する場合に
は、短波長領域での分光透過率の低下をもたらすため好
ましくない。また、徐冷点とはガラスの粘度が1013
イズを示す温度であるが、これは1150℃以上である
ことが好ましく、かかる温度を超える徐冷点を有すれ
ば、フォトマスク作成上のプロセス温度として約100
0℃程度を採用することが可能となり好ましい。
【0013】通常フォトマスクの使用条件としては、基
板面内の中央部80%程度を有効範囲とすることから、
少なくともかかる範囲においては、面内の屈折率の変動
幅が3×10-6以下であることが好ましい。かかる変動
幅以上の場合には、マスクパターンの線幅が微細化した
場合にシャープなパターンの形成が困難となるために好
ましくない。
【0014】また、プラズマエッチング処理前後で波長
230〜300nmの範囲での吸光係数の増加が0.0
05cm-1以下であることが好ましい。ここに、吸光係
数αは、透過光量をI、入射光量をIO 、反射率をR、
ガラス基板の厚みをt(cm)とした時に、 I/IO =(1−R)2 ・exp(−α・t) で定義される値である。ここに、吸光係数の増加が、
0.005cm-1以下であれば、一般的なフォトマスク
基板のサイズである、#6025(6インチ角、板厚
0.25インチ)での透過率の減少は0.3%程度であ
り、また、これに伴う蛍光発光も、入射光量の10万分
の1から100万分の1程度となり、実用上の問題を生
じない。
【0015】また、エキシマレーザー耐性については、
248nmのKrFエキシマレーザーを200mJ/c
2 ・pulse×200Hzの照射強度で、10万J
/cm2 の累積照射量まで照射した後の吸光係数の増加
が0.005cm-1以下であることが好ましい。
【0016】通常、フォトマスクの寿命としては、累積
照射量として、約10万J/cm2と見積もられてい
る。従って、上記以下の吸光係数の増加であれば、約1
0万J/cm2 照射後であっても、透過率の変化は、上
述のごとく0.3%程度であり、蛍光発光についても入
射光量の10万分の1から100万分の1程度であるこ
とから実用上支障をきたさない。
【0017】かかる石英ガラス基板の製造方法として
は、上記の項目を満足していれば特に制約はないが、例
えば、予めガラス形成原料を加熱加水分解して得られる
石英ガラス微粒子を基材に堆積・成長させた多孔質石英
ガラス体を透明ガラス化する温度以下の温度域で水蒸気
分圧の低い雰囲気中に一定時間加熱保持した後、透明ガ
ラス化温度に昇温加熱して透明ガラス化して石英ガラス
体とする方法により作成することが可能である。
【0018】用いられるガラス形成原料としてはガス化
可能な原料であれば特に制限されるものではないが、S
iCl4 ,SiHCl3 、SiH2 Cl2 、Si(CH
3 )Cl3 等の塩化物、SiF4 、SiHF3 ,SiH
22 等のフッ化物、SiBr4 ,SiHBr3 等の臭
化物、SiI4 の沃化物などのハロゲン化珪素化合物が
作業性やコストの面から好ましい。多孔質石英ガラス体
は、これらのガラス形成原料を通常の酸水素火炎中で加
水分解し、基材上に堆積させて形成される。
【0019】このようにして得られた多孔質石英ガラス
体は、次いで低水蒸気分圧雰囲気下で一定時間加熱保持
された後、透明ガラス化温度まで昇温されて透明ガラス
化して石英ガラスとなる。すなわち、例えば、多孔質体
は雰囲気制御可能な電気炉内に予め装着された後、一定
の昇温速度で加熱される。ついで所定の温度に到達の
後、乾燥ガスを雰囲気中に導入し、多孔質体が接する雰
囲気を置換することにより雰囲気中の水蒸気分圧を所定
値以下に低減する。その水蒸気分圧としては、0.00
2mmHg以下であることが好ましく、これを超える場
合には最終的に得られる石英ガラス中のOH量を低減さ
せることが困難なため好ましくない。
【0020】また加熱保持する温度域としては、800
〜1250℃の範囲内が好ましく、この温度域より低い
温度では実質的な効果が得られず、またこの温度域より
高い温度では多孔質体の表面のガラス化が進行するた
め、多孔質体内部を所望の低水蒸気分圧雰囲気に置換す
ることができず好ましくない。また、この温度域であれ
ば、加熱処理の方法としては、一定温度に保持しても良
く、またこの温度域内を所定の時間の範囲内で昇温させ
ながら処理しても良い。またこの温度域での保持時間
は、保持温度に依存するため一概に規定することはでき
ないが1〜30時間程度が好ましく、これより短時間の
場合には実質的な効果がなく、またこれより長時間かけ
た場合にもその効果は変わらないために生産効率等を考
慮に入れると好ましくない。
【0021】乾燥ガスとしては、窒素、ヘリウム、アル
ゴン等を通常用いることができるが、乾燥ガスとして使
用できれば必ずしもこれらのガスに限定されるものでは
ない。ついでこのような加熱処理の後、多孔質ガラス体
はガラス化温度まで昇温されてガラス化される。ガラス
化温度としては、1350〜1500℃の範囲から採用
することが好ましい。更に、加熱処理とガラス化処理
は、それぞれ別の加熱装置で行われてもかまわないが、
その場合には、移送時に水分が吸着したりすることを防
止する等の処置を講じることが好ましい。したがって、
さらに好ましい実施態様としては、加熱処理とガラス化
を同一の設備で行うことが好ましい。
【0022】こうして得られた石英ガラス体を軟化点以
上の温度に加熱し、所望の形状に成形加工を行い石英ガ
ラスブロックを製造する。成形加工の温度域は、165
0〜1800℃の範囲から選択することが好ましい。1
650℃より低い温度では石英ガラスの粘度が高いた
め、実質的に自重変形が行われず、またSi02 の結晶
相であるクリストバライトの成長がおこりいわゆる失透
が生じるため好ましくなく、1800℃より高い温度で
は、SiO2 の昇華が無視できなくなり好ましくない。
また、石英ガラス体の自重変形を行わせる方向は、特に
規定されないが多孔質ガラス体の成長方向と同一である
ことが好ましい。こうして得られるガラスブロックを研
削、スライスした後、研磨してガラス基板とする。な
お、透過率の改善のために必要に応じ、スライスした基
板を水素雰囲気中で熱処理してもよい。
【0023】以上のような工程を経て得られる石英ガラ
スは、石英ガラス中に含有されるOH量が100ppm
以下となり、該ガラス中のOH量の変動幅はほとんどの
領域に於いて±5ppm以内であり均質性に優れる石英
ガラスである。また、本発明の石英ガラスは、ガラス形
成原料として高純度な合成原料が使用可能なこと、溶融
工程を経ないためルツボ等からの不純物の混入がないこ
と等から、鉄、ニッケル等の重金属元素やナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属元素の不純物総量が1ppm
以下と極めて高純度であり、KrFレーザーやArFレ
ーザー等の紫外線に対しても蛍光発光やソーラリゼーシ
ョン等の耐紫外線性にも優れている。
【0024】以下、本発明の詳細についてさらに実施例
により説明するが、当然のことながら本発明の内容はこ
れら実施例に限定されるものではない。
【0025】
【実施例】
[実施例1]公知の方法により、SiCl4 を酸水素火
炎中で加熱加水分解させて形成された直径35cm,長
さ100cmの多孔質石英ガラス体を室温で雰囲気制御
可能な電気炉内に設置した。ついで露点温度−70℃の
窒素ガスで電気炉内雰囲気を置換した後、露点温度−7
0℃の窒素ガスを流しながら500℃/hrの昇温速度
で1000℃まで昇温した。引き続き昇温速度を50℃
/hrとし、1250℃まで昇温して、その温度で10
hr保持した。こうして得られた熱処理済みの多孔質石
英ガラス体を透明ガラス化のための炉内最高温度が14
50℃に制御された電気炉内上部に設置し、炉内を露点
温度が−70℃のヘリウムガスで置換した後、80cm
/hrの速度で下降させながら最高温度域を通過させて
透明ガラス化を行った。
【0026】こうして得られた透明石英ガラスを、カー
ボン製発熱体を有する電気炉内で、軟化点以上の175
0℃に加熱して自重変形を行わせ、170×170×4
00mmのブロック形状に成形した。こうして得られた
石英ガラスブロックの長手方向の中心部より、170×
170×57mmの石英ガラスブロックを切り出し、そ
の中心部140mmφについて精密干渉計(ZygoI
V)により屈折率分布を評価した。またOH量分布は、
170×170×400mm石英ガラスブロックより屈
折率分布を評価した部分のすぐ隣の場所より、2mm厚
みのガラス板を切り出し日本分光社製簡易FTIR装置
により3700cm-1の吸収により定量した。Cl含有
量は得られた石英ガラスをアルカリ溶融したのち、イオ
ンクロマトグラフィー法により定量した。また、徐冷点
は、サンプルサイズ2.4mm×5mm×60mmのサ
ンプルを切り出し、スパン52mmで、ビームベンディ
ング法により測定した。結果を表1に示す。
【0027】[実施例2]実施例1と同一の方法により
作成したガラスブロックから、10×10×30mmの
サンプルを切り出し、100%水素雰囲気中で14時間
熱処理した後、相対する10×10mmの面を鏡面研磨
し、KrFエキシマレーザーを200mJ/cm2 ・p
ulse、200Hzの条件で総照射量が10万J/c
2 となるまで照射した後、230〜300nmの範囲
の透過率を測定した。照射前の透過率と比較したところ
透過率が0.5%減少していた。この値から吸光係数の
増加を見積もると0.002cm-1であった。
【0028】[実施例3]実施例1と同一の方法により
作成したガラスブロックから10×10×30mmのサ
ンプルを切り出し、100%水素雰囲気中で14時間熱
処理した後、6面すべてを鏡面研磨し、5分間のドライ
エッチング処理を行った。ドライエッチング処理は東京
応化製ドライエッチャー(S−600)を用い、雰囲気
は、酸素/四塩化炭素雰囲気0.35torr、投入電
力は200Wであった。プラズマエッチング前後の23
0〜300nmの透過率を比較したところ、透過率が
0.8%減少していた。吸収係数の増加を見積もると
0.003cm-1であった。
【0029】[比較例]1250℃での熱処理を行わな
い他は、実施例と同一の方法で石英ガラスブロックを作
製した。その中心部140φの屈折率分布、OH量分布
幅、Cl含有量を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明のフォトマスク
用石英ガラス基板は、徐冷点が高く耐熱性に優れている
ので、高温のプロセスにも使用可能であり、かつ、プラ
ズマエッチング処理前後での短波長側の可視光の吸光係
数の増加が小さく、実質的に蛍光発光がない優れた特徴
を有する。
【0032】また、光学的均質性にも優れた特徴を有す
る。また、KrFエキシマレーザーを使用するフォトマ
スク用基板としても優れた特徴を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン含有量が10ppm以下、OH含
    有量が100ppm以下、重金属およびアルカリの含有
    量の総計が1ppm以下であって、徐冷点が1150℃
    以上であることを特徴とするフォトマスク用石英ガラス
    基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフォトマスク用石英ガラス
    基板において、基板の外径D(円形の場合はその直径、
    矩形の場合は短辺の長さ)に対し、基板の面内中心から
    半径R=0.4×Dで囲まれる領域内の屈折率の変動幅
    が3×10-6以下であることを特徴とするフォトマスク
    用石英ガラス基板。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のフォトマスク用石
    英ガラス基板において、プラズマエッチング処理前後で
    波長230〜300nmの範囲での吸光係数の増加が
    0.005cm-1以下であることを特徴とするフォトマ
    スク用石英ガラス基板。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のフォトマスク
    用石英ガラス基板において、248nmのKrFエキシ
    マレーザーを200mJ/cm2 ・pulse×200
    Hzの照射強度で、10万J/cm2 の累積照射量まで
    照射した後の吸光係数の増加が0.005cm-1以下で
    あることを特徴とするフォトマスク用石英ガラス基板。
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