JPH0446237Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0446237Y2 JPH0446237Y2 JP2820288U JP2820288U JPH0446237Y2 JP H0446237 Y2 JPH0446237 Y2 JP H0446237Y2 JP 2820288 U JP2820288 U JP 2820288U JP 2820288 U JP2820288 U JP 2820288U JP H0446237 Y2 JPH0446237 Y2 JP H0446237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- spring
- movable shaft
- movable
- diameter portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Springs (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は各種機器の傾角調整のために使用され
る軸ロツク装置に係り、例えばワードプロセツ
サ、パーソナルコンピユータのデイスプレイ装
置、シートのヘツドレスト装置、リクライニング
シートなどに適用される軸ロツク装置に関する。
る軸ロツク装置に係り、例えばワードプロセツ
サ、パーソナルコンピユータのデイスプレイ装
置、シートのヘツドレスト装置、リクライニング
シートなどに適用される軸ロツク装置に関する。
[従来の技術]
軸ロツク装置は上記のような各種機器の傾角を
無段階に調整するために使用されている。第3図
はこの軸ロツク装置の従来例を示す。傾角調整を
必要とする機器(図示せず)に直接又は間接的に
取り付けられる可動ブラケツト31と、機器を支
持する基台などの支持部材(図示せず)に直接又
は間接的に取り付けられる固定ブラケツト32
と、この固定ブラケツト32と一体的に取り付け
られた固定軸33と、前記可動ブラケツト31と
一体的に回転する可動軸34とを備えている。固
定軸33は段付軸となつており、その小径部に可
動軸34が回転可能に外挿されている。又、固定
軸33の大径部の外径と可動軸34の外径は同一
径となつており、これら固定軸33および可動軸
34にコイルばねからなるばね35が外挿されて
いる。ばね35は自由状態で両軸33,34の外
径よりも幾分小径となるように巻回形成されてお
り、両軸33,34への外挿にあつてはこれらの
軸に密接している。この場合、ばね35の両端部
35a,35bは自由端となつており、端部35
aが可動軸34側に、端部35bが固定軸33側
に位置するように外挿される。このような構造の
軸ロツク装置ではばね35の摩擦力で可動軸34
がロツクされて機器は所定角度で保持されてい
る。そして、角度調整はこの摩擦力以上の外力を
加えて、ばね35と可動軸34との間にスリツプ
を生じさせ、可動軸34を回転させることで行わ
れる。この可動軸34のTL方向の回転(ばね3
5の巻方向の回転)ではロツクトルクが発生し、
Ts方向の回転(ばね35の巻戻し方向の回転)
ではスリツプトルクが発生するが、ロツクトルク
がスリツプトルクに比べて大きいため、ロツクト
ルクを利用して機器は定角度で保持されるもので
ある。
無段階に調整するために使用されている。第3図
はこの軸ロツク装置の従来例を示す。傾角調整を
必要とする機器(図示せず)に直接又は間接的に
取り付けられる可動ブラケツト31と、機器を支
持する基台などの支持部材(図示せず)に直接又
は間接的に取り付けられる固定ブラケツト32
と、この固定ブラケツト32と一体的に取り付け
られた固定軸33と、前記可動ブラケツト31と
一体的に回転する可動軸34とを備えている。固
定軸33は段付軸となつており、その小径部に可
動軸34が回転可能に外挿されている。又、固定
軸33の大径部の外径と可動軸34の外径は同一
径となつており、これら固定軸33および可動軸
34にコイルばねからなるばね35が外挿されて
いる。ばね35は自由状態で両軸33,34の外
径よりも幾分小径となるように巻回形成されてお
り、両軸33,34への外挿にあつてはこれらの
軸に密接している。この場合、ばね35の両端部
35a,35bは自由端となつており、端部35
aが可動軸34側に、端部35bが固定軸33側
に位置するように外挿される。このような構造の
軸ロツク装置ではばね35の摩擦力で可動軸34
がロツクされて機器は所定角度で保持されてい
る。そして、角度調整はこの摩擦力以上の外力を
加えて、ばね35と可動軸34との間にスリツプ
を生じさせ、可動軸34を回転させることで行わ
れる。この可動軸34のTL方向の回転(ばね3
5の巻方向の回転)ではロツクトルクが発生し、
Ts方向の回転(ばね35の巻戻し方向の回転)
ではスリツプトルクが発生するが、ロツクトルク
がスリツプトルクに比べて大きいため、ロツクト
ルクを利用して機器は定角度で保持されるもので
ある。
[考案が解決しようとする問題点]
このような軸ロツク装置では回転する可動軸3
4に対するばね35の巻き付きは全範囲で均一な
ものではない。これは可動軸34に対して所定の
巻き締め代を有してばね35が組み付けられるた
めである。かかる傾向はばね35における可動軸
34側の端部35aで最も顕著であり、第4図々
示のようにばね35の端部35aが可動軸34の
外周面にP点で接し、この接触に対する反動とし
て接触点Pよりもコイル側では可動軸34に非接
触となつている。そして、このようなばね35の
外挿状態ではばね35のロツクトルクが一定とす
ることができず、不安定なロツクとなる問題とな
つている。
4に対するばね35の巻き付きは全範囲で均一な
ものではない。これは可動軸34に対して所定の
巻き締め代を有してばね35が組み付けられるた
めである。かかる傾向はばね35における可動軸
34側の端部35aで最も顕著であり、第4図々
示のようにばね35の端部35aが可動軸34の
外周面にP点で接し、この接触に対する反動とし
て接触点Pよりもコイル側では可動軸34に非接
触となつている。そして、このようなばね35の
外挿状態ではばね35のロツクトルクが一定とす
ることができず、不安定なロツクとなる問題とな
つている。
本考案はばねのロツクトルクを安定に得ること
が可能な軸ロツク装置を提供する。
が可能な軸ロツク装置を提供する。
[問題点を解決するための手段]
本考案に係る軸ロツク装置は、同一径を有する
固定軸と可動軸とにばねが密接状態で外挿されて
いる装置において、前記ばねの可動軸側の端部と
該可動軸の外周面とが離反されていることを特徴
とする。
固定軸と可動軸とにばねが密接状態で外挿されて
いる装置において、前記ばねの可動軸側の端部と
該可動軸の外周面とが離反されていることを特徴
とする。
[作用]
上記の通りに構成される本考案では、ばねはそ
の可動軸に対する密接状態が作動の如何に拘らず
均一に維持され、常に一定のロツクトルクが得ら
れるように作用する。
の可動軸に対する密接状態が作動の如何に拘らず
均一に維持され、常に一定のロツクトルクが得ら
れるように作用する。
[実施例]
第1図は本考案の一実施例の側断面図を示す。
固定軸2に固定軸1が回転可能に外挿され、さら
に固定軸2および可動軸1にはコイルばねからな
るばね3が外挿されている。これら固定軸2およ
び可動軸1の基本構造は第3図々示の従来例およ
び後述する第2実施例と同様であるので、以下、
第2図および第3図を参照して説明する。固定軸
2は端部に固定ブラケツト(第3図32)が一体
的に取り付けられ、可動軸1は端部に可動ブラケ
ツト4(第3図31)が一体的に取り付けられて
いる。固定軸2は左側の小径部2aと右側の大径
部2bとからなる段付の軸体となつており、可動
軸1は固定軸2の小径部2aに回転可能に外挿さ
れている。この可動軸1と固定軸2の大径部2b
は同一外径となるように形成されており、ばね3
は可動軸1および固定軸2の大径部2bに懸け渡
されるように、これらに外挿される。ばね3は自
由状態では可動軸1および固定軸2の大径部2b
の外径よりも幾分小径となるように巻回形成され
ており、これらに外挿された後は可動軸1および
固定軸2に密接する。これにより可動軸1の回転
がロツクされ、可動ブラケツト4が取り付けられ
る機器(図示せず)が所定の傾斜角度でロツクさ
れるようになつている。このような軸ロツク装置
において、ばね3における可動軸1側の端部3a
は第1図のように、可動軸1の外周の接線方向に
伸びている。すなわち、ばね3の端部3aよりも
幾分コイル側の部分3bまでが可動軸1の外周面
に接するが、端部3aはこの接触点3bから接線
方向に伸びるようになつている。これによりばね
3の可動軸1側の端部3aと可動軸1の外周面と
が離反され、端部3aが可動軸1の外周面と接す
ることがない。従つて、端部3aを除くばね3の
他のコイル部分は作動の如何に拘らず可動軸1外
周面と均一に密接するので、安定したロツクトル
クを得ることができる。
固定軸2に固定軸1が回転可能に外挿され、さら
に固定軸2および可動軸1にはコイルばねからな
るばね3が外挿されている。これら固定軸2およ
び可動軸1の基本構造は第3図々示の従来例およ
び後述する第2実施例と同様であるので、以下、
第2図および第3図を参照して説明する。固定軸
2は端部に固定ブラケツト(第3図32)が一体
的に取り付けられ、可動軸1は端部に可動ブラケ
ツト4(第3図31)が一体的に取り付けられて
いる。固定軸2は左側の小径部2aと右側の大径
部2bとからなる段付の軸体となつており、可動
軸1は固定軸2の小径部2aに回転可能に外挿さ
れている。この可動軸1と固定軸2の大径部2b
は同一外径となるように形成されており、ばね3
は可動軸1および固定軸2の大径部2bに懸け渡
されるように、これらに外挿される。ばね3は自
由状態では可動軸1および固定軸2の大径部2b
の外径よりも幾分小径となるように巻回形成され
ており、これらに外挿された後は可動軸1および
固定軸2に密接する。これにより可動軸1の回転
がロツクされ、可動ブラケツト4が取り付けられ
る機器(図示せず)が所定の傾斜角度でロツクさ
れるようになつている。このような軸ロツク装置
において、ばね3における可動軸1側の端部3a
は第1図のように、可動軸1の外周の接線方向に
伸びている。すなわち、ばね3の端部3aよりも
幾分コイル側の部分3bまでが可動軸1の外周面
に接するが、端部3aはこの接触点3bから接線
方向に伸びるようになつている。これによりばね
3の可動軸1側の端部3aと可動軸1の外周面と
が離反され、端部3aが可動軸1の外周面と接す
ることがない。従つて、端部3aを除くばね3の
他のコイル部分は作動の如何に拘らず可動軸1外
周面と均一に密接するので、安定したロツクトル
クを得ることができる。
第2図は本考案の第2実施例を示す、図示の通
り、可動軸1として小径部1aおよび大径部1b
からなる段付軸体が使用されている。可動軸1の
大径部1bは固定軸2の大径部2bと同一の外径
となるように成形されており、この大径部1bに
はばね3が密接している。これに対して可動軸1
の小径部1aはばね3が密接することがないが、
ばね3の端部3aがこの小径部1aに位置するよ
うにばね3が外挿されている。従つて、ばね3の
端部3aと可動軸1の小径部1aとは相合に接す
ることなく離反されており、ばね3の他のコイル
部分は可動軸1の大径部1bと均一に密接し、ば
ね3のロツクトルクが安定している。
り、可動軸1として小径部1aおよび大径部1b
からなる段付軸体が使用されている。可動軸1の
大径部1bは固定軸2の大径部2bと同一の外径
となるように成形されており、この大径部1bに
はばね3が密接している。これに対して可動軸1
の小径部1aはばね3が密接することがないが、
ばね3の端部3aがこの小径部1aに位置するよ
うにばね3が外挿されている。従つて、ばね3の
端部3aと可動軸1の小径部1aとは相合に接す
ることなく離反されており、ばね3の他のコイル
部分は可動軸1の大径部1bと均一に密接し、ば
ね3のロツクトルクが安定している。
[考案の効果]
以上説明したように本考案は、固定軸と可動軸
とに外挿されるばねの可動軸側の端部と可動軸の
外周面とを離反させて接触しないようにしたた
め、ばねの他の部分と可動軸との密接が均一とな
り、ばねのロツクトルクが安定する。
とに外挿されるばねの可動軸側の端部と可動軸の
外周面とを離反させて接触しないようにしたた
め、ばねの他の部分と可動軸との密接が均一とな
り、ばねのロツクトルクが安定する。
第1図は本考案の第1実施例の側断面図、第2
図は第2実施例の部分断面図、第3図a,bは従
来例の部分断面図およびそのB−B線断面図、第
4図は第3図bにおける矢視部分の拡大断面図
である。 1……可動軸、2……固定軸、3……ばね。
図は第2実施例の部分断面図、第3図a,bは従
来例の部分断面図およびそのB−B線断面図、第
4図は第3図bにおける矢視部分の拡大断面図
である。 1……可動軸、2……固定軸、3……ばね。
Claims (1)
- 同一径を有する固定軸と可動軸とにばねが密接
状態で外挿されている装置において、前記ばねの
可動軸側の端部と該可動軸の外周面とが離反され
ていることを特徴とする軸ロツク装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2820288U JPH0446237Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | |
CA000592284A CA1326230C (en) | 1988-03-04 | 1989-02-28 | Shaft-locking device |
KR1019890002366A KR960002058B1 (ko) | 1988-03-04 | 1989-02-28 | 축 잠금장치 |
DE89302083T DE68910551T2 (de) | 1988-03-04 | 1989-03-02 | Wellenblockiereinrichtung. |
EP89302083A EP0331490B1 (en) | 1988-03-04 | 1989-03-02 | Shaft-locking device |
US07/544,817 US5010983A (en) | 1988-03-04 | 1990-06-28 | Shaft locking device |
US07/827,487 US5287949A (en) | 1988-03-04 | 1992-01-30 | Shaft locking device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2820288U JPH0446237Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01135398U JPH01135398U (ja) | 1989-09-18 |
JPH0446237Y2 true JPH0446237Y2 (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=31251367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2820288U Expired JPH0446237Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0446237Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5395365B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2014-01-22 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートのアームレスト |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP2820288U patent/JPH0446237Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01135398U (ja) | 1989-09-18 |
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