JPH05132602A - 塩素化pvcブレンド - Google Patents

塩素化pvcブレンド

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JPH05132602A
JPH05132602A JP4115664A JP11566492A JPH05132602A JP H05132602 A JPH05132602 A JP H05132602A JP 4115664 A JP4115664 A JP 4115664A JP 11566492 A JP11566492 A JP 11566492A JP H05132602 A JPH05132602 A JP H05132602A
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JP
Japan
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polyvinyl chloride
weight
inherent viscosity
parts
pvc
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JP4115664A
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English (en)
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William S Greenlee
エス.グリーンリー ウイリアム
Philip L Kinson
エル.キンソン フイリツプ
Murali Rajagopalan
ラジヤゴパラン ムラリ
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Goodrich Corp
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BF Goodrich Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/22Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers modified by chemical after-treatment
    • C08L27/24Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers modified by chemical after-treatment halogenated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された特性の組合せを有する硬質製品の
射出成形による加工を可能にする改良された特性を有す
るCPVCのブレンドを提供する。 【構成】 ASTM-D1243により測定し、0.2 〜2.0 のイン
ヘレント粘度を有する前駆体ポリ塩化ビニルポリマーよ
り製造され、塩素を60〜70重量%含む塩素化ポリ塩化ビ
ニル(CPVC)ポリマー100 重量部、及びそれと混合
されそして0.4 〜2.5 のインヘレント粘度を有するポリ
塩化ビニルポリマー1〜30部を含むブレンド組成物であ
って、前記ポリ塩化ビニルの前記インヘレント粘度が、
前記塩素化ポリ塩化ビニル用の前記前駆体ポリ塩化ビニ
ルのインヘレント粘度より0.2 〜1.0 I.V.ユニット高い
(ΔI.V.)組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、改質塩素化ポリ塩化ビニル(C
PVC)樹脂、化合物及びそれより得られる製品に関す
る。特に、例えば改良された特性の組合せを有する硬質
製品の射出成形による加工を可能にする改良された特性
を有するCPVCのブレンドが開示される。
【0002】物理的化合物改良に関し種々の方法が現れ
ているように、最近CPVCがさかんに研究されてい
る。改良は、特に射出成形用途に適用可能な流れ改良に
ついて示された。成形及び性能特性の向上が急がれたC
PVCの改良において種々の溶融流れ及び耐衝撃性改良
剤が用いられた。
【0003】最近の開示は、改質CPVCに関する方法
が示されている。米国特許第 4,847,331号は、約60〜66
重量%の塩素含量を有するCPVC及びブレンドの80重
量%以下含むポリメチルメタクリレートのブレンドを含
むCPVC化合物を開示している。この組成物は均一
な、実質的に1つの相挙動を示し、ここでCPVC及び
ポリメチルメタクリレートは実質的に又は完全に混和性
である。得られる混合した物質は高温耐久性を示し、23
0 ℃の温度まで均一を保つ。
【0004】米国特許第 4,647,626号は、15〜25重量%
のアクリロニトリル含量を有するスチレン−アクリロニ
トリル(SAN)コポリマー及び60〜67重量%の塩素含
量を有するCPVCのブレンドを開示している。1つの
ガラス転移吸熱量から部分溶解性が推定される。
【0005】米国特許第 4,710,533号は、α−メチルス
チレンのような流れを高めるポリマー及び前記SANコ
ポリマーを含むCPVCブレンドを開示している。AB
Sのような耐衝撃性改良剤も示唆されている。
【0006】米国特許第 4,501,849号は、加工の間CP
VC化合物の溶融速度を遅らせる、高い溶融流れのポリ
プロピレンとの硬質CPVCブレンドを開示している。
【0007】従って、CPVCとPVCのある種のブレ
ンドがかなり改良された特性の組合せを示し、特定のブ
レンドが特性の改良と共に、特に製品の射出成形に有効
な溶融流れを示すことは未知であった。そのようなブレ
ンドは前記溶融流れ及び耐衝撃性改良剤を用いる必要性
が低下もしくは排除され、それによって化合物に、例え
ば難燃性、加工容易性及び原料コストのような改良を与
える場合望ましい。
【0008】本発明の態様は、特性改良の所望の組合せ
を得るようなCPNCとPVCの2つの樹脂の間のその
対数粘度数(インヘレント粘度)の差の割合の前記樹脂
の間の関係でCPNCとPVC樹脂のブレンドを提供す
ることである。
【0009】本発明の他の態様は、このΔI.V.関係を基
準としてCPNCとPVCの2つの樹脂を選ぶことによ
り達成される高い溶融流れを示すPVCとのCPNCブ
レンドを提供することである。
【0010】本発明の他の態様において、従来の耐衝撃
性改良剤を少量含み、それによって改良された耐候性及
び薬品耐性を可能にする前記ブレンドが、このΔI.V.関
係により製造される。
【0011】本発明のさらに他の態様において、前記ブ
レンドは、このΔI.V.関係により製造され、射出成形法
に特に望ましい適切な溶融流れを示すことに加え、高い
加熱撓み温度を示す。
【0012】これらの態様は、ASTM-D1243により測定
し、0.2 〜2.0 、好ましくは0.2 〜1.0 、より好ましく
は0.3 〜0.8 、最も好ましくは0.4 〜0.7 のインヘレン
ト粘度を有する前駆体ポリ塩化ビニルポリマー由来の塩
素化ポリ塩化ビニルポリマー、及び0.4 〜2.5 のインヘ
レント粘度を有するポリ塩化ビニルポリマーを含み、前
記ポリ塩化ビニルの前記インヘレント粘度が、前記塩素
化ポリ塩化ビニル用の前記前駆体ポリ塩化ビニルのイン
ヘレント粘度より少なくとも0.2 I.V.ユニット(ΔI.
V.)高いブレンドにより可能となる。好ましくは、ΔI.
V.は0.2 〜1.0ユニット、より好ましくは0.3 〜1.0 ユ
ニット、最も好ましくは0.35〜0.65ユニットであるが、
PVCの量がCPVC及びPVCの合わせた100 重量部
あたり約15重量部を越えない場合、ΔI.V.は約1.0 〜2.
0 ユニットにある。ΔI.V.が1.0 もしくはそれ以下であ
る場合、ポリ塩化ビニルの量は、ポリ塩化ビニルと塩素
化ポリ塩化ビニルの合わせた100 重量部あたり1〜70重
量部、好ましくは1〜50重量部、より好ましくは3〜30
重量部、最も好ましくは5〜15重量部である。このブレ
ンドはさらに、ポリ塩化ビニルと塩素化ポリ塩化ビニル
の合わせた100 重量部あたり1〜50重量部、好ましくは
3〜30重量部、より好ましくは5〜12重量部の耐衝撃性
改良剤を含んでよい。本発明はまた、Tgを高める添加剤
を含んでよい。そのような添加剤が存在する場合、本発
明のブレンド組成物は、この添加剤の脆化作用を補う。
【0013】後塩素化PVC(CPVC)は本発明にお
いて、約57重量%以上約78重量%以下の結合した塩素を
含むと規定される。市販入手可能なCPVCは通常約57
wt%以上の塩素を含み、約60〜67重量%の塩素が最も一
般的である。本発明に用いられるCPVCは望ましくは
約60〜約70重量%、好ましくは約63〜約69重量%の塩素
を含む。約70%以上の塩素含量を有する塩素化PVCの
使用には制限がある。
【0014】分子量を直接示すものとして、後塩素化さ
れる前駆体PVCのインヘレント粘度は、約0.2 〜約2.
0 I.V.もしくはそれ以上である。好ましいI.V.は約0.3
〜約1.であり、約0.35〜0.7 が最も好ましい。約2.0 以
上のI.V.を有する前駆体PVC由来のCPVCは本発明
のブレンドに望ましくない。本明細書において、CPV
CのI.V.は前記CPVC用の前駆体PVCのI.V.と理解
されるであろう。
【0015】PVCの後塩素化法は、例えば、液体塩素
法を開示している米国特許第 4,377,459号に記載されて
いる。従来の方法で製造されたCPVCの使用も本発明
の範囲内に含まれる。
【0016】本発明におけるポリ塩化ビニルポリマー
は、ポリ塩化ビニルホモポリマー、塩化ビニルコポリマ
ー、グラフトコポリマー、高熱撓み温度草加ポリマー、
耐衝撃性強化剤、バリヤーポリマー、連鎖移動剤、安定
剤、可塑剤もしくは流れ改良剤のような他のポリマーの
存在下重合されたハロゲン化ビニルポリマーを含む。例
えば、改良の組合せは、連鎖移動剤の存在下、低粘度、
高ガラス転移温度(Tg)増加剤を過重合することにより
PVCポリマーより得られる。そのような方法は、米国
特許第 4,814,387号に開示されている。他の実施態様に
おいて、塩化ビニルは前記Tg増加剤の存在下で重合さ
れ、このTg増加剤は塩化ビニル重合の前又は間に形成さ
れる。
【0017】選ばれたPVCが塩化ビニルコポリマーで
ある場合、塩化ビニルと共重合性でありそして公知であ
るモノマーを用いてよく、従って、本発明の実施は1種
以上のコモノマーの使用を除外しない。そのようなPV
C用の共重合性モノマーは、アクリレートエステル、メ
タクリレートエステル、モノオレフィン、ジオレフィ
ン、スチレン誘導体、アクリロニトリル、ビニルエステ
ル、塩化ビニリデン、ビニルエーテル、並びにアリルメ
タクリレート及びジアリルフタレートのような架橋性コ
モノマーを含む。好ましいコモノマーは、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、イソブチレン及び塩化ビニリデンを含む。
最も好ましいコモノマーは、ブレンドのHDTを低下さ
せない少量のエチレン、プロピレン、1−ブテン及びイ
ソブチレンである。塩化ビニルと重合されるコモノマー
の量は、当業者に理解されているように、コモノマーの
選択によって異なる。本発明のポリ塩化ビニルポリマー
は、後塩素化されているかどうかにかかわらず、最も好
ましくは、最も好ましいコモノマーを少量含むポリ塩化
ビニルホモポリマーもしくはコポリマーである。
【0018】PVC樹脂の製造は公知であり、従って、
詳細な説明は省く。CPVCと混合したPVCのI.V.は
0.4 〜2.5 もしくはそれ以上、好ましくは0.6 〜1.9 、
より好ましくは0.8 〜1.6 、最も好ましくは0.9 〜1.05
である。従来のPVC樹脂は、限定するものではない
が、懸濁、塊、溶液、乳濁、分散及び微細懸濁法のよう
な公知の重合法により製造される。本発明においてポリ
塩化ビニルの好ましい従来の製造方法は、水性懸濁法で
あり、米国特許第 4,659,791号(791) 、4,775,699 号、
4,797,458 号、及び4,871,780 号に開示されている。79
1 の懸濁法は、反応全体の間、反応媒体を攪拌すること
を含む。水が重合媒体であり、約1:1〜1:10の水に
対するビニルモノマーの比が用いられる。好ましくは、
1:1〜1:4の水に対するビニルモノマーの比が用い
られる。前記塩素化ポリ塩化ビニル用の前駆体PVCを
製造するための好ましい懸濁法は、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース分散体の使用を含む。好ましくは、本
発明のブレンドにおいてスキンレスPVC懸濁樹脂が用
いられる。スキンレスPVC樹脂の製造方法は米国特許
第 4,711,908号に開示されている。
【0019】混合されたCPVC及びPVC樹脂の製造
に用いられるPVCの特定のインヘレント粘度は、通常
各樹脂の重合の間、重合温度により及び/又は連鎖移動
剤の使用により調節される。
【0020】本発明において特に重要な点は、ASTM-D12
43により測定し、CPVC用のPVC前駆体のI.V.に対
するPVCのI.V.である。各々は以下の例によって示さ
れる高められた特性を示すため特定のΔI.V.内で選ばれ
る。
【0021】インヘレント粘度は樹脂の相対粘度の自然
対数と粘度の測定に用いられる溶液の重量濃度との比と
規定されている。30℃において100ml のシクロヘキサノ
ン中0.2gサンプルのインヘレント粘度を測定するためAS
TM-D1243-58T方法A と同様の方法が用いられる。これら
の値は重合度(JIS K6721) 及びポリマーの重量平均分子
量に相関し、Plastics, 28, p.98 (1963)に報告されて
いる。
【0022】上記のように、ハロゲン化ポリマーの許容
される溶融流れに関し最大塩素含量及びI.V.に制限があ
る。最近開示されたCPVC流れ増加剤、例えばα−メ
チルスチレンポリマーもしくは高溶融流れポリプロピレ
ンは通常CPVCとの十分な混和性を欠いており、脆い
ブレンドを与え、従って、追加相溶化剤もしくは耐衝撃
性改良剤が必要である。
【0023】本発明の方法は、好ましくは相溶化剤もし
くは耐衝撃性改良剤を必要とする不相溶性流れ増加剤を
用いず、少量の高いI.V,のPVCを用いてCPVCを改
良することを含む。この方法は低レベルの従来の耐衝撃
性改良剤で所望の特性の組合せを提供する。特に、相対
的に高い溶融流れCPVCはCPVC用の前駆体PVC
よりも高いI.V.を有するPVCと混合された。これは溶
融流れ速度を低下させたが、ブレンドの実際の加工を制
限するほどではない。この溶融流れの低下は、引張強
さ、伸び及び衝撃強さの予想外の改良を伴い、加熱撓み
温度をそれほど損なうことなく達成された。好ましいブ
レンドは、CPVC用の前駆体PVCのI.V.より少なく
とも約0.2 高いI.V.を有するPVCを含み、ΔI.V.は好
ましくは0.2 〜1.0 I.V.、より好ましくは0.3 〜1.0 、
最も好ましくは0.35〜0.65であり、混合されるPVCは
常に高いI.V.を有する。この関係により、CPVC前駆
体樹脂に対し広範囲のI.V.が選択可能であり、混合され
るPVCのI.V.は有利には所望の特性のバランスを与え
るように選ばれる。例えば、約0.3 〜約0.8 のI.V.を有
する前駆体PVCより得られる好ましいCPVCポリマ
ーはCPVCより高いI.V.を有するPVCポリマーとの
ブレンドにおいて選ばれる。特定のCPVCに適したP
VCのI.V.は、好ましくはCPVC用の選ばれた前駆体
PVCのI.V.より約0.2 〜約1.0 ユニット高い。
【0024】好ましいCPVC及びPVCΔI.V.範囲内
において、CPVC及びPVCの重量比を変えることに
より他の組成物が考えられる。通常、高い変形温度を望
む場合、このブレンドは与えられた関係により選ばれた
前駆体I.V.を有するCPVCからなり、混合されたPV
Cは好ましくは、ブレンド中の合わせたCPVC及びP
VCの100 重量部あたり1〜約100重量部、好ましくは
1〜70重量部、より好ましくは3〜30重量部、最も好ま
しくは5〜15重量部の量存在する。
【0025】CPVC/PVCブレンドに見られるΔI.
V.の関係は、これらの樹脂の各々の間における高度の相
溶性が強化ブレンドを可能にする点で独特である。PVC
成分の用いられる量は所望の改良が達成されるに十分で
あり同時に加熱撓み温度がそれほど犠牲にされない量で
ある。溶融流れはそれほど犠牲とならず、改良された強
度、耐衝撃性、HDT、耐候性及び耐薬品性の最適なバ
ランスを示すブレンドに対し適当なままであった。さら
に、従来の耐衝撃性改良剤が通常溶融流れ抑制剤として
作用するので、本発明のブレンドに必要な低レベルの耐
衝撃性改良剤により、溶融流れの相対的増加が達成され
る。
【0026】上記のPVC前駆体ポリマーに達成される
改良に加え、所望の流れ増加添加剤は、前記α−メチル
スチレンポリマー、ポリプロピレン、イミド化PMM
A、及び低アクリロニトリル含有SANコポリマーであ
る。
【0027】CPVC/PVCブレンドは公知の種々の
滑剤及び安定剤を有効量、好ましくは0.5 〜約15重量部
含む。例えば、ステアリン酸、酸化ポリエチレン、ポリ
プロピレン、パラフィンワックス、及び混合物を含む脂
肪エステルの金属塩のような種々の外部滑剤も用いてよ
い。PVC及びCPVC用の安定剤は、バリウム/カド
ミウム/亜鉛化合物、及び種々の有機錫、例えばメチ
ル、ブチル、オクチル錫カルボキシレート、メルカプト
カルボキシレート、メルカプチド、グリコレート、チオ
グリコレート等を含む。特定の例は、ジブチル錫-S-S'-
ビス-(イソオクチルメルカプトアセテート) 、ジブチル
錫ジラウレートを含み、有機錫ジイソオクチルチオグリ
コレートが好ましい。第二の安定剤、例えばホスフィッ
ト、及びリン酸の金属塩も含んでよい。塩の特定の例
は、水溶性アルカリ金属ホスフェート塩、二ナトリウム
水素ホスフェート、オルトホスフェート、例えば前記ア
ルカリ金属のモノ、ジ、及びトリオルトホスフェート、
アルカリ金属ポリホスフェート、テトラポリホスフェー
ト、及びメタホスフェート等を含む。第二の安定剤の典
型的なレベルは、ハロゲン化ポリマー100 重量部あたり
約0.1 〜約7.0 重量部である。さらに、酸化耐性、U.V.
耐性等を与えるため、フェノール、BHT、BHA、種
々のヒンダードフェノールのような抗酸化剤も混入して
よく、安定化ベンゾフェノンのような種々の抑制剤も用
いてよい。
【0028】高い衝撃値がしばしば望ましいので、追加
耐衝撃性改良剤を混入してよい。例えば、The Encyclop
edia of PVC 、2巻、12章、Marcel Dekker,Inc.に示さ
れているような種々の耐衝撃性改良剤を用いてよい。市
販入手可能な耐衝撃性改良剤の例は、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)ポリマー、塩素化ポ
リエチレン、アクリルゴムのグラフトコポリマー、種々
のポリ(エチレン−コ−ビニルアセテート)、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、メチルメ
チルアクリレート、ブタジエン、スチレンのグレフトコ
ポリマー(MBS)を含む。好ましい耐衝撃性改良剤
は、ABS、MBS、及び塩素化ポリエチレンを含む。
用いられる耐衝撃性改良剤の種類に係わらず、その量
は、Izod衝撃テスト(ASTM D256) により測定される所望
の衝撃強さによって異なる。耐衝撃性改良剤のレベル
は、前記CPVC/PVCブレンドの合わせた100 重量
部あたり約1〜約50重量部、より好ましくは約5〜約20
重量部である。最も好ましくは、耐衝撃性改良剤は、前
記CPVC/PVCブレンドの合わせた100 重量部あた
り5〜12重量部存在する。従って、本発明のブレンドは
100Nm/m 以上、望ましくは200Nm/m 以上、好ましくは23
0Nm/m 以上のノッチ付きアイゾット値を達成するよう改
良されている。
【0029】種々の充填剤、顔料及び着色剤も有効量用
いてよい。充填剤は樹脂ブレンド100 重量部あたり約0
〜約300 重量部のレベルで用いてよい。充填剤の例は、
炭酸カルシウム、クレー、シリカ、種々のシリケート、
及びタルクを含む。種々の顔料の例は、二酸化チタン、
カーボンブラック等を含む。例7〜9において、4.5重
量部の顔料が用いられた。例10〜22において、2.0 重量
部が用いられた。
【0030】可塑剤も混入してよい。可塑剤の例は、Th
e Technology of Plasticizer, bySears and Darby, p.
893-1085, John Wiley and Sons, New York, 1982に示
されている。可塑剤は好ましくは樹脂の100 重量部未
満、より好ましくは5重量部未満のレベル存在し、最も
好ましくは存在しない。
【0031】本発明の組成物は、さらにTgを高める添加
剤を含んでよい。好適なそのような添加剤がCPVC/PVCブ
レンドに添加され、ブレンドのTgが高められる。成分の
混和性によって1つの高いTg又は2つのTgが示される。
このTgを高める添加剤は、CPVC及びPVCの合わせ
た重量の100 重量部あたり1〜400 重量部の量混入さ
れ、好ましくはこのTgを高める添加剤は、CPVC及び
PVCの合わせた重量の100 重量部あたり20〜約300 重
量部存在する。Tgを高める添加剤の例は、α−メチルス
チレン誘導体及びイミド誘導体であり、コポリマー、タ
ーポリマー及びテトラポリマーを含む。ブロックもしく
はグラフトポリマーも含まれる。特定の例は、スチレン
−α−メチルスチレン−アクリロニトリルターポリマ
ー、イミド化ポリメチルメタクリレート、イミドポリメ
チルメタクリレートコポリマー、スチレン、α−メチル
スチレン、アクリロニトリル及びN−シクロヘキシルマ
レイミドのテトラポリマー、並びにスチレン、α−メチ
ルスチレン、アクリロニトリル及びN−フェニルマレイ
ミドのテトラポリマーを含む。
【0032】CPVC/PVCブレンドは、例えば高速
パウダー混合装置、バンバリーミキサー等内で種々の添
加剤と共に製造され、次いで2本ロールミルで溶融され
る。溶融状態の化合物はその後、圧延、押出、もしくは
射出成形され、又は好適な溶融加工法により加工され
る。また塩化ビニルポリマーをHenschelミキサーのよう
な高速ミキサー内で他の添加剤と混合し、次いで押出機
でペレットにもしくは2軸押出機を用いて直接製品に加
工してよい。通常、本発明の化合物の製造にバンバリー
ミキサー、2軸ロールミル、ヘンシェルミキサー、リボ
ンブレンダー、射出成形機等のような従来の装置を用い
てよい。
【0033】本発明の混合した化合物を、射出成形、押
出、圧延、熱成形、圧縮成形等を含む種々の方法により
加工し、成形シート、トレー、ファン用の囲い、電気器
具部品及びカバー、コンセント、ビジネス機械囲い、パ
イプ、電気通信部品、自動車部品等を形成してよい。
【0034】本発明をさらに以下の例を参照し説明す
る。 例1〜6 本発明の種々の特性を示すため、0.46のI.V.を有する前
駆体PVC用の選ばれたCPVC及び以下に示すような
I.V.を有するPVC樹脂を溶融混合することによりCP
VC/PVCブレンドを製造した。以下の化合物を例1
〜6に用いた。 1例1〜6は、それぞれ0.46、0.53、0.68、0.92、1.0
及び1.6 のI.V.を用いた。 2 錫メルカプチド安定剤
【0035】例1〜3は160 ℃バンバリーミキサー内で
混合し、176 ℃の素材温度で堆積した。例4〜6は154
℃で混合し、176℃で堆積した。このブレンドを2本ロ
ール機に数回通し、1本のロールは160 ℃に加熱され、
他は170 ℃に加熱されていた。粉砕したシートを固め
た。射出成形した標準テストプラックを75トンVan Dorn
成形機で形成した。成形した試験片のテストを以下の方
法により行った。 方法 ユニット 引張強さ ASTM D638 Kgcm-2 アニールした加熱撓み温度* ASTM D648 ℃ アイゾット耐衝撃性** ASTM D250 Nm/m スパイラル成形流れ 以下参照0 cm * 50℃において24時間264psi(1.4MPa)でアニールした** 室温における
【0036】スパイラル成形流れは射出溶融流れの程度
の目安であり、与えられた樹脂化合物に適した射出成形
ダイのサイズ及び形状の制限を示している。このテスト
は、射出成形機に関連し用いられる限られた断面を有す
る目盛り付きスパイラル流れ金型を用いる。各テストの
間標準条件に保たれた。通常、金型温度がセットされ、
射出溶融圧力は一定であり、射出時間、型締時間、及び
型開時間は総サイクル時間を与え一定である。少なくと
も15のL/Dのスクリューを用いる。各化合物に対し、
平均スパイラル流れ長さを測定するため、少なくとも3
回連続的にショットし、高い値が好ましい。
【0037】加工安定性についても評価した。ビニル化
合物の相対加熱安定性及び加工性のめやすは「動的熱安
定性時間」(DTS)(min)である。このテストはBrabender
Plasti-corder のような装置を用いて選ばれた温度にお
ける時間−トルクの関係を測定するものである。比較の
ため用いられるこのテスト値はDTS時間である。DT
S時間は通常、計測トルクが最小値に低下するに必要な
時間と規定される。DTS時間はポリマー特性のみなら
ず、温度、サンプルサイズ、安定剤、滑剤、計測操作条
件、及び異なる化合物の間の比較のため調節される他の
条件によってきまる。
【0038】
【表1】
【0039】スパイラル流れを除く表1の結果より、例
2〜5では明らかな特性の改良の傾向があり、例6は特
性の低下が明らかである。例4及び5は、高い引張強
さ、耐衝撃性及びHDTの好ましいバランスを示してい
る。上記のように、この方法はスパイラル流れを低下さ
せるが、これはPVCのI.V.が高いほど低下すると予想
される。他の特性は、PVCとCPVCのI.V.の差(Δ
I.V.) が約0.2 以上になった際に上昇し、約0.35〜約0.
65で最大になり、その後ΔI.V.が約1.0 以上になると低
下すると考えられる。また、この特性の上限は、スパイ
ラル流れを55〜35cmの適切な値に保ってもおこるとは考
えられない。表1は、ΔI.V.がそれぞれ0及び1.6 −0.
46=1.14である例1及び例6の好ましいΔI.V.範囲の外
において特性が劇的に低下することを示している。従っ
て、約0.2 〜約1.0 の範囲のΔI.V.を有するCPVCと
PVCのブレンドが、ΔI.V.が1.0 〜1.5 にあるブレン
ドに加えて好ましく、ただしPVCの量がCPVCとP
VCの合わせた重量を基準として15重量部を越えず、好
ましくは10重量部以下である。
【0040】従来の耐衝撃性改良剤と組み合わせたCP
VCに対するCPVC/PVCブレンドの改良された衝
撃強さは例7〜9に示されている。成分を手で混合し、
380〜390 °F でバンバリーミキサー内で1分間溶融し
た。355 〜360 °F でバンドした後、溶融した化合物を
2本ロールミルで粉砕した。粉砕したシートを固めた。
物理特性及びスパイラル流れを測定するため、このキュ
ーブを395 〜400 °Fの素材温度で射出成形した。例7
〜9の化合物組成を以下に示す。 例/部 CPVC(0.46 I.V., 塩素63.5%) 88 88 88 PVC(0.92 I.V.) − − 10 二酸化チタン 4.5 4.5 4.5 耐衝撃性改良剤 10 6.0 6.0 錫安定剤 2.0 2.0 2.0 滑剤 3.0 3.0 3.0
【0041】
【表2】
【0042】例9は10部のPVCを含み、ΔI.V.は0.48
であり、好ましいΔI.V.範囲内にある。例7に比べ、例
8及び9において40%低下したレベルの耐衝撃性改良剤
が用いられた。例9は引張強さの予想外の改良及び衝撃
強さの大きな増加を示したが、PVCを含まない例8に
対しスパイラル流れの低下は殆どなかった。例9は例7
及び8に匹敵し好ましく、低レベルの耐衝撃性改良剤で
改良された耐候性及び耐薬品性を示す。耐衝撃性改良剤
による耐候性及び耐薬品性の損失は公知である。
【0043】射出成形性化合物は通常少なくとも約25cm
のスパイラル溶融流れを示すことが望ましい。上記のよ
うに、高いI.V.のCPNCを用いそしてPVCを好まし
いI.V.範囲により選んだ場合、ブレンドの溶融流れは、
公知の少量の1種以上の溶融流れ増加剤、例えば高溶融
流れポリオレフィンもしくはポリスチレンの使用により
増加する。アクリルイミドコポリマーもしくはスチレン
誘導体ポリマーのようなTgを高める添加剤も用いてよ
い。典型的な使用レベルはブレンドの重量を基準として
約0.2 〜約100 重量部である。Tgを高める添加剤の好ま
しいレベルは、CPVC/PVCブレンド100 重量部あ
たり0.2 〜40、最も好ましくは0.2 〜10重量部である。
溶融流れ増加剤の必要性は、例4及び5のように適当な
流れを与えるようにCPVC及びPVCに対し望ましい
I.V.範囲を選択することにより最小にされる。上記例よ
り、例9から最も好ましい範囲内のI.V.を有する少量の
PVCと組み合わせた最も好ましい.V.範囲を有する
前駆体PVC由来の少量のCPVC、及び耐衝撃性改良
剤を含む組成物が、前記混合したPVCを含まずそして
前記第一の組成物に用いるより少なくとも40%多い耐衝
撃性改良剤を含む組成物と少なくとも同じほど高いノッ
チ付きアイゾット衝撃強さを示すことが示されている。
【0044】例10〜22 例10〜22において、高いI.V.を有する少量のPVCと混
合した0.46のI.V.を有するPVC由来のCPVC樹脂を
含む組成物を示す。各樹脂の比を表3に示す。化合物は
以下の成分を含む。
【0045】成分を手で混合し、次いでバンバリー内で
溶融した。溶融した化合物を2本トールミルで粉砕し
た。化合物を固め、標準試験片に射出成形した。インス
トロンキャピラリーレオメーターを用い、14 sec-1で低
剪断粘度を測定した。直径5/8インチ(15.8mm)のハンマ
ーを用い、ASTM D-3029により可変高さ衝撃テスト(VHI
T)を行い、約3平方インチ(19cm2×75ミル(1.9mm))の試
験片で室温において測定した。この結果はインチ−ポン
ド(J) 総力で表した。ノッチ付き及び非ノッチ付き
(非)試験片について、室温及び−40℃においてアイゾ
ット衝撃テストを行い、ft-lbs/in で示す。
【0046】
【表3】
【0047】表3及び4は、それぞれ0.46及び1.14のΔ
I.V.を有する例10〜15及び18〜22の2つの例を示す。各
例におけるPVC量は、CPVC及びPVCの重量部の
合計を基準として0、1、3、5、10及び20重量部であ
った。
【0048】
【表4】
【0049】例10〜15についての表4に示したように、
−40℃のノッチ付き及び非ノッチ付き(UN)衝撃は例10に
対し例11〜15において改良された。PVCを含まず、高
レベルの耐衝撃性改良剤を含む対照例C16及びC17は例
11〜15のような改良をしめさない。比較例C16及びC17
は、高レベルの耐衝撃性改良剤に一致するDTS時間の
許容されない欠点を示す。スパイラル流れは例10に対し
例11〜15において幾らか低下したが、C16及びC17も高
い耐衝撃性改良剤のレベルによる流れの低下を示す。
【0050】表4及びΔI.V.が1.14である例18〜22を参
照し、このブレンドは例10〜15とは異なる特性のバラン
スを示す。例18〜22は、室温衝撃が低い10及び20部レベ
ルを除き幾らか高いHDT及び匹敵する衝撃特性を示
す。例18〜22は、特に10及び20重量部レベルにおいて増
加した低剪断粘度を示す。スパイラル流れは、それぞれ
10及び20部の1.6 I.V.PVCに相当する例21及び22にお
いてかなり低下する。例14及び15と比較した、例21及び
22は所望の特性の組合せが少ないが、少量、すなわち
1、3及び5重量部の1.6 I.V.PVCをそれぞれ有する
例18〜20は好ましい特性の組合せを示す。例18〜22は好
ましい範囲外のΔI.V.を表すが、1.0 〜1.5のΔI.V.を
有する組成物に対し、PVCがCPVC及びPVCの10
0 重量部あたり約15重量部、好ましくは10重量部を越え
ない場合満足な組成物がしめされる。
【0051】通常、HDT、VICATB、DTS時間
及び可変高さ衝撃テスト(VHIT)は改良されるが、
他の特性は犠牲にされる。例18〜22は高レベルの従来の
耐衝撃性改良剤を含む化合物と比較して改良された耐候
性を示す。C16及びC17の溶融加工性は低いDTS時間
の為適切でない。DTS時間は好ましいブレンドにおい
て通常それほど犠牲とならない。
フロントページの続き (72)発明者 フイリツプ エル.キンソン アメリカ合衆国,オハイオ 44141,ブレ ツクスビル,ログ キヤビン コート 10245 (72)発明者 ムラリ ラジヤゴパラン アメリカ合衆国,オハイオ 44012,エイ ボン レイク,エレクトリツク ブールバ ード 33803

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ASTM-D1243により測定し、0.2 〜2.0 の
    インヘレント粘度を有する前駆体ポリ塩化ビニルポリマ
    ーより製造され、塩素を60〜70重量%含む塩素化ポリ塩
    化ビニル(CPVC)ポリマー100 重量部、及びそれと
    混合されそして0.4 〜2.5 のインヘレント粘度を有する
    ポリ塩化ビニルポリマー1〜30部を含むブレンド組成物
    であって、前記ポリ塩化ビニルの前記インヘレント粘度
    が、前記塩素化ポリ塩化ビニル用の前記前駆体ポリ塩化
    ビニルのインヘレント粘度より0.2 〜1.0 I.V.ユニット
    (ΔI.V.)高い組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリ塩化ビニルの前記インヘレント
    粘度が、前記塩素化ポリ塩化ビニル用の前記前駆体ポリ
    塩化ビニルのインヘレント粘度より約0.35〜約0.65ユニ
    ット高い、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記塩素化ポリ塩化ビニル用の前記前駆
    体ポリ塩化ビニルのインヘレント粘度が約0.2 〜1.0 で
    ある、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 混合される前記ポリ塩化ビニルのインヘ
    レント粘度が0.8 〜1.6 である、請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 ΔI.V.が0.35〜0.65ユニットであり、ポ
    リ塩化ビニルポリマーが1〜15重量部存在する、請求項
    1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 滑剤、加工助剤、顔料、充填剤、抗酸化
    剤、安定剤、耐衝撃性改良剤、及び着色剤からなる群よ
    り選ばれる成分をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 さらに塩素化ポリ塩化ビニルとポリ塩化
    ビニルの100 重量部あたり1〜30重量部存在する耐衝撃
    性改良剤を含む、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 スチレン−α−メチルスチレン−アクリ
    ロニトリルターポリマー、イミド化ポリメチルメタクリ
    レート、イミドポリメチルメタクリレートコポリマー、
    スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、N
    −シクロヘキシルマレイミドテトラポリマー、及びスチ
    レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、N−フ
    ェニルマレイミドテトラポリマーからなる群より選ばれ
    るTgを高める添加剤をさらに含む、請求項1記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 溶融製品の形状である、請求項1記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 耐衝撃性、加熱撓み温度、引張強さ、
    溶融流れ及び溶融粘度を含むCPVC組成物の特性の改
    良されたバランスを得る方法であって、ASTM-D1243によ
    り測定し、0.2 〜2.0 のインヘレント粘度を有する前駆
    体ポリ塩化ビニルポリマーより製造された、60〜70重量
    %の塩素を含む塩素化ポリビニルポリマー100 重量部、
    及び0.4 〜2.5 のインヘレント粘度を有するポリ塩化ビ
    ニルポリマー1〜30重量部を混合することを含み、前記
    ポリ塩化ビニルの前記インヘレント粘度が、前記塩素化
    ポリ塩化ビニル用の前記前駆体ポリ塩化ビニルのインヘ
    レント粘度より0.2 〜1.0 I.V.ユニット高い方法。
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