JPH05132192A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05132192A
JPH05132192A JP3326436A JP32643691A JPH05132192A JP H05132192 A JPH05132192 A JP H05132192A JP 3326436 A JP3326436 A JP 3326436A JP 32643691 A JP32643691 A JP 32643691A JP H05132192 A JPH05132192 A JP H05132192A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
jam
image forming
forming apparatus
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JP3326436A
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English (en)
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Shigenao Ishibashi
繁尚 石橋
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ジャム発生によって画像形成動作が停止したと
き、シート材検知手段で検知されずに分離ローラ対部分
に残留しているシート材を、分離ローラ対部分から取り
除けるようにする。 【構成】分離ローラ対25の接触状態を解除する分離ロ
ーラ対解除機構53と、分離ローラ対25部分に残留し
ているシート材Sを給紙デッキ2へ戻すシート材戻し機
構59を設けた。画像形成装置内で発生したジャムに基
づいてシート材戻し機構59を動作させることにより、
給紙デッキ2から送り出されてシート材検知センサ26
に検知されないで残留しているシート材も給紙デッキ2
に戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、給紙部
から給紙されたシート材を1枚ずつ分離して下流へ搬送
する分離手段と、この分離手段の下流側において分離手
段を通過したシート材を検知するシート材検知手段とを
備えている画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置に備えられる給紙装置としては、給紙された
シート材の分離性能が高いことから一般に、フィードロ
ーラとリタードローラとからなる分離ローラ対を用い
た、いわゆるリタード分離方式の給紙装置が多く採用さ
れている。
【0003】図4は、このリタード分離方式の給紙装置
を備えた従来例の画像形成装置(複写機)を示す。
【0004】本画像形成装置は、画像形成装置本体1の
一側部に多量のシート材Sを積載収納した給紙デッキ2
を備えるほか、画像形成装置本体1内の下部に所定量の
シート材Sを積載収納した複数の給紙カセット3,5を
備えている。
【0005】そして、シート材Sを給紙するための給紙
部としての給紙デッキ2、及び各給紙カセット3,5の
設置部位にはそれぞれ、リタード分離方式の給紙装置
6,7,9が備えられている。
【0006】給紙デッキ2、給紙カセット3,5内のシ
ート材Sはそれぞれの給紙装置6,7,9によって給紙
されると、まず回転停止しているレジストローラ対10
に送られて、ここで斜行状態の矯正が行われる。
【0007】次いで、感光体ドラム11上に形成される
潜像とのタイミングをとって回転するレジストローラ対
10により、感光体ドラム11と転写帯電器12との間
に送られて、ここで感光体ドラム11上のトナー像が転
写される(画像形成)。
【0008】この後、シート材Sは搬送ベルト13によ
り定着器(定着ローラ対)15に送られて、ここで転写
されたトナー像をシート面に定着させるための定着処理
がなされる。
【0009】本画像形成装置はシート材Sへの両面複写
を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モード
を備えているが、通常複写モードの場合、定着処理後の
シート材Sは内排紙ローラ対16及び外排紙ローラ対1
7により機外の排紙トレイ19上に排紙される。
【0010】また、両面複写モード及び多重複写モード
の場合には、内排紙ローラ対16または外排紙ローラ対
17により再給紙パス20を介して中間トレイ21上に
一時的に積載収納される。
【0011】図5は給紙デッキ2の設置部位に備えられ
た給紙装置6を示す。なお、給紙カセット3,5の設置
部位に備えられた給紙装置7,9もこの給紙装置6と同
じ構成になっている。
【0012】給紙装置6は、給紙デッキ2のリフター板
22上に積載されたシート材Sの最上紙を矢印方向に回
転して給送する給送ローラ(ピックアップローラ)23
と、この給送ローラ23により給送されたシート材S
を、複数枚の場合に1枚ずつ分離して下流へ搬送する分
離ローラ対25と、この分離ローラ対25の下流側にお
いて分離ローラ対25を通過したシート材Sを検知する
シート材検知センサ(シート材検知手段)26とを備え
てなる。
【0013】なお、シート材検知センサ26はシート材
Sの給紙状態を確認するためのほか、分離ローラ対25
部分におけるシート材Sのジャム及び残留状態を検知す
る機能も兼ね備えている。
【0014】画像形成装置のシート材搬送パス中の主要
部分には随所にジャムを検知するためのシート材検知セ
ンサが設置されている。そして、これらいずれかのシー
ト材検知センサからジャム検知信号の入力があると、画
像形成装置は複写動作を停止するようになっている。
【0015】例示の場合のシート材検知センサ26は、
支軸27を中心に回転可能な検知レバー29と、この検
知レバー29が光を遮断すると検知信号を出力する光セ
ンサ30とからなる。
【0016】分離ローラ対25は、シート材Sを搬送す
る方向(矢印方向)に回転するフィードローラ31と、
このフィードローラ31に対して所定圧で接触してシー
ト材Sを戻す方向(矢印方向)に回転するリタードロー
ラ32とからなる。
【0017】この分離ローラ対25のニップ部へ給送ロ
ーラ23により給送されたシート材Sが1枚のみ入る
と、リタードローラ32は空転状態になり、フィードロ
ーラ31に従動回転してシート材Sを下流へ搬送する。
また、給送ローラ23により給送された複数枚のシート
材Sが入ると、リタードローラ32が矢印方向に回転す
ることにより、最上紙以外のシート材Sはリタードロー
ラ32に戻され、フィードローラ31により最上紙のみ
1枚分離されて下流へ搬送される。
【0018】このように機能する分離ローラ対25のフ
ィードローラ31とリタードローラ32には、図6に示
す動力伝達機構を介して画像形成装置本体1内に設置さ
れた駆動源(不図示)からの回転動力が伝達される。
【0019】即ち、駆動源の回転動力は、駆動ベルト
(無端ベルト)33及び電磁クラッチ35を介してフィ
ードローラ31のローラ軸36に伝達されている。この
フィードローラ31のローラ軸36に伝達された回転動
力はタイミングベルト37を介して中継軸39に伝達さ
れ、更にトルクリミッタ40及びカップリング41を介
してリタードローラ32のローラ軸42に伝達されてい
る。
【0020】電磁クラッチ35はローラ軸36の一端に
配置されており、そのロータ部43にローラ軸36が連
結されている。電磁クラッチ35のアマチュア部45は
ローラ軸36上に回転自由に取り付けられており、電磁
クラッチ35に所定の電圧を印加するとロータ部43に
吸着されてロータ部43と一体化する。このアマチュア
部45に形成されているプーリ部に駆動ベルト33の一
端が巻き掛けられている。
【0021】従って、電磁クラッチ35に所定の電圧を
印加すると駆動源の回転動力がローラ軸36に伝えら
れ、フィードローラ31はシート材Sを搬送する方向
(矢印方向)に回転する。なお、電磁クラッチ35は給
紙タイミングに応じてオン、オフ制御される。
【0022】また、ローラ軸36の回転はタイミングベ
ルト37を介して中継軸39に伝えられ、更にトルクリ
ミッタ40及びカップリング41を介してローラ軸42
に伝えられるので、リタードローラ32はフィードロー
ラ31の回転に同期して、シート材Sを戻す方向(矢印
方向)に回転する。
【0023】しかし、トルクリミッタ40の胴部46は
磁性粉等の摩擦部材47を介して中継軸39に連結し、
カップリング41はトルクリミッタ40の胴部46に連
結しているので、トルクリミッタ40の胴部46に所定
値T以上のトルクがかかると、胴部46と中継軸39と
の間にスリップ状態が生じ、その結果、リタードローラ
32は空転状態になり、フィードローラ31に従動回転
する。
【0024】ここで、フィードローラ31とシート材S
との間及びリタードローラ32とシート材Sとの間の摩
擦係数をμ1、シート材Sとシート材Sとの間の摩擦係
数をμ2、フィードローラ31及びリタードローラ32
の半径をR、フィードローラ31及びリタードローラ3
2の接触力をPとして、μ1,μ2,P,Tを、μ1>
μ2、T/μ1R<P<T/μ2Rとなるように設定す
れば、分離ローラ対25のニップ部にシート材Sが1枚
入った場合と、複数枚のシート材Sが入った場合とで
は、リタードローラ32は上述のように機能することに
なる。
【0025】ところで、画像形成装置がジャム検知信号
の入力で複写動作を停止すると、画像形成装置本体1内
に残留しているシート材Sの位置が操作パネル上のディ
スプレイ部や電気基板上のインジケータ部等に表示さ
れ、ジャム処理が行い易いようになっている。
【0026】上述の複写動作の停止により、給紙デッキ
2から給紙されたシート材Sが給紙装置6の分離ローラ
対25部分に残留(またはジャム)した場合、その状態
は、図7に示すようにシート材検知センサ26で検知さ
れ、操作パネルのディスプレイ部等に表示される。
【0027】そして、画像形成装置本体1内のいずれか
のシート材検知センサからジャム検知信号が入力する
と、給紙デッキ2のリフター板22が、最上紙位置を給
送ローラ23から距離L下げた位置まで降下して、給紙
デッキ2部分に所定の空間を形成する。これにより、画
像形成装置本体1の側面から矢印方向に手を差し入れて
分離ローラ対25部分に残留したシート材Sを容易に取
り除くことができる。
【0028】このようにして、分離ローラ対25部分に
残留したシート材Sを処理するが、ジャムを起こしたシ
ート材Sを処理すると、リフター板22はジャムリカバ
リー信号により上昇し、最上紙が給送ローラ23に所定
圧で接触する給紙態勢に復帰する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかし、給紙デッキ2
から給紙されて給紙装置6の分離ローラ対25部分に残
留(またはジャム)したシート材Sは、図7のように必
ずしもシート材検知センサ26で検知されるとは限ら
ず、図8に示すように、シート材検知センサ26で検知
されない(検知レバー29を押し上げない)場合も多々
ある。
【0030】このように、分離ローラ対25部分に残留
したシート材Sがシート材検知センサ26により検知さ
れない状態では、シート材Sの残留位置が操作パネルの
ディスプレイ部等に表示されることがないので、分離ロ
ーラ対25部分以外の部位でジャムが発生した場合に
は、そのジャム処理がなされると、分離ローラ対25部
分に残留したシート材Sが残留したままの状態でリフタ
ー板22の上昇復帰がなされ、複写動作が再開されるこ
とになる。
【0031】このため、分離ローラ対25部分に残留し
ているシート材Sの後端部は、図9に示すように、上昇
するリフター板22上のシート材Sに押し上げられるこ
とによって折畳状態に変形してしまい、これが分離ロー
ラ対25部分でのジャム発生の原因になる問題があっ
た。
【0032】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、ジャム検知信号の入力により画像形成
動作が停止したとき分離ローラ対部分に残留したシート
材を給紙部へ戻すことができる、画像形成装置の給紙装
置を提供することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、積載されているシート材
(S)を送り出す給紙部(2)と、この給紙部(2)か
ら送り出されるシート材(S)のジャムを検知する給送
ジャム検知手段(26)と、画像形成装置のシート材搬
送路中の所定位置に配置され、搬送されるシート材のジ
ャムを検知する搬送ジャム検知手段(100)と、前記
給紙部(2)と前記給送ジャム検知手段(26)との間
に残留しているシート材(S)を前記給紙部(2)に戻
すためのシート材戻し手段(59)と、前記搬送ジャム
検知手段(100)によるジャム検知に基づいて前記シ
ート材戻し手段(59)を動作させる制御手段(79)
と、を備えたことを特徴とする。
【0034】また、給紙部(2)から給紙されたシート
材(S)を1枚ずつ分離して下流へ搬送する分離手段
(25)と、この分離手段(25)の下流側において分
離手段(25)を通過したシート材(S)を検知するシ
ート材検知手段(26)とを備えている画像形成装置に
おいて、前記分離手段(25)の分離圧を解除するため
の分離圧解除手段(53)と、前記給紙部(2)から給
紙されたシート材(S)が前記シート材検知手段(2
6)に至る通路(77)上に出没して前記分離手段(2
5)部分に残留しているシート材(S)を前記給紙部
(2)へ戻すためのシート材戻し手段(59)と、前記
給送ジャム検知手段(100)による画像形成装置内に
生じたジャムの検知に基づいて前記分離圧解除手段(5
3)と前記シート材戻し手段(59)とを動作させる制
御手段(79)とを有することを特徴とするものであ
る。
【0035】また、分離手段(25)がフィードローラ
(31)とリタードローラ(32)とからなっている。
【0036】
【作用】上記構成によれば、搬送ジャム検知手段(10
0)によるジャム検知に基づいて、画像形成装置にジャ
ム検知信号が入力すると、制御手段(79)がシート材
戻し手段(59)を動作させるように制御する。
【0037】従って、分離ローラ対(25)の各ローラ
(31,32)の接触状態が分離ローラ対解除手段(5
3)によって解除され、分離ローラ対(25)部分に残
留しているシート材(S)がシート材戻し手段(59)
によって給紙部(2)へ戻される。
【0038】これにより、ジャムの発生で画像形成動作
が停止したとき、シート材(S)がシート材検知手段
(26)に検知されない状態で分離ローラ対(25)部
分に残留している場合でも、この分離ローラ対(25)
部分に残留しているシート材(S)を分離ローラ対(2
5)部分から確実に取り除くことができる。
【0039】また、画像形成装置内に生じたジャムの検
知に基づいて分離圧解除手段(53)とシート材戻し手
段(59)とが動作し分離手段(25)によるシート材
(S)への分離圧が解除されると共に、シート材(S)
はシート材戻し手段(59)によって給紙部(2)へ戻
される。これにより、シート材検知手段(26)で検知
されない状態で分離部(25)に残留しているシート材
(S)を、分離圧解除状態で給紙部(2)へ容易に戻す
ことができ、分離部(25)におけるジャムの発生が解
消される。
【0040】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、何等構成を限定するものでは
ない。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0042】図1及び図2は本発明に係る画像形成装置
の給紙装置を示す。
【0043】なお、本給紙装置において、上記従来例の
給紙装置6と同一の部材には同一符号を付すと共に、構
成的、機能的に変わらないものについてはその説明を省
略する。
【0044】本給紙装置50は、解除アーム51と電磁
ソレノイド52とからなる分離ローラ対解除機構(分離
圧解除手段)53と、シート材戻しアーム55と電磁ソ
レノイド52(共通使用)とソレノイドアーム56と復
帰ばね(プランジャ復帰ばね)57とからなるシート材
戻し機構(シート材戻し手段)59とを備えている。
【0045】この分離ローラ対解除機構53とシート材
戻し機構59は、図1の場合、非動作状態にあり、図2
の場合、動作状態にある。
【0046】分離ローラ対解除機構53の解除アーム5
1の一端51Aは、リタードローラ加圧アーム60の一
端60Aに軸61により回転可能に結合されている。ま
た、解除アーム51の他端51Bは、電磁ソレノイド5
2のプランジャ62部分に軸63により回転可能に結合
されている。この他端51Bには長円穴65が形成され
ており、この長円穴65に軸63が嵌合している。
【0047】リタードローラ加圧アーム60は、く字状
をなしており、その中央部に位置する軸66を中心に上
下方向に回転可能に取り付けられている。そして、一端
60Aに結合された加圧ばね67により上方に付勢され
ている。これによりその他端60Bに設けられた加圧コ
ロ69が上下動可能なリタードローラ32を、位置固定
されているフィードローラ31に対して所定圧で接触す
るように加圧する。
【0048】分離ローラ対解除機構53の非動作時(図
1)、電磁ソレノイド52はオフ状態にある。この場
合、電磁ソレノイド52のプランジャ62は、シート材
戻し機構59の復帰ばね57により引っ張られて伸長状
態になっている。そして、解除アーム51は、リタード
ローラ加圧アーム60の、加圧ばね67による加圧状態
を解除しない状態になっている。即ち、解除アーム51
は、リタードローラ加圧アーム60を、軸66を中心と
して下方に回転させない。
【0049】分離ローラ対解除機構53は、電磁ソレノ
イド52をオン(通電)させると、動作状態になる(図
2)。電磁ソレノイド52に通電すると、プランジャ6
2が復帰ばね57の付勢力に抗して縮小する。これに伴
い、解除アーム51が、加圧ばね67により付勢されて
いるリタードローラ加圧アーム60の一端60Aを引く
ようになり、リタードローラ加圧アーム60が、軸66
を中心に下方に回転(時計方向に回転)する。
【0050】この動作で、リタードローラ32の加圧状
態が解かれ、リタードローラ32がフィードローラ31
から離れて分離ローラ対25の接触状態が解除される。
【0051】シート材戻し機構59のシート材戻しアー
ム55は、軸70を中心として回転可能に取り付けられ
ている。このシート材戻しアーム55の一端55Aは、
ソレノイドアーム56を介して電磁ソレノイド52のプ
ランジャ62に連結されている。ソレノイドアーム56
は、シート材戻しアーム55の一端55Aとプランジャ
62端とに、軸72,73により結合されている。シー
ト材戻しアーム55の一端55Aは軸72に対して回転
可能とされている。
【0052】シート材戻し機構59の復帰ばね57は、
ソレノイドアーム56の突起部75部分に取り付けられ
ており、ソレノイドアーム56を介して電磁ソレノイド
52のプランジャ62を伸長させる方向に付勢してい
る。この場合、プランジャ62は、ソレノイドアーム5
6の突起部75がソレノイドストッパ76に規制される
位置まで伸長する。
【0053】シート材戻し機構59の非動作時(図
1)、電磁ソレノイド52はオフ状態にある。この場
合、電磁ソレノイド52のプランジャ62は、復帰ばね
57により引っ張られて伸長状態にあり、シート材戻し
アーム55は、シート材Sの搬送通路77下に退避した
状態(沈状態)になっている。
【0054】シート材戻し機構59は、電磁ソレノイド
52をオンさせると、動作状態になる(図2)。電磁ソ
レノイド52に通電すると、プランジャ62が復帰ばね
57の付勢力に抗して縮小することにより、シート材戻
しアーム55が軸70を中心として、上方に回転(時計
方向に回転)し、その先端55Bがシート材Sの搬送通
路77上に突出する。
【0055】このように、分離ローラ対解除機構53と
シート材戻し機構59は、電磁ソレノイド52のオンで
動作状態となり、電磁ソレノイド52のオフで非動作状
態になるが、この電磁ソレノイド52は、画像形成装置
全体の制御部であるCPU(制御手段)79によって制
御される。
【0056】なお、画像形成装置のシート材搬送パス中
の主要部分にはジャムを検知するためのシート材検知セ
ンサ100が複数配置され、各センサからのジャム検知
信号がCPU79に入力される。
【0057】CPU79は、図3に示すように、画像形
成開始(S1)後、画像形成装置にジャム検知信号が入
力したか否かを判断し(S2)、ジャム検知信号が入力
すると、電磁ソレノイド52に通電して、ソレノイドオ
ンとし(S3)、ジャム処理がなされる間、画像形成ス
タンバイ状態にする(S4)。
【0058】従って、画像形成装置がジャムの発生によ
って画像形成動作を停止すると、分離ローラ対25のフ
ィードローラ31とリタードローラ32の接触状態が、
分離ローラ対解除機構53により解除され、かつ、シー
ト材戻し機構59のシート材戻しアーム55が、分離ロ
ーラ対25の付近の搬送通路77上に時計方向に回転し
ながら進出することになる。
【0059】これにより、画像形成動作の停止によって
分離ローラ対25部分に残留しているシート材S(図
1)は、シート材戻しアーム55の下からの戻し動作で
給紙デッキ2上に戻される(図2)ようになる。
【0060】このため、画像形成動作の停止によって分
離ローラ対25部分に残留しているシート材Sが、シー
ト材検知センサ26に検知されない位置にあっても、残
留シート材Sは確実に分離ローラ対25部分から取り除
かれることになる。従って、従来例のように、残留シー
ト材Sによるジャム発生の虞れはない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート給送部から給送されたシートのジャムを、搬送ジ
ャム検知手段により検知されたときに、シート戻し手段
を作動させてジャムシートを戻すようにしたので、給送
ジャム検知手段によって検知されないで分離手段部に残
留しているジャムシートを給紙部に戻すことができ、分
離手段部でのジャム発生を解消することができる。
【0062】また、画像形成装置内に生じたジャムの検
知に基づいて、分離圧解除手段とシート戻し手段とを動
作させたので、ジャムシートへの分離圧を解除した状態
でジャムシートを給紙部へ容易に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置(複写
機)の給紙装置の縦断側面図。
【図2】本発明の一実施例に係る画像形成装置(複写
機)の給紙装置の縦断側面図。
【図3】同給紙装置に備えられた分離ローラ対解除機構
とシート材戻し機構を制御するCPUの動作を示すフロ
ーチャート。
【図4】従来例の画像形成装置(複写機)の縦断側面
図。
【図5】同画像形成装置に備えられた給紙装置の縦断側
面図。
【図6】同給紙装置の分離ローラ対の動力伝達機構を示
す斜視図。
【図7】同給紙装置において分離ローラ対部分に残留し
たシート材を取り除く方法を示す縦断側面図。
【図8】同給紙装置において給紙されたシート材がシー
ト材検知センサに検知されない位置で分離ローラ対部分
に残留した状態を示す縦断側面図。
【図9】同給紙装置において分離ローラ対部分に残留し
たシート材を取り除かない場合に生じる問題を説明する
縦断側面図。
【符号の説明】
2 給紙デッキ(給紙部) 23 給送ローラ 25 分離ローラ対(分離手段) 26 シート材検知センサ(シート材検知手段) 31 フィードローラ 32 リタードローラ 50 給紙装置 53 分離ローラ対解除機構(分離圧解除手段) 59 シート材戻し機構(シート材戻し手段) 77 シート材搬送通路 79 CPU(制御手段) 100 シート材搬送路のジャム検知手段 S シート材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載されているシート材を送り出す給紙
    部と、この給紙部から送り出されるシート材のジャムを
    検知する給送ジャム検知手段と、 画像形成装置のシート材搬送路中の所定位置に配置さ
    れ、搬送されるシート材のジャムを検知する搬送ジャム
    検知手段と、 前記給紙部と前記給送ジャム検知手段との間に残留して
    いるシート材を前記給紙部に戻すためのシート材戻し手
    段と、 前記搬送ジャム検知手段によるジャム検知に基づいて前
    記シート材戻し手段を動作させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 給紙部から給紙されたシート材を1枚ず
    つ分離して下流へ搬送する分離手段と、この分離手段の
    下流側において分離手段を通過したシート材を検知する
    シート材検知手段とを備えている画像形成装置におい
    て、 前記分離手段の分離圧を解除するための分離圧解除手段
    と、 前記給紙部から給紙されたシート材が前記シート材検知
    手段に至る通路上に出没して前記分離手段部分に残留し
    ているシート材を前記給紙部へ戻すためのシート材戻し
    手段と、 画像形成装置内に生じたジャムの検知に基づいて前記分
    離圧解除手段と前記シート材戻し手段とを動作させる制
    御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 分離手段がフィードローラとリタードロ
    ーラとからなる請求項2記載の画像形成装置。
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