JPH05139068A - オフセツト印刷用湿し水 - Google Patents

オフセツト印刷用湿し水

Info

Publication number
JPH05139068A
JPH05139068A JP3135750A JP13575091A JPH05139068A JP H05139068 A JPH05139068 A JP H05139068A JP 3135750 A JP3135750 A JP 3135750A JP 13575091 A JP13575091 A JP 13575091A JP H05139068 A JPH05139068 A JP H05139068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
fountain solution
weight
printing
dampening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3135750A
Other languages
English (en)
Inventor
Loni Schell
ロニ、シエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH05139068A publication Critical patent/JPH05139068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/08Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】オフセット印刷において、液体濃縮物として市
販し且つすぐ使用できる溶液を与えるために単に水の添
加により希釈され、更なる添加剤としてイソプロパノー
ルを必要としないが表面張力および水消費量に関する適
用値が最新式のものと比較して劣っていない湿し水を提
供する。 【構成】すぐ使用できる溶液は、エチレンオキシドおよ
び/またはプロピレンオキシドを使用して3〜12のエ
チレンオキシド単位および/またはプロピレンオキシド
単位を有するポリエーテル構造に転化されている、炭素
数5〜15のアルカノールまたはアルケノールの少なく
とも1種またはアルカンジオールまたはアルケンジオー
ル0.001〜0.08重量%を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、オフセット印刷に使用するため
の湿し水(fountain solution)および/または湿し水濃
縮物に関する。
【0002】オフセット印刷においては、親水性表面
(非画線部)および画像部(画線部)における親油性層
を有する、金属(通常アルミニウム)、紙または合成物
の版および箔が、印刷シリンダーに締め付けられる。親
水部および親油部は、1つの平面に配置されている(平
版印刷)。印刷のためには、インキ(油性)に加えて、
画像を含まない部分を親水性に維持するいわゆる湿し水
が必要とされ、それゆえインキは親油性画線部によって
のみ受理され、ゴムブランケットを介して紙に移され
る。
【0003】最も単純な場合には、水または希酸が、湿
し水として使用できる。しかしながら、この場合には、
インキ/水バランスを維持することが困難である。困難
は、例えば、インキが非画線部に移されること(汚れ)
または紙が過度に加湿されることにより印刷時に生じ、
このことは印刷機械停止、印刷用紙の乾燥不良、波打ち
などの間接損害を生ずる。
【0004】印刷結果を改善するために、例えば、pHよ
び印刷インキとの相容性を最適にし且つ地域的に異なる
水、紙により、または微生物によって引き起こされるこ
とがある障害の相殺を意図する物質が、通常、湿し水に
添加されている。
【0005】pHを調整することが意図される緩衝剤混合
物に加えて、特に印刷版を加湿状態に保つための添加剤
が、使用されている。更に、キレート化剤、有機溶媒、
防腐剤、時々界面活性剤、腐食抑制剤および消泡剤が、
使用されている。
【0006】今日、8〜20容量%の濃度のイソプロパ
ノールが、湿し水に広く添加されている。この添加は、
表面張力の低下および水移動の減少をもたらす。その結
果は、よりブリリアントな印刷画像および印刷された紙
の余り完全ではない加湿である。
【0007】イソプロパノールの使用の利点は、疑いな
しに存在するが、下記不利を伴う筈である: (a)希釈に使用するイソプロパノールの容易な蒸発お
よび点火性、(b)大気汚染および(c)使用中に多量
に必要とされることによって生ずる高コスト。
【0008】それゆえ、イソプロパノールに取って代え
ようとする試みがなされている。米国特許第3,87
7,372号明細書には、ブチルグリコール、ヘキシレ
ングリコールおよびエチレングリコールの溶液をシリコ
ーン/グリコール共重合体および消泡剤と併用すること
が記載されている。ブチルグリコールは、毒物学的に有
害ではない。
【0009】米国特許第4,234,443号明細書
は、湿し水として水溶液中で使用すべき粉末を開示して
いる。それは、リン酸塩、メタケイ酸塩、ピロリン酸四
カリウムおよびジアルキルポリシロキサン並びにモル比
1:9から1:50のアルキルフェノールまたは脂肪族
アルコールとエチレンオキシドとの反応生成物から調製
している。しかしながら、この粉末の水溶液は、アルカ
リ性反応を示し、このアルカリ性反応は、光線の作用下
でアルカリ可溶性のポジ印刷版層に悪影響を及ぼすこと
のある性質がある。アルカリ性pH範囲内で作動する湿し
水は、吸水量を印刷に好都合な範囲内に維持するために
より多いイソプロパノールまたは適当な代替品を必要と
する(ブラウン、アメリカン・インキ・メーカー、19
85年、Fig.16)。
【0010】上記粉末の更に他の不利は、アルキルフェ
ノールとエチレンオキシドとの反応生成物が適当には生
物分解性ではないことである。
【0011】EP−A第0,336,673号明細書
は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤などの他
の界面活性剤に加えて、1モル当たり1〜10モルのエ
チレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドが付
加されているアルカンまたはアルケンの一価アルコール
またはジオール0.1〜5重量%を含有するオフセット
印刷用湿し水を記載している。この湿し水の好ましい態
様は、界面活性剤1重量%以上を含む。この湿し水の不
利は、上記量の界面活性剤が濃縮物に配合できないこと
である。それゆえ、もはや安価ではない2段製法が使用
者によって適用されなければならないか、すぐ使用でき
る溶液、即ち、最終濃度に既に希釈されている溶液を市
販しなければならず、このことは百倍の量を輸送するこ
とを意味する。
【0012】それゆえ、本発明の目的は、液体濃縮物と
して市販し且つすぐ使用できる溶液を与えるために単に
水の添加により希釈され、更なる添加剤としてイソプロ
パノールを必要としないが表面張力および水消費量に関
する適用値が最新式のものと比較して劣っていない湿し
水を提供することにある。
【0013】この目的は、すぐ使用できる湿し水が、3
〜12、特に6〜8のエチレンオキシド単位および/ま
たはプロピレンオキシド単位を有するポリエーテル構造
に転化されている、炭素数5〜15のアルカノールまた
はアルケノールの少なくとも1種またはアルカンジオー
ルまたはアルケンジオール0.001〜0.08重量
%、好ましくは0.003〜0.05重量%を含んでな
る時に達成される。
【0014】上記界面活性剤は、本発明に従って請求の
低濃度においてさえ、湿し水中で30〜45mN/mの表
面張力を生ずるという利点を有する(上記表面張力はイ
ソプロパノールを使用する時には3〜20重量%の濃度
においてのみ達成できる)。
【0015】本発明に係る湿し水が、EP−A第0,3
36,673号明細書の湿し水と比較して、上記界面活
性剤の低濃度にも拘らず表面張力に関して匹敵する値を
示すのと同時に、吸水量において実質上より良い値を示
し且つスカムサイクル試験において印刷機械でより良い
挙動を示すことは完全に驚異的である。
【0016】直鎖および分枝のアルカノールおよびアル
ケノールまたはアルカンジオールおよびアルケンジオー
ルが挙げられる。下記のものが好ましい:n−ペンタノ
ール、2−メチルブタノール、1−ペンテン−3−オー
ル、1−ヘキサノール、3−ヘキサノール、4−メチル
−2−ペンタノール、2−エチルブタノール、5−ヘキ
セン−1−オール、1−ヘプタノール、ヘプテノール、
n−オクタノール、1−オクテン−3−オール、2−エ
チルヘキサノール、ノナノール、2,6−ジメチル−4
−ヘプタノール、n−デカノール、デセノール、 sec−
ウンデカノール、置換および非置換シクロヘキサノー
ル、1,5−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオ
ール、2,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,7−ヘプタンジオール、2,4−ヘプタン
ジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2
−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,8−オクタ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカ
ンジオール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シク
ロヘキサン−1,2−ジオール、ドデカノールおよびド
デセノール。アルカノールおよびアルカンジオールが特
に好ましく、これらのうち、炭素数10〜15のアルカ
ノールが特に好ましい。
【0017】本発明に従って使用する界面活性剤は、3
〜12のエチレンオキシド単位および/またはプロピレ
ンオキシド単位を有するポリエーテル構造を含む。これ
らの界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜12、
特に6〜8モル単位のエチレンオキシドおよび/または
プロピレンオキシドを加えることによって生成する。こ
のエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドは、アル
コールと反応させるべきであり、好ましくは等モル比で
使用される。この場合には、個々の成分のモル分率は、
3〜6モルである。
【0018】同様に、上記種類の2種以上の界面活性剤
の混合物を本発明に係る湿し水において使用することが
可能である。若干の場合には、陽イオン界面活性剤を更
に使用することが有利である。更に、本発明に係る湿し
水は、インキ中で吸水量に好都合に影響する100℃よ
りも高い沸点および21℃よりも高い引火点を有する低
揮発性の少量の溶媒、例えば、メチルピロリドン、グリ
コールエーテル、アルコールまたはラクトンを含有でき
る。
【0019】保護フィルム形成剤および粘度制御剤とし
て、湿し水は、通常の水溶性重合体、例えば、ポリグリ
コール、ポリアクリル化合物、例えば、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリル酸およびそれらの共重合体、ポリビ
ニルアルコールおよびそれらの誘導体、ポリビニルピロ
リドン、アラビアゴム、デンプン、デキストリンおよび
セルロースエーテルを含有できる。
【0020】すぐ使用できる湿し水においては、上記水
溶性重合体は、0.001〜5重量%、好ましくは0.
005〜1重量%の濃度で存在する。
【0021】本発明に係る湿し水のpH範囲を4〜6、特
に約5に調整するためには、有機酸および/またはそれ
らの塩および更に他の通常の緩衝剤混合物が、使用され
る。クエン酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、酒石酸、マレイン酸などが有機酸として
挙げられる。酸をそのまま使用するならば、所望のpH
が、アルカリ、特にNaOHの添加により、またはリン
酸塩、特にリン酸三ナトリウムの添加により上記範囲に
調整される。
【0022】また、本発明に係る湿し水は、保湿剤を含
有できる。この保湿剤は、加湿フィルムを版上に形成
し、かくて印刷機械停止後に迅速な再加湿を保証する。
これらとしては、特に、グリセロール、糖アルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ジプロピレングリコールおよび/
またはトリプロピレングリコールが挙げられる。上記化
合物は、湿し水に好ましくは1重量%までの濃度で存在
できる。
【0023】キレート化剤も、湿し水に添加できる。有
機アミンが、特に好ましい。しかしながら、湿し水にお
けるそれらの存在は、本発明に必須ではない。通常、湿
し水は、0.001〜0.5重量%、好ましくは0.0
1〜0.2重量%の濃度のキレート化剤を含有できる。
【0024】更に他の添加剤は、真菌類、細菌類および
藻類の成長を防止するための生物致死剤マイコスタビル
(MycostabilR )(ドラックサービス・ヘリオカラ
ー)、ピロール(PirorR )P840(ミュンヘンのゴッ
ケル・エンド・カンパニーGmbH)、FM1R (Seelzeのリ
ーデル・ド・ヘン製)などの防腐剤である。染料および
消泡剤も、添加できる。
【0025】すぐ使用できる湿し水を得るためには、上
記量の上記成分を、水で100重量%にする。水の全硬
度は、ここで一般硬度1〜40、特に8〜25°である
ことができる。添加水の炭酸塩硬度は、特に一般硬度3
〜20°である。
【0026】湿し水濃縮物は、本説明で指摘した値の3
0〜100倍、好ましくは40〜70倍に対応する濃度
の特定の成分を含有する。次いで、この濃縮物を、使用
者が上記の質の水で希釈して、すぐ使用できる湿し水を
与える。
【0027】下記例は、制限効果を有することなく本発
明をより詳細に説明しようとするものである。これらの
例において、g:cm3 比は、特に断らない限り、1:1
である。pbwは重量部を意味し、pbvは容量部を意
味する。
【0028】例において、特定の湿し水を、下記測定パ
ラメーターについて試験する: (a)表面張力(脱離法)は、界面活性剤の効果の程度
についての情報を与える。 (b)印刷機械での水消費量も、界面活性剤の性質につ
いての情報を与える。最適の有効性の場合には、最小の
可能な水が紙に移され、従って、その消費量が減少す
る。 (c)スカムサイクル試験は、湿し水のクリーニング作
用についての情報を与える。この試験においては、印刷
時に供給された水を止め、版がインキでブロッキングさ
れるまで、印刷を続ける。次いで、水を再度加え、シー
トの数を測定した後、印刷物は再度完全にクリーンであ
る。これは、相対比較である。 (d)吸水量試験を「サーランド、タガ・プロシーディ
ングズ、1983年」に従って行い、印刷挙動について
の数値的情報を与える。データは、同じインキを使用す
る場合のみ信頼できる。本例においては、シーグベルク
からのLITHO-SET-SEブラックインキNo. 50−9401
00−6を使用する。これは、再度相対比較である。他
のインキを使用するならば、すべての値は、より低い
か、より高いことができる。
【0029】例1 電解粗面化陽極処理アルミニウム箔をテトラヒドロフラ
ン43pbv、エチレングリコールモノメチルエーテル
35pbvおよび酢酸ブチル9pbv中の1,2−ナフ
トキノン−ジアジド−4−スルホン酸4−(α,α−ジ
メチルベンジル)−フェニル2.17pbw、2,2′
−ジヒドロキシ−1,1′−ジナフチルメタン1モルと
1,2−ナフトキノン−ジアジド−5−スルホクロリド
2モルとのエステル化物1.02pbw、1,2−ナフ
トキノン−ジアジド−4−スルホクロリド0.37pb
w、クリスタルバイオレット0.10pbwおよび11
2〜118℃の軟化点範囲を有するクレゾール/ホルム
アルデヒドノボラック9.90pbwの溶液で被覆し、
乾燥する。得られた感光材料をなかんずく21ステップ
ステップウェッジ(密度増分0.15)を含む写真ポジ
原稿下で露光する。露光時間は、ステップ9が完全に覆
われるように選ばれる。プレートを5%メタケイ酸ナト
リウム水溶液で現像し、よくすすぎ、酸で定着し、アル
コール湿しユニットを有するハイデルベルガーGTO-VP印
刷機械で印刷するために使用する。使用した印刷インキ
は、K+Eブラック185W(BASF)である。
【0030】使用した湿し水は、7エチレンオキシド単
位を有するエトキシ化デシルアルコール0.004pb
wと、エトキシ化プロポキシ化C10/C12アルコール
(4エトキシ単位および4プロポキシ単位)0.002
pbwと、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(アル
キル<10個の炭素原子)0.002pbwと、クエン
酸0.16pbwと、ジプロピレングリコール0.2p
bwと、N−メチルピロリドン0.06pbwと、防腐
剤0.06pbwと、pHを5.0に調整するのに十分な
NaOHと、湿し水を100重量部にするのに十分な、
一般硬度17°の全硬度および一般硬度11°の炭酸塩
硬度の水との混合物である。
【0031】表面張力を測定したところ36mN/mであ
り、水消費量を測定したところ、イソプロパノール20
%が添加された通常の湿し水(100%)と比較して6
9%であり(比較例14)、クリーンランニングまでの
シート数(スカムサイクル試験)を測定したところ12
0枚のシートであり、吸水量を測定したところ38%で
ある。
【0032】例2〜9 下記湿し水を例1に従って製版された印刷版から印刷す
るために使用する。湿し水組成および結果を表1に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】例10 従った方法は、例1と同様である。使用した湿し水は、
pHの5への調整後に100重量部となるように脱イオン
水に溶解することによってエトキシ化デシルアルコール
0.02pbw、クエン酸0.16pbw、ピロールP
8400.06pbw、ジプロピレングリコール0.3
pbw、N−メチルピロリドン0.06pbwおよびポ
リグリコール600 0.02pbwから調製した溶液
である。
【0035】溶液は、表面張力39.5mN/mを有す
る。完全な印刷物が、印刷機械で得られる。比較例14
と比較して、水消費量は、減少される。LITHO-SET-SEブ
ラック印刷インキNo. 50−940100−6の吸水量
は、比較例13、イソプロパノール含有湿し水の代表例
と比較して33%に減少され、それによってよく覆われ
た完全色調を有するブリリアントな印刷物が製造され
る。
【0036】比較例11 界面活性剤を省略した以外、従った方法は例1と同様で
ある。65mN/mの値が表面張力について測定される。例
14と比較して印刷機械での水消費量は100%であ
り、即ち、水消費量は界面活性剤を含まない湿し水では
減少できない。スカムサイクル試験は、シート数150
を与え、その後に完全な印刷物を再度得ることができ
る。吸水量は、>45%である。このことは、本発明に
係る界面活性剤による改善を明らかに実証する。
【0037】比較例12 例1で使用したエトキシ化デシルアルコール(7EO)
0.004重量部の代わりに1.0重量部をEP−A第
0,336,673号明細書に従って使用する以外、従
った方法は例1と同様である。
【0038】その結果、27mN/mの表面張力が得ら
れ、その値は10の累乗だけ小さい界面活性剤量を使用
する例1での値よりも有意には低くない。画像が100
印刷物後に依然として清浄ではなかったので、水消費量
を、測定しなかった。非常に顕著な汚れがあり、即ち、
有用な印刷物が得られなかった。同じ現象が、スカムサ
イクル試験で見出される。汚れが、150よりも多いシ
ートの消費後にさえ依然として存在する。
【0039】比較例13 本例において、使用する湿し水は、イソプロパノール1
0重量部とクエン酸0.16重量部とポリグリコール6
00 0.02重量部との混合物である。湿し水を一般
硬度17°の全硬度および一般硬度11°の炭酸塩硬度
の水で100重量部にし、NaOHでpH5.0に調整す
る。
【0040】この湿し水は、36.5mN/mの表面張力
を有する。シーグベルク製のLITHO-SET-SEブラック印刷
インキは、この湿し水の37%を吸収する。本発明に係
る湿し水は、イソプロパノールの性質に匹敵する性質を
有するが、更に上記利点も有する。
【0041】比較例14 本例において、使用する湿し水は、イソプロパノール2
0重量部とクエン酸0.16重量部とグリセロール0.
15重量部との混合物である。湿し水を一般硬度30°
の全硬度および一般硬度14°の炭酸塩硬度の水で10
0重量部にし、NaOHでpH5.0に調整する。
【0042】この湿し水は、ハイデルベルガーGTO-VPで
の印刷試験の場合にイソプロパノールを有する参照例と
して役立つ。水消費量を100%に等しく設定する。ク
リーンランニングまでのシート数は、100である。水
消費量に関して、本例は、本発明に係るものと比較して
不利を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンオキシドおよび/またはプロピレ
    ンオキシドによって3〜12のエチレンオキシド単位お
    よび/またはプロピレンオキシド単位を有するポリエー
    テル構造に転化されている、炭素数5〜15のアルカノ
    ールまたはアルケノールの少なくとも1種またはアルカ
    ンジオールまたはアルケンジオール0.001〜0.0
    8重量%を含んでなることを特徴とする、すぐ使用でき
    る溶液としてのオフセット印刷用湿し水。
  2. 【請求項2】前記化合物0.003〜0.05重量%を
    含んでなる、請求項1に記載の湿し水。
  3. 【請求項3】前記化合物が、エチレンオキシドおよび/
    またはプロピレンオキシドの6〜8単位を含有する、請
    求項1または2に記載の湿し水。
  4. 【請求項4】100℃よりも高い沸点および21℃より
    も高い引火点を有する水溶性有機溶媒を含有する、請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の湿し水。
  5. 【請求項5】前記溶媒が、湿し水に0.005〜0.7
    重量%、好ましくは0.01〜0.3重量%の濃度で存
    在する、請求項4に記載の湿し水。
  6. 【請求項6】pHが、4〜6に調整されている、請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の湿し水。
  7. 【請求項7】1重量%までの濃度の保湿剤を含有する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の湿し水。
  8. 【請求項8】水溶性重合体、腐食抑制剤、キレート化
    剤、防腐剤、染料および/または消泡剤を追加的に含有
    する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の湿し
    水。
  9. 【請求項9】30〜100倍、好ましくは40〜70倍
    の濃度の請求項1ないし8のいずれか1項に記載の湿し
    水の成分(ただし、水を除いて)を含有することを特徴
    とする湿し水濃縮物。
JP3135750A 1990-05-10 1991-05-10 オフセツト印刷用湿し水 Pending JPH05139068A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4014960.9 1990-05-10
DE4014960A DE4014960A1 (de) 1990-05-10 1990-05-10 Feuchtmittel fuer den offsetdruck

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05139068A true JPH05139068A (ja) 1993-06-08

Family

ID=6406087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3135750A Pending JPH05139068A (ja) 1990-05-10 1991-05-10 オフセツト印刷用湿し水

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0456074B1 (ja)
JP (1) JPH05139068A (ja)
KR (1) KR910019804A (ja)
AT (1) ATE120409T1 (ja)
AU (1) AU7645191A (ja)
BR (1) BR9101912A (ja)
CA (1) CA2041516A1 (ja)
DE (2) DE4014960A1 (ja)
DK (1) DK0456074T3 (ja)
FI (1) FI101614B (ja)
NO (1) NO911803L (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07276846A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd 平版印刷用湿し水及び印刷方法
JPH08132753A (ja) * 1994-11-10 1996-05-28 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷用湿し水組成物
JPH1178281A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用湿し水組成物
JP2002347363A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Sunrise Company Ltd オフセット印刷用適正水及び湿し水
WO2007097169A1 (ja) * 2006-02-24 2007-08-30 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 平版印刷版材料、その製造方法、及び印刷方法
EP2042338A2 (en) 2007-09-26 2009-04-01 Fujifilm Corporation Fountain solution composition for lithographic printing and heatset offset rotary printing process
JP2020104378A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 東洋インキScホールディングス株式会社 平版印刷用湿し水組成物、及び印刷物の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4220550A1 (de) * 1991-07-04 1993-01-14 Hostmann Steinberg Gmbh Feuchtmittelkonzentrat und feuchtmittel und deren verwendung beim offset-druckverfahren
JP3107939B2 (ja) * 1993-01-26 2000-11-13 三菱製紙株式会社 平版印刷版用給湿液組成物
US5714302A (en) * 1993-01-26 1998-02-03 Mitsubishi Paper Mills Limited Method of printing with using lithographic printing plate made by silver complex diffusion transfer process and using dampening composition containing nonionic surface active agent

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4214531A (en) * 1975-04-07 1980-07-29 The Dow Chemical Company Method of treating image-bearing lithographic plates
US4234443A (en) * 1978-03-24 1980-11-18 Michael A. Canale Composition and a method useful for making a fountain solution for lithographic printing operations
CA1329719C (en) * 1987-07-31 1994-05-24 Tadao Toyama Lithographic printing plate and method of treating the same
DE68913576T2 (de) * 1988-04-07 1994-06-16 Fuji Photo Film Co Ltd Zusammensetzung für Feuchtwasserlösungen für den Flachdruck und Feuchtwasserzusatz.

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07276846A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd 平版印刷用湿し水及び印刷方法
JPH08132753A (ja) * 1994-11-10 1996-05-28 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷用湿し水組成物
JPH1178281A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用湿し水組成物
JP2002347363A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Sunrise Company Ltd オフセット印刷用適正水及び湿し水
WO2007097169A1 (ja) * 2006-02-24 2007-08-30 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 平版印刷版材料、その製造方法、及び印刷方法
EP2042338A2 (en) 2007-09-26 2009-04-01 Fujifilm Corporation Fountain solution composition for lithographic printing and heatset offset rotary printing process
JP2020104378A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 東洋インキScホールディングス株式会社 平版印刷用湿し水組成物、及び印刷物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU7645191A (en) 1991-11-14
NO911803L (no) 1991-11-11
FI101614B1 (fi) 1998-07-31
FI912224A0 (fi) 1991-05-08
DE4014960A1 (de) 1991-11-14
DK0456074T3 (da) 1995-08-28
KR910019804A (ko) 1991-12-19
EP0456074A2 (de) 1991-11-13
CA2041516A1 (en) 1991-11-11
EP0456074A3 (en) 1992-07-29
FI912224A (fi) 1991-11-11
EP0456074B1 (de) 1995-03-29
BR9101912A (pt) 1991-12-17
NO911803D0 (no) 1991-05-08
FI101614B (fi) 1998-07-31
DE59105027D1 (de) 1995-05-04
ATE120409T1 (de) 1995-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012091461A (ja) 湿し水及び湿し水濃縮液
JP2662828B2 (ja) 平版印刷用湿し水組成物及び平版印刷方法
JPH08337073A (ja) 平版印刷用湿し水
JPH05139068A (ja) オフセツト印刷用湿し水
JPH0785947B2 (ja) 平版印刷用湿し水
JP2001138659A (ja) 平版印刷版用湿し水組成物
US5308388A (en) Fountain solution for offset printing
JP4672483B2 (ja) 平版印刷用湿し水組成物
EP2098377A2 (en) Fountain solution composition for lithographic printing and heat-set offset rotary printing process
JP5163841B2 (ja) 平版印刷用濃縮湿し水組成物
US20090081592A1 (en) Fountain solution composition for lithographic printing and heat-set offset rotary printing process
JP5028963B2 (ja) 平版印刷用湿し水濃縮組成物
JP4489621B2 (ja) 平版印刷用湿し水組成物
JP3692220B2 (ja) 平版印刷版用湿し水組成物
JP4489624B2 (ja) 平版印刷用湿し水組成物
JP2003039847A (ja) 平版印刷版用湿し水組成物
JP2008213269A (ja) 平版印刷用濃縮湿し水組成物
JP4216614B2 (ja) 平版印刷用湿し水組成物
JP2004160869A (ja) 平版印刷版用湿し水濃縮組成物
JP2004181632A (ja) 平版印刷版用湿し水濃縮組成物
JP2004322524A (ja) 平版印刷用湿し水組成物
JPH11105449A (ja) 平版印刷版用湿し水組成物
JP2007083664A (ja) 平版印刷用湿し水組成物
JP2004181858A (ja) 平版印刷版用湿し水濃縮組成物
JP2012030549A (ja) 平版印刷方法