JPH05138602A - 木製パネル用サイザーラインにおけるパネル不良検知システム - Google Patents

木製パネル用サイザーラインにおけるパネル不良検知システム

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JPH05138602A
JPH05138602A JP28810891A JP28810891A JPH05138602A JP H05138602 A JPH05138602 A JP H05138602A JP 28810891 A JP28810891 A JP 28810891A JP 28810891 A JP28810891 A JP 28810891A JP H05138602 A JPH05138602 A JP H05138602A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製パネルの寸法管理を容易に行ない、不良
パネルをサイザー加工する前に発見する。 【構成】 芯材によって四角枠状に組まれた枠体の少な
くとも一面に面板を貼設してなる木製パネルPを、横に
した状態で搬送路1に沿って搬送し、その搬送途中にお
いて、木製パネルPの前後左右の4面を第1および第2
の縦芯材切削用サイザー装置2A、2B並びに横芯材切
削用サイザー装置3により順番に切削加工する。なお、
サイザー装置によりサイザー加工する前に、第1ないし
第2の検知手段53、54により、木製パネルPの実寸
を測り、この検知手段53、、54の結果と木製パネル
Pの入力寸法(幅寸法、長さ寸法)との比較から第2の
縦芯材切削用サイザー装置2B並びに横芯材切削用サイ
ザー装置3の運転条件の成立の有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木製パネルを製造する
に際し、制作された木製パネルを被処理物としてこれを
サイザー加工する工程において用いられるパネル不良検
知システムに係わり、特に、芯材によって四角枠状に組
まれた枠体の少なくとも一面に面板を貼設してなる木製
パネルを、横にした状態で搬送路に沿って搬送し、その
搬送途中において、木製パネルの前後左右の4面をサイ
ザー刃により順番に切削加工するようにした木製パネル
用サイザーラインにおけるパネル不良検知システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレパブ住宅等において用いら
れる木製パネルは、矩形輪郭に組まれた枠体の両面に面
材を貼設することで作成される。作成された木製パネル
は、サイザー加工装置に送られ、このサイザー加工装置
によって前後左右4つの端面をそれぞれサイザー加工さ
れ、所定寸法のパネルに仕上げられる。
【0003】従来のサイザー加工装置として、例えば、
木製パネルを搬送する搬送路の両側に、それぞれサイザ
ー刃が設けられて構成されたものがある。サイザー刃
は、概略、円板状の刃と、この刃を回転させるためのモ
ータとを有してなる丸ノコ状のもので、刃の回転により
木製パネルの両端面をサイザー加工するように配置され
ている。
【0004】そして、このようなサイザー加工装置によ
れば、通常、次のようにしてサイザー加工が施される。
すなわち、作成された木製パネルが搬送路に送られ、送
られた木製パネルが、搬送路上を搬送されながらその両
側に配置されているサイザー刃によって、その両端面を
サイザー加工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のサイ
ザー加工装置にあっては、前述したように、木製パネル
が、搬送路上で搬送されながらその長さ方向の両端面を
同時にサイザー加工される構成であり、サイザー加工さ
れるときに固定されていないため、切断面が荒れやすい
という難点があり、また、一度にパネル両端をサイザー
加工するために、パネルの寸法管理が難しいといった解
決すべき課題が残されていた。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、木製パネルの寸法管理を
容易に行ない得て、不良パネルをサイザー加工する前に
発見することのできる木製パネル用サイザーラインにお
けるパネル不良検知システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、芯材によって四角枠状に組まれた枠体の
少なくとも一面に面板を貼設してなる木製パネルを、横
にした状態で搬送路に沿って搬送し、その搬送途中にお
いて、木製パネルの前後左右の4面をサイザー刃により
順番に切削加工するようにした木製パネルのサイザーラ
インであって、パネルの一方の縦芯材を切削する第1の
縦芯材切削用サイザー装置と、パネルの他方の縦芯材を
切削する第2の縦芯材切削用サイザー装置と、パネル前
後の横芯材を切削する横芯材切削用サイザー装置と、前
記各サイザー装置の動作モードを制御する制御手段とを
具備し、前記第1および第2の縦芯材切削用サイザー装
置を、それぞれ木製パネルの左右側面をそれぞれ切削加
工するサイザー刃と、木製パネルをこれらサイザー刃に
向け押圧する押圧手段と、この押圧手段によって押圧移
動される木製パネルに突き当たって木製パネルの切削位
置を設定するストッパー手段とにより構成し、前記横芯
材切削用サイザー装置を、搬送路を横断する方向に移動
自在に配設されかつ木製パネルの横芯材を切削加工する
サイザー刃と、搬送路に沿って送られてきた木製パネル
の前端に突き当たって木製パネル前端の切削位置を決め
るストッパー手段と、前端がサイザー加工された木製パ
ネルを木製パネルの長さ寸法分送る送り手段とから構成
する一方、前記制御手段を、切削すべき木製パネルの長
さ寸法および幅寸法をそれぞれ入力する入力手段と、第
1の縦芯材切削用サイザー装置により一側の端面が切削
加工された木製パネルの実寸を検知する第1の検知手段
と、横芯材切削用サイザー装置により前端が切削加工さ
れた木製パネルの実寸を検知する第2の検知手段と、こ
れら2つの検知手段の検知結果と入力手段より入力され
た木製パネルの寸法との比較から前記縦芯材および横芯
材の切削加工用サイザー装置の運転条件の成立の有無を
判断する判断手段とを具備してなるものである。
【0008】
【作用】本発明にかかるシステムであると、搬送路に沿
って送られた木製パネルは、まず第1の縦芯材切削用サ
イザー装置によりパネル一側面がサイザー加工される。
そして、当該木製パネルが第2の縦芯材切削用サイザー
装置によりサイザー加工される前に第1の検知手段によ
り木製パネルの実寸が測られ、この検知手段の結果と木
製パネルの入力寸法(幅寸法)との比較から第2の縦芯
材切削用サイザー装置の運転条件の成立の有無が判断さ
れる。
【0009】一方、前記横芯材切削用サイザー装置に向
け送られた木製パネルは、自身の前端がサイザー加工さ
れた後、第2の検知手段によりパネル実寸が測定され、
この検知手段の検知結果と木製パネルの入力寸法(長さ
寸法)との比較からパネル後端の横芯材の切削用サイザ
ー装置の運転条件の成立の有無が判断される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。まず、図1ないし図3によりサイザーライン全
体の構成を説明する。
【0011】図中符号1は矩形輪郭に組まれた木製パネ
ルPを横に倒した状態で搬送する多数の駆動ローラ1a
からなる搬送路である。この搬送路1は図1矢印(イ)
より矢印(ロ)、図2(ハ)に向けて木製パネルPを搬
送するもので、この搬送路1の両側部には、前記木製パ
ネルPの左右両側部を所定寸法に切断する第1および第
2の縦芯材切削用サイザー装置2A,2Bが、搬送方向
のに所定間隔をあけてかつ互いに搬送路1の逆側に位置
するように設けられている。
【0012】また、それら縦芯材切削用サイザー装置の
後段には、木製パネルPの長さ方向の前後端部を、所定
寸法に切断する横芯材切削用サイザー装置3が設けられ
ている。
【0013】すなわち、このサイザーラインでは、木製
パネルPは搬送路1上を搬送され、その搬送途中におい
て前記各サイザー装置2A,2B,3により前後左右の
各端面が順番にサイザー加工されることによって、所定
寸法に仕上げられるようになっている。
【0014】なお、これら各サイザー装置は後述の制御
手段50により、その動作モードが制御されるようにな
っており、特に本発明では、木製パネルPの切削不良が
出たときに、サイザー装置2B、3を停止できることを
最大の特徴としているものである。
【0015】前記第1および第2の縦芯材切削用サイザ
ー装置2A,2Bは基本的には同じ構成であり、ここで
はそのうちの片側の第1の装置2Aのみについて説明
し、他側部の装置2Bの説明は省略する。
【0016】なお、第1の縦芯材切削用サイザー装置2
と、第2の縦芯材切削用サイザー装置2Bとの相違点
は、第2の縦芯材切削用サイザー装置2Bには、移動定
規5の移動量を実測するリニアスケール18が付設され
ているが、第1の縦芯材切削用サイザー装置2Aには付
設されていない点であり、前記リニアスケール18は、
移動定規5の移動量を基準に、第1の縦芯材切削用サイ
ザー装置2Aにより一側の端面が切削加工された木製パ
ネルPの実寸を測って判断手段55にその値の信号を送
るようになっている。
【0017】図4は前記縦芯材切削用サイザー装置2B
の外略構成を示す平面図である。この図に示すように搬
送路1の一側部には、木製パネルPを搬送方向と直交す
る方向に押圧移動させる移動定規5が、その長さ方向を
搬送方向と平行となるように設けられている。
【0018】この移動定規5は、木製パネルPを搬送方
向と直交する方向に押圧する押圧手段となるもので、木
製パネルPを搬送方向に離間して設けられた図示せぬ案
内部材によって前記搬送方向と直交する方向に移動自在
に設けられており、該移動定規5に螺合されたボルト棒
7,7が駆動手段によって互いに同期した状態で回転さ
れることにより移動操作されるものである。
【0019】前記搬送路1の移動定規5に対向する他側
部には、移動定規5によって押圧移動される木製パネル
Pに突き当たって木製パネルPを所定位置に停止させる
複数のエアーシリンダ(ストッパー手段)8…が、搬送
路1の搬送方向と直交する方向へ延在するようにかつ互
いに適宜間隔をあけて設けられている。
【0020】エアーシリンダ8は、内部に収納されたピ
ストンロッド8aが伸張した際に、その先端部8bで突
き当てて停止させる木製パネルPの停止位置が、図にも
示すように搬送路1の側部から所定量突出させた状態に
なるように、その位置が決定されている。
【0021】前記搬送路1の他側部には、前記エアーシ
リンダ8…によって停止させた木製パネルPをその位置
で固定させる固定手段10が設けられている。
【0022】この固定手段10は、ここでは図5にも示
すように、搬送方向に延在する昇降板11が、フレーム
Fから延びる案内部材(図示略)により上下動自在に支
持されるとともに、上部フレームに取り付けられたエア
ーシリンダ13のピストンの先端に連結されており、エ
アーシリンダ13が伸縮操作されることにより、昇降板
11と搬送路1の側板14との間に挟み込むことで、前
記木製パネルPを固定する構造のものが用いられてい
る。
【0023】さらに、前記搬送路1の他側部には、固定
手段10によって固定させた木製パネルPの側部を切断
するサイザー刃15が、その刃面を搬送路1の搬送方向
と平行にかつ同方向に移動自在に設けられている。サイ
ザー刃15は、概略、円板状の刃15aと、この刃15
aを回転させるためのモーター15bとを有してなる丸
ノコ状のもので、刃15aの回転により木製パネルPの
端面をサイザー加工するものである。
【0024】なお、サイザー刃15の上部には刃15a
に沿ってカバーが設けられ、サイザー加工の際にこのカ
バーによって収集される切り粉は、該カバーにつながる
吸引用のフレキシブルチューブを介して所定箇所まで移
送されるようになっている。
【0025】次に、図7ないし図9を参照して横芯材切
削用サイザー装置3の構成について説明する。
【0026】これは、搬送路1の途中に設置された基台
30と、この基台30のスリット30aより出没しかつ
搬送路1を横断する方向に移動自在に配設されたサイザ
ー刃31と、搬送路1に沿って送られてきた木製パネル
Pの前端に突き当たって木製パネル前端の切削位置を決
めるストッパー手段32と、前端がサイザー加工された
木製パネルを木製パネルの長さ寸法分送る送り手段(実
施例ではサーボモータ36と上部送り装置40)と、搬
送路1に沿って送られてきた木製パネルPの前端に突き
当たって木製パネル後端の切削位置を最終的に設定する
位置決め手段33と、前記ストッパー手段32および位
置決め手段33によって固定させた木製パネルPをその
位置で固定させる固定手段34とを主体として構成され
ている。
【0027】前記サイザー刃31は、円板状の刃31a
と、この刃31aを回転させるためのモーター31bと
を有してなる丸ノコ状のもので、刃31aの回転により
木製パネルPの端面をサイザー加工するようになってい
る。
【0028】前記ストッパ手段32は、実施例では、搬
送路1の幅方向に延在しかつ木製パネルPの前端面に当
接してパネルPを止めるロールバー32aと、このロー
ルバー32aを縦回動自在に支持するアーム32bとか
ら構成されており、ロールバー32aを下げることによ
りパネルPを位置決めするようになっている。
【0029】一方、前記位置決め手段33は、搬送路1
を股ぐ形態の門型をした架構33aと、この架構33a
の梁部に出没自在に取り付けられかつパネルPの前端面
に当接してこれを止める止め板33bと、前記架構33
aを搬送路1に沿って移動させ、切削加工すべきパネル
Pの長さ寸法に応じた位置に架構を移動させる移動機構
(図示せず)とを主体として構成されている。
【0030】なお、前記架構33aの走行範囲にある搬
送路1には、架構33aの移動量を実測するリニアスケ
ール35が付設されており、またこのリニアスケール3
5は、架構33aの移動量を基準に、前端面が切削加工
された木製パネルPの実寸を測って制御手段50にその
値の信号を送るようになっている。
【0031】また、前記各ストッパー手段32、33に
よって固定させた木製パネルPをその位置で固定させる
固定手段34としては、エアシリンダー34aと、この
シリンダー34aのロッド先端に取り付けられた押圧部
34bとから構成されたものが用いられており、シリン
ダー34aのロッドを伸縮させることによって、木製パ
ネルPの上面を押圧したり、その押圧を解除したりする
ことができるようになっている。
【0032】なお、この横芯材切削用サイザー装置3の
後段の搬送路1は、搬送路1を構成する各ローラ1a
が、サーボモータ36により、駆動機構37を介して回
転するようになっており、サーボモータ36の回転量に
より木製パネルPを所定の長さ送るようになっている。
【0033】また実施例では、搬送路1の上方に、木製
パネルPの上面を押圧しつつパネルPを後方に送る上部
送り装置40が付設されており、この上部送り装置40
は、駆動搬送輪40aと、この駆動搬送輪40aを回転
駆動させる駆動モータ40bとを主体として構成されて
いる。
【0034】次に、図10を参照して制御手段50につ
いて説明すると、これは、切削すべき木製パネルの長さ
寸法および幅寸法をそれぞれ入力する入力手段51と、
データを表示する表示部52と、第1の縦芯材切削用サ
イザー装置2Aにより一側の端面が切削加工された木製
パネルPの実寸を検知する第1の検知手段(実施例では
リニアスケール18)53と、横芯材切削用サイザー装
置3により前端が切削加工された木製パネルの実寸を検
知する第2の検知手段(実施例ではリニアスケール3
5)54と、これら2つの検知手段18、35の検知結
果と入力手段51より入力された木製パネルの寸法との
比較から前記縦芯材および横芯材の切削加工用サイザー
装置の運転条件の成立の有無を判断する判断手段55
と、各サイザー装置2A、2B、2Cの動作モードを制
御する制御部56とを具備した構成となっている。
【0035】そして、前述した各サイザー装置は、前記
制御部56から供給される命令に応じてこれに対応する
モードで動作を行なうようになっており、また判断手段
55の判断結果により運転条件の成立が確認されたこと
を条件として、第2の縦芯材切削用サイザー装置2Bお
よび横芯材切削用サイザー装置3を起動するようになっ
ている。
【0036】次に、前記実施例の作用について説明す
る。なお、以下のサイザー加工の処理に当たっては、予
め入力手段により木製パネルPの大きさ(長さ寸法、幅
寸法)が制御部56に入力され、各サイザー装置2A、
2B、3はそれぞれ木製パネルPの大きさに応じた動作
モードにより動作させられることは言うまでもない。
【0037】矩形輪郭に組まれた枠体の両面に面材を貼
設することで作成される木製のパネルPを連続的に搬送
路1に送る。木製パネルPは搬送路1に沿って搬送され
るが、移動定規5に対向する位置に来ると、搬送が停止
される。
【0038】その後、移動定規5が搬送路1の搬送方向
と直交する方向に移動し、該木製パネルPを搬送路1の
他側部に押圧移動させて、あらかじめ伸張されているシ
リンダ8のピストン8aの先端部8bに突き当て停止さ
せる。これにより、木製パネルPはその側部が搬送路1
の側部から所定量突出された状態で停止される。
【0039】次いで、エアーシリンダ13が伸張し、昇
降板11を下降させ、該昇降板11と下側の搬送路の側
板14との間で挟み込むことにより、前記停止させた木
製パネルPをその位置に固定する。なお、この間は、木
製パネルPが所定位置からずれないように、前記シリン
ダ13を伸張させたままにするとともに前記移動定規5
によって木製パネルPを押圧したままとする。
【0040】前記木製パネルPの固定が終わった時点
で、前記搬送路1から離間するようにシリンダ8が短縮
してそのピストン8aが退いた後、その場所にサイザー
刃15が移動して前記木製パネルPの片がわ側部をサイ
ザー加工する。
【0041】前記サイザー加工が終わると、サイザー刃
15、昇降板11が元の位置に戻ると共に、シリンダ8
が伸張して木製パネルPを搬送路1上に戻す。そして、
この戻した木製パネルPを再び搬送路1によって第2の
縦芯材切削用サイザー装置2Bに搬送する。
【0042】その後、第2の縦芯材切削用サイザー装置
2Bの位置で木製パネルPの搬送が終了し、第2の縦芯
材切削用サイザー装置2Bの移動定規5が搬送路1の搬
送方向と直交する方向に移動し、該木製パネルPを搬送
路1の他側部に押圧移動させて、あらかじめ伸張されて
いるシリンダ8のピストン8aの先端部8bに突き当て
停止させる。
【0043】この時、移動定規5と連動するリニアスケ
ール18から木製パネルPの幅寸法の実寸が測定され、
このリニアスケールで測定された値が判断手段55に送
られて、予め入力された木製パネルPの幅寸法の値と比
較判断され、その比較値が許容範囲内(例えば1.5m
m以内)であれば、次のサイザー加工に処理が移され、
逆に許容範囲外であれば、サイザー装置が停止される。
なお、リニアスケール18で測定された実測値並びにパ
ネルPの寸法値、比較値はそれぞれ表示部52により表
示されてオペレータがそれを確認できることは勿論であ
る。
【0044】そして、前記比較値が許容範囲内と判断さ
れると、前記と同様の手順で、木製パネルPの反対側の
側部がサイザー加工される。なお、この後段のサイザー
装置2Bで木製パネルPをサイザー加工するとき、後か
ら続いてくる木製パネルPは前段側のサイザー装置2A
で同時に加工されることとなる。
【0045】その後、左右両側端がサイザー加工された
木製パネルは、さらに横芯材切削用サイザー装置3に向
け搬送され、このサイザー装置3によって、前後端部を
サイザー加工される。
【0046】この手順は以下の通りである。すなわち、
搬送路1に沿って搬送された木製パネルPは、横芯材切
削用サイザー装置3の基台30上において、ストッパー
手段32により停止させられ、パネル前端面の切削位置
が設定される。
【0047】次いで、固定手段34のエアーシリンダー
34aが作動し、押圧部34bを下降させ、この押圧部
34bと下側の基台30との間で木製パネルPを挟み込
むことにより、この木製パネルPを固定する。
【0048】その後、第1のストッパー手段32のロー
ルバー32aが上昇するとともに、サイザー刃31が上
昇し切削方向に移動して前記木製パネルPの前端面をサ
イザー加工する。
【0049】前記サイザー加工が終わると、エアーシリ
ンダー34aが作動して押圧部34bを上昇させ、木製
パネルPが前方に送られる。前方に送られた木製パネル
Pは、サーボモータ36の作用により、搬送路1上をパ
ネルの長さ寸法だけ前進させられ、パネル後端の切削位
置が設定される(図9参照)。
【0050】前記パネルPが搬送路1上をパネルの長さ
寸法だけ前進させられると、位置決め手段33の架構3
3aが止め板33bを下方に突出させた状態でパネル側
に向けて移動させられ、この際に、位置決め手段33を
構成する架構33aの移動量がリニアスケール35によ
り実測され、その実測値が判断手段55に信号として送
られる。
【0051】そしてここでは、前記リニアスケール35
により測定された長さ寸法の実測値が予め入力された木
製パネルPの長さ寸法の値と比較判断され、その比較値
が許容範囲内であれば、後端面のサイザー加工に処理が
移され、逆に許容範囲外であれば、サイザー装置3が停
止される。
【0052】そして、前記比較値が許容範囲内と判断さ
れると、前記と同様の手順で、木製パネルPの後端面が
サイザー加工される。
【0053】以下、この手順を繰り返すことにより、木
製パネルの4端面を連続的にサイザー加工を施すことが
できる。
【0054】しかして、前記の加工では、木製パネルP
を固定してサイザー加工を行うため、シャープな切断面
が得られる。また、木製パネルPを連続的に搬送しなが
らその流れの中でサイザー加工を行うことから、効率の
よい加工が行える。
【0055】なお、左右幅が異なる木製パネルPに対し
てサイザー加工する場合には、前記移動定規5の停止位
置を調整することにより対処する。
【0056】なお、本発明のサイザー加工装置は、前記
実施例で示したものに限らず、各部材の形状、寸法、あ
るいは作業手順等の具体的な構成要素は、実施に当たり
適宜変更可能である。
【0057】また、サイザー刃としては、木製パネルの
側端面をサイザー加工できる構成のものであれば、前記
実施例で示した丸コノ状のもの以外のものでも使用可能
であり、これを駆動させるための駆動装置も、前記実施
例で示したものに限定されない。
【0058】また本発明にかかるシステムであると、搬
送路に沿って送られた木製パネルは、パネルの一面がサ
イザー加工された後、サイザー加工された対向面をサイ
ザー加工する前に、第1ないし第2の検知手段(実施例
出はリニアスケール18、35)により、木製パネルの
実寸が測られ、この検知手段の結果と木製パネルの入力
寸法(幅寸法、長さ寸法)との比較から第2の縦芯材切
削用サイザー装置並びに横芯材切削用サイザー装置の運
転条件の成立の有無が判断され、これにより、不良パネ
ルを許容誤差の範囲内において、次工程のサイザー加工
の前に発見することができるので、製品の歩留まりを良
くすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるパ
ネル不良検知システムによれば、搬送路に沿って送られ
た木製パネルは、パネルの一面がサイザー加工された
後、この一面に対向する対向面をサイザー加工する前
に、第1ないし第2の検知手段により、木製パネルの実
寸が測られ、この検知手段の結果と木製パネルの入力寸
法(幅寸法、長さ寸法)との比較から第2の縦芯材切削
用サイザー装置並びに横芯材切削用サイザー装置の運転
条件の成立の有無が判断され、これにより、不良パネル
を次工程のサイザー加工の前に発見することができるの
で、製品の歩留まりを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル不良検知システムを備えたサイ
ザーラインの縦芯材切削用サイザー装置の平面図であ
る。
【図2】本発明のパネル不良検知システムを備えたサイ
ザーラインの横芯材切削用サイザー装置の平面図であ
る。
【図3】同じく本発明のパネル不良検知システムを備え
たサイザーラインの横芯材切削用サイザー装置の平面図
である。
【図4】縦芯材切削用サイザー装置の平面図である。
【図5】図4のXーX線に沿う断面図である。
【図6】縦芯材切削用サイザー装置の作用を説明するた
めの平面図である。
【図7】横芯材切削用サイザー装置の平面図である。
【図8】横芯材切削用サイザー装置の側面図である。
【図9】横芯材切削用サイザー装置の作用を説明するた
めの平面図である。
【図10】制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 搬送路 2A 第1の縦芯材切削用サイザー装置 2B 第2の縦芯材切削用サイザー装置 3 横芯材切削用サイザー装置 5 移動定規(押圧手段) 8 エアーシリンダ(ストッパー部材) 10 固定手段 15 サイザー刃 18、35 リニアスケール 50 制御手段 51 入力手段 52 表示部 53 第1の検知手段 54 第2の検知手段 55 判断手段 56 制御部 P 木製パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材によって四角枠状に組まれた枠体の
    少なくとも一面に面板を貼設してなる木製パネルを、横
    にした状態で搬送路に沿って搬送し、その搬送途中にお
    いて、木製パネルの前後左右の4面をサイザー刃により
    順番に切削加工するようにした木製パネルのサイザーラ
    インであって、 パネルの一方の縦芯材を切削する第1の縦芯材切削用サ
    イザー装置と、パネルの他方の縦芯材を切削する第2の
    縦芯材切削用サイザー装置と、パネル前後の横芯材を切
    削する横芯材切削用サイザー装置と、前記各サイザー装
    置の動作モードを制御する制御手段とを具備し、 前記第1および第2の縦芯材切削用サイザー装置は、そ
    れぞれ木製パネルの左右側面をそれぞれ切削加工するサ
    イザー刃と、木製パネルをこれらサイザー刃に向け押圧
    する押圧手段と、この押圧手段によって押圧移動される
    木製パネルに突き当たって木製パネルの切削位置を設定
    するストッパー手段とにより構成され、 前記横芯材切削用サイザー装置は、搬送路を横断する方
    向に移動自在に配設されかつ木製パネルの横芯材を切削
    加工するサイザー刃と、搬送路に沿って送られてきた木
    製パネルの前端に突き当たって木製パネル前端の切削位
    置を決めるストッパー手段と、前端がサイザー加工され
    た木製パネルを木製パネルの長さ寸法分送る送り手段と
    を具備し、 一方、前記制御手段は、切削すべき木製パネルの長さ寸
    法および幅寸法をそれぞれ入力する入力手段と、第1の
    縦芯材切削用サイザー装置により一側の端面が切削加工
    された木製パネルの実寸を検知する第1の検知手段と、
    横芯材切削用サイザー装置により前端が切削加工された
    木製パネルの実寸を検知する第2の検知手段と、これら
    2つの検知手段の検知結果と入力手段より入力された木
    製パネルの寸法との比較から前記縦芯材および横芯材の
    切削加工用サイザー装置の運転条件の成立の有無を判断
    する判断手段とを具備してなることを特徴とする木製パ
    ネル用サイザーラインにおけるパネル不良検知システ
    ム。
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